JP4891609B2 - レンズ駆動装置及び携帯情報端末装置 - Google Patents

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本発明は、レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動装置に関し、特に、携帯電話機、携帯型音楽プレーヤ、携帯型パーソナルコンピュータ等の携帯情報端末装置に搭載されるカメラモジュールに適用されるレンズ駆動装置及びこの装置を搭載した携帯情報端末装置に関する。
携帯電話機等に搭載される従来のレンズ駆動装置としては、略直方体の外輪郭を画定するハウジング、ハウジング内において光軸方向に移動自在に配置されてレンズを保持するレンズ枠、ハウジング内に配置されると共に光軸方向に伸長する回転軸及び光軸方向にカム作用を及ぼす螺旋状のカム面をもつカム部材、カム部材のカム面に当接するようにレンズ枠から径方向に突出して設けられたフォロワ、レンズ枠を光軸方向にガイドするガイドシャフト、レンズ枠をカム部材に向けて付勢するコイルバネ、カム部材を駆動するべく光軸方向に伸長する駆動軸をもつモータ等を備え、モータによりカム部材を回転させることにより、CCD等の結像面に対してレンズを相対的に移動させ、フォーカシング及びズーミングを行うものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
しかしながら、このレンズ駆動装置においては、カム部材として光軸方向に伸長する回転軸をもつ円筒カム、及び光軸方向に伸長する回転軸をもつモータを採用しているため、ハウジングは光軸方向において比較的長尺な輪郭をなすように形成されている。したがって、光軸方向における薄型化及び小型化が要求される携帯電話機等に適用するのは困難である。
また、他のレンズ駆動装置としては、ハウジング、ハウジング内において光軸方向に移動自在に配置されてレンズを保持するレンズ枠、ハウジングの外側に配置されて光軸に垂直な回転軸及び光軸方向にカム作用を及ぼすカム溝をもつカム部材、ハウジングの外側に配置され光軸と垂直な回転軸をもつモータ、モータの回転力をカム部材に伝達する歯車列、カム部材に係合させるべくハウジングから突出するようにレンズ枠に設けられたフォロワピン、レンズ枠を光軸方向にガイドするべくハウジングに形成されたガイド溝等を備え、モータによりカム部材を回転させることにより、CCD等の結像面に対してレンズを相対的に移動させ、フォーカシング及びズーミングを行うものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、このレンズ駆動装置においては、レンズ枠を収容するハウジングの外側にカム部材を配置すると共に、カム部材としてフォロワピンを挿入して係合させるカム溝をもつ溝カムを採用するため、カム溝を画定するために溝カムの輪郭が比較的大きくなり、光軸方向の薄型化を図るには限界がある。
さらに、従来のレンズ駆動装置としては、ハウジング、ハウジング内において光軸方向に移動自在に配置されてレンズを保持するレンズ枠、ハウジング内に配置されて光軸に垂直な回転軸及びレンズ枠の一方側端面に係合して光軸方向にカム作用を及ぼすカム面をもつカム部材、カム部材を回転駆動するべくハウジングの外側に配置されたモータ、レンズ枠をカム部材に当接させるべくハウジング内に配置されて付勢力を及ぼすコイルバネ等を備え、モータによりカム部材を回転させることにより、CCD等の結像面に対してレンズを相対的に移動させ、フォーカシング及びズーミングを行うものが知られている(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、このレンズ駆動装置においては、カム部材として外周にカム面をもつ板カムを採用しているためカム部材の小型化は達成できるものの、カム部材、レンズ枠、コイルバネをそれぞれ光軸方向に順次に配列した構成を採用しているため、光軸方向の薄型化を図るには限界がある。
特開2005−215539号公報 特開2005−215537号公報 特開2004−191657号公報 特開平9−43484号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、小型化、光軸方向における薄型化、低コスト化等を図りつつ、簡略な構造にて、レンズを光軸方向に駆動することができ、特に、薄型の携帯電話機、携帯型音楽プレーヤ等に搭載されるカメラモジュールに適したレンズ駆動装置及び携帯情報端末装置を提供することにある。
本発明のレンズ駆動装置は、光軸方向の前方に開口部を画定するべく箱状に形成されたケースと、開口部を覆うようにケースに着脱自在に結合されるカバーと、ケース内に配置されてレンズを保持するレンズ筒と、レンズ筒を光軸方向にガイドするべくケースに設けられたガイドシャフトと、レンズ筒を光軸方向に駆動する駆動機構と、を備えたレンズ駆動装置であって、上記駆動機構は、光軸方向においてレンズ筒とオーバーラップするようにケース内に配置され光軸に垂直な回転軸及び光軸方向にカム作用を及ぼすカム面をもつ板カムと、カム面に係合するようにレンズ筒から径方向に突出して形成されたフォロワ片と、光軸方向においてレンズ筒とオーバーラップするようにケース内に配置されフォロワ片をカム面に押圧するバネと、板カムを駆動する駆動源を含み、上記レンズ筒は、径方向に突出しガイドシャフトを摺動自在に嵌合させる嵌合部と、嵌合部の近傍に設けられ板カムのカム面に対して光軸方向に離脱可能に係合しるように形成された上記フォロワ片と、フォロワ片と反対側の嵌合部の近傍に又は嵌合部と同軸上に設けられたバネ受け片を含み、上記バネは、その一端がレンズ筒のバネ受け片に当接し、かつ、その他端がカバー又はケースの一部に当接するように光軸方向に伸長する圧縮型のコイルバネである、ことを特徴としている。
この構成によれば、駆動源が起動して板カムを回転させると、そのカム面がフォロワ片に対して光軸方向にカム作用を及ぼし、レンズ筒(レンズ)が光軸方向に駆動される。これにより、ギヤ式の駆動機構に比べて駆動音が低減されつつ、CCD等の結像面に対してフォーカシングが行われる。
ここで、駆動機構をなす板カム及びバネが、レンズ筒を収容するケース内に配置されると共に、レンズ筒と光軸方向においてオーバーラップするように配置されている、すなわち、ケース内のレンズ筒の周りに形成される空きスペースを有効に利用して配置されているため、光軸方向における装置の薄型化、小型化等を達成することができる。
また、レンズ筒における嵌合部、フォロワ片、バネ受け片の相互の配置関係が、ガイドシャフトにより摺動自在にガイドされる嵌合部を基準として、嵌合部を挟んだ一方側近傍にフォロワ片及び他方側近傍にバネ受け片がそれぞれ配置されるか又は嵌合部と同軸上にバネ受け片が配置されかつ嵌合部の近傍にフォロワ片が配置されているため、フォロワ片に加わるカム作用力によるモーメント及びバネ受け片に加わるバネ付勢力によるモーメントが作用しても、基準となる嵌合部はガイドシャフトに沿って円滑に摺動するため、レンズ筒を光軸に対して傾斜させることなく光軸方向に円滑に移動させることができ、又、バネ受け片及びフォロワ片が嵌合部の近傍に集約して配置されているため、構造の集約化、装置の小型化を達成することができる。
さらに、バネとして、その一端がレンズ筒のバネ受け片に当接しかつその他端がカバー又はケースの一部に当接する圧縮型のコイルバネを採用するため、その配置を容易に行うことができる。
上記構成において、フォロワ片は、レンズ筒の光軸方向の一端側に偏倚した位置から突出するように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、フォロワ片がレンズ筒の一端側に寄せて形成されているため、レンズ筒の周りに空きスペースを積極的に形成することができ、板カムをレンズ筒と完全にオーバーラップするように配置することができる。これにより、レンズ筒を小型化及び板カムを小型化することができ、さらには、光軸方向において装置をより一層薄型化することができる。
上記構成において、レンズ筒は、嵌合部から離れた位置において径方向に突出した突起を含み、ケースは、突起を光軸方向に摺動自在にガイドするガイド溝を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、嵌合部にガイドシャフトが摺動自在に嵌合されることにより、レンズ筒が光軸方向に高精度に案内されると共に、突起がケースのガイド溝に摺動自在に嵌合されることにより、レンズ筒の回転が規制される。
すなわち、レンズ筒の回り止めを規制するために、回り止めシャフト等を別個に設けことなく、レンズ筒の回転を規制できるため、構造の簡素化、低コスト化等を達成することができる。
上記構成において、フォロワ片は、レンズ筒の嵌合部の近傍でかつ光軸方向の一端側に偏倚した位置から突出して形成され、バネ受け片は、レンズ筒の嵌合部の近傍でかつ光軸方向の他端側に偏倚した位置から突出して形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、フォロワ片とバネ受け片とが、レンズ筒に対して光軸方向にお互いに離隔した位置に形成されるため、光軸方向の薄型化を図りつつもコイルバネ及び板カムの配置が容易になり、又、フォロワ片及びバネ受け片がガイドシャフトに案内される嵌合部の近傍に形成されているため、構造の集約化すなわち小型化を達成しつつ、ガイドシャフトを中心としてレンズ筒を傾かせるように作用するモーメントを極力小さくすることができ、その結果、レンズ筒の傾きを防止しつつ光軸方向に円滑にかつ高精度に駆動することができる。
上記構成において、フォロワ片は、レンズ筒の嵌合部の近傍でかつ光軸方向の一端側に偏倚した位置から突出して形成され、バネ受け片は、レンズ筒の嵌合部と同軸で光軸方向の他端側に偏倚した位置に形成され、コイルバネはガイドシャフトの周りに配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、コイルバネがガイドシャフトの周りに配置される構成を採用するため、コイルバネを別個に配置するスペースが不要になり、その分だけ部品の集約化による装置の小型化を達成することができる。また、フォロワ片とバネ受け片とが、レンズ筒に対して光軸方向にお互いに離隔した位置に形成されるため、光軸方向の薄型化を図りつつもコイルバネ及び板カムの配置が容易になり、又、ガイドシャフトにより案内される嵌合部の近傍にフォロワ片及びガイドシャフトの周りにコイルバネが配置されるため、ガイドシャフトを中心としてレンズ筒を傾かせるように作用するモーメントを極力小さくすることができ、その結果、レンズ筒の傾きを防止しつつ光軸方向に円滑にかつ高精度に駆動することができる。
上記構成において、ケースは、板カムを所定の角度位置に停止させるストッパを有し、板カムは、ストッパに当接する当接部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、板カムが所定角度回転すると、その当接部がケースのストッパに当接して回転が規制される。したがって、板カムの回転が規制された位置をもって、レンズ筒のホームポジションを容易に設定することができる。
上記構成において、駆動源は、板カムを直接駆動する駆動軸を有し、板カムは、そのカム面において、円弧状に伸びる突条部及び溝部の一方を有し、フォロワ片は、カム面に形成された突条部及び溝部の一方と係合する突条部及び溝部の他方を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、駆動源の起動により、板カムは、突条部が溝部に入り込んだ状態で回転しつつフォロワ片にカム作用を及ぼすため、板カムの回転軸方向への移動が規制され、その結果、駆動源の回転軸の移動すなわちスラスト方向のガタツキが規制され、騒音、振動等を防止することができる。
本発明の携帯情報端末装置は、カメラモジュールを備えた携帯情報端末装置であって、このカメラモジュールは、上記構成をなすいずれかのレンズ駆動装置を含む、ことを特徴としている。
この構成によれば、カメラモジュールのレンズ駆動装置として、光軸方向における薄型化及び小型化等が達成されたレンズ駆動装置を搭載するため、携帯情報端末装置の薄型化、小型化、軽量化等を達成することができる。
上記構成をなすレンズ駆動装置によれば、駆動機構をなす板カム及びバネを、光軸方向においてレンズ筒とオーバーラップするようにハウジング内に配置することにより、ハウジング内でレンズ筒の周りに形成される空きスペースが有効に利用され、光軸方向における装置の薄型化、小型化等を達成することができ、特に、薄型の携帯電話機、携帯型音楽プレーヤ等に搭載されるカメラモジュールに適したレンズ駆動装置が得られる。
また、上記構成をなすレンズ駆動装置を搭載した携帯情報端末装置によれば、薄型化、小型化、軽量化等が達成された携帯情報端末装置が得られる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図7は、本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の分解斜視図、図2は装置の外観正面図、図3は装置の内部を示す正面図、図4及び図5は装置の断面図、図6は装置の一部をなす駆動源及び板カムを示す外観図及び断面図並びに端面図、図7は装置が休止位置(ホームポジション)〜マクロ撮影位置にある状態を示す断面図である。
このレンズ駆動装置は、図1ないし図4に示すように、全体を囲繞するハウジングとしてのケース10及びカバー20、レンズGを保持するレンズ筒30、レンズ筒30を光軸方向Lにガイドするガイドシャフト40、駆動機構としての板カム50,レンズ筒30に形成された後述するフォロワ片35,コイルバネ60,駆動源70等を備えている。
そして、このレンズ駆動装置に対して、図5に示すように、ケース10の後方Rにガラスフィルタ80及び被写体を撮像する撮像素子としてのCCD90等が配置されることにより、カメラモジュールを構成するようになっている。
ケース10は、図1、図3、図4、図5に示すように、樹脂材料を用いてカバー20と協働してハウジングを画定するように矩形の箱状に形成され、光軸方向Lの後方Rに開口部11aを画定する後壁部11、側壁部12、後壁部11から光軸方向Lの前方Fに突出して形成されたシャフト13、側壁部12において光軸方向Lに伸長するように形成されたガイド溝14、後壁部11及び側壁部12から内側に突出して形成されたストッパ15、側壁部12の前端面12aに形成された位置決めピン16、側壁部12に形成された貫通孔17、側壁部12の外面に形成された複数の掛止突起18等を備えている。
カバー20は、図1、図2に示すように、樹脂材料を用いてケース10の前面を覆うように形成され、その前面略中央部に形成されてレンズ枠30の先端部を出没自在にする開口部21、シャフト13を嵌合させる嵌合孔22、ガイドシャフト40を嵌合させる嵌合孔23、位置決めピン16を嵌合させる嵌合孔24及び切り欠き25、掛止突起18に掛止される複数の掛止片26等を備えている。
ここで、カバー20は、ケース10の前端面12aに接合された後、掛止片26が掛止突起18にスナップフィット結合されて固定され、ケース10と協働してハウジングを画定する。そして、レンズ筒30(レンズ筒30の前面を除く)、ガイドシャフト40、コイルバネ60等を全て覆うように収容する。すなわち、駆動源70を除いた他の部品は、全てケース10及びカバー20により覆われて、ハウジングの外面は、複雑な形状をなす突出部分がないように平滑に形成されているため、種々の光学ユニットへの搭載も容易になる。
レンズ筒30は、図1、図3、図4、図5に示すように、レンズGを保持する円筒部31、ガイドシャフト40を摺動自在に嵌合させる嵌合部32、ガイド溝14に摺動自在に嵌合される突起33、コイルバネ60の一端を受けるバネ受け片34、板カム50に係合するフォロワ片35、レンズGの開口径を規定する口径板36等を備えている。
嵌合部32は、図1、図3、図4、図5に示すように、円筒部31から径方向に突出すると共に光軸方向Lに伸長する嵌合孔32aをもつように形成されている。そして、嵌合部32(の嵌合孔32a)にガイドシャフト40が挿通されることにより、レンズ筒30は、ガイドシャフト40にガイドされて光軸方向Lに往復動自在に案内されるようになっている。
突起33は、図1、図3に示すように、ケース10のガイド溝14に摺動自在に嵌合されるように、嵌合部32から周方向に離れた位置において円筒部31から径方向に突出すると共に先端が略円柱状に形成されている。そして、突起33がガイド溝14に挿入されることにより、レンズ筒30は、光軸L回りの回転が規制されつつ、光軸方向Lにのみ移動自在に支持されるようになっている。
バネ受け片34は、図3、図4に示すように、嵌合部32に隣接しかつ光軸方向Lの後側(他端側)Rに偏倚した位置において、円筒部31から径方向に平板状に突出すると共にシャフト13を通す円孔34aを画定するように形成されている。そして、バネ受け片34がシャフト13に外嵌されて支持されたコイルバネ60の一端をその前面で受けることにより、レンズ筒30は、光軸方向Lの後方Rに向けて付勢力を受けるようになっている。
フォロワ片35は、図1、図3、図4、図5に示すように、嵌合部32に隣接しかつ光軸方向Lの前側(一端側)Fに偏倚した位置において、円筒部31から径方向に平板状に突出するように形成されている。そして、フォロワ片35が後述する板カム50のカム面53に当接することにより、レンズ筒30は、板カム50のカム作用により、光軸方向Lの所定位置に移動させられるようになっている。
ここで、レンズ筒30に形成されるフォロワ片35及びバネ受け片34は、レンズ筒30に対して光軸方向Lにお互いに離隔した位置(一端側及び他端側)に形成されるため、光軸方向Lの薄型化を図りつつも、板カム50及びコイルバネ60の配置が容易になる。また、フォロワ片35及びバネ受け片34は、ガイドシャフト40に案内される嵌合部32の近傍に形成されているため、構造の集約化すなわち小型化を達成しつつ、ガイドシャフト40を中心としてレンズ筒30を傾かせるように作用するモーメントを極力小さくすることができ、その結果、レンズ筒30の傾きを防止しつつ光軸方向Lに円滑にかつ高精度に駆動することができる。
ガイドシャフト40は、金属材料等の剛性の高い材料を用いて、図4に示すように、光軸方向Lに伸長する円柱状に形成されており、その一端がケース10の後壁部11に植設され、レンズ筒30の嵌合部32(の嵌合孔32a)に摺動自在に挿通された後、その他端がカバー20の嵌合孔23に嵌合されて堅固に固定されている。
これにより、ガイドシャフト40は、レンズ筒30をガタツキ無く光軸方向Lに高精度に案内するようになっている。
尚、ここでは、ガイドシャフト40をケース10と別個に形成した場合を示したが、所定レベル以上の強度が確保され又レンズ筒30の円滑な摺動が確保されれば、樹脂材料等を用いて、ガイドシャフトをケース10と一体成型してもよい。
板カム50は、樹脂材料等により形成され、図5及び図6に示すように、後述する駆動源70の回転軸72が嵌合される中心孔51、所定の径をなす基礎円部52、基礎円部52から回転角度に応じて所定のリフト量を画定し光軸方向Lにカム作用を及ぼすカム面53、カム面53の最大リフト量に対応する端面に形成されケース10のストッパ15に当接し得る当接部54等を備えている。
すなわち、板カム50は、所定の角度範囲を回転することにより、レンズ筒30(レンズG)をホームポジション〜マクロ撮影位置の範囲で移動させるようになっている。
そして、板カム50は、図4及び図5に示すように、その回転軸72の軸線が光軸Lと垂直な方向に伸長するように、ハウジング(ケース10及びカバー2により画定される空間)内に配置されると共に、レンズ筒30と光軸方向Lにおいてオーバーラップするように配置されている。
すなわち、板カム50は、光軸方向Lにおいて、レンズ筒30の配置スペースとは別個に設けられた専用のスペースに配置されるのではなく、レンズ筒30の周りに形成される空きスペースを有効に利用して配置されるため、光軸方向Lにおける装置の薄型化、小型化を達成することができる。
コイルバネ60は、図1、図3、図4に示すように、光軸方向Lに伸長したシャフト13に外嵌されており、その一端がレンズ筒30のバネ受け片34に当接され、その他端がカバー20の嵌合孔22周りの裏面に当接されて、圧縮した状態で取り付けられている。そして、レンズ筒30のフォロワ片35を板カム50のカム面53(又は基礎円部52)に押圧するようになっている。
また、コイルバネ60は、図3及び図4に示すように、光軸方向Lに伸長するように、ハウジング(ケース10及びカバー2により画定される空間)内に配置されると共に、レンズ筒30と光軸方向Lにおいてオーバーラップするように配置されている。
すなわち、コイルバネ60は、光軸方向Lにおいて、レンズ筒30の配置スペースとは別個に設けられた専用のスペースに配置されるのではなく、レンズ筒30の周りに形成される空きスペースを有効に利用して配置されるため、光軸方向Lにおける装置の薄型化、小型化を達成することができる。
また、コイルバネ60は、ガイドシャフト40に案内される嵌合部32の近傍に配置されているため、構造の集約化すなわち小型化を達成しつつ、ガイドシャフト40を中心としてレンズ筒30を傾かせるように作用するモーメントを極力小さくすることができ、レンズ筒30の傾きを防止することができる。
駆動源70は、図1、図4、図6(a),(b)に示すように、ケース71、ケース71に回動自在に支持されると共に板カム50を直結する回転軸72、回転軸72に一体的に形成されたマグネット73、周方向において多極に着磁されたマグネット73の周りに配置された励磁用のコイル74等を備えたステッピングモータである。
そして、駆動源70は、その回転軸72が光軸方向Lに垂直な方向を向くように、回転軸72がケース10の貫通孔17を通してハウジングの内部に通されると共に、そのケース71がブラケット75を介してケース10の側壁部12に堅固に固定されている。
このように、駆動源70は、その回転軸72の軸線方向が光軸方向Lに垂直となるように配置されると共にハウジングの外部から着脱自在となっているため、装置の薄型化に寄与すると共に、故障した場合に着脱作業を伴うメンテナンスを容易に行うことができる。
次に、このレンズ駆動装置の動作について、図7(a),(b),(c)を参照しつつ説明する。
先ず、図7(a)に示すように、板カム50が時計回りに回転してその当接部54がケース10のストッパ15に当接して停止しているとき、レンズ筒30(レンズG)は光軸方向Lの最も後退した位置すなわちホームポジションに位置している。
そして、駆動源70が一方向に回転して、板カム50が反時計回りに回転し始めると、そのカム面53がフォロワ片35にカム作用を及ぼして、所定ステップ数駆動されると、レンズ筒30(レンズG)は、図7(b)に示すように、ホームポジションから若干前方に繰り出した位置に位置付けられる。
レンズ筒30(レンズG)は、この所定範囲の繰り出し位置にあるとき、CCD90の結像面に対して、1m〜∞位置で撮影可能となる。
さらに、駆動源70が所定ステップ数同一方向に回転して、板カム50がさらに反時計回りに回転すると、そのカム面53の最大リフト領域がフォロワ片35に当接して、レンズ筒30(レンズG)は、図7(c)に示すように、ホームポジションから最も前方に繰り出した位置に位置付けられる。
レンズ筒30(レンズG)は、この最大繰り出し位置にあるとき、CCD90の結像面に対して、被写体から数センチメートル離れたマクロ撮影(接写)が可能となる。
一方、駆動源70が逆回転すると、板カム50は時計回りに回転してカム作用によるリフト量を減少させ、レンズ筒30はコイルバネ60の付勢力により図7(c)に示す位置から図7(b)に示す位置を経て図7(a)に示す位置に後退し、板カム50の当接部54がストッパ15に当接して停止する。
このように、光軸方向Lに垂直な回転軸72をもつ板カム50を、反時計回り又は時計回りに回転させるだけで撮影位置を選択的に確実に切替えることができるため、構造を簡素化でき、装置の薄型化、小型化等を達成することができる。
また、駆動機構として、板カム50、フォロワ片35、コイルバネ60、板カム50を直接回転駆動する駆動源70等を採用するため、歯車を採用する場合に比べて騒音を低減でき、駆動力の伝達経路を簡略化することにより駆動抵抗を小さくでき、それ故に消費電力を抑制することができる。
図8及び図9は、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータあるいは携帯型音楽プレーヤ等の携帯情報端末装置における実施形態を示すものである。
図8は、上記レンズ駆動装置を備えたカメラモジュールMを搭載した携帯電話機を示すものである。
すなわち、携帯電話機100は、図8に示すように、種々の操作ボタン101aを含む本体101、本体101にヒンジ結合されて種々の情報を表示するモニター102aを含む蓋体102等を備えている。
そして、蓋体102には、外側面に開口部103が形成され、その後方内部においてカメラモジュールMが収容されている。
このように、薄型化された蓋体102に対して、本発明に係るレンズ駆動装置を備えたカメラモジュールMを容易に搭載することができる。
図9は、上記レンズ駆動装置を備えたカメラモジュールMを搭載した携帯型音楽プレーヤを示すものである。
すなわち、携帯型音楽プレーヤ110は、図9に示すように、本体111、本体111に設けられて種々の情報を表示するモニター112、本体111に接続されるイヤフォン(ヘッドフォン)113、本体111に設けられた開口部114等を備えている。
そして、本体111には、開口部114の後方内部においてカメラモジュールMが収容されている。
このように、薄型化された本体111に対して、本発明に係るレンズ駆動装置を備えたカメラモジュールMを容易に搭載することができる。
図10及び図11は、本発明に係るレンズ駆動装置の他の実施形態を示すものであり、図10は装置の断面図、図11は装置の一部をなす駆動源及び板カムを示す側面図及び断面図並びに端面図である。尚、この実施形態においては、フォロワ片と板カムの一部を変更した以外は前述の実施形態と同一であるため、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この装置において、レンズ筒30のフォロワ片35´は、図10に示すように、板カム50´が当接する領域に円弧状に伸びる溝部35a´をもつように形成されている。また、板カム50´は、図10及び図11(a),(b),(c)に示すように、溝部35a´に入り込む円弧状の突条部を画定するカム面53´をもつように形成されている。
したがって、板カム50´(のカム面53´)は、フォロワ片35´(の溝部35a´)に入り込んで回転軸72方向への移動が規制された状態で回転しつつフォロワ片35´にカム作用を及ぼす。そして、板カム50´の移動が規制されることにより、駆動源70の回転軸72のスラスト方向のガタツキが規制されるため、騒音、振動等を防止することができる。
尚、この実施形態においては、板カム50´のカム面53´に円弧状に伸びる突条部を設け、フォロワ片35´にカム面53´の突条部と係合する溝部35a´を設けた場合を示したが、逆に、板カムのカム面に円弧状に伸びる溝部を設け、フォロワ片にカム面の溝部と係合する円弧状の突条部を設けてもよい。
図12ないし図14は、本発明に係るレンズ駆動装置のさらに他の実施形態を示すものであり、図12は装置の外観正面図、図13は装置の内部を示す正面図、図14は装置の断面図である。この実施形態においては、コイルバネの配置及び駆動源並びにこれに付随する構成を変更した以外は、前述の実施形態と同一であるため、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
この装置において、ケース10´は、樹脂材料により形成されており、後壁部11、検出センサ200を収容するべく後壁部11及び側壁部12に亘って形成された凹部11b´、側壁部12、ガイドシャフト40´、前端面12aに形成されたネジ穴19´、ストッパ15等を備えている。
すなわち、ガイドシャフト40´は、樹脂材料を用いてケース10´に一体的に成型されており、拡径部40a´及び縮径部40b´をもつ二段円柱形状に形成されている。
そして、ガイドシャフト40´の縮径部40b´には、コイルバネ60が外嵌されて同軸に配置されるようになっている。
カバー20´は、樹脂材料を用いてケース10´の前面を覆うように形成され、図12に示すように、開口部21、嵌合孔23、嵌合孔24、切り欠き25、ネジBを通す孔をもつ座面27´等を備えている。
そして、カバー20´は、ケース10´に対して、スナップフィット結合されると共にネジBにより締結されて堅固に固定されて、ケース10´と協働してハウジングを画定し、レンズ筒30´(レンズ筒30´の前面を除く)、ガイドシャフト40´、コイルバネ60、板カム50、駆動源70´等を全て覆うように収容する。すなわち、全ての部品がケース10´及びカバー20´により覆われて、ハウジングの外面は平滑に形成されるため、種々の光学ユニットへの搭載が容易になる。
レンズ筒30´は、樹脂材料により形成されて、図12ないし図14に示すように、円筒部31、嵌合部32´、突起33、バネ受け片34´、フォロワ片35´´、口径板36、被検出片37´等を備えている。
嵌合部32´は、ガイドシャフト40´の拡径部40a´に摺動自在に嵌合される拡径嵌合孔32a´、ガイドシャフト40´の縮径部40b´に摺動自在に嵌合される縮径嵌合孔32b´を画定するように形成されている。
バネ受け片34´は、縮径嵌合孔32b´を画定する周りの端面壁部により形成されている。すなわち、バネ受け片34´は、嵌合部32と同軸で光軸方向Lの前端側に偏倚した位置において、レンズ筒30から径方向に突出するように形成されている。
フォロワ片35´´は、嵌合部32´の近傍でかつ光軸方向Lの後端側(一端側)に偏倚した位置から径方向に突出するように形成されており、その前面に対して板カム50が係合するようになっている。
被検出片37´は、フォロワ片35´´の後面から後方Rに向けて突出するように形成されている。そして、被検出片37´が検出センサ200により検出されることで、レンズ筒30´(レンズG)のホームポジションが検出されるようになっている。
コイルバネ60は、図14に示すように、ガイドシャフト40´の縮径部40b´に外嵌された後に嵌合部32´がガイドシャフト40´に摺動自在に外嵌されることで、その一端が拡径部32a´の段差部に当接され、その他端がバネ受け片34´に当接されて圧縮した状態で取り付けられている。そして、レンズ筒30´のフォロワ片35´´を板カム50のカム面53(又は基礎円部52)に押圧するように、レンズ筒30´を光軸方向Lの前方Fに向けて付勢している。
また、コイルバネ60は、図14に示すように、光軸方向Lに伸長するように、ハウジング(ケース10´及びカバー20´により画定される空間)内において嵌合部32´と同軸に配置されると共に、レンズ筒30´と光軸方向Lにおいてオーバーラップするように配置されている。
したがって、コイルバネ60を配置するスペースを別個に設ける必要がなく、その分だけ部品の集約化による装置の小型化を達成することができる。また、フォロワ片35´´とバネ受け片34´とが、レンズ筒30´に対して光軸方向Lにお互いに離隔した位置に形成されるため、光軸方向Lの薄型化を図りつつもコイルバネ60及び板カム50の配置が容易になる。さらに、ガイドシャフト40´により案内される嵌合部32´の近傍にフォロワ片35´´及び同軸にコイルバネ60が配置されるため、ガイドシャフト40´を中心としてレンズ筒30´を傾かせるように作用するモーメントを極力小さくすることができ、その結果、レンズ筒30´の傾きを防止しつつ光軸方向Lに円滑にかつ高精度に駆動することができる。
駆動源70´は、ケース71、回転軸72等を含むDCモータであり、ハウジング(ケース10´及びカバー20´により画定される空間)内に収容されている。
検出センサ200は、投光素子及び受光素子を含む透過型の光センサであり、レンズ筒30´がホームポジションに至ると、被検出片37´が投光素子から発せられた光を遮ることにより、検出信号を発するようになっている。
この実施形態においては、フォロワ片35´´が板カム50の最大リフト量の位置と係合するとき、レンズ筒30´(レンズG)はホームポジションに位置し、一方、板カム50の当接部54がケース10´のストッパ15に当接して停止したとき、フォロワ片35´´が最小リフト量の位置と係合して、レンズ筒30´(レンズG)は最大繰り出し位置に位置するようになっている。
尚、この実施形態に限らず、ホームポジションにおいて、板カム50の当接部54がベース10´のストッパ15と当接し、最も前方に繰り出した位置で、検出センサ200から検出信号を発するようにしてもよい。
記実施形態においては、駆動源として、ステッピングモータ70、DCモータ70´を示したが、これに限定されるものではなく、板カム50,50´の回転軸を光軸Lと垂直な方向に方向付けるものであれば、その他のアクチュエータを採用してもよい。
また、DCモータ70´を採用する場合は、検出センサ200を複数設けあるいは印加する電力を時間制御するようにしても、レンズ筒30´を位置制御することができる。
以上述べたように、本発明のレンズ駆動装置は、光軸方向における薄型化、小型化、構造の簡素化、低コスト化、低騒音化等が達成されるため、薄型化が要求される携帯電話機、携帯型音楽プレーヤ等の携帯情報端末装置に搭載されるカメラモジュールに適用できるのは勿論のこと、薄型化が要求されないその他のレンズ光学系のレンズ駆動装置としても有用である。
本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の外観正面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の内部を示す正面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の内部を示す断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の内部を示す断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の一部をなす駆動源及び板カムを示すものであり、(a)はその側面図、(b)は(a)中のE1−E1にける断面図、(c)は板カムの端面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の動作を説明するためのものであり、(a)はホームポジションにある状態を示す断面図、(b)は1m〜∞位置にある状態を示す断面図、(c)はマクロ撮影位置にある状態を示す断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置を搭載した携帯電話機を示す斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置を搭載した携帯型音楽プレーヤを示す斜視図である。 本発明に係るレンズ駆動装置の他の実施形態を示す断面図である。 図10に示すレンズ駆動装置の一部をなす駆動源及び板カムを示すものであり、(a)はその側面図、(b)は(a)中のE2−E2にける断面図、(c)は板カムの端面図である。 本発明に係るレンズ駆動装置のさらに他の実施形態を示す外観正面図である。 図12に示すレンズ駆動装置の内部を示す正面図である。 図12に示すレンズ駆動装置の内部を示す断面図である。
符号の説明
10,10´ ケース(ハウジング)
11 後壁部
11a 開口部
12 側壁部
13 シャフト
14 ガイド溝
15 ストッパ
16 位置決めピン
17 貫通孔
18 掛止突起
20,20´ カバー(ハウジング)
21 開口部
22,23,24 嵌合孔
25 切り欠き
26 掛止片
30,30´ レンズ筒
31 円筒部
32,32´ 嵌合部
32a 嵌合孔
32a´拡径嵌合孔
32b´ 縮径嵌合孔
33 突起
34,34´ バネ受け片
35,35´,35´´ フォロワ片
35a´ 溝部
36 口径板
37´ 被検出片
40,40´ ガイドシャフト
50,50´ 板カム
51 中心孔
52 基礎円部
53 カム面
53´ カム面(突条部)
54 当接部
60 コイルバネ
70,70´ 駆動源
71 ケース
72 回転軸
80 ガラスフィルタ
90 CCD
L 光軸方向
G レンズ
M カメラモジュール
100 携帯電話機
110 携帯型音楽プレーヤ
200 検出センサ

Claims (8)

  1. 光軸方向の前方に開口部を画定するべく箱状に形成されたケースと、前記開口部を覆うように前記ケースに着脱自在に結合されるカバーと、前記ケース内に配置されてレンズを保持するレンズ筒と、前記レンズ筒を光軸方向にガイドするべく前記ケースに設けられたガイドシャフトと、前記レンズ筒を光軸方向に駆動する駆動機構と、を備えたレンズ駆動装置であって、
    前記駆動機構は、光軸方向において前記レンズ筒とオーバーラップするように前記ケース内に配置され光軸に垂直な回転軸及び光軸方向にカム作用を及ぼすカム面をもつ板カムと、前記カム面に係合するように前記レンズ筒から径方向に突出して形成されたフォロワ片と、光軸方向において前記レンズ筒とオーバーラップするように前記ケース内に配置され前記フォロワ片を前記カム面に押圧するバネと、前記板カムを駆動する駆動源を含み、
    前記レンズ筒は、径方向に突出し前記ガイドシャフトを摺動自在に嵌合させる嵌合部と、前記嵌合部の近傍に設けられ前記板カムのカム面に対して光軸方向に離脱可能に係合しるように形成された前記フォロワ片と、前記フォロワ片と反対側の前記嵌合部の近傍に又は前記嵌合部と同軸上に設けられたバネ受け片を含み、
    前記バネは、前記嵌合部の近傍又は前記嵌合部と同軸上に配置され、その一端が前記レンズ筒のバネ受け片に当接し、かつ、その他端が前記カバー又はケースの一部に当接するように光軸方向に伸長する圧縮型のコイルバネである、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記フォロワ片は、前記レンズ筒の光軸方向の一端側に偏倚した位置から突出するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記レンズ筒は、前記嵌合部から離れた位置において径方向に突出した突起を含み、
    前記ケースは、前記突起を光軸方向に摺動自在にガイドするガイド溝を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 記フォロワ片は、前記レンズ筒の前記嵌合部の近傍でかつ光軸方向の一端側に偏倚した位置から突出して形成され、
    前記バネ受け片は、前記レンズ筒の前記嵌合部の近傍でかつ光軸方向の他端側に偏倚した位置から突出して形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. 記フォロワ片は、前記レンズ筒の前記嵌合部の近傍でかつ光軸方向の一端側に偏倚した位置から突出して形成され、
    前記バネ受け片は、前記レンズ筒の前記嵌合部と同軸で光軸方向の他端側に偏倚した位置に形成され、
    前記コイルバネは、前記ガイドシャフトの周りに配置されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記ケースは、前記板カムを所定の角度位置に停止させるストッパを有し、
    前記板カムは、前記ストッパに当接する当接部を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記駆動源は、前記板カムを直接駆動する駆動軸を有し、
    前記板カムは、そのカム面において、円弧状に伸びる突条部及び溝部の一方を有し、
    前記フォロワ片は、前記カム面に形成された突条部及び溝部の一方と係合する突条部及び溝部の他方を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載のレンズ駆動装置。
  8. カメラモジュールを備えた携帯情報端末装置であって、
    前記カメラモジュールは、請求項1ないし7いずれか一つに記載のレンズ駆動装置を含む、
    ことを特徴とする携帯情報端末装置。
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