JP3200333B2 - レンズ移動機構 - Google Patents

レンズ移動機構

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JP3200333B2 JP19318895A JP19318895A JP3200333B2 JP 3200333 B2 JP3200333 B2 JP 3200333B2 JP 19318895 A JP19318895 A JP 19318895A JP 19318895 A JP19318895 A JP 19318895A JP 3200333 B2 JP3200333 B2 JP 3200333B2
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学レンズ群を光
軸方向に微少移動させて合焦状態の検出を行うオートフ
ォーカス機能付き撮影レンズに好適なレンズ移動機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】
〔従来例1〕従来、ビデオカメラのオートフォーカス装
置として、映像信号中の高域周波数成分から撮影画面の
精細度を検出し、精細度が最大となるようにレンズの位
置を制御する山登り方式が知られている。この方式は、
特開昭56−51164号公報などの詳細に述べられて
いるが、以下、図6を用いてこの方式を簡単に説明す
る。同図で100はレンズ、101は信号処理部、10
2はモータである。
【0003】レンズ100に入射する被写体の光は信号
処理部101で電気信号に変換される。この電気信号の
高域周波数成分は、レンズ102のピント状態が甘けれ
ば少なく、ピントがあっているほど多いことを利用し
て、信号処理部101は、変換された撮像素子の電気信
号を高域フィルタを通過させた後に画面1枚を形成する
期間、すなわち1フィールド期間(テレビジョン方式の
場合1/60秒)にわたって検波積分し、焦点具合を検
出することになる。
【0004】そして、高周波信号が得られるようにモー
タにてフォーカスレンズを移動させて、合焦状態を得
る。
【0005】ところで、ピントのボケ方向を検出するに
あたり撮影レンズ100の一部のレンズを光軸に沿った
前後方向に微少移動(ウォブリング)させることが通常
行われている。
【0006】従来、このようなズームレンズ装置におい
て、レンズ群を微少移動させるレンズ移動機構は、図7
に示すような方式が一般的に用いられている。同図にお
いて、103は微少移動するレンズ群、103aはレン
ズ103を保持する保持部材、104はレンズ装置本体
の固定部(固定鏡筒)である。レンズ保持部材103a
は、固定部に設けられた不図示の穴に嵌合し、光軸方向
に直進移動可能に支持されている。105aはモータに
直結された送りネジの雄ネジであり、光軸と平行に配置
され、レンズ保持部材103aに設けられた雌ネジ10
3bと係合している。
【0007】こうした構成のもとで、モータ105の回
動動作によってレンズ103が微少移動され信号処理部
によって合焦方向が検出されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この方式で
は、レンズ群の微少移動によりピントがボケるので、撮
影用レンズ装置、特に動画を扱うTV、ビデオのレンズ
装置においては、映像信号の変化は検出可能な範囲で、
しかも目には目立たない程度に、そのボケを抑える必要
がある。また、ウォブリングによる検出の後にフォーカ
スレンズ群を動かすので、反応の速いオートフォーカス
を実現するためには、ウォブリングを高速に行うことが
重要である。
【0009】ここで、ウォブリングによるピント変化量
は、レンズ群103の移動量によって決まるが、上記条
件を満たすレンズ群103の移動量は、焦点深度に関係
する。つまり、焦点深度が浅いときは、レンズ群103
の移動量を小さくしなければピント変化が目立ち、焦点
深度が深いときは、レンズ群103の移動量を大きくし
なければピント変化を検出できない。一方、焦点深度
は、ズームレンズの焦点距離と絞りのF値によって大き
く変化し、焦点深度のもっとも深いときと、最も浅いと
きの差が、数十倍程度となる。従って、ウォブリングに
よるレンズ群103の移動量も、最小と最大とでは、数
十倍変化させなければならない。
【0010】しかしながら、従来、ウォブリングに用い
られていたレンズ移動機構では、モータ105の回転に
対する送り量が一定である送りネジを用いていたので、
レンズ群を移動させるための送りネジの総回転数を、焦
点深度の浅い時には少なく、深い時には非常に多くしな
ければならなかった。そのため、深度の深い時にはウォ
ブリングを行うにはモータを多く回転させる必要があ
り、ウォブリング終了までに時間がかかり、結局、オー
トフォーカスの反応が遅くなってしまうという問題があ
った。逆に、深度の深い時、レンズ群が速く移動出来る
ように、送りネジのリードを大きくすると、深度の浅い
時のモータ回転数が非常に小さくなるので、レンズ群を
精度良く動かすことが困難になっていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】そして、本発明は、撮影
レンズの焦点深度の変化に対して、容易に追従すること
のできるレンズ移動機構を提供することを目的とする。
【0012】そして、本願第1の発明は、撮影レンズの
一部のウォブリングレンズを光軸方向前後に繰り返し
て移動させて焦点検出を行うものであって、ウォブリン
レンズを保持する保持部材と、カム面を設けた円板
状の円板カム部材を有し、円板カム部材を所定の回動軸
を中心に正転、逆転させることにより保持部材をカム面
に従って移動させるウォブリングレンズ移動機構にお
いて、
【0013】正転、逆転される円板カム部材のカム面の
作用中心を基準とした時の回動角θを零とし、カム面の
使用範囲の角度をθa、回動軸からカム面までの距離をr
とした時、−θa〜0の範囲では
【0014】
【外10】
【外11】 0〜θaの範囲では
【0015】
【外12】
【外13】 なる条件を満足することを特徴とする。
【0016】また、本願第2の発明は、撮影レンズの一
部のウォブリングレンズを光軸方向前後に繰り返して
移動させて焦点検出を行うものであって、ウォブリング
レンズを保持する保持部材と、カム面を設けた円板状
の円板カム部材を有し、円板カム部材を所定の回動軸を
中心に正転、逆転させることにより保持部材をカム面に
従って移動させるウォブリングレンズ移動機構におい
て、正転、逆転される円板カム部材のカム面の作用中心
を基準とした時の回動角θを零とし、回動軸からカム面
までの距離をrとし、円板カム部材の停止精度による円
板カム部材の停止位置θ=0を基準としたずれ幅をΔθ
とした時、Δθの範囲内では
【外14】 Δθの範囲外で、かつθが負の場合では
【外15】
【外16】 Δθの範囲外で、かつθが正の場合では
【外17】
【外18】 なる条件を満足することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、図4に本発明のレンズ移動
機構の全体図を示す。同図において、51はピントを合
わせるためのフォーカスレンズ群、52は変倍を行うズ
ームレンズ群、53は露出を調整するための絞り部、5
4は焦点検出のために光軸方向に微少移動するレンズ
群、56はレンズを駆動する駆動部、57は結像作用を
担うリレーレンズ群であり、58はフォーカスレンズ群
51を駆動する駆動部である。そして、59は撮像デバ
イス、60は駆動部56、58を制御し自動焦点機能を
作動する制御部、61はカメラ全体の制御を実行させる
回路である。62はズームレンズ駆動部、並びにレンズ
位置検出部である。63は絞り駆動部並びに絞り位置検
出部である。
【0018】このような構成において、焦点検出のため
のレンズ群54は、光軸方向に微少に移動させても、像
倍率がほとんど変化することなくピントのみボケるよう
になっている。従って、駆動部56によりレンズ群54
を光軸方向に微少移動することにより、撮像デバイス5
9の撮像面での焦点位置が微少に変化し、映像信号の変
化として検出できる。この信号変化をカメラ側の回路6
1に送って信号処理し、ピントのボケ量と方向を演算
し、制御部60に出力することになる。制御部60は、
ピントのボケ量と方向に応じた駆動信号を出し、駆動部
58でフォーカスレンズ51を駆動することによって、
オートフォーカスを行うことができる。
【0019】次に図1に具体的なレンズ移動機構を示
す。1は微少移動するレンズ部、2はレンズ部1を保持
する保持部材であり、固定部3(固定鏡筒)と嵌合して
光軸方向に移動可能となっている。4は外周にカム面が
加工された円板カムであり、固定部3に取り付けられた
ステッピングモータ5の出力軸に連結されると共に、そ
のカム面がレンズ保持部材2の端面に接するように配置
されている。尚、このモータ5は、正転、逆転を繰り返
すように制御される。
【0020】又、同図では、円板カム4はモータ5の出
力軸に直結されているが、適当な減速機構を介して連結
してもよい。6はリング状のバネ性を有する部材であ
り、レンズ保持部材2と固定部3の間に組み込まれて、
保持部材2を円板カム4のカム面に常時接するように、
押圧付勢している。10は、フォトセンサーで、カム4
を設けた光反射部40から反射された光を検出すること
でカム4の回転位置を検出している。
【0021】また、図2は円板カム4のカム形状、及
び、回転角とカム変位の関係のグラフを示したものであ
る。図2において、円板カム4の回転中心をz軸とし、
ウォブリングが行われていないとき、つまり、レンズ部
1が基準位置にあるときのレンズ保持部材2が接するカ
ム面の位置に対する円板カム4の回動角度あるいは、正
転、逆転されるカム面の作用中心を基準とした時の角度
をθ=0として、円柱座標系r−θzをとると、カム形
状はその特性図から明らかなようにθ=0を中心として
ある範囲(−θ1 〜θ1 )までは僅かにレンズ部を前
後に移動させ、その範囲を超えたところで急激にレンズ
を大きく移動させる形状にしている。そして、カム
の使用範囲において、角度θに対するカム面のz軸から
位置(距離)rの変化量が具体的にはこの円板状のカ
ム形状は、カム面の使用範囲の比較的離れた範囲の角度
−θa〜θaにおいて、−θa〜0の範囲では
【0022】
【外19】
【外20】 0〜θaの範囲では
【0023】
【外21】
【外22】 を満足するような形状をしており、作用中心から遠ざか
るに従いレンズ部の移動距離が長くなるように加工され
ている。
【0024】上記のような構成において、モータ5を正
逆を繰り返して回転させると、その出力軸と連結された
円板カム4も同様に回転する。このとき、レンズ保持部
材2は、バネ6によって、円板カム4へ押しつけられて
いるので、円板4が回転してレンズ保持部材2と接する
カム面の変位が変化すると、レンズ保持部材2はそれに
習って光軸方向に進退しながら移動し、レンズ部1が光
軸方向前後に移動する。このようにして、ウォブリング
が達成される。
【0025】さて、本実施例では、前述した形状の円板
カムを用い、焦点深度が深い時にはカムの1回転以下の
最大角度θ2 まで回転制御するようになり高速にウォブ
リングを行うことを可能としている。一方、図2のよう
に焦点深度が浅い時にはカムの変位量が小さいところ
(−θ1 〜θ1 )のカム面を使用するようにしているの
でレンズ群の移動量が少ない時でも、モータの回転数が
それ程小さくなり過ぎず、精度良くレンズ群をウォブリ
ングすることができる。
【0026】以上のように、本実施例のレンズ移動機構
により、焦点深度が深くレンズ移動量が大きい場合で
も、高速にウォブリングすることができ、しかも焦点深
度の浅くレンズ移動量が小さいときでも、高精度でウォ
ブリングすることが可能となる。もちろんこれらの回動
角制御は焦点深度を決定するズーム位置情報、そして、
絞り値にもとづいて行われることになる。
【0027】図3は、本発明の第2の実施例の円板カム
のカム形状を示したものである。但し、円板カム以外の
部分については、第1実施例と同様の構成とする。
【0028】図3において、図2と同様な円柱座標系r
θzをとると、本実施例の円板カムでは、ウォブリング
レンズ群が基準位置にあるときに相当するθ=0の位置
の近傍の、微小の角度Δθの範囲内で、z軸とカム面の
距離rを一定とし、Δθの範囲内では、
【0029】
【外23】 それ以外の範囲で、かつθが正の場合で
【0030】
【外24】
【外25】 Δθの範囲外で、かつθが負の場合で
【外26】
【外27】 の関係を満たすように、カムの形状を設定したことを特
徴としている。
【0031】本実施例によると、ウォブリング処理を行
っていない時に、モータの停止精度等によって円板カム
の停止位置がθ=0の位置からずれると、ウォブリング
レンズ群が基準位置から移動してしまい、ピントがボケ
てしまうという問題点が解消される。尚、本実施例で
も、ウォブリングの際に、Δθの範囲外に円板カムを回
転させるようにモータを回転させることにより、第1実
施例と同じ効果が得られる。
【0032】次にカムの初期位置設定について説明す
る。
【0033】先に述べたように、モータ5を駆動する
と、非線形状のカム4が回転し、カム4の回転に応じ
て、レンズが移動する。一方、カム4の一部に図1
(B)のように光を反射する反射部4aを設けてあり、
フォトセンサ10は、フォトセンサの発光部から発光さ
れた光が反射部4aに反射され、フォトセンサの受光部
に光がはいるように固定されている。そして、電源投入
時のレンズ1の初期位置設定が必要なときは、モータ5
を駆動し、カム4を回転させ、フォトセンサ10の光が
反射部4aによって反射され、フォトセンサ10に達し
たとき、制御回路60がその信号を感知し、モータ
停止させるようになっている。このように、非線形状の
カムを用い、かつカムの一部分に位置設定用のセンサを
設けることによって、フォーカス調整に必要なウォブリ
ングレンズの微少振動、ならびに確実な初期位置設定を
行っている。
【0034】以上では、カムによって直接レンズ保持部
を移動制御する実施例を示した。
【0035】次の図5では別形態の実施例を示す。
【0036】同図において、1は移動レンズ群、2は移
動レンズを保持するレンズ保持部材、3はレンズ鏡筒本
体の固定部(固定鏡筒)である。20は銅を主成分とす
る金属性の薄い弾性円板であり、その内径にレンズ保持
部材2を保持し、外径は固定部3に固定されている。但
し、レンズ保持部材2と弾性円板20は、固定部3に対
して回転はしないようになっている。4は先に述べたと
同様のカムであり、固定部3に対して回転可能である。
11はリング状の板であり、その片面には、先端の尖っ
たピン部材11a,11bが2ヶ所、光軸中心に関して
対称の位置に取り付けられ、逆の面には、11a,11
bの位置と90°ずれた位置に、円錐状の穴13とV形
溝14が加工されている。但し、円錐穴13とV形溝の
14の位置は、180°ずれているものとする。また、
ピン部材11a,11bの先端はレンズ保持部材2の端
面に当接している。尚、図5(A)は、レンズを上方か
ら見た、図5(B)は側方から見た要部を各々示す。
【0037】円錐穴13と対向する固定部3の壁面に
は、円錐穴15が加工されており、13と15の間に、
球部材16が挟み込まれている。さらに、V形溝14に
対向した固定部3の壁面には、貫通穴17が設けられて
いる。貫通穴17には、球部材18が17の両側に突出
する様に嵌合し、18の片面がV形溝14にはまり込
み、逆側がカム部材4のカム面に当接している。そし
て、カム部材4は固定部3に対して回転可能なように支
持されており、これをモータ等による電動で回転できる
ようになっている。
【0038】また、4bはスリットを有する円板で、カ
ム部材4と同期して回転するように取り付けられてい
る。21はフォトインタラプタであり、円板4bを挟み
込むように配置され、カム部材4及び円板4bが回転し
たときに、4bのスリットが21の間を通過するのを検
出する。
【0039】このような構成において、電動でカム部材
4を回転させると、カム面によって球部材18が押さ
れ、貫通穴17中をリング状板11の側へ移動し、リン
グ状の板11を押す。板11は、相対する溝13と15
の円錐穴に挟まれた球部材16と、V形溝14と貫通穴
17に嵌合する球部材16の効果によって、光軸に垂直
な方向への移動を規制されるので、16を支点としてレ
ンズ保持部材2側へ傾く。すると、ピン部材11a,11b
レンズ保持部材2を押し、保持部材2は光軸方向に移動
する。
【0040】他方、カム部材4を逆転させることによっ
て、球部材18に当接するカム面の変位が減少したとき
弾性円板20の弾性力によってレンズ保持部材2が上記
とは逆方向に移動する。
【0041】特に、この実施例においては、レンズ保持
部材2を押すリング状板20が球部材16を支点にして
傾くので、てこの原理により、ピン部材11a,11bの位置
で保持部材2を押す変位量と、円板カム部材4から球部
材18を介してリング状板11に与えられる変位量の比
は、支点となる球部材16からピン部材11a,11bの距離
と球部材16から球部材18の距離の比に等しい。即
ち、カムの変位量は、レンズ移動量の上記距離比倍だけ
大きくなる。これにより、微小量だけレンズ群を移動し
たいときに、カムの変位とレンズ群の移動量が等しい場
合に比べて、カムの加工誤差の影響が少なくなり、カム
の加工が容易でレンズ位置の精度も良くなるという効果
が得られる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、[外19],[外2
0],[外21],[外22]で表されるような円板カム
を、所定の回動軸を中心に正転,逆転させ、レンズ保持
部材をカム面に従って移動させることにより、所望の移
動量で撮影レンズの一部のウォブリングレンズを光軸
方向前後に繰り返して駆動させることができ、従来のネ
ジ方式に比べてウォブリングレンズの移動量の設定に
自由度を持たせることができる。また、円板カムの形状
が作用中心から遠ざかるに従いウォブリングレンズ
移動量が大きくなるので、焦点深度の深い時にでも、高
速でウォブリングレンズを光軸方向前後に移動するこ
とができ、しかも、ウォブリングレンズ群の移動量が小
さいときでも、高精度でウォブリングレンズを光軸方
向前後に移動することが可能となる。また、円板カムの
停止位置誤差となる微小角度Δθの範囲内で、回動軸と
カム面の距離をほぼ一定にすることで、円板カムの停止
位置がθ=0からずれてウォブリングレンズが基準位
置からずれたときでも、ピントがボケてしまうといった
問題点を解消することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関するレンズ移動機構を示す図。
【図2】本発明に関し、円板状のカムの形状を示す図。
【図3】本発明に関し、円板状のカムの形状を示す図。
【図4】本発明に関しレンズ移動機構を搭載したカメラ
全体のブロック図。
【図5】本発明に関するレンズ移動機構の第2の実施例
を示す図。
【図6】従来のズームレンズの制御ブロック図。
【図7】従来のレンズ移動機構を示す図。
【符号の説明】
1 移動レンズ群 2 レンズ保持部材 4 円板状のカム部材 5 モータ 6 バネ部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの一部のウォブリングレンズ
    を光軸方向前後に繰り返して移動させて焦点検出を行
    ものであって、前記ウォブリングレンズを保持する
    保持部材と、カム面を設けた円板状の円板カム部材を有
    し、前記円板カム部材を所定の回動軸を中心に正転、逆
    転させることにより前記保持部材を前記カム面に従って
    移動させるウォブリングレンズ移動機構において、 正転、逆転される前記円板カム部材の前記カム面の作用
    中心を基準とした時の回動角θを零とし、前記カム面の
    使用範囲の角度をθa、前記回動軸から前記カム面まで
    の距離をrとした時、 −θa〜0の範囲では 【外1】 【外2】 0〜θaの範囲では 【外3】 【外4】 なる条件を満足することを特徴とするウォブリングレン
    移動機構。
  2. 【請求項2】 撮影レンズの一部のウォブリングレンズ
    を光軸方向前後に繰り返して移動させて焦点検出を行
    ものであって、前記ウォブリングレンズを保持する
    保持部材と、カム面を設けた円板状の円板カム部材を有
    し、前記円板カム部材を所定の回動軸を中心に正転、逆
    転させることにより前記保持部材を前記カム面に従って
    移動させるウォブリングレンズ移動機構において、 正転、逆転される前記円板カム部材の前記カム面の作用
    中心を基準とした時の回動角θを零とし、前記回動軸か
    ら前記カム面までの距離をrとし、前記円板カム部材の
    停止精度による前記円板カム部材の停止位置θ=0を基
    準としたずれ幅をΔθとした時、 Δθの範囲内では 【外5】 Δθの範囲外で、かつθが負の場合では 【外6】 【外7】 Δθの範囲外で、かつθが正の場合では 【外8】 【外9】 なる条件を満足することを特徴とするウォブリングレン
    移動機構。
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