JP2001036799A - 固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整法およびその方法にかかるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体並びに固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整装置 - Google Patents

固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整法およびその方法にかかるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体並びに固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整装置

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JP2001036799A
JP2001036799A JP11209754A JP20975499A JP2001036799A JP 2001036799 A JP2001036799 A JP 2001036799A JP 11209754 A JP11209754 A JP 11209754A JP 20975499 A JP20975499 A JP 20975499A JP 2001036799 A JP2001036799 A JP 2001036799A
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optical lens
focus
distance
adjusting
image pickup
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English (en)
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Koichi Ikuta
剛一 生田
Takashi Toyoda
孝 豊田
Toshiyuki Tamura
俊之 田村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定焦点型撮像装置の光学レンズを、特別な
合焦用のセンサ等を必要とすることなく、所定撮像距離
での合焦位置に、高精度に、信頼性よく配置すること。 【解決手段】 撮像素子101の前方に光学レンズ10
4を固定される固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調
整法において、所定距離だけ離れた位置に配置された白
黒パターンによるテストパターン20を撮像素子101
により撮像し、光学レンズ104の配置位置を光軸方向
に変化させ、撮像素子104より得られる画像信号の一
定領域の空間2次微分の2乗値をフォーカス指標とし、
これが最大値になる光軸方向位置に光学レンズ104を
固定配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、検査用等に使用
される固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整法およ
びその方法にかかるプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体ならびに固定焦点型撮像装置の
光学レンズ位置調整装置に関し、特に、固定焦点型撮像
装置の光学レンズを所定撮像距離での合焦位置に配置す
る光学レンズ位置調整法およびその方法にかかるプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体な
らびに固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】CCD(電荷結合素子)等による撮像素
子の前方に光学レンズを固定される固定焦点型撮像装置
では、出荷過程で、光学レンズを所定撮像距離での合焦
位置に配置することが行われる。
【0003】一般的な撮像装置の自動焦点合わせ(オー
トフォーカス)技術としては、フォーカスが合っている
撮像画像はコントラストが高くなるという性質を利用し
て、コントラストをフォーカスの指標として用い、これ
が最も高くなる位置を探してフォーカスを合わせるとい
う方式のものがよく知られており、この種の技術は、特
開昭62−272217号公報や特開平10−2323
43号公報に開示されている。
【0004】このほか、両眼のように並べた二つの光学
センサを用い、そこから見た二つの映像の位相差を利用
してフォーカス調整を行う位相差方式のものや、一つの
センサから被写体に赤外線を照射し、その反射をもう一
方のセンサで受け、発射角と入射角からフォーカス調整
を行う赤外線方式のものがある。
【0005】使用撮像距離に幅のある固定焦点型撮像装
置のフォーカス調整法としては、最長距離と最短距離に
ついて、個別にフォーカス調整を行い、これらのフォー
カス指標があらかじめ定めた規定値以上になることで、
フォーカスを調整する方法がある。また、最長距離、最
短距離から両者のフォーカス状態の中間状態になるよう
な撮像距離を計算によって求め、その距離で最適フォー
カス状態に合わせてフォーカスを調整する方法もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】コントラストをフォー
カス指標としてフォーカス調整を行うフォーカス調整法
は、フォーカシングのためだけの他のセンサ等を必要と
しないが、高精度のフォーカス調整の手法は確立してお
らず、このフォーカス調整法を固定焦点型撮像装置の光
学レンズ位置調整に使用することには、要求精度、信頼
性について問題がある。
【0007】赤外線方式や位相差方式のフォーカス調整
は、撮像装置以外に、フォーカシングのためだけの他の
センサ等を必要とするため、コスト高になると云う問題
がある。
【0008】また、撮像対象距離に幅がある固定焦点型
撮像装置のフォーカス調整を、最長距離と最短距離につ
いて、個別にフォーカス調整を行う場合には、あらかじ
めフォーカス指標を決めておく必要があり、かつ、フォ
ーカス調節作業を2回行う必要があり、調整に時間がか
かってしまう。特に、フォーカス調節作業を人間の手に
よって行う場合には、ノイズ等もあり、フォーカス指標
が揺れ動くため、フォーカス指標を最大値に正確に合わ
せる作業が難しい。
【0009】この発明は、上述の如き問題点を解消する
ためになされたもので、固定焦点型撮像装置の光学レン
ズを、特別な合焦用のセンサ等を必要とすることなく、
所定撮像距離での合焦位置に、また、撮像対象距離に幅
がある合焦位置に、高精度に、信頼性よく配置する光学
レンズ位置調整法およびその方法にかかるプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体ならびに
光学レンズ位置調整装置を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による固定焦点型撮像装置の光学レンズ
位置調整法は、撮像素子の前方に光学レンズを固定され
る固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整法におい
て、所定距離だけ離れた位置に配置された白黒パターン
によるテストパターンを撮像素子により撮像し、光学レ
ンズの配置位置を光軸方向に変化させ、前記撮像素子よ
り得られる画像信号の一定領域の空間2次微分の2乗値
をフォーカス指標とし、これが最大値になる光軸方向位
置に前記光学レンズを固定配置するものである。
【0011】つぎの発明による固定焦点型撮像装置の光
学レンズ位置調整法は、撮像装置の使用撮像距離の最短
距離と最長距離の間隔分の段差をつけた台上の二つのテ
ストパターンを撮像素子により同時に撮像し、近距離部
分のフォーカス指標と遠距離部分のフォーカス指標とが
ともに所定値以上で、かつ、近距離部分のフォーカス指
標と遠距離部分のフォーカス指標との差が所定値以内に
なる光軸方向位置に前記光学レンズを固定配置するもの
である。
【0012】また、上述の目的を達成するために、この
発明による固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体は、コンピュータによって撮像素子の前方に光学レン
ズを固定される固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調
整を行うためのプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体であって、所定距離だけ離れた位置
に配置された白黒パターンによるテストパターンを撮像
素子により撮像し、前記撮像素子より得られる画像信号
の一定領域の空間2次微分の2乗値をフォーカス指標と
し、これが所定値以上になる光軸方向位置に前記光学レ
ンズを固定配置させるプログラムを記録している。
【0013】つぎの発明による固定焦点型撮像装置の光
学レンズ位置調整プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体は、撮像装置の使用撮像距離の最
短距離と最長距離の間隔分の段差をつけた台上の二つの
テストパターンを撮像素子により同時に撮像し、近距離
部分のフォーカス指標と遠距離部分のフォーカス指標と
がともに所定値以上で、かつ、近距離部分のフォーカス
指標と遠距離部分のフォーカス指標との差が所定値以内
になる光軸方向位置に前記光学レンズを固定配置させる
プログラムを記録している。
【0014】また、上述の目的を達成するために、この
発明による固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整装
置は、内部にテストパターンを有する筺体と、前記テス
トパターンを撮像するように撮像装置を交換可能に保持
する撮像装置ホルダと、前記撮像装置の光学レンズを保
持しているレンズ鏡筒を外部より回転させるレンズ位置
調整用回転部材とを有しているものである。
【0015】つぎの発明による固定焦点型撮像装置の光
学レンズ位置調整装置は、前記筺体は、内部に、前記撮
像装置の使用撮像距離の最短距離と最長距離の間隔分の
段差をつけた位置にそれぞれテストパターンを有してい
るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照して、この
発明にかかる1固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調
整法およびその方法にかかるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体並びに固定焦点型撮像
装置の光学レンズ位置調整装置の実施の形態を詳細に説
明する。
【0017】図1〜図3は、この発明による固定焦点型
撮像装置の光学レンズ位置調整装置の一つの実施の形態
を示している。光学レンズ位置調整装置は、全体を符合
10により示されている。光学レンズ位置調整装置10
は、遮光性と無反射性内壁面を備えた上方開口の筺体1
1と、筺体11の上方開口部に配置されて後述するテス
トパターン20を撮像するように光学レンズ位置調整対
象の撮像装置100を交換可能に保持する撮像装置ホル
ダ12と、筺体11と撮像装置ホルダ12との間に配置
されてベアリング13により筺体11に回転可能に係合
したレンズ鏡筒回転機構としてのレンズ位置調整用回転
円盤14と、レンズ位置調整用回転円盤14を回転駆動
する歯車15およびサーボモータ16と、筺体11内の
底部に固定配置されたテストパターン台17と、筺体1
1の天井部に配置されたテストパターン照明用のリング
状の無影照明装置18とを有している。
【0018】光学レンズ位置調整対象の撮像装置100
は、固定焦点型の撮像装置であり、撮像装置100の構
造は、CCD等の固体撮像素子101を取り付けれられ
た基板102と、基板102に固定されてレンズ鏡筒保
持体103と、光学レンズ104を保持し、レンズ鏡筒
保持体103のねじ部103aにねじ係合して光学レン
ズ104の光軸方向に位置変更可能なレンズ鏡筒105
とにより構成されている。
【0019】レンズ位置調整用回転円盤14は、レンズ
鏡筒105と着脱可能にねじ係合し、サーボモータ16
により回転駆動されることで、レンズ鏡筒105を回転
させ、ねじ部103aのリードによって筺体外部よりレ
ンズ鏡筒105をレンズ鏡筒保持体103に対して光軸
方向に移動、換言すれば、光学レンズ104を固体撮像
素子101に対して光軸方向に移動させる。この構造に
より、撮像装置100を光学レンズ位置調整装置10か
ら取り外すことなく、外部からレンズ鏡筒105の光軸
方向位置を調節することができる。
【0020】テストパターン台17は撮像装置100の
使用撮像距離の最長距離用と最短距離用に段差を付けら
れたテストパターン面17aと17bを有している。テ
ストパターン面17a、17bの位置は、撮像装置10
0のレンズ面からの距離が撮像装置100の使用撮像距
離の最長距離および最短距離に一致しており、テストパ
ターン面17a、17bには、図4に示されているよう
な白黒の縞模様パターンによるテストパターン20が付
与されている。
【0021】撮像装置ホルダ12に取り付けられた光学
レンズ位置調整対象の撮像装置100はモニタ210を
有する計算機(パーソナルコンピュータ)200と接続
されており、固体撮像素子101の撮像画像信号は計算
機200に入力される。計算機200は、撮像装置10
0から受け取った撮像画像情報をもとにフォーカス指標
計算と、フォーカスバランス演算を行い、フォーカス指
標計算とフォーカスバランス演算の結果に基づいてサー
ボモータ16の位置駆動制御用のサーボコントローラ1
9へ位置指令を出力する。計算機200は、ソフトウェ
アの実行により、図5に示されているように、フォーカ
ス指標計算手段201と、フォーカスバランス演算手段
202を具現する。
【0022】フォーカス指標計算手段201は、撮像装
置100より撮像画像情報を入力し、対応する画像領域
について、コントラストを示す電流値Iの空間2次微分
の2乗を計算し、これをフォーカス指標(フォーカス
値)Fとし、その最大値max(dI2/dx22を求
める。これは、撮像画像にシャープなエッジがあるほど
高い値がでるので、テストパターン20として、図4に
示されているような白黒の縞模様パターンを用いた場
合、図6(a)、(b)に示されているように、エッジ
がどれほどシャープに立ち上がっているかを判定するこ
とができる。これにより、精度の高いフォーカス値(合
焦値)として利用することができる。
【0023】テストパターン20として用いるパターン
が図に示されているような縦縞パターンの場合には縞と
垂直な方向(直交方向A)の2次微分計算のみを行えば
よく、フォーカス指標Fが最大となるところが最もフォ
ーカスの合ったところである。ここでは、近距離部分の
フォーカス値Fnと遠距離部分のフォーカス値Ffが得
られる。
【0024】フォーカスバランス演算手段202は、近
距離部分のフォーカス値Fnと遠距離部分のフォーカス
値Ffを取り込み、近距離部分のフォーカス値Fnと遠
距離部分のフォーカス値Ffが所定レベル(閾値)に達
しか否かを判定し、第1段階として、近距離部分のフォ
ーカス値Fnと遠距離部分のフォーカス値Ffが所定レ
ベル(閾値)に達するまで、サーボコントローラ19へ
位置指令を出力し、撮像装置100の光学レンズ104
の光軸方向位置を変化させ、フォーカス調整を行わせ
る。
【0025】フォーカスバランス演算手段202は、近
距離部分のフォーカス値Fnと遠距離部分のフォーカス
値Ffが所定レベル(閾値)に達すれば、第2段階とし
て、近距離部分のフォーカス値Fnと遠距離部分のフォ
ーカス値Ffとを比較し、Fn=Ffとなるように、撮
像装置100の光学レンズ104の光軸方向位置を変化
させ、フォーカス調整を行わせる。
【0026】図7に示されているように、フォーカス値
は合焦状態で最大値をとるので、フォーカス値とレンズ
−撮像素子間の距離の関係は上に凸の形となる。このた
め、Fn=Ffとなるように、フォーカス調整、換言す
れば、光学レンズ104の位置調整を行えば、テストパ
ターン20の遠距離部分と近距離部分の中間撮像距離で
は必ず、Fnよりよいフォーカス値となるように調整を
行うことができる。
【0027】つぎに、計算機200による光学レンズ位
置調整処理を図8に示されているフローチャートを参照
して説明する。無影照明装置18による照明のもとに、
テストパターン20を、撮像装置100の光学レンズ1
04を透して固体撮像素子101により画像撮像する
(ステップS10)。
【0028】固体撮像素子101より遠距離部分のテス
トパターン20と近距離部分のテストパターン20の双
方の撮像信号を入力し、ディジタル画像処理を行い、近
距離部分のテストパターン20の撮像画像のコントラス
トを示す電流値Iの空間2次微分の2乗を計算して近距
離部分のフォーカス値Fnを算出し(ステップS1
1)、続いて、同様に、遠距離部分のフォーカス値Ff
を算出する(ステップS12)。
【0029】つぎに、近距離部分のフォーカス値Fnと
遠距離部分のフォーカス値Ffがともに、予め設定され
ている所定レベルに達したか否かを判別する(ステップ
S13)。近距離部分のフォーカス値Fnと遠距離部分
のフォーカス値Ffがともに、所定レベルに達していな
い場合には、サーボコントローラ19へ位置指令を出力
する(ステップS14)。これにより、サーホモータ1
6が駆動され、レンズ位置調整用回転円盤14が回さ
れ、レンズ鏡筒105と共に光学レンズ104の光軸方
向位置が変化する。この後に、近距離部分のフォーカス
値Fnと遠距離部分のフォーカス値Ffがともに、所定
レベルに達するまで、ステップS10〜ステップS14
を繰り返す。
【0030】近距離部分のフォーカス値Fnと遠距離部
分のフォーカス値Ffがともに、所定レベルに達する
と、つぎに、近距離部分のフォーカス値Fnと遠距離部
分のフォーカス値Ffとの差が所定値以内であるか否
か、換言すれば、近距離部分のフォーカス値Fnと遠距
離部分のフォーカス値Ffとがほぼ同じ値であるか否か
を判別する(ステップS15)。
【0031】近距離部分のフォーカス値Fnと遠距離部
分のフォーカス値Ffとがほぼ同じ値でない場合には、
サーボコントローラ19へ位置指令を出力する(ステッ
プS14)。これにより、サーホモータ16が駆動さ
れ、レンズ位置調整用回転円盤14が回され、レンズ鏡
筒105と共に光学レンズ104の光軸方向位置が変化
する。この後に、近距離部分のフォーカス値Fnと遠距
離部分のフォーカス値Ffがともに、所定レベルに達
し、かつ、近距離部分のフォーカス値Fnと遠距離部分
のフォーカス値Ffとがほぼ同じ値になるまで、ステッ
プS10〜ステップS15を繰り返す。
【0032】これにより、近距離部分のフォーカス値F
nと遠距離部分のフォーカス値Ffがともに、所定レベ
ルに達し、かつ、近距離部分のフォーカス値Fnと遠距
離部分のフォーカス値Ffとがほぼ同じ値になる位置に
光学レンズ104の配置位置が決まる。
【0033】なお、上述の実施の形態では、レンズ位置
調整用回転円盤14をサーボモータ16により回転駆動
する全自動としたが、簡易装置として、レンズ位置調整
用回転円盤14に手動ハンドルを接続し、近距離部分の
フォーカス値Fn、遠距離部分のフォーカス値Ffをモ
ニタ210に表示し、これを見ながらオペレータが手動
ハンドルを操作してレンズ位置調整用回転円盤14を回
し、光学レンズ104の配置位置が調整することもでき
る。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明による固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整法に
よれば、所定距離だけ離れた位置に配置された白黒パタ
ーンによるテストパターンを撮像素子により撮像し、光
学レンズの配置位置を光軸方向に変化させ、前記撮像素
子より得られる画像信号の一定領域の空間2次微分の2
乗値をフォーカス指標とし、これが最大値になる光軸方
向位置に光学レンズを固定配置するから、固定焦点型撮
像装置の光学レンズを、特別な合焦用のセンサ等を必要
とすることなく、所定撮像距離での合焦位置に、高精度
に、信頼性よく配置することができる。
【0035】つぎの発明による固定焦点型撮像装置の光
学レンズ位置調整法によれば、撮像装置の使用撮像距離
の最短距離と最長距離の間隔分の段差をつけた台上の二
つのテストパターンを撮像素子により同時に撮像し、近
距離部分のフォーカス指標と遠距離部分のフォーカス指
標とがともに所定値以上で、かつ、近距離部分のフォー
カス指標と遠距離部分のフォーカス指標との差が所定値
以内になる光軸方向位置に光学レンズを固定配置するか
ら、固定焦点型撮像装置の光学レンズを、特別な合焦用
のセンサ等を必要とすることなく、撮像対象距離に幅が
ある合焦位置に、高精度に、信頼性よく配置することが
できる。
【0036】つぎの発明による固定焦点型撮像装置の光
学レンズ位置調整プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体によれば、所定距離だけ離れた位
置に配置された白黒パターンによるテストパターンを撮
像素子により撮像し、撮像素子より得られる画像信号の
一定領域の空間2次微分の2乗値をフォーカス指標と
し、これが所定値以上になる光軸方向位置に光学レンズ
を固定配置させるプログラムを記録しているから、この
プログラムをコンピュータが実行することにより、固定
焦点型撮像装置の光学レンズを、特別な合焦用のセンサ
等を必要とすることなく、所定撮像距離での合焦位置
に、高精度に、信頼性よく配置することができる。
【0037】つぎの発明による固定焦点型撮像装置の光
学レンズ位置調整プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体によれば、撮像装置の使用撮像距
離の最短距離と最長距離の間隔分の段差をつけた台上の
二つのテストパターンを撮像素子により同時に撮像し、
近距離部分のフォーカス指標と遠距離部分のフォーカス
指標とがともに所定値以上で、かつ、近距離部分のフォ
ーカス指標と遠距離部分のフォーカス指標との差が所定
値以内になる光軸方向位置に光学レンズを固定配置させ
るプログラムを記録しているから、このプログラムをコ
ンピュータが実行することにより、固定焦点型撮像装置
の光学レンズを、特別な合焦用のセンサ等を必要とする
ことなく、撮像対象距離に幅がある合焦位置に、高精度
に、信頼性よく配置することができる。
【0038】つぎの発明による固定焦点型撮像装置の光
学レンズ位置調整装置によれば、撮像装置ホルダに光学
レンズ位置調整対象の撮像装置が取り付けられ、撮像装
置が筺体内部のテストパターンを撮像し、その撮像画像
情報のもとにレンズ位置調整用回転部材によってレンズ
鏡筒を外部より回転させることにより、固定焦点型撮像
装置の光学レンズの位置調整を特別な合焦用のセンサ等
を必要とすることなく、所定の合焦位置に、高精度に、
信頼性よく配置することができる。
【0039】つぎの発明による固定焦点型撮像装置の光
学レンズ位置調整装置は、撮像装置が筺体内部の最短距
離用と最長距離用テストパターンを撮像し、その撮像画
像情報のもとにレンズ位置調整用回転部材によってレン
ズ鏡筒を外部より回転させることにより、固定焦点型撮
像装置の光学レンズの位置調整を特別な合焦用のセンサ
等を必要とすることなく、撮像対象距離に幅がある合焦
位置に、高精度に、信頼性よく配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による固定焦点型撮像装置の光学レ
ンズ位置調整装置の一つの実施の形態を示す構成図であ
る。
【図2】 図1の線II−IIによる断面図である。
【図3】 この発明による固定焦点型撮像装置の光学レ
ンズ位置調整装置の一つの実施の形態の要部を示す斜視
図である。
【図4】 この発明による固定焦点型撮像装置の光学レ
ンズ位置調整装置で使用されるテストパターンの一例を
示す説明図である。
【図5】 この発明による固定焦点型撮像装置の光学レ
ンズ位置調整装置まの制御系を示すブロック図である。
【図6】 (a)、(b)は撮像画像のコントラストを
示す電流値の示すグラフである。
【図7】 遠距離部分と近距離部分のフォーカス値を示
すグラフである。
【図8】 この発明による固定焦点型撮像装置の光学レ
ンズ位置調整法による光学レンズ位置調整処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 光学レンズ位置調整装置、11 筺体、12 撮
像装置ホルダ、14レンズ位置調整用回転円盤、16
サーボモータ、17 テストパターン台、18 無影照
明装置、19 サーボコントローラ、20 テストパタ
ーン、100撮像装置、101 固体撮像素子、102
基板、103 レンズ鏡筒保持体、104 光学レン
ズ、105 レンズ鏡筒、200 計算機、201 フ
ォーカス指標計算手段、202 フォーカスバランス演
算手段、210 モニタ。
フロントページの続き (72)発明者 田村 俊之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H044 AC00 BD02 BF02 BF09 5C022 AA00 AB22 AB44 AC42 AC78

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子の前方に光学レンズを固定され
    る固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整法におい
    て、 所定距離だけ離れた位置に配置された白黒パターンによ
    るテストパターンを撮像素子により撮像し、前記撮像素
    子より得られる画像信号の一定領域の空間2次微分の2
    乗値をフォーカス指標とし、これが所定値以上になる光
    軸方向位置に前記光学レンズを固定配置することを特徴
    とする固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整法。
  2. 【請求項2】 撮像装置の使用撮像距離の最短距離と最
    長距離の間隔分の段差をつけた台上の二つのテストパタ
    ーンを撮像素子により同時に撮像し、近距離部分のフォ
    ーカス指標と遠距離部分のフォーカス指標とがともに所
    定値以上で、かつ、近距離部分のフォーカス指標と遠距
    離部分のフォーカス指標との差が所定値以内になる光軸
    方向位置に前記光学レンズを固定配置することを特徴と
    する請求項1に記載の固定焦点型撮像装置の光学レンズ
    位置調整法。
  3. 【請求項3】 コンピュータによって撮像素子の前方に
    光学レンズを固定される固定焦点型撮像装置の光学レン
    ズ位置調整を行うためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体であって、 所定距離だけ離れた位置に配置された白黒パターンによ
    るテストパターンを撮像素子により撮像し、前記撮像素
    子より得られる画像信号の一定領域の空間2次微分の2
    乗値をフォーカス指標とし、これが所定値以上になる光
    軸方向位置に前記光学レンズを固定配置させることを特
    徴とする固定焦点型撮像装置の光学レンズ位置調整プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の固定焦点型撮像装置の
    光学レンズ位置調整プログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体において、 撮像装置の使用撮像距離の最短距離と最長距離の間隔分
    の段差をつけた台上の二つのテストパターンを撮像素子
    により同時に撮像し、近距離部分のフォーカス指標と遠
    距離部分のフォーカス指標とがともに所定値以上で、か
    つ、近距離部分のフォーカス指標と遠距離部分のフォー
    カス指標との差が所定値以内になる光軸方向位置に前記
    光学レンズを固定配置させることを特徴とする固定焦点
    型撮像装置の光学レンズ位置調整プログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 内部にテストパターンを有する筺体と、 前記テストパターンを撮像するように撮像装置を交換可
    能に保持する撮像装置ホルダと、 前記撮像装置の光学レンズを保持しているレンズ鏡筒を
    回転させるレンズ位置調整用回転部材と、 を有していることを特徴とする固定焦点型撮像装置の光
    学レンズ位置調整装置。
  6. 【請求項6】 前記筺体は、内部に、前記撮像装置の使
    用撮像距離の最短距離と最長距離の間隔分の段差をつけ
    た位置にそれぞれテストパターンを有していることを特
    徴とする請求項5に記載の固定焦点型撮像装置の光学レ
    ンズ位置調整装置。
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