JP4891610B2 - レンズ駆動装置及び携帯情報端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動装置に関し、特に、携帯電話機、携帯型音楽プレーヤ、携帯型パーソナルコンピュータ等の携帯情報端末装置に搭載されるカメラモジュールに適用されるレンズ駆動装置及びこの装置を搭載した携帯情報端末装置に関する。
携帯電話機等に搭載される従来のレンズ駆動装置としては、略直方体の外輪郭を画定するハウジング、ハウジング内において光軸方向に移動自在に配置されてレンズを保持するレンズ枠、ハウジング内に配置されると共に光軸方向に伸長する回転軸及び光軸方向にカム作用を及ぼす螺旋状のカム面をもつカム部材、カム部材のカム面に当接するようにレンズ枠から径方向に突出して設けられたフォロワ、レンズ枠を光軸方向にガイドするガイドシャフト、レンズ枠をカム部材に向けて付勢するコイルバネ、カム部材を駆動するべく光軸方向に伸長する駆動軸をもつモータ等を備え、モータによりカム部材を回転させることにより、CCD等の結像面に対してレンズを相対的に移動させ、フォーカシング及びズーミングを行うものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、他のレンズ駆動装置としては、ハウジング、ハウジング内において光軸方向に移動自在に配置されてレンズを保持するレンズ枠、ハウジングの外側に配置されて光軸に垂直な回転軸及び光軸方向にカム作用を及ぼすカム溝をもつカム部材、ハウジングの外側に配置され光軸と垂直な回転軸をもつモータ、モータの回転力をカム部材に伝達する歯車列、カム部材に係合させるべくハウジングから突出するようにレンズ枠に設けられたフォロワピン、レンズ枠を光軸方向にガイドするべくハウジングに形成されたガイド溝等を備え、モータによりカム部材を回転させることにより、CCD等の結像面に対してレンズを相対的に移動させ、フォーカシング及びズーミングを行うものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、従来のレンズ駆動装置としては、ハウジング、ハウジング内において光軸方向に移動自在に配置されてレンズを保持するレンズ枠、ハウジング内に配置されて光軸に垂直な回転軸及びレンズ枠の一方側端面に係合して光軸方向にカム作用を及ぼすカム面をもつカム部材、カム部材を回転駆動するべくハウジングの外側に配置されたモータ、レンズ枠をカム部材に当接させるべくハウジング内に配置されて付勢力を及ぼすコイルバネ等を備え、モータによりカム部材を回転させることにより、CCD等の結像面に対してレンズを相対的に移動させ、フォーカシング及びズーミングを行うものが知られている(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、これらのレンズ駆動装置においては、カム部材のカム面(あるいはカム溝)に対してレンズ枠のフォロワ(あるいはフォロワピン)が常時接触した状態にあるため、外部からの衝撃あるいは振動等が相互に伝わり、又、カム部材を駆動する駆動機構に常時負荷が掛かっているため、耐衝撃性、耐久性等の点で劣る。特に、使用頻度の高い広角領域(ワイド領域)において常時接触状態にあると、CCD等の撮像素子の結像面に対するレンズ枠の平行度が不安定となり、高画質の撮影画像が得られなくなる虞がある。
特開2005−215539号公報 特開2005−215537号公報 特開2004−191657号公報 特開平9−43484号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、小型化、光軸方向における薄型化、低コスト化等を図りつつ、簡略な構造にて、レンズを光軸方向に駆動することができ、特に、使用頻度の高い撮影領域でカム部材とフォロワとを非接触として耐衝撃性、耐久性等を高めると共に、レンズと撮像素子(結像面)との平行度を安定させることができ、高画質の撮影画像を得ることができ、例えば、薄型の携帯電話機、携帯型音楽プレーヤ等に搭載されるカメラモジュールに適したレンズ駆動装置及び携帯情報端末装置を提供することにある。
本発明のレンズ駆動装置は、ハウジングと、レンズを保持すると共にハウジング内において光軸方向に移動自在に支持されたレンズ筒と、レンズ筒に設けられたフォロワと、フォロワに係合してレンズ筒を光軸方向に移動させるべくカム作用を及ぼすカム部材と、を備えたレンズ駆動装置であって、上記カム部材は、レンズ筒の外側でかつハウジング内に配置されて光軸から逸脱した軸を中心に回転してカム作用を及ぼすように形成され、上記ハウジングは、レンズ筒の当接部を光軸方向において離脱可能に当接させる受け部を有し、上記レンズ筒は、光軸方向の所定位置にあるとき、その当接部がハウジングの受け部に当接して位置決めされると共に、そのフォロワをカム部材と非接触にするように形成されている、構成を特徴としている。
この構成によれば、カム部材が作動すると、フォロワが光軸方向にカム作用を受けて、レンズ筒(レンズ)が光軸方向に移動させられ、CCD等の撮像素子の結像面に対してフォーカシングが行われる。
ここで、レンズ筒が光軸方向の所定位置にあるとき、レンズ筒はその当接部がハウジングの受け部に当接して位置決めされ、そのフォロワはカム部材と非接触になるため、外部から衝撃あるいは振動を受けても、レンズ筒とカム部材との間でのこれら衝撃力あるいは振動の伝達が遮断され、各々の耐衝撃性、耐久性等が高まる
また、カム部材は、レンズ筒の外側でかつハウジング内に配置され、レンズの光軸から逸脱した軸(光軸と同軸ではない軸、例えば、光軸に垂直な方向に伸長する軸、又は光軸と平行に伸長する軸)を中心として回転してカム作用を及ぼすように形成されているため、レンズ筒の外側において光軸と同軸上を回転するように配置された環状のカム部材等に比べて、小型化でき、又、ハウジング内の空きスペースを有効に利用して配置でき、光軸方向における装置の薄型化、小型化等を達成でき、又、レンズ筒及びカム部材がハウジング内に収容されて覆われるため、ハウジングの外面は複雑な形状をなす突出部分がないように平滑に形成されることで、種々の光学ユニットへの搭載を容易に行うことができる。
特に、所定位置において、レンズ筒はその当接部がハウジングの受け部に当接して位置決めされるため、ハウジングに撮像素子が固定される場合において、レンズ筒の当接部が撮像素子に直接当接することはなく、それ故に、外部からの衝撃等の影響でレンズ筒が及ぼす衝撃力等はハウジングで受け止められて緩和されることにより撮像素子に直接影響が及ぶのを防止でき、又、ハウジングを基準として、レンズ筒(レンズ)と撮像素子の結像面との平行度を容易に安定させることができ、高画質の撮影画像を得ることができる。
上記構成において、カム部材及びフォロワは、光軸方向において、レンズ筒とオーバーラップする領域に配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、カム部材及びフォロワがレンズ筒の周りに形成されるスペースを有効に利用して配置されているため、フォロワとカム部材とを非接触の状態に保持しつつも、光軸方向において装置の薄型化、小型化を達成することができる。
上記構成において、フォロワをカム部材に接触させる向きにかつレンズ筒の当接部をハウジングの受け部に当接させる向きに付勢力を及ぼすバネを含み、レンズ筒は、所定位置に達したときそれ以上の移動を規制するべく、その当接部がハウジングの受け部に当接するように形成され、カム部材は、レンズ筒の当接部がハウジングの受け部に当接した後に、フォロワから離脱するように形成されたカム部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、バネの付勢力によりフォロワはカム部材に接触し、この接触状態においてカム部材が作動すると、フォロワがカム作用を受けてレンズ筒が光軸方向に移動する。そして、レンズ筒が所定位置に達すると、バネにより付勢されつつその当接部がハウジングの受け部に当接してそれ以上の移動が規制されて位置決めされ、その後、カム部材のカム部がフォロワから離れて非接触となる。
すなわち、レンズ筒は、所定位置にあるとき、バネの付勢力によりハウジングに押し付けられた状態で当接しているため、安定した状態に確実に保持され、ハウジングに撮像素子が固定された状態において、レンズ筒(レンズ)と撮像素子の結像面との平行度をより高精度に安定させることができる。また、カム部材は、レンズ筒の当接部がハウジングの受け部に当接して位置決めされた後にフォロワから離れるため、レンズ筒の停止及びカム部材の駆動を円滑に行わせることができる。
このように、光軸方向に付勢力を及ぼすバネを用いた構成において、フォロワとカム部材との接触→レンズ筒(の当接部)とハウジング(の受け部)との接触→フォロワとカム部材との非接触となるような構成を採用するため、構造の簡略化、小型化、薄型化等を達成しつつ、耐衝撃性、耐久性等を高めることができる。
上記構成において、ハウジングは、カム部材がフォロワから離脱した後に、カム部材を所定の角度位置に停止させるストッパを有し、カム部材は、ストッパに当接する当接部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、レンズ筒がハウジングに当接して位置決めされた後に、カム部材がフォロワから離れ、所定角度回転した位置において当接部がストッパに当接することにより、カム部材の角度位置が位置決めされるため、カム部材を駆動制御する際の基準位置を簡略な構造にて容易に設定することができ、制御が容易になる。
上記構成において、レンズ筒の所定位置は、広角撮影位置に対応するように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、使用頻度の高い広角撮影位置において、レンズ筒とカム部材とが非接触となっているため、カム部材の駆動機構等に負荷が掛からず、耐久性、耐衝撃性等を向上させることができ、又、広角撮影位置において常時安定した高画質の撮影が可能になる。
上記構成において、レンズ筒の所定位置は、光軸方向の最も後方に繰り込んだ位置に設定されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、所定位置を、最も繰り込んだ位置で広角撮影位置とすることにより、この広角撮影位置が休止位置(ホームポジション)を兼ねるため、電源オンで休止位置から広角撮影位置までの駆動操作が不要になり、電源オンと同時に広角撮影を行うことが可能になる。
本発明の携帯情報端末装置は、カメラモジュールを備えた携帯情報端末装置であって、このカメラモジュールは、上記構成をなすいずれかのレンズ駆動装置を含む、ことを特徴としている。
この構成によれば、カメラモジュールのレンズ駆動装置として、光軸方向における薄型化及び小型化等が達成されたレンズ駆動装置を搭載するため、携帯情報端末装置の薄型化、小型化、軽量化等を達成することができる。
上記構成をなすレンズ駆動装置によれば、小型化、薄型化、低コスト化等を達成しつつ、簡略な構造にて、特に使用頻度の高い撮影領域でカム部材とフォロワとを非接触として、耐久性、耐衝撃性等を高めることができ、又、レンズと撮像素子(結像面)との平行度を安定させて高画質の撮影画像を得ることができるレンズ駆動装置を得ることができる。
特に、薄型の携帯電話機、携帯型音楽プレーヤ等に搭載されるカメラモジュールに適したレンズ駆動装置を得ることができる。
また、上記構成をなすレンズ駆動装置を搭載した携帯情報端末装置によれば、薄型化、小型化、軽量化等が達成された携帯情報端末装置が得られる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図7は、本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の分解斜視図、図2は装置の外観正面図、図3は装置の内部を示す正面図、図4ないし図6は装置の断面図、図7は装置の一部をなす駆動源及び板カムを示す外観図及び断面図並びに端面図である。
このレンズ駆動装置は、図1ないし図4に示すように、全体を囲繞するハウジングとしてのケース10及びカバー20、レンズGを保持するレンズ筒30、レンズ筒30を光軸方向Lにガイドするガイドシャフト40、カム部材としての板カム50、バネとしてのコイルバネ60、駆動源70等を備えている。
そして、このレンズ駆動装置に対して、図5及び図6に示すように、ケース10の後方Rにガラスフィルタ80及び被写体を撮像する撮像素子としてのCCD90等が配置されることにより、カメラモジュールを構成するようになっている。
ケース10は、図1、図3ないし図6に示すように、樹脂材料を用いてカバー20と協働してハウジングを画定するように矩形の箱状に形成され、光軸方向Lの後方Rに開口部11a及び3つ(1つは不図示)の受け部11bを画定する後壁部11、側壁部12、後壁部11から光軸方向Lの前方Fに突出して形成されたシャフト13、側壁部12において光軸方向Lに伸長するように形成されたガイド溝14、後壁部11及び側壁部12から内側に突出して形成されたストッパ15、側壁部12の前端面12aに形成された位置決めピン16、側壁部12に形成された貫通孔17、側壁部12の外面に形成された複数の掛止突起18等を備えている。
受け部11bは、レンズ筒30の後述する当接部37を当接させて位置決めするものである。すなわち、レンズ筒30(の当接部37)がケース10(の受け部11b)に当接した状態で、レンズ筒30(レンズG)は、CCD90の結像面に対して平行に保持されるようになっている。
カバー20は、図1、図2に示すように、樹脂材料を用いてケース10の前面を覆うように形成され、その前面略中央部に形成されてレンズ枠30の先端部を出没自在にする開口部21、シャフト13を嵌合させる嵌合孔22、ガイドシャフト40を嵌合させる嵌合孔23、位置決めピン16を嵌合させる嵌合孔24及び切り欠き25、掛止突起18に掛止される複数の掛止片26等を備えている。
ここで、カバー20は、ケース10の前端面12aに接合された後、掛止片26が掛止突起18にスナップフィット結合されて固定され、ケース10と協働してハウジングを画定する。そして、レンズ筒30(レンズ筒30の前面を除く)、ガイドシャフト40、コイルバネ60等を全て覆うように収容する。すなわち、駆動源70を除いた他の部品は、全てケース10及びカバー20により覆われて、ハウジングの外面は、複雑な形状をなす突出部分がないように平滑に形成されているため、種々の光学ユニットへの搭載も容易になる。
レンズ筒30は、図1ないし図6に示すように、レンズGを保持する円筒部31、ガイドシャフト40を摺動自在に嵌合させる嵌合部32、ガイド溝14に摺動自在に嵌合される突起33、コイルバネ60の一端を受けるバネ受け片34、板カム50に係合するフォロワとしてのフォロワ片35、レンズGの開口径を規定する口径板36、ケース10の受け部11bに当接する当接部37等を備えている。
嵌合部32は、図1、図3に示すように、円筒部31から径方向に突出すると共に光軸方向Lに伸長する嵌合孔32aをもつように形成されている。そして、嵌合部32(の嵌合孔32a)にガイドシャフト40が挿通されることにより、レンズ筒30は、ガイドシャフト40にガイドされて光軸方向Lに往復動自在に案内されるようになっている。
突起33は、図1、図3に示すように、ケース10のガイド溝14に摺動自在に嵌合されるように、嵌合部32から周方向に離れた位置において円筒部31から径方向に突出すると共に先端が略円柱状に形成されている。そして、突起33がガイド溝14に挿入されることにより、レンズ筒30は、光軸L回りの回転が規制されつつ、光軸方向Lにのみ移動自在に支持されるようになっている。
バネ受け片34は、図3、図4に示すように、嵌合部32に隣接しかつ光軸方向Lの後側(他端側)Rに偏倚した位置において、円筒部31から径方向に平板状に突出すると共にシャフト13を通す円孔34aを画定するように形成されている。そして、バネ受け片34が、シャフト13に外嵌されて支持されたコイルバネ60の一端をその前面で受けることにより、レンズ筒30は、光軸方向Lの後方Rに向けて付勢力を受けるようになっている。
フォロワ片35は、図1、図3、図4ないし図6に示すように、嵌合部32に隣接しかつ光軸方向Lの前側(一端側)Fに偏倚した位置、すなわち、光軸方向Lにおいて円筒部31から突出しないオーバーラップする領域において、円筒部31から径方向に平板状に突出するように形成されている。そして、フォロワ片35が板カム50の後述するカム面53に当接することにより、レンズ筒30は、板カム50のカム作用を受けて光軸方向Lに移動させられるようになっている。
ここで、レンズ筒30に形成されるフォロワ片35及びバネ受け片34は、レンズ筒30に対して光軸方向Lにお互いに離隔した位置(一端側及び他端側)に形成されるため、光軸方向Lの薄型化を図りつつも、板カム50及びコイルバネ60の配置が容易になる。また、フォロワ片35及びバネ受け片34は、ガイドシャフト40に案内される嵌合部32の近傍に形成されているため、構造の集約化すなわち小型化を達成しつつ、ガイドシャフト40を中心としてレンズ筒30を傾かせるように作用するモーメントを極力小さくすることができ、その結果、レンズ筒30の傾きを防止しつつ光軸方向Lに円滑にかつ高精度に駆動することができる。
当接部37は、円筒部31の後端から突出すると共に周方向の略三等分された位置に3個設けられている。そして、図5に示すように、レンズ筒30が光軸方向Lの後方Rに最も繰り込んだ位置(所定位置)にあるとき、3つの当接部37がケース10の3つの受け部11bにそれぞれ当接して光軸方向Lに位置決めされると共に、CCD90の結像面に対して平行に保持されるようになっている。
ガイドシャフト40は、金属材料等の剛性の高い材料を用いて、図4に示すように、光軸方向Lに伸長する円柱状に形成されており、その一端がケース10の後壁部11に植設され、レンズ筒30の嵌合部32(の嵌合孔32a)に摺動自在に挿通された後、その他端がカバー20の嵌合孔23に嵌合されて堅固に固定されている。
これにより、ガイドシャフト40は、レンズ筒30をガタツキ無く光軸方向Lに高精度に案内するようになっている。
尚、ここでは、ガイドシャフト40をケース10と別個に形成した場合を示したが、所定レベル以上の強度が確保され又レンズ筒30の円滑な摺動が確保されれば、樹脂材料等を用いて、ガイドシャフトをケース10と一体成型してもよい。
カム部材としての板カム50は、樹脂材料等により形成され、図5、図6、図7に示すように、後述する駆動源70の回転軸72が嵌合される中心孔51、所定の径をなす基礎円部52、基礎円部52から回転角度に応じて所定のリフト量を画定し光軸方向Lにカム作用を及ぼすカム部としてのカム面53、カム面53の最大リフト量に対応する端面に形成されケース10のストッパ15に当接し得る当接部54等を備えている。
すなわち、板カム50は、図4及び図5に示す状態から図5中の反時計回りの所定の角度範囲において、カム面53がフォロワ片35から離脱して非接触のままカム作用を及ぼさない空回り動作を行い、その後、カム面53がフォロワ片35に接触してカム作用を及ぼしてレンズ筒30(レンズG)を図5に示すホームポジション(光軸方向Lの最も後方に繰り込んだ所定位置すなわち広角撮影位置)〜図6に示すマクロ撮影位置(光軸方Lの最も前方に繰り出した位置)の範囲で移動させるようになっている。
また、板カム50は、図1、図3、図4に示すように、その回転軸72の軸線が光軸Lと垂直な方向に伸長するように、ハウジング(ケース10及びカバー2により画定される空間)内に配置されると共に、レンズ筒30と光軸方向Lにおいてオーバーラップするように配置されている。
すなわち、板カム50は、光軸方向Lにおいて、レンズ筒30の配置スペースとは別個に設けられた専用のスペースに配置されるのではなく、レンズ筒30の周りに形成される空きスペースを有効に利用して配置されるため、光軸方向Lにおける装置の薄型化、小型化を達成することができる。
コイルバネ60は、図1、図3、図4に示すように、光軸方向Lに伸長したシャフト13に外嵌されており、その一端がレンズ筒30のバネ受け片34に当接され、その他端がカバー20の嵌合孔22周りの裏面に当接されて、圧縮した状態で取り付けられている。そして、コイルバネ60は、レンズ筒30のフォロワ片35を板カム50のカム面53(又は基礎円部52)に押圧して接触させる向きに、かつ、レンズ筒30(の当接部37)をケース10(の受け部11b)に当接させる向きに付勢力を及ぼすようになっている。
また、コイルバネ60は、図3及び図4に示すように、光軸方向Lに伸長するように、ハウジング(ケース10及びカバー2により画定される空間)内に配置されると共に、レンズ筒30と光軸方向Lにおいてオーバーラップするように配置されている。
すなわち、コイルバネ60は、光軸方向Lにおいて、レンズ筒30の配置スペースとは別個に設けられた専用のスペースに配置されるのではなく、レンズ筒30の周りに形成される空きスペースを有効に利用して配置されるため、光軸方向Lにおける装置の薄型化、小型化を達成することができる。
また、コイルバネ60は、ガイドシャフト40に案内される嵌合部32の近傍に配置されているため、構造の集約化すなわち小型化を達成しつつ、ガイドシャフト40を中心としてレンズ筒30を傾かせるように作用するモーメントを極力小さくすることができ、レンズ筒30の傾きを防止することができる。
駆動源70は、図1、図4、図7(a),(b)に示すように、ケース71、ケース71に回動自在に支持されると共に板カム50を直結する回転軸72、回転軸72に一体的に形成されたマグネット73、周方向において多極に着磁されたマグネット73の周りに配置された励磁用のコイル74等を備えたステッピングモータである。
そして、駆動源70は、その回転軸72が光軸方向Lに垂直な方向を向くように、回転軸72がケース10の貫通孔17を通してハウジングの内部に通されると共に、そのケース71がブラケット75を介してケース10の側壁部12に堅固に固定されている。
このように、駆動源70は、その回転軸72の軸線方向が光軸方向Lに垂直となるように配置されると共にハウジングの外部から着脱自在となっているため、装置の薄型化に寄与すると共に、故障した場合に着脱作業を伴うメンテナンスを容易に行うことができる。
次に、このレンズ駆動装置の動作について、図5、図6を参照しつつ説明する。
先ず、図5に示すように、板カム50が時計回りに回転してその当接部54がケース10のストッパ15に当接して停止しているとき、レンズ筒30(レンズG)は光軸方向Lの最も後方に繰り込んだ位置(所定位置)すなわちホームポジションに位置している。このホームポジションは、広角撮影位置に対応しており、1m〜∞位置の撮影が可能となっている。
このとき、レンズ筒30は、その当接部37がケース10の受け部11bに当接して、光軸方向Lに位置決めされると共にCCD90の結像面に対して平行に保持され、板カム50はそのカム面53がフォロワ片35から離脱して非接触の状態に維持されている。
すなわち、レンズ筒30と板カム50がホームポジションにおいて接触状態にある場合は、特に光軸方向Lにおいて外部から衝撃力や振動が加わると、比較的重い部材であるレンズ筒30がシャフト13,40,ガイド溝14に沿って移動し、板カム50や回転軸72にその衝撃力や振動を伝達させて変形させてしまう虞があるものの、ここでは板カム50とフォロワ片35が非接触状態にあるため、外部から衝撃あるいは振動を受けても、レンズ筒30と板カム50との間でのこれら衝撃力あるいは振動の伝達が遮断され、各々の耐衝撃性、耐久性等が高まる。
また、このホームポジションは使用頻度の高い広角撮影位置に対応するため、電源オンと同時に広角撮影が可能であり、さらに、レンズ筒30はケース10(ハウジング)に当接して位置決めされるため、レンズ筒30(レンズG)とCCD90の結像面との平行度を容易に安定させることができ、高画質の撮影画像を得ることができる。
そして、駆動源70が一方向に回転して、板カム50が反時計回りに回転し始めると、所定の空回り動作(カム作用を及ぼさない回転)を経て、そのカム面53がフォロワ片35に接触してカム作用を及ぼし始め、レンズ筒30(レンズG)は、光軸方向Lの前方Fに繰り出される。
さらに、駆動源70が所定ステップ数同一方向に回転して、板カム50がさらに反時計回りに回転すると、そのカム面53の最大リフト領域がフォロワ片35に当接して、レンズ筒30(レンズG)は、図6に示すように、ホームポジションから最も前方に繰り出した位置に位置付けられる。レンズ筒30(レンズG)がこの最大繰り出し位置にあるとき、被写体から数センチメートル離れたマクロ撮影(接写)が可能となる。
一方、駆動源70が逆回転すると、板カム50は時計回りに回転してカム作用によるリフト量を減少させ、レンズ筒30はコイルバネ60の付勢力により光軸方向Lの後方Rに繰り込み、レンズ筒30の当接部37がケース10の受け部11bに当接して停止し、その後、板カム50はさらに時計回りに回転してそのカム面53がフォロワ片35から離脱して非接触の状態となり、その当接部54がストッパ15に当接して停止する。
このように、レンズ筒30がケース10(ハウジング)に当接して位置決めされた後に、板カム50がフォロワ片35から離れ、所定角度回転した位置において当接部54がストッパ15に当接して板カム50の角度位置が位置決めされるため、板カム50を駆動制御する際の基準位置を簡略な構造にて容易に設定することができ、制御が容易になる。
上記装置によれば、板カム50及びフォロワ片35は、光軸方向Lにおいて、レンズ筒30とオーバーラップする領域、すなわち、レンズ筒30の周りに形成されるスペースを有効に利用して配置されているため、フォロワ片35と板カム50とを非接触の状態に保持しつつも、光軸方向Lにおいて装置の薄型化、小型化を達成することができる。
また、光軸方向Lに付勢力を及ぼすコイルバネ60を用いた構成において、フォロワ片35と板カム50との接触→レンズ筒30とケース10(ハウジング)との接触→フォロワ片35と板カム50との非接触となるような構成を採用するため、構造の簡略化、小型化、薄型化等を達成しつつ、耐衝撃性、耐久性等を高めることができる。
さらに、駆動機構として、板カム50、フォロワ片35、コイルバネ60、板カム50を直接回転駆動する駆動源70等を採用するため、歯車を採用する場合に比べて騒音を低減でき、駆動力の伝達経路を簡略化することにより駆動抵抗を小さくでき、それ故に消費電力を抑制することができる。
図8及び図9は、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータあるいは携帯型音楽プレーヤ等の携帯情報端末装置における実施形態を示すものである。
図8は、上記レンズ駆動装置を備えたカメラモジュールMを搭載した携帯電話機を示すものである。
すなわち、携帯電話機100は、図8に示すように、種々の操作ボタン101aを含む本体101、本体101にヒンジ結合されて種々の情報を表示するモニター102aを含む蓋体102等を備えている。そして、蓋体102には、外側面に開口部103が形成され、その後方内部においてカメラモジュールMが収容されている。
このように、薄型化された蓋体102に対して、本発明に係るレンズ駆動装置を備えたカメラモジュールMを容易に搭載することができる。
図9は、上記レンズ駆動装置を備えたカメラモジュールMを搭載した携帯型音楽プレーヤを示すものである。
すなわち、携帯型音楽プレーヤ110は、図9に示すように、本体111、本体111に設けられて種々の情報を表示するモニター112、本体111に接続されるイヤフォン(ヘッドフォン)113、本体111に設けられた開口部114等を備えている。そして、本体111には、開口部114の後方内部においてカメラモジュールMが収容されている。
このように、薄型化された本体111に対して、本発明に係るレンズ駆動装置を備えたカメラモジュールMを容易に搭載することができる。
図10ないし図12(a),(b)は、本発明に係るレンズ駆動装置の他の実施形態を示すものであり、図10は装置の外観正面図、図11は装置の内部を示す正面図、図12(a),(b)は装置の断面図である。この実施形態においては、カム部材及びその駆動機構並びにこれに付随する構成を変更した以外は、前述の実施形態と同一であるため、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
この装置は、図10ないし図12(a),(b)に示すように、ケース10´、カバー20´、レンズ筒30´、ガイドシャフト40、カム部材としての円柱カム50´、コイルバネ60、駆動源70及びウォーム76´、ウォームホイール52´を一体的に有する円柱カム50´を回動自在に支持する支軸40´等を備えている。
ケース10´は、樹脂材料により形成されており、図11及び図12(a),(b)に示すように、後壁部11、後壁部11に形成された開口部11a及び受け部11b´、側壁部12、シャフト13、側壁部12の内側に突出すると共に光軸方向Lに伸長するように形成された突条ガイド部14´、前端面12aに形成されたネジ穴19´等を備えている。
カバー20´は、樹脂材料を用いてケース10´の前面を覆うように形成され、図10に示すように、開口部21、嵌合孔22、嵌合孔23、嵌合孔27´、後述する円柱カム50´の当接部54´を当接させるべく内側面に突出して形成されたストッパ28´、ネジBを通す孔をもつ座面29´等を備えている。
そして、カバー20´は、ケース10´に対して、ネジBにより締結されて堅固に固定されて、ケース10´と協働してハウジングを画定し、レンズ筒30´(レンズGの前面を除く)、ガイドシャフト40,支軸40´、コイルバネ60、円柱カム50´、駆動源70等を全て覆うように収容する。すなわち、全ての部品がケース10´及びカバー20´により覆われて、ハウジングの外面は平滑に形成されるため、種々の光学ユニットへの搭載が容易になる。
レンズ筒30´は、樹脂材料により形成され、図11及び図12(a),(b)に示すように、円筒部31、嵌合部32、突条ガイド部14´を受け入れるU字状の嵌合部33´、バネ受け片34、フォロワ片35´、口径板36、複数の当接部37等を備えている。
フォロワ片35´は、円柱カム50´の後述するカム面53´と接触する部分が半円柱状に突出して形成されており、カム面53´上を円滑に摺動し得るようになっている。
支軸40´は、金属材料等の剛性の高い材料により形成されて、その一端がケース10´に植設され、その他端がカバー20´の嵌合孔27´に嵌合されて堅固に固定されている。そして、支軸40´は、円柱カム50´を光軸方向Lの所定位置に位置決めしつつ回動自在に支持するようになっている。尚、支軸40´は、機能上の信頼性が確保される限り、樹脂材料を用いてケース10´と一体成型されてもよい。
円柱カム50´は、樹脂材料等により形成され、図11、図12(a),(b)に示すように、支軸40´に回動自在に嵌合される中心孔51´、外周面に形成されたウォームホイール52´、回転角度に応じて所定のリフト量を画定し光軸方向Lにカム作用を及ぼすべく光軸方向Lの前端面にスパイラル状に形成されたカム部としてのカム面53´、カム面53´上の一部に突出して形成されカバー20´のストッパ28´に当接し得る当接部54´等を備えている。
すなわち、円柱カム50´は、図11及び図12(a)に示す状態から図11中の時計回りの所定の角度範囲において、カム面53´がフォロワ片35´から離脱して非接触のまま所定の空回り動作(カム作用を及ぼさない回転)を経て、カム面53´がフォロワ片35´に接触してカム作用を及ぼし始め、レンズ筒30´(レンズG)を、図11及び図12(a)に示すホームポジション(光軸方向Lの後方に最も繰り込んだ所定位置すなわち広角撮影位置)〜図12(b)に示すマクロ撮影位置(光軸方Lの前方に最も繰り出した位置)の範囲で移動させるようになっている。
次に、このレンズ駆動装置の動作について、図11、図12(a),(b)を参照しつつ説明する。
先ず、図11及び図12(a)に示すように、円柱カム50´が図11中の反時計回りに回転してその当接部54´がカバー20´のストッパ28´に当接して停止しているとき、レンズ筒30´(レンズG)は光軸方向Lの最も後方に繰り込んだ位置(所定位置)すなわちホームポジションに位置している。このホームポジションは、広角撮影位置に対応しており、1m〜∞位置で撮影可能となっている。
このとき、レンズ筒30´は、その当接部37がケース10´の受け部11b´に当接して、光軸方向Lに位置決めされると共にCCD90の結像面に対して平行に保持され、そのフォロワ片35´が円柱カム50´のカム面53´から離脱して非接触の状態に維持されている。
したがって、本実施形態においても、前述同様の理由により、外部から衝撃あるいは振動を受けても、レンズ筒30´と円柱カム50´との間でのこれら衝撃力あるいは振動の伝達が遮断され、ウォームホイール52´及びウォーム76´等の駆動機構の耐衝撃性、耐久性等が高まる。また、このホームポジションは使用頻度の高い広角撮影位置に対応するため、電源オンと同時に広角撮影が可能であり、さらに、レンズ筒30´はケース10´(ハウジング)に当接して位置決めされるため、レンズ筒30´(レンズG)とCCD90の結像面との平行度を容易に安定させることができ、高画質の撮影画像を得ることができる。
そして、駆動源70が一方向に回転して、円柱カム50´が図11中の時計回りに回転し始めると、所定の空回り動作(カム作用を及ぼさない回転)を経て、カム面53´がフォロワ片35´に接触してカム作用を及ぼし始め、レンズ筒30´(レンズG)は、光軸方向Lの前方Fに繰り出される。
さらに、駆動源70が所定ステップ数同一方向に回転して、円柱カム50´がさらに時計回りに回転すると、カム面53´の最大リフト領域がフォロワ片35´にカム作用を及ぼして、レンズ筒30´(レンズG)は、図12(b)に示すように、ホームポジションから最も前方に繰り出した位置に位置付けられる。レンズ筒30´(レンズG)がこの最大繰り出し位置にあるとき、被写体から数センチメートル離れたマクロ撮影(接写)が可能となる。
一方、駆動源70が逆回転すると、円柱カム50´は図11中の反時計回りに回転してカム作用によるリフト量を減少させ、レンズ筒30´はコイルバネ60の付勢力により光軸方向Lの後方Rに繰り込み、レンズ筒30´の当接部37がケース10´の受け部11b´に当接して停止し、その後、円柱カム50´はさらに反時計回りに回転してフォロワ片35´から離脱して非接触の状態となり、その当接部54´がストッパ28´に当接して停止する。
このように、レンズ筒30´がケース10´(ハウジング)に当接して位置決めされた後に、円柱カム50´がフォロワ片35´から離れ、所定角度回転した位置において当接部54´がストッパ28´に当接して円柱カム50´の角度位置が位置決めされるため、円柱カム50´を駆動制御する際の基準位置を簡略な構造にて容易に設定することができ、制御が容易になる。
上記装置によれば、円柱カム50´及びフォロワ片35´は、光軸方向Lにおいて、レンズ筒30´とオーバーラップする領域、すなわち、レンズ筒30´の周りに形成されるスペースを有効に利用して配置されているため、フォロワ片35´と円柱カム50´とを非接触の状態に保持しつつも、光軸方向Lにおいて装置の薄型化、小型化を達成することができる。
また、光軸方向Lに付勢力を及ぼすコイルバネ60を用いた構成において、フォロワ片35´と円柱カム50´との接触→レンズ筒30´とケース10´(ハウジング)との接触→フォロワ片35´と円柱カム50´との非接触となるような構成を採用するため、構造の簡略化、小型化、薄型化等を達成しつつ、耐衝撃性、耐久性等を高めることができる。
上記実施形態においては、駆動機構を構成するバネとして、圧縮型のコイルバネ60を示したが、これに限定されるものではなく、引張り型のコイルバネでもよく、あるいは、レンズ筒30,30´と光軸方向Lにおいてオーバーラップするように配置されるものであればその他のバネを採用してもよい。
上記実施形態においては、駆動源として、ステッピングモータ70を示したが、これに限定されるものではなく、DCモータ、その他のアクチュエータを採用してもよい。
また、DCモータを採用する場合は、レンズ筒の位置を検出する検出センサを設けあるいはDCモータに印加する電力を時間制御することにより、レンズ筒30を位置制御することができる。
以上述べたように、本発明のレンズ駆動装置は、光軸方向における薄型化、小型化、構造の簡素化、低コスト化、耐久性及び耐衝撃性の向上等が達成されるため、薄型化が要求される携帯電話機、携帯型音楽プレーヤ等に搭載されるカメラモジュールに適用できるのは勿論のこと、薄型化が要求されないその他のレンズ光学系のレンズ駆動装置としても有用である。
本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置の外観正面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の内部を示す正面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の内部を示す断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置が最も後方に繰り込んだホームポジション(広角撮影位置)にある状態を示す断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置が最も前方に繰り出したマクロ撮影位置にある状態を示す断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置の一部をなす駆動源及び板カムを示すものであり、(a)はその側面図、(b)は(a)中のE−Eにける断面図、(c)は板カムの端面図である。 図1に示すレンズ駆動装置を搭載した携帯電話機を示す斜視図である。 図1に示すレンズ駆動装置を搭載した携帯型音楽プレーヤを示す斜視図である。 本発明に係るレンズ駆動装置の他の実施形態を示す外観正面図である。 図10に示すレンズ駆動装置の内部を示す正面図である。 図10に示すレンズ駆動装置の内部を示す断面図であり、(a)は装置がホームポジション(広角撮影位置)にある状態を示す断面図、(b)は装置がマクロ撮影位置にある状態を示す断面図である。
符号の説明
10,10´ ケース(ハウジング)
11 後壁部
11a 開口部
11b,11b´ 受け部
12 側壁部
13 シャフト
14 ガイド溝
14´ 突条ガイド部
15 ストッパ
16 位置決めピン
17 貫通孔
18 掛止突起
20,20´ カバー(ハウジング)
21 開口部
22,23,24,27´ 嵌合孔
25 切り欠き
26 掛止片
28´ ストッパ
30,30´ レンズ筒
31 円筒部
32 嵌合部
32a 嵌合孔
33 突起
33´ 嵌合部
34 バネ受け片
35,35´ フォロワ片(フォロワ)
36 口径板
37 当接部
40 ガイドシャフト
40´ 支軸
50 板カム(カム部材)
50´ 円柱カム(カム部材)
51,51´ 中心孔
52 基礎円部
52´ ウォームホイール
53,53´ カム面(カム部)
54,54´ 当接部
60 コイルバネ
70 駆動源
71 ケース
72 回転軸
76´ ウォーム
80 ガラスフィルタ
90 CCD
L 光軸方向
G レンズ
M カメラモジュール
100 携帯電話機
110 携帯型音楽プレーヤ

Claims (7)

  1. ハウジングと、レンズを保持すると共に前記ハウジング内において光軸方向に移動自在に支持されたレンズ筒と、前記レンズ筒に設けられたフォロワと、前記フォロワに係合して前記レンズ筒を光軸方向に移動させるべくカム作用を及ぼすカム部材と、を備えたレンズ駆動装置であって
    記カム部材は、前記レンズ筒の外側でかつ前記ハウジング内に配置されて光軸から逸脱した軸を中心に回転してカム作用を及ぼすように形成され、
    前記ハウジングは、前記レンズ筒の当接部を光軸方向において離脱可能に当接させる受け部を有し、
    前記レンズ筒は、光軸方向の所定位置にあるとき、その当接部が前記ハウジングの受け部に当接して位置決めされると共に、前記フォロワを前記カム部材と非接触にするように形成されている、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記カム部材及びフォロワは、光軸方向において、前記レンズ筒とオーバーラップする領域に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記フォロワを前記カム部材に接触させる向きにかつ前記レンズ筒の当接部を前記ハウジングの受け部に当接させる向きに付勢力を及ぼすバネを含み、
    前記レンズ筒は、前記所定位置に達したときそれ以上の移動を規制するべく、前記当接部が前記ハウジングの受け部に当接するように形成され、
    前記カム部材は、前記レンズ筒の当接部が前記ハウジングの受け部に当接した後に、前記フォロワから離脱するように形成されたカム部を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記ハウジングは、前記カム部材が前記フォロワから離脱した後に、前記カム部材を所定の角度位置に停止させるストッパを有し、
    前記カム部材は、前記ストッパに当接する当接部を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記レンズ筒の所定位置は、広角撮影位置に対応するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記レンズ筒の所定位置は、光軸方向の最も後方に繰り込んだ位置に設定されている、
    ことを特徴とする請求項5記載のレンズ駆動装置。
  7. カメラモジュールを備えた携帯情報端末装置であって、
    前記カメラモジュールは、請求項1ないし6いずれか一つに記載のレンズ駆動装置を含む、
    ことを特徴とする携帯情報端末装置。
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