JP4619174B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents
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Description
そこで、レンズ枠の大径化を解消するべく、レンズ枠の外周にコイルスプリングを配置し、レンズ枠の突出部に対してコイルスプリングの一端を直接当接させて付勢力を及ぼす構成とすることも可能であるが、レンズ枠が回動するため、コイルスプリングと突出部との間に相対的な回転が生じ、駆動負荷の増加を招く。
これに対処するべくコイルスプリングと突出部との間に薄板状のワッシャーを介在させてもよいが、ワッシャーの一方側にはコイルスプリングが略周方向の全域に亘って接触するのに対して他方側には突出部が部分的に接触するため、変形し易く円滑な動作が得られ難い。
この構成によれば、コイルスプリングの付勢力がワッシャーの環状平板部を介してレンズ枠の突出部をカム部材(のカム面)に押圧しているため、カム部材とレンズ枠とが相対的に回動すると、カム部材が突出部に対して光軸方向にカム作用を及ぼし、レンズ枠(及びレンズ)は光軸方向の所定の位置に移動する。この駆動動作に際して、ワッシャーには環状平板部の縁に折返し部が設けられているため、ワッシャーが薄板状であっても曲げ剛性が高められ、突出部が局所的に当接してもワッシャーの変形を防止できる。これにより、コイルスプリングはレンズ枠の全周に亘って均一で安定した付勢力を及ぼし、円滑な駆動動作が得られる。
この構成によれば、折返し部が環状平板部の外縁に設けられた外縁折返し部であるため、ワッシャーの変形を防止できると共に、コイルスプリング(の一端部)が径方向外側に移動するのを規制でき、それ故に、ワッシャーからコイルスプリングが脱落するのを防止できる。
この構成によれば、折返し部が環状平板部の内縁に設けられた内縁折返し部であるため、ワッシャーの変形を防止できると共に、ワッシャーが筒状部材に外嵌されて支持されるような場合に、内縁折返し部が筒状部材の外周面に嵌め込まれることで、ワッシャーの傾き等を防止でき、コイルスプリングを全周において均一に支持することができる。
この構成によれば、折返し部が環状平板部の外縁及び内縁に設けられた外縁折返し部及び内縁折返し部であるため、さらに曲げ剛性が高められてワッシャーの変形をより確実に防止できると共に、コイルスプリング(の一端部)が径方向に移動するのを規制でき、ワッシャーからコイルスプリングが脱落するのを防止でき、又、ワッシャーの傾き等を防止でき、コイルスプリングを全周において均一に支持することができる。
この構成によれば、ワッシャーを金属板の絞り成型により形成する場合に、折返し部に成型皺等が生じるのを防止でき、加工が容易になる。
図1ないし図5は、本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の外観斜視図、図2は装置の側面図、図3は装置の分解斜視図、図4は装置の一部をなすワッシャーの斜視図、図5は装置の断面図である。
円筒部11には、その径方向に貫通すると共に光軸方向Lに伸長しかつ前方側Fに開口する3つのガイド孔11a、その前端面において前方に向けて突出する3つの突起11b等が形成されている。
3つのガイド孔11aは、周方向において等角度(120度)の間隔で形成されており、3つの突起11bは、3つのガイド孔11aに対して60度ずれた位置で周方向に等角度(120度)の間隔で形成されている。
接合部12には、図5に示すように、CCD70及びガラスプレート80を保持する略矩形状の保持部材90が連結されて、全体としてカメラユニットを形成するようになっている。
3つの突出部22は、周方向において等角度(120度)の間隔で形成されており、筒状部材10のガイド孔11aに挿通されて、周方向においてガタツキが無く光軸方向Lにのみ往復動自在に案内されるようになっている。
また、突出部22は、それぞれ、後方側の側面22aが後述するカムリング30のカム面33に係合し、前方側の側面22bがワッシャー50を介してコイルスプリング40の一端部41に係合するようになっている。
したがって、コイルスプリング40は、レンズ枠20の突出部22(前面22b)を光軸方向Lの後方側Rに向けて付勢し、突出部22(後面22a)をカム面33に対して常に接触させるように作用する。
すなわち、コイルスプリング40の一端部41は環状平板部51に当接すると同時に外縁折返し部52により外側へのずれが規制されているため、一端部41がワッシャー50から脱落するのを防止できる。また、外縁折返し部52を設けたことにより、環状平板部51の曲げ剛性が高められて、突出部22が環状平板部51に対して局部的に当接しても、ワッシャー50の変形を防止できる。これにより、コイルスプリング40の付勢力を3つの突出部22を介してレンズ枠20に均一に及ぼすことができ、レンズ枠20が傾いて円筒部11の内周面11cでスティックするのを防止でき、レンズ枠20を円滑に移動させることができる。さらに、切り欠き部53が設けられているため、ワッシャー50を絞り成型等により形成する場合に、折返し部52に成型皺等が生じるのを防止でき、加工を容易に行うことができる。
このワッシャー50´は、金属板等に絞り成型等を施して形成されており、図6に示すように、環状平板部51、環状平板部51の内縁を折り曲げて形成された内縁折返し部54、内縁折返し部54に形成された3つの切り欠き部55により形成されている。すなわち、3つの切り欠き部55を設けたことにより、内縁折返し部54が環状平板部51の内縁に対して部分的に形成された状態となっている。
このワッシャー50´´は、金属板等に絞り成型等を施して形成されており、図7に示すように、環状平板部51、環状平板部51の外縁を折り曲げて形成された外縁折返し部52、外縁折返し部52に形成された3つの切り欠き部53、環状平板部51の内縁を折り曲げて形成された内縁折返し部54、内縁折返し部54に形成された3つの切り欠き部55により形成されている。すなわち、それぞれ3つの切り欠き部53,55を設けたことにより、外縁折返し部52及び内縁折返し部54が、環状平板部51の外縁及び内縁に対して部分的に形成された状態となっている。
G レンズ
10 筒状部材
11 円筒部
11a ガイド孔
11b 突起
12 接合部
20 レンズ枠
21 円筒部
22 突出部
23 開口規制板
23a 開口部
30 カムリング(カム部材)
31 環状部
32 駆動レバー
33(33a,33b,33c) カム面
40 コイルスプリング
41 一端部
42 他端部
50 ワッシャー
51 環状平板部
52 外縁折返し部
53 切り欠き部
54 内縁折返し部
55 切り欠き部
60 押え部材
70 CCD(撮像素子)
80 ガラスプレート
90 保持部材
Claims (5)
- レンズを保持するレンズ枠と、前記レンズ枠から径方向に突出する突出部と、前記突出部にカム作用を及ぼして前記レンズ枠を光軸方向に移動させるカム部材と、前記突出部を前記カム部材に押圧するコイルスプリングと、前記コイルスプリングと前記突出部との間に介在する環状のワッシャーと、を備えたレンズ駆動装置であって、
前記ワッシャーは、前記突出部及びコイルスプリングが両側から当接する環状平板部と、前記環状平板部の縁を折り曲げて形成された折返し部と、を含む、
ことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 前記折返し部は、前記環状平板部の外縁に形成された外縁折返し部を含む、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。 - 前記折返し部は、前記環状平板部の内縁に形成された内縁折返し部を含む、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。 - 前記折返し部は、前記環状平板部の外縁及び内縁にそれぞれ形成された外縁折返し部及び内縁折返し部を含む、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。 - 前記折返し部は、前記環状平板部の縁に対して部分的に形成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のレンズ駆動装置。
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- 2005-03-30 JP JP2005097266A patent/JP4619174B2/ja not_active Expired - Fee Related
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