JPH11119074A - レンズ鏡胴 - Google Patents
レンズ鏡胴Info
- Publication number
- JPH11119074A JPH11119074A JP27853397A JP27853397A JPH11119074A JP H11119074 A JPH11119074 A JP H11119074A JP 27853397 A JP27853397 A JP 27853397A JP 27853397 A JP27853397 A JP 27853397A JP H11119074 A JPH11119074 A JP H11119074A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gap
- coil spring
- moving
- moving frame
- moving frames
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lens Barrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズ群を保持する移動枠間の隙間を簡単な
構成で塞いだレンズ鏡胴を提供する。 【解決手段】 疎巻き部分32と、密着巻き部分34と
を有するコイルスプリング30の疎巻き部分32を、第
1移動枠10の枠本体に外嵌する。密着巻き部分34
は、第1および第2移動枠10,20が相対移動して
も、第1および第2移動枠10,20の間の隙間を常に
塞ぐ。
構成で塞いだレンズ鏡胴を提供する。 【解決手段】 疎巻き部分32と、密着巻き部分34と
を有するコイルスプリング30の疎巻き部分32を、第
1移動枠10の枠本体に外嵌する。密着巻き部分34
は、第1および第2移動枠10,20が相対移動して
も、第1および第2移動枠10,20の間の隙間を常に
塞ぐ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡胴に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のレンズ群をそれぞれ保持す
る移動枠が光軸方向に相対移動するようにしたズームレ
ンズ鏡胴において、ズーム駆動によって移動枠が接離
し、移動枠間に隙間ができる場合がある。外部からの光
がこの隙間を通って移動枠の内部に進入すると害を及ぼ
すので、ズームレンズ鏡胴は、たとえば隙間を塞ぐ遮光
筒をさらに備えている。しかし、このように遮光だけの
目的の部材を設けて部品点数を増やすことは好ましくな
い。
る移動枠が光軸方向に相対移動するようにしたズームレ
ンズ鏡胴において、ズーム駆動によって移動枠が接離
し、移動枠間に隙間ができる場合がある。外部からの光
がこの隙間を通って移動枠の内部に進入すると害を及ぼ
すので、ズームレンズ鏡胴は、たとえば隙間を塞ぐ遮光
筒をさらに備えている。しかし、このように遮光だけの
目的の部材を設けて部品点数を増やすことは好ましくな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、レンズ群を保持する移動枠間
の隙間を簡単な構成で塞いだレンズ鏡胴を提供すること
である。
解決すべき技術的課題は、レンズ群を保持する移動枠間
の隙間を簡単な構成で塞いだレンズ鏡胴を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するため、本発明は、以下の構成のレ
ンズ鏡胴を提供する。
技術的課題を解決するため、本発明は、以下の構成のレ
ンズ鏡胴を提供する。
【0005】レンズ鏡胴は、第1および第2のレンズ群
をそれぞれ保持しかつ少なくとも一方が光軸方向に移動
する第1および第2の移動枠の間にスプリングが配置さ
れたタイプのものである。上記スプリングは、疎巻き部
分と密着巻き部分とからなるコイルスプリングである。
上記コイルスプリングは、上記第1および第2の移動枠
の少なくとも一方に嵌着され、上記密着巻き部分は、上
記移動枠間の隙間を覆い、外部からの光が上記隙間から
上記移動枠の内部へ進入することを阻止する。
をそれぞれ保持しかつ少なくとも一方が光軸方向に移動
する第1および第2の移動枠の間にスプリングが配置さ
れたタイプのものである。上記スプリングは、疎巻き部
分と密着巻き部分とからなるコイルスプリングである。
上記コイルスプリングは、上記第1および第2の移動枠
の少なくとも一方に嵌着され、上記密着巻き部分は、上
記移動枠間の隙間を覆い、外部からの光が上記隙間から
上記移動枠の内部へ進入することを阻止する。
【0006】上記構成において、隣接する巻きの線材が
互いに離れた状態であるコイルスプリングの疎巻き部分
は、第1および第2移動枠をそれぞれ互いに反対方向に
付勢する。これにより、第1および第2の移動枠が離れ
ているときは、所望の位置に密着巻き部分を位置させ、
2つの移動枠が接近したときにはその動きを妨げること
なく、収縮が可能となる。第1および第2移動枠は、そ
れぞれ常に一定方向に付勢され、移動時にガタが生じな
い。移動枠間の隙間は、隣接する巻きの線材が互いに密
着した状態であるコイルスプリングの密着巻き部分によ
って覆われ、外部からの有害光が移動枠間の隙間を通っ
て内部に進入することを阻止する。
互いに離れた状態であるコイルスプリングの疎巻き部分
は、第1および第2移動枠をそれぞれ互いに反対方向に
付勢する。これにより、第1および第2の移動枠が離れ
ているときは、所望の位置に密着巻き部分を位置させ、
2つの移動枠が接近したときにはその動きを妨げること
なく、収縮が可能となる。第1および第2移動枠は、そ
れぞれ常に一定方向に付勢され、移動時にガタが生じな
い。移動枠間の隙間は、隣接する巻きの線材が互いに密
着した状態であるコイルスプリングの密着巻き部分によ
って覆われ、外部からの有害光が移動枠間の隙間を通っ
て内部に進入することを阻止する。
【0007】したがって、レンズ群を保持する移動枠間
の隙間を簡単な構成で塞ぐことができる。
の隙間を簡単な構成で塞ぐことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図3に示した本発
明の一実施形態に係るレンズ鏡胴1について詳細に説明
する。
明の一実施形態に係るレンズ鏡胴1について詳細に説明
する。
【0009】レンズ鏡胴1は、2群ズームであり、第1
および第2レンズ群12,22は、図3(b)に示すよ
うなズーム曲線12s,22sを有する。
および第2レンズ群12,22は、図3(b)に示すよ
うなズーム曲線12s,22sを有する。
【0010】レンズ鏡胴1は、図3(a)の断面図に示
すように、不図示のカメラ本体に固定される固定筒2
と、固定筒2の内側に回転自在かつ光軸方向移動不自在
に固定された回転筒4と、回転筒4の内側に回転不自在
かつ光軸方向移動不自在に固定された直進案内筒6と、
直進案内筒6の内側に配置された第1および第2移動枠
10,20と、コイルスプリング30とを備える。
すように、不図示のカメラ本体に固定される固定筒2
と、固定筒2の内側に回転自在かつ光軸方向移動不自在
に固定された回転筒4と、回転筒4の内側に回転不自在
かつ光軸方向移動不自在に固定された直進案内筒6と、
直進案内筒6の内側に配置された第1および第2移動枠
10,20と、コイルスプリング30とを備える。
【0011】回転筒4の内周面には、大略螺旋状のカム
溝が形成され、第1および第2移動枠10,20のカム
ピン14,26(詳しくは後述する)が係合するように
なっている。直進案内筒6の前部および後部には、それ
ぞれ、直進案内溝7a,7bが形成され、第1および第
2移動枠10,20のカムピン14,26が貫通し、第
1および第2移動枠10,20が光軸方向に直進案内さ
れるようになっている。したがって、第1および第2移
動枠10,20は、回転筒4および直進案内筒6によっ
てカム送り駆動されるようになっている。
溝が形成され、第1および第2移動枠10,20のカム
ピン14,26(詳しくは後述する)が係合するように
なっている。直進案内筒6の前部および後部には、それ
ぞれ、直進案内溝7a,7bが形成され、第1および第
2移動枠10,20のカムピン14,26が貫通し、第
1および第2移動枠10,20が光軸方向に直進案内さ
れるようになっている。したがって、第1および第2移
動枠10,20は、回転筒4および直進案内筒6によっ
てカム送り駆動されるようになっている。
【0012】第1移動枠10は、図1の斜視図および図
3に示すように、第1レンズ群12を保持する。第1移
動枠10の枠本体には、径方向外側に突出するカムピン
14が突設されている。また、枠本体は、第1レンズ群
12より後側(被写体とは反対側)に筒状に延在し、そ
の後端部には、切り欠き溝16が形成されている。
3に示すように、第1レンズ群12を保持する。第1移
動枠10の枠本体には、径方向外側に突出するカムピン
14が突設されている。また、枠本体は、第1レンズ群
12より後側(被写体とは反対側)に筒状に延在し、そ
の後端部には、切り欠き溝16が形成されている。
【0013】第2レンズ群20は、図1および図3に示
すように、第2レンズ群22を保持する。第2移動枠2
0の枠本体には、径方向外側に突出する板状の突出部2
4が突設されている。この突出部24は、第1移動枠1
0の切り欠き溝16に遊嵌し、第2移動枠20は、第1
移動枠10に対して回転しながら、もしくは回転するこ
となく接離するようになっている。
すように、第2レンズ群22を保持する。第2移動枠2
0の枠本体には、径方向外側に突出する板状の突出部2
4が突設されている。この突出部24は、第1移動枠1
0の切り欠き溝16に遊嵌し、第2移動枠20は、第1
移動枠10に対して回転しながら、もしくは回転するこ
となく接離するようになっている。
【0014】第1移動枠10と第2移動枠20との間に
は、図2の斜視図に示したコイルスプリング30が配置
される。コイルスプリング30は、矩形または円形断面
の線材が大略筒状に複数巻きされてなり、一端側は疎巻
き部分32であり、他端側は密着巻き部分34である。
は、図2の斜視図に示したコイルスプリング30が配置
される。コイルスプリング30は、矩形または円形断面
の線材が大略筒状に複数巻きされてなり、一端側は疎巻
き部分32であり、他端側は密着巻き部分34である。
【0015】疎巻き部分32では、隣の巻きの線材との
間には隙間ができ、圧縮されると反力を生じ、コイルス
プリングとしての機能を有する。一方、密着巻き部分3
4では、隣接する巻きの線材同士が常に互いに密着し、
隙間のない筒状部分を形成している。このコイルスプリ
ング30は、疎巻き部分32が第1移動枠10の枠本体
に外嵌され、移動枠10と24の両フランジ部の間に位
置して略々位置決めされている。このとき密着巻き部分
34が、第1移動枠10の切り欠き溝16を覆い、第1
および第2移動枠10,20間に隙間ができないように
して、遮光するようになっている。すなわち、図3
(a)において矢印80で示したように、外部からの光
が回転筒6の内周面で反射して第1および第2移動枠1
0,20間の隙間、すなわち第1移動枠10の切り欠き
溝16に向かって進行しても、コイルスプリング30の
密着巻き部分34で遮られ、レンズ鏡胴1の内部には進
入しない。ズームにより第1移動枠10と第2移動枠2
0とが接近したとき(図3(c))は両移動枠で形成さ
れる空隙部内で、スプリング30は圧縮された状態とな
るが、両移動枠が再び離れると、32のスプリング力で
図3(a)の状態に復帰して、切り欠き溝16を遮光す
る。
間には隙間ができ、圧縮されると反力を生じ、コイルス
プリングとしての機能を有する。一方、密着巻き部分3
4では、隣接する巻きの線材同士が常に互いに密着し、
隙間のない筒状部分を形成している。このコイルスプリ
ング30は、疎巻き部分32が第1移動枠10の枠本体
に外嵌され、移動枠10と24の両フランジ部の間に位
置して略々位置決めされている。このとき密着巻き部分
34が、第1移動枠10の切り欠き溝16を覆い、第1
および第2移動枠10,20間に隙間ができないように
して、遮光するようになっている。すなわち、図3
(a)において矢印80で示したように、外部からの光
が回転筒6の内周面で反射して第1および第2移動枠1
0,20間の隙間、すなわち第1移動枠10の切り欠き
溝16に向かって進行しても、コイルスプリング30の
密着巻き部分34で遮られ、レンズ鏡胴1の内部には進
入しない。ズームにより第1移動枠10と第2移動枠2
0とが接近したとき(図3(c))は両移動枠で形成さ
れる空隙部内で、スプリング30は圧縮された状態とな
るが、両移動枠が再び離れると、32のスプリング力で
図3(a)の状態に復帰して、切り欠き溝16を遮光す
る。
【0016】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。た
とえば、本発明は、ズームレンズ鏡胴に限らず、沈胴タ
イプの単焦点レンズ鏡胴に適用してもよい。
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。た
とえば、本発明は、ズームレンズ鏡胴に限らず、沈胴タ
イプの単焦点レンズ鏡胴に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のレンズ鏡胴の移動枠の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態のコイルスプリングの斜
視図である。
視図である。
【図3】 本発明の一実施形態のレンズ鏡胴の断面図で
ある。
ある。
1 レンズ鏡胴 2 固定筒 4 回転筒 6 直進案内筒 7a,7b 直進案内溝 10 第1移動枠 12 第1レンズ群 12s ズーム曲線 14 カムピン 16 切り欠き溝 20 第2移動枠 22 第2レンズ群 22s ズーム曲線 24 突出部 26 カムピン 30 コイルスプリング 32 疎巻き部分 34 密着巻き部分 80 矢印
Claims (1)
- 【請求項1】 第1および第2のレンズ群をそれぞれ保
持しかつ少なくとも一方が光軸方向に移動する第1およ
び第2の移動枠の間にスプリングが配置されたレンズ鏡
胴において、 上記スプリングは、疎巻き部分と密着巻き部分とからな
るコイルスプリングであり、上記第1および第2の移動
枠の少なくとも一方に嵌着され、上記密着巻き部分は、
上記移動枠間の隙間を覆い、外部からの光が上記隙間か
ら上記移動枠の内部へ進入することを阻止することを特
徴とする、レンズ鏡胴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27853397A JPH11119074A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | レンズ鏡胴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27853397A JPH11119074A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | レンズ鏡胴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11119074A true JPH11119074A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17598604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27853397A Pending JPH11119074A (ja) | 1997-10-13 | 1997-10-13 | レンズ鏡胴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11119074A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006047806A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Sharp Corp | レンズ移動機構 |
JP2006276596A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Nidec Copal Corp | レンズ駆動装置 |
-
1997
- 1997-10-13 JP JP27853397A patent/JPH11119074A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006047806A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Sharp Corp | レンズ移動機構 |
JP2006276596A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Nidec Copal Corp | レンズ駆動装置 |
JP4619174B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2011-01-26 | 日本電産コパル株式会社 | レンズ駆動装置 |
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