JP4587654B2 - レンズバリヤ装置 - Google Patents
レンズバリヤ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4587654B2 JP4587654B2 JP2003337737A JP2003337737A JP4587654B2 JP 4587654 B2 JP4587654 B2 JP 4587654B2 JP 2003337737 A JP2003337737 A JP 2003337737A JP 2003337737 A JP2003337737 A JP 2003337737A JP 4587654 B2 JP4587654 B2 JP 4587654B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical axis
- drive ring
- base
- axis direction
- barrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Blocking Light For Cameras (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Description
この装置においては、駆動リングは、その内周縁と係合する支軸により、ベースに対して回動自在に支持されると共に、その外周縁から光軸方向の後方に向けて延出するように折り曲げて形成されたガイドバー(カム部)を一体的に備えており、ガイドバーが光軸方向において押圧力(外力)を受けると、駆動リングが回転してバリヤ羽根が閉じ、押圧力から解放されるとバネの付勢力により駆動リングが逆回転してバリヤ羽根が開くようになっている。(例えば、特許文献1参照)。
この装置においては、駆動リングは、その外周縁から光軸方向の後方に向けて延出するカム部、ベースを貫通するように光軸方向の前方に向けて伸長しバリヤ羽根に連結された駆動ピンを一体的に備えており、カム部が光軸方向において押圧力(外力)を受けると、駆動リングが回転してバリヤ羽根が閉じ、押圧力から解放されると、バネの付勢力により駆動リングが逆回転してバリヤ羽根が開くようになっている(例えば、特許文献2参照)。
このように、バリヤ羽根あるいは駆動リングが光軸方向において撓みを生じると、バリヤ羽根の開閉動作が円滑に行なわれなくなる。
このように、駆動リングの後方延出部が設けられた領域の環状部の撓み及びそれに起因するバリヤ羽根の変形等を防止して円滑な動作が得られると共に、駆動リング及びバリヤ羽根が共通のベースに支持されているため、駆動リングを専用の部材で支持する場合に比べて、部品点数を削減でき、装置を薄型化、小型化できる。
この構成によれば、駆動リングの係合部が、バリヤ羽根の被支持部(揺動支軸)の近傍に設けられた被係合部に係合して開閉駆動力を及ぼすため、バリヤ羽根のうち被支持部から離れた領域(開口部を開閉する領域)には直接駆動力が加わらず、バリヤ羽根の曲げ、撓み等の変形を防止することができる。
この構成によれば、複数の第1規制片により、駆動リングの環状部は、周方向において略均等に保持され、その傾きが防止される。
この構成によれば、薄肉に形成された分だけ、円筒部の長さを短くできるため、光軸方向において装置をより薄型化できる。
この構成によれば、光軸方向において、各々の切り欠き部を各々の第1規制片に位置合わせしかつ後方延出部を貫通孔に位置合わせした状態で、光軸方向の前方から駆動リングをベースに近づけ、環状部を円筒部に嵌め込むと同時に後方延出部を貫通孔に挿通させた後、各々の第1規制片が対応する各々の第1被規制部と接触するように又第2規制片が環状部の外周縁領域の一部と接触するように、駆動リングを所定角度だけ回転させるだけで、駆動リングをベースに対して回動自在に組付けることができる。
図1ないし図11は、本発明に係るレンズバリヤ装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の外観斜視図、図2は装置の分解斜視図、図3はベースを示す斜視図、図4は駆動リングを示す斜視図、図5及び図6はバリヤ羽根を示す斜視図、図7は装置の一部断面図、図8及び図9はバリヤ羽根が開口部を開いた状態を示す平面図、図10及び図11はバリヤ羽根が開口部を閉じた状態を示す平面図である。
ここで、第1被規制部46は、第1規制片11aが係合する領域であり、環状部41の他の領域に比べて薄肉に形成されている。したがって、ベースの円筒部11に駆動リング40の環状部41を嵌め込んで支持する際に、薄肉に形成された分だけ、円筒部11の長さを短くできるため、光軸方向Lにおいて装置をより薄型化できる。
すなわち、カム部42に対して光軸方向Lに作用する外力(押圧力)が加わることで、その外力(押圧力)がカム面42aのカム作用を介して光軸回りの回転力に変換され、矢印R1方向に付勢するバネ70の付勢力に抗して、駆動リング40が光軸回りの矢印R2方向に回転するようになっている。
また、当接端面23及び対向面24と当接端面33及び対向面34とは、お互いに噛み合うような相補形状になっているため、当接端面23,33同士が当接すると同時に対向面24,34同士が光軸方向Lにおいて接触した状態で対向(当接)する。
したがって、第1バリヤ羽根20と第2バリヤ羽根30とは、閉じ動作において、光軸方向Lにおいて段差を生じないように面一に確実に位置決めされると同時に、開口部10a,50aが確実に遮蔽されて、外部から光又は塵等が侵入するのを防止できる。
したがって、図7(a)に示すように、駆動リング40の回転駆動力がバリヤ羽根20,30に伝達される際の光軸方向Lにおける伝達距離Dを短くでき、それ故に、バリヤ羽根20,30に曲げ荷重等が加わるのを防止できる。
これにより、駆動リング40及びバリヤ羽根20,30の変形等を防止して円滑な動作が得られると共に、駆動リング40及びバリヤ羽根20,30が共通のベース10に支持されているため、駆動リング40を専用の部材で支持する場合に比べて、部品点数を削減でき、装置を薄型化、小型化できる。
この閉じ動作において、バリヤ羽根20,30は、それぞれの摺動片27,37が案内路12に沿って案内されるため、光軸方向Lにガタツキ等を生じることはない。その結果、閉じ動作が円滑にかつ安定して行なわれる。
このように、駆動リング40及びバリヤ羽根20,30の変形等を防止して円滑な動作が得られると共に、駆動リング40及びバリヤ羽根20、30が共通のベース10に支持されているため、部品点数を削減でき、装置を薄型化、小型化できる。
上記実施形態においては、駆動リング40の係合部として径方向の外側に突出する係合片43a,43bを示しかつバリヤ羽根20,30の被係合部22,32として光軸方向Lに突出する円柱状のものを示したが、これに限定されるものではなく、駆動リング40の係合部として光軸方向に突出するピンを採用し、バリヤ羽根20,30の被係合部として、ピンを通す長孔等を採用する構成において、本発明の構成を採用してもよい。
10a 開口部
10b 摺動面
11 円筒部
11a 第1規制片(規制部)
13 支軸
14 貫通孔
15 第2規制片(規制部)
20 第1バリヤ羽根
21 被支持部
22 被係合部(バリヤ羽根の一部)
30 第2バリヤ羽根
31 被支持部
32 被係合部(バリヤ羽根の一部)
40 駆動リング
41 環状部
42 カム部(後方延出部)
43a,43b 係合片(係合部)
45 切り欠き部
46 第1被規制部
47 被規制片
50 カバー
50a 開口部
60,70 バネ
L 光軸方向
Claims (5)
- レンズの光軸方向前方に配置され,開口部,前記開口部の周りにおいて光軸方向の前方に突出する円筒部,前記円筒部の径方向外側において貫通孔を画定するベースと、
前記ベースに対して揺動自在に設けられて前記開口部を開閉するバリヤ羽根と、
前記ベースに対して前記バリヤ羽根と同一側に配置され,前記ベースにより光軸回りに回動自在に支持される環状部,前記環状部から突出し前記バリヤ羽根の一部に係合する係合部,前記環状部から光軸方向の後方に向けて突出し前記貫通孔に通される後方延出部を画定し,前記後方延出部に対して光軸方向に作用する外力により光軸回りに回転して前記バリヤ羽根を開閉駆動する駆動リングと、を備え、
前記駆動リングは、前記環状部の径方向において前記後方延出部を挟むように、前記後方延出部よりも径方向内側に設けられた第1被規制部と、前記後方延出部よりも径方向外側に設けられた被規制片を有し、
前記ベースは、前記貫通孔を挟む径方向の内側領域に設けられて前記円筒部から径方向外向きに突出し前記後方延出部が光軸方向の後方側から受ける外力に拮抗する前方側から前記第1被規制部に係合する第1規制片と、前記貫通孔を挟む径方向の外側領域に設けられて前記第1規制片と略対向するように径方向内向きに突出し前記後方延出部が光軸方向の後方側から受ける外力に拮抗する前方側から前記被規制片に係合する第2規制片と、を含む、
ことを特徴とするレンズバリヤ装置。 - 前記バリヤ羽根は、前記ベースに対して揺動自在に支持される被支持部の近傍において、前記駆動リングの係合部が係合する被係合部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のレンズバリヤ装置。 - 前記第1規制片は、所定の角度間隔をおいて周方向に複数配列して形成され、
前記第2規制片は、前記複数の第1規制片の少なくとも一つと前記貫通孔を挟む径方向において略対向するように形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズバリヤ装置。 - 前記駆動リングの環状部は、前記第1規制片が係合する領域を薄肉に形成した前記第1被規制部を有する、
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載のレンズバリヤ装置。 - 前記第1規制片は、所定の角度間隔をおいて周方向に複数配列して形成され、
前記第1被規制部は、前記複数の第1規制片と対応するように周方向に複数形成され、
前記駆動リングの環状部は、周方向において前記複数の第1被規制部にそれぞれ隣接して形成されかつ対応する前記第1規制片をそれぞれ光軸方向に挿通し得る複数の切り欠き部を有する、
ことを特徴とする請求項4に記載のレンズバリヤ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003337737A JP4587654B2 (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | レンズバリヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003337737A JP4587654B2 (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | レンズバリヤ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005106969A JP2005106969A (ja) | 2005-04-21 |
JP4587654B2 true JP4587654B2 (ja) | 2010-11-24 |
Family
ID=34533476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003337737A Expired - Fee Related JP4587654B2 (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | レンズバリヤ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4587654B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006308703A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Nidec Copal Corp | レンズバリヤ装置 |
JP4939074B2 (ja) * | 2006-02-17 | 2012-05-23 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
JP5173451B2 (ja) * | 2008-01-21 | 2013-04-03 | キヤノン株式会社 | レンズ鏡筒 |
JP5444015B2 (ja) * | 2009-01-16 | 2014-03-19 | オリンパス株式会社 | 光調節装置 |
JP5896729B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2016-03-30 | キヤノン株式会社 | レンズバリアユニット及び撮像装置 |
JP2013156532A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Canon Inc | レンズ鏡筒、及び撮像装置 |
JP6351269B2 (ja) * | 2014-01-16 | 2018-07-04 | キヤノン株式会社 | 光学機器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0371332U (ja) * | 1989-11-14 | 1991-07-18 | ||
JPH0527301A (ja) * | 1991-07-19 | 1993-02-05 | Minolta Camera Co Ltd | バリア機構 |
JP2003057705A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Nidec Copal Corp | ズームレンズを備えた沈胴式カメラ |
-
2003
- 2003-09-29 JP JP2003337737A patent/JP4587654B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0371332U (ja) * | 1989-11-14 | 1991-07-18 | ||
JPH0527301A (ja) * | 1991-07-19 | 1993-02-05 | Minolta Camera Co Ltd | バリア機構 |
JP2003057705A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Nidec Copal Corp | ズームレンズを備えた沈胴式カメラ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005106969A (ja) | 2005-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6741401B2 (en) | Lens barrel | |
US6661970B2 (en) | Lens barrel | |
JP4587654B2 (ja) | レンズバリヤ装置 | |
US6778334B2 (en) | Lens barrel | |
US7150075B2 (en) | Hinge for portable terminal | |
JP3450780B2 (ja) | 環状部材のバヨネット固定装置及びズームレンズ鏡筒 | |
US6751032B2 (en) | Lens barrel | |
JP2005106934A (ja) | レンズバリヤ装置 | |
JP2010008830A (ja) | レンズバリア装置 | |
JP2005181473A (ja) | レンズバリヤ装置 | |
JP3533131B2 (ja) | レンズ鏡筒のバリヤ開閉装置 | |
JP4439225B2 (ja) | レンズバリヤ装置 | |
JP2006308703A (ja) | レンズバリヤ装置 | |
JP2006126552A (ja) | レンズバリヤユニット | |
JP3109147B2 (ja) | バリア機構 | |
JPWO2005124168A1 (ja) | ヒンジ装置及びその取付け構造 | |
JPH0527301A (ja) | バリア機構 | |
JP5478863B2 (ja) | レンズバリア装置 | |
JP4460872B2 (ja) | マクロ撮影装置 | |
JP2004206122A (ja) | インパクトシャッタのための独立逆旋回駆動ハブを有するカメラフレームアセンブリ | |
JP2004184585A (ja) | カメラ用レンズバリアユニット | |
JP4619174B2 (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2006171405A (ja) | カメラのレンズバリア装置 | |
JP2001215388A (ja) | ズームレンズ鏡筒 | |
JP2000187262A (ja) | バリア開閉機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060908 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090825 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091023 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100305 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100406 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100706 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100714 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100810 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |