JP2004184585A - カメラ用レンズバリアユニット - Google Patents

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Yoshiji Mitani
芳史 三谷
Hisanori Kono
久典 河野
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Abstract

【課題】小型且つ薄型で、安価且つ組立て作業性の優れたカメラ用レンズバリアユニットを提供する。
【解決手段】開口部を有する略リング状の台板50と、開口部を有し、台板50に対して回動自在の略リング状の駆動板90と、台板と駆動板との間に挟持されて、台板に配置された第一取付部に回動自在に枢着されたバリア羽根40と、を備えてなり、駆動板90が光軸回りに回転駆動されることにより、バリア羽根40が台板の開口部を開閉するようにしてなり、台板及び駆動板の少なくとも一方には、駆動板を台板に対して一定間隔に保持するギャップ規制部材69,97が配設され、台板及び駆動板の各外周縁部には、それぞれ、第一係合部110及び第二係合部94が設けられており、いずれが一方が他方に対してスライド可能に係合している。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラに関し、詳しくは、撮影レンズを保護するためにレンズ鏡胴の前面側に開閉可能に装着されるカメラ用レンズバリアユニットに関し、詳細には、部品点数を少なくして小型且つ薄型化を図ったレンズバリアユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、台板250、バリア羽根240、駆動板290及び押え板280が一体的に構成されたレンズバリアユニット210について、すでに特許出願を行っている。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−215559号公報 (第4頁、及び第7図)
【0004】
すなわち、図1に示すように、レンズバリアユニット210は、リング状台板250、バリア羽根240及び押え板280とが一体化された小ユニットと、小ユニットの押え板280に対して回動自在のリング状駆動板290とが重畳的に配設された構造をしている。リング状台板250は直進筒230に固定されており、バリア羽根240は台板250に対して回動自在に枢着されている。このような構成において、カム環220が回転すると、リング状駆動板290が回転し、その回転駆動力が、上下のバリア羽根240の基部に係着された捩りコイルスプリング201を介して、上下のバリア羽根240に伝達される。そして、上下のバリア羽根240が回動することにより、レンズバリアユニット210の開口部が開閉される。
【0005】
ところで、上記の従来のレンズバリアユニット210は、バリア羽根240や捩りコイルスプリング201等の各種構成部材が台板250と押え板280との間に組み込まれた小ユニットを、予め組み立てておく構成となっている。
【0006】
ユニット全体の厚みを薄くするために、押え板280の厚みを薄くする必要がある。押え板280は、薄くても所定の機械的強度が得られるように、金属薄板をプレス成形することによって作成されている。その結果、押え板280が高価なものとなっている。また、押え板280という部品を用いることは、部品点数が増加することを意味する。さらに、小ユニットを組み立てたあとさらにレンズバリアユニット210を組み立てる必要があり、組立て工数も増加する。いずれにしても、押え板280を使用することは、レンズバリアユニット210のコストを上昇させる原因となっている。
【0007】
さらに、図1に示したレンズバリアユニット210では、バリア羽根240を全開させるためのバネ付勢力を与える引張スプリング221が、直進筒230と駆動板290との間に設けられている。引張スプリング221は、その一端が直進筒230のスプリング係止用ボスに係着され、その他端が駆動板290のスプリング引っ掛け片に係着されている。また、駆動板290は、小ユニット内より突出した捩りコイルスプリング突出片を駆動板ガイド穴に挿入されている。そして、レンズバリアユニット210は、次のような方法で、レンズ鏡胴の直進筒230に対して装着されている。すなわち、直進筒230のスプリング係止用ボスに対して引張スプリング221の一端を係着させたあと、レンズ鏡胴の直進筒230に仮装着された駆動板290に対して押え板280が対面するような状態で、駆動板290のスプリング引っ掛け片に対して引張スプリング221の他端を係着させている。それとほぼ同時に、小ユニットの捩りコイルスプリング突出片に駆動板ガイド穴を挿入させる。この場合、微少な間隔で離間した小ユニットと直進筒との間に、複数の引張スプリング221及び捩りコイルスプリングを係合させる必要がある。そのために、引張スプリング221及び捩りコイルスプリングの装着ミスの発生や組立て工数の増加という引張スプリング221捩りコイルスプリングの装着にまつわる問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の解決すべき技術的課題は、小型且つ薄型で、安価且つ組立て作業性の優れたカメラ用レンズバリアユニットを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段・作用・効果】
上記技術的課題を解決するために、本発明は、開口部を有する略リング状の台板と、少なくとも上記開口部に相対する部分に開口部を有し、台板に対して回動自在の略リング状の駆動板と、上記台板と駆動板との間に挟持されて、台板に配置された第一取付部に回動自在に枢着されたバリア羽根と、を備えてなり、駆動板が光軸回りに回転駆動されることにより、バリア羽根が台板の開口部を開閉するようにしたカメラ用レンズバリアユニットであって、台板及び駆動板の少なくとも一方には、駆動板を台板に対して一定間隔に保持するギャップ規制部材が配設され、台板及び駆動板の各外周縁部には、それぞれ、第一係合部及び第二係合部が設けられており、上記第一係合部及び第二係合部において、いずれか一方が他方に対してスライド可能に係合していることを特徴としている。
【0010】
上記のカメラ用レンズバリアユニットは、台板と、駆動板と、バリア羽根とを備えてなり、従来使用されていた押え板が不要な構成となっている。すなわち、台板及び駆動板の少なくとも一方に設けられたギャップ規制部材によって、台板及び駆動板がスライド可能に一定間隔に保持されているとともに、台板及び駆動板の各外周縁部に設けられた第一係合部及び第二係合部が、互いにスライド可能に係合している。したがって、駆動板は、台板に対して、一定間隔を保ちながら、光軸回りに回動することができる。そして、駆動板が光軸回りに回転駆動されることにより、バリア羽根が台板の開口部を開閉する。また、第一係合部及び第二係合部の間での係合関係によって、駆動板が台板に係着された状態になっており、回動中に、さらには、ユニット状態で取り扱っても不用意に駆動板が台板から外れることがない。
【0011】
駆動板は様々の方法で回動される。例えば、駆動板の後面側に、傾斜面が周方向に延在する当接傾斜面を設けて、直進部材の第一係合片が駆動板の当接傾斜面に摺接しながら直進することによって、直進部材の直進運動を駆動板の回転運動に変換させることができる。この直進押圧力を駆動板の回動力として利用することもできる。しかしながら、所定の大きさの駆動板回動力を得るためには、大きな直進押圧力を加える必要がある。その結果、大きな直進押圧力を受け止めるために、駆動板の機械的強度を高めておく必要があり、駆動板の厚みが増してしまう。また、直進押圧力は、駆動板を経て台板に加えられたあと、台板を鏡胴の他の直進部材に固定するための固定部材(例えば、固定ネジやネジ穴、あるいはロック部材等)に最終的に加えられる。そのために、ギャップ規制部材も大きめで頑丈なものにする必要があり、大掛りなものになってしまう。
【0012】
したがって、好ましくは、駆動板の外周には、第二当接部が設けられるとともに、カメラ鏡胴のカム環の前面側先端の外周部には、第一当接部が設けられており、カメラ鏡胴のカム環が光軸回りに回転駆動すると、第一当接部は、第二当接部と当接したあと第二当接部を周方向に押動し、それによって、駆動板が回動するように構成される。
【0013】
上記の第一当接部及び第二当接部の間での当接係合構造により、駆動板は、光軸回りに回動するカム環によって回転駆動されるので、駆動板には比較的小さな回転駆動力しか加えられない。したがって、駆動板の厚みを薄くすることができる。また、ギャップ規制部材も小さくて済むという利点もある。
【0014】
上記バリア羽根と駆動板とは、剛性を有する連結部材で直接的に連結させることもできるが、捩りコイルスプリングを介して協働させることが好ましい。
【0015】
捩りコイルスプリングは、通常の捩りコイルスプリングであって、光軸方向に回動自在に枢着されたコイル部と、コイル部から放射状に延在し且つ所定の角度で開いた二つのアーム部を備えている。一方のアーム部は駆動板に連結され、他方のアーム部はバリア羽根に連結されている。駆動板に連結されたアーム部にある大きさの回動力が加えられると、コイル部が回動する。その回動力は、バリア羽根に連結されたアーム部に伝達され、最終的にバリア羽根に伝達される。このとき、各バリア羽根がスムーズに回動するので、両アーム部間の捩り角度はほとんど変化しない。したがって、捩りコイルスプリングは、駆動板からの回転駆動力を伝達する駆動力伝達手段として機能している。
【0016】
また、バリア羽根同士が当接してレンズバリアユニットが閉状態になったときには、バリア羽根に連結されたアーム部は、一時的にロックされた状態になっている。この状態で、駆動板に連結されたアーム部に対して回動力が加えられると、コイル部の回動がロックされて、駆動板に連結されたアーム部が回動することになる。その結果、二つのアーム部間の捩り角度が変化する。捩りコイルスプリングの捩り角度の変化に応じて、コイル部からバネ力が発生し、このバネ力がバリア羽根に連結されたアーム部に対して付勢される。したがって、捩りコイルスプリングは付勢手段として機能する。
【0017】
バリア羽根同士が当接してレンズバリアユニットが全閉状態になったあと、駆動板をさらに回動させると、バリア羽根にバネ力が付勢され、すなわちオーバーチャージされて、バリア羽根同士の密着性を高めることができる。したがって、ホコリ等の侵入を防ぐことができる。そして、コイル部のバネ力を最適化することにより、レンズバリアユニットが開状態から閉状態に変化する際に、万が一、異物又は指が挟まったとしても、それらを容易に取り除くことができる。すなわち、捩りコイルスプリングは、安全機構での重要な一部材にも利用されている。
【0018】
第一当接部及び第二当接部が互いに当接する前に、バリア羽根を閉状態又は開状態に保持するために、駆動板を周方向に付勢するための付勢手段(例えば、スプリング)が設けられている。この付勢手段の両端部を、従来のように、駆動板と、台板の取り付けられる直進筒との間に架け渡すように構成することもできるが、両者に架け渡す空間が狭いために、その狭い空間で付勢手段を取り付けることが難しい。したがって、組立て作業性があまり良くない。
【0019】
好ましくは、台板と駆動板との間に、駆動板を周方向に付勢する付勢手段が設けられる。
【0020】
上記構成によれば、予め組み立てられたレンズバリアユニットに付勢手段を装着した状態で、そのレンズバリアユニットをさらに直進筒に取り付ければよいので、レンズバリアユニットの組立て作業性が格段に向上する。
【0021】
カメラ用レンズバリアユニットの第一係合部及び第二係合部の係合構造は、具体的には、弾性を有する上記第一係合部は、光軸方向に延在する基部と、該基部の先端から内径方向に突起する突起部とを備えた略L字形状をしてなる一方、上記第二係合部は、周方向に延在する係合案内縁部を有し、上記基部が径方向に弾性的に変形することによって、上記係合案内縁部と突起部とが係合し、上記係合案内縁部は突起部に対して周方向にスライド可能に案内される。
【0022】
上記構成によれば、略L字状の第一係合部の突起部と第二係合部の係合案内縁部との係合によって、係合案内縁部は突起部に対して周方向にスライド可能に案内され、駆動板が光軸回りに回転駆動される。
【0023】
なお、第一係合部と第二係合部との間でのスライド可能な係合構造として、一眼レフカメラのボディに交換レンズを取り付ける際によく用いられているバヨネット結合構造も利用可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】
図2〜図10を参照しながら、本発明の第一実施形態に係るレンズバリアユニット10について、詳細に説明する。
【0025】
図2は、本発明に係るレンズバリアユニット10がレンズ鏡胴10の前端面に装着されている状態を示す断面図である。レンズ鏡胴10は、光軸14に沿って前後進する直進筒30と、直進筒30の外側にあって直進筒30に対して回動可能に嵌合するカム環20と、直進筒30に内蔵されて被写体からの入射光をフィルム面に結像させるレンズ群12とを備えている。直進筒30の前端面には、レンズバリアユニット10が装着されている。カム環20の前面側の先端には、光軸14の前面側に突出した第一当接部としての第一係合片22(図4を参照)が設けられている。
【0026】
レンズバリアユニット10は、被写体側(以下、前面側と呼ぶ)から、台板50、一対のバリア羽根40及び駆動板90の順序で重ね合わされた構造をしている。レンズバリアユニット10は、台板50上に設けられたボス穴99aを介して、直進筒30の前端面に設けられたネジ穴に対して固定ネジ99bで螺合されている。
【0027】
図3は、図2に示したレンズバリアユニット10が全閉状態にあるときに正面から見た図である。図4は、図3に示したレンズバリアユニット10から台板50を取り外した状態を示す図である。図5は、図2に示したレンズバリアユニット10が全閉状態にあるときに後面側から見た図である。図6は、図5に示したレンズバリアユニット10から駆動板90を取り外した状態を示す図である。
【0028】
図7は、図2に示したレンズバリアユニット10が全開状態にあるときに、レンズバリアユニット10から台板50を取り外した状態を示す正面図である。図8は、図2に示したレンズバリアユニット10が全開状態にあるときに、レンズバリアユニット10から駆動板90を取り外した状態を示す後面図である。図9は、図7のレンズバリアユニット10において、台板50を取り付けた状態での線A−Aでの断面を矢印の方から見た断面図である(なお、バリア羽根40が省略されている)。図10は、図7のレンズバリアユニット10において、台板50を取り付けた状態での線B−Bでの断面を矢印の方から見た断面図である(図9と同様に、バリア羽根40が省略されている)。
【0029】
主として、図4〜8を参照しながら、レンズバリアユニット10の構成について説明する。
【0030】
図4は、レンズバリアユニット10の内部構造がよく分かるように、レンズバリアユニット10から台板50を取り外したものであり、駆動板90の上にバリア羽根40が配設されている様子を示している。
【0031】
公知の各種樹脂材料を金型成形することによって作成される駆動板90は、大略リング形状をしており、一対のボス用ガイド穴93及びスプリング装着穴96を備えている。一対の円弧状のボス用ガイド穴93は、光軸14を中心にして点対称にリング状部分に配置され、周方向に延在している。図5に示すように、ボス用ガイド穴93に対して、台板50の直進筒取付用ボス51が挿通されている。ボス用ガイド穴93の周方向の長さに応じて、駆動板90が直進筒取付用ボス51に対して回動する回動量が規制される。ボス用ガイド穴93の円周方向の一端にスプリング引っ掛け片95を有している。
【0032】
略径方向に延在する一対の第一ガイド穴92が、ボス用ガイド穴93の近傍であって、捩りコイルスプリング100の第一突出片103aに対応する位置に設けられている。捩りコイルスプリング100の第一突出片103aは、第一ガイド穴92と係着している。同様に、バリア羽根40に設けられた一対の第二ガイド穴79が、ボス用ガイド穴93の近傍であって、捩りコイルスプリング100の第二突出片103bに対応する位置に設けられている。捩りコイルスプリング100の第二突出片103bは、第二ガイド穴79と係着している。
【0033】
一対の円弧状のスプリング装着穴96は、光軸14を中心にして点対称にリング状部分に配置され、周方向に延在している。スプリング装着穴96は、略半分が貫通部分であり、残りの半分が非貫通部分である。貫通部分には、スプリング係止用ボス120が挿通されており、非貫通部分の後面側には、スプリング引っ掛け片95が設けられている。引張スプリング121はスプリング装着穴96に収納されるように配置されている。駆動板90の後面側において、引張スプリング121の一端が駆動板90のスプリング引っ掛け片95に係止されているとともに、その他端が台板50のスプリング係止用ボス120に係止されている。したがって、スプリング引っ掛け片95とスプリング係止用ボス120との間には、両者を接近させる方向のバネ付勢力が加えられており、そのバネ付勢力によってバリア羽根40が開くように構成されている。なお、引張スプリング121の両端部を、従来のように、駆動板90と、台板50の取り付けられる直進筒30とにそれぞれ架け渡すように構成してもよい。
【0034】
駆動板90のリング状部分の外周縁には、径方向外側に突出するとともに、光軸14を中心にして円弧状に延在する第二当接部としての第二係合片91が設けられている。この第二係合片91(第二当接部)がカム環20の第一係合片22(第一当接部)で周方向に押動されることにより、駆動板90が回動する。
【0035】
駆動板90のリング状部分の外周縁には、第二係合部としての一対の係合案内縁部94が対向して設けられている。板状の係合案内縁部94は、駆動板90の外周縁が内側に向けて部分的に切り欠かれているとともに、後面側が少し低くなった段差構造をしている。低くなった段部に対して、第一係合部としての係合案内片110の突起部110bの下面が係合している。逆に、駆動板90に第一係合部としての係合案内片110を設けるとともに、台板50に第二係合部としての係合案内縁部94を設けた構成にすることもできる。
【0036】
各係合案内縁部94の近傍には、ギャップ規制片97が設けられている。ギャップ規制片97は、光軸14方向に前面側に突出しており、台板50と駆動板90とを重ね合わせたときに、両者を所定の一定間隔に規制するように寸法構成されている。その結果、バリア羽根40が台板50と駆動板90との間で自在に動くことができる。
【0037】
駆動板90のリング状部分の内周縁には、光軸14方向に後面側に突出した係止リング部98が設けられている。係止リング部98は、直進筒30の前端面に設けられた不図示の溝部に嵌合する。
【0038】
図6は、全閉状態にあるレンズバリアユニット10をカメラのレンズ側(すなわち、後面側)から見た図である。レンズバリアユニット10の内部構造がよく分かるように、図5に示したレンズバリアユニット10から駆動板90を取り外したものであり、台板50の上にバリア羽根40が配置されている様子を示している。
【0039】
公知の各種樹脂材料を金型成形することによって作成される台板50は、大略リング形状であって、コーナー部が丸みを持った略矩形の開口部18を備える(図8を参照すること)。リング状部分の後面側には、光軸14を点対称中心として配置された一対の第一取付部すなわち直進筒取付用ボス51が突設されている。これらの直進筒取付用ボス51は中空の筒状であって、その中には、貫通したボス穴99aが形成されている。また、リング状部分には、直進筒取付用ボス51に隣接して、光軸14を点対称中心として配置された一対の第二取付部すなわち捩りコイルスプリング用ボス52が後面側に突設されている。捩りコイルスプリング用ボス52には、後述する捩りコイルスプリング100が装着される。さらに、リング状部分には、捩りコイルスプリング用ボス52に隣接して、光軸14を点対称中心として配置された一対のスプリング係止用ボス120が後面側に突設されている。なお、スプリング係止用ボス120は、駆動板90とともに組み立てたときに、引張スプリング121との係合作業を行いやすくするために、駆動板90より若干突出するように寸法構成されている。
【0040】
台板50のリング状部分の外周部には、第一係合部としての一対の係合案内片110が設けられている。係合案内片110は、光軸14方向に延在する基部110aと、該基部110aの先端から内径方向に突起する突起部110bとを備えた略L字形状をしており、樹脂材料からなる基部110aがその基端部を中心にして径方向に弾性変形する。図6に示したバリア羽根付きの台板50に対して、係合案内縁部94と突起部110bとを位置決めした状態で、駆動板90を押し当てると、係合案内縁部94と突起部110bとが係合し、いわゆるスナップフィットする。この状態で、係合案内縁部94は、突起部110bに対して周方向にスライド可能に案内される。この突起部110bによって、ユニットとして組立てられた状態において、駆動板90が後面側に不用意に外れてしまうことが防止されている。
【0041】
また、台板50のリング状部分の外周部には、開位置係止片69が設けられている。開位置係止片69は光軸14方向の後面側に突出している。開位置係止片69は、開位置にあるバリア羽根40の開位置当接片69を受け止めるような位置に設けられている。それとともに、台板50と駆動板90とを重ね合わせたときに、両者を所定の一定間隔に規制するように寸法構成されている。その結果、バリア羽根40が台板50と駆動板90との間で自在に動くことができる。また、台板50のリング状部分の内周部近傍には、閉位置係止片62が設けられている。閉位置係止片62は光軸14方向の後面側に突出している。閉位置係止片62は、閉位置にあるバリア羽根40の閉位置当接片72を受け止めるような位置に設けられている。
【0042】
捩りコイルバネ用ボス52の外周側には、半円弧状の捩りコイルバネ収納壁54が形成されている。この捩りコイルバネ収納壁54は、捩りコイルスプリング用ボス52に枢着された捩りコイルスプリング100のコイル部101の変形(傾いて倒れようとすること)を防止して、捩りコイルスプリング100の一対のアーム部102a,102bを捩るときの伝達ロスを少なくするためのものである。
【0043】
開口部18を閉じるための一対のバリア羽根40は、一対の第一バリア羽根41及び第二バリア羽根42から構成され、公知の各種樹脂材料を金型成形することによって作成される。第一バリア羽根41及び第二バリア羽根42は、それぞれ、光軸14を点対称中心とするように配置されている。第一バリア羽根41及び第二バリア羽根42は、同一形状であり、同一平面上に配置され且つ光軸14を点対称中心とするように配置されている。第一バリア羽根41及び第二バリア羽根42は、閉状態では開口部18を完全に覆うとともに、開状態では開口部18の周辺にあるリング状部分において収納されるように、形状及び寸法が構成されている。
【0044】
第一バリア羽根41及び第二バリア羽根42は、略「く」の字状の平板である羽根本体部71と、羽根本体部71の基端に設けられて直進筒取付用ボス51に枢着されて直進筒取付用ボス51を中心に回動するための嵌合穴を有する軸部77と、羽根本体部71の反対側に軸部77から延在するスプリング係合部78とを備えている。
【0045】
各羽根本体部71の光軸側の側面には、エッジが段差状に加工された当接閉口辺75が形成されている。レンズバリアユニット10の閉状態において、一方の羽根本体部71の当接閉口辺75が他方の羽根本体部71の当接閉口辺75と当接して、レンズバリアユニット10が完全に閉状態になることにより、外部からのほこりの侵入が防止される。
【0046】
スプリング係合部78は、略長手方向に延在する貫通したスリット状の第二ガイド穴79を備えている。この第二ガイド穴79は、捩りコイルスプリング100の第二突出片103bと係合する。
【0047】
捩りコイルスプリング100は、金属又は樹脂等の弾性体からなり、バネ付勢力を発生させるコイル部101と、コイル部101の駆動板側の一端及び台板側の他端からそれぞれ横方向に延在する第一アーム部102a及び第二アーム部102bと、各アーム部102a,102bからそれぞれ光軸14方向の後面側に延在する第一突出片103a,第二突出片103bとから構成されている。捩りコイルスプリング100の少なくともコイル部101の高さは、バリア羽根40の厚みより小さい。
【0048】
コイル部101は、台板50の捩りコイルスプリング用ボス52に枢着されている。第一アーム部102aは、第二アーム部102bに対して所定の角度で捩られている。第一突出片103aは、駆動板90の第一ガイド穴92に係合されている。それとともに、第二突出片103bはスプリング係合部78の第二ガイド穴79に係合されている。このような構成において、駆動板90が回転駆動されると、第一アーム部102aに回転力が加えられる。この回転駆動力は、コイル部101を回動させるとともに第二アーム部102bに伝達されて、第二アーム部102bを同じ方向に回動させる。このとき、第一アーム部102a及び第二アーム部102bの間での捩り角度は、ほとんど変化しない。
【0049】
第一アーム部102a及び第二アーム部102bの長さを変化させることにより、種々の公差を吸収して、所定の動作を行うように調整することができる。また、捩りコイルスプリング100を回動させる際のモーメント調整も容易に行うことができる。
【0050】
次に、このようにして構成されたレンズバリアユニット10の開閉動作を、図4及び7を参照しながら説明する。なお、説明文中の回転方向は、レンズバリアユニット10を前面側から見たときのものである。
【0051】
カメラの非使用状態ではレンズ鏡胴10は沈胴位置にあり且つレンズバリアユニット10が全閉状態にあるが、カメラを使用するために、カメラ本体に設けられたメインスイッチ(不図示)をONにすると、レンズ鏡胴10が突出して、図2に示すように、レンズバリアユニット10が全開状態になる。すなわち、図4に示すように、全閉状態のレンズバリアユニット10では、第一バリア羽根41及び第二バリア羽根42が開口部18を完全に覆うように配置されている。その一方で、図7に示すように、全開状態のレンズバリアユニット10では、第一バリア羽根41及び第二バリア羽根42が開口部18の周辺の外側のリング状部分に完全に収納されている。
【0052】
レンズバリアユニット10が全開状態から全閉状態に変化する様子、すなわち、カメラが突出状態から沈胴状態に変化する様子について説明する。
【0053】
図7に示すように、台板50と駆動板90との間に設けられた引張スプリング121からの反時計回りのバネ付勢力が駆動板に作用しているので、第一バリア羽根41及び第二バリア羽根42の全開状態が保持されている。このとき、カム環20の第一係合片22は駆動板90の第二係合片91に当接していない。
【0054】
カメラを突出状態から沈胴状態に移行させるために、カム環20を時計回りに回動させる。カム環20が時計回りに回動すると、カム環20の第一係合片22(第一当接部)が駆動板90の第二係合片91(第二当接部)に当接する。
【0055】
カム環20がさらに時計回りに回動すると、図4に示すように、カム環20の第一係合片22が駆動板90の第二係合片91を時計回りの周方向に押動する。その結果、引張スプリング121からのバネ付勢力に抗して、駆動板90が光軸14を中心にして時計回りに回動する。この回動に伴って、駆動板90の第一ガイド穴92と係合している第一突出片103aから横方向に延在する第一アーム部102aに対して、捩りコイルスプリング用ボス52を中心に反時計回りに回転させようとする回転駆動力が働く。この回転駆動力は、コイル部101を回動させながら第二アーム部102bに伝達される。このとき、第一アーム部102a及び第二アーム部102bの間の捩り角度はほとんど変化しない。第二アーム部102bから光軸14方向に延在する第二突出片103bは、バリア羽根41,42のスプリング係合部78の第二ガイド穴79と係合しているので、スプリング係合部78が軸部77すなわち直進筒取付用ボス51を中心に時計回りに回動する。それとともに、各バリア羽根41,42の羽根本体部71が、軸部77すなわち直進筒取付用ボス51を中心に時計回りに回動する。したがって、各バリア羽根41,42が協働して開口部18を閉じる。このように、捩りコイルスプリング100は、駆動板90の回転駆動力を安定かつ確実にバリア羽根41,42に伝達する駆動力伝達手段として機能している。
【0056】
図4に示すように、各バリア羽根41,42の当接閉口辺75同士が当接するとともに閉位置当接辺72が閉位置係止片62に当接すると、各バリア羽根41,42の回動が停止して、レンズバリアユニット10が全閉状態となる。
【0057】
全閉状態からさらにカム環20が回動することもできる。カム環20が時計回りにさらに回動すると、駆動板90がさらに時計回りに回動する。そして、駆動板90に係合している第一アーム部102aがさらに捩りコイルスプリング用ボス52を中心に反時計回りに回転するが、各バリア羽根41,42が当接してロックされているために第二アーム部102bは回動することができない。その結果、第一アーム部102aだけが回動して、第一アーム部102a及び第二アーム部102bの間の捩り角度が小さくなる。この結果、コイル部101が弾性体として働き、捩りコイルスプリング100がオーバーチャージされる。したがって、捩りコイルスプリング100のバネ付勢力により、各バリア羽根41,42同士が強く圧接された全閉状態が保持される。したがって、外部からのホコリ等の侵入を防止することができる。そして、コイル部101のバネ付勢力を最適化することにより、レンズバリアユニット10が開状態から閉状態に移る際に異物又は指が挟まったとしてもそれらを容易に取り除くことができる。すなわち、捩りコイルスプリング100は、安全機構においても利用されている。このとき、レンズ鏡胴10は沈胴位置にある。
【0058】
レンズ鏡胴10が沈胴し且つレンズバリアユニット10が全閉した状態から、レンズ鏡胴10が突出し且つレンズバリアユニット10が全開した状態に変えるときには、レンズ鏡胴10のカム環20を上記と反対方向すなわち反時計回りに回動させる。レンズ鏡胴10のカム環20が反時計回りに回動すると、引張スプリング121のバネ付勢力により協働して、各バリア羽根41,42が軸部77すなわち直進筒取付用ボス51を中心に反時計回りに回動する。各バリア羽根41,42が、開口部18の外側のリング状部分に完全に収納されて、開口部18が全開した全開状態になる。そして、カム環20が反時計回りにさらに回動すると、カム環20の第一係合片22と駆動板90の第二係合片91との係合が解除されるが、前述のように引張スプリング121のバネ付勢力が付勢されることにより、常に全開状態のレンズバリアユニット10が保持される。
【0059】
次に、図11〜図13を参照しながら、本発明の第二実施形態に係るレンズバリアユニット10について、詳細に説明する。
【0060】
図11は、本発明の第二実施形態に係るレンズバリアユニット10をレンズ鏡胴1に装着した状態を示す断面図であり、図12は、図11のレンズバリアユニット10の駆動板90を後面側から見た図であり、図13は、図11のレンズバリアユニット10において、駆動板90の駆動方法を説明する図である。
【0061】
図11に示すように、レンズバリアユニット10の台板50は、円筒部材32の前面側に固定されている。レンズバリアユニット10の駆動板90は、図12に示すように、そのリング状部分の後面側において、第一ガイド穴92、ボス用ガイド穴93、スプリング引っ掛け片95及びスプリング装着穴96を有するとともに、少なくとも一つの第二係合片91(第二当接部)を有している。第二係合片91は、図13に示すように、周方向に延在し且つ周方向に沿って傾斜している当接傾斜面を有する。第二係合片91(第二当接部)の当接傾斜面に対して、直進筒30の前面側に設けられた第一係合片22(第一当接部)の先端が当接している。また、直進筒30の前面側には、第二係合片91の当接傾斜面との干渉を回避するための逃げ傾斜面23が設けられている。
【0062】
上記構成において、後面側から前面側に向けて光軸14方向に直進押圧力が直進筒30によって加えられると、第一係合片22の先端が第二係合片91の当接傾斜面を押圧するが、この傾斜面押圧力は、光軸14方向の力と、光軸14方向に直交する周方向の力とに分力される。光軸14方向の力は、台板50を経て円筒部材32で受け止められる。周方向の力は、駆動板90を周方向に回転させる。したがって、直進筒30からの直進押圧力が駆動板90に加えられると、第一係合片22の先端が当接傾斜面に摺接することで、直進筒30の直進運動が駆動板90の回転運動に変換され、その結果、駆動板90が周方向に回転される。駆動板90の回転によってバリア羽根40を開閉する動作は、上述した第一実施形態と大略同じであるので、その説明を省略する。
【0063】
なお、第一係合部110と第二係合部94との間でのスライド可能な係合構造において、一眼レフカメラのボディに交換レンズを取り付ける際によく用いられているバヨネット結合構造を用いることができる。すなわち、台板50及び駆動板90のそれぞれの外周部に、複数の爪状部(不図示であるが、第一係合部110及び第二係合部94に対応する部材)を設けて、これらをお互いに差し込んでから回転し、お互いの爪状部が重なり合うことによって、駆動板90が台板50に対してスライド可能に取り付けた構成を用いることができる。また、第一係合部110及び第二係合部94が、ギャップ規制部材69,97のギャップ規制機能を兼ねるように構成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のレンズバリアユニットをレンズ鏡胴に取付けた状態を示す断面図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係るレンズバリアユニットをレンズ鏡胴に取付けた状態を示す断面図である。
【図3】図2に示したレンズバリアユニットが全閉状態にあるときに正面から見た図である。
【図4】図3に示したレンズバリアユニットから台板を取り外した状態を示す図である。
【図5】図2に示したレンズバリアユニットが全閉状態にあるときに後面側から見た図である。
【図6】図5に示したレンズバリアユニットから駆動板を取り外した状態を示す図である。
【図7】図2に示したレンズバリアユニットが全開状態にあるときに、レンズバリアユニットから台板を取り外した状態を示す正面図である。
【図8】図2に示したレンズバリアユニットが全開状態にあるときに、レンズバリアユニットから駆動板を取り外した状態を示す後面図である。
【図9】図7のレンズバリアユニットにおいて、台板を取付けた状態での線A−Aでの断面を矢印の方から見た断面図である。
【図10】図7のレンズバリアユニットにおいて、台板を取付けた状態での線B−Bでの断面を矢印の方から見た断面図である。
【図11】本発明の第二実施形態に係るレンズバリアユニットをレンズ鏡胴に取付けた状態を示す断面図である。
【図12】図11のレンズバリアユニットの駆動板を後面側から見た図である。
【図13】図11のレンズバリアユニットにおいて、駆動板の駆動方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 レンズ鏡胴
10 レンズバリアユニット
12 レンズ群
14 光軸
18 開口部
20 カム環
22 第一係合片(第一当接部)
23 逃げ傾斜面
30 直進筒
32 円筒部材
40 バリア羽根
41 第一バリア羽根
42 第二バリア羽根
50 台板
51 直進筒取付用ボス(第一取付部)
52 捩りコイルバネ用ボス(第二取付部)
54 捩りコイルバネ収納壁
62 閉位置係止片
69 開位置係止片(ギャップ規制部材)
71 羽根本体部
72 閉位置当接辺
73 開位置当接辺
75 当接閉口辺
77 軸部
78 スプリング係合部
79 第二ガイド穴
90 駆動板
91 第二係合片(第二当接部)
92 第一ガイド穴
93 ボス用ガイド穴
94 係合案内縁部(第二係合部)
95 スプリング引っ掛け片
96 スプリング装着穴
97 ギャップ規制片(ギャップ規制部材)
98 係止リング部
99a ボス穴
99b 固定ネジ
100 捩りコイルスプリング
101 コイル部
102a 第一アーム部
102b 第二アーム部
103a 第一突出片
103b 第二突出片
110 係合案内片(第一係合部)
110a 基部
110b 突起部
120 スプリング係止用ボス
121 引張スプリング

Claims (5)

  1. 開口部を有する略リング状の台板と、
    少なくとも上記開口部に相対する部分に開口部を有し、台板に対して回動自在の略リング状の駆動板と、
    上記台板と駆動板との間に挟持されて、台板に配置された第一取付部に回動自在に枢着されたバリア羽根と、
    を備えてなり、
    駆動板が光軸回りに回転駆動されることにより、バリア羽根が台板の開口部を開閉するようにしたカメラ用レンズバリアユニットであって、
    台板及び駆動板の少なくとも一方には、駆動板を台板に対して一定間隔に保持するギャップ規制部材が配設され、
    台板及び駆動板の各外周縁部には、それぞれ、第一係合部及び第二係合部が設けられており、
    上記第一係合部及び第二係合部において、いずれか一方が他方に対してスライド可能に係合していることを特徴とする、カメラ用レンズバリアユニット。
  2. 上記駆動板の外周には、第二当接部が設けられるとともに、カメラ鏡胴のカム環の前面側先端の外周部には、第一当接部が設けられており、
    カメラ鏡胴のカム環が光軸回りに回転駆動すると、上記第一当接部は、第二当接部と当接したあと第二当接部を周方向に押動し、それによって、駆動板が回動することを特徴とする、請求項1記載のカメラ用レンズバリアユニット。
  3. 上記バリア羽根と駆動板とは、捩りコイルスプリングを介して協働することを特徴とする、請求項1記載のカメラ用レンズバリアユニット。
  4. 上記台板と駆動板との間に、駆動板を周方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする、請求項1記載のカメラ用レンズバリアユニット。
  5. 弾性を有する上記第一係合部は、光軸方向に延在する基部と、該基部の先端から内径方向に突起する突起部とを備えた略L字形状をしてなる一方、
    上記第二係合部は、周方向に延在する係合案内縁部を有し、
    上記基部が径方向に弾性的に変形することによって、上記係合案内縁部と突起部とが係合し、
    上記係合案内縁部は突起部に対して周方向にスライド可能に案内されることを特徴とする、請求項1記載のカメラ用レンズバリアユニット。
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