JP2006126552A - レンズバリヤユニット - Google Patents

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卓也 町田
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Abstract

【課題】バリヤ羽根同士の段差を無くして見栄えの良い外観で、円滑な開閉動作が得られて耐久性が向上したレンズバリヤユニットを提供する。
【解決手段】開口部10aを画定するベース10、ベース10に設けられた複数の支持軸11に揺動自在に支持され協働して開口部10aを開閉するバリヤ羽根20A,20B、ベース10に回動自在に支持されて回動によりバリヤ羽根20A,20Bを開閉駆動する駆動リング30を備え、駆動リング30は、ベース10に対して光軸方向に移動自在に支持され、バリヤ羽根20A,20B同士の当接部を面一に合わせるべく駆動リング30を光軸方向に押し出してバリヤ羽根20A,20Bに当接させるカム15をベース10に形成した。この構成によれば、バリヤ羽根同士の当接部の段差を確実に無くすことができると共に摺動抵抗を抑えてバリヤ羽根を円滑に開閉動作させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等のカメラのレンズを保護するレンズバリヤユニットに関し、特に、複数枚のバリヤ羽根を用いて、開口部を開閉するレンズバリヤユニットに関する。
レンズを保護すべくカメラの前面を開閉する従来のレンズバリヤユニットとしては、開口部を画定するベースリング、ベースリングに回動自在に支持された2枚のバリヤ羽根、開口部の回りに回動自在に支持されて回動により2枚のバリヤ羽根を開閉駆動する回動リング等を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このレンズバリヤユニットでは、回動リングにより回動される2枚のバリヤ羽根の当接端面が互いに当接することにより開口部を閉鎖する。
特開2000−147599号公報
ところで、上記従来のレンズバリヤユニットにおいては、ユニットを構成する部材の寸法精度や組付け精度が低いと、ガタによりレンズバリヤ羽根の当接部に段差が生じ、外観上見栄えが悪くなる可能性がある。この段差を解消すべく、構成部材の寸法精度及び組付け精度を高めると、製造コストが上昇すると共に、バリヤ羽根と他の部材の摺動抵抗が大きくなり、耐久性が低下する。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、開口部を開閉するための複数のバリヤ羽根を用いるレンズバリヤユニットにおいて、バリヤ羽根同士の当接部の段差を無くして見栄えの良い外観で、円滑な開閉動作が得られて耐久性が向上するレンズバリヤユニットを提供することにある。
本発明のレンズバリヤユニットは、開口部を画定するベースと、ベースに設けられた光軸方向に伸長する複数の支持軸に揺動自在に支持され協働して開口部を開閉する複数のバリヤ羽根と、ベースに回動自在に支持されて回動により複数のバリヤ羽根を開閉駆動する駆動リングと、を備え、駆動リングは、ベースに対して光軸方向に移動自在に支持され、
駆動リング及びベースの一方には、複数のバリヤ羽根同士の当接部を面一に合わせるべく駆動リングを光軸方向に押し出して複数のバリヤ羽根に当接させるカムが形成されている、ことを特徴としている。
この構成によれば、駆動リングは、回動により複数のバリヤ羽根を開閉動作させると共に、カムにより押し出されて複数のバリヤ羽根に当接して光軸方向の位置を規定し、複数のバリヤ羽根同士の当接部を面一に合わせる。これにより、複数のバリヤ羽根は、光軸方向において精度良く位置決めされるので、複数のバリヤ羽根同士の当接部に段差が発生するのを防止できる。
上記構成において、カムは、複数のバリヤ羽根が開口部を閉鎖したのちに駆動リングを押し出す、構成を採用できる。
この構成によれば、複数のバリヤ羽根の開閉動作中において、駆動リングは、複数のバリヤ羽根から離隔しているので、バリヤ羽根と他の部材間の摺動抵抗が増大することがなく、複数のバリヤ羽根を円滑に開閉動作させることができる。
上記構成において、ベースには、開口部を画定すると共に複数のバリヤ羽根を覆うようにベースに連結されるカバーが設けられており、駆動リングは、カバーと協働して光軸方向における複数のバリヤ羽根の位置を規定する構成を採用できる。
この構成によれば、複数のバリヤ羽根を光軸方向において正確に位置決めできると共に、部品点数を削減できてユニットを小型化できる。
上記構成において、複数のバリヤ羽根の各々及び駆動リングの一方には、係合孔が形成され、複数のバリヤ羽根の各々及び駆動リングの他方には、係合孔に挿通されて係合し得る係合突起が形成され、係合孔及び係合突起は、カムが駆動リングを押し出す際に駆動リングが回動し得るべく,所定のクリアランスをもつように形成され、複数のバリヤ羽根の各々は、開閉動作において駆動リングとの係合を維持させるべく開口部を閉鎖する向きにばね付勢されている、構成を採用できる。
この構成によれば、複数のバリヤ羽根の各々と駆動リングとの間の係合及びその解除を容易に実現でき、構造を簡素化できる。
本発明のレンズバリヤユニットによれば、カムにより押し出される駆動リングでバリヤ羽根を光軸方向において位置決めすることにより、バリヤ羽根同士の当接部の段差を無くして外観の見栄えを向上させることができると共に、摺動抵抗を抑えてバリヤ羽根を円滑に開閉動作させることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図9は、本発明に係るレンズバリヤユニットの一実施形態を示すものであり、図1は本発明に係るレンズバリヤユニットの一実施形態の正面図、図2はレンズバリヤユニットの分解斜視図、図3は開放状態にあるレンズバリヤユニットの正面図及び断面図、図4はベースの正面図、図5はバリヤ羽根の背面図及び側面図、図6は駆動リングの背面図、図7は閉鎖状態にあるレンズバリヤユニットを示す正面図及び断面図、図8は駆動リングが押し出された状態にあるレンズバリヤユニットの正面図及び断面図、及び図9はカムと突起の関係を示す断面図である。
このレンズバリヤ装置は、図1ないし図3に示すように、開口部10aを画定するベース10、ベース10に揺動自在に支持され協働して開口部10aを開閉する複数のバリヤ羽根20A,20B、ベース10に回動自在に支持されて回動により複数のバリヤ羽根20A,20Bを開閉駆動する駆動リング30、開口部40aを画定すると共に複数のバリヤ羽根20A,20Bを覆うようにベース10に連結されたカバー40、バリヤ羽根20A,20Bを開く方向に駆動するように駆動リング30を付勢する引張コイルバネ50、バリヤ羽根20A,20Bをそれぞれ閉鎖する方向に付勢する2つの捩りバネ60等を備えている。
ベース10は、樹脂材料を用いて、図2ないし図4に示すように、円形状の開口部10aを画定するように環状に形成され、その前面10bにおいて、光軸Lの方向(以下、光軸方向という)の前方に向けて伸長すると共に光軸Lに関して対称な位置に配置された2つの支持軸11、開口部10aの内周面を画定すると共に光軸方向の前方に向けて突出する円筒部12、支持軸11に隣接して形成されて捩りバネ60の一端部がそれぞれ掛止される2つの掛止ピン13、引張コイルバネ50の一端が掛止される掛止突起14、円筒部12の周りに形成された3つのカム15、駆動リング30の後述するカム部32が挿通されて駆動リング30の回動可能な範囲を規定する円弧状に形成された挿通孔16等を備えると共に、その外周面において、カバー40をスナップフィットにより連結するための4つの掛止突起17等を備えている。
3つのカム15は、円筒部12の周りにおいて等間隔位置に円弧状に形成され、前面10bに対して傾斜する傾斜面からなるカム面15A、及び、カム面15Aに隣接すると共に前面10bに対して光軸方向の前方に位置する平坦面からなるカム面15Bで構成され、駆動リング30の回動により駆動リング30にカム作用を及ぼして光軸方向の前方に押し出す。
バリヤ羽根20A,20Bは、樹脂材料により薄板状に形成されており、図2、図3及び図5に示すように、協働してカバー40の開口部40aを閉鎖した際に互いに当接し得る直線状をなす当接端面20a、カバー40と摺動可能に当接し得る前面20b、ベース10の支持軸11が挿通されるボス21、ボス21の近傍において円柱状に形成されて駆動リング30の後述する係合孔31に挿通されて係合し得る係合突起22等を備える。
駆動リング30は、樹脂材料により環状に形成されており、図2、図3及び図6に示すように、ベース10の円筒部12に摺動可能に外嵌される内周面30a、バリヤ羽根20A,20Bの開閉動作の際にベース10のカム面15Bに摺動自在に当接する環状の後面30b、その環状部の外縁部に切欠状に形成されてバリヤ羽根20A,20Bの係合突起22が挿通される2つの係合孔31、その後面30bから光軸方向の後方に突出するカム部32、その後面30bの周方向において等間隔に半径方向に伸長するように突出して形成されてベース10のカム15に係合し得る3つの係合突起33、その前面に突出して形成されて引張コイルバネ50の一端が掛止される掛止突起34等を備える。
駆動リング30は、その内周面30aがベース10の円筒部12に摺動可能に外嵌されることにより、光軸方向に移動自在にベース10に支持されると共に、図3に示すR1方向及びR2方向に回動自在に支持される。
2つの係合孔31は、光軸Lに関して対称な位置に配置され、駆動リング30の回動方向において、バリヤ羽根20の係合突起22との間に所定のクリアランスが形成されるように形成されている。このクリアランスにより、駆動リング30は、バリヤ羽根20との係合を解除して回動可能となる。
カバー40は、図1、図2及び図3(b)に示すように、樹脂材料により円板状に形成されており、その中央部に略矩形状の開口部40a、その外周縁部から光軸方向の後方に向けて伸長してベース10の掛止突起17にスナップフィット結合する掛止突片40b、外周部の光軸Lに関して対称な位置に形成されて支持軸11の先端部が嵌合挿入される貫通孔40c、光軸方向の後方に位置してバリヤ羽根20A,20Bの前面20bに摺動可能に当接し得る環状の後面41等を備える。
カバー40は、その貫通孔40cに支持軸11の先端部が嵌合挿入されることにより支持軸11に支持されると共に、掛止突片40bがベース10の掛止突起17にスナップフィット結合することによりベース10に連結される。
また、カバー40は、その後面41がバリヤ羽根20A,20Bの前面20bに当接可能に配置されることにより、バリヤ羽根20A,20Bの光軸方向の位置を駆動リング30と協働して規定する役割を果たす。
引張コイルバネ50は、図2及び図3に示すように、その一端側のフックがベース10の掛止突起14に前面10bと略平行に形成された図示しない溝に掛止されると共に、その他端側のフックが駆動リング30の前面の掛止突起34に掛止されて、掛止突起14と掛止突起34との間で、掛止突起34側の方がカバー40に近づくようにして前面10bに対して斜めになるように張られており、バリヤ羽根20A,20Bがベース10の開口部10aを開く向きの回転方向と後面30bをカム面15Bに当接させる光軸方向の両方向に駆動リング30を付勢する。
2つの捩りバネ60は、引張コイルバネ50よりも付勢力が小さく、図2及び図3に示すように、バリヤ羽根20A,20Bのボス21に回動自在にそれぞれ外挿され、その一端がバリヤ羽根20A,20Bの係合突起22に掛止されると共にその他端がベース10の掛止ピン13に掛止されることにより、支持軸11の回りにおいてバリヤ羽根20A,20Bを開口部10a,40aを閉鎖する向きに付勢する。これにより、バリヤ羽根20A,20Bの開閉動作の際に、駆動リング30の係合孔31の一端に係合突起22が確実に当接して駆動リング30とバリヤ羽根20A,20Bとの係合が確実に維持される。
次に、このユニットの組付け手順について説明する。先ず、ベース10に対して図2に示すように、光軸方向の前方から駆動リング30を近づけ、駆動リング30の内側に円筒部12を入り込ませると共にカム部32を挿通孔16に挿通する。
続いて、引張コイルバネ50の一端を掛止突起14に掛止させ、他端を掛止突起34に掛止させる。
そして、捩りバネ60がそのボス21に外挿された状態のバリヤ羽根20A,20Bをベース10に光軸方向の前方から近づけて、ボス21にベース10の支持軸11を通すと共に、捩りバネ60の一端をバリヤ羽根20A,20Bの係合突起22に掛止させ、他端をベース10の掛止ピン13に掛止させる。
その後、カバー40を光軸方向の前方からベース10に近づけて、その貫通孔40cにベース10の支持軸11の先端を挿入すると共に、掛止突片40bをベース10の掛止突起17に掛止させてスナップフィットにより連結する。これにより、ユニットの組付けが完了する。
次に、レンズバリヤユニットの動作について、図3及び図7〜図9を参照して説明する。尚、説明の便宜上、図3(a)、図7(a)及び図8(a)においては、カバー40が省略され、開口部40aのみが二点鎖線で示されている。
先ず、駆動リング30のカム部32が図示しないカメラ側の係合突起等により押圧力を受けない状態においては、駆動リング30は、引張コイルバネ50により付勢され、ベース10の上記した外周面の光軸側にバリヤ羽根20A,20Bの外周の一部が当接して図3に示す時計回りの回転端に位置する。このとき、駆動リング30は、図3及び図9(a)に示すように、その後面30bがベース10のカム面15Bに当接していると共に、その係合突起33がカム15に係合していない状態にある。また、バリヤ羽根20A,20Bは、図3(a),(b)に示すように、カバー40の開口部40aを全開する開き位置に位置している。そして、この状態を駆動リング30の初期状態とする。
この状態から、カム部32が図示しないカメラ側の係合突起等から押圧力を受けることにより、駆動リング30が、引張コイルバネ50の付勢力に抗しつつ反時計周りであるR1方向に回転すると、バリヤ羽根20A,20Bは、図7(a)に示すように、その係合突起22が駆動リング30の係合孔31の一端に当接した状態を維持しつつ、捩りバネ60の付勢力を受けて支持軸11を中心に時計周りに回転して閉じ動作を行い、その当接端面20aが互いに当接してカバー40の開口部40aを全閉する閉じ位置に移動する。このとき、駆動リング30は、図7(a),(b)及び図9(b)に示すように、その係合突起33がカム面15Aの直ぐ手前に位置する回動位置まで回転する。
この閉じ動作において、バリヤ羽根20A,20Bは、光軸方向の位置が駆動リング30により未だ規定されていない状態、すなわち、ベース10及びカバー40に対する僅かなクリアランスにより光軸方向に若干の移動が可能な状態にあるので、カバー40等との間で摺動抵抗が増大せず、円滑に回転する。
そして、バリヤ羽根20A,20Bが、カバー40の開口部40aを閉鎖したのち、駆動リング30がR1方向にさらに回転すると、当接面20aが互いに当接しているので、図8(a)に示すように、バリヤ羽根20A,20Bの係合突起22が駆動リング30の係合孔31の一端から離れて駆動リング30とバリヤ羽根20A,20Bとの係合が解除される。また、駆動リング30は、引張コイルバネ50の光軸方向の付勢力に抗して、その係合突起33がベース10のカム面15Aに当接(係合)して追随しながらカム面15Bに至ることにより、図8(a),(b)及び図9(c)に示すように、光軸方向の前方に押し出され、バリヤ羽根20A,20Bに当接する位置に移動される。これにより、バリヤ羽根20A,20Bは、駆動リング30及びカバー40により光軸方向の移動が規制される。すなわち、駆動リング30は、カバー40と協働して光軸方向におけるバリヤ羽根20A,20Bの位置を規定する。例えば、駆動リング30が押し出される前に、光軸方向の相対的な位置がずれてバリヤ羽根20A,20B同士の当接部(当接端面20a)に段差が生じている場合には、この段差は、光軸方向の前方に向けて押し出される駆動リング30により是正され、バリヤ羽根20A,20B同士の当接部が面一に合わさる。
このように、駆動リング30を光軸方向の前方のバリヤ羽根20A,20Bに当接する位置に押し出してバリヤ羽根20A,20Bの光軸方向の位置を規定することにより、バリヤ羽根20A,20Bは、その当接部が光軸方向において段差を生じることなく面一に位置決めされて開口部40aを閉じた状態となり、見栄えの良い外観が得られる。また、バリヤ羽根20A,20Bが開口部40aを閉鎖した後に駆動リング30を光軸方向の前方に押し出すため、駆動リング30がバリヤ羽根20A,20Bの開閉動作に影響を及ぼすことがなく、バリヤ羽根20A,20Bを円滑に開閉することができる。
そして、この状態からカム部32に対する押圧力が解かれると、駆動リング30は、引張コイルバネ50の付勢力により回転しながら前面10bの方向へ移動し、図3(a),(b)に示された初期状態へ復帰する。
上記実施形態では、カム15をベース10に形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、カムを駆動リング30に形成し、カムに係合する係合突起をベースに形成することも可能である。
上記実施形態では、カム15が、バリヤ羽根20A,20Bが開口部50aを閉鎖したのちに、駆動リング30を光軸方向の前方に押し出す場合について説明したが、これに限定されるものではなく、バリヤ羽根20A,20Bの閉じ動作中に駆動リング30を押し出す構成とすることも可能である。
上記実施形態では、駆動リング30に係合孔31を形成し、バリヤ羽20A,20Bに係合突起22を形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、駆動リング30に係合突起を形成し、バリヤ羽20A,20Bに係合孔を形成することも可能である。
上記実施形態では、2枚のバリヤ羽根を用いて開口部を開閉する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、4枚のバリヤ羽根を用いた場合にも本発明を適用可能である。
上記実施形態では、駆動リング30が、引張コイルバネ50の付勢力により回転方向と光軸方向の両方向に付勢された場合について説明したが、それらの付勢力は、各々異なるバネを用いるようにすることや、駆動リング30の周りに複数設けるようにすることも可能である。
以上述べたように、本発明に係るレンズバリヤユニットは、レンズの前面に配置されてレンズを保護するためのものであればよく、沈胴式のレンズ鏡筒を備えるカメラに限らず、その他のデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、銀塩フィルム式カメラ等においても使用することができる。
本発明に係るレンズバリヤユニットの一実施形態の正面図である。 レンズバリヤユニットの分解斜視図である。 開放状態にあるレンズバリヤユニットを示す図であって、(a)はカバーを外した状態の正面図、(b)は断面図である。 ベースの正面図である。 (a)はバリヤ羽根の背面図、(b)はバリヤ羽根の側面図である。 駆動リングの背面図である。 閉鎖状態にあるレンズバリヤユニットを示す図であって、(a)はカバーを外した状態の正面図、(b)は断面図である。 駆動リングが押し出された状態にあるレンズバリヤユニットを示す図であって、(a)はカバーを外した状態の正面図、(b)は断面図である。 (a)は開放状態におけるカムと突起の関係を展開して示す断面図、(b)は閉鎖状態における断面図、及び(c)は駆動リングが押し出された状態における断面図である。
符号の説明
10…ベース
10a…開口部
10b…前面
11…支持軸
12…円筒部
13…掛止ピン
14…掛止突起
15…カム
15A,15B…カム面
16…挿通孔
17…掛止突起
20,20A,20B…バリヤ羽根
20a…当接端面
20b…前面
21…ボス
22…係合突起
30…駆動リング
30a…内周面
30b…後面
31…係合孔
32…カム部
33…係合突起
34…掛止突起
40…カバー
40a…開口部
40b…掛止突片
40c…貫通孔
41…後面
50…引張コイルバネ
60…捩りバネ
L…光軸

Claims (4)

  1. 開口部を画定するベースと、前記ベースに設けられた光軸方向に伸長する複数の支持軸に揺動自在に支持され協働して前記開口部を開閉する複数のバリヤ羽根と、前記ベースに回動自在に支持されて回動により前記複数のバリヤ羽根を開閉駆動する駆動リングと、を備え、
    前記駆動リングは、前記ベースに対して光軸方向に移動自在に支持され、
    前記駆動リング及びベースの一方には、前記複数のバリヤ羽根同士の当接部を面一に合わせるべく前記駆動リングを光軸方向に押し出して前記複数のバリヤ羽根に当接させるカムが形成されている、
    ことを特徴とするレンズバリヤユニット。
  2. 前記カムは、前記複数のバリヤ羽根が前記開口部を閉鎖したのちに前記駆動リングを押し出す、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズバリヤユニット。
  3. 前記ベースには、開口部を画定すると共に前記複数のバリヤ羽根を覆うように前記ベースに連結されるカバーが設けられており、
    前記駆動リングは、前記カバーと協働して光軸方向における前記複数のバリヤ羽根の位置を規定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズバリヤユニット。
  4. 前記複数のバリヤ羽根の各々及び前記駆動リングの一方には、係合孔が形成され、
    前記複数のバリヤ羽根の各々及び前記駆動リングの他方には、前記係合孔に挿通されて係合し得る係合突起が形成され、
    前記係合孔及び係合突起は、前記カムが前記駆動リングを押し出す際に前記駆動リングが回動し得るべく,所定のクリアランスをもつように形成され、
    前記複数のバリヤ羽根の各々は、開閉動作において前記駆動リングとの係合を維持させるべく前記開口部を閉鎖する向きにばね付勢されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のレンズバリヤユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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