JPH0728130A - カメラのレンズバリア装置 - Google Patents
カメラのレンズバリア装置Info
- Publication number
- JPH0728130A JPH0728130A JP5173887A JP17388793A JPH0728130A JP H0728130 A JPH0728130 A JP H0728130A JP 5173887 A JP5173887 A JP 5173887A JP 17388793 A JP17388793 A JP 17388793A JP H0728130 A JPH0728130 A JP H0728130A
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- JP
- Japan
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- barrier
- blades
- spring
- plate
- substrate
- Prior art date
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/02—Bodies
- G03B17/04—Bodies collapsible, foldable or extensible, e.g. book type
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Blocking Light For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置の動作に必要なスプリングの本数を減ら
すとともに、各スプリングを装置の空間部に配置して厚
さを抑制し、装置の薄型化を図る。 【構成】 基板1上に2枚のバリア羽根3、3と、バリ
ア連動板2と、バリア駆動板4とを重ねて配設し、バリ
ア連動板2とバリア駆動板4との間に第1スプリング5
を掛けて、このスプリング5をオーバーチャージするこ
とによりバリア羽根3、3の対向接合辺どうしを確実に
閉じ合わせるようにするとともに、バリア駆動板4と基
板1との間に第2スプリング6を掛けて、2枚のバリア
羽根3、3を共にバリア連動板2を介して開方向に付勢
する一方、バリア駆動板4のバリア羽根3、3の開閉軌
跡に干渉しない2個所に貫通孔41と切欠42とを形成
して、これらの貫通孔41及び切欠42に各スプリング
5、6を配置したもの。
すとともに、各スプリングを装置の空間部に配置して厚
さを抑制し、装置の薄型化を図る。 【構成】 基板1上に2枚のバリア羽根3、3と、バリ
ア連動板2と、バリア駆動板4とを重ねて配設し、バリ
ア連動板2とバリア駆動板4との間に第1スプリング5
を掛けて、このスプリング5をオーバーチャージするこ
とによりバリア羽根3、3の対向接合辺どうしを確実に
閉じ合わせるようにするとともに、バリア駆動板4と基
板1との間に第2スプリング6を掛けて、2枚のバリア
羽根3、3を共にバリア連動板2を介して開方向に付勢
する一方、バリア駆動板4のバリア羽根3、3の開閉軌
跡に干渉しない2個所に貫通孔41と切欠42とを形成
して、これらの貫通孔41及び切欠42に各スプリング
5、6を配置したもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影レンズの前面側に
開閉可能に装着されて、前記レンズを保護するカメラの
レンズバリア装置に関するものである。
開閉可能に装着されて、前記レンズを保護するカメラの
レンズバリア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のレンズバリア装置の先行技術と
しては、例えば本出願人が先に提案した特開平4−34
709号公報に開示されたものがある。この先行技術の
バリア装置は図8に示すように、中央部に開口10’が
形成された略円板形状のベース部材1’上に、同一平面
上に配置した2枚のバリア羽根3’と、各バリア羽根
3’を駆動する作動リング4’とを重合状態で配置し、
これらバリア羽根3’及び作動リング4’をレンズ鏡胴
(図示せず)とベース部材1’との間で保持するように
構成されている。
しては、例えば本出願人が先に提案した特開平4−34
709号公報に開示されたものがある。この先行技術の
バリア装置は図8に示すように、中央部に開口10’が
形成された略円板形状のベース部材1’上に、同一平面
上に配置した2枚のバリア羽根3’と、各バリア羽根
3’を駆動する作動リング4’とを重合状態で配置し、
これらバリア羽根3’及び作動リング4’をレンズ鏡胴
(図示せず)とベース部材1’との間で保持するように
構成されている。
【0003】また、作動リング4’と各バリア羽根3’
との間にそれぞれ第1スプリング5’を張設して、これ
らの第1スプリング5’がオーバーチャージする位置ま
で作動リング4’を回転させることにより、2枚のバリ
ア羽根3’を圧接させるようにし、これによって沈胴位
置においてレンズ鏡胴内に砂塵等が侵入するのを略完全
に防止し得るだけの十分な密閉性が得られるようにして
いる。
との間にそれぞれ第1スプリング5’を張設して、これ
らの第1スプリング5’がオーバーチャージする位置ま
で作動リング4’を回転させることにより、2枚のバリ
ア羽根3’を圧接させるようにし、これによって沈胴位
置においてレンズ鏡胴内に砂塵等が侵入するのを略完全
に防止し得るだけの十分な密閉性が得られるようにして
いる。
【0004】さらに撮影に際して、ベース部材1’の開
口10’が不用意に閉じることを防止するために、作動
リング4’とベース部材1’との間にも第2スプリング
6’を張設して、該第2スプリング6’により作動リン
グ4’を常時、バリア羽根3’を開く方向に付勢してい
る。
口10’が不用意に閉じることを防止するために、作動
リング4’とベース部材1’との間にも第2スプリング
6’を張設して、該第2スプリング6’により作動リン
グ4’を常時、バリア羽根3’を開く方向に付勢してい
る。
【0005】また別の従来技術として、前記2枚のバリ
ア羽根3’及び作動リング4’を重層状態で保持する手
段として押さえ板を設け、該押さえ板とベース部材1’
との間で、バリア羽根3’と作動リング4’とを保持す
るようにしたものもある。
ア羽根3’及び作動リング4’を重層状態で保持する手
段として押さえ板を設け、該押さえ板とベース部材1’
との間で、バリア羽根3’と作動リング4’とを保持す
るようにしたものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
いずれの従来例においても、2枚のバリア羽根3’はそ
れぞれ作動リング4’から個々に回転力を受けて動作す
るように構成されているため、バリア羽根3’どうしの
密閉性を確保するために必要な第1スプリング5’も、
各バリア羽根3’と作動リング4’間に個別に張設しな
ければならない。このため、従来装置においては、各バ
リア羽根3’と作動リング4’間に張設される2本の第
1スプリング5’と、作動リング4’とベース部材1’
との間に張設される1本の第2スプリング6’との都合
3本のスプリングが必要になる。
いずれの従来例においても、2枚のバリア羽根3’はそ
れぞれ作動リング4’から個々に回転力を受けて動作す
るように構成されているため、バリア羽根3’どうしの
密閉性を確保するために必要な第1スプリング5’も、
各バリア羽根3’と作動リング4’間に個別に張設しな
ければならない。このため、従来装置においては、各バ
リア羽根3’と作動リング4’間に張設される2本の第
1スプリング5’と、作動リング4’とベース部材1’
との間に張設される1本の第2スプリング6’との都合
3本のスプリングが必要になる。
【0007】また、これらのスプリングは引張バネでな
ければならないため、現状では該スプリングとして、可
成りの大きさの占有スペースが必要となるコイルスプリ
ングを使用せざるを得ない。このため、該コイルスプリ
ングをベース部材1’上に横たわる形で組み込んだ従来
装置では、必然的に光軸方向の寸法が大きくなり、薄型
化に対応できないという問題点があった。なお、後者の
従来例のように押さえ板を要するものでは、押さえ板の
厚さ分も加わってさらに厚さの大きい嵩張った形状とな
っていた。
ければならないため、現状では該スプリングとして、可
成りの大きさの占有スペースが必要となるコイルスプリ
ングを使用せざるを得ない。このため、該コイルスプリ
ングをベース部材1’上に横たわる形で組み込んだ従来
装置では、必然的に光軸方向の寸法が大きくなり、薄型
化に対応できないという問題点があった。なお、後者の
従来例のように押さえ板を要するものでは、押さえ板の
厚さ分も加わってさらに厚さの大きい嵩張った形状とな
っていた。
【0008】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、装置の動作に必要なスプリングの本数を
従来の3本から2本に減らすとともに、各スプリングの
配置を工夫して装置の光軸方向の厚さ寸法を抑制するこ
とにより、装置の薄型化を図り、これによって撮影レン
ズの鏡胴ブロックの薄型化に寄与することを目的とする
ものである。
されたもので、装置の動作に必要なスプリングの本数を
従来の3本から2本に減らすとともに、各スプリングの
配置を工夫して装置の光軸方向の厚さ寸法を抑制するこ
とにより、装置の薄型化を図り、これによって撮影レン
ズの鏡胴ブロックの薄型化に寄与することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、カメラのレンズ鏡胴の前端部に装着され
る基板上に、この基板の中央部に形成された開口を開閉
するための2枚のバリア羽根と、該2枚のバリア羽根を
同時に開閉動作させるべくこれらのバリア羽根と連動連
結されたバリア連動板と、このバリア連動板と第1スプ
リングを介してバネ結合されたバリア駆動板とをそれぞ
れ重層状に配設している。
に本発明では、カメラのレンズ鏡胴の前端部に装着され
る基板上に、この基板の中央部に形成された開口を開閉
するための2枚のバリア羽根と、該2枚のバリア羽根を
同時に開閉動作させるべくこれらのバリア羽根と連動連
結されたバリア連動板と、このバリア連動板と第1スプ
リングを介してバネ結合されたバリア駆動板とをそれぞ
れ重層状に配設している。
【0010】また、各バリア羽根を基板上に回動可能に
枢支するとともに、バリア連動板とバリア駆動板とをそ
れぞれ基板に光軸回りに回動可能に保持し、さらにバリ
ア駆動板と基板との間に第2スプリングを張設して、前
記2枚のバリア羽根を共にバリア連動板を介して開方向
に付勢するように構成している。
枢支するとともに、バリア連動板とバリア駆動板とをそ
れぞれ基板に光軸回りに回動可能に保持し、さらにバリ
ア駆動板と基板との間に第2スプリングを張設して、前
記2枚のバリア羽根を共にバリア連動板を介して開方向
に付勢するように構成している。
【0011】そして、バリア駆動板のバリア羽根の開閉
軌跡に干渉しない2個所に切欠または貫通孔からなる空
間部を形成して、前記各スプリングをそれぞれ対応する
空間部に配置したものとしている。
軌跡に干渉しない2個所に切欠または貫通孔からなる空
間部を形成して、前記各スプリングをそれぞれ対応する
空間部に配置したものとしている。
【0012】
【作用】上記構成によると、バリア駆動板が第2スプリ
ングの付勢力に抗して回転することにより、第1スプリ
ングを介して該バリア駆動板と結合されたバリア連動板
が回転し、該バリア連動板の回転に追従してバリア羽根
が閉方向に回動させられる。バリア羽根が閉じた後、さ
らにバリア駆動板が回転するとき、バリア羽根の閉止に
よってそれ以上の回転を阻止されたバリア連動板とバリ
ア駆動板との間に張設された第1スプリングがチャージ
され、これによって発生したバネ付勢力によりバリア羽
根どうしの密閉性が確保される。
ングの付勢力に抗して回転することにより、第1スプリ
ングを介して該バリア駆動板と結合されたバリア連動板
が回転し、該バリア連動板の回転に追従してバリア羽根
が閉方向に回動させられる。バリア羽根が閉じた後、さ
らにバリア駆動板が回転するとき、バリア羽根の閉止に
よってそれ以上の回転を阻止されたバリア連動板とバリ
ア駆動板との間に張設された第1スプリングがチャージ
され、これによって発生したバネ付勢力によりバリア羽
根どうしの密閉性が確保される。
【0013】この場合、2枚のバリア羽根が個々に作動
リング400に駆動される従来構成とは異なり、2枚の
バリア羽根をバリア連動板を介してバリア駆動板に駆動
されるように構成しているため、第1スプリングはバリ
ア連動板とバリア駆動板との間に1本張設するだけで、
バリア連動板を介して両方のバリア羽根に該第1スプリ
ングのチャージにより発生するバネ付勢力を作用させる
ことができる。
リング400に駆動される従来構成とは異なり、2枚の
バリア羽根をバリア連動板を介してバリア駆動板に駆動
されるように構成しているため、第1スプリングはバリ
ア連動板とバリア駆動板との間に1本張設するだけで、
バリア連動板を介して両方のバリア羽根に該第1スプリ
ングのチャージにより発生するバネ付勢力を作用させる
ことができる。
【0014】従って、上記構成では各1本ずつの第1、
第2スプリングを準備するだけでよく、このように3本
から2本にスプリング本数を削減できたことにより、こ
れらのスプリングが配置される空間部を、バリア駆動板
に切欠き、あるいは貫通孔を設けることで形成すること
ができる。そして、これらの空間部に対応するスプリン
グを配置することにより、該スプリングが基板、バリア
連動板、バリア羽根及びバリア駆動板の重層構造中にほ
ぼ納まることになり、これによって装置の薄型化が効果
的に達成される。
第2スプリングを準備するだけでよく、このように3本
から2本にスプリング本数を削減できたことにより、こ
れらのスプリングが配置される空間部を、バリア駆動板
に切欠き、あるいは貫通孔を設けることで形成すること
ができる。そして、これらの空間部に対応するスプリン
グを配置することにより、該スプリングが基板、バリア
連動板、バリア羽根及びバリア駆動板の重層構造中にほ
ぼ納まることになり、これによって装置の薄型化が効果
的に達成される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら詳細に説明する。図1は本実施例に係るカメラのレン
ズバリア装置を部品毎に分解して示し、図1に示された
レンズバリア装置は、基板1、バリア連動板2、2枚1
組のバリア羽根3、3、バリア駆動板4及び引張コイル
バネからなる第1、第2スプリング5、6から構成され
ている。
ら詳細に説明する。図1は本実施例に係るカメラのレン
ズバリア装置を部品毎に分解して示し、図1に示された
レンズバリア装置は、基板1、バリア連動板2、2枚1
組のバリア羽根3、3、バリア駆動板4及び引張コイル
バネからなる第1、第2スプリング5、6から構成され
ている。
【0016】また、図2は本実施例装置が装着される撮
影レンズの鏡胴構成部材である外筒7と、該外筒7に光
軸方向に摺動可能に嵌合される直進筒8とを示してい
る。なお、図2では、外筒7及び直進筒8の要部を明示
するために、図1に示されたバリア装置に対して光軸回
りに180゜位相をずらせた状態で表示している。
影レンズの鏡胴構成部材である外筒7と、該外筒7に光
軸方向に摺動可能に嵌合される直進筒8とを示してい
る。なお、図2では、外筒7及び直進筒8の要部を明示
するために、図1に示されたバリア装置に対して光軸回
りに180゜位相をずらせた状態で表示している。
【0017】基板1は中央部に開口10を有する円板状
の前面壁11の外周部から後方に向かって突出する周壁
12を一体形成してなるもので、該周壁12上の所要の
間隔をおいた2個所に係合爪13、13を突設してあ
る。一方、レンズ鏡胴の外筒7には、その前面壁70の
外周に引掛部71を形成してある。
の前面壁11の外周部から後方に向かって突出する周壁
12を一体形成してなるもので、該周壁12上の所要の
間隔をおいた2個所に係合爪13、13を突設してあ
る。一方、レンズ鏡胴の外筒7には、その前面壁70の
外周に引掛部71を形成してある。
【0018】上記構成を備えたバリア装置は、基板1上
にバリア羽根3、3と、バリア連動板2及びバリア駆動
板4をその順序で重層状に配設するとともに、後述する
所定部位に第1、第2スプリング5、6を組み込んだ状
態で、基板1の係合爪13、13を引掛部72、72に
係合固定することにより、外筒7の前端部に離脱を阻止
された状態で装着される。
にバリア羽根3、3と、バリア連動板2及びバリア駆動
板4をその順序で重層状に配設するとともに、後述する
所定部位に第1、第2スプリング5、6を組み込んだ状
態で、基板1の係合爪13、13を引掛部72、72に
係合固定することにより、外筒7の前端部に離脱を阻止
された状態で装着される。
【0019】バリア連動板2は基板1の開口10に干渉
しないように中央部に大径の開口20を設けた平坦な円
環状に形成されており、外周の大半を構成する円周面部
分2a、2aが基板周壁12の内周面12aに嵌合する
ことにより、該基板1に光軸回りに回転自在に保持され
ている。
しないように中央部に大径の開口20を設けた平坦な円
環状に形成されており、外周の大半を構成する円周面部
分2a、2aが基板周壁12の内周面12aに嵌合する
ことにより、該基板1に光軸回りに回転自在に保持され
ている。
【0020】2枚のバリア羽根3、3は同寸且つ同一形
状の成形部品からなるもので、それぞれ翼片30の基部
にボス孔31が設けられているとともに、該ボス孔31
からアーム片32を翼片30に対して所定角度屈曲した
方向に延出してなるものである。
状の成形部品からなるもので、それぞれ翼片30の基部
にボス孔31が設けられているとともに、該ボス孔31
からアーム片32を翼片30に対して所定角度屈曲した
方向に延出してなるものである。
【0021】各バリア羽根3は同一平面上に配置され、
それぞれボス孔31が基板前面壁11の後面に突設した
筒ボス14に嵌合枢支されるとともに、アーム片32の
前面先端に突設した突軸33が、バリア連動板2の光軸
を挟んで対向する2個所に形成されたU字形状の切欠係
合部21と係合され、これによって翼片30、30の対
向接合辺どうしが突き合わされて基板開口10を覆う閉
位置から各翼片30が基板開口10から退避した開位置
までの範囲で、バリア連動板2の回転に連動して、基板
1の筒ボス14を中心に回動する。
それぞれボス孔31が基板前面壁11の後面に突設した
筒ボス14に嵌合枢支されるとともに、アーム片32の
前面先端に突設した突軸33が、バリア連動板2の光軸
を挟んで対向する2個所に形成されたU字形状の切欠係
合部21と係合され、これによって翼片30、30の対
向接合辺どうしが突き合わされて基板開口10を覆う閉
位置から各翼片30が基板開口10から退避した開位置
までの範囲で、バリア連動板2の回転に連動して、基板
1の筒ボス14を中心に回動する。
【0022】バリア駆動板4は中央部に基板1の開口1
0と相似形状の開口40を有する略円板状に形成されて
いる。このバリア駆動板4における光軸を挟んで対向
し、且つ、バリア羽根3、3の開閉軌跡に干渉しない部
位には、それぞれ外周に沿う略扇形状を呈する貫通孔4
1と、外周面に開いた切欠42が形成されており、該貫
通孔41の周方向一端面にはバネ掛け片43が、また、
切欠42の周方向一端面にはバネ掛け片を兼ねる当接作
用片44がそれぞれ前方に突出した形で折曲げ形成され
ている。
0と相似形状の開口40を有する略円板状に形成されて
いる。このバリア駆動板4における光軸を挟んで対向
し、且つ、バリア羽根3、3の開閉軌跡に干渉しない部
位には、それぞれ外周に沿う略扇形状を呈する貫通孔4
1と、外周面に開いた切欠42が形成されており、該貫
通孔41の周方向一端面にはバネ掛け片43が、また、
切欠42の周方向一端面にはバネ掛け片を兼ねる当接作
用片44がそれぞれ前方に突出した形で折曲げ形成され
ている。
【0023】そして、貫通孔41に設けられたバネ掛け
片43と、バリア連動板2上において該バネ掛け片43
と対向する位置に後方に突出する形で設けられたバネ掛
け片22との間に前記第1スプリング5が張設されるこ
とにより、バリア連動板2とバリア駆動板4とがバネ結
合されるものである。この結合状態においては、第1ス
プリング5によって、バリア連動板2に形成された切欠
部23の一端面がバリア駆動板4の当接作用片44に当
接する方向に付勢される。
片43と、バリア連動板2上において該バネ掛け片43
と対向する位置に後方に突出する形で設けられたバネ掛
け片22との間に前記第1スプリング5が張設されるこ
とにより、バリア連動板2とバリア駆動板4とがバネ結
合されるものである。この結合状態においては、第1ス
プリング5によって、バリア連動板2に形成された切欠
部23の一端面がバリア駆動板4の当接作用片44に当
接する方向に付勢される。
【0024】また、バリア駆動板4の外周面の2個所に
は切欠係入部45、45が形成されている。一方、基板
1の周壁12にはバヨネット爪15、15が後方に向か
って突設されており、各バヨネット爪15にそれぞれバ
リア駆動板4の切欠係入部45を係合することにより、
該バリア駆動板4が光軸回りに摺動回転可能、且つ、光
軸方向への脱落を阻止された状態で基板1に保持される
ものである。
は切欠係入部45、45が形成されている。一方、基板
1の周壁12にはバヨネット爪15、15が後方に向か
って突設されており、各バヨネット爪15にそれぞれバ
リア駆動板4の切欠係入部45を係合することにより、
該バリア駆動板4が光軸回りに摺動回転可能、且つ、光
軸方向への脱落を阻止された状態で基板1に保持される
ものである。
【0025】バリア駆動板4の当接作用片44と、基板
1の周壁12上において該当接作用片44と対向する位
置に後方で突出する形で設けられたバネ掛け片16との
間には前記第2スプリング6が張設されており、この第
2スプリング6によりバリア駆動板4が図1上、時計回
り方向に回転付勢されている。従って、バリア連動板2
も切欠部23が当接作用片44から付勢力を伝達される
ことによって時計回り方向に回転付勢されることにな
り、これによってバリア羽根3、3が共に基板開口10
から退避する開方向に付勢されるものである。
1の周壁12上において該当接作用片44と対向する位
置に後方で突出する形で設けられたバネ掛け片16との
間には前記第2スプリング6が張設されており、この第
2スプリング6によりバリア駆動板4が図1上、時計回
り方向に回転付勢されている。従って、バリア連動板2
も切欠部23が当接作用片44から付勢力を伝達される
ことによって時計回り方向に回転付勢されることにな
り、これによってバリア羽根3、3が共に基板開口10
から退避する開方向に付勢されるものである。
【0026】このようにして組み立てられたバリア装置
においては、第1スプリング5は図3に示すように、バ
リア駆動板4の貫通孔41で構成される空間部に配置さ
れるとともに、第2スプリング6は図4に示すように、
バリア駆動板4の切欠42で構成される空間部に配置さ
れるものであり、これによって第1、第2スプリング
5、6は基板1、バリア連動板2、バリア羽根3、3及
びバリア駆動板4の重層構造中にほぼ納まることにな
り、スプリングを基板上に横たわるように配置していた
従来構成とは異なり、装置の薄型化が効果的に達成され
るものである。
においては、第1スプリング5は図3に示すように、バ
リア駆動板4の貫通孔41で構成される空間部に配置さ
れるとともに、第2スプリング6は図4に示すように、
バリア駆動板4の切欠42で構成される空間部に配置さ
れるものであり、これによって第1、第2スプリング
5、6は基板1、バリア連動板2、バリア羽根3、3及
びバリア駆動板4の重層構造中にほぼ納まることにな
り、スプリングを基板上に横たわるように配置していた
従来構成とは異なり、装置の薄型化が効果的に達成され
るものである。
【0027】さらに、バリア駆動板4には貫通孔41近
傍の外周縁部位に立曲片形状のカムフォロア46が後方
に突出する形で形成されている。一方、図2に示す直進
筒8は円環状台板80の外周上に部分円筒壁状に形成さ
れた都合3つの摺動ガイド片81、81、81が略等間
隔毎に配設されており、そのうちの1つの摺動ガイド片
81に該ガイド片先端部の一隅を一定角度で截断した形
状の傾斜カム面82が形成されている。また、外筒前面
壁70の外周部にはバリア駆動板4のカムフォロア46
を突入させる円弧状の嵌入孔72が形成されている。
傍の外周縁部位に立曲片形状のカムフォロア46が後方
に突出する形で形成されている。一方、図2に示す直進
筒8は円環状台板80の外周上に部分円筒壁状に形成さ
れた都合3つの摺動ガイド片81、81、81が略等間
隔毎に配設されており、そのうちの1つの摺動ガイド片
81に該ガイド片先端部の一隅を一定角度で截断した形
状の傾斜カム面82が形成されている。また、外筒前面
壁70の外周部にはバリア駆動板4のカムフォロア46
を突入させる円弧状の嵌入孔72が形成されている。
【0028】そして、バリア装置がレンズ鏡胴の前端部
に装着された状態では、バリア駆動板4のカムフォロア
46が外筒7の嵌入孔72を貫通して、その先端が該外
筒7に嵌入されている直進筒8の傾斜カム面82と摺接
する。
に装着された状態では、バリア駆動板4のカムフォロア
46が外筒7の嵌入孔72を貫通して、その先端が該外
筒7に嵌入されている直進筒8の傾斜カム面82と摺接
する。
【0029】図5〜図7はそれぞれ上記構成のバリア装
置の作動状態を示しており、図5は開状態を、図6はバ
リア羽根3、3が閉じた瞬間の状態を、また図6はオー
バーチャージ状態をそれぞれ示している。なお、これら
の図は基板1が省略されている。レンズ鏡胴が突出し
て、例えばワイド位置にある使用状態においては、直進
筒8は後退位置にあり、その傾斜カム面82はカムフォ
ロア46に作用していない。
置の作動状態を示しており、図5は開状態を、図6はバ
リア羽根3、3が閉じた瞬間の状態を、また図6はオー
バーチャージ状態をそれぞれ示している。なお、これら
の図は基板1が省略されている。レンズ鏡胴が突出し
て、例えばワイド位置にある使用状態においては、直進
筒8は後退位置にあり、その傾斜カム面82はカムフォ
ロア46に作用していない。
【0030】従って、この状態では図5に示すように、
バリア駆動板4に作用する第2スプリング6の時計回り
方向の付勢力は、当接作用片44が切欠部23の一端面
に当接していることにより、バリア連動板2に伝達され
て、該バリア連動板2を時計回り方向に回転付勢するよ
うに作用し、これによりバリア羽根3、3が共に基板開
口10から退避した開位置に強制的に位置させられてい
る。
バリア駆動板4に作用する第2スプリング6の時計回り
方向の付勢力は、当接作用片44が切欠部23の一端面
に当接していることにより、バリア連動板2に伝達され
て、該バリア連動板2を時計回り方向に回転付勢するよ
うに作用し、これによりバリア羽根3、3が共に基板開
口10から退避した開位置に強制的に位置させられてい
る。
【0031】この状態から、例えばカメラ本体に設けら
れたメインスイッチをONすることにより、カメラを使
用しない沈胴状態へ移行させると、外筒7と直進筒8と
の光軸方向への嵌合度合が大きくなる。これに連れて該
直進筒8の傾斜カム面82がバリア駆動板4のカムフォ
ロア46を光軸方向に押動するため、該バリア駆動板4
は第2スプリング6の付勢力に抗して反時計回り方向へ
回転させられ、さらにこの回転に追従して該バリア駆動
板4と第1スプリング5によって結合されているバリア
連動板2が反時計回り方向へ回転し、バリア羽根3、3
を筒ボス14回りに閉方向に回動させる。
れたメインスイッチをONすることにより、カメラを使
用しない沈胴状態へ移行させると、外筒7と直進筒8と
の光軸方向への嵌合度合が大きくなる。これに連れて該
直進筒8の傾斜カム面82がバリア駆動板4のカムフォ
ロア46を光軸方向に押動するため、該バリア駆動板4
は第2スプリング6の付勢力に抗して反時計回り方向へ
回転させられ、さらにこの回転に追従して該バリア駆動
板4と第1スプリング5によって結合されているバリア
連動板2が反時計回り方向へ回転し、バリア羽根3、3
を筒ボス14回りに閉方向に回動させる。
【0032】そして図6に示すように、バリア羽根3、
3の対向接合片どうしが当接することにより、バリア羽
根3、3及びバリア連動板2の回動が阻止される。しか
し、この後も外筒7及び直進筒8のカメラ本体内への退
入動作が続行され、傾斜カム面82がカムフォロア46
を更に回動させることにより、バリア駆動板4のみが第
1スプリング5をオーバーチャージしながら、当接作用
片44がバリア連動板切欠部23の一端面から僅かに離
れるまで回転させられ、最終的に図7に示すようにバリ
ア羽根3、3どうしが第1スプリング5の付勢力によっ
て強く圧接された閉じ状態が保持される。
3の対向接合片どうしが当接することにより、バリア羽
根3、3及びバリア連動板2の回動が阻止される。しか
し、この後も外筒7及び直進筒8のカメラ本体内への退
入動作が続行され、傾斜カム面82がカムフォロア46
を更に回動させることにより、バリア駆動板4のみが第
1スプリング5をオーバーチャージしながら、当接作用
片44がバリア連動板切欠部23の一端面から僅かに離
れるまで回転させられ、最終的に図7に示すようにバリ
ア羽根3、3どうしが第1スプリング5の付勢力によっ
て強く圧接された閉じ状態が保持される。
【0033】以上のようにカメラを使用しない沈胴状態
においては、バリア羽根3、3は常時、閉じ状態で保持
され、これにより前面レンズがバリア羽根3、3に覆わ
れて砂塵等の進入が確実に阻止される。なお、バリア羽
根3、3の閉じ状態からバリア駆動板4を更に回転させ
るような外力が加わったとしても、第1スプリング5が
伸長するだけであり、直接バリア羽根3、3に無理な力
が加わることはない。また、逆に、バリア羽根3、3に
対して無理に開こうとする力が加えられても、その力も
同様に第1スプリング5で吸収されるので、バリア羽根
3、3、その他各部に無理な力は加わることはない。
においては、バリア羽根3、3は常時、閉じ状態で保持
され、これにより前面レンズがバリア羽根3、3に覆わ
れて砂塵等の進入が確実に阻止される。なお、バリア羽
根3、3の閉じ状態からバリア駆動板4を更に回転させ
るような外力が加わったとしても、第1スプリング5が
伸長するだけであり、直接バリア羽根3、3に無理な力
が加わることはない。また、逆に、バリア羽根3、3に
対して無理に開こうとする力が加えられても、その力も
同様に第1スプリング5で吸収されるので、バリア羽根
3、3、その他各部に無理な力は加わることはない。
【0034】次に、沈胴位置からレンズ鏡胴を突出させ
るときは、傾斜カム面82が相対的にカムフォロア46
から退避するので、バリア羽根3、3の閉位置にバリア
駆動板4を保持していた力が取り除かれる。従って、バ
リア駆動板4は第2スプリング6の付勢力により反時計
回り方向に回転する。このときバリア連動板2は切欠部
23の一端面が当接作用片44に押されて、強制回転さ
せられ、これによってバリア羽根3、3が開かれるとと
もに、前述のように第2スプリング6の付勢力により常
に開いた状態に保持される。
るときは、傾斜カム面82が相対的にカムフォロア46
から退避するので、バリア羽根3、3の閉位置にバリア
駆動板4を保持していた力が取り除かれる。従って、バ
リア駆動板4は第2スプリング6の付勢力により反時計
回り方向に回転する。このときバリア連動板2は切欠部
23の一端面が当接作用片44に押されて、強制回転さ
せられ、これによってバリア羽根3、3が開かれるとと
もに、前述のように第2スプリング6の付勢力により常
に開いた状態に保持される。
【0035】ところで上記構成において、該バリア羽根
3、3の形状誤差、各バリア羽根3を枢支している基板
1の筒ボス14の相対位置誤差、あるいは突軸33とバ
リア連動板2の切欠係合部21とによる係合部の相対位
置誤差の影響によって、バリア羽根3、3の対向接合辺
どうしの接合状態において隙間が発生する危険性があ
る。
3、3の形状誤差、各バリア羽根3を枢支している基板
1の筒ボス14の相対位置誤差、あるいは突軸33とバ
リア連動板2の切欠係合部21とによる係合部の相対位
置誤差の影響によって、バリア羽根3、3の対向接合辺
どうしの接合状態において隙間が発生する危険性があ
る。
【0036】そこで、本実施例では各バリア羽根3のア
ーム片32は図1に示すように、先端部が開放したスリ
ット34を該アーム片32の長さ方向に亙って形成する
ことにより、第1スプリング5をオーバーチャージした
ときに発生する強力な付勢力力によって、該スリット部
34の両側アーム片部分が互いに近接する方向に撓曲さ
れるようにして、前記した種々の誤差成分を吸収し、バ
リア羽根3、3どうしの対向接合辺間に隙間が生じるの
を防止している。
ーム片32は図1に示すように、先端部が開放したスリ
ット34を該アーム片32の長さ方向に亙って形成する
ことにより、第1スプリング5をオーバーチャージした
ときに発生する強力な付勢力力によって、該スリット部
34の両側アーム片部分が互いに近接する方向に撓曲さ
れるようにして、前記した種々の誤差成分を吸収し、バ
リア羽根3、3どうしの対向接合辺間に隙間が生じるの
を防止している。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレンズバリ
ア装置によるときは、バリア駆動板の駆動をバリア連動
板を介してバリア羽根に伝達することにより、バリア羽
根の開閉を行うように構成することにより、バリア羽根
の閉じ状態を確保するためにオーバーチャージされる第
1スプリングを、バリア連動板とバリア駆動板との間に
張設して、そのバネ付勢力を該バリア連動板を介して2
枚のバリア羽根に及ぼすようにしているので、該第1ス
プリングをバリア駆動板に対応する作動リングと各バリ
ア羽根との間に個々に張設していた従来例とは異なり、
バリア連動板とバリア駆動板との間に1本だけ張設する
だけで、該第1スプリングのチャージにより発生するバ
ネ付勢力を両方のバリア羽根に作用させることができ
る。
ア装置によるときは、バリア駆動板の駆動をバリア連動
板を介してバリア羽根に伝達することにより、バリア羽
根の開閉を行うように構成することにより、バリア羽根
の閉じ状態を確保するためにオーバーチャージされる第
1スプリングを、バリア連動板とバリア駆動板との間に
張設して、そのバネ付勢力を該バリア連動板を介して2
枚のバリア羽根に及ぼすようにしているので、該第1ス
プリングをバリア駆動板に対応する作動リングと各バリ
ア羽根との間に個々に張設していた従来例とは異なり、
バリア連動板とバリア駆動板との間に1本だけ張設する
だけで、該第1スプリングのチャージにより発生するバ
ネ付勢力を両方のバリア羽根に作用させることができ
る。
【0038】従って装置に必要なスプリングの本数を、
従来の3本から1本削減し、第1、第2スプリングを1
本ずつ、都合2本にできたことにより、部品点数を削減
できるだけでなく、より重要なことに、これらのスプリ
ングが配置される空間部を、バリア駆動板に切欠き、あ
るいは貫通孔を設けることで確保することができる。本
発明では、これらの空間部に対応するスプリングを配置
しているので、これらのスプリングが基板、バリア連動
板、バリア羽根及びバリア駆動板の重層構造中にほぼ納
まることになり、これによって装置の薄型化が効果的に
達成することができるという従来に見られない優れた効
果を奏するものとなった。
従来の3本から1本削減し、第1、第2スプリングを1
本ずつ、都合2本にできたことにより、部品点数を削減
できるだけでなく、より重要なことに、これらのスプリ
ングが配置される空間部を、バリア駆動板に切欠き、あ
るいは貫通孔を設けることで確保することができる。本
発明では、これらの空間部に対応するスプリングを配置
しているので、これらのスプリングが基板、バリア連動
板、バリア羽根及びバリア駆動板の重層構造中にほぼ納
まることになり、これによって装置の薄型化が効果的に
達成することができるという従来に見られない優れた効
果を奏するものとなった。
【0039】即ちバリア装置はカメラレンズの構成上、
光学的には不必要な部分であるが、その厚さを低減し得
たことにより、光学部品によって発生する必要沈胴量以
上とする必要がなくなるので、該沈胴量を可及的小さく
することが可能になった。
光学的には不必要な部分であるが、その厚さを低減し得
たことにより、光学部品によって発生する必要沈胴量以
上とする必要がなくなるので、該沈胴量を可及的小さく
することが可能になった。
【0040】また、このようにバリア装置の薄型化が実
現したことにより、基板の開口をレンズに近接させるこ
とが可能となるため、バリア羽根を開いたときの開口径
が小さくても比較的広角なレンズに対応でき、これによ
り、バリア装置自体の外径も小さくすることができる。
現したことにより、基板の開口をレンズに近接させるこ
とが可能となるため、バリア羽根を開いたときの開口径
が小さくても比較的広角なレンズに対応でき、これによ
り、バリア装置自体の外径も小さくすることができる。
【図1】 本発明の実施例に係るレンズバリア装置を示
す分解斜視図。
す分解斜視図。
【図2】 本実施例装置が装備されるレンズ鏡胴の要部
を示す分解斜視図。
を示す分解斜視図。
【図3】 第1スプリングの張設状態を示す要部拡大断
面図。
面図。
【図4】 第2スプリングの張設状態を示す要部拡大断
面図。
面図。
【図5】 バリア羽根の開状態を示す基板を省略した正
面図。
面図。
【図6】 バリア羽根が閉じた瞬間の状態を示す基板を
省略した正面図。
省略した正面図。
【図7】 バリア羽根のオーバーチャージ状態を示す基
板を省略した正面図。
板を省略した正面図。
【図8】 従来例のレンズバリア装置を示す正面図。
1 基板 10 開口 12a 内周面 13 係合爪 14 筒ボス 15 バヨネット爪 16 バネ掛け片 2 バリア連動板 2a 円周面部分 21 切欠係合部 22 バネ掛け片 23 切欠部 3 バリア羽根 30 翼片 31 ボス孔 32 アーム片 33 突軸 34 スリット 4 バリア駆動板 41 貫通孔 42 切欠 43 バネ掛け片 44 当接作用片 45 切欠係入部 46 カムフォロア 5 第1スプリング 6 第2スプリング 7 外筒 71 引掛部 8 直進筒 82 傾斜カム面
Claims (1)
- 【請求項1】 カメラのレンズ鏡胴の前端部に装着され
る基板上に、この基板の中央部に形成された開口を開閉
するための2枚のバリア羽根と、該2枚のバリア羽根を
同時に開閉動作させるべくこれらのバリア羽根と連動連
結されたバリア連動板と、このバリア連動板と第1スプ
リングを介してバネ結合されたバリア駆動板とをそれぞ
れ重層状に配設し、前記各バリア羽根を前記基板上に回
動可能に枢支するとともに、前記バリア連動板とバリア
駆動板とをそれぞれ前記基板に光軸回りに回動可能に保
持し、さらに前記バリア駆動板と基板との間に第2スプ
リングを張設して、前記2枚のバリア羽根を共にバリア
連動板を介して開方向に付勢する一方、前記バリア駆動
板の前記バリア羽根の開閉軌跡に干渉しない2個所に切
欠または貫通孔からなる空間部を形成して、前記各スプ
リングをそれぞれ対応する空間部に配置したことを特徴
とするカメラのレンズバリア装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5173887A JPH0728130A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | カメラのレンズバリア装置 |
US08/274,444 US5486889A (en) | 1993-07-14 | 1994-07-13 | Lens barrier mechanism for use in a camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5173887A JPH0728130A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | カメラのレンズバリア装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0728130A true JPH0728130A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15968954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5173887A Pending JPH0728130A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | カメラのレンズバリア装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5486889A (ja) |
JP (1) | JPH0728130A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002148682A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-22 | Kyocera Corp | カメラのレンズバリア装置 |
JP2003057705A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Nidec Copal Corp | ズームレンズを備えた沈胴式カメラ |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3368022B2 (ja) * | 1993-12-01 | 2003-01-20 | キヤノン株式会社 | カメラ |
JP2000131620A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-12 | Olympus Optical Co Ltd | 望遠鏡 |
JP4174142B2 (ja) * | 1999-09-16 | 2008-10-29 | キヤノン株式会社 | カメラのバリア装置 |
JP4944319B2 (ja) * | 2001-09-07 | 2012-05-30 | キヤノン株式会社 | カメラ |
CN1246733C (zh) * | 2002-08-30 | 2006-03-22 | 三星泰科株式会社 | 照相机镜头盖组件 |
JP4590163B2 (ja) * | 2003-02-24 | 2010-12-01 | キヤノン株式会社 | カメラ |
JP4939074B2 (ja) * | 2006-02-17 | 2012-05-23 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
JP2009510516A (ja) * | 2006-04-26 | 2009-03-12 | レアード テクノロジーズ マップ カンパニー リミテッド | 小型カメラ用保護装置 |
JP4939141B2 (ja) * | 2006-07-31 | 2012-05-23 | キヤノン株式会社 | レンズ鏡筒 |
JP4958804B2 (ja) * | 2008-01-22 | 2012-06-20 | キヤノン株式会社 | 光学レンズ鏡筒及び撮像装置 |
JP5328181B2 (ja) * | 2008-03-11 | 2013-10-30 | キヤノン株式会社 | レンズ鏡筒および撮影装置 |
JP4626835B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2011-02-09 | ソニー株式会社 | レンズバリア装置、レンズ鏡筒および撮像装置 |
KR20110101768A (ko) * | 2010-03-09 | 2011-09-16 | 삼성전자주식회사 | 광 개폐 조립체 및 이를 구비한 촬상 장치 |
JP5896729B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2016-03-30 | キヤノン株式会社 | レンズバリアユニット及び撮像装置 |
JP2013160864A (ja) | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Panasonic Corp | レンズ鏡筒 |
JP2015083997A (ja) | 2012-02-02 | 2015-04-30 | パナソニック株式会社 | レンズ鏡筒 |
WO2013114908A1 (ja) | 2012-02-02 | 2013-08-08 | パナソニック株式会社 | レンズ鏡筒 |
JP2015083998A (ja) * | 2012-02-02 | 2015-04-30 | パナソニック株式会社 | レンズ鏡筒 |
WO2013114901A1 (ja) | 2012-02-02 | 2013-08-08 | パナソニック株式会社 | レンズ鏡筒 |
WO2013114902A1 (ja) | 2012-02-02 | 2013-08-08 | パナソニック株式会社 | レンズ鏡筒 |
JP2015083999A (ja) | 2012-02-02 | 2015-04-30 | パナソニック株式会社 | レンズ鏡筒 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4595268A (en) * | 1981-02-27 | 1986-06-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Camera having lens protection cover |
US4410253A (en) * | 1981-05-28 | 1983-10-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Camera having lens protection cover |
JPH0418828A (ja) * | 1990-05-11 | 1992-01-23 | Fujitsu Ltd | 超高速分離回路方式 |
JP3109147B2 (ja) * | 1991-07-19 | 2000-11-13 | ミノルタ株式会社 | バリア機構 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP5173887A patent/JPH0728130A/ja active Pending
-
1994
- 1994-07-13 US US08/274,444 patent/US5486889A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002148682A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-22 | Kyocera Corp | カメラのレンズバリア装置 |
JP4614195B2 (ja) * | 2000-11-13 | 2011-01-19 | 京セラ株式会社 | カメラのレンズバリア装置 |
JP2003057705A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Nidec Copal Corp | ズームレンズを備えた沈胴式カメラ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5486889A (en) | 1996-01-23 |
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