JP2506815Y2 - カメラのバリヤ装置 - Google Patents
カメラのバリヤ装置Info
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- JP2506815Y2 JP2506815Y2 JP1990058108U JP5810890U JP2506815Y2 JP 2506815 Y2 JP2506815 Y2 JP 2506815Y2 JP 1990058108 U JP1990058108 U JP 1990058108U JP 5810890 U JP5810890 U JP 5810890U JP 2506815 Y2 JP2506815 Y2 JP 2506815Y2
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- JP
- Japan
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- barrier
- lens barrel
- block
- drive member
- locking
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/02—Bodies
- G03B17/04—Bodies collapsible, foldable or extensible, e.g. book type
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Blocking Light For Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、レンズ鏡筒の前部のレンズ開口を開閉する
カメラのバリヤ装置に関する。
カメラのバリヤ装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 最近のコンパクトカメラは、レンズ開口を開閉するバ
リヤ装置を内蔵したタイプが一般化している。このバリ
ヤ装置の一つの例として、光軸方向の撮影位置と収納位
置に進退駆動されるレンズ鏡筒の前端部に、常閉タイプ
のバリヤブロックを装着し、収納位置ではバリヤを閉じ
ておき、撮影位置に伸ばしたときにバリヤを開放させる
ように構成したカメラがある。
リヤ装置を内蔵したタイプが一般化している。このバリ
ヤ装置の一つの例として、光軸方向の撮影位置と収納位
置に進退駆動されるレンズ鏡筒の前端部に、常閉タイプ
のバリヤブロックを装着し、収納位置ではバリヤを閉じ
ておき、撮影位置に伸ばしたときにバリヤを開放させる
ように構成したカメラがある。
このカメラのバリヤブロックは、撮影開口を閉じる方
向に付勢されたバリヤ羽根と、該バリヤ羽根をその付勢
力に抗して開放させる操作突起とを有している。さらに
レンズ鏡筒は、上記収納位置では、バリヤブロックの操
作突起との非係合位置に移動制御され、また上記撮影位
置では操作突起をバリヤ開方向に移動させるように、常
時バリヤ羽根開方向に移動付勢されているバリヤ駆動部
材を有している。
向に付勢されたバリヤ羽根と、該バリヤ羽根をその付勢
力に抗して開放させる操作突起とを有している。さらに
レンズ鏡筒は、上記収納位置では、バリヤブロックの操
作突起との非係合位置に移動制御され、また上記撮影位
置では操作突起をバリヤ開方向に移動させるように、常
時バリヤ羽根開方向に移動付勢されているバリヤ駆動部
材を有している。
つまりレンズ鏡筒が収納位置に移動されると、バリヤ
駆動部材がその付勢力に抗して、バリヤ閉じ方向に移動
されて操作突起との係合を解除され、バリヤ羽根は自ら
の付勢力により撮影開口を閉じる。したがって、常閉タ
イプのバリヤブロックの装着は、バリヤ羽根を閉じた状
態で行なえる収納位置で行なわれるのが一般的である。
駆動部材がその付勢力に抗して、バリヤ閉じ方向に移動
されて操作突起との係合を解除され、バリヤ羽根は自ら
の付勢力により撮影開口を閉じる。したがって、常閉タ
イプのバリヤブロックの装着は、バリヤ羽根を閉じた状
態で行なえる収納位置で行なわれるのが一般的である。
ところで上記レンズ鏡筒の周囲にはカム環が存在して
おり、このカム環の内周面にはレンズ鏡筒との隙間を遮
光するため植毛が設けられている。しかし、この植毛は
レンズ鏡筒の前端部に位置するように設けられているた
め、上述のように収納位置でバリヤブロックの装着作業
を行なうと、レンズ鏡筒の前端面とバリヤブロックとの
間に植毛を挟むことがある。植毛を挟んで変形させた場
合には、適正に遮光することができない不具合を生じ
る。このためバリヤブロックの装着作業は特に注意深く
行なわれており、必要以上に時間がかかる等、作業者の
負担を大きくしている。
おり、このカム環の内周面にはレンズ鏡筒との隙間を遮
光するため植毛が設けられている。しかし、この植毛は
レンズ鏡筒の前端部に位置するように設けられているた
め、上述のように収納位置でバリヤブロックの装着作業
を行なうと、レンズ鏡筒の前端面とバリヤブロックとの
間に植毛を挟むことがある。植毛を挟んで変形させた場
合には、適正に遮光することができない不具合を生じ
る。このためバリヤブロックの装着作業は特に注意深く
行なわれており、必要以上に時間がかかる等、作業者の
負担を大きくしている。
「考案の目的」 本考案は、このような従来のカメラのバリヤ装置の問
題点を解消し、植毛を痛めることなく、簡単な作業だけ
でバリヤブロックとバリヤ駆動部材とを確実に連動連結
させることができるカメラのバリヤ装置を得ることを目
的とする。
題点を解消し、植毛を痛めることなく、簡単な作業だけ
でバリヤブロックとバリヤ駆動部材とを確実に連動連結
させることができるカメラのバリヤ装置を得ることを目
的とする。
「考案の概要」 本考案は、バリヤブロックの装着動作に基づき、バリ
ヤ駆動部材をバリヤ羽根に連動連結させるという着眼に
基づいてなされたものである。
ヤ駆動部材をバリヤ羽根に連動連結させるという着眼に
基づいてなされたものである。
すなわち本考案は、撮影開口を閉じる方向に付勢され
たバリヤ羽根と、このバリヤ羽根を付勢力に抗して開く
操作突起とを有するバリヤブロック、このバリヤブロッ
クを装着して光軸方向の撮影位置と収納位置とに進退駆
動されるレンズ鏡筒、および、このレンズ鏡筒の上記収
納位置ではバリヤブロックの上記操作突起との非係合位
置に移動制御され、上記撮影位置では上記操作突起をバ
リヤ開方向に移動させる、常時バリヤ羽根開方向に移動
付勢されたバリヤ駆動部材を備えたカメラのバリヤ装置
において、上記撮影位置にてバリヤブロックをレンズ鏡
筒に装着するとき、該装着前に、上記バリヤ駆動部材
を、その付勢力に抗してバリヤブロックの操作突起との
非係合位置に保持する駆動部材係止機構と、バリヤブロ
ックをレンズ鏡筒に装着したとき、この駆動部材係止機
構によるバリヤ駆動部材の係止を解除する係止解除部材
とを設けたことを特徴を有する。
たバリヤ羽根と、このバリヤ羽根を付勢力に抗して開く
操作突起とを有するバリヤブロック、このバリヤブロッ
クを装着して光軸方向の撮影位置と収納位置とに進退駆
動されるレンズ鏡筒、および、このレンズ鏡筒の上記収
納位置ではバリヤブロックの上記操作突起との非係合位
置に移動制御され、上記撮影位置では上記操作突起をバ
リヤ開方向に移動させる、常時バリヤ羽根開方向に移動
付勢されたバリヤ駆動部材を備えたカメラのバリヤ装置
において、上記撮影位置にてバリヤブロックをレンズ鏡
筒に装着するとき、該装着前に、上記バリヤ駆動部材
を、その付勢力に抗してバリヤブロックの操作突起との
非係合位置に保持する駆動部材係止機構と、バリヤブロ
ックをレンズ鏡筒に装着したとき、この駆動部材係止機
構によるバリヤ駆動部材の係止を解除する係止解除部材
とを設けたことを特徴を有する。
したがって上記構成のカメラのバリヤ装置によると、
作業に先立ってレンズ鏡筒を撮影位置にしておき、バリ
ヤ駆動部材を駆動部材係止機構により操作突起との非係
合位置に保持しておくだけで、バリヤブロックを装着し
たとき、バリヤ駆動部材をバリヤ羽根に確実に連動連結
させることができる。
作業に先立ってレンズ鏡筒を撮影位置にしておき、バリ
ヤ駆動部材を駆動部材係止機構により操作突起との非係
合位置に保持しておくだけで、バリヤブロックを装着し
たとき、バリヤ駆動部材をバリヤ羽根に確実に連動連結
させることができる。
「考案の実施例」 以下図示実施例に基づいて本考案を説明する。カメラ
に装着されるレンズ部19は第1図に示すように、光軸方
向前方にレンズ鏡筒12を有している。このレンズ鏡筒12
にはその後方から、環状のバリヤ駆動部材21、そしてレ
ンズシャッタ機構20が嵌挿される。レンズ鏡筒12の前端
部には化粧板16が装着される。
に装着されるレンズ部19は第1図に示すように、光軸方
向前方にレンズ鏡筒12を有している。このレンズ鏡筒12
にはその後方から、環状のバリヤ駆動部材21、そしてレ
ンズシャッタ機構20が嵌挿される。レンズ鏡筒12の前端
部には化粧板16が装着される。
この化粧板16は、第1図および第3図に示すように略
中央部にレンズ開口22を有している。このレンズ開口22
の周囲には、裏面に突出する三個の係合突起14が設けら
れており、化粧板16の裏面には、バリヤブロック17が装
着される。
中央部にレンズ開口22を有している。このレンズ開口22
の周囲には、裏面に突出する三個の係合突起14が設けら
れており、化粧板16の裏面には、バリヤブロック17が装
着される。
バリヤブロック17は、第2図および第3図に示すよう
にブロック枠9を有していて、このブロック枠9は、化
粧板16のレンズ開口22に対応させた開口24を有してい
る。レンズ開口22の左右には回動支持突起26が設けら
れ、該回動支持突起26に隣接させて、ブロック枠9を貫
通する貫通孔29が形成されている。回転対称に形成され
た二枚のバリヤ羽根23,25は、それぞれ操作突起35、回
動支点孔55、およびスプリング受突起28を有している。
バリヤ羽根23,25は、回動支持突起26に回動支点孔55を
嵌合させ、操作突起35を貫通孔29から裏面に貫通させて
いる。ブロック枠9の裏面における、レンズ鏡筒12の係
止孔43に対応する位置には、係止解除用突起(係止解除
部材)10が設けられている。
にブロック枠9を有していて、このブロック枠9は、化
粧板16のレンズ開口22に対応させた開口24を有してい
る。レンズ開口22の左右には回動支持突起26が設けら
れ、該回動支持突起26に隣接させて、ブロック枠9を貫
通する貫通孔29が形成されている。回転対称に形成され
た二枚のバリヤ羽根23,25は、それぞれ操作突起35、回
動支点孔55、およびスプリング受突起28を有している。
バリヤ羽根23,25は、回動支持突起26に回動支点孔55を
嵌合させ、操作突起35を貫通孔29から裏面に貫通させて
いる。ブロック枠9の裏面における、レンズ鏡筒12の係
止孔43に対応する位置には、係止解除用突起(係止解除
部材)10が設けられている。
ブロック枠9における開口24を中心とした回転対称位
置には、円弧状の凸壁部材32が設けられていて、この凸
壁部材32に隣接させて設けた支持突起34にはトーション
スプリング31が支持されている(第4図参照)。このト
ーションスプリング31は一端を凸壁部材32の外側に当接
し、他端をスプリング受突起28に当接している。これに
よりバリヤ羽根23、25は、それぞれ光路(光軸O)を遮
光する方向つまり撮影開口を閉じる方向に付勢されてい
る。
置には、円弧状の凸壁部材32が設けられていて、この凸
壁部材32に隣接させて設けた支持突起34にはトーション
スプリング31が支持されている(第4図参照)。このト
ーションスプリング31は一端を凸壁部材32の外側に当接
し、他端をスプリング受突起28に当接している。これに
よりバリヤ羽根23、25は、それぞれ光路(光軸O)を遮
光する方向つまり撮影開口を閉じる方向に付勢されてい
る。
バリヤ駆動部材21は、第1図および第5図に示すよう
に開口45の左右に、バリヤ羽根23,25の操作突起35と係
合する連係突起46が設けられている。またバリヤ駆動部
材21は、外周縁の一部を切欠いて光軸前後方向に可撓性
を持たせた係合爪49を有しており、さらに下方に付勢力
伝達突起57を有している。
に開口45の左右に、バリヤ羽根23,25の操作突起35と係
合する連係突起46が設けられている。またバリヤ駆動部
材21は、外周縁の一部を切欠いて光軸前後方向に可撓性
を持たせた係合爪49を有しており、さらに下方に付勢力
伝達突起57を有している。
レンズ鏡筒12は前端部にレンズ開口37を有しており、
この前端部にはさらに、係止爪49を係止する係合孔43が
形成されている。この前端部の反時計方向に隣接する位
置には、係合孔43から外れた係止爪49を空移動させるた
めの円弧状の遊孔42が形成されている。上記前端部の左
右には嵌合溝52が形成されている。この嵌合溝52には、
光軸前方向から操作突起35が挿入され、後方向から連係
突起46が挿入される。
この前端部にはさらに、係止爪49を係止する係合孔43が
形成されている。この前端部の反時計方向に隣接する位
置には、係合孔43から外れた係止爪49を空移動させるた
めの円弧状の遊孔42が形成されている。上記前端部の左
右には嵌合溝52が形成されている。この嵌合溝52には、
光軸前方向から操作突起35が挿入され、後方向から連係
突起46が挿入される。
嵌合溝52のやや下方にはばね収納溝41が形成されてお
り、このばね収納溝41の一端には、バリヤ駆動部材用ば
ね40の一端を引っ掛ける支持突起60が設けられている。
このばね収納溝41には、裏面から付勢力伝達突起57が挿
入され、この付勢力伝達突起57には、バリヤ駆動部材用
ばね40の他端が引っ掛けられる。
り、このばね収納溝41の一端には、バリヤ駆動部材用ば
ね40の一端を引っ掛ける支持突起60が設けられている。
このばね収納溝41には、裏面から付勢力伝達突起57が挿
入され、この付勢力伝達突起57には、バリヤ駆動部材用
ばね40の他端が引っ掛けられる。
ばね収納溝41のさらに下方に形成された切欠溝38内に
係止爪44が設けられている。この係止爪44はさらに遊孔
42、嵌合溝52の一方にも設けられており、係合突起14の
角孔14aを係止して、化粧板16をレンズ鏡筒12に固定さ
せる。
係止爪44が設けられている。この係止爪44はさらに遊孔
42、嵌合溝52の一方にも設けられており、係合突起14の
角孔14aを係止して、化粧板16をレンズ鏡筒12に固定さ
せる。
本実施例は以上のような構成よりなるので、バリヤ装
置の組付け作業は次のように行なう。まず、バリヤ羽根
23と25を回転対称の状態に組み合わせ、回動支点孔55を
回動支持突起26に嵌合させながら、操作突起35をそれぞ
れ貫通孔29に挿入する。そして支持突起34に支持したト
ーションスプリング31の他端をスプリング受突起28に係
合する。これによりバリヤ羽根23と25を、時計方向に回
動させて、バリヤを閉じ状態にしたバリヤブロック17を
化粧板16の裏面に装着する。
置の組付け作業は次のように行なう。まず、バリヤ羽根
23と25を回転対称の状態に組み合わせ、回動支点孔55を
回動支持突起26に嵌合させながら、操作突起35をそれぞ
れ貫通孔29に挿入する。そして支持突起34に支持したト
ーションスプリング31の他端をスプリング受突起28に係
合する。これによりバリヤ羽根23と25を、時計方向に回
動させて、バリヤを閉じ状態にしたバリヤブロック17を
化粧板16の裏面に装着する。
レンズ鏡筒12に後方からバリヤ駆動部材21を嵌挿さ
せ、係止爪49を遊孔42に嵌挿させ、付勢力伝達突起57を
ばね収納溝41内に挿入してバリヤ駆動部材用ばね40の他
端を引っ掛ける。これによりバリヤ駆動部材21は、第1
図の反時計方向に回動付勢される。そしてレンズ鏡筒12
に、バリヤ駆動部材21の後方からレンズシャッタ機構20
を嵌挿させ、ねじ孔50と51を合わせてねじ止めする。そ
してレンズ鏡筒12を光軸前方向に移動させて撮影位置に
位置させておく。
せ、係止爪49を遊孔42に嵌挿させ、付勢力伝達突起57を
ばね収納溝41内に挿入してバリヤ駆動部材用ばね40の他
端を引っ掛ける。これによりバリヤ駆動部材21は、第1
図の反時計方向に回動付勢される。そしてレンズ鏡筒12
に、バリヤ駆動部材21の後方からレンズシャッタ機構20
を嵌挿させ、ねじ孔50と51を合わせてねじ止めする。そ
してレンズ鏡筒12を光軸前方向に移動させて撮影位置に
位置させておく。
この状態において、遊孔42から突出している係止爪49
を手等で押し込みながら、バリヤ駆動部材21をバリヤ駆
動部材用ばね40に抗して図の時計方向に回動させる。す
ると該バリヤ駆動部材21はその係止爪49が遊孔42を乗り
越えた後、弾性力にて係合孔43に係合するから、反時計
方向に回動付勢されながら操作突起35への係合待機状態
に保持される。
を手等で押し込みながら、バリヤ駆動部材21をバリヤ駆
動部材用ばね40に抗して図の時計方向に回動させる。す
ると該バリヤ駆動部材21はその係止爪49が遊孔42を乗り
越えた後、弾性力にて係合孔43に係合するから、反時計
方向に回動付勢されながら操作突起35への係合待機状態
に保持される。
この状態で、バリヤブロック17と一体化させた化粧板
16を、三個の係合突起14を遊孔42、嵌合溝52、および切
欠溝38にそれぞれ対応させ、かつ係止解除用突起10を係
合孔43に対応させながら、レンズ鏡筒12に嵌合させる。
すると、係合突起14がその角孔14aを各係止爪44に係合
させ、同時に係止解除用突起10が係止爪49を係合孔43か
ら後方に押し出す。この瞬間、バリヤ駆動部材21は、係
止爪49を遊孔42内で空移動させながら第1図の反時計方
向に回動する。このとき連係突起46が操作突起35に係合
し、これを伴なって回動するため、バリヤ羽根23,25は
それぞれ回動支持突起26を中心に反時計方向に回動し、
撮影開口を開放する。したがって撮影位置において、操
作突起35に連係突起46が確実に連動連結される。
16を、三個の係合突起14を遊孔42、嵌合溝52、および切
欠溝38にそれぞれ対応させ、かつ係止解除用突起10を係
合孔43に対応させながら、レンズ鏡筒12に嵌合させる。
すると、係合突起14がその角孔14aを各係止爪44に係合
させ、同時に係止解除用突起10が係止爪49を係合孔43か
ら後方に押し出す。この瞬間、バリヤ駆動部材21は、係
止爪49を遊孔42内で空移動させながら第1図の反時計方
向に回動する。このとき連係突起46が操作突起35に係合
し、これを伴なって回動するため、バリヤ羽根23,25は
それぞれ回動支持突起26を中心に反時計方向に回動し、
撮影開口を開放する。したがって撮影位置において、操
作突起35に連係突起46が確実に連動連結される。
この撮影位置からレンズ鏡筒12を後退させて収納位置
にすると、バリヤ駆動部材21がバリヤ駆動部材用ばね40
に抗して回動され、連係突起46を操作突起35に係合させ
ない状態にされる。この状態において、図示しない係止
手段がバリヤ駆動部材21をその回動位置にて係止するか
ら、バリヤ羽根23,25は閉じ状態に保持される。
にすると、バリヤ駆動部材21がバリヤ駆動部材用ばね40
に抗して回動され、連係突起46を操作突起35に係合させ
ない状態にされる。この状態において、図示しない係止
手段がバリヤ駆動部材21をその回動位置にて係止するか
ら、バリヤ羽根23,25は閉じ状態に保持される。
「考案の効果」 以上のように本考案のカメラのバリヤ装置によれば、
バリヤ駆動部材を操作突起との非係合位置に保持した後
にレンズ鏡筒にバリヤブロックを装着するという簡単な
操作だけで、撮影位置において、バリヤ羽根にバリヤ駆
動部材を確実に連動連結させることができる。これによ
り、収納位置でバリヤブロックを装着するときに起きて
いた植毛を挟む等の不具合を確実に回避することができ
る。そして、作業に特別な注意を要しないことから、作
業者の負担を軽減させて作業性を向上させることができ
る。
バリヤ駆動部材を操作突起との非係合位置に保持した後
にレンズ鏡筒にバリヤブロックを装着するという簡単な
操作だけで、撮影位置において、バリヤ羽根にバリヤ駆
動部材を確実に連動連結させることができる。これによ
り、収納位置でバリヤブロックを装着するときに起きて
いた植毛を挟む等の不具合を確実に回避することができ
る。そして、作業に特別な注意を要しないことから、作
業者の負担を軽減させて作業性を向上させることができ
る。
第1図は本考案を適用させたレンズ部全体を示す分解斜
視図、 第2図はバリヤブロックの分解斜視図、 第3図は化粧板をバリヤブロックに装着させる状態を示
す斜視図、 第4図はバリヤブロックを示す正面図、 第5図はレンズ鏡筒を示す正面図である。 10…係止解除用突起(係止解除部材)、12…レンズ鏡
筒、14…係合突起、14a…角孔、17…バリヤブロック、1
9…レンズ部、21…バリヤ駆動部材、22…レンズ開口、2
3,25…バリヤ羽根、26…回動支持突起、28…スプリング
受突起、29…貫通孔、31…トーションスプリング、32…
凸壁部材、34…支持突起、35…操作突起、切欠溝38…、
43,49…係止孔、係止爪(バリヤ係止機構)、44…係止
爪、46…連係突起、55…回動支点孔。
視図、 第2図はバリヤブロックの分解斜視図、 第3図は化粧板をバリヤブロックに装着させる状態を示
す斜視図、 第4図はバリヤブロックを示す正面図、 第5図はレンズ鏡筒を示す正面図である。 10…係止解除用突起(係止解除部材)、12…レンズ鏡
筒、14…係合突起、14a…角孔、17…バリヤブロック、1
9…レンズ部、21…バリヤ駆動部材、22…レンズ開口、2
3,25…バリヤ羽根、26…回動支持突起、28…スプリング
受突起、29…貫通孔、31…トーションスプリング、32…
凸壁部材、34…支持突起、35…操作突起、切欠溝38…、
43,49…係止孔、係止爪(バリヤ係止機構)、44…係止
爪、46…連係突起、55…回動支点孔。
Claims (3)
- 【請求項1】撮影開口を閉じる方向に付勢されたバリヤ
羽根と、このバリヤ羽根を付勢力に抗して開く操作突起
とを有するバリヤブロック; このバリヤブロックを装着して光軸方向の撮影位置と収
納位置とに進退駆動されるレンズ鏡筒; および、 このレンズ鏡筒の上記収納位置ではバリヤブロックの上
記操作突起との非係合位置に移動制御され、上記撮影位
置では上記操作突起をバリヤ開方向に移動させる、常時
バリヤ羽根開方向に移動付勢されたバリヤ駆動部材を備
えたカメラのバリヤ装置において、 上記撮影位置にてバリヤブロックをレンズ鏡筒に装着す
るとき、該装着前に、上記バリヤ駆動部材を、その付勢
力に抗してバリヤブロックの操作突起との非係合位置に
保持する駆動部材係止機構と; バリヤブロックをレンズ鏡筒に装着したとき、この駆動
部材係止機構によるバリヤ駆動部材の係止を解除する係
止解除部材とを設けたことを特徴とするカメラのバリヤ
装置。 - 【請求項2】請求項1において、駆動部材係止機構は、
レンズ鏡筒に形成した係止孔と、バリヤ駆動部材に形成
した係止爪であるカメラのバリヤ装置。 - 【請求項3】請求項2において、係止解除部材は、バリ
ヤブロックにおける、係止孔に対応する位置に設けた係
止解除用突起であるカメラのバリヤ装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990058108U JP2506815Y2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | カメラのバリヤ装置 |
US07/629,707 US5136315A (en) | 1990-06-01 | 1990-12-18 | Barrier apparatus of camera |
FR9016428A FR2662824B1 (fr) | 1990-06-01 | 1990-12-28 | Dispositif de barriere d'appareil photo. |
DE4042049A DE4042049A1 (de) | 1990-06-01 | 1990-12-28 | Objektivabdeckeinrichtung fuer eine kamera |
GB9028121A GB2244562B (en) | 1990-06-01 | 1990-12-28 | Barrier apparatus of camera |
KR2019900022162U KR950006025Y1 (ko) | 1990-06-01 | 1990-12-31 | 카메라의 마개장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990058108U JP2506815Y2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | カメラのバリヤ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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