JP6022313B2 - レンズ鏡筒のレンズバリア機構 - Google Patents

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本発明はレンズ鏡筒のレンズバリア機構に関する。
沈胴式レンズ鏡筒は一般的に、光軸回りに回転可能で周面にカム溝を有するカム環と、前端レンズ(1群レンズ)を支持しかつカム溝と係合するカム突起を有する前端レンズ支持枠と、カム環を回転駆動する回転駆動手段と、前端レンズ支持枠の前端部に支持されかつ前端レンズの直前に位置するレンズバリア機構と、を備えている。
レンズバリア機構は、前端レンズ支持枠の前端部に支持されかつバリア開口を有するバリア支持部材と、バリア支持部材に対してバリア開口を閉じる閉位置とバリア開口を開く開位置との間を相対回転可能なバリア羽根と、バリア羽根を閉位置に向けて回転付勢するバリア付勢バネと、バリア羽根が閉位置に回転するのを許容する回転許容位置及びバリア羽根をバリア付勢バネの付勢力に抗して開位置に回転させる強制開放位置に回転可能なバリア駆動部材と、バリア駆動部材を強制開放位置に向けて回転付勢しかつバリア付勢バネより付勢力が大きい駆動部材付勢バネと、を備えている。さらにバリア付勢バネは、捻りコイルバネにより構成し、そのコイル部をバリア支持部材に突設したバリア支持軸に取り付け(コイル部の内部にバリア支持軸を挿入し)、かつコイルの一端から突出する係止部をバリア支持部材に係止しコイル部の他端から突出する係止部をバリア羽根に係止するのが一般的である。一方、駆動部材付勢バネは、コイルバネからなる引張バネにより構成し、かつバリア支持部材の(バリア開口より外周側に位置する)外周側部分と対向させた状態で一端をバリア支持部材に係止し他端をバリア駆動部材に係止するのが一般的である。
レンズ鏡筒が沈胴位置にあるときは、カム環の一部がバリア駆動部材と係合することにより、バリア駆動部材が回転許容位置に保持されるので、バリア羽根はバリア付勢バネの付勢力によって閉位置に位置する。
レンズ鏡筒が沈胴位置にあるときに回転駆動手段の駆動力によってカム環を一方向に回転させると、レンズ鏡筒は撮影位置(伸張状態)に移行し、カム環のカム溝とカム突起の係合関係に従って前端レンズ支持枠が前方に移動する。さらにカム環の上記一部がバリア駆動部材との係合を解除するので、駆動部材付勢バネの付勢力によってバリア駆動部材が強制開放位置に回転し、バリアが開位置まで回転してバリア開口を開放する。
一方、レンズ鏡筒が撮影位置にあるときに回転駆動手段の駆動力によってカム環を上記一方向と反対側に逆転させると、レンズ鏡筒は沈胴位置に移動復帰する。するとカム溝とカム突起の係合関係に従って前端レンズ支持枠が後方(初期位置)に移動し、さらにカム環の上記一部がバリア駆動部材と再び係合してバリア駆動部材を回転許容位置に戻すので、バリア羽根はバリア付勢バネの付勢力によって閉位置に復帰する。
特開2001−215559号公報 特開2001−290065号公報 特開2004−184585号公報
上記レンズバリア機構のバリア付勢バネをバリア支持部材とバリア羽根に取り付ける際は、まず手でコイル部をバリア支持部材のバリア支持軸に取り付けてから、手でコイルの一端から突出する係止部をバリア支持部材に係止し、最後にバリア駆動部材を回転許容位置に位置させた上で、手でコイル部の他端から突出する係止部をコイル部の一端から突出する係止部側に接近させて、コイル部を捻りながらコイル部の他端から突出する係止部をバリア羽根に係止する。
バリア付勢バネは、バリア駆動部材が回転許容位置に位置する状態で、コイル部の他端から突出する係止部をバリア羽根に係止したときに、(バリア羽根によってバリア開口を確実に閉じるのに必要な程度の)大きな付勢力を発生する必要がある。
そのため(バリア駆動部材を回転許容位置に位置させた上で)コイル部を捻りながらコイル部の他端から突出する係止部をバリア羽根に係止する作業を手作業で行うのは容易でなく、作業者の負担が大きかった。
本発明は、捻りコイルバネからなるバリア付勢バネによってバリア羽根を閉位置に向けて強い力で付勢可能でありながら、バリア付勢バネを簡単に装着可能なレンズ鏡筒のレンズバリア機構を提供することを目的とする。
本発明のレンズ鏡筒のレンズバリア機構は、レンズ鏡筒の前端レンズの前方に位置させて固定状態で設けたバリア支持部材と、該バリア支持部材に支持した、該バリア支持部材のバリア開口を閉じる閉位置と、該バリア開口を開く開位置との間を回転可能なバリア羽根と、該バリア羽根を上記閉位置に向けて回転させる閉方向付勢力を発生する、捻りコイルバネからなるバリア付勢バネと、上記バリア支持部材に回転可能に支持した、上記バリア羽根が上記閉位置に回転するのを許容する回転許容位置と、上記バリア付勢バネの上記閉方向付勢力に抗して上記バリア羽根を上記開位置に回転させる強制開放位置とに移動可能で、かつバネ制御カム面を有するバリア駆動部材と、を備え、上記バリア付勢バネが、上記バリア支持部材に設けたバネ支持軸に回転可能に支持したコイル部、該コイル部の一方の端部から延びかつ上記バリア羽根と係合する第一係止部、及び該コイル部の他方の端部から延びかつ上記バネ制御カム面とスライド自在に係合する第二係止部を備え、上記バリア駆動部材が、上記回転許容位置を上記強制開放位置と反対側に超えた組立位置まで回転可能であり、上記バネ制御カム面が、上記バリア駆動部材が上記組立位置に位置するときに上記第二係止部が係脱可能で、かつ上記バリア駆動部材が上記組立位置に位置するときに上記第二係止部が係合する組立領域と、上記バリア駆動部材が上記回転許容位置と上記強制開放位置の間を回転するときに上記第二係止部がスライド自在に係合する開閉領域と、を備え、上記第二係止部が上記組立領域と係合するときの上記閉方向付勢力が上記第二係止部が上記開閉領域と係合するときの上記閉方向付勢力より小さくなるように、上記バネ制御カム面の形状を設定したことを特徴としている。
上記バリア支持部材と上記バリア駆動部材の間に設けた、該バリア駆動部材を上記強制開放位置に向けて回転付勢する、上記閉方向付勢力より付勢力が大きい駆動部材付勢バネを備え、上記バリア駆動部材が上記回転許容位置側から上記強制開放位置側に回転するときに、上記第二係止部を固定した場合と比べて上記閉方向付勢力を減少させる方向に、上記バネ制御カム面が上記第二係止部を上記コイル部と一緒に上記バネ支持軸に対して相対回転させてもよい。
上記強制開放位置に位置するときの上記コイル部の自由状態からのチャージ量を上記回転許容位置に位置するときの該チャージ量以下にしてもよい。
本発明のレンズバリア機構の捻りコイルバネからなるバリア付勢バネは、自身のコイル部をバリア支持部材に設けたバネ支持軸に回転可能に支持し、さらにバリア駆動部材を組立位置に位置させた上で、自身の第一係止部をバリア羽根に係合させ、第二係止部をバリア駆動部材のバネ制御カム面の組立領域に係合させることにより、バリア支持部材とバリア駆動部材に対して取付可能である。
そして、第二係止部が組立領域と係合するときのバリア付勢バネの閉方向付勢力が、第二係止部が開閉領域と係合するときの閉方向付勢力より小さくなるように、バネ制御カム面の形状を設定している。そのためバリア付勢バネによってバリア羽根を閉位置に向けて強い力で付勢可能とした場合(バリア駆動部材が回転許容位置と強制開放位置の間に位置するときのバリア付勢バネの付勢力を大きくした場合)においても、バリア付勢バネをバリア羽根とバリア駆動部材に簡単に装着可能である。
本発明を適用した一実施形態のレンズ鏡筒の沈胴位置に位置するときの縦断側面図である。 ワイド端位置(撮影位置)に位置するときのレンズ鏡筒の縦断側面図である。 テレ端位置(撮影位置)に位置するときのレンズ鏡筒の縦断側面図である。 レンズ鏡筒の分解斜視図である。 バリア駆動部材の前方から見た斜視図である。 バリア付勢バネがバリア羽根に係止されておらず、かつ駆動部材付勢バネがバリア駆動部材に係止されていないときのレンズバリア機構の背面図である。 バリア付勢バネの第一係止部をバリア羽根に係止させたときの図6と同様の背面図である。 図7の状態からバリア駆動部材を強制開放位置まで回転させたときの図6と同様の背面図である。 駆動部材付勢バネの第二係止部をバリア駆動部材に係止させたときの図6と同様の背面図。 バリア羽根が閉位置に位置するときのレンズバリア機構の後方から見た斜視図である。 バリア駆動部材を取り外して示す図10と同様の斜視図である。 バリア羽根が開位置に位置するときのレンズバリア機構の後方から見た斜視図である。 バリア駆動部材を取り外して示す図12と同様の斜視図である。 バリア駆動部材をバリア支持部材に組み付けたときの(バリア付勢バネがバリア羽根に係止されておらず、かつ駆動部材付勢バネがバリア駆動部材に係止されていない)レンズバリア機構の背面図であり、(a)はバリア駆動部材を含めた図、(b)はバリア駆動部材を省略した図である。 図14(b)のXVで示した部分の拡大図である。 バリア付勢バネの第二係止部をバリア羽根に係止させたときの図15と同様の拡大図である。 レンズ鏡筒が沈胴位置に位置するときの図14と同様の図である。 図17と同じ状態にあるときの図15と同様の拡大図である。 バリア駆動部材が図17の状態から僅かに回転して回転許容位置に位置したときの図14と同様の図である。 図19と同じ状態にあるときの図15と同様の拡大図である。 レンズ鏡筒がワイド端位置(テレ端位置)に位置するときの図14と同様の図である。 図21と同じ状態にあるときの図15と同様の拡大図である。 バリア駆動部材の回転角とバリア付勢バネのチャージ角の関係を示すグラフである。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の説明中の「前方」と「後方」は図1〜図5の矢線で示したように、被写体側を「前方」とし像面側(撮像素子12側)を「後方」としている。
本実施形態のレンズ鏡筒10はカメラボディCB(図1〜図3の仮想線参照)に取り付けたものである。レンズ鏡筒10は全体がカメラボディCB内に収納される沈胴位置(図1の位置)から前方に伸張することにより、カメラボディCBの前面に形成した開口を通じてカメラボディCBの前方に突出するワイド端位置(図2の位置)を経てテレ端位置(図3の位置)まで伸張可能である。
続いてレンズ鏡筒10の構造について説明する。
図1〜図4に示すようにレンズ鏡筒10は多数の構成部材を具備する構造であるが、以下の説明では本発明の要部であるレンズバリア機構65及びその他の主要部材(レンズバリア機構65の動作と関係のある部材など)についてのみ説明し、その他の部材についての説明は省略する。
レンズ鏡筒10は第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、及び第4レンズ群L4を備えるレンズ鏡筒である。レンズ鏡筒10は、二部材からなりかつカメラボディCBに対して固定された固定環11を備えている。固定環11には、撮像素子12とモータ14(図4参照)が固定してある。固定環11の前方には、モータ14と(その他の部材を介して間接的に)連係するカム環15が設けてあり、カム環15の前端部には駆動部材制御突起15aが前向きに突設してある。
第1レンズ群L1(前端レンズ)を固定状態で支持した1群枠20は、その内周面に固定したカム突起がカム環15の外周面に形成したカム溝と連係している。さらに1群枠20の外周面には円筒形状のカバー環22が相対回転を規制した状態で装着してあり、直進案内環21がカバー環22を直進案内している。そのためモータ14の駆動力によってカム環15が前方に移動しながら回転すると、カバー環22及び1群枠20はカム環15の回転動作に連動して固定環11に対して前後方向に進退する。
カバー環22の前端部にはレンズバリア機構65が支持してある。レンズバリア機構65は、バリア支持部材66、第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、第三バリア羽根75、バリア駆動部材78、バリア付勢バネ85、駆動部材付勢バネ95、及び化粧部材101を構成要素として備えている。
レンズバリア機構65は、カバー環22の前端部に対して自身の周縁部を固定したバリア支持部材66を有している。樹脂からなる(金属製とすることも可能)からなるバリア支持部材66の中央部には、略矩形のバリア開口67が貫通孔として形成してある(図1〜図3に示した第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、及び第4レンズ群L4の光軸がバリア開口67の中心を通っている)。バリア支持部材66の後面には円柱状をなす2つのバリア支持軸68が、周方向に180°離間した状態で後ろ向きに突設してある。さらにバリア支持部材66の後面には、各バリア支持軸68の近傍に位置する2つのバリア支持軸69と2つの駆動部材付勢バネ係止用突起70が、それぞれ周方向に180°離間した状態で後ろ向きに突設してある。
バリア支持部材66の各バリア支持軸68には、いずれも一対でかつ金属製(樹脂製とすることも可能)の第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75の基端部に形成した回転中心孔が、前方から後方に向けて第三バリア羽根75、第二バリア羽根74、第一バリア羽根73(の回転中心孔)の順で回転可能に嵌合してある。図示するように第二バリア羽根74の先端部の外周面には連係凹部74aが凹設してある。また第二バリア羽根74と第三バリア羽根75の回転中心孔近傍には連係突起74bが後ろ向きに突設してあり、第三バリア羽根75の先端部には連係突起75aが後ろ向きに突設してあり、第二バリア羽根74と第三バリア羽根75の中央近傍の外周縁部には押圧突起74cと押圧突起75bが後ろ向きに突設してある。さらに第一バリア羽根73の基端部にはバネ掛け凹部73bが形成してあり、第一バリア羽根73の後面の基端近傍には被押圧突起73cが後ろ向きに突設してある。
上側に位置する第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75は互いに連係し、下側に位置する第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75は互いに連係している。具体的には、上側及び下側の第一バリア羽根73が図11、12等に示す閉位置に位置すると、第一バリア羽根73の外周面の回転中心孔近傍部が連係突起74bと係合しながら第二バリア羽根74を閉位置(図11、12等の位置)に位置させ、さらに第二バリア羽根74の連係凹部74aが連係突起75aと係合しながら第三バリア羽根75を閉位置(図11、12等の位置)に位置させる。一方、上側及び下側の第一バリア羽根73が図13、14等に示す開位置に移動すると、第一バリア羽根73の外周面が押圧突起74cと係合しながら第二バリア羽根74を開位置(図13、14等の位置)に移動させ、さらに第二バリア羽根74の外周面が押圧突起75bと係合しながら第三バリア羽根75を開位置(図13、14等の位置)に位置させる。上側及び下側の第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75が閉位置に位置すると、バリア支持部材66のバリア開口67が上側及び下側の第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75によって完全に塞がれ、上側及び下側の第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75が開位置に位置すると、バリア支持部材66のバリア開口67が開放される。
樹脂製の板材からなる(金属製とすることも可能)バリア駆動部材78の中央部には撮影光透過孔79が穿設してある(図1〜図3に示した第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、及び第4レンズ群L4の光軸が撮影光透過孔79の中心を通っている)。バリア駆動部材78の前面には、周方向に180°離間した一対のバネ係止突起80が前向きに突設してあり、バリア駆動部材78の後面には一つのカム環連係突起81が後ろ向きに突設してある。さらにバリア駆動部材78の前面には、周方向に180°離間した一対のバリア連係凹部82が凹設してある。さらにバリア駆動部材78の2カ所には、互いに周方向に180°離間した正面視略V字形のバネ制御カム溝83がそれぞれ貫通溝として形成してある。各バネ制御カム溝83は、図示するように、組立領域83aと、組立領域83aの一端と連続する収納時係合領域83b(開閉領域)と、収納時係合領域83bの一端(組立領域83aと反対側の端部)と連続する撮影時係合領域83c(開閉領域)と、を一体的に備えている。各バネ制御カム溝83の長手方向に延びる一対の側面のうちの一方の側面(光軸から遠い方の側面)は、後述するバリア付勢バネ85の係止突片88aがスライド自在に係合するバネ制御カム面84により構成してある。
バリア駆動部材78はバリア支持部材66の後面に対して光軸回りに相対回転可能に支持してある。バリア支持部材66とバリア駆動部材78の間には第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75を位置させるための空間が形成してあり、一対のバリア連係凹部82に対して第一バリア羽根73の対応する被押圧突起73cがそれぞれ遊嵌している。バリア駆動部材78はバリア支持部材66に対して、図14(a)に示す組立位置と、図12及び図21(a)に示す強制開放位置との間を相対回転可能である。またバリア駆動部材78は、図14(a)に示す組立位置から図12及び図21(a)に示す強制開放位置へ回転するときに、組立位置から僅かに回転した位置である図17(a)に示す収納完了位置と、図17(a)に示す収納完了位置から僅かに回転した位置である図19(a)に示す回転許容位置と、を通過する。バリア駆動部材78が収納完了位置に位置するときはバリア連係凹部82の内面が被押圧突起73cから離間するので(図18参照)、バリア駆動部材78から第一バリア羽根73に力は及ばず、バリア駆動部材78が回転許容位置に移動したときにバリア連係凹部82の内面に被押圧突起73cが接触する(図20参照)。一方、図22に示すように、バリア駆動部材78が強制開放位置に位置するときは、バリア連係凹部82の内面が被押圧突起73cに係合するので(バリア連係凹部82から被押圧突73cに回転力が伝わるので)、第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75は開位置に位置する。
一対のバリア付勢バネ85は金属製の捻りコイルバネ(トーションバネ)であり、円筒状のコイル部86と、コイル部86の両端からそれぞれ突出する第一係止部87及び第二係止部88と、を具備している。第二係止部88の先端部は曲折してあり、この曲折した部分は後方に向かって延びる係止突片88aを構成している。
一対のバリア付勢バネ85は、コイル部86をバリア支持軸69に対して相対回転可能に取り付けて、さらに第二係止部88の係止突片88aをバリア駆動部材78の組立領域83a(のバネ制御カム面84)の端部(収納時係合領域83bと反対側の端部)に対して係止することによりコイル部86を自由状態とした状態でバリア駆動部材78に対して仮止めする。
一対の駆動部材付勢バネ95は金属製の引張バネであり、円筒状のコイル部96と、コイル部96の両端からそれぞれ突出する第一係止部97及び第二係止部98と、を具備している。
一対の駆動部材付勢バネ95はバリア支持部材66の(バリア開口67の外周側に位置する)外周側部分と前後方向に対向させた状態で配設してあり、第一係止部97をバリア支持部材66の対応する駆動部材付勢バネ係止用突起70に対して係止することによりコイル部96を自由状態とした状態でバリア支持部材66に対して仮止めする。
このようにしてバリア支持部材66とバリア駆動部材78に対して仮止めされたバリア付勢バネ85及び駆動部材付勢バネ95は以下の手順によってレンズバリア機構65に対して完全に装着される。
図6、図14、及び図15は上記の仮止め状態を示しており、このときバリア駆動部材78は図14(a)に示す組立位置に位置しており、第一係止部87と第二係止部88がなす角度は142°(コイル部86のチャージ角は0°)である(図15、図23参照)。
まずは図7に示すように、図6の状態から第一係止部87を第二係止部88から離間する方向(図6、図7の時計方向)に回転させることによりコイル部86を自由状態から弾性変形させて、第一係止部87を第一バリア羽根73のバネ掛け凹部73bに対して係止させる(図17参照)。このときの第一係止部87と第二係止部88がなす角度は183°であり、コイル部86のチャージ角は41.0°である。
さらに図8に示すように、図7の状態からバリア駆動部材78を図7、8の時計方向に回転させて、収納完了位置及び回転許容位置を経た後に強制開放位置まで移動させると、係止突片88aが組立領域83a(のバネ制御カム面84)及び収納時係合領域83b(のバネ制御カム面84)をスライドしながら通過した後に撮影時係合領域83c(のバネ制御カム面84)に係合し、さらに駆動部材付勢バネ95の第二係止部98に対してバネ係止突起80が接近する(図9、図21、図22参照)。
最後に、図9に示すようにコイル部96を自由状態から伸張させて第二係止部98をバネ係止突起80に係止させる。
このようにしてバリア付勢バネ85及び駆動部材付勢バネ95をレンズバリア機構65に対して完全に装着した後に、バリア駆動部材78を収納完了位置と強制開放位置の間のいずれかの位置に位置させると、第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75は一対のバリア付勢バネ85の付勢力によって閉位置に移動しようとする。そのためバリア駆動部材78が収納完了位置又は回転許容位置に位置するときは、各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75はバリア付勢バネ85の付勢力である閉方向付勢力によって閉位置に位置する。一方、一対の駆動部材付勢バネ95のコイル部96が自由状態から伸びた状態になるので、各駆動部材付勢バネ95はバリア駆動部材78を一方向に回転させる方向の付勢力を発生する。各駆動部材付勢バネ95が発生する付勢力はバリア駆動部材78を強制開放位置に回転させる方向であり、かつ(バリア付勢バネ85及び駆動部材付勢バネ95をレンズバリア機構65に対して完全に装着した後の)各駆動部材付勢バネ95の付勢力は各バリア付勢バネ85が発生する上記閉方向付勢力より常に大きい。そのためバリア駆動部材78に対して駆動部材付勢バネ95以外の外力を及ぼさないとき(かつ第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75に対してバリア付勢バネ85以外の付勢力を及ぼさないとき)、バリア駆動部材78は強制開放位置に位置しかつ各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75は開位置に位置する。
バリア支持部材66の前面には円環形状をなす化粧部材101の後面の4カ所が貼り付けてある。
続いてレンズ鏡筒10の動作について説明する。
レンズ鏡筒10が沈胴位置(図1の位置)に位置するとき、カメラボディCBの内部に位置するカム環15の駆動部材制御突起15aがバリア駆動部材78のカム環連係突起81と係合して、バリア駆動部材78を駆動部材付勢バネ95の付勢力に抗して収納完了位置に保持する。そのため各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75がバリア付勢バネ85の閉方向付勢力によって閉位置に位置し、各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75によってバリア支持部材66のバリア開口67が塞がれる。このとき第二係止部88の係止突片88aは収納時係合領域83b(のバネ制御カム面84)の中央部と係合しており、第一係止部87と第二係止部88がなす角度は214.5°であり(図18、図23参照)、コイル部86のチャージ角は72.5°となる(図18参照)。即ち、バリア付勢バネ85が自由状態にあるとき(第一係止部87と第二係止部88がなす角度が142°のとき)からコイル部86が大きく弾性変形するので、このときバリア付勢バネ85(コイル部86)は強い閉方向付勢力を発生する。そのため各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75は強い力で閉位置に保持されることになる。
カメラボディCBに設けたメインスイッチ(図示略)をON操作してモータ14を正転させると、レンズ鏡筒10が沈胴位置から前方に伸張し、レンズ鏡筒10が所定位置まで前方に伸張したときに駆動部材制御突起15aから回転力を受けるバリア駆動部材78が図14、図17、図19、及び図21の時計方向に回転し始める。そしてバリア駆動部材78が図19に示す回転許容位置まで(図19の時計方向に)回転する。このときも、カム環15の駆動部材制御突起15aはバリア駆動部材78のカム環連係突起81と係合しており、各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75はバリア付勢バネ85の閉方向付勢力によって閉位置に位置し続ける。またバリア駆動部材78の回転に伴ってバネ制御カム溝83のバリア支持軸69(コイル部86)に対する相対位置が変化するので、収納時係合領域83b(のバネ制御カム面84)の中央部と係合していた係止突片88aが収納時係合領域83b(のバネ制御カム面84)の撮影時係合領域83c側の端部と係合し、かつバリア付勢バネ85がコイル部86をバリア支持軸69に対して相対回転(図20の時計方向)するものの、第一係止部87と第二係止部88のなす角度(コイル部86のチャージ角)は図18のときと同じ大きさになる(図20、図23参照)。またバリア駆動部材78の収納完了位置から回転許容位置への回転に伴って、バネ係止突起80が駆動部材付勢バネ係止用突起70に近づくので、駆動部材付勢バネ95(コイル部96)の弾性変形量が僅かに減少する。
モータ14が正転方向に回転し続けると、レンズ鏡筒10は図2に示すワイド端位置まで前方へ伸張する。するとカム環15の駆動部材制御突起15aから回転力を受けているバリア駆動部材78が強制開放位置まで(図21の時計方向に)回転し、各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75がバリア付勢バネ85の閉方向付勢力に抗して開位置に移動する。バリア駆動部材78が強制開放位置まで回転したときにカム環連係突起81が駆動部材制御突起15aとの連係が解除される。このときのバリア駆動部材78の回転動作に伴ってバネ制御カム溝83のバリア支持軸69(コイル部86)に対する相対位置がさらに変化するので、バリア付勢バネ85はコイル部86をバリア支持軸69に対して大きく相対回転(図22の時計方向)するものの、第一係止部87と第二係止部88のなす角度(コイル部86のチャージ角)は図18のときと同じ大きさになる(図22参照)。一方、バリア駆動部材78の回転許容位置から強制開放位置への回転に伴ってバネ係止突起80が駆動部材付勢バネ係止用突起70に対してさらに近づくので、駆動部材付勢バネ95(コイル部96)の弾性変形量は大きく減少する。しかし、このときバリア付勢バネ85の閉方向付勢力が大きくなっていないので、駆動部材付勢バネ95が発生する付勢力が小さい(大きくない)ものの(但し、バリア付勢バネ85の閉方向付勢力よりは大きい)、駆動部材付勢バネ95(バリア駆動部材78)は各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75を開位置に保持可能である。
レンズ鏡筒10がワイド端位置に移動した後に、カメラボディCBに設けたズームスイッチ(図示略)を操作することによりモータ14を正転方向に回転させると、レンズ鏡筒10は図3に示すテレ端位置まで伸張する。レンズ鏡筒10がワイド端位置とテレ端位置の間を移動する間は(伸張する場合も短縮する場合も)、バリア駆動部材78のカム環連係突起81と駆動部材制御突起15aは離間状態を維持するので、バリア駆動部材78は駆動部材付勢バネ95の付勢力によって強制開放位置に位置し続け(第一係止部87と第二係止部88がなす角度は214.5°のままであり、コイル部86のチャージ角は72.5°のまま)、各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75は開位置に位置し続ける。
一方、レンズ鏡筒10が撮影位置(テレ端位置とワイド端位置の間のいずれかの位置)に位置するときに上記メインスイッチをOFF操作するとモータ14が逆転する。するとモータ14の回転駆動力によってレンズ鏡筒10全体が沈胴位置に向けて移動し、レンズ鏡筒10がワイド端位置を過ぎたところまで移動したときに、カム環15の駆動部材制御突起15aがバリア駆動部材78のカム環連係突起81と再係合する。その結果、バリア駆動部材78が図19に示す回転許容位置まで(図19の反時計方向に)回転するので、各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75はバリア付勢バネ85の閉方向付勢力によって閉位置まで回転する。このときのバリア駆動部材78の回転に伴ってバネ制御カム溝83のバリア支持軸69(コイル部86)に対する相対位置が変化するので、バリア付勢バネ85はコイル部86をバリア支持軸69に対して(図20の反時計方向に)相対回転させる(第一係止部87と第二係止部88がなす角度は214.5°のままであり、コイル部86のチャージ角は72.5°のまま)。またバリア駆動部材78の回転に伴って、バネ係止突起80が駆動部材付勢バネ係止用突起70から離れるので駆動部材付勢バネ95(コイル部96)の弾性変形量は増大する。
さらにモータ14が逆転方向に回転し続けると、レンズ鏡筒10が沈胴位置まで移動し、バリア駆動部材78が図17に示す収納完了位置まで(図17の反時計方向に)回転する。カム環15の駆動部材制御突起15aとバリア駆動部材78のカム環連係突起81は係合状態を維持し続けるので、各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75はバリア付勢バネ85の閉方向付勢力によって閉位置に位置し続ける。このときのバリア駆動部材78の回転に伴ってバネ制御カム溝83のバリア支持軸69(コイル部86)に対する相対位置が変化するので、バリア付勢バネ85はコイル部86をバリア支持軸69に対して(図17の反時計方向に)相対回転させるものの、第一係止部87と第二係止部88のなす角度は214.5°のままであり、コイル部86のチャージ角は72.5°のままである。またバリア駆動部材78の回転に伴って、バネ係止突起80が駆動部材付勢バネ係止用突起70からさらに離れるので、駆動部材付勢バネ95(コイル部96)の弾性変形量がさらに増大する(初期状態に戻る)。
以上説明したように本実施形態では、捻りコイルバネからなるバリア付勢バネ85を、自身のコイル部86をバリア支持部材66に設けたバネ支持軸69に回転可能に支持し、さらにバリア駆動部材78を組立位置に位置させた上で、第二係止部88の係止突片88aをバリア駆動部材78の83(バネ制御カム面84)の組立領域組立領域83aに係合させ、かつ第一係止部87を第一バリア羽根73(バネ掛け凹部73b)に係合させることにより、バリア支持部材66とバリア駆動部材78に対して取付可能である。
そして、第二係止部88の係止突片88aが組立領域組立領域83aと係合するときのバリア付勢バネ85の閉方向付勢力が、第二係止部88が収納時係合領域83b及び撮影時係合領域83cと係合するときの閉方向付勢力より小さくなるように、バネ制御カム面84の形状を設定している。そのためバリア付勢バネ85によって各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75を閉位置に向けて強い力で付勢可能とした場合(バリア駆動部材78が回転許容位置と強制開放位置の間に位置するときのバリア付勢バネ85の付勢力を大きくした場合)においても、バリア付勢バネ85を第一バリア羽根73とバリア駆動部材78に簡単に装着可能である。
さらに、各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75が閉位置から開位置に移動するときに(バリア駆動部材78が回転許容位置側から強制開放位置側に回転するときに)、コイル部86をバリア支持軸69回りに回転させている。より具体的には、バリア付勢バネ85の第二係止部88をバリア支持部材66に固定した場合と比べて上記閉方向付勢力を減少させる方向に、第二係止部88をコイル部86と一緒にバリア付勢バネ支持軸69に対して相対回転させている(第一バリア羽根73の開位置側への移動に伴う第一係止部87の回転と同じ方向に第二係止部88を回転させている)。そして第二係止部88(コイル部86)をこのように回転させることにより、バリア駆動部材78が回転許容位置から強制開放位置に回転するときのコイル部86のチャージ角(バリア付勢バネ85の閉方向付勢力。コイル部86の自由状態からのチャージ量)を(バリア付勢バネの第二係止部をバリア支持部材に固定した構造のレンズバリア機構と比べて大幅に減少させている(図23参照。図23に示すように、本実施形態ではコイル部86のチャージ角は、バリア駆動部材78が回転許容位置から強制開放位置に回転するときに殆ど増加せずほぼ一定である)。その結果、各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75が閉位置に位置するときにバリア付勢バネ85の閉方向付勢力を大きくしつつ、各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75が開位置に位置するときにバリア付勢バネ85の閉方向付勢力を必要以上に大きくさせないようにすることが可能である。
そのため各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75が開位置に位置するときにバリア付勢バネ85の閉方向付勢力が最大となるレンズバリア機構に比べて、駆動部材付勢バネ95として付勢力が小さいものを利用できるので、駆動部材付勢バネ95を小型化できる。従って、バリア開口67を大型化しつつレンズ鏡筒10を小径化するためにバリア支持部材66の外周側部分(バリア開口67の外周側に位置する部位)を小面積化(狭幅化)した場合においても、駆動部材付勢バネ95をバリア開口67側にはみ出すことなくバリア支持部材66の外周側部分と対向させた状態で配設可能である。
さらに各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75が閉位置に位置するときにバリア付勢バネ85の付勢力を大きくすることが可能なので、閉位置に移動した各第一バリア羽根73、第二バリア羽根74、及び第三バリア羽根75によってバリア開口67を確実に閉じることが可能である。
以上、上記実施形態を利用して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、バリア駆動部材78に設けたバネ制御カム溝83の一部にバネ制御面84を形成しているが、バリア駆動部材78に設けた溝とは異なる部位にバネ制御面84を形成してもよい(即ち、バリア駆動部材78に形成した溝の一部をバネ制御面84とする必要はない)。
また、バリア駆動部材78が上記回転許容位置と上記強制開放位置の間の一部の領域又は全領域を強制開放位置側に回転するときに、コイル部86のチャージ角(チャージ量)を減少させて、バリア駆動部材78が回転許容位置に位置するときのチャージ角(チャージ量)より強制開放位置に位置するときのチャージ角(チャージ量)を小さくしてもよい。
さらにバリア駆動部材78にバリア連係凹部82の代わりとして(被押圧突起73cと連係する)貫通孔を形成してもよい。
またバリア開口67を開閉するバリア羽根を、1枚又は6枚以外の複数枚のバリア羽根により構成してもよい。
さらに光軸方向に伸縮しないレンズ鏡筒に本発明を適用してもよい。
10 レンズ鏡筒
11 固定環
12 撮像素子
14 モータ
15 カム環
15a 駆動部材制御突起
20 1群枠(レンズ支持枠)
21 直進案内環
22 カバー環
65 レンズバリア機構
66 バリア支持部材
67 バリア開口
68 バリア支持軸
69 バリア支持軸
70 駆動部材付勢バネ係止用突起
73 第一バリア羽根
73b バネ掛け凹部
73c 被押圧突起
74 第二バリア羽根
74a 連係凹部
74b 連係突起
74c 押圧突起
75 第三バリア羽根
75a 連係突起
75b 押圧突起
78 バリア駆動部材
79 撮影光透過孔
80 バネ係止突起
81 カム環連係突起
82 バリア連係凹部
83 バネ制御カム溝
83a 組立領域
83b 収納時係合領域(開閉領域)
83c 撮影時係合領域(開閉領域)
84 バネ制御面
85 バリア付勢バネ
86 コイル部
87 第一係止部
88 第二係止部
88a 係止突片
95 駆動部材付勢バネ
96 コイル部
97 第一係止部
98 第二係止部
101 化粧部材
CB カメラボディ
L1 第1レンズ群(前端レンズ)
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群

Claims (3)

  1. レンズ鏡筒の前端レンズの前方に位置させて固定状態で設けたバリア支持部材と、
    該バリア支持部材に支持した、該バリア支持部材のバリア開口を閉じる閉位置と、該バリア開口を開く開位置との間を回転可能なバリア羽根と、
    該バリア羽根を上記閉位置に向けて回転させる閉方向付勢力を発生する、捻りコイルバネからなるバリア付勢バネと、
    上記バリア支持部材に回転可能に支持した、上記バリア羽根が上記閉位置に回転するのを許容する回転許容位置と、上記バリア付勢バネの上記閉方向付勢力に抗して上記バリア羽根を上記開位置に回転させる強制開放位置とに移動可能で、かつバネ制御カム面を有するバリア駆動部材と、
    を備え、
    上記バリア付勢バネが、上記バリア支持部材に設けたバネ支持軸に回転可能に支持したコイル部、該コイル部の一方の端部から延びかつ上記バリア羽根と係合する第一係止部、及び該コイル部の他方の端部から延びかつ上記バネ制御カム面とスライド自在に係合する第二係止部を備え、
    上記バリア駆動部材が、上記回転許容位置を上記強制開放位置と反対側に超えた組立位置まで回転可能であり、
    上記バネ制御カム面が、上記バリア駆動部材が上記組立位置に位置するときに上記第二係止部が係脱可能で、かつ上記バリア駆動部材が上記組立位置に位置するときに上記第二係止部が係合する組立領域と、上記バリア駆動部材が上記回転許容位置と上記強制開放位置の間を回転するときに上記第二係止部がスライド自在に係合する開閉領域と、を備え、
    上記第二係止部が上記組立領域と係合するときの上記閉方向付勢力が上記第二係止部が上記開閉領域と係合するときの上記閉方向付勢力より小さくなるように、上記バネ制御カム面の形状を設定したことを特徴とするレンズ鏡筒のレンズバリア機構。
  2. 請求項1記載のレンズ鏡筒のレンズバリア機構において、
    上記バリア支持部材と上記バリア駆動部材の間に設けた、該バリア駆動部材を上記強制開放位置に向けて回転付勢する、上記閉方向付勢力より付勢力が大きい駆動部材付勢バネを備え、
    上記バリア駆動部材が上記回転許容位置側から上記強制開放位置側に回転するときに、上記第二係止部を固定した場合と比べて上記閉方向付勢力を減少させる方向に、上記バネ制御カム面が上記第二係止部を上記コイル部と一緒に上記バネ支持軸に対して相対回転させるレンズ鏡筒のレンズバリア機構。
  3. 請求項1または2記載のレンズ鏡筒のレンズバリア機構において、
    上記強制開放位置に位置するときの上記コイル部の自由状態からのチャージ量を上記回転許容位置に位置するときの該チャージ量以下にしたレンズ鏡筒のレンズバリア機構。
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