JP3676864B2 - カートリッジ室の蓋の開閉機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遮光扉付きフィルムカートリッジを使用するカメラにおいて、該フィルムカートリッジが装填されるカートリッジ室を開閉する蓋の開閉機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、フィルムをカートリッジ内に全て収納した状態でカメラに装填した後、カートリッジの遮光扉を開放するように構成されたフィルムカートリッジが提案されている。
このフィルムカートリッジを使うためには遮光扉を開閉する機構が必要であり、該フィルムカートリッジを装填する際に、この機構が遮光扉の閉位置と一致する状態に保持される必要があり、また、遮光扉を開放した際にも、その位置に保持されることが望ましい。そのため、反転バネなどによって各々の位置に付勢される必要がある。
さらに、カートリッジ室の蓋を開閉する機構においては、蓋を閉じる際に前記反転バネの付勢力に打ち勝つようなバネによって、蓋を係止する位置まで移動させなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、カートリッジ室の蓋を開けるときには、前記両方のばねの付勢力以上の力量で蓋を操作する必要があり、該力量が大きくなって操作性が悪いという問題があった。また、大きな力量のばねを小さい空間に組み込むことは設計上でも無理があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、カートリッジ室の蓋開放時の操作力量を軽減して操作性をよくすることができ、かつ設計上の自由度を増すことができるカートリッジ室の蓋の開閉機構を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のカートリッジ室の蓋の開閉機構は、カメラ本体に設けられたカートリッジ室を開閉する蓋と、
前記カメラ本体に、同軸に回動自在に取付けられた第1および第2レバーと、
前記第1レバーを、前記蓋に係止するために該蓋側に向けて付勢する第1バネと、
前記第1レバーと第2レバーとを連結する第2バネと、
前記蓋に設けられて、前記第2レバーが前記第1レバーとともに前記第1バネの付勢力に抗して所定量回転した際に、該第2レバーの下端部が当接して、該第2レバーの回転を阻止する当接部と、
前記カメラ本体に設けられて、前記第1レバーの回動によって、前記カートリッジ室に装填されたフィルムカートリッジの遮光扉を開閉する遮光扉開閉機構と、
この遮光扉開閉機構に設けられて、該遮光扉開閉機構を前記遮光扉が開放される扉開放方向及び前記遮光扉が閉鎖される扉閉鎖方向に付勢するとともに、前記第2レバーの下端部が前記当接部に当接したときを特定位置として、この特定位置を基点として前記遮光扉開閉機構を前記扉開放方向及び前記扉閉鎖方向に付勢する付勢力の方向が反転する第3バネとを具備してなるものである。
【0005】
前記第2バネは、前記第2レバーが前記第1レバーとともに前記第1バネの付勢力に抗して所定量回転して、該第2レバーの下端部が前記当接部に当接して、該第2レバーの回転が阻止され、さらに、第1レバーが回転した際に、該第1レバーを第2レバー側に付勢するものである。
また、前記第3バネは、前記第2レバーの下端部が前記当接部に当接するまでは、遮光扉開閉機構を前記遮光扉が開かれる方向に付勢し、前記第2レバーの下端部が前記当接部に当接してからは、遮光扉開閉機構を前記遮光扉が閉じられる方向に付勢するものである。
さらに、第3バネの力量(付勢力)は、第1および第2バネの合成力量より小さく設定されている。
【0006】
請求項1の蓋の開閉機構にあっては、第1レバーの爪部が蓋の係止爪に係止している蓋の閉鎖状態から蓋を開放する際において、まず、第1レバーを前記第1バネの付勢力に抗して蓋から離間する方向に回転させると、この第1レバーと第2レバーとが第2バネによって連結されているので、第2レバーも同方向に回転する。
【0007】
そして、第2レバーの下端部が前記蓋に設けられた当接部に当接するまでは、第1および第2レバーが一体的に回転するので、第2バネはこれら第1および第2レバーの回転に影響することがない。
一方、前記第1レバーを回転させることによって、前記遮光扉開閉機構が駆動して、遮光扉を閉じる方向に駆動させるが、この際、遮光扉開閉機構は、前記第3バネによって前記遮光扉が開かれる方向に付勢されるので、第3バネの付勢力に抗して駆動される。したがって、前記第1および第2レバーは、第1および第3バネの付勢力に抗して回転される。
【0008】
次に、前記第2レバーの下端部が前記当接部に当接すると、第2レバーの回転が阻止されて、前記第1レバーは第2バネによって逆方向に付勢される。一方、前記第2レバーの下端部が前記当接部に当接したときを特定位置として、この特定位置を基点として、前記第3バネの付勢力が反転する。したがって、前記第1レバーは、第3バネによって前記遮光扉回転機構を介して回転方向に付勢される。
よって、前記第1レバーを回すには、前記特定位置までは、第1バネと第3バネの力量を合成した力量が必要であり、一方、特定位置からは、第1および第2バネの合成力量から、第3バネの力量を引いた力量でよい。つまり、第1〜第3バネの力量を適宜設定することで、第1レバーを回すに必要な力量を前記特定位置から少なくすることができる。
【0009】
また、前記第1レバーを回転させることにより遮光扉回転機構が駆動して、遮光扉が閉じるとともに、第1レバーが蓋から外れ、これによって蓋の係止が解除され、該蓋が開放される。なお、蓋を開放した状態においては、第1レバーが元に戻らないように、所定位置に係止しておく。
【0010】
蓋を開放状態から閉鎖する際においては、まず、蓋をカートリッジ室の開口部に被せると、蓋の当接部が前記第2レバーの下端部に当接して、該第2レバーを押圧する。この際、第1レバーは係止された状態であるので、蓋を閉じるときに必要な力量は、第2バネを付勢する力量である。
被せた蓋をさらに押すと、前記第1レバーの係止が外れ、第1および第2レバーは、第1および第2バネの付勢力によって蓋を係止する方向に回転する。
一方、前記第1レバーが回転すると、前記遮光扉開閉機構が駆動して、遮光扉を開く方向に駆動させるが、この際、遮光扉開閉機構は、前記第3バネによって前記遮光扉が閉じる方向に付勢される。したがって、前記第1および第2レバーは、第1および第2バネの付勢力から第3バネの付勢力を引いた付勢力で回転する。
【0011】
遮光扉開閉機構が駆動して前記特定位置を過ぎると、前記第3バネの付勢力が反転する。したがって、前記第1および第2レバーは、第3バネの付勢力も加わって回転し、第1レバーの爪部が蓋の係止爪に係止して、カートリッジ室の開口部が蓋によって閉鎖される。一方、遮光扉開閉機構の駆動によってフィルムカートリッジの開閉扉が開放される。
【0012】
請求項2のカートリッジ室の蓋の開閉機構は、請求項1において、前記カメラ本体に係止部を設け、前記第1レバーに、前記蓋を開放した際に前記係止部に係止するとともに、前記蓋を閉じた際に、該蓋によって押圧されて前記係止部への係止が解除されるアームを設けたものである。
【0013】
請求項2のカートリッジ室の蓋の開閉機構にあっては、請求項1と同様の工程で、カートリッジ室の蓋を開閉するが、前記カメラ本体に係止部が設けられ、前記第1レバーに前記係止部に係脱自在に係止するアームが設けられているので、該蓋を開放した際に、アームを係止部に係止させることによって、第1レバーが元に戻らないように係止しておくことができ、また、蓋を閉鎖する際に、被せた蓋を押すと、前記アームが係止部から外れ、第1および第2レバーを、第1および第2バネの付勢力によって蓋を係止する方向に回転させることができる。
【0014】
請求項3のカートリッジ室の蓋の開閉機構は、請求項1または2において、前記遮光扉開閉機構を、前記カメラ本体に設けられて、前記カートリッジ室に装填されたフィルムカートリッジの遮光扉を開閉可能に駆動させる遮光扉開閉駆動部材と、この遮光扉開閉駆動部材と前記第1レバーとの間に設けられて、前記第1レバーの回動によって前記遮光扉開閉駆動部材を駆動させる中間レバーとで構成し、前記第3バネを、前記遮光扉開閉駆動部材と前記中間レバーのうちの少なくともいずれか一方に設けたものである。
【0015】
前記遮光扉開閉駆動部材は、例えば、軸回りに回動自在に設けられたギヤと、このギヤに同軸に設けられて遮光扉を開閉する開閉軸に係合する係合部とから構成し、第3バネを設ける場合、前記ギヤの端面とカメラ本体との間に設ける。
また、前記中間レバーは、前記ギヤの軸と平行離間した軸回りに回動自在に設けられた円板の外周の一部に、前記ギヤと嵌合するギヤ部が形成されるとともに、前記第1レバーと係合する部材が設けられたものである。そして、この中間レバーに第3バネを設ける場合、前記円板の端面とカメラ本体との間に設ける。
【0016】
請求項3のカートリッジ室の蓋の開閉機構にあっては、請求項1または2と同様の工程で、カートリッジ室の蓋を開閉するが、前記遮光扉開閉機構を、遮光扉開閉駆動部材と、第1レバーの回動によって前記遮光扉開閉駆動部材を駆動させる中間レバーとによって構成したので、前記第1レバーを回動させることによって、中間レバーが回動し、この中間レバーが回動することによって、遮光扉開閉駆動部材が回動して遮光扉を開閉させる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明のカートリッジ室の蓋の開閉機構の実施の形態の一例を説明する。
図1は、カートリッジ室の蓋が閉じた状態示す分解斜視図であり、図において符号1はカメラ本体、2は第1レバー、3は第2レバー、4は遮光扉開閉機構、5は蓋をそれぞれ示す。
【0018】
前記カメラ本体1内の側部には、その下部にボス6が形成されている。このボス6は例えば、カメラ本体のカートリッジ室7の側面を形成する壁部に立設されたもので、該ボス6には、前記第1レバー2と、第2レバー3とがそれらに形成された嵌合穴2a,3aをボス6に回動自在に外挿することで、回動自在に嵌合されている。なお、レバー2,3をボス6に嵌合する場合、第1レバー2が第2レバー3の外側に位置するようにして嵌合する。
【0019】
前記第1レバー2の外側には円板状のギヤ部材8が設けられており、このギヤ部材8の端面には、操作ツマミ9が一体に固定されている。これらギヤ部材8と操作ツマミ9とは、ネジ10によって回転可能に軸止されており、当該ネジ10は、前記第1レバー2および第2レバー3に形成された開孔部2b,3bを通して前記カメラ本体1にねじ込まれている。
なお、前記開孔部2b,3bは、第1レバー2および第3レバー3が前記ボス6を軸として回動できるような長孔に形成されている。また、前記操作ツマミ9は、図2に示すように、カメラ本体1の側面側に露出するようにして取付けられている。
【0020】
さらに、前記第1レバー2の上部には、図1に示すように、ラチェット部11が設けられており、このラチェット部11には前記ギヤ部材8が噛合されている。したがって、第1レバー2は、前記操作ツマミ9を回転させることによって、ギヤ部材8、ラチェット部11を介して、ボス6を軸として回転するようになっている。
また、前記第1レバー2の下部には爪部12が設けられている。この爪部12は前記蓋5に設けられた係止爪13に着脱自在に係止するものであり、カートリッジ室7の開口部に蓋5を被せたうえで、係止爪13に係止することにより、蓋5を開かないように固定するようになっている。
【0021】
前記蓋5は、略方形板状をなすもので、その一辺部をカメラ本体1の下面にヒンジ部14によって回動自在に取付けることにより、前記カートリッジ室7の開口部を開閉可能としている。また、蓋5には、前記係止爪13に隣接して突出部(当接部)15が設けられている。さらに、蓋5の中央部には、前記カートリッジ室7に装填されたフィルムカートリッジのフィルム巻軸であるスプールの下端部を支持する軸部16が設けられている。
【0022】
また、前記第1レバー2の下部には、アーム17が前記爪部12の前方に設けられ、一方、カメラ本体1にはその下部内面に係止部18が設けられている。
前記アーム17は、前記蓋5を開放した際に前記係止部18に係止して第1レバー2の戻りを防止するとともに、前記蓋5を閉じた際に、該蓋5によって押圧されて前記係止部18への係止が解除されるものであり、基端部を支点としてに撓み可能に形成されている。
【0023】
さらに、前記第1レバー2の下部裏面側にはピン19が立設され、一方、カメラ本体1の壁部にはピン20が立設され、これらピン19,20には第1バネ21のそれぞれの端部が取付けられている。この第1バネ21は、前記第1レバー2を、それに設けられた爪部12が前記蓋5に設けられた係止爪13に係合する方向に付勢するもので、図1においては、第1レバー2をボス6を軸として時計方向に付勢している。
また、前記第1レバーの上部裏面側にはピン22が立設され、一方、前記第2レバー3の上部には突出部23が設けれ、これらピン22と突出部23とには第2バネ24のそれぞれの端部が取付けられている。この第2バネ24は、前記第1レバー2と第2レバー3とを、これらが互に接近するような付勢状態で連結するものであり、この付勢状態を保持するために、第2レバー3にはストッパー用の長孔25が形成され、この長孔25には第1レバー2に形成された突部26が挿通されている。
【0024】
また、前記第2レバー3の下部には下方に延在する脚部27が設けられている。この脚部27は、第2レバー3が前記第1レバー2とともに前記第1バネ21の付勢力に抗して所定量回転した際に、前記蓋5に設けられた突出部(当接部)15に当接するものであり、当接することによって、第2レバー3のそれ以上の回転を阻止するようになっている。
【0025】
また、前記カメラ本体1内には、前記第1レバー2の回動によって、前記カートリッジ室7に装填されたフィルムカートリッジの遮光扉を開閉する遮光扉開閉機構4が設けられている。
すなわち、この遮光扉開閉機構4は、遮光扉開閉駆動部材31と、この遮光扉開閉駆動部材31と前記第1レバー2との間に設けられて、該第1レバー2の回動によって前記遮光扉開閉駆動部材31を駆動させる中間レバー32とから構成されている。
【0026】
前記遮光扉開閉駆動部材31は、軸回りに回動自在に設けられたギヤ33と、このギヤ33に同軸に設けられて、図3に示すようなフィルムカートリッジ34の遮光扉34aを開閉する開閉軸34bの上端部に係合する係合部35とから構成されている。
一方、前記中間レバー32は、図1に示すように、前記ギヤ33の軸と平行離間した軸回りに回動自在に設けられた円板の外周の一部に形成されて、前記ギヤ33と噛合するギヤ部36と、前記円板の外周に、前記ギヤ部36と対向する位置に形成された係合部37とから構成されている。この係合部37は、前記第1レバー2側に突出するもので、その先端部が第1レバー2の上端部に形成された孔2cに挿通係合されている。
【0027】
そして、上記構成の遮光扉開閉機構4においては、前記第1レバー2をボス6を軸として回動させることによって、中間レバー32が回動し、この中間レバー32が回動することによって、遮光扉開閉駆動部材31が回動し、その係合部35によって遮光扉34aを開閉させるようになっている。
【0028】
また、前記遮光扉開閉駆動部材31のギヤ33の端面には、第3バネ38の一端部が取付けられ、この第3バネ38の他端部はカメラ本体1に取付けられている。前記第3バネ38は、前記第2レバー3の下端部の脚部27が前記蓋5の突出部(当接部)15に当接したときを特定位置として、この特定位置を基点として付勢力の方向が反転するように構成されたもので、前記第2レバー3の下端部の脚部27が前記蓋5の突出部(当接部)15に当接するまでは、前記遮光扉開閉機構4のギヤ33を時計方向に付勢し、かつ、前記脚部27が前記突出部15に当接してからは、前記ギヤ33を反時計方向に付勢するようになっている。なお、前記第3バネ38の力量(付勢力)は、第1バネ21および第2バネ24の合成力量より小さく設定されている。
【0029】
次に、上記構成のカートリッジ室の蓋の開閉機構の作用について説明する。
(1)蓋を閉鎖状態から開放する場合
図1、図4および図5はカートリッジ室7の蓋5が閉じた状態を示すものである。この状態において、第1レバー2の爪部12は蓋5の係止爪13に係合しており、該第1レバー2は、第1バネ21および第3バネ38によって、時計方向に付勢されている。
【0030】
上記の状態において、まず、撮影者が操作ツマミ9を反時計方向に回転させる。すると、ギヤ部材8が同方向に回転し、これによって、図7に示すように、第1レバー2が第1バネ21の付勢力に抗して同方向に回転する。第2レバー3は第2バネ24によって第1レバー2に連結されているので、該第1レバー2と一体的に同方向に回転する。
そして、第2レバー3の脚部27が蓋5に設けられた突出部15に当接するまでは、第1レバー2および第2レバー3が一体的に回転するので、第2バネ24はこれら第1レバー2および第2レバー3の回転に影響することがない。
【0031】
一方、前記第1レバー2が反時計方向に回転することによって、図6に示すように、前記遮光扉開閉機構4の中間レバー32が時計方向に回転し、これによって、遮光扉開閉駆動部材31のギヤ33が第3バネ38の付勢力に抗して反時計方向に回転する。
このように、前記ギヤ33は中間レバー32を介して第1レバー2によって回転されるので、第1レバー2は、第3バネ38によっても時計方向に付勢される。したがって、前記第1レバー2および第2レバー3を反時計方向に回転させるには、第1バネ21および第3バネ28の付勢力に抗して、前記操作ツマミ9を回転させる。
【0032】
次に、前記第2レバー3の下端部の脚部27が前記蓋5の突出部15に当接すると、図9に示すように、該第2レバー3の回転は阻止されるが、第1レバー2はさらに反時計方向に回転するので、該第1レバー2は前記第2バネ24によって逆方向つまり時計方向に付勢される。
一方、前記第2レバー3の脚部27が前記突出部15に当接したときを特定位置(図6参照)として、この特定位置を基点として、図8に示すように、前記第3バネ38の付勢力が反転する、つまり、第3バネ38によって、前記ギヤ33が反時計方向に付勢され、中間レバー32を介して第1レバー2が反時計方向に付勢される。
【0033】
よって、前記第1レバー2を反時計方向に回すには、つまり、操作ツマミ9を反時計方向(蓋5の係止を解除する方向)に回すには、前記特定位置までは、第1バネ21と第3バネ38の力量を合成した力量が必要であり、一方、特定位置からは、第1バネ21および第2バネ24の合成力量から、第3バネ38の力量を引いた力量でよい。つまり、第1〜第3バネの力量を適宜設定することで、第1レバ2ーを回すに必要な力量、言い換えれば、操作ツマミ9を操作する力量を前記特定位置から少なくすることができる。
例えば、第1バネ21と第3バネ38の力量をそれぞれP、第2バネ24の力量をpとし、かつP>pとすれば、操作ツマミ9を操作するに必要な力量は、前記特定位置までは2P、特定位置からはpとなる。
【0034】
そして、前記第1レバー2が回転することにより、図10に示すように、前記遮光扉回転機構4のギヤ33が回転して、係合部35が回転し、これによって図3に示す遮光扉34aが閉じるとともに、図9および図11に示すように、第1レバー2の爪部12が蓋5の係止爪13から外れ、これによって蓋5の係止が解除され、該蓋5が開放される。また、蓋5が開放されると、図11に示すように、第1レバー2のアーム17がカメラ本体1に設けられた係止部18に係止して、第1レバー2および第2レバー3をそれらが元に戻らないように開放位置に係止する。
【0035】
なお、この開放状態において、万が一、前記アーム17が係止部18から外れて、第1レバー2が回転した場合において、これを知らずに撮影者が蓋5を閉じようとしても、蓋5の係止爪13が第1レバー2の爪部12に当たるため、蓋5を閉じることができない。
したがって、第1レバー2が回転して、前記遮光扉開閉駆動部材31の係合部35が回転して、該係合部35と、図3に示すフィルムカートリッジ34の開閉軸34bとの位相ズレが起こった場合、上述したように、蓋5を閉じることができないので、蓋5をロックすることができず、誤作動あるいは破損を防止することができる。
【0036】
(2)蓋を開放状態から閉鎖する場合
次に、蓋5の開放状態から該蓋5を閉鎖する際においては、まず、フィルムカートリッジ34を装填して、蓋5をカートリッジ室7の開口部に被せると、蓋5の突出部15が前記第2レバ3ーの脚部27に当接して、該第2レバー3を押圧する。この際、第1レバー2はそのアーム17が前記係止部18係止された状態であるので、蓋5を閉じるときに必要な力量は、第2バネ24を付勢する力量である。
【0037】
被せた蓋5をさらに押すと、図13に示すように、前記第1レバー2のアーム17が蓋5の係止爪13の背中で押圧されて撓んで、係止部18から外れる。すると、第1レバー2および第2レバー3は、第1バネ21および第2バネ24の付勢力によって時計方向に回転する。
一方、前記第1レバー2が時計方向に回転すると、図12に示すように、前記遮光扉開閉機構4の中間レバー32が反時計方向に回転し、これによって、遮光扉開閉駆動部材31のギヤ33が前記第3バネ38の付勢力に抗して時計方向に回転する。
したがって、前記第1レバー2および第2レバー3は、第1バネ21および第2バネ24の付勢力から第3バネ38の付勢力を引いた付勢力で回転する。
【0038】
前記遮光扉開閉駆動部材31のギヤ33が回転して前記特定位置を過ぎると、前記第3バネ38の付勢力が反転する、つまり、ギヤ33は第3バネ38によって時計方向に付勢される。
したがって、前記第1レバー2および第2レバー3は、第3バネ38の付勢力も加わって回転し、第1レバー2の爪部12が蓋5の係止爪13に係止して、カートリッジ室7の開口部が蓋5によって閉鎖される。
一方、前記遮光扉開閉駆動部材31の時計方向の回転によって、フィルムカートリッジ34の開閉扉34aが開放される。
【0039】
上述したようなカートリッジ室の蓋の開閉機構にあっては、フィルムカートリッジ34の開閉扉34aの開閉状態を確実に保持するに必要とされる力量を、第1バネ21、第2バネ24、第3バネ38のそれぞれの力量に分割し、これらバネ21,24,38の力量を、第1レバー2、第2レバー3、中間レバー32、遮光扉開閉駆動部材31によって効率的に伝達するようにしたので、蓋開放時の操作力量を軽減し、操作性をよくすることができる。
また、上記のように、バネの力量を分割したので、設計の自由度を増すことができ、さらに、組立も容易に行うことができる。
なお、上記の例では、第3バネ38をギヤ33に取付けたが、当該第3バネ38は中間レバー32に設けてもよく、また、ギヤ33と中間レバー32の両方に設けてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1のカートリッジ室の蓋の開閉機構は、カートリッジ室を開閉する蓋と、第1および第2レバーと、前記第1レバーを付勢する第1バネと、該第1レバーと第2レバーとを連結する第2バネと、前記第2レバーが所定量回転した際に、該第2レバーの下端部が当接して、該第2レバーの回転を阻止する当接部と、前記第1レバーの回動によって、フィルムカートリッジの遮光扉を開閉する遮光扉開閉機構と、この遮光扉開閉機構を前記遮光扉が開放される扉開放方向及び前記遮光扉が閉鎖される扉閉鎖方向に付勢するとともに、前記第2レバーの下端部が前記当接部に当接したときを特定位置として、この特定位置を基点として前記遮光扉開閉機構を前記扉開放方向及び前記扉閉鎖方向に付勢する付勢力の方向が反転する第3バネとで構成したものであるから、フィルムカートリッジの開閉扉の開閉状態を確実に保持するに必要とされる力量を、第1〜第3バネのそれぞれの力量に分割し、これらバネの力量を、第1レバー2、第2レバー3、遮光扉開閉機構によって効率的に伝達することができ、よって、蓋開放時の操作力量を軽減し、操作性をよくすることができる。また、上記のように、バネの力量を分割したので、設計の自由度を増すことができ、さらに、組立も容易に行うことができる。
【0041】
請求項2のカートリッジ室の蓋の開閉機構は、請求項1において、カメラ本体に係止部を設け、前記第1レバーに、前記蓋を開放した際に前記係止部に係止するとともに、前記蓋を閉じた際に、該蓋によって押圧されて前記係止部への係止が解除されるアームを設けたものであるから、第1レバーを蓋の開放状態において、確実に係止しておくことができるとともに、蓋を閉鎖する際に、第1レバーの係止を確実に解除することができる。
【0042】
請求項3のカートリッジ室の蓋の開閉機構は、請求項1または2において、前記遮光扉開閉機構を、フィルムカートリッジの遮光扉を開閉可能に駆動させる遮光扉開閉駆動部材と、この遮光扉開閉駆動部材と前記第1レバーとの間に設けられて、前記第1レバーの回動によって前記遮光扉開閉駆動部材を駆動させる中間レバーとで構成し、前記第3バネを、前記遮光扉開閉駆動部材と前記中間レバーのうちの少なくともいずれか一方に設けたものであるから、前記第1レバーを回動させることによって、中間レバーおよび遮光扉開閉駆動部材を介して遮光扉を確実に開閉させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカートリッジ室の蓋の開閉機構の実施の形態の一例を示すもので、カートリッジ室の蓋が閉じた状態示す分解斜視図である。
【図2】同、フィルムカートリッジを使用するカメラの一例を示す斜視図である。
【図3】同、フィルムカートリッジの一例を示す斜視図である。
【図4】同、蓋の閉鎖状態を示す要部の平面図である。
【図5】同、蓋の閉鎖状態を示す要部の側面図である。
【図6】同、特定位置状態を示す要部の平面図である。
【図7】同、特定位置状態を示す要部の側面図である。
【図8】同、蓋の開放直前状態を示す要部の平面図である。
【図9】同、蓋の開放直前状態を示す要部の側面図である。
【図10】同、蓋の開放状態を示す要部の平面図である。
【図11】同、蓋の開放状態を示す要部の側面図である。
【図12】同、蓋を被せた状態を示す要部の平面図である。
【図13】同、蓋を被せた状態を示す要部の側面図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体
2 第1レバー
3 第2レバー
4 遮光扉開閉機構
5 蓋
7 カートリッジ室
15 突出部(当接部)
17 アーム
18 係止部
21 第1バネ
24 第2バネ
31 遮光扉開閉駆動部材
32 中間レバー
33 ギヤ
34 フィルムカートリッジ
34a 遮光扉
38 第3バネ
Claims (3)
- カメラ本体に設けられたカートリッジ室を開閉する蓋と、
前記カメラ本体に、同軸に回動自在に取付けられた第1および第2レバーと、
前記第1レバーを、前記蓋に係止するために該蓋側に向けて付勢する第1バネと、
前記第1レバーと第2レバーとを連結する第2バネと、
前記蓋に設けられて、前記第2レバーが前記第1レバーとともに前記第1バネの付勢力に抗して所定量回転した際に、該第2レバーの下端部が当接して、該第2レバーの回転を阻止する当接部と、
前記カメラ本体に設けられて、前記第1レバーの回動によって、前記カートリッジ室に装填されたフィルムカートリッジの遮光扉を開閉する遮光扉開閉機構と、
この遮光扉開閉機構に設けられて、該遮光扉開閉機構を前記遮光扉が開放される扉開放方向及び前記遮光扉が閉鎖される扉閉鎖方向に付勢するとともに、前記第2レバーの下端部が前記当接部に当接したときを特定位置として、この特定位置を基点として前記遮光扉開閉機構を前記扉開放方向及び前記扉閉鎖方向に付勢する付勢力の方向が反転する第3バネとを具備してなることを特徴とするカートリッジ室の蓋の開閉機構。 - 請求項1記載のカートリッジ室の蓋の開閉機構において、
前記カメラ本体に係止部が設けられ、前記第1レバーに、前記蓋を開放した際に前記係止部に係止するとともに、前記蓋を閉じた際に、該蓋によって押圧されて前記係止部への係止が解除されるアームが設けられていることを特徴とするカートリッジ室の蓋の開閉機構。 - 請求項1または2記載のカートリッジ室の蓋の開閉機構において、
前記遮光扉開閉機構が、前記カメラ本体に設けられて、前記カートリッジ室に装填されたフィルムカートリッジの遮光扉を開閉可能に駆動させる遮光扉開閉駆動部材と、この遮光扉開閉駆動部材と前記第1レバーとの間に設けられて、前記第1レバーの回動によって前記遮光扉開閉駆動部材を駆動させる中間レバーと
から構成され、
前記第3バネが、前記遮光扉開閉駆動部材と前記中間レバーのうちの少なくともいずれか一方に設けられていることを特徴とするカートリッジ室の蓋の開閉機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30606395A JP3676864B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | カートリッジ室の蓋の開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30606395A JP3676864B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | カートリッジ室の蓋の開閉機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09146156A JPH09146156A (ja) | 1997-06-06 |
| JP3676864B2 true JP3676864B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=17952606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30606395A Expired - Fee Related JP3676864B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | カートリッジ室の蓋の開閉機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3676864B2 (ja) |
-
1995
- 1995-11-24 JP JP30606395A patent/JP3676864B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09146156A (ja) | 1997-06-06 |
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