JPH1048719A - カメラ - Google Patents
カメラInfo
- Publication number
- JPH1048719A JPH1048719A JP20010696A JP20010696A JPH1048719A JP H1048719 A JPH1048719 A JP H1048719A JP 20010696 A JP20010696 A JP 20010696A JP 20010696 A JP20010696 A JP 20010696A JP H1048719 A JPH1048719 A JP H1048719A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- closing
- film
- lock
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルムカートリッジが装填されるカートリ
ッジ室と、このカートリッジ室内のフィルムの露光を閉
位置において阻止し得るようにカートリッジ室の開口部
に開閉可能に設けられた蓋部材と、この蓋部材の開操作
を行なう開操作部材とを備えたカメラにおいて、通常撮
影を行なっているときには、蓋部材の開操作が禁止され
るようにする。 【解決手段】 開閉操作部材による蓋部材の開操作を禁
止するロック位置と、開閉操作部材による蓋部材の開操
作を許容するロック解除位置との間で移動可能なロック
レバー80を設ける。ロックレバー80は、フィルム巻
戻し時における巻戻し操作部材60の変位移動に連動し
てロック位置からロック解除位置へ移動し、ロック解除
位置に保持される。
ッジ室と、このカートリッジ室内のフィルムの露光を閉
位置において阻止し得るようにカートリッジ室の開口部
に開閉可能に設けられた蓋部材と、この蓋部材の開操作
を行なう開操作部材とを備えたカメラにおいて、通常撮
影を行なっているときには、蓋部材の開操作が禁止され
るようにする。 【解決手段】 開閉操作部材による蓋部材の開操作を禁
止するロック位置と、開閉操作部材による蓋部材の開操
作を許容するロック解除位置との間で移動可能なロック
レバー80を設ける。ロックレバー80は、フィルム巻
戻し時における巻戻し操作部材60の変位移動に連動し
てロック位置からロック解除位置へ移動し、ロック解除
位置に保持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムカートリ
ッジが装填されるカートリッジ室と、このカートリッジ
室の開口部を開閉する蓋部材と、この蓋部材の開操作を
行なう開操作部材とを備えたカメラに関し、特に、蓋部
材を閉位置にロックするロック機構に関する。
ッジが装填されるカートリッジ室と、このカートリッジ
室の開口部を開閉する蓋部材と、この蓋部材の開操作を
行なう開操作部材とを備えたカメラに関し、特に、蓋部
材を閉位置にロックするロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フィルム送出口と、このフィルム
送出口を開閉するための遮光扉とを備えたカートリッジ
本体を有するフィルムカートリッジが提案されている。
このフィルムカートリッジは、遮光扉が閉じているとき
にはフィルムを先端部分までスプールに巻装してカート
リッジ本体内に収容して遮光状態を保ち、遮光扉が開い
たときには上記フィルム送出口からフィルムを出し入れ
できるように構成されている。
送出口を開閉するための遮光扉とを備えたカートリッジ
本体を有するフィルムカートリッジが提案されている。
このフィルムカートリッジは、遮光扉が閉じているとき
にはフィルムを先端部分までスプールに巻装してカート
リッジ本体内に収容して遮光状態を保ち、遮光扉が開い
たときには上記フィルム送出口からフィルムを出し入れ
できるように構成されている。
【0003】一方、このようなフィルムカートリッジを
使用するカメラも本出願人よりエピオンン250Z,3
00Z(商品名)等のエピオンシリーズとして種々提案
されており、この種のカメラは、フィルムカートリッジ
が装填されるカートリッジ室と、カートリッジ室内のフ
ィルムの露光を閉位置において阻止し得るようにカート
リッジ室の開口部に開閉可能に設けられた蓋部材と、こ
の蓋部材の開操作を行なう開操作部材とを備えている。
使用するカメラも本出願人よりエピオンン250Z,3
00Z(商品名)等のエピオンシリーズとして種々提案
されており、この種のカメラは、フィルムカートリッジ
が装填されるカートリッジ室と、カートリッジ室内のフ
ィルムの露光を閉位置において阻止し得るようにカート
リッジ室の開口部に開閉可能に設けられた蓋部材と、こ
の蓋部材の開操作を行なう開操作部材とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種のカメラにおいては、フィルムがカートリッジ本体か
ら出ている状態においても、カメラ使用者が上記開操作
部材による蓋部材の開操作を行なうことが可能なため、
フィルムがカートリッジ本体から出ている状態において
誤って蓋部材を開くことによって、撮影済みフィルムや
未露光フィルムを露光させてしまい、そのフィルムが駄
目になるという問題があった。
種のカメラにおいては、フィルムがカートリッジ本体か
ら出ている状態においても、カメラ使用者が上記開操作
部材による蓋部材の開操作を行なうことが可能なため、
フィルムがカートリッジ本体から出ている状態において
誤って蓋部材を開くことによって、撮影済みフィルムや
未露光フィルムを露光させてしまい、そのフィルムが駄
目になるという問題があった。
【0005】実開平2−21634号および特開平7−
319057号は、この問題を解決する一手法を示して
おり、フィルム巻上げ時に蓋部材をロックし、巻戻し動
作が始まると、フィルム駆動モータの回転を利用してロ
ックを解除するようにしている。
319057号は、この問題を解決する一手法を示して
おり、フィルム巻上げ時に蓋部材をロックし、巻戻し動
作が始まると、フィルム駆動モータの回転を利用してロ
ックを解除するようにしている。
【0006】しかしながら、このような方式では、蓋部
材のロック動作やロック解除動作が安定に行なわれるた
めには、摩擦力が一定して安定していることが重要とな
るが、そのためには部品点数が多くなり、しかも部品の
寸法管理を厳しくしなければならないという欠点があ
る。
材のロック動作やロック解除動作が安定に行なわれるた
めには、摩擦力が一定して安定していることが重要とな
るが、そのためには部品点数が多くなり、しかも部品の
寸法管理を厳しくしなければならないという欠点があ
る。
【0007】上述の事情に鑑み、本発明は、簡単な部品
構成で、通常撮影を行なっているときには蓋部材の開操
作が禁止されるようにしたカメラを提供することを目的
とする。
構成で、通常撮影を行なっているときには蓋部材の開操
作が禁止されるようにしたカメラを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィルムカー
トリッジが装填されるカートリッジ室と、このカートリ
ッジ室内のフィルムの露光を閉位置において阻止し得る
ようにカートリッジ室の開口部に開閉可能に設けられた
蓋部材と、この蓋部材の閉位置での係止を解除する開操
作を行なう開操作部材とを備えたカメラにおいて、フィ
ルムのカートリッジ本体内への巻戻しを制御するスイッ
チを駆動する巻戻し操作部材と、ロック位置とロック解
除位置との間で移動可能に設けられたロック部材とを備
えており、このロック部材は、上記ロック位置では、上
記開操作部材による蓋部材の開操作を禁止し、上記ロッ
ク解除位置では上記開操作部材による蓋部材の開操作を
許容するとともに、巻戻し操作部材の変位移動に連動し
て上記ロック位置から上記ロック解除位置に移動し、こ
のロック解除位置に保持されることを特徴とするもので
ある。
トリッジが装填されるカートリッジ室と、このカートリ
ッジ室内のフィルムの露光を閉位置において阻止し得る
ようにカートリッジ室の開口部に開閉可能に設けられた
蓋部材と、この蓋部材の閉位置での係止を解除する開操
作を行なう開操作部材とを備えたカメラにおいて、フィ
ルムのカートリッジ本体内への巻戻しを制御するスイッ
チを駆動する巻戻し操作部材と、ロック位置とロック解
除位置との間で移動可能に設けられたロック部材とを備
えており、このロック部材は、上記ロック位置では、上
記開操作部材による蓋部材の開操作を禁止し、上記ロッ
ク解除位置では上記開操作部材による蓋部材の開操作を
許容するとともに、巻戻し操作部材の変位移動に連動し
て上記ロック位置から上記ロック解除位置に移動し、こ
のロック解除位置に保持されることを特徴とするもので
ある。
【0009】上記開操作部材は、上記蓋部材を閉位置に
係止する閉操作をも行なう開閉操作部材とすることがで
き、その場合は、上記ロック部材が、上記ロック位置に
おいて開閉操作部材による蓋部材の閉操作のみを許容し
て蓋部材の開操作を禁止するとともに、上記ロック解除
位置において開閉操作部材による蓋部材の閉操作および
開操作の双方を許容するように構成される。
係止する閉操作をも行なう開閉操作部材とすることがで
き、その場合は、上記ロック部材が、上記ロック位置に
おいて開閉操作部材による蓋部材の閉操作のみを許容し
て蓋部材の開操作を禁止するとともに、上記ロック解除
位置において開閉操作部材による蓋部材の閉操作および
開操作の双方を許容するように構成される。
【0010】また、上記蓋部材の閉操作に連動して、開
操作部材が蓋部材の閉位置での係止を解除する位置から
蓋部材を閉位置に係止する位置に移動するように構成す
ることもできる。
操作部材が蓋部材の閉位置での係止を解除する位置から
蓋部材を閉位置に係止する位置に移動するように構成す
ることもできる。
【0011】上記ロック部材は、カートリッジ室内への
フィルムカートリッジの装填に伴って上記ロック解除位
置から上記ロック位置へ復帰することが好ましい。
フィルムカートリッジの装填に伴って上記ロック解除位
置から上記ロック位置へ復帰することが好ましい。
【0012】また、上記カートリッジ本体がフィルム送
出口とこのフィルム送出口を開閉するための遮光扉とを
備えている場合、上記ロック部材は、遮光扉の開閉ドラ
イバを上記ロック位置において係止することによって、
あるいは開操作部材の操作力を遮光扉の開閉ドライバに
伝達する部材を上記ロック位置において係止することに
よって、上記開操作部材による蓋部材の開操作を禁止す
ることができる。
出口とこのフィルム送出口を開閉するための遮光扉とを
備えている場合、上記ロック部材は、遮光扉の開閉ドラ
イバを上記ロック位置において係止することによって、
あるいは開操作部材の操作力を遮光扉の開閉ドライバに
伝達する部材を上記ロック位置において係止することに
よって、上記開操作部材による蓋部材の開操作を禁止す
ることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、開操作部材による蓋部
材の蓋部材の開操作を禁止するロック位置と、開操作部
材による蓋部材の開操作を許容するロック解除位置との
間で移動可能なロック部材が設けられ、このロック部材
が、巻戻し操作部材の変位移動に連動して上記ロック位
置から上記ロック解除位置へ移動し、このロック解除位
置に保持されるように構成されているから、簡単な部品
構成でありながら、極めて安定した動作が得られ、カー
トリッジ室内へフィルムカートリッジを装填して、カー
トリッジ室の蓋部材を閉じた後は、巻戻し操作部材によ
るフィルム巻戻し操作を行なわない限り、開操作部材に
よる蓋部材の開操作が確実に禁止される。したがって、
カートリッジ室内でフィルムがカートリッジ本体から出
ているときに、カメラ使用者が不用意に蓋部材を開いて
フィルムを露光させてしまい、撮影済みのフィルムある
いは未露光フィルムを駄目にするという事故の発生を未
然にかつ確実に防止することができる。
材の蓋部材の開操作を禁止するロック位置と、開操作部
材による蓋部材の開操作を許容するロック解除位置との
間で移動可能なロック部材が設けられ、このロック部材
が、巻戻し操作部材の変位移動に連動して上記ロック位
置から上記ロック解除位置へ移動し、このロック解除位
置に保持されるように構成されているから、簡単な部品
構成でありながら、極めて安定した動作が得られ、カー
トリッジ室内へフィルムカートリッジを装填して、カー
トリッジ室の蓋部材を閉じた後は、巻戻し操作部材によ
るフィルム巻戻し操作を行なわない限り、開操作部材に
よる蓋部材の開操作が確実に禁止される。したがって、
カートリッジ室内でフィルムがカートリッジ本体から出
ているときに、カメラ使用者が不用意に蓋部材を開いて
フィルムを露光させてしまい、撮影済みのフィルムある
いは未露光フィルムを駄目にするという事故の発生を未
然にかつ確実に防止することができる。
【0014】そして、上記ロック部材が、カートリッジ
室内へのフィルムカートリッジの装填に伴って上記ロッ
ク解除位置から上記ロック位置へ復帰するように構成す
ることにより、フィルムカートリッジの未装填のまま蓋
部材を閉じてしまっても、蓋部材の開操作は禁止されな
いから、フィルムカートリッジの未装填状態でも巻戻し
操作部材を操作しないと蓋部材を開くことができないと
いう不都合を回避することができる。
室内へのフィルムカートリッジの装填に伴って上記ロッ
ク解除位置から上記ロック位置へ復帰するように構成す
ることにより、フィルムカートリッジの未装填のまま蓋
部材を閉じてしまっても、蓋部材の開操作は禁止されな
いから、フィルムカートリッジの未装填状態でも巻戻し
操作部材を操作しないと蓋部材を開くことができないと
いう不都合を回避することができる。
【0015】また、上記ロック部材がそのロック位置に
おいて、遮光扉の開閉ドライバを係止することによっ
て、あるいは開操作部材の操作力を上記開閉ドライバに
伝達する部材を係止することによって、開操作部材によ
る蓋部材の開操作を禁止するように構成することによ
り、蓋部材ロック機構が簡単になる利点がある。
おいて、遮光扉の開閉ドライバを係止することによっ
て、あるいは開操作部材の操作力を上記開閉ドライバに
伝達する部材を係止することによって、開操作部材によ
る蓋部材の開操作を禁止するように構成することによ
り、蓋部材ロック機構が簡単になる利点がある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるカメラの実施
の形態を図面に基づいて説明する。
の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】図1は本発明の第1および第2の実施の形
態を実施したカメラの底面および前面を示す斜視図、図
2は同上面および後面を示す斜視図、図3はカートリッ
ジ室の蓋部材を開いた状態を示す斜視図、図4はフィル
ムカートリッジを装填した状態における蓋部材の開操作
部材とエジェクタとを示す要部の概略的斜視図である。
態を実施したカメラの底面および前面を示す斜視図、図
2は同上面および後面を示す斜視図、図3はカートリッ
ジ室の蓋部材を開いた状態を示す斜視図、図4はフィル
ムカートリッジを装填した状態における蓋部材の開操作
部材とエジェクタとを示す要部の概略的斜視図である。
【0018】図1〜図3において、カメラ10は、その
主要部を構成するカメラ本体11(図3参照)と、この
カメラ本体11の前側に取り付けられてカメラ10の前
面を構成する前面カバー7と、カメラ本体11の後側に
取り付けられてカメラ10の後面を構成する後面カバー
8とからなり、前面カバー7の前面には、カメラ10の
上面にまで延設された化粧カバー9が取り付けられ、こ
の化粧カバー9の上面には、図2から明らかなように、
シャッタボタン14が設けられている。
主要部を構成するカメラ本体11(図3参照)と、この
カメラ本体11の前側に取り付けられてカメラ10の前
面を構成する前面カバー7と、カメラ本体11の後側に
取り付けられてカメラ10の後面を構成する後面カバー
8とからなり、前面カバー7の前面には、カメラ10の
上面にまで延設された化粧カバー9が取り付けられ、こ
の化粧カバー9の上面には、図2から明らかなように、
シャッタボタン14が設けられている。
【0019】また、化粧カバー9の前面には、撮影レン
ズに対し光を入力させる撮影用開口15とファインダ窓
16とが設けられ、これら開口15および窓16は、前
カバー7と化粧カバー9との間に左右方向に摺動自在に
介装された後述するバリヤ40によって開閉されるよう
になっている。そしてバリヤ開閉操作ノブ17が、前面
カバー7の前面の化粧カバー9の下縁に接した位置に形
成されたガイド溝7aに沿って左右方向にスライド可能
に設けられている。後面カバー8には、ファインダの接
眼窓18が設けられ、さらにフィルム巻戻し操作ノブ1
9が左右方向にスライド可能に設けられている。
ズに対し光を入力させる撮影用開口15とファインダ窓
16とが設けられ、これら開口15および窓16は、前
カバー7と化粧カバー9との間に左右方向に摺動自在に
介装された後述するバリヤ40によって開閉されるよう
になっている。そしてバリヤ開閉操作ノブ17が、前面
カバー7の前面の化粧カバー9の下縁に接した位置に形
成されたガイド溝7aに沿って左右方向にスライド可能
に設けられている。後面カバー8には、ファインダの接
眼窓18が設けられ、さらにフィルム巻戻し操作ノブ1
9が左右方向にスライド可能に設けられている。
【0020】カメラ本体11は、図3に示すように、そ
の底面角部にカートリッジ室12を備えている。カート
リッジ室12の開口部には、蓋部材13が開閉自在に枢
支され、この蓋部材13は、図4に示すような細長い板
状の開閉操作部材20により閉位置に係止されるように
なっている。
の底面角部にカートリッジ室12を備えている。カート
リッジ室12の開口部には、蓋部材13が開閉自在に枢
支され、この蓋部材13は、図4に示すような細長い板
状の開閉操作部材20により閉位置に係止されるように
なっている。
【0021】開閉操作部材20は、その中間部に形成さ
れた軸孔20cがカメラ本体11の底面に突設された軸
部材(図示は省略)に遊嵌されて回動自在に枢支されて
おり、その一端部には突起状の操作ノブ20bを備え、
反対側にキー部20aを備えている。開閉操作部材20
は、後面カバー8からカメラ本体11の底面上に延設さ
れた板部8aによって覆われている。また、後面カバー
8には、開閉操作部材20の操作ノブ20bが外部に臨
む位置に、この操作ノブ20bを移動可能にする円弧状
のガイド溝8bが形成されている。そして、操作ノブ2
0aをカメラ10の前面方向に移動することにより、開
閉操作部材20のキー部20aが蓋部材13の枢支部側
とは反対側の縁部13cの壁に鉤状に設けられている係
止部13aに係合して、蓋部材13を閉位置に係止する
ようになっている。
れた軸孔20cがカメラ本体11の底面に突設された軸
部材(図示は省略)に遊嵌されて回動自在に枢支されて
おり、その一端部には突起状の操作ノブ20bを備え、
反対側にキー部20aを備えている。開閉操作部材20
は、後面カバー8からカメラ本体11の底面上に延設さ
れた板部8aによって覆われている。また、後面カバー
8には、開閉操作部材20の操作ノブ20bが外部に臨
む位置に、この操作ノブ20bを移動可能にする円弧状
のガイド溝8bが形成されている。そして、操作ノブ2
0aをカメラ10の前面方向に移動することにより、開
閉操作部材20のキー部20aが蓋部材13の枢支部側
とは反対側の縁部13cの壁に鉤状に設けられている係
止部13aに係合して、蓋部材13を閉位置に係止する
ようになっている。
【0022】このカメラ10に用いられるフィルムカー
トリッジ1は、図4に示すように、樹脂成型品による分
割ケースの接合で構成されるカートリッジ本体2の内部
に配設されたスプール3にフィルム(図示せず)を先端
部分までロール状に巻き付けて収納したものである。カ
ートリッジ本体2の側面には、スリット状のフィルム送
出口4が形成され、フィルム送出口4の内部にはこの送
出口4を開閉する遮光扉5が回動自在に軸支されてい
る。
トリッジ1は、図4に示すように、樹脂成型品による分
割ケースの接合で構成されるカートリッジ本体2の内部
に配設されたスプール3にフィルム(図示せず)を先端
部分までロール状に巻き付けて収納したものである。カ
ートリッジ本体2の側面には、スリット状のフィルム送
出口4が形成され、フィルム送出口4の内部にはこの送
出口4を開閉する遮光扉5が回動自在に軸支されてい
る。
【0023】この遮光扉5の軸はスプール3と平行に回
転自在に設けられ、カートリッジ室12の奥に挿入され
るカートリッジ本体2の端面に露呈する軸端5aには、
その開閉駆動のための切欠き5bが設けられ、この軸端
5aにカートリッジ室12の奥部に設置された遮光扉開
閉用ドライバ30(図6参照)が係合して開閉作動され
る。一方、カートリッジ室12の奥に挿入される端面に
露呈するスプール3の軸端部3aにはキー溝3bが形成
され、このキー溝3bに、カートリッジ室12の奥部に
設置されたスプール駆動部材(図示は省略)が係合し
て、このスプール駆動部材にギアトレーンを介して連結
されたモータによるフィルムの送り出し、巻き戻しが行
われるように構成されている。
転自在に設けられ、カートリッジ室12の奥に挿入され
るカートリッジ本体2の端面に露呈する軸端5aには、
その開閉駆動のための切欠き5bが設けられ、この軸端
5aにカートリッジ室12の奥部に設置された遮光扉開
閉用ドライバ30(図6参照)が係合して開閉作動され
る。一方、カートリッジ室12の奥に挿入される端面に
露呈するスプール3の軸端部3aにはキー溝3bが形成
され、このキー溝3bに、カートリッジ室12の奥部に
設置されたスプール駆動部材(図示は省略)が係合し
て、このスプール駆動部材にギアトレーンを介して連結
されたモータによるフィルムの送り出し、巻き戻しが行
われるように構成されている。
【0024】また、上記カートリッジ室12には、図4
に示すように、内部に装填されているカートリッジ1を
蓋部材13の開時に所定量持ち上げるエジェクタ21が
設置されている。このエジェクタ21は、カートリッジ
室12のカートリッジ挿入空間の側方の位置で、フィル
ムカートリッジ1の軸線方向(カメラ10の上下方向)
に延長して配設され、奥部側の一端部には屈折形成され
た係止片21aを有するとともに、他端部はカートリッ
ジ室12の開口部に臨んで設けられ、この他端部の端面
21bには、図3に示すように蓋部材13に突設された
押圧片13bが当接可能になっている。さらに、上記エ
ジェクタ21はエジェクトスプリング22によって突出
方向に付勢され、その上昇位置では、カメラ本体11に
形成されたストッパ(図示は省略)にエジェクタ21の
他端部の端面21bが当接して停止するように構成され
ている。
に示すように、内部に装填されているカートリッジ1を
蓋部材13の開時に所定量持ち上げるエジェクタ21が
設置されている。このエジェクタ21は、カートリッジ
室12のカートリッジ挿入空間の側方の位置で、フィル
ムカートリッジ1の軸線方向(カメラ10の上下方向)
に延長して配設され、奥部側の一端部には屈折形成され
た係止片21aを有するとともに、他端部はカートリッ
ジ室12の開口部に臨んで設けられ、この他端部の端面
21bには、図3に示すように蓋部材13に突設された
押圧片13bが当接可能になっている。さらに、上記エ
ジェクタ21はエジェクトスプリング22によって突出
方向に付勢され、その上昇位置では、カメラ本体11に
形成されたストッパ(図示は省略)にエジェクタ21の
他端部の端面21bが当接して停止するように構成され
ている。
【0025】上記エジェクタ21の係止片21aには、
図5に示すように、後述するシャッタロック機構に連係
される解除ピン25を突設した板体26が、解除ピン2
5を係止片21aに摺動可能に挿通させた態様でカート
リッジ室12の開口部側(図4,図5の下側)に組み付
けられている。したがって、エジェクタ21は、カート
リッジ室12内に装填されているカートリッジ1を蓋部
材13の開時に板体26を介して所定量持ち上げること
になる。
図5に示すように、後述するシャッタロック機構に連係
される解除ピン25を突設した板体26が、解除ピン2
5を係止片21aに摺動可能に挿通させた態様でカート
リッジ室12の開口部側(図4,図5の下側)に組み付
けられている。したがって、エジェクタ21は、カート
リッジ室12内に装填されているカートリッジ1を蓋部
材13の開時に板体26を介して所定量持ち上げること
になる。
【0026】解除ピン25はエジェクタ21の移動方向
に平行な軸線を有し、その周面の一側に凹部25aを備
えている。そして、フィルムカートリッジ1がカートリ
ッジ室12内に装填されて蓋部材13が閉じられたと
き、板体26がカートリッジ本体2の端面に当接するこ
とにより、解除ピン25がカメラ本体11の上面から突
出して、後述するシャッタロック機構に連係されるよう
になっている。また、解除ピン25がエジェクタ21の
係止片21aから抜け出ないようにするために、エジェ
クタ21の内側には、上記板体26に当接し得る抜け止
め突起27が係止片21aから所定距離だけ離れた位置
に形成されている。
に平行な軸線を有し、その周面の一側に凹部25aを備
えている。そして、フィルムカートリッジ1がカートリ
ッジ室12内に装填されて蓋部材13が閉じられたと
き、板体26がカートリッジ本体2の端面に当接するこ
とにより、解除ピン25がカメラ本体11の上面から突
出して、後述するシャッタロック機構に連係されるよう
になっている。また、解除ピン25がエジェクタ21の
係止片21aから抜け出ないようにするために、エジェ
クタ21の内側には、上記板体26に当接し得る抜け止
め突起27が係止片21aから所定距離だけ離れた位置
に形成されている。
【0027】図6は、開閉操作部材20による蓋部材1
3を閉位置に係止する操作および係止解除操作に機械的
に連動して、遮光扉5を開位置および閉位置に回動する
遮光扉開閉機構の一例を示す分解斜視図である。
3を閉位置に係止する操作および係止解除操作に機械的
に連動して、遮光扉5を開位置および閉位置に回動する
遮光扉開閉機構の一例を示す分解斜視図である。
【0028】図6において、開閉操作部材20の先端に
は、扇形のギア部20bがキー部20aに隣接して設け
られている。このギア部20bにはギア31が常時噛合
しており、ギア31の上方に、縦軸32を介してギア3
1と一体に回転するように二段ギア33が設けられ、こ
の二段ギア33の下側の全周に亘る歯部33aの上部に
は、その外周の所定位置に、遮光扉5の開閉用ドライバ
30を駆動するための部分ギア34と、後述する蓋部材
ロックレバー80(ロック部材)の係止爪80bに係合
する円弧状のカム部75とが一体に形成されている。な
お、図示ならびに詳細説明は省略するが、開閉操作部材
20による蓋部材13を閉位置に係止する操作および係
止解除操作に連動してフィルムカートリッジ1の状態表
示を切り換えるために、二段ギア33の下側の歯部33
aはギア列を介して上述のスプール駆動部材に連結され
るようになっている。
は、扇形のギア部20bがキー部20aに隣接して設け
られている。このギア部20bにはギア31が常時噛合
しており、ギア31の上方に、縦軸32を介してギア3
1と一体に回転するように二段ギア33が設けられ、こ
の二段ギア33の下側の全周に亘る歯部33aの上部に
は、その外周の所定位置に、遮光扉5の開閉用ドライバ
30を駆動するための部分ギア34と、後述する蓋部材
ロックレバー80(ロック部材)の係止爪80bに係合
する円弧状のカム部75とが一体に形成されている。な
お、図示ならびに詳細説明は省略するが、開閉操作部材
20による蓋部材13を閉位置に係止する操作および係
止解除操作に連動してフィルムカートリッジ1の状態表
示を切り換えるために、二段ギア33の下側の歯部33
aはギア列を介して上述のスプール駆動部材に連結され
るようになっている。
【0029】遮光扉5の開閉用ドライバ30は、カメラ
本体11の内部フレームに回動自在に支持され、その上
端には上記部分ギア34に噛合可能な部分ギア35が設
けられるとともに、この部分ギア35にアーム36が一
体に設けられている。アーム36の先端には軸37が立
設され、遮光扉開閉用ドライバ30にトグル動作を与え
るために、バネ部材38の一端に形成されたループ部3
8aがピン37に枢着されている。バネ部材38の他端
のループ部38bは、内部フレームに固設されたピン3
9に枢着されている。
本体11の内部フレームに回動自在に支持され、その上
端には上記部分ギア34に噛合可能な部分ギア35が設
けられるとともに、この部分ギア35にアーム36が一
体に設けられている。アーム36の先端には軸37が立
設され、遮光扉開閉用ドライバ30にトグル動作を与え
るために、バネ部材38の一端に形成されたループ部3
8aがピン37に枢着されている。バネ部材38の他端
のループ部38bは、内部フレームに固設されたピン3
9に枢着されている。
【0030】そして、開閉操作部材20の操作により、
部分ギア34,35同士が噛合して、遮光扉開閉用ドラ
イバ30がバネ部材38のトグル作用で遮光扉5を閉じ
る位置または遮光扉5を開く位置に回動され、かつバネ
部材38の付勢力および図示しないストッパの作用で、
ドライバ30は遮光扉5を閉じる位置または遮光扉5を
開く位置に安定に保持される。
部分ギア34,35同士が噛合して、遮光扉開閉用ドラ
イバ30がバネ部材38のトグル作用で遮光扉5を閉じ
る位置または遮光扉5を開く位置に回動され、かつバネ
部材38の付勢力および図示しないストッパの作用で、
ドライバ30は遮光扉5を閉じる位置または遮光扉5を
開く位置に安定に保持される。
【0031】図7および図8は、前面カバー7の要部を
裏面側から見た図で、図7はバリヤ開閉操作ノブ17を
操作してバリヤ40を開いた状態を示し、図8(図1も
同様)はバリヤ40を閉じた状態を示す。
裏面側から見た図で、図7はバリヤ開閉操作ノブ17を
操作してバリヤ40を開いた状態を示し、図8(図1も
同様)はバリヤ40を閉じた状態を示す。
【0032】平坦な板材よりなるバリヤ40は、前面カ
バー7と化粧カバー9とが重なり合う部分に設けられた
撮影用開口15およびファインダ窓16を開閉する機能
を有する。バリヤ40は、左右方向に摺動可能に前面カ
バー7と化粧カバー9との間に介装されて、このバリヤ
40の下端部に固定されて前面カバー7の前面のガイド
溝7aからに突出するバリヤ開閉操作ノブ17によって
開閉されるようになっている。バリヤ40は撮影用開口
15よりも小面積の撮影用窓41を備え、図7に示す開
時には、この窓41が開口15の中央に位置して撮影レ
ンズへの光の入射を可能にするとともに、ファインダ窓
16が開放される。バリヤ40には、後述するシャッタ
ロック機構と連係する係合縁部42がシャッタボタン1
4の下方に形成されている。
バー7と化粧カバー9とが重なり合う部分に設けられた
撮影用開口15およびファインダ窓16を開閉する機能
を有する。バリヤ40は、左右方向に摺動可能に前面カ
バー7と化粧カバー9との間に介装されて、このバリヤ
40の下端部に固定されて前面カバー7の前面のガイド
溝7aからに突出するバリヤ開閉操作ノブ17によって
開閉されるようになっている。バリヤ40は撮影用開口
15よりも小面積の撮影用窓41を備え、図7に示す開
時には、この窓41が開口15の中央に位置して撮影レ
ンズへの光の入射を可能にするとともに、ファインダ窓
16が開放される。バリヤ40には、後述するシャッタ
ロック機構と連係する係合縁部42がシャッタボタン1
4の下方に形成されている。
【0033】さらに、バリヤ40と前面カバー7との間
には、バリヤ40を開位置(図7)および閉位置(図
8)にそれぞれクリックストップさせるための係止機構
が設けられている。この係止機構は、左右方向に所定の
間隔を保ってバリヤ40に突設された突起43A,43
Bと、これら突起43A,43Bを左右方向に案内すべ
く前面カバー7に形成されたガイド溝44と、この溝4
4の左右端に向かってそれぞれ延設された弾性アーム4
5A,45Bとからなり、弾性アーム45A,45Bの
先端にガイド溝44に臨む膨出部46がそれぞれ形成さ
れている。
には、バリヤ40を開位置(図7)および閉位置(図
8)にそれぞれクリックストップさせるための係止機構
が設けられている。この係止機構は、左右方向に所定の
間隔を保ってバリヤ40に突設された突起43A,43
Bと、これら突起43A,43Bを左右方向に案内すべ
く前面カバー7に形成されたガイド溝44と、この溝4
4の左右端に向かってそれぞれ延設された弾性アーム4
5A,45Bとからなり、弾性アーム45A,45Bの
先端にガイド溝44に臨む膨出部46がそれぞれ形成さ
れている。
【0034】したがって、バリヤ40がその移動範囲の
終端付近に達すると、バリヤ40の突起43A,43B
がそれぞれ弾性アーム45A,45Bを撓ませながら膨
出部46を乗り越えた後、弾性アーム45A,45Bが
原状態に復帰することによってクリックストップされ、
図7の状態では、右方の突起43Aが弾性アーム45A
の先端部とガイド溝44の右端との間に挾着されて係止
され、図8の状態では、左方の突起43Bが弾性アーム
45Bの先端部とガイド溝44の左端との間に挾着され
て係止されるようになっている。
終端付近に達すると、バリヤ40の突起43A,43B
がそれぞれ弾性アーム45A,45Bを撓ませながら膨
出部46を乗り越えた後、弾性アーム45A,45Bが
原状態に復帰することによってクリックストップされ、
図7の状態では、右方の突起43Aが弾性アーム45A
の先端部とガイド溝44の右端との間に挾着されて係止
され、図8の状態では、左方の突起43Bが弾性アーム
45Bの先端部とガイド溝44の左端との間に挾着され
て係止されるようになっている。
【0035】シャッタボタン14は化粧カバー9の上面
の下側に密着する前面カバー7の部分と一体に形成され
た弾性片47の先端に設けられ、シャッタボタン14を
押圧すると、弾性片47がその基端47aを中心に下方
へ撓ませられ、シャッタボタン14を離すと弾性片47
の弾性により原状態に復帰するようになっている。弾性
片47には、フィルム1コマ毎にフィルムの巻き止めを
行なう係止レバー(図示は省略)を作動させるための部
材48が一体に垂設されている。
の下側に密着する前面カバー7の部分と一体に形成され
た弾性片47の先端に設けられ、シャッタボタン14を
押圧すると、弾性片47がその基端47aを中心に下方
へ撓ませられ、シャッタボタン14を離すと弾性片47
の弾性により原状態に復帰するようになっている。弾性
片47には、フィルム1コマ毎にフィルムの巻き止めを
行なう係止レバー(図示は省略)を作動させるための部
材48が一体に垂設されている。
【0036】シャッタボタン14の下面には、図9およ
び図10に示すように、シャッタロック機構と連係する
一対の突起51A,51Bが左右方向に所定の間隔を保
って垂設され、さらにモータ駆動回路に介装されたスイ
ッチを操作するための突縁52が形成されている。
び図10に示すように、シャッタロック機構と連係する
一対の突起51A,51Bが左右方向に所定の間隔を保
って垂設され、さらにモータ駆動回路に介装されたスイ
ッチを操作するための突縁52が形成されている。
【0037】図11は、シャッタロック機構および蓋部
材ロック機構の第1の実施の形態の構成をを示す平面図
である。
材ロック機構の第1の実施の形態の構成をを示す平面図
である。
【0038】カメラ本体11の上面には、後面カバー8
に露出するフィルム巻戻し操作ノブ19(図2参照)と
一体に形成されたフィルム巻戻し操作部材60がカメラ
本体11の後縁に沿って左右方向に摺動可能に設けら
れ、この巻戻し操作部材60からシャッタロック機構と
連係する係合縁部61aを先端に備えたアーム61がカ
メラ10の前面側に向かって延設されている。
に露出するフィルム巻戻し操作ノブ19(図2参照)と
一体に形成されたフィルム巻戻し操作部材60がカメラ
本体11の後縁に沿って左右方向に摺動可能に設けら
れ、この巻戻し操作部材60からシャッタロック機構と
連係する係合縁部61aを先端に備えたアーム61がカ
メラ10の前面側に向かって延設されている。
【0039】フィルム巻戻し操作部材60は、フィルム
巻戻し時に、カメラ本体11が備えている種々の機能部
材に作用する作用端部62をその先端(図11の左端)
に備えるとともに、カメラ本体11上に立設されたピン
63によって案内される左右方向に延びるガイド溝60
aと、中央部が図11の上方側に膨出してアーチ状に形
成されて左右方向に延びる弾性部材60bが橋架された
四角形の開口60cとを備えている。そして、開口60
cの弾性部材60bが膨出している側に、カメラ本体1
1上に立設されたピン64が係入していることによっ
て、フィルム巻戻し操作部材60を非操作位置(図1
1)および操作位置(図16)にそれぞれクリックスト
ップさせるための係止機構を構成している。
巻戻し時に、カメラ本体11が備えている種々の機能部
材に作用する作用端部62をその先端(図11の左端)
に備えるとともに、カメラ本体11上に立設されたピン
63によって案内される左右方向に延びるガイド溝60
aと、中央部が図11の上方側に膨出してアーチ状に形
成されて左右方向に延びる弾性部材60bが橋架された
四角形の開口60cとを備えている。そして、開口60
cの弾性部材60bが膨出している側に、カメラ本体1
1上に立設されたピン64が係入していることによっ
て、フィルム巻戻し操作部材60を非操作位置(図1
1)および操作位置(図16)にそれぞれクリックスト
ップさせるための係止機構を構成している。
【0040】また、フィルム巻戻し操作部材60がカメ
ラ本体11の上面からの浮き上がるのを規制するため
に、カメラ10の前面側の側縁部60dの上面には、カ
メラ本体11上に設けられた規制部材65が係合し、カ
メラ10の後面側の側縁部60eの上面には、図12に
示すように、後面カバー8の裏面の上端角部に一体に突
設された規制部材66の下面が係合している。なお、後
面カバー8の裏面には、上記規制部材66の下方位置に
これと連接して突起67が形成されている。この突起6
7は、前述した遮光扉開閉用ドライバ30にトグル動作
を与えるためのバネ部材38の上方に設けられてバネ部
材38の外れを防止するための押え板68の上面に係合
して、押え板68の上方への移動を規制するように作用
する。
ラ本体11の上面からの浮き上がるのを規制するため
に、カメラ10の前面側の側縁部60dの上面には、カ
メラ本体11上に設けられた規制部材65が係合し、カ
メラ10の後面側の側縁部60eの上面には、図12に
示すように、後面カバー8の裏面の上端角部に一体に突
設された規制部材66の下面が係合している。なお、後
面カバー8の裏面には、上記規制部材66の下方位置に
これと連接して突起67が形成されている。この突起6
7は、前述した遮光扉開閉用ドライバ30にトグル動作
を与えるためのバネ部材38の上方に設けられてバネ部
材38の外れを防止するための押え板68の上面に係合
して、押え板68の上方への移動を規制するように作用
する。
【0041】シャッタロック機構は、シャッタボタン1
4の下方にその押し下げ操作を不能にするシャッタレリ
ーズ禁止手段として設けられたシャッタロックレバー5
0を備え、このシャッタロックレバー50は、バリヤ4
0の係合縁部42および巻戻し操作部材60のアーム6
1の係合縁部61aによって作動されるようになってい
る。
4の下方にその押し下げ操作を不能にするシャッタレリ
ーズ禁止手段として設けられたシャッタロックレバー5
0を備え、このシャッタロックレバー50は、バリヤ4
0の係合縁部42および巻戻し操作部材60のアーム6
1の係合縁部61aによって作動されるようになってい
る。
【0042】シャッタロックレバー50は、図13に示
すように、カメラ本体11上に立設された軸53に枢動
自在に軸支され、そのカメラ10の前面側の端部にバリ
ヤ40の係合縁部42に係合する係合端50aを備え、
カメラ10の後面側の端部に、シャッタロックレバー5
0の上面から上方に突出した、平坦な頂面を有するボス
部50bを備えている。また、シャッタロックレバー5
0は、ボス部50bよりも軸53側に寄った位置に、巻
戻し操作部材60のアーム61の係合縁部61aに係合
する係合突起50cを備えている。このシャッタロック
レバー50はバネ部材54によって図11の反時計方向
に付勢されており、上記係合突起50cがバネ部材54
の一端の係止部を兼ねている。バネ部材54の他端は、
カメラ本体11上に立設された係止突起55に係止され
ている。
すように、カメラ本体11上に立設された軸53に枢動
自在に軸支され、そのカメラ10の前面側の端部にバリ
ヤ40の係合縁部42に係合する係合端50aを備え、
カメラ10の後面側の端部に、シャッタロックレバー5
0の上面から上方に突出した、平坦な頂面を有するボス
部50bを備えている。また、シャッタロックレバー5
0は、ボス部50bよりも軸53側に寄った位置に、巻
戻し操作部材60のアーム61の係合縁部61aに係合
する係合突起50cを備えている。このシャッタロック
レバー50はバネ部材54によって図11の反時計方向
に付勢されており、上記係合突起50cがバネ部材54
の一端の係止部を兼ねている。バネ部材54の他端は、
カメラ本体11上に立設された係止突起55に係止され
ている。
【0043】さらにシャッタロックレバー50には、上
記ボス部50b側の端部から側方に延びる弾性アーム5
0dが連接されている。この弾性アーム50dの先端部
には、前述のように、カートリッジ室12にフィルムカ
ートリッジ1が装填されているときに、カメラ本体11
の上面から突出する解除ピン25に係合し得る係合端部
50eと、カメラ本体11上に突設された係止突起28
に係合し得る係合突起50fとが設けられている。
記ボス部50b側の端部から側方に延びる弾性アーム5
0dが連接されている。この弾性アーム50dの先端部
には、前述のように、カートリッジ室12にフィルムカ
ートリッジ1が装填されているときに、カメラ本体11
の上面から突出する解除ピン25に係合し得る係合端部
50eと、カメラ本体11上に突設された係止突起28
に係合し得る係合突起50fとが設けられている。
【0044】シャッタロックレバー50の係合端50a
の上方には、図13に示すように、シャッタロックレバ
ー50が浮き上がって軸53から外れるのを規制するた
めのに規制部材70が近接配置されており、この規制部
材70は、化粧カバー9の裏面に一体に突設されてい
る。
の上方には、図13に示すように、シャッタロックレバ
ー50が浮き上がって軸53から外れるのを規制するた
めのに規制部材70が近接配置されており、この規制部
材70は、化粧カバー9の裏面に一体に突設されてい
る。
【0045】図11は、シャッタロック機構がレリーズ
禁止解除状態にある場合の各部材の位置を示すもので、
バリヤ40は図7に示す開位置にあり、かつ巻戻し操作
部材60が非操作位置にある。そして、バリヤ40の係
合縁部42がシャッタロックレバー50の係合端50a
に係合して、シャッタロックレバー50をバネ部材54
の付勢力に抗して時計方向に回動することにより、シャ
ッタロックレバー50は、そのボス部50bが図10に
示すようにシャッタボタン14の突起51Aと51Bと
の中間の位置PO に位置する中立状態となり、かつバネ
部材54の付勢力によってこの中立位置に保持される。
禁止解除状態にある場合の各部材の位置を示すもので、
バリヤ40は図7に示す開位置にあり、かつ巻戻し操作
部材60が非操作位置にある。そして、バリヤ40の係
合縁部42がシャッタロックレバー50の係合端50a
に係合して、シャッタロックレバー50をバネ部材54
の付勢力に抗して時計方向に回動することにより、シャ
ッタロックレバー50は、そのボス部50bが図10に
示すようにシャッタボタン14の突起51Aと51Bと
の中間の位置PO に位置する中立状態となり、かつバネ
部材54の付勢力によってこの中立位置に保持される。
【0046】したがって、シャッターボタン14の押し
下げが可能になり、レリーズ禁止が解除された状態とな
る。また、この状態においては、シャッタロックレバー
50の弾性アーム50dの係合端部50eおよび係合突
起50fがそれぞれ解除ピン25および係止突起28に
対して非係合状態にある。
下げが可能になり、レリーズ禁止が解除された状態とな
る。また、この状態においては、シャッタロックレバー
50の弾性アーム50dの係合端部50eおよび係合突
起50fがそれぞれ解除ピン25および係止突起28に
対して非係合状態にある。
【0047】なお、シャッタロックレバー50には、こ
の中立状態でのシャッタボタン14の突起51Aとの干
渉を回避するため、突起51Aに対向する位置に逃し穴
50gが形成されている。
の中立状態でのシャッタボタン14の突起51Aとの干
渉を回避するため、突起51Aに対向する位置に逃し穴
50gが形成されている。
【0048】蓋部材ロック機構は、図6に示す二段ギア
33に連係して開閉操作部材20による蓋部材13の開
操作を禁止するロックレバー80を巻戻し操作部材60
の下面側に備えている。このロックレバー80は、カメ
ラ本体11上に立設された軸81に枢動自在に軸支さ
れ、そのカメラ10の前面側の端部に、シャッタロック
レバー50のボス部50bの側面に係合し得る係合端8
0aを備え、カメラ10の後面側の端部に、二段ギア3
3上に突設されたカム部75に係合し得る係止爪80b
を備えている。また、ロックレバー80は、バネ部材8
2によって図11の時計方向に付勢され、かつカメラ本
体11上に立設された係合突起83に当接して、図11
に示す位置(ロック位置)に停止している。上記バネ部
材82の一端はロックレバー80上に立設された係合突
起80cに係止され、バネ部材82の他端は、カメラ本
体11上に立設された係止突起84に係止されている。
33に連係して開閉操作部材20による蓋部材13の開
操作を禁止するロックレバー80を巻戻し操作部材60
の下面側に備えている。このロックレバー80は、カメ
ラ本体11上に立設された軸81に枢動自在に軸支さ
れ、そのカメラ10の前面側の端部に、シャッタロック
レバー50のボス部50bの側面に係合し得る係合端8
0aを備え、カメラ10の後面側の端部に、二段ギア3
3上に突設されたカム部75に係合し得る係止爪80b
を備えている。また、ロックレバー80は、バネ部材8
2によって図11の時計方向に付勢され、かつカメラ本
体11上に立設された係合突起83に当接して、図11
に示す位置(ロック位置)に停止している。上記バネ部
材82の一端はロックレバー80上に立設された係合突
起80cに係止され、バネ部材82の他端は、カメラ本
体11上に立設された係止突起84に係止されている。
【0049】そして、開閉操作部材20が蓋部材13を
閉位置に係止しているときには、図11に示すように、
二段ギア33のカム部75の一端75aが、ロック位置
にあるロックレバー80の係止爪80bの内縁80dに
近接対向していることにより、二段ギア33の時計方向
への回動、すなわち、開閉操作部材20による蓋部材1
3の開操作に伴う回動がロックレバー80によって禁止
され、これによって、開閉操作部材20による蓋部材1
3の開操作が禁止される。
閉位置に係止しているときには、図11に示すように、
二段ギア33のカム部75の一端75aが、ロック位置
にあるロックレバー80の係止爪80bの内縁80dに
近接対向していることにより、二段ギア33の時計方向
への回動、すなわち、開閉操作部材20による蓋部材1
3の開操作に伴う回動がロックレバー80によって禁止
され、これによって、開閉操作部材20による蓋部材1
3の開操作が禁止される。
【0050】一方、蓋部材13の開閉が可能なときに
は、図14(a)に示すように、二段ギア33のカム部
75の他端75bが、ロック位置にあるロックレバー8
0の係止爪80bの曲線をなす外縁80eに近接対向し
ていることにより、開閉操作部材20による蓋部材13
の閉操作に伴い二段ギア33が反時計方向への回動する
と、カム部75の他端75bがロックレバー80の係止
爪80bの外縁80eに係合して、ロックレバー80を
反時計方向に回動させるから、図14(b)に示すよう
に、係止爪80bの先端をカム部75の外周面に摺接さ
せた状態で、二段ギア33が図11に示す位置まで反時
計方向に回動することができる。したがって、ロックレ
バー80が上記ロック位置にあるときには、開閉操作部
材20による蓋部材13の閉操作が許容されることにな
る。
は、図14(a)に示すように、二段ギア33のカム部
75の他端75bが、ロック位置にあるロックレバー8
0の係止爪80bの曲線をなす外縁80eに近接対向し
ていることにより、開閉操作部材20による蓋部材13
の閉操作に伴い二段ギア33が反時計方向への回動する
と、カム部75の他端75bがロックレバー80の係止
爪80bの外縁80eに係合して、ロックレバー80を
反時計方向に回動させるから、図14(b)に示すよう
に、係止爪80bの先端をカム部75の外周面に摺接さ
せた状態で、二段ギア33が図11に示す位置まで反時
計方向に回動することができる。したがって、ロックレ
バー80が上記ロック位置にあるときには、開閉操作部
材20による蓋部材13の閉操作が許容されることにな
る。
【0051】次に、図11に示す状態から、バリヤ開閉
操作ノブ17が操作されて、バリヤ40が図8に示す閉
状態になると、バリヤ40の係合縁部42が図11の左
方に移動してシャッタロックレバー50の係合端50a
との係合が解除されることにより、シャッタロックレバ
ー50はバネ部材54の付勢力によって反時計方向に回
動し、図15に示すように、その係合突起50cが非操
作位置にある巻戻し操作部材60のアーム61の係合縁
部61aに当接した位置で停止する。この状態で、シャ
ッタロックレバー50のボス部50bがシャッタボタン
14の右方の突起51Aの真下位置PA (図10)に移
動して、シャッターボタン14の押し下げを不能にする
から、シャッタレリーズが禁止された状態となる(シャ
ッタロックレバー50の第1のシャッタレリーズ禁止位
置)。この状態においても、シャッタロックレバー50
の弾性アーム50dの係合端部50eおよび係合突起5
0fがそれぞれ解除ピン25および係止突起28に対し
て非係合状態にある。ロックレバー80は、図11に示
すロック位置に保持されたままである。
操作ノブ17が操作されて、バリヤ40が図8に示す閉
状態になると、バリヤ40の係合縁部42が図11の左
方に移動してシャッタロックレバー50の係合端50a
との係合が解除されることにより、シャッタロックレバ
ー50はバネ部材54の付勢力によって反時計方向に回
動し、図15に示すように、その係合突起50cが非操
作位置にある巻戻し操作部材60のアーム61の係合縁
部61aに当接した位置で停止する。この状態で、シャ
ッタロックレバー50のボス部50bがシャッタボタン
14の右方の突起51Aの真下位置PA (図10)に移
動して、シャッターボタン14の押し下げを不能にする
から、シャッタレリーズが禁止された状態となる(シャ
ッタロックレバー50の第1のシャッタレリーズ禁止位
置)。この状態においても、シャッタロックレバー50
の弾性アーム50dの係合端部50eおよび係合突起5
0fがそれぞれ解除ピン25および係止突起28に対し
て非係合状態にある。ロックレバー80は、図11に示
すロック位置に保持されたままである。
【0052】また、図11または図15に示す状態か
ら、巻戻し操作ノブ19が操作されて、フィルム巻戻し
操作部材60が図16に示す巻戻し操作位置に移動する
と、このフィルム巻戻し操作部材60のアーム61の係
合縁部61aがシャッタロックレバー50の係合突起5
0cに当接して、シャッタロックレバー50をバネ部材
54の付勢力に抗して時計方向に回動し、図16に示す
ように、シャッタロックレバー50のボス部50bがシ
ャッタボタン14の左方の突起51Bの真下位置P
B (図10)に移動して、シャッターボタン14の押し
下げを不能にするから、シャッタレリーズが禁止された
状態となる(シャッタロックレバー50の第2のシャッ
タレリーズ禁止位置)。
ら、巻戻し操作ノブ19が操作されて、フィルム巻戻し
操作部材60が図16に示す巻戻し操作位置に移動する
と、このフィルム巻戻し操作部材60のアーム61の係
合縁部61aがシャッタロックレバー50の係合突起5
0cに当接して、シャッタロックレバー50をバネ部材
54の付勢力に抗して時計方向に回動し、図16に示す
ように、シャッタロックレバー50のボス部50bがシ
ャッタボタン14の左方の突起51Bの真下位置P
B (図10)に移動して、シャッターボタン14の押し
下げを不能にするから、シャッタレリーズが禁止された
状態となる(シャッタロックレバー50の第2のシャッ
タレリーズ禁止位置)。
【0053】そして、このときのシャッタロックレバー
50の時計方向への回動に伴い、シャッタロックレバー
50の弾性アーム50dの先端部に形成されている係合
突起50fが、カメラ本体11に立設されている係止突
起28の先端に図17の右方(図16の上方)から当接
する。この場合、図17に示すように、係合突起50f
の弾性アーム50dの先端側の壁面は垂直面であるが弾
性アーム50dの根元側の壁面が傾斜面になっており、
かつこの傾斜面が当接する係止突起28の先端にも傾斜
面が形成されているため、弾性アーム50dの先端部が
図17の上方に撓ませられるから、係合突起50fが係
止突起28を乗り越え、係合突起50fの垂直面と係止
突起28の垂直面とが対向することになる。
50の時計方向への回動に伴い、シャッタロックレバー
50の弾性アーム50dの先端部に形成されている係合
突起50fが、カメラ本体11に立設されている係止突
起28の先端に図17の右方(図16の上方)から当接
する。この場合、図17に示すように、係合突起50f
の弾性アーム50dの先端側の壁面は垂直面であるが弾
性アーム50dの根元側の壁面が傾斜面になっており、
かつこの傾斜面が当接する係止突起28の先端にも傾斜
面が形成されているため、弾性アーム50dの先端部が
図17の上方に撓ませられるから、係合突起50fが係
止突起28を乗り越え、係合突起50fの垂直面と係止
突起28の垂直面とが対向することになる。
【0054】したがって、図16に示す状態からフィル
ム巻戻し操作部材60が非操作位置に戻されても、図1
7および図18に示すように、シャッタロックレバー5
0は、弾性アーム50dの先端部の係合突起50fが係
止突起28により係止されていることにより、図19に
示すように、ボス部50bがシャッタボタン14の左方
の突起51Bの真下位置PB (図10)に位置する上記
第2のシャッタレリーズ禁止位置に保持される。またこ
れに伴って、弾性アーム50dの先端部に設けられてい
る係合端部50eの側縁が、解除ピン25の周面に形成
されている凹部25a内に係入した状態に保持される。
ム巻戻し操作部材60が非操作位置に戻されても、図1
7および図18に示すように、シャッタロックレバー5
0は、弾性アーム50dの先端部の係合突起50fが係
止突起28により係止されていることにより、図19に
示すように、ボス部50bがシャッタボタン14の左方
の突起51Bの真下位置PB (図10)に位置する上記
第2のシャッタレリーズ禁止位置に保持される。またこ
れに伴って、弾性アーム50dの先端部に設けられてい
る係合端部50eの側縁が、解除ピン25の周面に形成
されている凹部25a内に係入した状態に保持される。
【0055】一方、図11または図15に示す状態か
ら、巻戻し操作用ノブ19の操作により、フィルム巻戻
し操作部材60が図16に示す巻戻し操作位置に移動す
るのに伴って、上述のようにシャッタロックレバー50
が図11に示す位置から時計方向へ回動すると、シャッ
タロックレバー50のボス部50bがロックレバー80
の係合端80aに当接することにより、ロックレバー8
0は、図16に示すように、その係止爪80bが二段ギ
ア33のカム部75の回転軌跡外に退避したロック解除
位置まで反時計方向に回動される。したがって、ロック
レバー80がロック解除位置にあるときには、二段ギア
33は時計方向にも反時計方向にも回動可能となり、開
閉操作部材20による蓋部材13の開操作と閉操作との
双方が許容されることになる。
ら、巻戻し操作用ノブ19の操作により、フィルム巻戻
し操作部材60が図16に示す巻戻し操作位置に移動す
るのに伴って、上述のようにシャッタロックレバー50
が図11に示す位置から時計方向へ回動すると、シャッ
タロックレバー50のボス部50bがロックレバー80
の係合端80aに当接することにより、ロックレバー8
0は、図16に示すように、その係止爪80bが二段ギ
ア33のカム部75の回転軌跡外に退避したロック解除
位置まで反時計方向に回動される。したがって、ロック
レバー80がロック解除位置にあるときには、二段ギア
33は時計方向にも反時計方向にも回動可能となり、開
閉操作部材20による蓋部材13の開操作と閉操作との
双方が許容されることになる。
【0056】そして、フィルム巻戻し操作部材60が非
操作位置に戻されても、シャッタロックレバー50は、
図19に示すように、その弾性アーム50dの先端部の
係合突起50fが係止突起28により係止されることに
より、第2のシャッタレリーズ禁止位置に保持されるか
ら、ロックレバー80もロック解除位置に保持されるこ
とになる。
操作位置に戻されても、シャッタロックレバー50は、
図19に示すように、その弾性アーム50dの先端部の
係合突起50fが係止突起28により係止されることに
より、第2のシャッタレリーズ禁止位置に保持されるか
ら、ロックレバー80もロック解除位置に保持されるこ
とになる。
【0057】図20は、フィルム巻戻し操作部材60が
非操作位置に戻された図19の状態における図18のXX
−XX線に沿った拡大断面図である。この場合、カートリ
ッジ室12内にフィルムカートリッジ1が装填され、か
つ蓋部材13が閉じられているので、カートリッジ本体
2の端面によって板体26およびエジェクタ21が押圧
されて、解除ピン25がカメラ本体11上から突出し、
弾性アーム50dの先端部に設けられている係合突起5
0fが係止突起28に係合して、シャッタロックレバー
50が図19に示す位置に係止され、弾性アーム50d
の係合端部50eの側縁が、解除ピン25の周面に形成
されている凹部25a内に係入している。凹部25aの
上部には傾斜面25bが形成され、解除ピン25の平坦
な頂面25cの周囲には抜け止め突起25dが形成され
ている。
非操作位置に戻された図19の状態における図18のXX
−XX線に沿った拡大断面図である。この場合、カートリ
ッジ室12内にフィルムカートリッジ1が装填され、か
つ蓋部材13が閉じられているので、カートリッジ本体
2の端面によって板体26およびエジェクタ21が押圧
されて、解除ピン25がカメラ本体11上から突出し、
弾性アーム50dの先端部に設けられている係合突起5
0fが係止突起28に係合して、シャッタロックレバー
50が図19に示す位置に係止され、弾性アーム50d
の係合端部50eの側縁が、解除ピン25の周面に形成
されている凹部25a内に係入している。凹部25aの
上部には傾斜面25bが形成され、解除ピン25の平坦
な頂面25cの周囲には抜け止め突起25dが形成され
ている。
【0058】この状態で、開閉操作部材20を開操作し
て蓋部材13を開き、フィルムカートリッジ1をカート
リッジ室12内から取り出すと、図21に示すように、
エジェクタ21がエジェクトスプリング22(図4)の
付勢力で下方へ移動するが、その際エジェクタ21に引
かれて下方へ移動する解除ピン25の凹部25aの傾斜
面25bがシャッタロックレバー50の弾性アーム50
dの係合端部50eに当接することにより、弾性アーム
50dが図20の左方に撓ませられて解除ピン25の下
降を許容するから、解除ピン25は図21に示す状態と
なる。この場合、解除ピン25の先端には抜け止め突起
25dが形成されていることにより、解除ピン25がカ
ートリッジ室12内へ落下することはない。
て蓋部材13を開き、フィルムカートリッジ1をカート
リッジ室12内から取り出すと、図21に示すように、
エジェクタ21がエジェクトスプリング22(図4)の
付勢力で下方へ移動するが、その際エジェクタ21に引
かれて下方へ移動する解除ピン25の凹部25aの傾斜
面25bがシャッタロックレバー50の弾性アーム50
dの係合端部50eに当接することにより、弾性アーム
50dが図20の左方に撓ませられて解除ピン25の下
降を許容するから、解除ピン25は図21に示す状態と
なる。この場合、解除ピン25の先端には抜け止め突起
25dが形成されていることにより、解除ピン25がカ
ートリッジ室12内へ落下することはない。
【0059】また、係止突起28によるシャッタロック
レバー50の係止が継続されているから、ロックレバー
80は、図19に示すロック解除位置に保持されたまま
である。
レバー50の係止が継続されているから、ロックレバー
80は、図19に示すロック解除位置に保持されたまま
である。
【0060】次に、図21に示すカートリッジ室12内
にフィルムカートリッジ1が装填されない状態で、カー
トリッジ室12の蓋部材13をエジェクトスプリング2
2の付勢力に抗して閉じると、図22に示すようにエジ
ェクタ21が上昇するから、エジェクタ21に形成され
ている抜け止め突起27が板体26に当接して解除ピン
25を若干押し上げる。しかしこの状態では、解除ピン
25の平坦な頂面25cが弾性アーム50dの係合端部
50eに達せず、係止突起28によるシャッタロックレ
バー50の係止は解除されないから、ロックレバー80
は、依然として図19に示すロック解除位置に保持され
たままであり、開閉操作部材20による蓋部材13の開
操作が許容された状態にあり、蓋部材13を開くことが
できる。
にフィルムカートリッジ1が装填されない状態で、カー
トリッジ室12の蓋部材13をエジェクトスプリング2
2の付勢力に抗して閉じると、図22に示すようにエジ
ェクタ21が上昇するから、エジェクタ21に形成され
ている抜け止め突起27が板体26に当接して解除ピン
25を若干押し上げる。しかしこの状態では、解除ピン
25の平坦な頂面25cが弾性アーム50dの係合端部
50eに達せず、係止突起28によるシャッタロックレ
バー50の係止は解除されないから、ロックレバー80
は、依然として図19に示すロック解除位置に保持され
たままであり、開閉操作部材20による蓋部材13の開
操作が許容された状態にあり、蓋部材13を開くことが
できる。
【0061】一方、図21に示す状態からカートリッジ
室12内にフィルムカートリッジ1を装填して蓋部材1
3を閉じると、カートリッジ本体2の端面が板体26に
当接して解除ピン25を軸方向に押し上げるから、図2
3に示すように、解除ピン25の平坦な頂面25cがシ
ャッタロックレバー50の弾性アーム50dの係合端部
50eの下面に当接して、弾性アーム50dを上方へ撓
ませる。これによって、弾性アーム50dの係合突起5
0fと係止突起28との係合が外れ、シャッタロックレ
バー50の係止が解除され、このときバリヤ40が開状
態にあれば、シャッタロックレバー50はバネ部材54
の付勢力で図11に示すレリーズ禁止解除位置に復帰
し、バリヤ40が閉状態にあれば、シャッタロックレバ
ー50はバネ部材54の付勢力で図15に示す第1のレ
リーズ禁止位置に移動する。
室12内にフィルムカートリッジ1を装填して蓋部材1
3を閉じると、カートリッジ本体2の端面が板体26に
当接して解除ピン25を軸方向に押し上げるから、図2
3に示すように、解除ピン25の平坦な頂面25cがシ
ャッタロックレバー50の弾性アーム50dの係合端部
50eの下面に当接して、弾性アーム50dを上方へ撓
ませる。これによって、弾性アーム50dの係合突起5
0fと係止突起28との係合が外れ、シャッタロックレ
バー50の係止が解除され、このときバリヤ40が開状
態にあれば、シャッタロックレバー50はバネ部材54
の付勢力で図11に示すレリーズ禁止解除位置に復帰
し、バリヤ40が閉状態にあれば、シャッタロックレバ
ー50はバネ部材54の付勢力で図15に示す第1のレ
リーズ禁止位置に移動する。
【0062】また、シャッタロックレバー50の係止解
除に伴い、ロックレバー80は、バネ部材82の付勢力
で図11および図15に示すロック位置に復帰するか
ら、開閉操作部材20による蓋部材13の開操作が禁止
された状態となる。
除に伴い、ロックレバー80は、バネ部材82の付勢力
で図11および図15に示すロック位置に復帰するか
ら、開閉操作部材20による蓋部材13の開操作が禁止
された状態となる。
【0063】以上の説明で、本発明によるカメラの第1
の実施の形態の構成およびその動作が明らかになった
が、本実施の形態によれば、ロックレバー80が、開閉
操作部材20による蓋部材13の閉操作のみ許容して蓋
部材13の開操作を禁止するロック位置と、開閉操作部
材20による蓋部材13の閉操作および開操作の双方を
許容するロック解除位置との間で回動可能に設けられ、
このロックレバー80が、フィルム巻戻し時における巻
戻し操作部材60の変位移動に連動して上記ロック位置
から上記ロック解除位置へ移動し、このロック解除位置
に保持されるように構成されているから、カートリッジ
室12内へフィルムカートリッジ1を装填して、開閉操
作部材20によりカートリッジ室12の蓋部材13の閉
操作を行なった後は、巻戻し操作部材60によるフィル
ム巻戻し操作を行なわない限り、開閉操作部材20によ
る蓋部材13の開操作が禁止される。
の実施の形態の構成およびその動作が明らかになった
が、本実施の形態によれば、ロックレバー80が、開閉
操作部材20による蓋部材13の閉操作のみ許容して蓋
部材13の開操作を禁止するロック位置と、開閉操作部
材20による蓋部材13の閉操作および開操作の双方を
許容するロック解除位置との間で回動可能に設けられ、
このロックレバー80が、フィルム巻戻し時における巻
戻し操作部材60の変位移動に連動して上記ロック位置
から上記ロック解除位置へ移動し、このロック解除位置
に保持されるように構成されているから、カートリッジ
室12内へフィルムカートリッジ1を装填して、開閉操
作部材20によりカートリッジ室12の蓋部材13の閉
操作を行なった後は、巻戻し操作部材60によるフィル
ム巻戻し操作を行なわない限り、開閉操作部材20によ
る蓋部材13の開操作が禁止される。
【0064】したがって、カートリッジ室12内でフィ
ルムがカートリッジ本体2から出ているときに、カメラ
使用者が不用意に蓋部材13を開いてフィルムを露光さ
せてしまい、撮影済みのフィルムあるいは未露光フィル
ムを駄目にするという事故を未然にかつ確実に防ぐこと
ができる。
ルムがカートリッジ本体2から出ているときに、カメラ
使用者が不用意に蓋部材13を開いてフィルムを露光さ
せてしまい、撮影済みのフィルムあるいは未露光フィル
ムを駄目にするという事故を未然にかつ確実に防ぐこと
ができる。
【0065】しかも、本実施の形態においては、ロック
レバー80が、カートリッジ室12内へのフィルムカー
トリッジ1の装填に伴って、バネ部材82の付勢力によ
りロック解除位置からロック位置へ復帰するように構成
されていることにより、フィルムカートリッジ1の未装
填のまま蓋部材13を閉じて開閉操作部材20による蓋
部材13の閉操作を行なっても、蓋部材13の開操作が
禁止されることはない。したがって、フィルムカートリ
ッジ1が未装填でも一旦巻戻し操作部材60を操作しな
いと蓋部材13を開くことができないという不都合を回
避することができる。
レバー80が、カートリッジ室12内へのフィルムカー
トリッジ1の装填に伴って、バネ部材82の付勢力によ
りロック解除位置からロック位置へ復帰するように構成
されていることにより、フィルムカートリッジ1の未装
填のまま蓋部材13を閉じて開閉操作部材20による蓋
部材13の閉操作を行なっても、蓋部材13の開操作が
禁止されることはない。したがって、フィルムカートリ
ッジ1が未装填でも一旦巻戻し操作部材60を操作しな
いと蓋部材13を開くことができないという不都合を回
避することができる。
【0066】また、開閉操作部材20の操作力を遮光扉
の開閉ドライバ30に伝達する部分ギア34を備えた二
段ギア33と一体にカム部75が設けられ、ロックレバ
ー80がそのロック位置においてカム部75に係合して
二段ギア33の時計方向の回動を禁止することによっ
て、開閉操作部材20による蓋部材13の開操作が禁止
される一方、開閉操作部材20による蓋部材13の閉操
作が行なわれるときには、図14に示すように、ロック
レバー80がカム部75に従動してカム部75の回動を
許容するように構成されているから、簡単な機構で蓋部
材ロック機構を構成することができる。
の開閉ドライバ30に伝達する部分ギア34を備えた二
段ギア33と一体にカム部75が設けられ、ロックレバ
ー80がそのロック位置においてカム部75に係合して
二段ギア33の時計方向の回動を禁止することによっ
て、開閉操作部材20による蓋部材13の開操作が禁止
される一方、開閉操作部材20による蓋部材13の閉操
作が行なわれるときには、図14に示すように、ロック
レバー80がカム部75に従動してカム部75の回動を
許容するように構成されているから、簡単な機構で蓋部
材ロック機構を構成することができる。
【0067】さらに、この蓋部材ロック機構がシャッタ
ロック機構と連動させることによって、二重露光の防止
とバリヤ40が完全に開かれていない状態での露光防止
とを併せて行なうことができる。
ロック機構と連動させることによって、二重露光の防止
とバリヤ40が完全に開かれていない状態での露光防止
とを併せて行なうことができる。
【0068】なお、本実施の形態では、解除ピン25が
エジェクタ21に組み付けられているが、解除ピン25
をエジェクタ21とは独立的に設けてもよい。
エジェクタ21に組み付けられているが、解除ピン25
をエジェクタ21とは独立的に設けてもよい。
【0069】また、本実施の形態では、開閉操作部材2
0の操作力を遮光扉開閉用ドライバ30に伝達する部材
である二段ギア33をロックレバー80がロック位置に
おいて係止することにより、開閉操作部材20による蓋
部材13の開操作を禁止するようにしているが、遮光扉
5を開位置に保持している遮光扉開閉用ドライバ30を
ロックレバー80がロック位置において直接係止するこ
とにより、開閉操作部材20による蓋部材13の開操作
を禁止するようにしてもよい。
0の操作力を遮光扉開閉用ドライバ30に伝達する部材
である二段ギア33をロックレバー80がロック位置に
おいて係止することにより、開閉操作部材20による蓋
部材13の開操作を禁止するようにしているが、遮光扉
5を開位置に保持している遮光扉開閉用ドライバ30を
ロックレバー80がロック位置において直接係止するこ
とにより、開閉操作部材20による蓋部材13の開操作
を禁止するようにしてもよい。
【0070】次に、本発明の第2の実施の形態について
図24〜図26を参照して説明する。
図24〜図26を参照して説明する。
【0071】本実施の形態の特徴は、上述した第1の実
施の形態におけるシャッタロックレバー50およびロッ
クレバー80に代え、両ロックレバー50,80の機能
を兼ね備えた単一のロックレバー90を具備している点
にある。そして、このロックレバー90も、シャッタロ
ックレバー50と同様に、図示しないリンク機構を介し
てバリヤ40に連動する作動部材95(図24)と、巻
戻し操作部材60のアーム61の係合縁部61aとによ
って作動されるようになっており、図24は図11に、
図25は図15に、図26は図19にそれぞれ対応して
いる。
施の形態におけるシャッタロックレバー50およびロッ
クレバー80に代え、両ロックレバー50,80の機能
を兼ね備えた単一のロックレバー90を具備している点
にある。そして、このロックレバー90も、シャッタロ
ックレバー50と同様に、図示しないリンク機構を介し
てバリヤ40に連動する作動部材95(図24)と、巻
戻し操作部材60のアーム61の係合縁部61aとによ
って作動されるようになっており、図24は図11に、
図25は図15に、図26は図19にそれぞれ対応して
いる。
【0072】ロックレバー90は、図24に示すよう
に、カメラ本体11上に立設された軸91に枢動自在に
軸支され、軸91よりもカメラ10の前面側にその上面
から上方に突出した平坦な頂面を有するボス部90a
と、巻戻し操作部材60のアーム61の係合縁部61a
に係合する係合突起90cとを備え、軸91に関してボ
ス部90a側とは反対側の端部に、二段ギア33上に突
設されたカム部75に係合する係止爪90bを備えてい
る。また、ロックレバー90は、バネ部材92によって
図24の時計方向に付勢され、このバネ部材92の一端
は係合突起90cに係止され、バネ部材92の他端は、
カメラ本体11上に立設された係止突起93に係止され
ている。
に、カメラ本体11上に立設された軸91に枢動自在に
軸支され、軸91よりもカメラ10の前面側にその上面
から上方に突出した平坦な頂面を有するボス部90a
と、巻戻し操作部材60のアーム61の係合縁部61a
に係合する係合突起90cとを備え、軸91に関してボ
ス部90a側とは反対側の端部に、二段ギア33上に突
設されたカム部75に係合する係止爪90bを備えてい
る。また、ロックレバー90は、バネ部材92によって
図24の時計方向に付勢され、このバネ部材92の一端
は係合突起90cに係止され、バネ部材92の他端は、
カメラ本体11上に立設された係止突起93に係止され
ている。
【0073】さらにロックレバー90には、上記ボス部
90a側の端部から側方に延びる弾性アーム90dが連
接されている。この弾性アーム90dの先端部には、第
1の実施の形態と同様に、カートリッジ室12にフィル
ムカートリッジ1が装填されているときに、カメラ本体
11の上面から突出する解除ピン25に係合し得る係合
端部90eと、カメラ本体11上に突設された係止突起
94に係合し得る係合突起90fとが設けられている。
90a側の端部から側方に延びる弾性アーム90dが連
接されている。この弾性アーム90dの先端部には、第
1の実施の形態と同様に、カートリッジ室12にフィル
ムカートリッジ1が装填されているときに、カメラ本体
11の上面から突出する解除ピン25に係合し得る係合
端部90eと、カメラ本体11上に突設された係止突起
94に係合し得る係合突起90fとが設けられている。
【0074】図24は、シャッタロック機構がレリーズ
禁止解除状態にある場合の各部材の位置を示すもので、
図7に示す開位置にあるバリヤ40に連動する作動部材
95がロックレバー90の軸91よりも係止爪90b側
の縁部に係合して、ロックレバー90をバネ部材92の
付勢力に抗して反時計方向に回動することにより、ロッ
クレバー90は、そのボス部90aが図10に示すよう
にシャッタボタン14の突起51Aと51Bとの中間の
位置PO に位置する中立状態となり、かつバネ部材92
の付勢力によってこの中立位置に保持されている。
禁止解除状態にある場合の各部材の位置を示すもので、
図7に示す開位置にあるバリヤ40に連動する作動部材
95がロックレバー90の軸91よりも係止爪90b側
の縁部に係合して、ロックレバー90をバネ部材92の
付勢力に抗して反時計方向に回動することにより、ロッ
クレバー90は、そのボス部90aが図10に示すよう
にシャッタボタン14の突起51Aと51Bとの中間の
位置PO に位置する中立状態となり、かつバネ部材92
の付勢力によってこの中立位置に保持されている。
【0075】したがって、シャッターボタン14の押し
下げが可能になり、レリーズ禁止が解除された状態とな
る。また、この状態においては、ロックレバー90の弾
性アーム90dの係合端部90eおよび係合突起90f
がそれぞれ解除ピン25および係止突起94に対して非
係合状態にある。
下げが可能になり、レリーズ禁止が解除された状態とな
る。また、この状態においては、ロックレバー90の弾
性アーム90dの係合端部90eおよび係合突起90f
がそれぞれ解除ピン25および係止突起94に対して非
係合状態にある。
【0076】また、ロックレバー90の係止爪90b
は、カム部75を備えた二段ギア33の時計方向への回
動、すなわち開閉操作部材20による蓋部材13の開操
作を禁止し得る第1のロック位置にある。
は、カム部75を備えた二段ギア33の時計方向への回
動、すなわち開閉操作部材20による蓋部材13の開操
作を禁止し得る第1のロック位置にある。
【0077】次に、図24に示す状態から、バリヤ開閉
操作用ノブ17が操作されて、バリヤ40が図8に示す
閉状態になると、作動部材95が左方に移動してロック
レバー90との係合が解除されることにより、ロックレ
バー90はバネ部材92の付勢力によって時計方向に回
動し、図25に示すように、その係合突起90cが非操
作位置にある巻戻し操作部材60のアーム61の係合縁
部61aに当接した位置で停止する。この状態では、ロ
ックレバー90のボス部90aがシャッタボタン14の
右方の突起51Aの真下位置PA (図10)に移動し
て、シャッターボタン14の押し下げを不能にするか
ら、シャッタレリーズが禁止された状態となる(ロック
レバー90の第1のシャッタレリーズ禁止位置)。ま
た、このロックレバー90の時計方向への回動に伴っ
て、その係止爪90bの二段ギア33のカム部75に対
する相対位置が変化するが、この係止爪90bの位置
は、二段ギア33のカム部75の時計方向への回動、す
なわち開閉操作部材20による蓋部材13の開操作を禁
止し得る第2のロック位置となる。
操作用ノブ17が操作されて、バリヤ40が図8に示す
閉状態になると、作動部材95が左方に移動してロック
レバー90との係合が解除されることにより、ロックレ
バー90はバネ部材92の付勢力によって時計方向に回
動し、図25に示すように、その係合突起90cが非操
作位置にある巻戻し操作部材60のアーム61の係合縁
部61aに当接した位置で停止する。この状態では、ロ
ックレバー90のボス部90aがシャッタボタン14の
右方の突起51Aの真下位置PA (図10)に移動し
て、シャッターボタン14の押し下げを不能にするか
ら、シャッタレリーズが禁止された状態となる(ロック
レバー90の第1のシャッタレリーズ禁止位置)。ま
た、このロックレバー90の時計方向への回動に伴っ
て、その係止爪90bの二段ギア33のカム部75に対
する相対位置が変化するが、この係止爪90bの位置
は、二段ギア33のカム部75の時計方向への回動、す
なわち開閉操作部材20による蓋部材13の開操作を禁
止し得る第2のロック位置となる。
【0078】なお、ロックレバー90の係止爪90bが
上記第1のロック位置にあるときは勿論、上記第2のロ
ック位置にあるときでも、図14と同様に、蓋部材を開
き得る状態から開閉操作部材20による蓋部材13の閉
操作に伴う二段ギア33の反時計方向の回動が許容され
るように、カム部75および係止爪90bの形状が設定
されている。
上記第1のロック位置にあるときは勿論、上記第2のロ
ック位置にあるときでも、図14と同様に、蓋部材を開
き得る状態から開閉操作部材20による蓋部材13の閉
操作に伴う二段ギア33の反時計方向の回動が許容され
るように、カム部75および係止爪90bの形状が設定
されている。
【0079】次に、図24または図25に示す状態か
ら、巻戻し操作ノブ19が操作されて、フィルム巻戻し
操作部材60が図26に仮想線で示す巻戻し操作位置に
移動すると、このフィルム巻戻し操作部材60のアーム
61の係合縁部61aがロックレバー90の係合突起9
0cに当接して、ロックレバー90をバネ部材92の付
勢力に抗して反時計方向に回動し、ロックレバー90の
ボス部90aがシャッタボタン14の左方の突起51B
の真下位置PB (図10)に移動して、シャッターボタ
ン14の押し下げを不能にするから、シャッタレリーズ
が禁止された状態となる(ロックレバー90の第2のシ
ャッタレリーズ禁止位置)。
ら、巻戻し操作ノブ19が操作されて、フィルム巻戻し
操作部材60が図26に仮想線で示す巻戻し操作位置に
移動すると、このフィルム巻戻し操作部材60のアーム
61の係合縁部61aがロックレバー90の係合突起9
0cに当接して、ロックレバー90をバネ部材92の付
勢力に抗して反時計方向に回動し、ロックレバー90の
ボス部90aがシャッタボタン14の左方の突起51B
の真下位置PB (図10)に移動して、シャッターボタ
ン14の押し下げを不能にするから、シャッタレリーズ
が禁止された状態となる(ロックレバー90の第2のシ
ャッタレリーズ禁止位置)。
【0080】そして、このときのロックレバー90の反
時計方向への回動により、その弾性アーム90dの先端
部に形成されている係合突起90fが、カメラ本体11
に立設されている係止突起94の先端に図25の下方か
ら当接する。この場合も、図17に示した構成と同様
に、係合突起90fの弾性アーム90dの先端側の壁面
は垂直面であるが弾性アーム90dの根元側の壁面が傾
斜面になっており、かつこの傾斜面が当接する係止突起
94の先端にも傾斜面が形成されているため、弾性アー
ム90dの先端部が図25の紙面から離れる方向に撓ま
されて係合突起90fが係止突起94を乗り越え、係合
突起90fの垂直面と係止突起94の垂直面とが対向す
ることになる。
時計方向への回動により、その弾性アーム90dの先端
部に形成されている係合突起90fが、カメラ本体11
に立設されている係止突起94の先端に図25の下方か
ら当接する。この場合も、図17に示した構成と同様
に、係合突起90fの弾性アーム90dの先端側の壁面
は垂直面であるが弾性アーム90dの根元側の壁面が傾
斜面になっており、かつこの傾斜面が当接する係止突起
94の先端にも傾斜面が形成されているため、弾性アー
ム90dの先端部が図25の紙面から離れる方向に撓ま
されて係合突起90fが係止突起94を乗り越え、係合
突起90fの垂直面と係止突起94の垂直面とが対向す
ることになる。
【0081】したがって、フィルム巻戻し操作部材60
が非操作位置に戻されても、図26に示すように、ロッ
クレバー90は、弾性アーム90dの先端部の係合突起
90fが係止突起94により係止されていることによ
り、ボス部90aがシャッタボタン14の左方の突起5
1Bの真下位置PB (図10)に位置する第2のシャッ
タレリーズ禁止位置に保持される。また、弾性アーム9
0dの先端部に設けられている係合端部90eの側縁
が、解除ピン25の周面に形成されている凹部25a内
に係入している。
が非操作位置に戻されても、図26に示すように、ロッ
クレバー90は、弾性アーム90dの先端部の係合突起
90fが係止突起94により係止されていることによ
り、ボス部90aがシャッタボタン14の左方の突起5
1Bの真下位置PB (図10)に位置する第2のシャッ
タレリーズ禁止位置に保持される。また、弾性アーム9
0dの先端部に設けられている係合端部90eの側縁
が、解除ピン25の周面に形成されている凹部25a内
に係入している。
【0082】一方、図25に示す状態から、巻戻し操作
ノブ19の操作により、フィルム巻戻し操作部材60が
図26に仮想線で示す巻戻し操作位置に移動するのに伴
って、上述のようにロックレバー90が図25に示す位
置から反時計方向へ回動すると、ロックレバー90の係
止爪90bが二段ギア33のカム部75の回転軌跡外に
退避したロック解除位置に移動し、かつ弾性アーム90
dの先端部の係合突起90fが係止突起94により係止
されていることにより、係止爪90bはロック解除位置
に保持される。したがって、開閉操作部材20による蓋
部材13の開操作と閉操作との双方が許容されることに
なる。
ノブ19の操作により、フィルム巻戻し操作部材60が
図26に仮想線で示す巻戻し操作位置に移動するのに伴
って、上述のようにロックレバー90が図25に示す位
置から反時計方向へ回動すると、ロックレバー90の係
止爪90bが二段ギア33のカム部75の回転軌跡外に
退避したロック解除位置に移動し、かつ弾性アーム90
dの先端部の係合突起90fが係止突起94により係止
されていることにより、係止爪90bはロック解除位置
に保持される。したがって、開閉操作部材20による蓋
部材13の開操作と閉操作との双方が許容されることに
なる。
【0083】以上が本発明の第2の実施の形態の構成お
よびその動作の説明であるが、本実施の形態によって
も、前述した第1の実施の形態と同様の効果が得られ得
ること明らかである。
よびその動作の説明であるが、本実施の形態によって
も、前述した第1の実施の形態と同様の効果が得られ得
ること明らかである。
【0084】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、図27〜図36を参照して説明する。
て、図27〜図36を参照して説明する。
【0085】上述した本発明の第1および第2の実施の
形態においては、蓋部材13の閉位置での係止を解除す
る開操作も、蓋部材13を閉位置に係止する閉操作も、
ともにカメラ使用者による開閉操作部材20の操作によ
って行なわれるように構成されているのに対し、本実施
の形態では、蓋部材109(図27参照)の閉位置での
係止を解除する開操作はカメラ使用者による開操作部材
112(図29参照)の操作によって行なわれ、蓋部材
109を閉位置に係止する場合は、単にカメラ使用者が
蓋部材109の閉じ操作を行なうだけで上記開操作部材
112がバネ部材118の付勢力で回動して、蓋部材1
09を閉位置に係止するように構成されている。
形態においては、蓋部材13の閉位置での係止を解除す
る開操作も、蓋部材13を閉位置に係止する閉操作も、
ともにカメラ使用者による開閉操作部材20の操作によ
って行なわれるように構成されているのに対し、本実施
の形態では、蓋部材109(図27参照)の閉位置での
係止を解除する開操作はカメラ使用者による開操作部材
112(図29参照)の操作によって行なわれ、蓋部材
109を閉位置に係止する場合は、単にカメラ使用者が
蓋部材109の閉じ操作を行なうだけで上記開操作部材
112がバネ部材118の付勢力で回動して、蓋部材1
09を閉位置に係止するように構成されている。
【0086】図27は本発明の第3の実施の形態による
カメラの底面および前面を、カートリッジ室の蓋部材を
開いた状態でフィルムカートリッジとともに示す斜視
図、図28は上記カメラの上面および背面を示す斜視
図、図29は本発明に関連する内部機構の分解斜視図で
ある。
カメラの底面および前面を、カートリッジ室の蓋部材を
開いた状態でフィルムカートリッジとともに示す斜視
図、図28は上記カメラの上面および背面を示す斜視
図、図29は本発明に関連する内部機構の分解斜視図で
ある。
【0087】図27および図28において、カメラ10
0の前面には、撮影レンズ用開口101とファインダ窓
102、ストロボ発光窓103等が設けられ、カメラ1
00の上面にはシャッタボタン104が設けられ、カメ
ラ100の背面には、ファインダの接眼窓105が設け
られさらに、フィルム巻き戻し操作ノブ107が左右方
向にスライド可能に設けられている。
0の前面には、撮影レンズ用開口101とファインダ窓
102、ストロボ発光窓103等が設けられ、カメラ1
00の上面にはシャッタボタン104が設けられ、カメ
ラ100の背面には、ファインダの接眼窓105が設け
られさらに、フィルム巻き戻し操作ノブ107が左右方
向にスライド可能に設けられている。
【0088】カメラ100の底面に設けられたカートリ
ッジ室108の開口部には、蓋部材109が開閉自在に
枢支され、この蓋部材109の閉位置での係止を解除す
る開操作を行なうための開操作部材112に突設された
操作ノブ112aが、カメラ100のカートリッジ室1
08側の側面に前後方向にスライド可能に設けられてい
る。
ッジ室108の開口部には、蓋部材109が開閉自在に
枢支され、この蓋部材109の閉位置での係止を解除す
る開操作を行なうための開操作部材112に突設された
操作ノブ112aが、カメラ100のカートリッジ室1
08側の側面に前後方向にスライド可能に設けられてい
る。
【0089】蓋部材109の内面中央部には、カートリ
ッジ室108内に装填されたフィルムカートリッジ1の
スプール3の軸孔に係入してスプール3を回転自在に支
持し、かつバネ部材(図示は省略)の付勢力でスプール
3を駆動部材側に押圧する押圧部材110が突設され、
蓋部材109の内面周縁部には、前記第1の実施の形態
におけるエジェクタ21と同様のエジェクタ111を押
圧する押圧片109aと、開操作部材112に係合して
蓋部材109が閉位置に係止されるようにする鉤状片1
13とが突設されている。
ッジ室108内に装填されたフィルムカートリッジ1の
スプール3の軸孔に係入してスプール3を回転自在に支
持し、かつバネ部材(図示は省略)の付勢力でスプール
3を駆動部材側に押圧する押圧部材110が突設され、
蓋部材109の内面周縁部には、前記第1の実施の形態
におけるエジェクタ21と同様のエジェクタ111を押
圧する押圧片109aと、開操作部材112に係合して
蓋部材109が閉位置に係止されるようにする鉤状片1
13とが突設されている。
【0090】図29に示すように、上記操作ノブ112
aを外面上に備えた板状の開操作部材112は、カート
リッジ室108の側壁128の外壁面128a上に突設
された軸114に枢動自在に軸支されており、さらにこ
の外壁面128a上には、開操作部材112がカートリ
ッジ室108の蓋部材109の閉位置での係止を解除し
たとき、開操作部材112をその解除位置に係止するた
めの係止片115が、外壁面128a上に突設された軸
116に枢動自在に軸支されている。
aを外面上に備えた板状の開操作部材112は、カート
リッジ室108の側壁128の外壁面128a上に突設
された軸114に枢動自在に軸支されており、さらにこ
の外壁面128a上には、開操作部材112がカートリ
ッジ室108の蓋部材109の閉位置での係止を解除し
たとき、開操作部材112をその解除位置に係止するた
めの係止片115が、外壁面128a上に突設された軸
116に枢動自在に軸支されている。
【0091】また、カートリッジ室108の底壁129
の外壁面129a上には、軸受部129bが設けられ、
この軸受部129bにスプール駆動部材130が回転自
在に軸支されている。このスプール駆動部材130は、
図30に示すように、外周の基端側(図30の上側)に
大径のギア部131aを全周に備えた中空の円筒体より
なる回転部材131と、バネ部材133によってフィル
ムカートリッジ1のスプール3に向かって付勢された態
様で回転部材131内に同軸的に、かつ軸線方向に移動
可能に収容された係合部材132とによって構成されて
いる。
の外壁面129a上には、軸受部129bが設けられ、
この軸受部129bにスプール駆動部材130が回転自
在に軸支されている。このスプール駆動部材130は、
図30に示すように、外周の基端側(図30の上側)に
大径のギア部131aを全周に備えた中空の円筒体より
なる回転部材131と、バネ部材133によってフィル
ムカートリッジ1のスプール3に向かって付勢された態
様で回転部材131内に同軸的に、かつ軸線方向に移動
可能に収容された係合部材132とによって構成されて
いる。
【0092】上記回転部材131の先端側(図30の下
側)には段部131bを介して細径の中空円筒状軸部1
31cが一体に形成されている。そして、回転部材13
1の内部には、ギア部131a側で開口し、かつ軸部1
31c内に底壁面131dを備えた円筒状内部空間が形
成され、軸部131cの外周面には、軸線方向に延びる
スリット131eが軸部131cの内部空間と連通する
態様で形成されている。
側)には段部131bを介して細径の中空円筒状軸部1
31cが一体に形成されている。そして、回転部材13
1の内部には、ギア部131a側で開口し、かつ軸部1
31c内に底壁面131dを備えた円筒状内部空間が形
成され、軸部131cの外周面には、軸線方向に延びる
スリット131eが軸部131cの内部空間と連通する
態様で形成されている。
【0093】上記係合部材132は、回転部材131の
胴部の内周面に接して軸線方向に摺動し得る大径部13
2aと、この大径部132aの一端に同軸的に形成され
て、回転部材131の軸部131cの内周面に接して軸
線方向に摺動し得る小径部132bと、この小径部13
2bの外周面に突設されて回転部材131のスリット1
31e内に緩挿された軸線方向に延びる平板状のキー部
132cとを備えている。このキー部132cは、回転
部材131の軸部131cの外周面から突出して、フィ
ルムカートリッジ1のスプール3の軸孔に形成されたキ
ー溝3b内に係入して、スプール駆動部材130とスプ
ール3との係合が達成される。
胴部の内周面に接して軸線方向に摺動し得る大径部13
2aと、この大径部132aの一端に同軸的に形成され
て、回転部材131の軸部131cの内周面に接して軸
線方向に摺動し得る小径部132bと、この小径部13
2bの外周面に突設されて回転部材131のスリット1
31e内に緩挿された軸線方向に延びる平板状のキー部
132cとを備えている。このキー部132cは、回転
部材131の軸部131cの外周面から突出して、フィ
ルムカートリッジ1のスプール3の軸孔に形成されたキ
ー溝3b内に係入して、スプール駆動部材130とスプ
ール3との係合が達成される。
【0094】また、回転部材131は、スプール駆動部
材130の駆動系を示す図31からも明らかなように、
部分ギア136をギア部131aと同軸的に備えて二段
ギアを構成しており、この部分ギア136は、遮光扉開
閉用ドライバ134に一体に設けられている部分ギア1
35に係合して遮光扉5(図4参照)を開く機能を有す
る。スプール駆動部材130は、ギアトレーン138お
よび139を介してをモータ137に連係され、ギアト
レーン139の最終ギア140が回転部材131のギア
部131aに噛合している。
材130の駆動系を示す図31からも明らかなように、
部分ギア136をギア部131aと同軸的に備えて二段
ギアを構成しており、この部分ギア136は、遮光扉開
閉用ドライバ134に一体に設けられている部分ギア1
35に係合して遮光扉5(図4参照)を開く機能を有す
る。スプール駆動部材130は、ギアトレーン138お
よび139を介してをモータ137に連係され、ギアト
レーン139の最終ギア140が回転部材131のギア
部131aに噛合している。
【0095】カメラ本体106には、カートリッジ室1
08の底壁129の外側に、この底壁129の外壁面1
29aと所定の距離を隔てて平行に配置された押え板1
41が設けられており、この押え板141に上記軸受部
129bと同軸的に取り付けられた軸部材142が回転
部材131の円筒状内部空間内に係入して回転部材13
1を軸支している。そして、上記係合部材132を軸線
方向に付勢するバネ部材133が軸部材142と係合部
材132との間に縮装されている。また、カートリッジ
室108の底壁129の外壁面129a上には、前述し
た本発明の第1の実施に形態における解除ピン25と同
様の構成および機能を有する解除ピン125が軸線方向
に移動可能に突出しており、この解除ピン125の先端
部は押え板141に形成された孔141aを貫通して押
え板141の上面(図29において)に突出している。
08の底壁129の外側に、この底壁129の外壁面1
29aと所定の距離を隔てて平行に配置された押え板1
41が設けられており、この押え板141に上記軸受部
129bと同軸的に取り付けられた軸部材142が回転
部材131の円筒状内部空間内に係入して回転部材13
1を軸支している。そして、上記係合部材132を軸線
方向に付勢するバネ部材133が軸部材142と係合部
材132との間に縮装されている。また、カートリッジ
室108の底壁129の外壁面129a上には、前述し
た本発明の第1の実施に形態における解除ピン25と同
様の構成および機能を有する解除ピン125が軸線方向
に移動可能に突出しており、この解除ピン125の先端
部は押え板141に形成された孔141aを貫通して押
え板141の上面(図29において)に突出している。
【0096】上記押え板141と回転部材131との間
には、中継レバー145が軸部材142の周りで回動可
能に介装されている。また、図29に示すように、上記
押え板141上には軸146が突設され、この軸146
に、前述した本発明の第1の実施に形態におけるシャッ
ターロックレバー50とほぼ同様の構成および機能を有
するロックレバー150が回転自在に軸支されている。
には、中継レバー145が軸部材142の周りで回動可
能に介装されている。また、図29に示すように、上記
押え板141上には軸146が突設され、この軸146
に、前述した本発明の第1の実施に形態におけるシャッ
ターロックレバー50とほぼ同様の構成および機能を有
するロックレバー150が回転自在に軸支されている。
【0097】ロックレバー150には、上記中継レバー
145に選択的に係合して、係合時には中継レバー14
5の回動を阻止する係止ピン147が垂設されており、
ロックレバー150の回動に伴って変位する係止ピン1
47を貫通させる円弧状の開口141bが押え板141
に形成されている。また、前述した本発明の第1の実施
に形態においてシャッタロックレバー50を係止する係
止突起28と同様の機能を有する係止突起148が押え
板141上に突設されている。
145に選択的に係合して、係合時には中継レバー14
5の回動を阻止する係止ピン147が垂設されており、
ロックレバー150の回動に伴って変位する係止ピン1
47を貫通させる円弧状の開口141bが押え板141
に形成されている。また、前述した本発明の第1の実施
に形態においてシャッタロックレバー50を係止する係
止突起28と同様の機能を有する係止突起148が押え
板141上に突設されている。
【0098】さらに、カメラ本体106には、巻き戻し
操作ノブ107と、ロックレバー150に連係する係合
アーム161とを備えたフィルム巻き戻し操作部材16
0が設けられ、さらに、フィルム巻き戻し操作部材16
1の巻き戻し操作によって作動されて、モータ137を
フィルム巻き戻し方向に回転させる巻き戻しスイッチ1
62が設けられている。
操作ノブ107と、ロックレバー150に連係する係合
アーム161とを備えたフィルム巻き戻し操作部材16
0が設けられ、さらに、フィルム巻き戻し操作部材16
1の巻き戻し操作によって作動されて、モータ137を
フィルム巻き戻し方向に回転させる巻き戻しスイッチ1
62が設けられている。
【0099】上記ロックレバー150の構成およびその
動作については、前述の第1の実施の形態と同様である
ので、重複する説明は省略するが、本実施の形態におけ
るカメラ100はバリヤを備えていないために、ロック
レバー150はシャッターレリーズを許容する第1の位
置から、フィルム巻き戻し操作部材160によるフィル
ム巻き戻し操作に連動して、シャッターレリーズを禁止
する第2の位置まで回動して、係止突起148によって
第2の位置に保持されるように構成されている。そし
て、ロックレバー150が上記第1の位置にあるとき
に、ロックレバー150が備えている係止ピン147が
上記中継レバー145に係合して、開操作部材112に
よる蓋部材109の開操作を禁止し、ロックレバー15
0が上記第2の位置に保持されたときに、開操作部材1
12による蓋部材109の開操作を許容するように構成
されている。
動作については、前述の第1の実施の形態と同様である
ので、重複する説明は省略するが、本実施の形態におけ
るカメラ100はバリヤを備えていないために、ロック
レバー150はシャッターレリーズを許容する第1の位
置から、フィルム巻き戻し操作部材160によるフィル
ム巻き戻し操作に連動して、シャッターレリーズを禁止
する第2の位置まで回動して、係止突起148によって
第2の位置に保持されるように構成されている。そし
て、ロックレバー150が上記第1の位置にあるとき
に、ロックレバー150が備えている係止ピン147が
上記中継レバー145に係合して、開操作部材112に
よる蓋部材109の開操作を禁止し、ロックレバー15
0が上記第2の位置に保持されたときに、開操作部材1
12による蓋部材109の開操作を許容するように構成
されている。
【0100】次に、上記開操作部材112および上記中
継レバー145の詳細な構成および開操作部材112に
よるカートリッジ室108の蓋部材109の開操作につ
いて、図32〜図35を参照して説明する。なお、図3
2〜図35において、各図の左方は、カートリッジ室1
08の側壁128の外壁面128aが紙面と平行となる
ようにして開操作部材112を示す側面図であり、各図
の右方は、カートリッジ室108の底壁129の外壁面
129aが紙面と平行となるようにして中継レバー14
5を示す底面図である。
継レバー145の詳細な構成および開操作部材112に
よるカートリッジ室108の蓋部材109の開操作につ
いて、図32〜図35を参照して説明する。なお、図3
2〜図35において、各図の左方は、カートリッジ室1
08の側壁128の外壁面128aが紙面と平行となる
ようにして開操作部材112を示す側面図であり、各図
の右方は、カートリッジ室108の底壁129の外壁面
129aが紙面と平行となるようにして中継レバー14
5を示す底面図である。
【0101】図32は、開操作部材112が蓋部材10
9を閉位置に係止している状態を示す。操作ノブ112
aを備えて軸114に回動自在に軸支された開操作部材
112は、その一端に、蓋部材109が備えている鉤状
片113の凸部113aに係合して鉤状片113を係止
する係止爪112bと、軸116に枢動自在に軸支され
た係止片115の係止爪115aに係合する凸部112
cと、バネ部材118の一端が係着されたアーム部11
2dとを備えている。バネ部材118の他端は、外壁面
128a上に突設されたピン117に係着されて、開操
作部材112を軸114の周りで時計方向に付勢されて
いる。開操作部材112の他端には、中継レバー145
に連結される球状部112eが突設されている。
9を閉位置に係止している状態を示す。操作ノブ112
aを備えて軸114に回動自在に軸支された開操作部材
112は、その一端に、蓋部材109が備えている鉤状
片113の凸部113aに係合して鉤状片113を係止
する係止爪112bと、軸116に枢動自在に軸支され
た係止片115の係止爪115aに係合する凸部112
cと、バネ部材118の一端が係着されたアーム部11
2dとを備えている。バネ部材118の他端は、外壁面
128a上に突設されたピン117に係着されて、開操
作部材112を軸114の周りで時計方向に付勢されて
いる。開操作部材112の他端には、中継レバー145
に連結される球状部112eが突設されている。
【0102】なお、本実施の形態では、カートリッジ室
108内にフィルムカートリッジ1が装填されて、蓋部
材109が閉じられた後、モータ137がフィルム巻き
戻し方向に短時間回転して遮光扉開閉用ドライバ134
を回動し、遮光扉5を開くように構成されているので、
そのためのスイッチの接片121が開操作部材112上
に設けられている。
108内にフィルムカートリッジ1が装填されて、蓋部
材109が閉じられた後、モータ137がフィルム巻き
戻し方向に短時間回転して遮光扉開閉用ドライバ134
を回動し、遮光扉5を開くように構成されているので、
そのためのスイッチの接片121が開操作部材112上
に設けられている。
【0103】開操作部材112を蓋部材係止解除位置に
係止する係止片115は、バネ部材120により軸11
6の周りで時計方向に付勢され、その係止爪115a
が、図35に示すように、開操作部材112の凸部11
2cと係合してを蓋部材109の係止解除位置に保持す
る機能を有するものであるが、図32の状態では、係止
片115に軸116に関して係止爪115a側とは反対
側に設けられた凸部115bが、蓋部材109に設けら
れている鉤状片113の作用面113bに押されて反時
計方向に回動され、係止爪115aは開操作部材112
に対して非係合状態にある。
係止する係止片115は、バネ部材120により軸11
6の周りで時計方向に付勢され、その係止爪115a
が、図35に示すように、開操作部材112の凸部11
2cと係合してを蓋部材109の係止解除位置に保持す
る機能を有するものであるが、図32の状態では、係止
片115に軸116に関して係止爪115a側とは反対
側に設けられた凸部115bが、蓋部材109に設けら
れている鉤状片113の作用面113bに押されて反時
計方向に回動され、係止爪115aは開操作部材112
に対して非係合状態にある。
【0104】一方、中継レバー145は、その一側に開
操作部材112の球状部112eを挟持する二又部14
5aを備え、他側に、遮光扉開閉用ドライバ134に向
かって延びるアーム145bを備えている。このアーム
145bは紙面に向かう方向に弾性を有するとともに、
先端部に係止ピン147と係合する係合突起146を備
えている。この係合突起146の図32の右側の側面
は、係止ピン147の周面に当接する垂直な係合面14
6aとなっており、かつこの係合面146aから図32
の左側に向かって高さが低くなる傾斜面が形成されてい
る。
操作部材112の球状部112eを挟持する二又部14
5aを備え、他側に、遮光扉開閉用ドライバ134に向
かって延びるアーム145bを備えている。このアーム
145bは紙面に向かう方向に弾性を有するとともに、
先端部に係止ピン147と係合する係合突起146を備
えている。この係合突起146の図32の右側の側面
は、係止ピン147の周面に当接する垂直な係合面14
6aとなっており、かつこの係合面146aから図32
の左側に向かって高さが低くなる傾斜面が形成されてい
る。
【0105】遮光扉開閉用ドライバ134は、カメラ本
体106に回転自在に軸支され、かつ図6の遮光扉開閉
用ドライバ30と同様に、回転軸線に関して部分ギア1
35とは反対側のアーム部にピン134aが立設され、
このピン134aに、遮光扉開閉用ドライバ134にト
グル動作を与えるためのバネ部材155の一端が枢着さ
れている。バネ部材155の他端はカメラ本体106の
固設されたピン156に枢着されている。
体106に回転自在に軸支され、かつ図6の遮光扉開閉
用ドライバ30と同様に、回転軸線に関して部分ギア1
35とは反対側のアーム部にピン134aが立設され、
このピン134aに、遮光扉開閉用ドライバ134にト
グル動作を与えるためのバネ部材155の一端が枢着さ
れている。バネ部材155の他端はカメラ本体106の
固設されたピン156に枢着されている。
【0106】さらに、遮光扉開閉用ドライバ134に
は、中継レバー145のアーム145bの基端部に係合
し得るピン134bが回転軸線に関して部分ギア135
と同一側に立設されている。そして、図32に示す状態
では、遮光扉開閉用ドライバ134がバネ部材155の
付勢力と図示しないストッパとにより遮光扉5を開位置
に安定に保持しており、かつ遮光扉開閉用ドライバ13
4の部分ギア135は、スプール駆動部材130の回転
部材131に設けられている部分ギア136の回転軌跡
外に位置している。
は、中継レバー145のアーム145bの基端部に係合
し得るピン134bが回転軸線に関して部分ギア135
と同一側に立設されている。そして、図32に示す状態
では、遮光扉開閉用ドライバ134がバネ部材155の
付勢力と図示しないストッパとにより遮光扉5を開位置
に安定に保持しており、かつ遮光扉開閉用ドライバ13
4の部分ギア135は、スプール駆動部材130の回転
部材131に設けられている部分ギア136の回転軌跡
外に位置している。
【0107】上記ロックレバー150に垂設されている
係止ピン147は、ロックレバー150がシャッターレ
リーズを許容する第1の位置にあるとき、図32に仮想
線で示す中継レバー145のアーム145bに設けられ
ている係合突起146に係合する位置にあって、中継レ
バー145の時計方向への回動を阻止し、これによっ
て、開操作部材112の時計方向への回動、すなわち開
操作部材112による蓋部材109の開操作を禁止して
いるが、ロックレバー150がフィルム巻き戻し操作部
材161によるフィルム巻き戻し操作に連動して、第1
の位置からシャッターレリーズを禁止する第2の位置に
回動して、係止突起148によって第2の位置に保持さ
れた状態では、係止ピン147は図32に実線で示す位
置、すなわち中継レバー145のアーム145bの先端
の回動軌跡の外に退避するから、図33〜図35に示す
ように、開操作部材112の操作ノブ112aを操作し
て、開操作部材112をバネ部材118の付勢力に抗し
て反時計方向へ回動すること、すなわち蓋部材109の
開操作が許容されることになる。
係止ピン147は、ロックレバー150がシャッターレ
リーズを許容する第1の位置にあるとき、図32に仮想
線で示す中継レバー145のアーム145bに設けられ
ている係合突起146に係合する位置にあって、中継レ
バー145の時計方向への回動を阻止し、これによっ
て、開操作部材112の時計方向への回動、すなわち開
操作部材112による蓋部材109の開操作を禁止して
いるが、ロックレバー150がフィルム巻き戻し操作部
材161によるフィルム巻き戻し操作に連動して、第1
の位置からシャッターレリーズを禁止する第2の位置に
回動して、係止突起148によって第2の位置に保持さ
れた状態では、係止ピン147は図32に実線で示す位
置、すなわち中継レバー145のアーム145bの先端
の回動軌跡の外に退避するから、図33〜図35に示す
ように、開操作部材112の操作ノブ112aを操作し
て、開操作部材112をバネ部材118の付勢力に抗し
て反時計方向へ回動すること、すなわち蓋部材109の
開操作が許容されることになる。
【0108】図32に示すように、開操作部材112が
蓋部材109が閉位置に係止している状態から、操作ノ
ブ112aを操作して開操作部材112を反時計方向へ
回動すると、これに連動して、中継レバー145が時計
方向に回動されるから、中継レバー145のアーム14
5bが、図33示すように遮光扉開閉用ドライバ134
のピン134bに係合して、遮光扉開閉用ドライバ13
4を反時計方向(遮光扉5を閉じる方向)に回動する。
また、開操作部材112の反時計方向への回動により、
開操作部材112の係止爪112bと、蓋部材109に
設けられている鉤状片113の凸部113aとの係合状
態がが若干浅くなるが、係止爪112bによる鉤状片1
13の係止状態は維持されている。
蓋部材109が閉位置に係止している状態から、操作ノ
ブ112aを操作して開操作部材112を反時計方向へ
回動すると、これに連動して、中継レバー145が時計
方向に回動されるから、中継レバー145のアーム14
5bが、図33示すように遮光扉開閉用ドライバ134
のピン134bに係合して、遮光扉開閉用ドライバ13
4を反時計方向(遮光扉5を閉じる方向)に回動する。
また、開操作部材112の反時計方向への回動により、
開操作部材112の係止爪112bと、蓋部材109に
設けられている鉤状片113の凸部113aとの係合状
態がが若干浅くなるが、係止爪112bによる鉤状片1
13の係止状態は維持されている。
【0109】さらに開操作部材112が反時計方向へ回
動されると、図34に示す状態になるが、開操作部材1
12の係止爪112bによる鉤状片113の係止状態は
依然として維持されている。一方、遮光扉開閉用ドライ
バ134は、中継レバー145のアーム145bによっ
てさらに回動されることにより、バネ部材155がトグ
ル動作の死点(中立点)を越えるため、反時計方向に勢
いよく回動して図35に示す状態となり、遮光扉開閉用
ドライバ134はバネ部材155の付勢力と図示しない
ストッパとにより遮光扉5を閉位置に安定に保持する。
そして、遮光扉開閉用ドライバ134の部分ギア135
が、スプール駆動部材130の回転部材131に設けら
れている部分ギア136の回転軌跡内に係入する。
動されると、図34に示す状態になるが、開操作部材1
12の係止爪112bによる鉤状片113の係止状態は
依然として維持されている。一方、遮光扉開閉用ドライ
バ134は、中継レバー145のアーム145bによっ
てさらに回動されることにより、バネ部材155がトグ
ル動作の死点(中立点)を越えるため、反時計方向に勢
いよく回動して図35に示す状態となり、遮光扉開閉用
ドライバ134はバネ部材155の付勢力と図示しない
ストッパとにより遮光扉5を閉位置に安定に保持する。
そして、遮光扉開閉用ドライバ134の部分ギア135
が、スプール駆動部材130の回転部材131に設けら
れている部分ギア136の回転軌跡内に係入する。
【0110】遮光扉5が遮光扉開閉用ドライバ134に
より閉位置に安定に保持された後、図35に示すよう
に、開操作部材112の係止爪112bが蓋部材109
の鉤状片113を解放するので、蓋部材109はエジェ
クタ111が備えているエジェクトスプリング(図4の
22)の付勢力で開き、これによって、係止片115が
鉤状片113の作用面113bによる押圧から解放され
るため、係止片115はバネ部材120の付勢力で時計
方向に回動し、その係止爪115aが開操作部材112
の凸部112cに係合して、開操作部材112を図35
に示す位置に係止する。したがって、開操作部材112
は係止片115によって、蓋部材109の閉位置での係
止を解除した位置に保持されることになる。
より閉位置に安定に保持された後、図35に示すよう
に、開操作部材112の係止爪112bが蓋部材109
の鉤状片113を解放するので、蓋部材109はエジェ
クタ111が備えているエジェクトスプリング(図4の
22)の付勢力で開き、これによって、係止片115が
鉤状片113の作用面113bによる押圧から解放され
るため、係止片115はバネ部材120の付勢力で時計
方向に回動し、その係止爪115aが開操作部材112
の凸部112cに係合して、開操作部材112を図35
に示す位置に係止する。したがって、開操作部材112
は係止片115によって、蓋部材109の閉位置での係
止を解除した位置に保持されることになる。
【0111】次に、図35に示す状態から、カートリッ
ジ室108内にフィルムカートリッジ1を装填して、蓋
部材109を閉じると、係止片115が鉤状片113の
作用面113bにより押圧されて、バネ部材120の付
勢力に抗して反時計方向に回動されるから、開操作部材
112は係止片115による係止から解放されて、バネ
部材118に付勢力で時計方向に回動して図32に示す
状態に戻り、鉤状片113と係合して蓋部材109を閉
位置に係止する。そして、この開操作部材112の時計
方向への回動に伴って、中継レバー145は反時計方向
に回動されるが、このときはロックレバー150の係止
突起148による係止が解除されていて係止ピン147
が図32に仮想線で示す位置にあるから、中継レバー1
45のアーム145b上の係合突起146の傾斜面が係
止ピン147に対し図の右方から当接することになり、
中継レバー145のアーム145bがの係止ピン147
の先端により外壁面129aに近付く方向に撓められ、
図32に示す状態に戻ることができる。
ジ室108内にフィルムカートリッジ1を装填して、蓋
部材109を閉じると、係止片115が鉤状片113の
作用面113bにより押圧されて、バネ部材120の付
勢力に抗して反時計方向に回動されるから、開操作部材
112は係止片115による係止から解放されて、バネ
部材118に付勢力で時計方向に回動して図32に示す
状態に戻り、鉤状片113と係合して蓋部材109を閉
位置に係止する。そして、この開操作部材112の時計
方向への回動に伴って、中継レバー145は反時計方向
に回動されるが、このときはロックレバー150の係止
突起148による係止が解除されていて係止ピン147
が図32に仮想線で示す位置にあるから、中継レバー1
45のアーム145b上の係合突起146の傾斜面が係
止ピン147に対し図の右方から当接することになり、
中継レバー145のアーム145bがの係止ピン147
の先端により外壁面129aに近付く方向に撓められ、
図32に示す状態に戻ることができる。
【0112】次に図36(a)〜(c)は、遮光扉開閉
用ドライバ134が遮光扉5を開く動作を示す図であ
る。カートリッジ室108内にフィルムカートリッジ1
が装填され、蓋部材109が閉じられることにより、係
止片115による係止から解放された開操作部材112
がバネ部材118により時計方向に回動されると、スイ
ッチ接片121を含むスイッチが作動して、モータ13
7がフィルム巻き戻し方向に短時間回転し、遮光扉開閉
用ドライバ134を時計方向に回動することにより遮光
扉5が開かれる。
用ドライバ134が遮光扉5を開く動作を示す図であ
る。カートリッジ室108内にフィルムカートリッジ1
が装填され、蓋部材109が閉じられることにより、係
止片115による係止から解放された開操作部材112
がバネ部材118により時計方向に回動されると、スイ
ッチ接片121を含むスイッチが作動して、モータ13
7がフィルム巻き戻し方向に短時間回転し、遮光扉開閉
用ドライバ134を時計方向に回動することにより遮光
扉5が開かれる。
【0113】すなわちこの場合は、図36(a)に示す
ように、遮光扉開閉用ドライバ134の部分ギア135
が、スプール駆動部材130の回転部材131に設けら
れている部分ギア136の回転軌跡内に存在しているの
で、図36(a)に示す状態からスプール駆動部材13
0の回転部材131が反時計方向に回動すると、部分ギ
ア136が遮光扉開閉用ドライバ134の部分ギア13
5に噛合し、遮光扉開閉用ドライバ134を時計方向に
回転させるから、図36(b)に示すようにバネ部材1
55がトグル動作の死点(中立点)を越えるため、遮光
扉開閉用ドライバ134は時計方向に勢いよく回動して
図36(c)に示す状態となり、遮光扉開閉用ドライバ
134がバネ部材155の付勢力と図示しないストッパ
とにより遮光扉5を開位置に安定に保持することにな
る。
ように、遮光扉開閉用ドライバ134の部分ギア135
が、スプール駆動部材130の回転部材131に設けら
れている部分ギア136の回転軌跡内に存在しているの
で、図36(a)に示す状態からスプール駆動部材13
0の回転部材131が反時計方向に回動すると、部分ギ
ア136が遮光扉開閉用ドライバ134の部分ギア13
5に噛合し、遮光扉開閉用ドライバ134を時計方向に
回転させるから、図36(b)に示すようにバネ部材1
55がトグル動作の死点(中立点)を越えるため、遮光
扉開閉用ドライバ134は時計方向に勢いよく回動して
図36(c)に示す状態となり、遮光扉開閉用ドライバ
134がバネ部材155の付勢力と図示しないストッパ
とにより遮光扉5を開位置に安定に保持することにな
る。
【0114】以上の説明で明らかなように、本発明の第
3の実施の形態においては、係止ピン147を備えたロ
ックレバー150が、係止ピン147と中継レバー14
5との係合により開操作部材122による蓋部材109
の開操作を禁止するロック位置と、開閉操作部材122
による蓋部材109の開操作を許容するロック解除位置
との間で回動可能に設けられ、このロックレバー150
が、フィルム巻戻し時における巻戻し操作部材160の
変位移動に連動して上記ロック位置から上記ロック解除
位置へ移動し、係止ピン147が中継レバー145に係
合しない位置に保持されるように構成されているから、
カートリッジ室108内へフィルムカートリッジ1を装
填して、蓋部材109を閉じた後は、巻戻し操作部材1
60によるフィルム巻戻し操作を行なわない限り、開操
作部材122による蓋部材109の開操作が禁止され
る。
3の実施の形態においては、係止ピン147を備えたロ
ックレバー150が、係止ピン147と中継レバー14
5との係合により開操作部材122による蓋部材109
の開操作を禁止するロック位置と、開閉操作部材122
による蓋部材109の開操作を許容するロック解除位置
との間で回動可能に設けられ、このロックレバー150
が、フィルム巻戻し時における巻戻し操作部材160の
変位移動に連動して上記ロック位置から上記ロック解除
位置へ移動し、係止ピン147が中継レバー145に係
合しない位置に保持されるように構成されているから、
カートリッジ室108内へフィルムカートリッジ1を装
填して、蓋部材109を閉じた後は、巻戻し操作部材1
60によるフィルム巻戻し操作を行なわない限り、開操
作部材122による蓋部材109の開操作が禁止され
る。
【0115】したがって、本発明の第1および第2の実
施の形態と同様に、カートリッジ室108内でフィルム
がカートリッジ本体2から出ているときに、カメラ使用
者が不用意に蓋部材109を開いてフィルムを露光させ
てしまい、撮影済みのフィルムあるいは未露光フィルム
を駄目にするという事故を未然にかつ確実に防ぐことが
できる。
施の形態と同様に、カートリッジ室108内でフィルム
がカートリッジ本体2から出ているときに、カメラ使用
者が不用意に蓋部材109を開いてフィルムを露光させ
てしまい、撮影済みのフィルムあるいは未露光フィルム
を駄目にするという事故を未然にかつ確実に防ぐことが
できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態によるカメラの底面
および前面を示す斜視図
および前面を示す斜視図
【図2】同 上面および後面を示す斜視図
【図3】カートリッジ室の蓋部材を開いた状態を示す斜
視図
視図
【図4】フィルムカートリッジを装填した状態における
蓋部材のロック機構とエジェクタとを示す要部の概略的
斜視図
蓋部材のロック機構とエジェクタとを示す要部の概略的
斜視図
【図5】エジェクタに組み付けられた解除ピンを示す概
略的斜視図
略的斜視図
【図6】フィルムカートリッジの遮光扉の開閉機構を示
す分解斜視図
す分解斜視図
【図7】バリヤが開位置にあるときの前面カバーの要部
裏面図
裏面図
【図8】バリヤが閉位置にあるときの前面カバーの要部
裏面図
裏面図
【図9】シャッタボタンの裏面図
【図10】シャッタボタンの突起に対するシャッタロッ
クレバーのボス部の位置関係を示す説明図
クレバーのボス部の位置関係を示す説明図
【図11】本発明の第1の実施の形態において、シャッ
タロックレバーがレリーズ禁止解除位置に保持され、か
つ蓋部材ロックレバーがロック位置に保持された状態を
示す平面図
タロックレバーがレリーズ禁止解除位置に保持され、か
つ蓋部材ロックレバーがロック位置に保持された状態を
示す平面図
【図12】図11の XII−XII 線に沿った要部断面図
【図13】図11のXIII−XIII線に沿った要部断面図
【図14】蓋部材を開き得る状態にあるときの蓋部材ロ
ックレバーの動作説明図
ックレバーの動作説明図
【図15】本発明の第1の実施の形態において、シャッ
タロックレバーが第1のシャッタレリーズ禁止位置に回
動され、かつ蓋部材ロックレバーがロック位置に保持さ
れた状態を示す平面図
タロックレバーが第1のシャッタレリーズ禁止位置に回
動され、かつ蓋部材ロックレバーがロック位置に保持さ
れた状態を示す平面図
【図16】本発明の第1の実施の形態において、シャッ
タロック機構が第2のシャッタレリーズ禁止位置の回動
され、これに伴って蓋部材ロックレバーがロック解除位
置に回動された状態を示す平面図
タロック機構が第2のシャッタレリーズ禁止位置の回動
され、これに伴って蓋部材ロックレバーがロック解除位
置に回動された状態を示す平面図
【図17】図16のXVII−XVII線に沿った拡大断面図
【図18】図16の状態におけるシャッタロックレバー
の斜視図
の斜視図
【図19】本発明の第1の実施の形態において、シャッ
タロックレバーが第2のシャッタレリーズ禁止位置に保
持され、かつ蓋部材ロックレバーがロック解除位置に保
持された状態を示す平面図
タロックレバーが第2のシャッタレリーズ禁止位置に保
持され、かつ蓋部材ロックレバーがロック解除位置に保
持された状態を示す平面図
【図20】図18のXX−XX線に沿った拡大断面図
【図21】図20の状態からカートリッジ室の蓋部材が
開かれてフィルムカートリッジが取り出された状態を示
す断面図
開かれてフィルムカートリッジが取り出された状態を示
す断面図
【図22】図21の状態からフィルムカートリッジ未装
填のままカートリッジ室の蓋部材が閉じられた状態を示
す断面図
填のままカートリッジ室の蓋部材が閉じられた状態を示
す断面図
【図23】図21の状態からフィルムカートリッジが装
填されてカートリッジ室の蓋部材が閉じられた状態を示
す断面図
填されてカートリッジ室の蓋部材が閉じられた状態を示
す断面図
【図24】本発明の第2の実施の形態において、ロック
レバーがレリーズ禁止解除位置で、かつ第1のロック位
置にある状態を示す平面図
レバーがレリーズ禁止解除位置で、かつ第1のロック位
置にある状態を示す平面図
【図25】本発明の第2の実施の形態において、ロック
レバーが第1のシャッタレリーズ禁止位置で、かつ第2
のロック位置に回動された状態を示す平面図
レバーが第1のシャッタレリーズ禁止位置で、かつ第2
のロック位置に回動された状態を示す平面図
【図26】本発明の第2の実施の形態において、ロック
レバーが第2のシャッタレリーズ禁止位置で、かつロッ
ク解除位置に保持された状態を示す平面図
レバーが第2のシャッタレリーズ禁止位置で、かつロッ
ク解除位置に保持された状態を示す平面図
【図27】本発明の第3の実施の形態によるカメラの底
面および前面を、カートリッジ室の蓋部材を開いた状態
でフィルムカートリッジとともに示す斜視図
面および前面を、カートリッジ室の蓋部材を開いた状態
でフィルムカートリッジとともに示す斜視図
【図28】図27に示すカメラの上面および背面を示す
斜視図
斜視図
【図29】同 要部の内部機構の分解斜視図
【図30】スプール駆動部材の断面図
【図31】スプール駆動部材の駆動系を示す斜視図
【図32】蓋部材を係止している状態の開操作部材と中
継レバーとを示す説明図
継レバーとを示す説明図
【図33】開操作部材による蓋部材開操作とこれに連動
する中継レバーの位置を示す説明図
する中継レバーの位置を示す説明図
【図34】図33に続く開操作部材の蓋部材開操作とこ
れに連動する中継レバーの位置を示す説明図
れに連動する中継レバーの位置を示す説明図
【図35】図34に続く開操作部材の蓋部材開操作とこ
れに連動する中継レバーの位置を示す説明図
れに連動する中継レバーの位置を示す説明図
【図36】遮光扉開閉用ドライバによる遮光扉を開く動
作の説明図
作の説明図
1 フィルムカートリッジ 2 カートリッジ本体 3 スプール 4 フィルム送出口 5 遮光扉 10,100 カメラ 11,106 カメラ本体 12,108 カートリッジ室 13,109 カートリッジ室の蓋部材 14,104 シャッタボタン 17 バリヤ開閉操作ノブ 19 フィルム巻戻し操作ノブ 20 開閉操作部材 20a 開閉操作部材のキー部 21,111 エジェクタ 22 エジェクトスプリング 25,125 解除ピン 30,134 遮光扉開閉用ドライバ 33 二段ギア 40 バリヤ 50 シャッタロックレバ− 50b シャッタロックレバ−のボス部 50c シャッタロックレバ−の係合突起 50d シャッタロックレバ−の弾性アーム 51A,51B シャッタボタンの突起 60,160 フィルム巻戻し操作部材 61,161 フィルム巻戻し操作部材のアーム 61a アームの係合縁部 75 カム部 80,90,150 ロックレバー(ロック部材) 90a ロックレバ−のボス部 90c ロックレバーの係合突起 90d ロックレバ−の弾性アーム 112 開操作部材 113 鉤状片 115 係止片 130 スプール駆動部材 145 中継レバー 147 係止ピン
Claims (6)
- 【請求項1】 フィルムカートリッジが装填されるカー
トリッジ室と、該カートリッジ室内のフィルムの露光を
閉位置において阻止し得るように前記カートリッジ室の
開口部に開閉可能に設けられた蓋部材と、該蓋部材の閉
位置での係止を解除する開操作を行なう開操作部材とを
備えたカメラにおいて、 前記フィルムのカートリッジ本体内への巻戻しを制御す
るスイッチを駆動する巻戻し操作部材と、 前記開操作部材による前記蓋部材の開操作を禁止するロ
ック位置と、前記開操作部材による前記蓋部材の開操作
を許容するロック解除位置との間で移動可能に設けら
れ、前記巻戻し操作部材の変位移動に連動して前記ロッ
ク位置から前記ロック解除位置へ移動し、該ロック解除
位置に保持されるロック部材と、を備えてなることを特
徴とするカメラ。 - 【請求項2】 前記開操作部材が、前記蓋部材を閉位置
に係止する閉操作をも行なう開閉操作部材よりなり、前
記ロック部材は、前記ロック位置において前記開閉操作
部材による前記蓋部材の閉操作のみを許容して該蓋部材
の開操作を禁止するとともに、前記ロック解除位置にお
いて前記開閉操作部材による前記蓋部材の閉操作および
開操作の双方を許容することを特徴とする請求項1記載
のカメラ。 - 【請求項3】 前記蓋部材の閉操作に連動して、前記開
操作部材が前記蓋部材の閉位置での係止を解除する位置
から該蓋部材を閉位置に係止する位置に移動することを
特徴とする請求項1記載のカメラ。 - 【請求項4】 前記ロック部材は、前記カートリッジ室
内への前記フィルムカートリッジの装填に伴って前記ロ
ック解除位置から前記ロック位置へ復帰することを特徴
とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のカメラ。 - 【請求項5】 前記カートリッジ本体がフィルム送出口
と該フィルム送出口を開閉するための遮光扉とを備え、
前記ロック部材は、前記開操作部材の操作力を前記遮光
扉の開閉ドライバに伝達する部材を前記ロック位置にお
いて係止することによって、前記開操作部材による前記
蓋部材の開操作を禁止することを特徴とする請求項1な
いし4のいずれか1項記載のカメラ。 - 【請求項6】 前記カートリッジ本体がフィルム送出口
と該フィルム送出口を開閉するための遮光扉とを備え、
前記ロック部材は、前記遮光扉の開閉ドライバを前記ロ
ック位置において係止することによって、前記開操作部
材による前記蓋部材の開操作を禁止することを特徴とす
る請求項1ないし4のいずれか1項記載のカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20010696A JPH1048719A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20010696A JPH1048719A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1048719A true JPH1048719A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16418939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20010696A Withdrawn JPH1048719A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1048719A (ja) |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP20010696A patent/JPH1048719A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5565951A (en) | Camera | |
JPH07199305A (ja) | カメラのフィルムカートリッジ室開閉機構 | |
JPH07295075A (ja) | カメラ | |
US5664248A (en) | Photographic camera | |
JPH0542425Y2 (ja) | ||
JPH1048719A (ja) | カメラ | |
US6101340A (en) | Camera having film cartridge chamber cover with safety locking mechanism | |
JP2503587B2 (ja) | カメラ | |
JPH09244122A (ja) | カメラ | |
US6011933A (en) | Camera with cartridge chamber formed by main body and rear cover | |
JPH0973127A (ja) | カメラ | |
JP3152565B2 (ja) | カメラ | |
JPH07281289A (ja) | カメラ | |
JP3396540B2 (ja) | パトローネイジェクタ | |
JPH08284494A (ja) | キー装置 | |
JP3382712B2 (ja) | カメラ | |
JP3676864B2 (ja) | カートリッジ室の蓋の開閉機構 | |
JP2941185B2 (ja) | カメラ | |
JPH08179411A (ja) | カメラ | |
JPH0792534A (ja) | カメラ | |
JPH0950074A (ja) | カメラのカートリッジ蓋開閉装置 | |
JPH07270904A (ja) | カメラ | |
JPH0950075A (ja) | カメラのカートリッジ蓋開閉装置 | |
JPH08292485A (ja) | 遮光ドア開閉機構付きカメラ | |
JPH07253616A (ja) | カメラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |