JP2941185B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2941185B2
JP2941185B2 JP6332178A JP33217894A JP2941185B2 JP 2941185 B2 JP2941185 B2 JP 2941185B2 JP 6332178 A JP6332178 A JP 6332178A JP 33217894 A JP33217894 A JP 33217894A JP 2941185 B2 JP2941185 B2 JP 2941185B2
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camera
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film
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貴範 本田
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開閉式遮光蓋を具備し
たフィルムカートリッジ等を用いるカメラの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、開閉式遮光蓋を有するフィルムカ
ートリッジを使用するカメラにおいて、フィルムカート
リッジの装填後にカートリッジ室を塞ぐ為のカートリッ
ジ室蓋の構造としては、特開平4−1621号に記載さ
れている様に、一端を軸として回転させるものや、特開
平4−151136に記載されている様に、カメラ上面
の限られたスペースの有効利用を図る目的からスライド
式とし、操作部材を設けられるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例において、前者のタイプにおいては、カメラ上面に
カートリッジ室蓋を設けた場合、操作部材のスペースの
確保に問題があった。また、カートリッジ室蓋のロック
を解除する操作部材が別に必要となった。
【0004】また、後者のタイプにおいては、装填され
たカートリッジを両端で軸支するためにフォークと対向
してフィルムカートリッジ室蓋に設けられるカートリッ
ジ支持部の構成が難しくなる欠点がある。
【0005】(発明の目的)本発明の第1の目的は、カ
ートリッジ室蓋の閉状態を解除する為の部材を新たに設
けることを不要にすることのできるカメラを提供するこ
とである。
【0006】本発明の第2の目的は、上記第1の目的を
達成すると共に、フィルムカートリッジ内のフィルムが
露光可能な状態時にカートリッジ室蓋が開けられてしま
うといったことを無くすことのできるカメラを提供する
ことである。
【0007】本発明の第3の目的は、上記第1,第2の
目的を達成すると共に、多くの操作部材のスペースを確
保することのできるカメラを提供することである。
【0008】本発明の第4の目的は、回転ヒンジ式のフ
ィルムカートリッジ室蓋であっても、上記第1〜第3の
目的を達成することのできるカメラを提供することであ
る。
【0009】本発明の第5の目的は、上記第1,第2,
第4の目的を達成すると共に、カメラ上面に多くの操作
部材のスペースを確保することのできるカメラを提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】 上記第1の目的を達成
するために、請求項1記載の本発明は、カートリッジ室
を塞ぐ為のカートリッジ室蓋と、該カートリッジ室蓋に
取り付けられ、カメラの所定機能を設定する為の少なく
とも一つの第1の操作位置及びカートリッジ室蓋の閉状
態を解除する為の第2の操作位置を持つ操作部材と、該
操作部材が第2の操作位置に設定された場合、カートリ
ッジ室蓋の閉状態を解除する解除手段とを備え、カート
リッジ室蓋に取り付けられ、カメラの所定機能を設定す
る為の操作部材に、第2の操作位置を設け、この第2の
操作位置に設定された場合、カートリッジ室蓋の閉状態
を自動的に解除するようにしている。
【0011】上記第2の目的を達成するために、請求項
2記載の本発明は、操作部材が第1の操作位置から第2
の操作位置に操作されることにより、これに連動して該
カメラに装填されているフィルムカートリッジの開閉式
遮光蓋を駆動する遮光蓋駆動手段を設け、操作部材が第
2の操作位置に操作された場合、つまりカートリッジ室
蓋の閉状態を解除するべき操作がされた場合、フィルム
カートリッジの開閉式遮光蓋を自動的に閉じるようにし
ている。
【0012】上記第3の目的を達成するために、請求項
3記載の本発明は、操作部材を、カートリッジ室蓋に設
けた構造にしている。
【0013】上記第4の目的を達成するために、請求項
4記載の本発明は、操作部材を、回転式の操作部材とし
ている。
【0014】上記第5の目的を達成するために、請求項
5記載の本発明は、カートリッジ室蓋を、カメラの上面
に設けた構造にしている。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例におけるカメラの
要部構成を示す斜視図であり、図1において、点線にて
示す1はフィルムカートリッジであり、開閉式遮光蓋1
a、該開閉式遮光蓋1aの回転軸の両端に設けられたキ
ー溝1bを有している。2は不図示のフィルム給送系の
一部を成すフィルム送出し,巻戻し用のフォークギヤで
あり、フィルムカートリッジ1の不図示のスプール軸に
嵌合する嵌合部2a、フィルムカートリッジ1の不図示
のスプール軸に設けられたキー溝に嵌合するキー部2b
を有している。3,4,5は不図示のモータと不図示の
減速機構により駆動されるアイドラギヤであり、遮光蓋
開閉ギヤ6と連結ギヤ7を回転させる。
【0017】前記遮光蓋開閉ギヤ6には、フィルムカー
トリッジ1の開閉式遮光蓋1aの回転軸に具備されたキ
ー溝1bと嵌合するキー部6aと、後述する開閉式遮光
蓋1aの開又は閉を検知するスイッチ23,24をO
N,OFFさせる為の突起部6bが設けられている。前
記連結ギヤ7にはカメラ本体下方から上方へ伸びている
シャフト7aが一体的に設けられ、該シャフト7aの一
端(ギヤ7とは異なる端側の)にはカートリッジ室蓋の
ロック爪を係止する係止部7bが設けられている。
【0018】8はフィルムカートリッジ1をカメラ本体
(カートリッジ室)から押出す為のイジェクトレバーで
あり、フィルムカートリッジ1の押上部8a、該押上部
8aでフィルムカートリッジ1を押し上げる際にこれに
連動してカートリッジ室蓋を押し上げる為の端部8b、
及び、該イジェクトレバー8を矢印方向へ付勢する為の
バネ16のバネ掛け部8cを有している。
【0019】ここで、カートリッジ室蓋について、図2
を用いて説明する。
【0020】図2において、9はモードダイヤルで、カ
ートリッジ室蓋に回転可能に取り付けられており、カー
トリッジ室蓋OPENポジション9a,ロックポジショ
ン9b,プログラム露出モードポジション9c,マニュ
アル露出モードポジション9dを選択可能にしている。
10はカートリッジ室蓋の上蓋であり、ヒンジ軸と嵌合
する穴10a,モードダイヤル9の図に見えていない部
分が嵌合する穴10b,カートリッジ室蓋の後述のロッ
ク爪15aが入る為の切欠部10c、及び、モードセッ
トの指標10dが設けられている。19はモードダイヤ
ル9の抜止め板であり、モードダイヤル9と一体的に回
転する。19aは後述の円板12のピン12aと当接
し、抜止め板19の回転を円板12に伝える凹部、19
bはモードダイヤル9と抜止め板19を固定するための
ビス穴、19cは回転ズレを防止する位置決め用の穴で
ある。12は裏面に位相接片18を持つ前出の円板であ
り、抜止め板19の凹部19aと当接するピン12a、
クリック感を出す為の凹部12b,12c、カートリッ
ジ室蓋の後述のロックレバー15のピン15eと当接し
て該ロックレバー15を動かす為の突起部12dを有し
ている。また、円板12の抜止めとして図1に示してい
るリング17を使用している。
【0021】18は、上記の円板12と一体的に回転
し、後述のフレキシブルプリント基板11の導通部と非
導通部から構成されるパターン上を移動し、円板12の
位置を検出する位相接片であり、18a,18b,18
cの3つの接片を持っている。11は導通部と非導通部
から構成されるパターンを持ち、カートリッジ室蓋の回
転動作にも対応できるフレキシブル基板である。15は
カートリッジ室蓋をカメラ本体に固定する為のロックレ
バーである。15aはロック爪、15bはカートリッジ
室蓋が開状態の時に、該カートリッジ室蓋の下蓋14の
穴14dと当接して該ロックレバー15が動かないよう
にする為の突起部、15cはロックレバー15の直線移
動を可能にする為のガイド穴、15dは図1の係止部7
bが入り込み、ロックレバー15が所定以上の移動を防
止する為の凹部、15eはロックレバー15を矢印方向
へ付勢する為のバネ20のバネ掛けピン15eであると
共に、上記円板12の突起部12dと当接する。
【0022】13はクリックバネであり、円板12の凹
部12b,12cに落ち込み、クリック感を出す為の突
起部13aを有している。14はカートリッジ室蓋の上
蓋10と共にカートリッジ室蓋を形成するカートリッジ
室蓋の下蓋である。14aはフレキシブルプリント基板
11,円板12の中心軸、14bはクリックバネ13の
逃げ防止ピン、14cは円板12の突起部12dと当接
することで円板12のオーバーランを防止するピン(図
1も参照)、14dはロックレバー15の突起部15b
が落ち込んだ時に該ロックレバー15をラッチする穴、
14eはロックレバー15に一端が掛けられたバネ20
の他端が掛けられるバネ掛けピン、14fはロックレバ
ー15の2個のガイド穴15cと嵌合するガイドピン、
14gはフレキシブルプリント基板11の為の逃げ部で
ある。
【0023】次に、カメラ本体側について、図3を用い
て説明する。
【0024】図3において、21はカメラ本体、21a
はフィルムカートリッジ1が装填されるカートリッジ
室、21bは不図示のヒンジ軸の嵌合穴、21cはフレ
キシブルプリント基板11の通る孔である。21dはカ
ートリッジ室蓋が閉じられた時に、該カートリッジ室蓋
の下蓋14の穴14dに係止されているロックレバー1
5の突起部15bに当接し、該突起部15bを押し上げ
て係止状態を解除する為の解除ピンである。22はカー
トリッジ室21aにフィルムカートリッジ1が装填され
たか否かを検知する為のカートリッジ在否検知スイッ
チ、23はフィルムカートリッジ1の開閉式遮光蓋1a
が開いている事を検知する開検知スイッチ、24はフィ
ルムカートリッジ1の開閉式遮光蓋1aが閉じている事
を検知する閉検知スイッチである。
【0025】次に、実際の動きを、図4,図5,図6,
図7,図8を用いて説明する。なお、図4〜図8におい
ては、必要なもののみを図示している。
【0026】図4は、フィルムカートリッジ1を装填
後、カートリッジ室蓋を閉じる直前、あるいはフィルム
カートリッジ1を取出す為にカートリッジ室蓋を開ける
事が可能な状態を示した図である。
【0027】図4の状態において、モードダイヤル9と
一体的に回転する円板12に付けられた位相接片18は
後で述べるフレキシブルプリント基板11におけるパタ
ーンの第1の領域にあり、モードダイヤル9と指標10
dとの位置関係でOPENポジション9aに位置してい
る事を検知できる。
【0028】円板12の突起12dはロックレバー15
のピン15eと当接している。ロックレバー15はピン
15eとカートリッジ室蓋の下蓋14のピン14eの間
に引っ掛けられるバネ20(図2に図示)により、図4
の本体内側方向へ付勢されているが、ロックレバー15
の突起部15bがカートリッジ室蓋の下蓋14の穴14
dに落ち込んでいる為、ロックレバー15がガイド溝1
5cに沿って本体内側方向へ移動するのを防止してい
る。その為、ロックレバー15のロック爪15aがカー
トリッジ室蓋の外へ突出することがなく、スムーズなカ
ートリッジ室蓋の回転運動を得ることができる。
【0029】アイドラギヤ3は不図示のモータ,不図示
の減速機構と噛み合っており、アイドラギヤ4,アイド
ラギヤ5を介してそれぞれ遮光蓋開閉ギヤ6と連結ギヤ
7へ回転を伝達する。
【0030】図4においては、開閉式遮光蓋1aの回転
軸に具備されたカメラ下方側のキー溝1bにキー部6a
が嵌合している遮光蓋開閉ギヤ6の突起部6bにより閉
検知スイッチ24がONされているので、開閉式遮光蓋
1aが閉じている事が検知される。この時、連結ギア7
と一体的に回転する係止部7bは図示の様にロックレバ
ー15の凹部15dとは噛み合わない位置へ退避してい
る。
【0031】図5は、カートリッジ室蓋を完全に閉じた
状態を示す図である。
【0032】図4においてカートリッジ室蓋の下蓋14
の穴14dに落ち込んでいたロックレバー15の突起部
15bは、カートリッジ室蓋の閉じ動作の終端近傍でカ
メラ本体21に設けられたピン21dに当接し、ロック
レバー15の突起部15bの穴14dへの落ち込み状態
を解除する。それによって、ロックレバー15のピン1
5eとカートリッジ室蓋の下蓋14のピン14eとに引
っ掛けているバネ20(図2に図示)により、ロックレ
バー15はガイド溝15cに沿って本体内側方向に移動
し、図5の位置で止る。これにより、ロックレバー15
のロック爪15aはカメラ本体21の不図示の溝に嵌合
し、カートリッジ室蓋をロックする。ロックレバー15
のピン15eは前記の本体内側方向の移動で当接してい
る突起部12dを介して、円板12を反時計方向へ回転
させる。円板12と一体的に回転する位相接片18は、
後で述べるフレキシブルプリント基板11におけるパタ
ーンの第2の領域へ移動し、もう一つ円板12と一体的
に回転するモードダイヤル9は、ロックポジション9b
へ回動する。
【0033】また、図5の様にフィルムカートリッジ1
がカメラ本体21に装填されている時、つまり、図3の
カートリッジ在否検知スイッチ22がONしている時
に、前記第2の領域の信号を検知した場合、不図示のモ
ータと不図示の減速機構によりアイドラギヤ3を駆動
し、アイドラギヤ4,5を介して遮光蓋開閉ギヤ6と連
結ギヤ7を回転させる。そして、開閉式遮光蓋1aの回
転軸の両端にあるキー溝1bのうち、カメラ下方側でキ
ー部6aが嵌合している遮光蓋開閉ギヤ6の突起部6b
により開検知スイッチ23がONされるまで反時計方向
に上記の回転が継続する。これにより、フィルムカート
リッジ1の開閉式遮光蓋1aが開状態となる。
【0034】遮光蓋開閉ギヤ6が反時計方向回転する
時、連結ギヤ7は時計方向回転を行い、シャフト7aを
介して係止部7bも時計方向に回転し、ロックレバー1
5の凹部15dに入り込む。よって、不図示のモータの
駆動によって遮光蓋開閉ギヤ6を介してフィルムカート
リッジ1の開閉式遮光蓋1aが閉じられない限り、モー
ドダイヤル9を図4の様にOPENポジション9aへ回
転させようとしてもロックレバー15の移動を係止部7
bによって所定以上の移動を制限するのでカートリッジ
室蓋は開かず、フィルムを誤って露出させる事がない。
【0035】図6は、モードダイヤル9をプログラム露
出モードポジション9cにした時の状態を示す図であ
る。
【0036】同図において、モードダイヤル9と一体的
に回転する円板12は、凹部12bとクリックバネ13
の突起部13aにより、第1のクリックポジションにあ
る。また、円板12と一体的に回転する位相接片18は
後で述べるフレキシブルプリント基板11におけるパタ
ーンの第3の領域へ移動することで、カメラがプログラ
ム露出モードにあることを検知できる。
【0037】図7は、モードダイヤル9をマニュアル露
出モードポジションにした時の状態を示す図である。
【0038】同図において、モードダイヤル9と一体的
に回転する円板12は、凹部12cとクリックバネ13
の突起部13aにより、第2のクリックポジションにあ
る。また、円板12と一体的に回転する位相接片18は
後で述べるフレキシブルプリント基板11におけるパタ
ーンの第4の領域へ移動することで、カメラがマニュア
ル露出モードにあることを検知できる。また、モードダ
イヤル9をさらに反時計方向へ回転しようとしても円板
12の突起部12dがカートリッジ室蓋の下蓋14のピ
ン14cと当接し、オーバーランを防止する。
【0039】図8は、モードダイヤル9をOPENポジ
ション9aへする途中の状態を示す図である。
【0040】同図において、モードダイヤル9をOPE
Nポジション9aに設定すると、これと一体的に回転す
る円板12の突起部12dにより、ロックレバー15は
バネ20(図2に図示)に抗してガイド溝15cに沿っ
て本体外側方向へ移動する。また、円板12と一体的に
回転する位相基板18は後で述べるフレキシブルプリン
ト基板11におけるパターンの第1の領域へ移動するこ
とで、カメラの使用者がフィルムカートリッジ1を取出
したいという事を検知する。
【0041】この時、撮影が終了し、フィルムがフィル
ムカートリッジ1に完全に巻込まれている時には、不図
示のモータと不図示の減速機構によりアイドラギヤ3を
駆動し、アイドラギヤ4,5を介して遮光蓋開閉ギヤ6
と連結ギヤ7を回転させ、フィルムカートリッジ1の開
閉式遮光蓋を閉じ、さらに係止部7bによるロックレバ
ー15の係止を解除する。また、フィルムがフィルムカ
ートリッジ1より外へ出ている時には、前記動作は行わ
ずに、係止部7bによりロックレバー15の左方向移動
を禁止し、カートリッジ室蓋が開くのを防止する。
【0042】図9は、フレキシブルプリント基板11の
信号パターンについて説明する為の図である。
【0043】カートリッジ室蓋が開いている時には、常
に図4のように位相接片18の接触部はAとBの間(第
1の領域)にあり、グランドパターンGNDには接片1
8aが信号パターンSP2には接片18cが接触してい
る。
【0044】カートリッジ室蓋が閉じられると、ロック
レバー15が移動し、ロック爪15aによりカートリッ
ジ室蓋はカメラ本体21に固定される。それによって、
円板12とそれと一体の位相接片18,モードダイヤル
9も図5の位置まで反時計方向に回転する。そして、位
相接片18の接片部がBの位置を越えるまで回転し、新
たに接片18bが信号パターンSP1と接触した時(第
2の領域に達した時)、カートリッジ在否検知スイッチ
22によりフィルムカートリッジ1がカメラ本体21に
装填されている事を検知すると、フィルムカートリッジ
1の開閉式遮光蓋1aの開動作と、係止部7bによりロ
ックレバー15の係止動作が行われることになる。
【0045】次に、位相接片18の接片部がCの位置を
越えるまで反時計方向にモードダイヤル9を回転させ、
接片18cが信号パターンSP2と接触しなくなると
(第3の領域に達した時)、フィルムの送出しを開始
し、プログラム露出モードに設定され、撮影可能状態と
なる。次に、位相接片18の接片部がDの位置を越える
まで反時計方向にモードダイヤル9を回転させ、接片1
8bが信号パターンSP1と接触しなくなると(第4の
領域に達した時)、撮影モードをマニュアル露出モード
に切換わる。
【0046】撮影が終り、フィルムが全てフィルムカー
トリッジ1に巻込まれた後、フィルムカートリッジ1を
カメラ本体21から取出す時には、モードダイヤル9を
OPENポジション9aまで時計方向へ回転させる。そ
の過程において、モードダイヤル9と一体的に回転する
位相接片18の接触部がBを越え、接片18bが信号パ
ターンSP2と接触しなくなると、不図示のモータを駆
動し、遮光蓋開閉ギヤ6と連結ギヤ7を回転させ、フィ
ルムカートリッジ1の遮光蓋1aの閉じ動作と、ロック
レバー15の係止部7bによる解除を行う。
【0047】図10は、本発明の実施例におけるカメラ
の要部構成を示すブロック図の一例である。
【0048】同図において、100はカメラのシーケン
スを制御するマイクロコンピュータ、101はレリーズ
スイッチ、22は図3に示したフィルムカートリッジ在
否検知スイッチ、23は同じく図3に示したカートリッ
ジ遮光蓋開検知スイッチ、24は同じく図3に示したカ
ートリッジ遮光蓋閉検知スイッチである。102は開閉
式遮光蓋1aの開閉やロックレバー15の係止を行う係
止部7bを駆動するモータ103を制御するモータドラ
イバ、104はフィルム給送用モータ105の駆動を制
御するモータドライバ、106は測光装置、107は測
距装置、108はレンズの駆動制御を行うレンズ制御装
置、109は不図示のフォトリフレクタによりフィルム
のパーフォレーション信号を読取るフィルム位置検出装
置、110はシャッタ、111はフレキシブルプリント
基板11や位相接片18等によりモードダイヤル9の位
置を検出するモードダイヤル位置検出装置である。
【0049】次に、上記構成におけるカメラの動作につ
いて、図11のフローチャートに従って説明する。マイ
クロコンピュータ100はステップ#201を介してス
テップ#202以降の動作を開始する。 [ステップ#202] カートリッジ室蓋が閉じられ、
ロックレバー15によりカートリッジ室蓋がロックさ
れ、モードダイヤル9がOPENポジション9aからロ
ックポジション9bへ回動されて位相接片18が回転
し、図9の第2の領域に達して(図5の状態)カートリ
ッジ室蓋が閉じられたことを検知すると、マイクロコン
ピュータ100はステップ#203へ進む。 [ステップ#203] ここではカートリッジ在否検知
スイッチ22によりフィルムカートリッジ1が装填され
ているか否かを判別し、装填されていればステップ#2
04へ進み、装填されていない場合はステップ#221
へ進む。 [ステップ#204] モータドライバ102を介して
モータ103を駆動し、フィルムカートリッジ1の開閉
式遮光蓋1aを駆動する遮光蓋開閉ギヤ6を回転させ、
カートリッジの開閉式遮光蓋1aを開ける。
【0050】この際、それに連動して連結ギヤ7も回転
し、前述した様にロックレバー15の係止も行われる。 [ステップ#205] カートリッジ室蓋が閉じた状態
でモードダイヤル9ロックポジション9bからプログラ
ム露出モードポジション9c又はマニュアル露出モード
ポジション9dへ設定されると、撮影可能状態となる。 [ステップ#206] モータドライバ104を介して
フィルム給送用モータ105を駆動し、フィルムをフィ
ルムカートリッジ1から送出し、フィルム位置検知装置
109により、フィルムの1駒目まで巻上げる。 [ステップ#207] 不図示のレリーズボタンが押圧
され、レリーズスイッチ101がONしたか否かを判別
し、ONしたことを判別することによりステップ#20
8へ進む。 [ステップ#208] 測光回路106を動作させて被
写体輝度情報を入力する。 [ステップ#209] 測距回路107を動作させて被
写体距離情報を入力する。 [ステップ#210] 上記ステップ#209において
得られた被写体距離情報に基いてレンズ制御回路108
を駆動し、レンズのピント調整を行う。 [ステップ#211] 上記ステップ#208において
得られた被写体輝度情報に基づいてシャッタ110を制
御する。 [ステップ#212] モータドライバ104を介して
フィルム給送用モータ105を駆動し、フィルム位置検
出装置109によりパーフォレーションをカウントし、
ステップ#211で露光された撮影駒の1駒巻上げを行
う。 [ステップ#213] フィルムが終了したか否か、つ
まり規定駒数分の撮影が終了したか否かを判別し、終了
していなければステップ#207へ戻り、以下同様の動
作を繰返す。また、規定駒数分の撮影が終了していれば
ステップ#215へ進む。 [ステップ#214] モータドライバ104を介して
フィルム給送用モータ105をフィルム巻戻し方向へ駆
動を開始し、フィルムの巻戻しを始める。 [ステップ#215] フィルム位置検出装置109に
よりフィルムのパーフォレーション信号が無くなったか
否かを判別し、無くなったことを検出することによりス
テップ#216へ進む。 [ステップ#216] フィルムカートリッジ1内にフ
ィルム全てが巻込まれるであろう所定の時間のカウント
を開始する。 [ステップ#217] 所定の時間のカウントをし終え
ると、上記のモータドライバ104を介してフィルム給
送用モータ105の巻戻し方向の駆動を停止し、フィル
ムの巻戻しを止める。 [ステップ#218] モードダイヤル9を時計方向へ
回転し、OPENポジション9aへする途中で位相接片
18が図9の第2の領域に入り(図8の状態)、カート
リッジ室蓋を開ける動作が開始されたことを検出する
と、ステップ#219へ進む。 [ステップ#219] モータドライバ102を介して
モータ103を駆動し、フィルムカートリッジ1の開閉
式遮光蓋1aを駆動する遮光蓋開閉ギヤ6を回転させ、
開閉式遮光蓋1aを閉じる。
【0051】この際、それに連動して連結ギヤ7も回転
し、ロックレバー15の係止を解除する。 [ステップ#220] ロックレバー15のロック爪1
5aがカメラ本体21から抜けるとイジェクトレバー8
の押上部8aによりフィルムカートリッジ1が端部8b
によりカートリッジ室蓋がそれぞれ押し上げられ、カー
トリッジ室蓋が開けられる。これにより、フィルムカー
トリッジ1が取り出し可能となる。 [ステップ#221] 一連の動作を終了する。
【0052】(発明と実施例の対応)本実施例におい
て、モードダイヤル9が本発明の操作部材に相当し、ア
イドラギヤ3〜5、連結ギヤ7、ロックレバー15、バ
ネ20、円板12、位相接片18、フレキシブルプリン
ト基板11、マイクロコンピュータ100、不図示のモ
ータ、及び、モードダイヤル位置検出装置111が本発
明の解除手段に相当し、アイドラギヤ3〜5、遮光蓋開
閉ギヤ6、円板12、位相接片18、フレキシブルプリ
ント基板11、マイクロコンピュータ100、不図示の
モータ、及び、モードダイヤル位置検出装置111が及
び、マイクロコンピュータ100が本発明の遮光蓋駆動
手段に相当する。
【0053】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
【0054】(変形例)本発明は、カメラ上面側にカー
トリッジ室蓋を有するものに限らず、側面や底面側に具
備されるものであっても良い。
【0055】また、本発明は、必ずしもカートリッジ室
蓋上に操作部材を有するものでなくても良い。
【0056】本発明は、一眼レフカメラ,レンズシャッ
タカメラ,ビデオカメラ等、何れのカメラにも適用可能
である。
【0057】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、カートリッジ室蓋に取り付けられ、カメラの所定機
能を設定する為の操作部材に、第2の操作位置を設け、
この第2の操作位置に設定された場合、カートリッジ室
蓋の閉状態を自動的に解除するようにしている。
【0058】よって、カートリッジ室蓋の閉状態を解除
する為の部材を新たに設ける必要がなくなる。
【0059】また、本発明によれば、操作部材が第2の
操作位置に操作された場合、つまりカートリッジ室蓋の
閉状態を解除するべき操作がされた場合、フィルムカー
トリッジの開閉式遮光蓋を自動的に閉じるようにしてい
る。
【0060】よって、フィルムカートリッジ内のフィル
ムが露光可能な状態時にカートリッジ室蓋が開けられて
しまうといったことを無くすことができる。
【0061】また、本発明によれば、操作部材を、カー
トリッジ室蓋に設けた構造にし、多くの操作部材のスペ
ースを確保可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるカメラの要部構成を
示す斜視図である。
【図2】図1のカートリッジ室蓋の構造を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の一実施例におけるカメラのカートリッ
ジ室近傍を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例におけるカメラにおいてカー
トリッジ室蓋を閉じる直前、あるいはフィルムカートリ
ッジを取出す為にカートリッジ室蓋を開ける事が可能な
状態を示す平面図である。
【図5】図4のカートリッジ室蓋を完全に閉じた状態を
示す平面図である。
【図6】図1等に示すモードダイヤルをプログラム露出
モードポジションにした時の状態を示す図である。
【図7】図1等に示すモードダイヤルをマニュアル露出
モードポジションにした時の状態を示す図である。
【図8】図1等に示すモードダイヤルをOPENポジシ
ョンへする途中の状態を示す図である。
【図9】図1等に示すフレキシブルプリント基板の信号
パターンを示す平面図である。
【図10】本発明の一実施例におけるカメラの要部構成
を示すブロック図である。
【図11】図10のマイクロコンピュータの動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 フィルムカートリッジ 1a 開閉式遮光蓋 2 フォーク 3,4,5 アイドラギヤ 6 遮光蓋開閉ギヤ 7 連結ギヤ 7b 係止部 8 イジェクトレバー 9 モードダイヤル 10 カートリッジ室蓋上蓋 11 フレキシブル基板 12 円板 13 クリックバネ 14 カートリッジ室蓋上蓋 15 ロックレバー 18 位相接片 22 カートリッジ在否検知スイッチ 23 開検知スイッチ 24 閉検知スイッチ 100 マイクロコンピュータ 111 モードダイヤル位置検出装置

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ室を塞ぐ為のカートリッジ
    室蓋と、該カートリッジ室蓋に取り付けられ、カメラの
    所定機能を設定する為の少なくとも一つの第1の操作位
    置及び前記カートリッジ室蓋の閉状態を解除する為の第
    2の操作位置を持つ操作部材と、該操作部材が第2の操
    作位置に設定された場合、前記カートリッジ室蓋の閉状
    態を解除する解除手段とを備えたカメラ。
  2. 【請求項2】 前記操作部材が第1の操作位置から第2
    の操作位置に操作されることにより、これに連動して該
    カメラに装填されているフィルムカートリッジの開閉式
    遮光蓋を駆動する遮光蓋駆動手段を設けたことを特徴と
    する請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記操作部材は、前記カートリッジ室蓋
    に具備されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記操作部材は、回転式の操作部材であ
    ることを特徴とする請求項1,2又は3記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記操作部材の回転中心は、該カメラに
    装填されているフィルムカートリッジの回転中心と同軸
    であることを特徴とする請求項4記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記カートリッジ室蓋は、カメラの上面
    に設けられていることを特徴とする請求項1,2,3,
    4又は5記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記カメラの所定機能とは、各種の撮影
    モードであることを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5又は6記載のカメラ。
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