JPH09244109A - 誤操作防止機能を有する操作機構 - Google Patents

誤操作防止機能を有する操作機構

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JPH09244109A
JPH09244109A JP8083166A JP8316696A JPH09244109A JP H09244109 A JPH09244109 A JP H09244109A JP 8083166 A JP8083166 A JP 8083166A JP 8316696 A JP8316696 A JP 8316696A JP H09244109 A JPH09244109 A JP H09244109A
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JP
Japan
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lever
camera
cover
shaft
operating
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JP8083166A
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English (en)
Inventor
Nobuo Matsukawa
信雄 松川
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラの保持・操作に邪魔にならず、また誤
操作も起こし難く、操作する時には保持状態から大きな
持ち換え動作を伴わずに操作できる誤操作防止機能を有
する操作機構を得る。 【解決手段】 マニュアル操作される操作部材(24
a)と、回転自在に軸支され、操作部材を覆うカバー部
材(101)と、カバー部材を閉じ方向に付勢する付勢
手段(不図示)とを具備し、カバー部材(101)を跳
ね上げた指で、操作部材(24a)が操作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの巻戻し操
作機構に最適な誤操作防止機能を有する操作機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電動カメラのフィルム巻戻し装置は、撮
影者が巻戻し起動操作を行って実行されるものと、全フ
ィルムの巻上げ完了の検知により自動的に実行されるも
のに分けられる。前者は巻戻し起動操作部材を手動操作
するものであり、その操作部材は回転レバー部材やスラ
イド部材であることが多い。図18および図19に示す
のは従来例のうち回転レバーの例であり、図20に示す
のはスライダの例である。従来の回転レバーやスライダ
は、操作し易い形態であることが必要である一方、不用
意に動かされてしまうと大きな不具合となってしまうの
で、通常はロック装置が併設されていることが多い。
【0003】また、カメラ背面下部に押し釦として設け
られ、その押し釦を開閉可能な蓋部材で覆う例もある
(キヤノン社製「EOS650」)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の前者、即ち手動
操作で巻戻しを起動させる方式では、必要な時には素早
く巻戻しを開始できるように操作性が重要である。その
為には操作部材の形状の他に、その位置も重要である。
撮影状態即ちカメラを保持した状態から、あまり持ち換
え動作をせずに操作できる位置であることが必要であ
る。―方で、操作する意思が無いときに不用意に動くこ
ともあってはならない。
【0005】従来例では、操作性が良いように配置され
た部材はカメラ表面に露出している為に、撮影時のカメ
ラ保持性を損なうものとなっており、またロック解除部
材も露出しているので、不用意にロック解除も含めて誤
操作してしまう危険性があった。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、カメラの保持・操作に邪魔にならず、また誤操
作も起こし難く、操作する時には保持状態から大きな持
ち換え動作を伴わずに操作できる、誤操作防止機能を有
する操作機構を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の誤操作防止機能を有する操作機構は、マニ
ュアル操作される操作部材(24a)と、回転自在に軸
支され、操作部材を覆うカバー部材(101)と、カバ
ー部材を閉じ方向に付勢する付勢手段(不図示)とを具
備し、カバー部材(101)を跳ね上げた指で、操作部
材(24a)が操作される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1は、本発明による誤操作防止機能を有
する操作機構の一実施例を示す斜視図であり、シャッタ
等の機構チャージ部とフィルム巻き上げ部を示す。
【0010】図1において、シャッタ1は電磁制御の公
知構造のものであり、チャージレバー1aを備える。ミ
ラー駆動・絞り制御装置2(以下ミラー系2と略)は、
絞りの電磁制御装置を含む公知構造のものであり、チャ
ージレバー2aを備える。第1モータ3の動力は、減速
装置4でカム軸5に伝えられる。カム軸5には、ギア
6、シャッタチャージカム7、ミラー系カム8、および
カム軸位相検知盤9が固着されている。カム軸位相検知
盤9には、円周の―部に切り欠き9aが設けられてい
る。シャッタのチャージは、カム軸5の1回転で行われ
る。ミラー系2のチャージは、カム軸5の初期の回転で
行われる。
【0011】シャッタチャージレバー10は、軸受け1
0aで回転自在に軸支され、ローラ11が固着されてい
る。シャッタチャージレバー10は、付勢部材12によ
り時計方向の付勢を受けている。連結レバー13は、右
端13aおよび左端13bでそれぞれチャージレバー1
aとシャッタチャージレバー10に連結されている。ミ
ラー系チャージレバー14は軸受け部14aで回転自在
に軸支され、下端14bにローラ15が固着されてい
る。またミラー系チャージレバー14は、付勢部材16
により時計方向に付勢を受けている。腕14bは、チャ
ージレバー2aと係合している。腕14cは先端にロー
ラ17が固着され、レバー32と係合している。
【0012】検知レバー18は軸受け部18aで回転自
在に軸支され、付勢部材19により反時計方向に付勢を
受け、先端部18bはカム軸位相検知盤9に当接してい
る。スイッチ20は検知レバー18の回転に連動して切
り換えられる。係止レバー21は軸受け部21aで回転
自在に軸支され、付勢部材22により反時計方向の付勢
を受けている。左端21bは、ギア6に固着されたピン
23と係合可能である。右端21cは、軸24に当接し
ている。軸24は軸方向に移動可能であり、付勢部材2
5により左上方向の付勢を受けている。一端24aは押
し操作部であり、中央部には溝部24bが設けられてい
る。他端24cは、レバー27に当接可能である。スイ
ッチ26は軸24の移動に連動して切り替わる。レバー
27は軸受け部27aで回転自在に軸支され、端部27
cはレバー30の下端30bと係合可能である。
【0013】フィルム在否検知ピン28は軸方向に移動
可能であり、不図示のフィルムが挿填されている時はフ
ィルムにより右下方向に押されるものである。スイッチ
29はフィルム在否検知ピン28の移動に連動して切り
替わる。レバー30は軸受け部30aで回転自在に軸支
され、付勢部材31により反時計方向の付勢を受けてい
る。肩部31cはレバー7と係合可能である。レバー3
2は軸受け部32aで回転自在に軸支され、付勢部材3
3により反時計方向の付勢を受けている。下端32bは
ローラ17と、上端32cはレバー48とそれぞれ係合
可能である。第2モータ34の動力は、減速装置35お
よびクラッチギア36を介してスプール34aに伝えら
れる。図1の状態では、減速装置35とスプール34a
は連結されている。
【0014】クラッチレバー37は軸受け部37aで回
転自在に軸支され、付勢部材38により反時計方向の付
勢を受けている。ここにはオーバーストローク吸収用の
ばね39が組み込まれており、バネ39はレバー31の
上端部31dと係合している。クラッチレバー37の左
端部37bはクラッチギア36と係合している。6歯の
スプロケット40の上端部40aには、ギア41が固着
されている。基準軸42の下端部42aにはギア43が
固着され、上端部42bには制限盤44が固着され、中
間部42cには完了検出盤45が固着されている。な
お、詳細については後述する。
【0015】制限レバー46は軸受け部46aで回転自
在に軸支され、付勢部材47により時計方向の付勢を受
けている。鍵部46bは、制限盤44と係合可能であ
る。他端46cにはピン47が植設されており、ここに
レバー48が軸受け部48aで回転自在に軸支されてい
る。レバー48は付勢部材49により時計方向の付勢を
受けており、左端部48aはレバー32と係合可能であ
る。スイッチ50は、レバー46の移動に連動して切り
替わる。レバー51は軸受け部51aで回転自在に軸支
され、一端51aはソレノイド52と係合可能であり、
他端51cにはピン53が植設されている。ピン53
は、レバー48と係合可能である。レバー54は軸受け
部54aで回転自在に軸支され、付勢部材55により時
計方向の付勢を受けている。鍵部54bは完了検出盤4
5と係合可能であり、端部54cはレバー56と係合可
能である。
【0016】スイッチ56は、レバー54の移動に連動
して切り替わる。制限盤44と完了検出盤45を図3で
説明する。図3は同軸に位置する制限盤44と完了検出
盤45を分かりやすくするため並べて描いている。制限
盤44の外周は、鍵部44a、斜面部44b、最大半径
部の円周部44c、カム部44dから成る。スイッチ5
0は、図3の状態ではオフであり、鍵部46bが斜面部
44bに乗り上げるとオンに切り替る。完了検出盤45
の外周は、切り欠き部45aおよび円周部45bから成
る。スイッチ56は、図3の状態ではオフであり、鍵部
54bが円周部45bに乗り上げるとオンに切り替わ
る。
【0017】再び図1に戻って説明する。レバー57は
軸受け部57aで回転自在に軸支され、―端57bはレ
バー31と係合可能であり、他端57cにはピン58が
植設されている。ピン58はレバー54と係合可能であ
る。多重露出釦59は、押し操作される部材である。ス
イッチ60は、多重露出釦59の押し操作に連動して切
り替わる。プレビュー釦80は、押し操作される部材で
ある。スイッチ81は、プレビュー釦80の押し操作に
連動して切り替わる。
【0018】図2は、本実施例の図1に示されない部分
であり、巻戻し機構部を示す。第3モータ61の動力
は、減速装置62、伝達軸63、およびクラッチギア6
4を介してギア65に伝えられる。図2の状態では、減
速装置62とギア65は連結されていない。ギア65の
穴部65aには巻戻し軸66が嵌合し、キー部65bは
キー溝部66aと係合している。巻戻し軸66の下端6
6cはフォーク状になっており、不図示のフィルムパト
ローネと係合可能である。上端66cには手動巻戻し用
の巻戻し操作部材67が固着されている。操作レバー軸
68は回転自在に軸支され、―端68aには操作レバー
69が固着され、他端68bにはレバー70が固着され
ている。レバー70にはトグルばね71がかけられてお
り、図示位置と、時計方向に所定角回転した位置とに保
持される。
【0019】レバー72はガイド穴部72aがピン73
にガイドされ、他端73bはレバー74の一端74bに
回転材に軸支されている。溝部72cはレバー70の腕
部70aと係合している。レバー74は軸受け部74a
で回転自在に軸支され、―端74bはレバー75と係合
している。レバー75は軸受け部75aで回転自在に軸
支され、一端74cにはピン76が固着されている。ま
た付勢部材77により反時計方向に付勢を受けている。
ピン76はクラッチギア64と係合している。スイッチ
78はレバー72の移動に連動して切り換えられる。
【0020】図15はカメラ100の背面を示す。前述
の操作レバー69は、左側の上部に設けられている。カ
バー蓋101は裏蓋102の下の右側に設けられてい
る。図15中に1点鎖線で示されるのは、カメラ保持状
態の右手であり、親指付け根付近にカバー蓋101が位
置する。裏蓋102の右部には、カメラ保持の為の盛り
上がり部102aが形成されている。
【0021】図16は図15に於けるA線断面を示す。
カメラ100の凹み部100aには基板103が固設さ
れており、そこに軸支された固定軸104に対して、カ
バー蓋101が軸受け部101aで回転自在に軸支され
ている。カバー蓋101は、不図示付勢部材により反時
計方向に付勢されている。カバー蓋101は開閉可能で
あり、通常は付勢部材により図16の閉状態(実線)に
ある。カバー蓋101はカメラ100の右端部100b
に近くに位置しているので、カメラのコーナー形状に合
わせ表側が凸の曲面形状にされている。カバー蓋101
の穴部101dを貫通して、軸24の押し操作部24a
が突出している。尚軸24は、カメラの穴部100cに
軸支されている。
【0022】図17は図15に於けるB線断面を示す。
盛り上がり部102aの分だけ裏蓋が後方に厚くなって
いるが、この厚みが図16に示すカバー蓋101の設置
空問を生んでいる。図17の状態で、カバー蓋101の
輪郭101bは、カメラ100の輪郭100dと同一面
となっている。従ってカバー蓋101は、周囲のカメラ
外面と同―面となっている。
【0023】以下、本実施例の作動を説明する。
【0024】図1は、シャッタ等の機構のチャージ及び
フィルム巻き上げが完了しており、従って撮影準備が終
了している状態である。本実施例では、不図示の設定手
段により、機構チャージとフィルム巻き上げを同時に行
う第1のモードと、機構チャージ完了後にフィルム巻き
上げを行い2個のモータの駆動が殆ど重ならない第2の
モードを選択設定できる。 (1)機構チャージとフィルム巻き上げを同時に行う巻
き上げ
【0025】図1、図3、図4、図5、図6及び図11
で説明する。尚、図11では各スイッチのオフ状態を
H、オン状態をLと記している。
【0026】レリーズ操作を行うと(図11の時刻t
1)、不図示の電磁レリーズ手段によりミラーアップと
絞り駆動が開始され、またシャッタの先幕マグネットと
後幕マグネットへの通電が開始される。所定絞り値迄絞
られると絞りマグネットが作動し(時刻t2)、その後
シャッタの作動が行われる。シャッタ走行が完了すると
(時刻t3)、シャッタ後幕スイッチがオンとなり、こ
の信号で第1モータ3がオンする。第1モータ3が回転
すると、減速装置4を介してカム軸5が反時計方向に回
転する。カム軸5が回転するとシャッタチャージレパー
10が駆動され、シャッタ1のチャージが開始される。
またミラー系チャージレバー14が駆動され、ミラー系
2のチャージが開始される。
【0027】回転開始直後、検知レバー18はカム軸位
相検知盤9の切り欠き部9aから外に押し出され、スイ
ッチ20がオンとなる(時刻t5)。更にカム軸5回転
すると、シャッタ1のチャージの進行に伴い、不図示の
シャッタ後幕スイッチがHとなる(時刻t7)。1回転
すると検知レバー18が再び位相検知盤9の切り欠き部
9aに落ち込み、スイッチ20がHとなる(時刻t
9)。これを検知して第1モー夕3は短絡制動をかけら
れて停止する。
【0028】一方、ミラー系チャージレバー14が回転
すると、ローラ17が当接するレバー32を時計方向に
回転させる。レバー32は係合しているレバー48を右
方向に駆動し、これによりレバー46を反時計方向に回
転させる。これにより、図4に示すように、鍵部46b
と制限盤44の機械的係止が解除され、同時にスイッチ
50がオンとなる(時刻t4)。これを検知して第2モ
ータ34が起動する。この際の駆動は直流電圧を印加す
るもので、モータ34は全速駆動となる。第モータ34
が回転すると、減速装置35およびクラッチギア36を
介してスプール34aが回転する。スプール34aが回
転すると、不図示のフィルムが巻取られ、そのフィルム
移送に従動してスプロケット40が反時計方向に回転す
る。更にギア43が従動し、墓準軸42が時計方向に回
転する。
【0029】基準軸42が回転すると、図5に示すよう
に、レバー54の鍵部54bが完了検出盤45の円周部
45bに乗り上げ、スイッチ56がオンする(時刻t
6)。図6はフィルム1コマの巻き上げ完了の直前に至
った状態であり、鍵部46bがカム部44dに沿って右
方向に移動し、その途中でスイッチ50がオフする(時
刻t8)。これを検知して第2モータ34の駆動はパル
ス駆動に切り換えられ、回転速度が低下する。従ってフ
ィルム移送速度も低下する。1コマの巻き上げが完了す
ると図3の状態に戻り、鍵部54bが切り欠き部45a
に入り込み、スイッチ56がオフする(時刻t10)。
これを検知して第2モータ34は短絡制動をかけられて
停止する。同時に鍵部46bは鍵部44aに当接し、制
限盤44の回転に機械的制限を加える。従ってフィルム
移送は停止させられる。
【0030】以上でシャッタ、ミラー系のチャージ、及
びフィルム1コマの巻き上げが完了し、図1の撮影準備
状態に復する。 (2)機構チャージ完了後にフィルム巻き上げを行う巻
き上げ
【0031】図1、図3、図4、図5、図6、図7及び
図8で説明する。尚、図8では各スイッチのオフ状態を
H、オン状態をLと記している。
【0032】レリーズ(時刻t1)から露光完了迄は、
上述した(1)のモードと同様に行われるので省略す
る。第1モータ3によるシャッタおよびミラー系のチャ
ージも、上述した(1)のモードと同様に行われるので
省略する。
【0033】レバー14の反時計方向の回転に、レバー
32、レバー48、およびレバー46が連動し、鍵部4
6bと制限盤44の機械的係止が解除される。これによ
りスイッチ50がオンとなる(時刻t4)。これを検知
して第2モータ34が起動する。スプール34aの回転
により基準軸42が回転開始すると、直後に図4に示す
ようにスイッチ55がオンする(時刻t6)。これを検
知して第2モータ34は、短絡制動をかけられて停止す
る。つまりフィルム移送は開始直後に停止させられる。
一方、第1モータ3の駆動は続けられる。その駆動が完
了すると(時刻t9)、再度第2モータ34が起動し、
フィルム巻き上げが再開される。
【0034】図6はフィルム1コマの巻き上げ完了の直
前に至った状態であり、鍵部46bがカム部44dに沿
って右方向に移動し、その途中でスイッチ50がオフす
る(時刻t8)。これを検知して第2モータ34の駆動
はパルス駆動に切り換えられ、回転速度が低下する。従
ってフィルム移送速度も低下する。1コマの巻き上げが
完了すると図3の状態に戻り、鍵部54bが切り欠き部
45aに入り込み、スイッチ56がオフする(時刻t1
0)。これを検知して第2モータ34は短絡制動をかけ
られて停止する。同時に鍵部46bは鍵部44aに当接
し、制限盤44の回転に機械的制限を加える。従ってフ
ィルム移送は停止させられる。
【0035】以上でシャッタ、ミラー系のチャージの完
了後のフィルム1コマの巻き上げが完了し、図1の撮影
準備状態に復する。
【0036】次に巻戻しの作動を、図1、図2、図1
0、図15、図16で説明する。
【0037】巻戻し操作として、先ずカバー蓋101を
付勢力に抗して時計方向に開き、軸24の押し操作部2
4aを押し込む。この―連の操作は、カメラを保持して
いる右手親指を凹み100dに侵入させて、カバー蓋1
01を跳ね上げ、次いで親指を押し込むという動作にな
る。これに連動してレバー27が時計方向に回転し、更
に連動してレバー30が時計方向に回転する。またスイ
ッチ26がオンする。押し操作部24aを押し込んだ後
に親指を離すと、カバー蓋101は付勢力で閉位置に復
帰する。
【0038】図10に示すように、レバー30の肩部3
0cはレバー57を反時計方向に回転し、ピン58が係
合するレバー54を反時計方向に回転させる。これによ
り鍵部54bと完了検出盤45の係合が解除される。鍵
部54bは基準軸42の逆転防止となっているから、こ
の解除は逆転防止の解除ということであり、従ってスプ
ロケット40がフィルム巻戻し方向に回転可能になる。
レバー46は制限盤44に係合する付勢を受けている
が、巻戻しの際の制限盤44の回転方向(図10の矢印
方向)と互いの形状関係により、基準軸42の逆転を阻
止しない。
【0039】レバー30の上端部31dは、ばね39を
介してクラッチレバー37を時計方向に回転させ、クラ
ッチギア36を軸方向に移動させて、減速装置35とス
プール34aの連結を絶つ。軸24の押し操作部24a
を押し込むとレバー21の―端が溝部24bに係合し、
軸24が押し込まれた位置に保持する。従って基準軸4
2の逆転防止解除と、減速装置35とスプール34aの
連動解除は維持される。またスイッチ26のオン状態も
維持される。
【0040】次に図2に示す操作レバー69を時計方向
に回転操作する。レバー71が連動して時計方向に回転
するので、レバー72およびレバー75を介してクラッ
チギア64を軸方向に移動させて、減速装置62とギア
65が連結される。またレバー72の移動に連動してス
イッチ78がオンする。操作レバー69を時計方向に所
定角度回転操作すると、トグルばね71の付勢でその位
置が保持される。従って減速装置62とギア65との連
結と、スイッチ78のオン状態が維持される。
【0041】スイッチ26およびスイッチ78が共にオ
ンすると、第3モータ61が起動する。フォーク66b
とパトローネの係合によりフィルムが巻戻される。前述
のようにスプロケット40は逆転防止が解除されている
ので巻戻しを阻止せず、またスプール34aは減速装置
35との連結を絶たれているので負荷が殆ど無くなって
いる。従って、第3モータ61への負荷も少ない。フィ
ルムのほとんどがパトローネに巻き込まれて、先端部が
フィルム在否検知ビン28を通過すると、フィルム在否
検知ピン28の移動に連動してスイッチ29がオンし、
第3モータ61は短絡制動をかけられて停止する。以上
でフィルム巻戻しが完了する。
【0042】次にレリーズ操作をすると、第1モータ3
が起動し、カム軸5が1回転してスイッチ20がオフす
るまで回転する。この回転の初期にピン23がレバー2
1を時計方向に回転させ、レバー21による軸24の係
止を解除するので、軸24は図1の状態に復する。従っ
てレバー54による基準軸42への逆転防止が可能とな
り、また減速装置35とスプール34aが連結されるの
で、次の巻き上げ動作が可能となる。
【0043】以上、本発明を実施の形態により説明した
が、本発明の技術的思想によれば、種々の変形が可能で
ある。例えば、上述した実施例においては、操作部材が
押し操作部24a(図16)の場合を例にしたが、スラ
イドスイッチやダイヤル等の摺動または回転操作する操
作部材にも本発明を適用することができる。
【0044】また、上述した実施例においては、カバー
蓋101が水平方向に回転する場合(図16)を例にし
たが、カバー蓋101を垂直方向に回転することもでき
る。このときは、カバー蓋101等を操作する指は人差
し指が好ましい。また、カバー蓋101を垂直方向に回
転する場合は、カバー蓋101の重量(重力)を利用す
ることにより、付勢部材を省略することもできる。
【0045】更に、上述した実施例においては、親指を
侵入させる凹み100dをカメラ100側に設ける場合
(図16)を例にしたが、カバー蓋101に凸状湾曲部
を設けることもできる。また、凹み100dと凸状湾曲
部とを併設することもできる。
【0046】以上で説明した実施例によれば、巻戻しの
起動操作部材をカメラ背面の右側に配置し、かつ操作方
向を光軸方向(押し込み方向)としたので、撮影状態の
保持状態から大きな持ち換えを伴わずに操作できるの
で、迅速な操作性が得られる。しかもカバー蓋を設けた
ので通常は不用意に巻戻し起動操作をしてしまう危険が
無い。カバー蓋の形状はその閉じ位置ではカメラの外形
と同一面であるようにしたので、撮影時のカメラ保持ヘ
の影響も無い。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の誤操作防止機能
を有する操作機構によれば、マニュアル操作される操作
部材(24a)と、回転自在に軸支され、操作部材を覆
うカバー部材(101)と、カバー部材を閉じ方向に付
勢する付勢手段(不図示)とを具備し、カバー部材(1
01)を跳ね上げた指で、操作部材(24a)が操作さ
れるので、カメラの保持・操作に邪魔にならず、また誤
操作も起こし難く、操作する時には保持状態から大きな
持ち換え動作を伴わずに操作することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの一例を示す斜視図である。
【図2】カメラの一例を示す斜視図である。
【図3】カメラの一例を示す斜視図である。
【図4】カメラの一例を示す斜視図である。
【図5】カメラの一例を示す斜視図である。
【図6】カメラの一例を示す斜視図である。
【図7】カメラの一例を示す斜視図である。
【図8】カメラの一例を示す斜視図である。
【図9】カメラの一例を示す斜視図である。
【図10】カメラの一例を示す斜視図である。
【図11】カメラの一例を示す斜視図である。
【図12】カメラの一例を示す斜視図である。
【図13】カメラの一例を示す斜視図である。
【図14】カメラの一例を示す斜視図である。
【図15】本発明による誤操作防止機能を有する操作機
構の一実施例を示す斜視図である。
【図16】本発明による誤操作防止機能を有する操作機
構の一実施例を示す斜視図である。
【図17】本発明による誤操作防止機能を有する操作機
構の一実施例を示す斜視図である。
【図18】従来のカメラの一例を示す斜視図である。
【図19】従来のカメラの一例を示す斜視図である。
【図20】従来のカメラの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
24a 操作部 69 操作レバー 100 カメラ 100a 凹み部 100b 右端部 100c 穴部 100d 輪郭 101 カバー蓋 101a 軸受け部 101b 輪郭 101c 穴部 102 裏蓋 102a 盛り上がり部 103 基板 104 固定軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マニュアル操作される操作部材と、 回転自在に軸支され、前記操作部材を覆うカバー部材
    と、 前記カバー部材を閉じ方向に付勢する付勢手段とを具備
    し、 前記カバー部材を跳ね上げた指で、前記操作部材が操作
    されることを特徴とする誤操作防止機能を有する操作機
    構。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記カバー部材は、筐体の表面の一部として形成され、 前記カバー部材が閉じ状態のときには、前記筐体の表面
    とほぼ同一面となることを特徴とする誤操作防止機能を
    有する操作機構。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記カバー部材は水平方向に回転することを特徴とする
    誤操作防止機能を有する操作機構。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記カバー部材が垂直方向に回転することを特徴とする
    誤操作防止機能を有する操作機構。
JP8083166A 1996-03-12 1996-03-12 誤操作防止機能を有する操作機構 Pending JPH09244109A (ja)

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