JPH08179411A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH08179411A
JPH08179411A JP32020494A JP32020494A JPH08179411A JP H08179411 A JPH08179411 A JP H08179411A JP 32020494 A JP32020494 A JP 32020494A JP 32020494 A JP32020494 A JP 32020494A JP H08179411 A JPH08179411 A JP H08179411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
loading chamber
opening
door
chamber door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32020494A
Other languages
English (en)
Inventor
Masasuke Higuchi
正祐 樋口
Hideaki Kume
英明 久米
Hidenori Sakurai
英則 桜井
Hitoshi Maeno
均 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP32020494A priority Critical patent/JPH08179411A/ja
Publication of JPH08179411A publication Critical patent/JPH08179411A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 如何なる場合においても、フィルムを不用意
に露光させず、またカメラ及びフィルムを破損させず、
さらに装填室ドアの開操作が容易に行うことができるカ
メラを提供することを目的とする。 【構成】 遮光シールドを有するフィルムカートリッジ
1を装填する装填室41aを開閉する装填室ドア44
と、該装填室ドア44を閉鎖した状態で係止する閉鎖位
置と、この係止を解除し開放を許容する開放位置とで保
持可能なドア係止部材55と、フィルムカートリッジ内
へのフィルム巻き戻しの終了を検知する検知手段と、ド
ア係止部材55の閉鎖位置への変位に連動して遮光シー
ルドを開状態にするとともに、ドア係止部材55の開放
位置への変位に連動して遮光シールドを閉状態にする遮
光シールド開閉部材50と、遮光シールドが開状態のと
きには装填室ドア44の開放を阻止するカムピン56と
を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、詳しくは、フ
ィルムリーダー部が収納され、かつ開閉する遮光シール
ドを有するフィルムカートリッジを装填し使用するカメ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムリーダー部が収納されかつ開閉
する遮光シールドを有するフィルムカートリッジを装填
するカメラは従来より種々のものが提案されている。こ
のようなものの一例として、特開平2−64533号公
報には、フィルムカートリッジを装填する際、装填室蓋
の開閉に連動してカートリッジのフィルム出入口を形成
されたフィルム開閉蓋をカートリッジ外側に開いて作動
するようにしたカートリッジを使用するもので、このフ
ィルム開閉蓋の動きに連動して、フィルムカートリッジ
からフィルムを外部へ送り出すカメラが記載されてい
る。
【0003】また、更に、異なるタイプのフィルムカー
トリッジとして、USP5296886号公報に示され
るようにカートリッジのフィルム出入口の内部に開閉す
る遮光シールドが設けられていて、カメラに装填時この
カートリッジよりフィルムを送り出す前に遮光シールド
を開けるようにしたものが知られている。
【0004】このタイプのフィルムカートリッジを使用
したカメラの例として、本出願人の提案した特願平6−
105777号には、カートリッジ収納室のドアが開放
可能状態と係止状態とで保持可能なドア係止部材と、こ
のドア係止部材の変位に連動して、遮光シールドの開閉
を切り換える遮光シールド開閉部材と、カメラ本体内の
フィルム在否を検出するフィルム検出ピン及びドア係止
部材の開状態への係止部を有するロックレバーと、この
ロックレバーを解除するロック解除ボタンとを備え、こ
のロック解除ボタンのロック解除方向への移動に連動し
て、係止部を解放可能状態へ付勢し、かつフィルム検出
ピンをフィルム給送経路に侵入する方向に付勢するとと
もに、該ロック解除ボタンのロック方向への移動に連動
して、前記ロックレバーを係止方向に付勢し、かつ上記
フィルム検出ピンをフィルム給送経路から退避する方向
に付勢するカメラが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−63533号公報に記載のフィルムカートリッジで
は、カートリッジの外形の一部を形成するフィルム開閉
蓋が外側に開くことで開閉動作を行なう。このフィルム
開閉蓋により装填室蓋に設けられたスイッチを作動さ
せ、フィルム送り出しを連動させているため、前記US
P5296886号公報に示されるようなタイプのフィ
ルムカートリッジを使用することはできなかった。ま
た、スイッチが装填室蓋に設けられるため容易にスイッ
チに手で触れてしまい、スイッチを変形させる可能性が
あり、信頼性に欠けるという問題点があった。
【0006】更に、上記特願平6−105777号に記
載のものは、フィルムがカートリッジ内に巻き取られて
いない状態で、カートリッジ収納室のドアを開けようと
したとき、フィルム検知手段によりフィルムに傷や変形
を与えてしまう可能性があった。またロック解除ボタン
を押さないとドア係止部材をドア開方向に移動すること
ができないために、カートリッジ収納室のドアを開ける
ときには、2アクションで動作させなければならず、操
作が煩雑となるという問題点があった。
【0007】本発明は、以上述べた問題点に鑑みてなさ
れたものであり、いかなる場合においても、フィルムへ
の不用意な露光を防止し、またカメラ及びフィルムを破
損させずに、カートリッジ収納室のドアの開閉が容易に
行なうことができるカメラを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本発明によるカメラは、フィルムカー
トリッジ内に収納されたフィルムの送出口を開閉する遮
光シールドを有するフィルムカートリッジを使用するカ
メラにおいて、前記フィルムカートリッジが装填される
装填室と、前記装填室を開閉する装填室ドアと、前記装
填室ドアを、閉鎖した状態で係止する閉鎖位置と、係止
を解除し開放を許容する開放位置とに移動可能な係止手
段と、撮影終了後のフィルム巻き戻しの際、フィルムの
前記カートリッジ内への巻き取り終了を検知するフィル
ム巻き戻し終了検知手段と、前記フィルムカートリッジ
と係合して、前記係止手段の閉鎖位置への変位に連動
し、前記遮光シールドを開状態にすると共に、前記フィ
ルム巻き戻し終了検知手段により前記フィルムカートリ
ッジ内へのフィルム巻き取り終了を検知すると前記遮光
シールドを閉状態にする遮光シールド開閉手段とを具備
する。
【0009】本発明のカメラにおいては、フィルムカー
トリッジを装填し、装填室ドアを閉じる際には前記係止
手段の作動により前記遮光シールドを開状態にし、前記
フィルム巻き戻し終了検知手段により前記フィルムカー
トリッジ内へのフィルム巻き取り終了を検知すると前記
遮光シールドを閉状態にし、装填室ドアを開き操作して
フィルムカートリッジを取り出す。
【0010】また、本発明によるカメラは、フィルムカ
ートリッジ内に収納されたフィルムの送出口を開閉する
遮光シールドを有するフィルムカートリッジを使用する
カメラにおいて、前記フィルムカートリッジが装填され
る装填室と、前記装填室を開閉する装填室ドアと、前記
装填室ドアを、閉鎖した状態で係止する閉鎖位置と、係
止を解除し開放を許容する開放位置とに移動可能な係止
手段と、撮影終了後のフィルム巻き戻しの際、フィルム
の前記カートリッジ内への巻き取り終了を検知するフィ
ルム巻き戻し終了検知手段と、前記フィルムカートリッ
ジと係合して、前記係止手段の閉鎖位置への変位に連動
し前記遮光シールドを開状態にすると共に、前記係止手
段の開放位置への変位に連動し前記遮光シールドを閉状
態にする遮光シールド開閉手段と、前記遮光シールドが
開状態の時には、前記装填室ドアの前記係止手段の開放
位置への変位を阻止し、前記係止手段の前記装填室ドア
の開放方向への作動を規制する装填室ドア係止ロック手
段とを具備しており、前記フィルム巻き戻し終了検知手
段により前記フィルムカートリッジ内へのフィルム巻き
取り終了を検知した時に、前記装填室ドア係止ロック手
段を解除し、前記係止手段の前記装填室ドアの開放方向
への作動を可能にするものである。
【0011】さらに、本発明によるカメラは、フィルム
カートリッジ内に収納されたフィルムの送出口を開閉す
る遮光シールドを有するフィルムカートリッジを使用す
るカメラにおいて、前記フィルムカートリッジが装填さ
れる装填室と、前記装填室を開閉する装填室ドアと、前
記装填室ドアを、閉鎖した状態で係止する閉鎖位置と、
係止を解除し開放を許容する開放位置とに移動可能な係
止手段と、前記フィルムカートリッジと係合して、前記
係止手段の閉鎖位置への変位に連動し前記遮光シールド
を開状態にすると共に、前記係止手段の開放位置への変
位に連動し前記遮光シールドを閉状態にする遮光シール
ド開閉手段と、装填された前記フィルムカートリッジか
らフィルムを送り出すフィルム駆動手段と、前記係止手
段の前記装填室ドアの閉鎖位置への変位に連動して、作
動するスイッチ手段と、前記スイッチ手段が作動してか
ら一定時間後に、前記フィルム駆動手段を駆動させフィ
ルムの送り出しを行なう駆動制御手段とを具備する。
【0012】本発明のカメラにおいては、フィルムカー
トリッジを装填し、装填室ドアを閉じる際には、前記係
止手段の作動により前記遮光シールドを開状態にすると
共に、前記係止手段の作動に連動して作動するスイッチ
手段が働いてから一定時間後にフィルム送り出しを駆動
させるものである。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1乃至図3は本発明の第1実施例を示したもの
であり、図1はカメラの主にフィルムカートリッジ装填
室部周辺を、斜め後方から見た外観斜視図であって、装
填室ドアを開けフィルムカートリッジを装填する状態を
示し、図2は装填室ドアを開けたときのカギ部周辺の状
態を示す一部透視して見た側面図、図3は装填室ドアを
閉めたときのカギ部周辺の状態を示す一部透視して見た
側面図である。
【0014】図1に示すように、アトカバ2とマエカバ
3によってカメラの外形を形成し、更に装填室ドア4
が、蝶番部4cを回転軸としてアトカバ2に開閉自在に
取り付けられている。この装填室ドア4を開けることに
よりカメラ本体11の内部に形成されたフィルムカート
リッジ装填室11aが現れる。ここに公知のフィルムカ
ートリッジ1を装填して装填室ドア4を閉じることによ
り、フィルムカートリッジ1が収納されるようになって
いる。
【0015】本発明でフィルムカートリッジ装填室11
aに装填されるフィルムカートリッジ1はその両端面に
スプール回転軸1bと遮光シールド回転軸1aとが配設
されており、また側面からはフィルム出入口1cが延出
して形成されている。スプール回転軸1bにはフィルム
が巻回された状態で、フィルムカートリッジ1内部に収
納されている。スプール回転軸1bは、図示しないカメ
ラ側の駆動軸と係合して回転させられることにより、フ
ィルムの送り出し及び巻き戻しが行なわれるようになっ
ている。
【0016】前記フィルム出入口1cの近傍の内部には
開閉する遮光シールド(図示しない)が設けられてい
る。この遮光シールドは前記遮光シールド回転軸1a周
りに回動する蓋部材である。この遮光シールドはカメラ
側の遮光シールド開閉部材6と係合して回転されること
により、前記フィルム出入口1cを閉鎖する閉鎖位置
と、前記フィルム出入口1cを開放してフィルムの送り
出しを可能にする開放位置との間を移動するようになっ
ている。
【0017】装填室ドア4の蝶番部4cと反対側の端部
には閉状態で係止部材5により装填室ドア4を係止する
ためのカギ部4bと、解除部4aが設けられている。一
方、アトカバ2の側面部には、ドア係止部材5がそのガ
イド穴部5dをアトカバ2に設けられたガイドピン2b
に係合させて取り付けられ、図2及び図3において、左
右方向に摺動可能になっている。ドア係止部材5はカギ
バネ7により図2で左方向へ付勢されている。ドア係止
部材5のカギ部5aは前記装填室ドアのカギ部4bと係
合可能に配設されている。ドア係止部材5にU字状に曲
折して設けられたロック部5bは図2に2点鎖線で示す
ように、装填室ドア4の解除部4aに押されることによ
り、弾性変形可能に構成されている。装填室ドア4が開
状態においては、ロック部5bの先端部はアトカバ2に
設けられている突起部2aに係合し図2の状態にカギバ
ネ7に抗して係止されている。
【0018】なお、前記ドア係止部材5等が取り付けら
れている前記マエカバ3、アトカバ2の側面部には、こ
れらの部材を覆いかくすようにカギカバ13が取り付け
られていて、穴部13aからはドア係止部材5に設けら
れたドア開閉ツマミ5fが操作可能に露呈している。ド
ア係止部材5にはカギスイッチ片10が一体的に取り付
けられていて、その移動軌跡上でマエカバ3に設置され
た導電パターン9と接触可能なスイッチとなっている。
そして装填室ドア4が閉じられると、図3に示すよう
に、ドア係止部材5が左方向に移動して、装填室ドア4
を係止した際に、前記カギスイッチ片10は導電パター
ン9と接触し装填室ドア4が閉じられたことを検出し、
図示しないモーターを駆動してフィルムカートリッジ1
からフィルムの送り出し駆動を開始する。
【0019】遮光シールド開閉部材6はフィルムカート
リッジ1の遮光シールド回転軸1aと係合する開閉部6
aと、これから回転軸6dに対し略垂直に延出した棒状
の開閉レバー部6bとで一体に構成され、開閉レバー部
6bに一端を取り付けられたレバーバネ8により回転軸
6dを中心に時計方向に付勢されている。そして、アト
カバ2の側面部に設けられた長穴2cにガイドされた前
記開閉レバー部6bの先端部6cは、ドア係止部材5の
斜面部5cと当接し係合していて、ドア係止部材5の移
動に連動して、先端部6cを長穴2cに沿い移動させる
ことで、開閉部6aが回動されるようになっている。
【0020】次に、前記第1実施例のカメラの動作につ
いて説明する。図2に示す装填室ドア4を開けたときの
カギ部周辺の状態では、装填室ドア4はカギ部4b、解
除部4aを含めドア係止部材5から完全に離脱してい
る。ドア係止部材5はカギバネ7により左方向に付勢さ
れていて、ロック部5bの先端部がアトカバ2に設けら
れた突起2aに当接して係止されている。また遮光シー
ルド開閉部材6の先端部6cはドア係止部材5の斜面部
5cと長穴2cの上部の位置で当接している。この状態
では遮光シールド開閉部材6の開閉部6aはフィルムカ
ートリッジ1の遮光シールド回転軸1aを閉鎖する位置
にある。
【0021】この図2の装填室ドア4を開けた状態で、
フィルムカートリッジ1をカメラのフィルムカートリッ
ジ装填室11aに装填すると、前記開閉部6aはフィル
ムカートリッジ1の遮光シールド回転軸1aと係合する
が、遮光シールド回転軸1aは回転せず、フィルムカー
トリッジ1の遮光は保たれている。ここで、装填室ドア
4を閉めていくと、装填室ドア4に設けられた解除部4
aがドア係止部材5のロック部5bを押して図2に示す
2点鎖線のように弾性変形させ、ロック部5bと突起部
2aとの係合状態を解除する。するとカギバネ7の付勢
力によりドア係止部材5は左方向へ移動され、図3に示
す状態になる。
【0022】このとき、装填室ドア4のカギ部4bとド
ア係止部材5のカギ部5aが図3に示すように噛み合う
ように係合して、装填室ドア4を閉じる状態に係止す
る。さらに、このドア係止部材5の左方向への移動に連
動して、遮光シールド開閉部材6の先端部6cがドア係
止部材5の斜面部5cに押されて図2の位置から図3の
位置へ移動するため、図1において開閉部6aは回転軸
6dを軸にして反時計方向に回動することになる。これ
により、遮光シールド開閉部材6の開閉部6aは、係合
しているフィルムカートリッジ1の遮光シールド回転軸
1aを回転させ遮光シールドを開放位置に作動させる。
【0023】また、ドア係止部材5に一体的に設けられ
たカギスイッチ片10もドア係止部材5の前記移動によ
り、マエカバ3に設けられた導電パターン部9と接触す
ることにより、装填室ドア4が閉じられたことを検出
し、図示しないモーターを駆動してフィルムカートリッ
ジ1からフィルムの送り出し駆動を開始する。そして、
撮影可能位置までフィルムを給送し、撮影準備を終了す
る。以降、撮影操作により1コマづつ、フィルム給送を
しながら撮影をしていくことになる。
【0024】フィルムカートリッジ1内のフィルム全て
のコマの撮影が終了すると、巻き戻し動作に入り、図示
しないモーターにより、フィルムカートリッジ1のスプ
ール回転軸1bを前記フィルム送り出し時とは逆に回転
させてフィルムの巻き戻しを開始する。フィルムカート
リッジ1内にフィルムが全て巻き取られ、フィルム巻き
戻しが終了した後、装填室ドア4を開けるときには、図
3の装填室ドア4を閉めた状態から、図3において右方
向へドア係止部材5のドア開閉ツマミ5fをカギバネ7
に抗して移動させる。すると、ロック部5bがアトカバ
2に設けられた突起2aの左側部と当接して撓みながら
摺動し、この突起2aを乗り越し、図2のように突起2
aの右端面に引っ掛かり係止される。また、このドア係
止部材5の作動により、装填室ドア4のカギ部4bは、
ドア係止部材5のカギ部5aとの係合を解除し、さらに
遮光シールド開閉部材6の先端部6cが、図3にてドア
係止部材5の斜面部5cの右方向への移動に追従し、長
穴2cに沿い上方向へ移動するので、遮光シールド開閉
部材6は、フィルムカートリッジ1の遮光シールド回転
軸1aを回動させ、フィルムカートリッジ1の開閉する
遮光シールド(図示しない)を駆動し、フィルム出入口
を閉鎖する。
【0025】これにより、本実施例では、装填室ドア4
の閉じる動作により、装填室ドア4を閉じる状態に係止
すると同時にフィルムカートリッジ1の遮光シールドを
開放位置とし、フィルムの送り出しを開始する。また、
装填室ドア4を開く動作により、フィルムカートリッジ
1の遮光シールドを閉鎖位置にすることができる。
【0026】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図4乃至図6は、本発明の第2実施例を示したもの
で、これらの図はカメラを斜め後方から見た外観斜視図
であって、本実施例の装填室ドアの開閉に関わる内部の
構成を示している。この第2実施例のカメラは、上記第
1実施例と同じフィルムカートリッジ1を装填し使用す
るものとなっている。すなわち、この第2実施例のカメ
ラは、通常の撮影機能を有すると共に、開閉可能な遮光
シールド(図示しない)を有するフィルムカートリッジ
1を装填可能としている。
【0027】カメラの外装は、アトカバ22とマエカバ
23とで主に形成されている。カメラにはフィルム装填
室21aがあって、これを覆うように装填室ドア24が
設けられている。装填室ドア24はマエカバ23に設け
られたヒンジ部23aとアトカバ22に設けられたヒン
ジ22aにより、ヒンジ24aを軸に、図5に示すよう
に開閉可能に支持されている。
【0028】装填室ドア24の表側にはロックツマミ2
5が回動可能に取り付けられ、装填室ドア24の裏側に
設けたドア係止部材26と一体に回転するように連結し
ている。ドア係止部材26に対応する位置に配置された
開閉カム27は、図示しないバネにより図4に示す矢印
方向(反時計方向)へ付勢されて、図4に示す位置で図
示しない部材に当接して停止している。切り欠き部27
aはドア係止部材26の回動による移動軌跡にあり係合
可能に配置されている。
【0029】前記開閉カム27には軸28を介して開閉
ギヤA29が一体に回転可能に取り付けられている。さ
らに、開閉ギヤA29の上面には導電部29aが2箇所
形成されている。また、フィルム送り出しスイッチ30
の接点部30aが図4のように導電部29aの回転軌跡
上に配置され、接触する導通状態と非導通の状態とに、
開閉ギヤA29の回転位置によって切り換わる。
【0030】図4の状態ではフィルム送り出しスイッチ
30の接点部30aが導電部29aと非接触である。フ
ィルム送り出しスイッチ30は、電気的にIFIC31
と接続され、さらにこのIFIC31にはCPU32及
びモータードライバー33が、このモータードライバー
33にはモーター34が接続されている。モーター34
は図示しない伝達機構により、フィルムカートリッジ1
からフィルムを送り出し、さらにフィルムの巻き上げを
行なう。
【0031】開閉ギヤA29には開閉ギヤB35が噛合
しており、開閉ギヤB35には遮光シールド開閉部材3
5aが一体に設けられていて、装填されるフィルムカー
トリッジ1の遮光シールド回転軸1a(図1参照)と係
合するように配置されている。
【0032】次に、本第2実施例の動作について説明す
る。ロックツマミ25が、手動操作により図4に示す位
置にあると、装填室ドア24は、図5に示すように、ド
ア係止部材26はカメラ本体に設けられた係止穴36か
ら外れていて、開けることができる。装填室ドア24を
開けた状態で、フィルムカートリッジ1をカメラに装填
すると、遮光シールド開閉部材35aは遮光シールド回
転軸1aと係合する。
【0033】図6はカメラを斜め後方から見た外観斜視
図であって、フィルムカートリッジ1を装填し、装填室
ドア24を閉じて、ロックツマミ25を操作して装填室
ドア24を係止した状態を示す。装填室ドア24を閉じ
て、ロックツマミ25を反時計方向に回転操作すると、
一体的にドア係止部材26が回転する。すると、ドア係
止部材26の先端は図5に示す本体に設けられた係止穴
36に入り込み、切り欠き部27aと係合し装填室ドア
24を閉じた状態に係止するとともに、開閉カム27を
図示しないバネ付勢に抗して軸28を時計方向に回動さ
せる。この開閉カム27と一体的に設けられて回動する
開閉ギアA29と、これに噛合する開閉ギヤB35に一
体的に設けられた遮光シールド開閉部材35aによっ
て、係合するフィルムカートリッジ1の遮光シールド回
転軸1aを回転し、フィルムカートリッジ1の遮光シー
ルド(図示しない)を開放状態にする。
【0034】前記開閉ギアA29の回転に伴い、導電部
29aはフィルム送り出しスイッチ30の接点部30a
と接触し導通する。この導通状態をIFIC31を介し
検知すると、CPU32はタイマーの計時動作を開始さ
せ、前記フィルム送り出しスイッチ30の導通とフィル
ムカートリッジ1の遮光シールドの開放への動作のタイ
ミングを考慮して、前記フィルム送り出しスイッチ30
の導通後、前記遮光シールドが開き動作を完了するに充
分な所定時間経過後に、IFIC31によりモータード
ライバ33を介してフィルム給送用モーター34を駆動
制御し、フィルムの送り出し及び巻き上げを行なう。
【0035】これにより、本第2実施例において、装填
室ドア24の閉じる際、そのロック動作により、フィル
ムカートリッジ1の遮光シールドを開放状態にして、フ
ィルムを送り出すことができ、さらに、微妙なタイミン
グのずれにより、前記遮光シールドが完全に開く前にフ
ィルム送り出しが開始されることを防止することができ
る。
【0036】次に、本発明の第3実施例を図7から図1
5に基づいて説明する。図7は、本発明の第3実施例で
あるフィルムカートリッジの遮光シールドを開閉する機
構の構成を示す斜視図である。ここでは、外装を構成す
る部材等は省略してあるが、外装は概略第1実施例のア
トカバ2、マエカバ3及び装填室ドア4と同様に構成さ
れている。このカメラにおいても、第1実施例、第2実
施例で説明した開閉可能な遮光シールド(図示しない)
を有するフィルムカートリッジ1を装填使用する。
【0037】図15は本発明で使われるフィルムカート
リッジ1に収納されているフィルムの一部を示すもので
ある。フィルム70には、図15に示すように撮影領域
70aの両端近傍にパーフォレーション孔70bがあ
り、フォトリフレクタ42によりパーフォレーション孔
70bを検知することができる。ホンタイ41は前記の
ように実際は外装部材により覆われいる。ホンタイ41
には、フィルムカートリッジ1が装填されるカートリッ
ジ室41aが形成されていて、図示しないが、第1実施
例の図1に示すのと同様の装填室ドア4の開閉によっ
て、フィルムカートリッジが装填される。
【0038】ホンタイ41のフィルム走行路には、フィ
ルム70に形成されているフィルム送り用孔のパーフォ
レーション孔70bの走行軌跡に対向する位置に、フォ
トリフレクター42が設置されていて、フィルムの給送
作動状況及び送り量を検知する。フィルムカートリッジ
1に設けられ、遮光シールドを開閉する遮光シールド回
転軸1aに対し、係合する開閉部50aを有する遮光シ
ールド開閉部材50は軸50dを中心に回転可能に支持
され、この回転軸に垂直方向には延出した2本のレバー
50bが一体に構成されている。この遮光シールド開閉
部材50の回転により、前記遮光シールドを開閉する。
【0039】前記延出した2本のレバー50bは固設さ
れているカム板A51に図示の座標Z方向に設けた直線
孔51aに嵌合し、さらにカム板B52に設けられた座
標Y方向に設けられた直線孔52aに嵌合している。前
記カム板B52からは一体的に設けられたカムピン56
が、図7に示すようにカム板B52に垂直に突出してお
り、その先端部56aがマエカバ43に設けられたカム
孔43cに嵌合している。カム板B52には、トグルコ
イルバネ53の一端が固定され、カム板B52を座標Y
(−)方向へ付勢している。
【0040】以上構成により、前記カム板B52は、カ
ムピン56がカム孔43cに沿い、座標Y、Zの2方向
に移動可能となっている。閉じ板53は、軸53aを軸
として、回動可能に支持され、電磁石54への通電によ
り一端に設けられている吸着板58が吸着されると、前
記閉じ板53の他端の時計方向回動により、カムピン5
6を座標Z(+)方向へカム孔43cに沿って移動さ
せ、押し上げることが可能である。
【0041】マエカバ43のボス43bには、ドア係止
部材55が長孔55dを嵌合させて座標Y方向へ移動可
能に取り付けられている。ドア係止部材55はカギバネ
57により、座標Y(+)方向へ付勢されている。さら
にドア係止部材55には、カギスイッチ片60が一体的
に取り付けられている。前記ドア係止部材55がカギバ
ネ57により引っ張られ、座標Y(+)方向へ移動し、
前記長孔55dの右端で停止した位置においては、第1
実施例と同様に、マエカバ43上の前記カギスイッチ片
60の摺動部に導電パターン49が設けられ、これが導
通することで、図示しないフィルム給送用モーターを駆
動してフィルムカートリッジ1からフィルムの送り出し
駆動を開始する。
【0042】なお、ドア係止部材55には、カムピン5
6と係合し、このカムピン56を作動させるための斜面
部55eと、後述するがフィルムカートリッジ1の遮光
シールドが閉鎖状態の時には、ドア係止部材55の作動
を規制するための凸部55cが設けられている。また、
ドア係止部材55には、装填室ドアを開閉するため移動
操作するためのドア開閉ツマミ55fが設けられてい
る。
【0043】装填室ドア44を開けたとき、ドア係止部
材55に設けられたロック部55bの先端が、マエカバ
43に設けられた突起43aに当てついて係止される。
装填室ドア44には、解除部44aとカギ部44bが実
施例1と同様に設けられている。図8は装填室ドア44
を開けたときのカギ部周辺の状態を示す一部透視して見
た側面図、図9は装填室ドア44を閉めたときのカギ部
周辺の状態を示す一部透視して見た側面図である。図1
0はカム板B52とカムピン56の動作を示す側面図で
ある。図11はカム板B52、カムピン56及び遮光シ
ールド開閉部材の動作を示す側面図である。図12は装
填室ドア44開閉の各状態時のドア係止部材55の斜面
部55e及び凸部55cと、カムピン56との各作動関
係状態を示しており、図12(a)は装填室ドア44が
開状態を、図12(b)は装填室ドア44が開状態から
閉状態への作動途中の状態を、図12(c)は装填室ド
ア44が閉じ終了状態を、図12(d)はフィルム巻き
戻し終了後に前記閉じ板53が電磁石54に吸着され、
カムピン56が駆動され押し上げられた状態を、図12
(e)は装填室ドア44が閉状態から開状態への途中の
状態を示している。
【0044】図13は閉じ板53が電磁石54に吸着作
動によるカムピン56の作動とドア係止部材55との関
連動作を示す。図14はフィルム送り出し及び巻き上げ
時のフィルム給送作動と前記電磁石54の作動との関係
を示すタイムチャートである。
【0045】次に、本第3実施例の動作について説明す
る。なお、ドア係止部材55と装填室ドア44との装填
室ドア開閉時の関連作動は第1実施例と同様であるので
詳細な説明は省略し、主に異なる部分について説明す
る。図8において、装填室ドア44を閉めることによ
り、図9に示すように、第1実施例と同様に、ドア係止
部材55が作動し装填室ドア44を閉じ状態で係止し、
さらにドア係止部材55に設けられたカギスイッチ片6
0により導電パターン49が導通され、図示しないフィ
ルム給送用モーターを駆動してフィルムカートリッジ1
からフィルムの送り出し駆動を開始する。ドア係止部材
55のこの動作により、12図(a)から12図(b)
に示されるように、斜面部55eがカムピン56を押し
ていく。
【0046】一方カム孔43cは図10に示されるよう
に、斜面部55eが図10の(A)、(D)の位置にあ
るとき以外は、トグルコイルバネ53をさらに引っ張る
形となっており、これによって、図10にて(E)、
(B)の範囲にあるときは(A)へ、また(C)の範囲
にあるときは(D)へ移動するように構成されている。
よって、図12(b)に示すように、斜面部55eがカ
ム孔43cの一部しか通過しない状態でも、カムピン5
6を図12(c)に示す位置に移動させることができ
る。
【0047】前述のように、装填室ドア44を閉じて、
ドア係止部材55に設けられている斜面部55eが図1
2(a)にて左方向に移動すると、図12(b)に示す
ように、カムピン56は斜面部55eの左側の面で押さ
れて下に移動し、さらにここからは前記トグルコイルバ
ネ53の付勢力により図12(c)の位置に作動され
る。結局、一体で構成されているカムピン56とカム板
B52とは、カム孔43cに沿って移動すると、図11
に示されるように、カムピン50bはカム板A51の直
線孔51aに沿って、軸50dを中心に回転することに
よって、下方向に移動する。これにより開閉部材50が
回動され、フィルムカートリッジ1の遮光シールドを開
放状態とする。
【0048】図12(c)及び図9に示すように、装填
室ドア44の閉じ状態において、装填室ドア44を開け
ようとして、図12(c)及び図9の閉じ状態でドア係
止部材55を右方向へ作動させようとしても、ドア係止
部材55の凸部55cがカムピン56に当接し、移動で
きないように規制されている。撮影が全駒終了あるいは
図示しない途中巻き戻しボタンを押すことにより、フィ
ルム70はフィルムカートリッジ1内へ巻き戻される。
【0049】図7に示すIFIC61が、巻き戻し中パ
ーフォレーション孔70bをフォトリフレクタ42の出
力により検知し、図14に示すように、ある一定時間T
1の間、次のパーフォレーション孔70bが検出されな
いときは、CPU62は巻き戻しが終了したものと判断
し、図示しないフィルム給送モータを停止させる。CP
U62はその後、前記給送モータが確実に停止するまで
の時間T2後、電磁石54を通電し、これにより図13
に示すように閉じ板53の吸着板58が電磁石54に吸
着され、図10において、カムピン56を(D)の位置
から(B)の位置へ押し上げる。すると、(B)の位置
まできたカムピン56は前述したように、トグルコイル
バネ53により(A)の位置へ移動され、図12(d)
に示す状態となり、フィルムカートリッジ1の遮光シー
ルドを閉鎖状態にする。またカムピン56が(D)の位
置から移動していなくなることにより、前記ドア係止部
材55の凸部55cの右方向への移動の規制が解除され
る。
【0050】そして、フィルムカートリッジ1を取り出
すべく、図9に示す装填ドア44が閉じた状態から、図
8に示す装填ドア44が開いた状態にするには、第1実
施例と同様にドア係止部材55を図9において右方向へ
操作し移動させる。図13に示されるように、ドア係止
部材55の斜面部55eが(ホ)の位置から(ヘ)の位
置へ移動するときに、斜面部55eによりカムピン56
は図10に示す(A)の位置から(E)の位置へ押し上
げられ、図12(e)に示す状態となり、斜面部55e
の通過後、(A)の位置へ戻り、図12(a)に示す状
態になる。
【0051】以上により、本第3実施例では、装填室ド
ア44を閉じて、その係止に連動してフィルムカートリ
ッジ1の遮光シールドの開放とフィルム送り出しが順次
可能で、また巻き戻しの際、フィルム70がフィルムカ
ートリッジ1に完全に巻き戻されていないときは、装填
室ドア44をロックし開けることができない。巻き戻し
終了検知後、一定時間後にフィルムカートリッジ1の遮
光シールドが完全に閉じられるとともに、ドア係止部材
55の移動の規制係止を解除し、装填室ドア44を開け
ることができるようになっており、誤動作によるフィル
ムへの意図しない露光を防止できる。
【0052】[付記]なお、本発明の上記実施態様によ
れば、以下のごとき構成を得ることができる。 (1) フィルムカートリッジ内に収納されたフィルム
の送出口を開閉する遮光シールドを有するフィルムカー
トリッジを使用するカメラにおいて、前記フィルムカー
トリッジが装填される装填室と、前記装填室を開閉する
装填室ドアと、前記装填室ドアを、閉鎖した状態で係止
する閉鎖位置と、係止を解除し開放を許容する開放位置
とに移動可能な係止手段と、前記装填室ドアを開ける際
に、前記係止手段を作動させる装填室ドア開放手段と、
撮影終了後のフィルム巻き戻しの際、フィルムの前記カ
ートリッジ内への巻き取り終了を検知するフィルム巻き
戻し終了検知手段と、前記フィルムカートリッジと係合
して、前記係止手段の閉鎖位置への変位に連動し、前記
遮光シールドを開状態にすると共に、前記フィルム巻き
戻し終了検知手段により前記フィルムカートリッジ内へ
のフィルム巻き取り終了を検知すると前記遮光シールド
を閉状態にする遮光シールド開閉手段と、前記遮光シー
ルドが開状態の時には、前記装填室ドアの前記係止手段
の開放位置への変位を阻止し、前記装填室ドア開放手段
の前記装填室ドアの開放方向への作動を規制する装填室
ドア係止ロック手段と、を具備することを特徴とするカ
メラ。
【0053】(2) フィルムカートリッジ内に収納さ
れたフィルムの送出口を開閉する遮光シールドを有する
フィルムカートリッジを使用するカメラにおいて、前記
フィルムカートリッジが装填される装填室と、前記装填
室を開閉する装填室ドアと、前記装填室ドアを、閉鎖し
た状態で係止する閉鎖位置と、係止を解除し開放を許容
する開放位置とに移動可能な係止手段と、前記装填室ド
アを開ける際に、前記係止手段を作動させる装填室ドア
開放手段と、撮影終了後のフィルム巻き戻しの際、フィ
ルムの前記カートリッジ内への巻き取りを終了を検知す
るフィルム巻き戻し終了検知手段と、前記フィルムカー
トリッジと係合して、前記係止手段の閉鎖位置への変位
に連動し、前記遮光シールドを開状態にすると共に、前
記フィルム巻き戻し終了検知手段により前記フィルムカ
ートリッジ内へのフィルム巻き取り終了を検知すると前
記遮光シールドを閉状態にする遮光シールド開閉手段
と、前記遮光シールドの開閉に連動して、前記遮光シー
ルドが開状態にあるときは前記装填室ドアの前記係止手
段の解除を阻止し、前記装填室ドア開放手段の開放方向
への移動を規制し、また前記遮光シールドが閉状態にあ
るときは前記装填室ドアの前記係止手段の移動規制を解
除し、前記装填室ドア開放手段の開放方向への移動を許
容する装填室ドア係止ロック手段と、を具備することを
特徴とするカメラ。
【0054】(3) 付記1又は2において、前記フィ
ルム巻き戻し終了検知手段により前記フィルムカートリ
ッジ内へのフィルム巻き取り終了を検知した時に、一定
の時間経過後に前記遮光シールドを閉状態にすることを
特徴とするカメラ。
【0055】(4) フィルムカートリッジ内に収納さ
れたフィルムの送出口を開閉する遮光シールドを有する
フィルムカートリッジを使用するカメラにおいて、前記
フィルムカートリッジが装填される装填室と、前記装填
室を開閉する装填室ドアと、前記装填室ドアを、閉鎖し
た状態で係止する閉鎖位置と、係止を解除し開放を許容
する開放位置とに移動可能な係止手段と、前記装填室ド
アを開ける際に、前記係止手段を作動させる装填室ドア
開放手段と、撮影終了後のフィルム巻き戻しの際、フィ
ルムの前記カートリッジ内への巻き取りを終了を検知す
るフィルム巻き戻し終了検知手段と、前記フィルムカー
トリッジと係合して、前記係止手段の閉鎖位置への変位
に連動し前記遮光シールドを開状態にすると共に、前記
係止手段の開放位置への変位に連動し、前記遮光シール
ドを閉状態にする遮光シールド開閉手段と、前記遮光シ
ールドが開状態の時には、前記装填室ドアの前記係止手
段の開放位置への変位を阻止し、前記装填室ドア開放手
段の前記装填室ドアの開放方向への作動を規制し、また
前記フィルム巻き戻し終了検知手段により前記フィルム
カートリッジ内へのフィルム巻き取り終了を検知した時
に、前記装填室ドアの前記係止手段の作動規制を解除
し、前記装填室ドアの開放方向への作動を可能にする装
填室ドア係止ロック手段と、を具備することを特徴とす
るカメラ。
【0056】(5) 付記4において、前記フィルム巻
き戻し終了検知手段により前記フィルムカートリッジ内
へのフィルム巻き取り終了を検知した時に、一定の時間
経過後に前記装填室ドアの前記係止手段を解除すること
を特徴とするカメラ。
【0057】(6) フィルムカートリッジ内に収納さ
れたフィルムの送出口を開閉する遮光シールドを有する
フィルムカートリッジを使用するカメラにおいて、前記
フィルムカートリッジが装填される装填室と、前記装填
室を開閉する装填室ドアと、前記装填室ドアを、閉鎖し
た状態で係止する閉鎖位置と、係止を解除し開放を許容
する開放位置とに移動可能な係止手段と、前記係止手段
の閉鎖位置への変位に連動し前記遮光シールドを開状態
にすると共に、前記係止手段の開放位置への変位に連動
し前記遮光シールドを閉状態にする遮光シールド開閉手
段と、前記遮光シールドが開状態の時には、前記装填室
ドアの前記係止手段の開放位置への変位を阻止し、前記
装填室ドアの開放方向への作動を規制する装填室ドア係
止ロック手段とを具備し、前記遮光シールドが開状態の
時には、前記装填室ドアの前記係止手段の開放位置への
変位を可能とし、記前記装填室ドア開放手段の前記装填
室ドアの開放方向への作動を可能にすることを特徴とす
るカメラ。
【0058】(7) 付記1、2、4、又は6におい
て、装填室ドア係止ロック手段は、前記係止手段の閉鎖
位置への変位に連動し、その閉鎖終了までの間に、前記
係止手段の作動軌跡内にロック部材を侵入させることを
特徴とするカメラ。
【0059】(8) フィルムカートリッジ内に収納さ
れたフィルムの送出口を開閉する遮光シールドを有する
フィルムカートリッジを使用するカメラにおいて、前記
フィルムカートリッジが装填される装填室と、前記装填
室を開閉する装填室ドアと、前記装填室ドアの開閉動作
方向と略垂直方向に移動可能に配設され、前記装填室ド
アと係合し、前記装填室ドアを閉鎖した状態で係止する
係止部材と、前記係止部材を前記装填室ドアと係合方向
へ付勢する付勢部材と、前記係止部材を前記装填室ドア
との係止を前記付勢部材に抗して解除する方向に作動さ
せ前記装填室ドアを開放状態にすると共に、前記係止部
材を開位置に係止するロック手段と、前記装填室ドアの
閉動作により、前記ロック手段を解除し、前記係止部材
を前記装填室ドアと係合方向へ作動させるロック解除手
段と、前記係止部材の閉鎖状態への変位に連動し前記遮
光シールドを開状態にすると共に、前記係止手段の開放
状態への変位に連動し前記遮光シールドを閉状態にする
遮光シールド開閉手段と、を具備することを特徴とする
カメラ。
【0060】(9) フィルムカートリッジ内に収納さ
れたフィルムの送出口を開閉する遮光シールドを有する
フィルムカートリッジを使用するカメラにおいて、前記
フィルムカートリッジが装填される装填室と、前記装填
室を開閉する装填室ドアと、前記装填室ドアを、閉鎖し
た状態で係止する閉鎖位置と、係止を解除し開放を許容
する開放位置とに移動可能な係止手段と、前記フィルム
カートリッジと係合して、前記係止手段の閉鎖位置への
変位に連動し前記遮光シールドを開状態にすると共に、
前記係止手段の開放位置への変位に連動し前記遮光シー
ルドを閉状態にする遮光シールド開閉手段と、装填され
た前記フィルムカートリッジからフィルムを送り出すフ
ィルム駆動手段と、前記係止手段の前記装填室ドアの閉
鎖位置への変位に連動して、作動するスイッチ手段と、
前記スイッチ手段の作動により計時を開始し、一定時間
後に前記フィルム駆動手段を駆動させフィルムの送り出
しを行なう駆動制御手段と、を具備することを特徴とす
るカメラ。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、如
何なる場合においても、フィルムを不用意に露光させ
ず、またカメラ及びフィルムを破損させず、さらに装填
室ドアの開操作が容易、軽快に行うことができるカメラ
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるカメラにおいて、主
にフィルム装填室部周辺を、斜め後方から見た外観斜視
図である。
【図2】前記第1実施例のカメラにおいて、装填室ドア
を開けたときのカギ部周辺の状態を示し、一部透視して
見た側面図である。
【図3】前記第1実施例のカメラにおいて、装填室ドア
を閉じたときのカギ部周辺の状態を示し、一部透視して
見た側面図である。
【図4】本発明の第2実施例であるカメラにおいて、主
にフィルム装填室部周辺を斜め後方から、見た外観斜視
図である。
【図5】前記第2実施例のカメラにおいて、装填室ドア
を開けた状態を示し、斜め後方から、主にフィルム装填
室部周辺を見た外観斜視図である。
【図6】前記第2実施例のカメラにおいて、装填室ドア
を閉じ状態に係止した状態を示し、斜め後方から、主に
フィルム装填室部周辺を見た外観斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例であるカメラを、外装部材
を省略し、主にフィルム装填室部周辺の機構の構成を示
し、斜め後方から見た斜視図である。
【図8】前記第3実施例のカメラの、装填室ドアを開け
たときのカギ部周辺の状態を示し、一部透視して見た側
面図である。
【図9】前記第3実施例のカメラの、装填室ドアを閉じ
たときのカギ部周辺の状態を示し、一部透視して見た側
面図である。
【図10】前記第3実施例のカメラにおいて、カムイタ
52の作動を示す側面透視図である。
【図11】前記第3実施例のカメラにおいて、カムイタ
52及び遮光シールド開閉レバー50bの作動を示す側
面透視図である。
【図12】前記第3実施例のカメラにおいて、装填室ド
アの開閉時におけるドア係止部材55及びカムピン56
の各作動状態を示す側面透視図であり、(a)装填室ド
アが開の状態、(b)装填室ドアが開から閉の状態、
(c)装填室ドアが閉の状態、(d)装填室ドアが閉
で、フィルム巻き戻し終了後の状態、(e)装填室ドア
が閉から開の状態を示す。
【図13】前記第3実施例のカメラにおいて、閉じ板5
3の作動を示す側面透視図である。
【図14】前記第3実施例のカメラにおいて、フィルム
巻き戻し終了検知による装填室ドアのロックの係止解除
する場合のタイムチャートである。
【図15】前記第3実施例のカメラを含む本発明の各実
施例において、使用するフィルムカートリッジに収納さ
れているフィルムの形状を示す図である。
【符号の説明】
1 フィルムカートリッジ 1a 遮光シールド回転軸 2a、43a 突起部(ロック手段) 4、24、44 装填室ドア 5、26、55 ドア係止部材(係止手段) 5b,55b ロック部(ロック手段) 6、35a,50 遮光シールド開閉部材(遮光シー
ルド開閉手段) 11a,21a,41a フィルムカートリッジ装填
室 34 フィルム給送用モータ(フィルム駆動手段) 42 フォトリフレクタ(フィルム巻き戻し終了検知
手段) 53 閉じ板 56 カムピン(装填室ドア係止ロック手段) 70 フィルム
フロントページの続き (72)発明者 前野 均 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムカートリッジ内に収納されたフィ
    ルムの送出口を開閉する遮光シールドを有するフィルム
    カートリッジを使用するカメラにおいて、 前記フィルムカートリッジが装填される装填室と、 前記装填室を開閉する装填室ドアと、 前記装填室ドアを、閉鎖した状態で係止する閉鎖位置
    と、係止を解除し開放を許容する開放位置とに移動可能
    な係止手段と、 撮影終了後のフィルム巻き戻しの際、フィルムの前記カ
    ートリッジ内への巻き取り終了を検知するフィルム巻き
    戻し終了検知手段と、 前記フィルムカートリッジと係合して、前記係止手段の
    閉鎖位置への変位に連動し、前記遮光シールドを開状態
    にすると共に、前記フィルム巻き戻し終了検知手段によ
    り前記フィルムカートリッジ内へのフィルム巻き取り終
    了を検知すると前記遮光シールドを閉状態にする遮光シ
    ールド開閉手段と、を具備することを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】フィルムカートリッジ内に収納されたフィ
    ルムの送出口を開閉する遮光シールドを有するフィルム
    カートリッジを使用するカメラにおいて、 前記フィルムカートリッジが装填される装填室と、 前記装填室を開閉する装填室ドアと、 前記装填室ドアを、閉鎖した状態で係止する閉鎖位置
    と、係止を解除し開放を許容する開放位置とに移動可能
    な係止手段と、 撮影終了後のフィルム巻き戻しの際、フィルムの前記カ
    ートリッジ内への巻き取り終了を検知するフィルム巻き
    戻し終了検知手段と、 前記フィルムカートリッジと係合して、前記係止手段の
    閉鎖位置への変位に連動し前記遮光シールドを開状態に
    すると共に、前記係止手段の開放位置への変位に連動し
    前記遮光シールドを閉状態にする遮光シールド開閉手段
    と、 前記遮光シールドが開状態の時には、前記装填室ドアを
    係止する前記係止手段の開放位置への変位を阻止し、前
    記係止手段の前記装填室ドアの開放方向への作動を規制
    する装填室ドア係止ロック手段とを具備し、 前記フィルム巻き戻し終了検知手段により前記フィルム
    カートリッジ内へのフィルム巻き取り終了を検知した時
    に、前記装填室ドア係止ロック手段を解除し、前記係止
    手段の前記装填室ドアの開放方向への作動を可能にする
    ことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】フィルムカートリッジ内に収納されたフィ
    ルムの送出口を開閉する遮光シールドを有するフィルム
    カートリッジを使用するカメラにおいて、 前記フィルムカートリッジが装填される装填室と、 前記装填室を開閉する装填室ドアと、 前記装填室ドアを、閉鎖した状態で係止する閉鎖位置
    と、係止を解除し開放を許容する開放位置とに移動可能
    な係止手段と、 前記フィルムカートリッジと係合して、前記係止手段の
    閉鎖位置への変位に連動し前記遮光シールドを開状態に
    すると共に、前記係止手段の開放位置への変位に連動し
    前記遮光シールドを閉状態にする遮光シールド開閉手段
    と、 装填された前記フィルムカートリッジからフィルムを送
    り出すフィルム駆動手段と、 前記係止手段の前記装填室ドアの閉鎖位置への変位に連
    動して、作動するスイッチ手段と、 前記スイッチ手段が作動してから一定時間後に、前記フ
    ィルム駆動手段を駆動させフィルムの送り出しを行なう
    駆動制御手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008229075A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Aruze Corp 電子機器の着脱装置

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JP2008229075A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Aruze Corp 電子機器の着脱装置

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