JP3459717B2 - 光学機器 - Google Patents

光学機器

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JP3459717B2
JP3459717B2 JP03092396A JP3092396A JP3459717B2 JP 3459717 B2 JP3459717 B2 JP 3459717B2 JP 03092396 A JP03092396 A JP 03092396A JP 3092396 A JP3092396 A JP 3092396A JP 3459717 B2 JP3459717 B2 JP 3459717B2
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮光ドアを有する
フィルムカートリッジを装填可能なカメラに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、カートリッジ内スプールを駆動し
てカートリッジ内からスムーズにフィルムを押し出すこ
とができるように、カートリッジのフィルム排出口に開
閉自在な遮光ドアを設けたフィルムカートリッジが提案
されている。例えば、米国特許5,347,334号に
て開示されているフィルムカートリッジがそのタイプに
属する。
【0003】このタイプのフィルムカートリッジを用い
る場合、カメラ側で遮光ドアの開閉をコントロールする
必要があるため、従来の135フィルムを使用するカメ
ラには設けられていなかった新規なメカニズムを設ける
必要がある。
【0004】ところで、このタイプのフィルムカートリ
ッジは、カメラに設けられたカートリッジ室にカートリ
ッジ内スプールの軸方向に挿入して装填されるが、スプ
ールを駆動するモータの故障等により、巻上げや巻戻し
途中でフィルムが巻き戻せなくなりフィルムカートリッ
ジをカートリッジ室から取り出せなくなった場合に、フ
ィルムの取出しが困難となる可能性がある。
【0005】そこで、このような非常時の対策として、
特開平5−11335号公報等には、カートリッジ室を
開閉するカートリッジ室蓋とは別に、135フィルムを
使用するカメラの背蓋に相当する蓋部材を設け、この蓋
部材を開けることによってアパーチャ部を露出させた上
で、フィルムをカートリッジ内に押し込む等してカート
リッジを取り出せるようにしたカメラが提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報提案のカメラでは蓋部材を開けることによって撮影済
みのフィルムを再び露光させてしまうことになるので、
前述した非常時の対策としては不十分であるという欠点
がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、撮影済みフィル
ムを露光させることなく、非常時に容易にフィルムカー
トリッジを取り出せるようにした光学機器を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、フィルムカートリッジが装填される
本体を有し、この本体内部にフィルムカートリッジのス
プール(カートリッジ内スプール)を駆動するスプール
駆動手段を備えた光学機器において、上記本体の外部か
らのスプール駆動手段の駆動を可能とする外部駆動手段
を有している。
【0009】具体的には、スプール駆動手段に一体回転
可能に連結した又はスプール駆動手段に一体に設けた外
部駆動手段に本体外部に露出する係合部を形成し、この
係合部に駆動用工具を係合させてスプール駆動手段を本
体外部から駆動する。
【0010】このようにして本発明では、スプール駆動
手段を駆動するモータのトラブル等によって巻き上げ又
は巻き戻し途中でフィルム給送が停止してしまった場合
に、外部からのスプール駆動手段の駆動つまりはカート
リッジ内スプールの駆動を可能として、アパーチャ部の
背蓋を開けずにフィルムをカートリッジ内に巻き込むこ
とができるようにし、撮影済みフィルムを再露光するこ
となくカートリッジを本体から取り出せるようにしてい
る。
【0011】ここで、カートリッジ内スプールに駆動用
工具が係合する係合部が形成されている場合に、このス
プールの係合部と外部駆動手段の係合部とを略同一形状
にして、同じ駆動用工具を用いてカートリッジ内スプー
ルとスプール駆動手段とを駆動できるようにするのが望
ましい。
【0012】また、外部駆動手段を覆う蓋部材を、本体
に取り外し可能に取り付けて、正常時に外部駆動手段を
介してスプール駆動手段を動かせないようにするのが望
ましい。
【0013】なお、本発明は、フィルム排出口を開閉す
る開閉部材を有したフィルムカートリッジが用いられる
光学機器に特に適する。さらに、フィルムカートリッジ
を装填する空間を開閉するカートリッジ室蓋と、このカ
ートリッジ室蓋を閉状態にロックするロック手段とを有
し、開閉部材の開閉動作とロック手段のロック解除動作
とが連動する構成となっている光学機器に適する。
【0014】
【発明の実施の形態】 (第1実施形態)まず、図9および図10を用いて、本
発明の第1実施形態であるカメラに用いるフィルムカー
トリッジについて説明する。これらの図において、1は
カートリッジシェル、2はカートリッジ内スプール、3
はライトロックドア(遮光ドア)である。
【0015】ライトロックドア3は、シェル1に形成さ
れたフィルム排出口1aを開閉するドア部3aと、シェ
ル1に回動可能に保持される軸部3bとを有する。軸部
3bの端部には、後述するカメラ側の開閉駆動部材12
に係合する係合部3cが形成されている。
【0016】このライトロックドア3を図10における
時計回転方向に回転させると、この図に示すように、フ
ィルム排出口1aが開状態となり、ここから不図示のフ
ィルムが排出可能となる。逆にライトロックドア3を図
10における反時計回転方向に回転させると、図9に示
すように、ドア部3bによってフィルム排出口1aが閉
じられ、遮光状態となる。
【0017】スプール2の一端には軸部2aが形成され
ており、この軸部2aには、図10に示すように後述の
カメラ側のスプール駆動部材7が係合および突き当たる
係合穴2bおよび突当て部2cが設けられている。ま
た、他端には軸部2eが形成されている。
【0018】スプール2を図10における反時計回転方
向に回転させると、不図示のフィルムがスプール2に巻
き取られ、カートリッジ内に収容される。逆に、スプー
ル2を時計回転方向に回転させると、フィルムがライト
ロックドア3が開いたフィルム排出口1aから押し出さ
れる。
【0019】また、スプール2には、データディスク4
およびインジケータ5が一体的に設けられており、スプ
ール2の停止位相をコントロールすることにより、フィ
ルムの種類やフィルムの使用状態等の表示が行なわれる
ようになっている。データディスク4は、バーコード表
示により、フィルムのISO感度や撮影可能コマ数等の
データを表示する。また、このカメラには、スプール2
の停止位相に応じてインジケータ5で表示されるフィル
ム使用状態を読取り判別する手段が設けられている。
【0020】ここで、インジケータ5で示される状態表
示について説明する。1bは未露光フィルム、1cは撮
影途中フィルム、1dは全コマ撮影済みフィルム、1e
は現像済みフィルムをそれぞれ示す表示窓であり、イン
ジケータ5の停止位相に応じて1つの表示窓内が他の表
示窓内と異なる色となることによりフィルムの状態表示
が行なわれる。
【0021】このように構成されたフィルムカートリッ
ジでは、図9のようにライトロックドア3が閉状態にあ
るときは、不図示のロック機構が作用して外部からスプ
ール2を回転駆動することができないようになってい
る。つまり図10に示す開状態でのみ、スプール2の回
転駆動が許容される。
【0022】このフィルムカートリッジがカメラのカー
トリッジ室に装填されると、カートリッジ押え部材42
およびスプール駆動部材12によってスプール2がセン
タリングされて支持されるとともに、スプール2の突当
て部2cがカメラ側の基準面に突き当たる。なお、ライ
トロックドア3の軸部3bの係合部3cにカメラの開閉
駆動部材12が係合することにより、カートリッジシェ
ル1の回転が止められる。
【0023】次に、本発明の第1実施形態である一眼レ
フカメラについて図1〜図8を用いて説明する。図1は
上記カメラのカートリッジ室周辺の構成を示しており、
紙面表側が撮影者側、紙面裏側が撮影レンズ側となる。
なお、カメラはフィルムカートリッジをカメラ上部から
カートリッジ内スプール2の軸方向に装填するタイプの
ものであり、カメラ下部が不図示三脚に取付けられた状
態においてもフィルムカートリッジの装填、取出しが簡
単に行なえる。
【0024】また、本カメラでは撮影光軸上部に配置さ
れた不図示のファインダー機構および内蔵ストロボとの
干渉を避けるために、カートリッジ室蓋31が図中左側
へ開くように構成してある。
【0025】まず、カートリッジ室蓋31の構成につい
て説明する。32は吊環であり、ビス33によりカメラ
本体6に取り付けられている。なお、吊環32にはネッ
クストラップ通し部32aが形成されている。吊環32
に設けられた嵌合穴32bとカートリッジ室蓋31に設
けられた嵌合穴31aとにスプリングピン32cを挿入
することにより、所定のフリクションを有したカートリ
ッジ室蓋31のヒンジ部が構成される。
【0026】34はロックつまみであり、嵌合穴34a
とロック回転体35に設けられた嵌合穴35aとにスプ
リングピン36を挿入することにより、ロック回転体3
5に取り付けられている。ロック回転体35は、ロック
つまみ34を図1の状態から指で引起こした上で回転操
作を行なう。ロック回転体35は、カートリッジ室蓋3
1に回転可能に取り付けられ、このロック回転体35に
は、ロックピニオン37がこれと一体的に回転するよう
ビス38により取り付けられている。
【0027】39はロック部材であり、紙面表裏方向へ
直線運動可能なようにカートリッジ室蓋31のガイド部
31bでガイドされる。このロック部材39は、ロック
ピニオン37のピニオン部37aと噛合うラック部39
aを有している。このためロックつまみ34から入力さ
れる回転操作が直線運動に変換される。40は押え部材
であり、ビス41でカートリッジ室蓋31に取り付けら
れている。
【0028】42はカートリッジ押え部材であり、抜け
止め44との間に取付けられたバネ43により図中下側
へ付勢されている。このカートリッジ押え部材42は、
カートリッジ室に装填されたフィルムカートリッジのス
プール2の軸部2eの内側に受容され、スプール2のセ
ンタリングと図中下方に押え付ける役割を果す。
【0029】45は伝達地板であり、この伝達地板45
には伝達レバー46が軸47を中心に揺動可能に取り付
けられている。この伝達地板45は、カメラ本体6に不
図示のビスにより固着されている。
【0030】このように構成されたカートリッジ室蓋開
閉機構においては、ロックつまみ34を引き起こしてロ
ック回転体35を平面視にて反時計回転方向に回動させ
ると、ロック部材39が紙面裏側へ移動し、ロック部3
9bが係止部45aに係止してカートリッジ室蓋31が
閉状態でロックされる。
【0031】この状態から、ロックつまみ34を時計回
転方向に回動させると、ロック部材39が紙面表側へ移
動し、ロック部39bの係止が外れ、カートリッジ室蓋
31のロックが解除される。
【0032】また、ロック動作時には、ロック部材39
の伝達部39cが伝達レバー46の伝達部46aを押し
て伝達レバー46を揺動させ、フィルムカートリッジの
ライトロックドア3を開駆動する。逆に、ロック解除動
作時には、伝達レバー46をロック動作時と逆方向に揺
動させてライトロックドア3を閉駆動する。なお、ライ
トロックドア3の駆動機構については後述する。
【0033】次に、フィルムカートリッジのスプール2
の駆動機構について説明する。カメラ本体6は、スプー
ル駆動部材7および開閉駆動部材12を回転可能に支持
する嵌合穴6a,6bを有している。スプール駆動部材
7の軸部7bにはキー部材8が組み込まれ、スプール駆
動部材7の内部には、このスプール駆動部材7の全体を
上方に付勢するバネ9が収容されている。
【0034】スプール駆動部材7の下部開口は、中継部
材10のバネ受部10aによって塞がれている。この中
継部材10は、スプール駆動部材7の回転軸と同軸に形
成された嵌合穴に嵌合しており、突起10bの作用でス
プール駆動部材7に対しバヨネット方式でフィルム巻戻
し方向に回転させて取り付けられ、フィルム巻戻し方向
の確実な回転伝達および抜け止めがなされている。但
し、この部分の構成に関しては、接着やネジ式固定等、
種々の結合方法を用いることができるまた、中継部材1
0は、その下部に、係合穴10cと、この係合穴10c
につながるキー溝10dとで構成される係合部を有して
いる。この係合部の詳細な構成および機能については後
述する。
【0035】本カメラには、スプール駆動部材7を駆動
する不図示のモータが内蔵されている。スプール駆動部
材7にはギヤ部7aが設けられており、このギヤ部7a
に噛合する不図示のギヤ列を介して内蔵モーターの回転
力が伝達される。スプール駆動部材7は、カートリッジ
室に装填されたフィルムカートリッジのスプール2と係
合し、カートリッジのカートリッジ室内での位置決めを
行なう。
【0036】具体的には、スプール駆動部材7の軸部7
bおよびキー部材8をスプール2の軸部2aの係合穴2
bに係合させ、スプール駆動部材7の基準面7cにスプ
ール2の突当て部2cを突き当てて、フィルムカートリ
ッジのセンタリングおよび軸方向位置決めを行なう。
【0037】また、係合穴2bに軸部7bおよびキー部
材8が係合すると、スプール駆動部材7からスプール2
への回転伝達が可能となる。
【0038】なお、フィルムカートリッジの装填時に、
キー部材8と係合穴2bのキー溝との位相が一致してい
なかった場合には、バネ9が圧縮変形してスプール駆動
部材7の下動を許容し、無理な装填力を吸収する。そし
て、スプール駆動部材7を回転させてキー位相を一致さ
せれば、バネ9の付勢力によってキー部材8とキー溝と
が力で係合し、回転伝達が確実に行われる。
【0039】開閉駆動部材12には、カム部材13が一
体的に回転するように取り付けられている。開閉駆動部
材12は、カートリッジ室に装填されたフィルムカート
リッジのライトロックドア3の軸部3bの係合穴3cに
係合し、フィルムカートリッジのカートリッジ室内での
回転止めおよびライトロックドア3の開閉駆動を行な
う。
【0040】具体的には、フィルムカートリッジの係合
穴3cに開閉駆動部材12の軸部12aを係合させるこ
とにより回転止めを行ない、係合穴3cのキー溝に開閉
駆動部材12のキー部12bを係合させることによりラ
イトロックドア3の開閉駆動を可能とする。
【0041】11は下押え部材であり、カメラ本体6に
不図示の固定手段により取り付けられている。スプール
駆動部材7および開閉駆動部材12の両者とも、カメラ
本体6と下押え部材11により挟まれ、軸方向の位置規
制が行なわれる。また、スプール駆動部材7は、比較的
長い軸方向寸法を有した嵌合穴6aに保持されており、
これによりスプール駆動部材7の倒れが防止される。
【0042】また、開閉駆動部材12は、比較的軸方向
に離れて位置するカメラ本体6の嵌合部6bおよび下押
え部材11の嵌合部11aにより保持され(12c,1
2d)、これにより開閉駆動部材12の倒れが防止され
る。
【0043】カメラ本体6には、嵌合穴6aを囲む摺動
軸部6cが形成されており、この摺動軸部6cの外周に
は回転体15が回転自在に取り付けられている。
【0044】16はスライダー、17は伝達部材であ
り、それぞれ回転体15と一体的に回転する。14はフ
レキシブルプリント基板であり、回転体15の回転位相
検出用の信号パターンを有する。また、プリント基板1
4上には、前述したデータディスク4の信号読取りのた
めのフォトリフレクター23も配置されている。
【0045】次に、ロックつまみ34およびロック回転
体35の回転操作に基づく開閉駆動部材12の駆動につ
いて図6〜図8を用いて説明する。
【0046】まず、開閉駆動部材12の駆動機構の構成
について説明する。開閉駆動部材12は、前述したよう
に、下押え部材11による保持部12dを中心に回転可
能であり、爪12eがカメラ本体6のストッパー6d,
6eに当接することにより、それ以上の回転が規制され
る。
【0047】図6に示すように、ストッパー6dで回転
規制された状態では、フィルムカートリッジのライトロ
ックドア3が閉じ、図8のに示すようにストッパー6e
で回転規制された状態では、ライトロックドア3が全開
となる。
【0048】開閉駆動部材12の二方取り軸部12fに
は、カム部材13がこれと一体的に回転するよう取り付
けられている。カム部材13には、径方向外方に突出す
るカム部13aが形成されている。
【0049】また、開閉駆動部材12にはギヤ部12g
が設けられており、このギヤ部12gは回転体15のギ
ヤ部15bと噛み合っている。回転体15は、カメラ本
体6の摺動軸部6cを中心に回転する。
【0050】20は位相検出接片であり、回転体15に
これと一体的に回転するよう取り付けられている。この
位相検出接片20は、フレキシブルプリント基板14の
パターン上を摺動し、回転体15の位相検出信号を出力
する。
【0051】具体的には、ライトロックドア3の開状態
に対応する位相に回転体15が位置することを検出する
ように設定されており、この状態でのみフィルムの送出
しおよび撮影が許可される。
【0052】また、回転体15には、図中の鎖線A方向
に延びるガイド溝15cおよび円筒状のガイド筒15d
が設けられている。回転体15上には、ガイド溝15c
に嵌合するガイド突起16aおよび鎖線A方向に延びる
ガイド筒15dを受容するガイド孔16bを有するスラ
イド部材16が、鎖線A方向にスライド可能に取り付け
られている。
【0053】回転体15の受面15eとスライド部材1
6の腕部16cとの間には、圧縮コイルバネ21が取り
付けられており、スライド部材16が回転体15に対し
て図中右上方向に付勢されている。スライド部材16に
は、カム部材13のカム部13aに当接するカム部16
dが形成されている。スライド部材16の抜け止めは伝
達部材17によって行われる。
【0054】この伝達部材17の嵌合穴17aには回転
体15のガイド筒15dが嵌合し、伝達部材17の係止
突起17bには回転体15の係止部15fが係合してい
る。さらに、伝達部材17は、ビス22により回転体1
5に固着されている。なお、本実施形態では、伝達部材
17の回転体15に対する回転止めをビス22により行
なっているが、他に回転止めのための構成を設けてもよ
い。
【0055】また、伝達部材17には伝達アーム部17
cが設けられており、この伝達アーム部17cには伝達
レバー46の伝達部46bが係合する。
【0056】次に、このように構成された開閉駆動部材
12の駆動機構の動作を説明する。図6に示す状態、す
なわちライトロックドア3の閉状態では、バネ16の付
勢力によって右上に位置するスライド部材16のカム部
16dがカム部材13のカム部13aに当接している。
【0057】また、開閉駆動部材12は反時計回転方向
に付勢され、突起12eがストッパー6dに当接して回
転規制されている。
【0058】この状態でカートリッジ室蓋31のロック
が外れ、カートリッジ室蓋31が開くことにより、カー
トリッジ室に対するフィルムカートリッジの装填および
取出しが可能となる。
【0059】フィルムカートリッジを装填してカートリ
ッジ室蓋31を閉め、ロックつまみ34を反時計回転方
向に回転操作すると、伝達レバー46を介して伝達部材
17が反時計回転方向に駆動され、回転体15およびス
ライド部材16が一体的に反時計回転方向に回動する。
【0060】これと同時に、ギヤ部15b,12gの噛
合いにより、開閉駆動部材12が時計回転方向に回動す
る。このとき、スライド部材16、はカム部13a、1
6dの作用により、バネ21の付勢力に抗して前述のガ
イド機構に案内されてスライドする。
【0061】図7は、その過程でカム部16d、13a
が上死点に達した状態を示している。この状態では、カ
ム部16d、13aの作用により、スライド部材16が
左下に位置する。またこの状態においては、カム部16
d、13aによる回転モーメントは発生していない。
【0062】さらに伝達部材17を反時計回転方向へ回
動させると、開閉駆動部材12がバネ21の付勢力によ
り時計回転方向に回動し始め、図8の状態で停止する。
この状態、すなわちライトロックドア3の開状態におい
ては、開閉駆動部材12は、爪12eとストッパー6e
との当接により回転方向の位置規制がなされている。こ
のとき、位相検知接片20とフレキシブルプリント基板
14上のパターンとが接触して撮影動作許可信号が発生
され、フィルムの送出しおよび撮影動作が可能となる。
【0063】撮影終了後、ロックつまみ34およびロッ
ク回転体35を時計回転方向に回動操作し、カートリッ
ジ室蓋31を開けるときには、上述と逆の手順で動作
し、図8の状態から図7の状態、図6の状態へと移行す
る。
【0064】次に、図1〜図4を用いて、前述した中継
部材10を介したスプール2の駆動機構について説明す
る。
【0065】下押え部材11には、スプール駆動部材7
の回転軸と同軸で円形の開口部116が設けられてお
り、中継部材10の下部に設けられた係合部が、この開
口部11b内を図中上下方向に延びている。
【0066】24はカメラの底蓋、25は側面カバーで
あり、それぞれカメラ本体6に不図示のビスより固着さ
れている。底蓋24における上記開口部材11bの下方
には、開口部24aが形成されている。26は蓋部材で
あり、開口部24aの下側につながって形成された蓋取
付穴24bに嵌め込まれて接着固定されている。
【0067】なお、蓋取付穴24bの周方向一部には、
蓋部材26をこじ開けるときに使う切欠き24cが形成
されている。また、下押え部材11と底蓋24との当接
部11c,24dは、蓋部材26を取り外した状態にお
いてもカメラ内に光が入らないような遮光構造となって
いる。
【0068】図2は、カートリッジ室内にフィルムカー
トリッジを装填した状態で、カメラに何らかのトラブル
が発生してフィルムが巻上げ又は巻戻せなくなり、蓋部
材26を取外した状態を示している。フィルムカートリ
ッジのカートリッジシェル1、スプール2、ライトロッ
クドア3およびデータディスク4については前述したの
で説明は省略する。
【0069】27はフィルムであり、その一部(送出
部)27aがカートリッジから送り出された状態となっ
ており、残りの部分(巻付部)27bがスプール2に巻
き付いている。
【0070】図3は、図2におけるA方向矢視図であ
る。この図で示す中継部材10の係合穴10cとキー溝
10dとから形成される係合部の形状は、フィルムカー
トリッジのスプール2のキー溝付き係合穴2bと略同一
形状となっている。これにより、本来スプール2の係合
穴2bに係合させて用いるスプール駆動工具を使って、
中継部材10ひいてはスプール駆動部材7を駆動するこ
とができる。
【0071】図4には、スプール駆動工具の一例を示し
ている。28はつまみ部であり、29はスプール2の係
合穴2b又は中継部材10の係合部に係合するスプール
係合部であり、軸部29aとキー部29bとから構成さ
れる。30はフィルムカートリッジのライトドアロック
3の係合穴3cに係合するドア係合部である。
【0072】図5は、スプール駆動工具のスプール係合
部29を中継部材10の係合部に差込んだ状態を示して
いる。スプール係合部29の軸部29aは係合穴10c
に嵌合してセンタリングされ、キー部29はキー溝部1
0dに係合して回転力の伝達を行う。
【0073】そして、つまみ部28をつまんで、スプー
ル駆動工具を図3における反時計回転方向に回転させる
と、中継部材10と一体となってスプール駆動部材7が
回転し、フィルムカートリッジのスプール2が回転駆動
される。このため、フィルム27の送出部27aをカー
トリッジ内に巻き込むことができ、その後は通常のカー
トリッジの取出し動作と同様に、カートリッジ室蓋31
のロックつまみ34を引き起こしてロック回転体35を
時計回転方向に回転させれば、開閉駆動部材12が作動
してライトロックドア3が閉じられる。
【0074】こうしてフィルムカートリッジは確実に遮
光状態となり、カートリッジ室蓋31を開ければ撮影済
みフィルムが完全に保護された状態でフィルムカートリ
ッジをカートリッジ室から取り出すことができる。
【0075】(第2実施形態)図11には、本発明の第
2実施形態を示している。この図において、51はスプ
ール駆動部材、52は中継部材である。本実施形態で
は、これら2部材の結合方法が第1実施形態と異なる。
【0076】すなわち、中継部材52の係合部の外周に
形成されたキー52cがスプール駆動部材51の下端部
に形成されたキー溝51aに係合して回転力が伝達可能
となり、また、中継部材52の外周に形成されたテーパ
突起52dが、スプール駆動部材51の下端近傍に形成
された係合穴51bに突入係合することにより、抜け止
めが形成される。なお、係合穴52aおよびキー溝52
bからなる中継部材52の係合部は第1実施形態におけ
る中継部材10と同じである。
【0077】(第3実施形態)図12には、本発明の第
3実施形態を示している。この図において、61はカメ
ラの底蓋、62は蓋部材である。本実施形態では、これ
ら2部材の結合方法が第1実施形態と異なる。
【0078】すなわち、第1実施形態が蓋部材26を接
着する方式を採用しているのに対し、本実施形態は蓋部
材62を圧入して係止する方式を採用している。蓋部材
62は、上部外周にテーパ突起62aを有し、底蓋61
の開口部61aに圧入されたときに、このテーパ突起6
2aが開口部61aの上部の係止部61bに係合するこ
とによって抜止めされる。蓋取付穴61cおよびこじ開
け用の切欠き61dは第1実施形態と同じである。
【0079】なお、本実施形態では、テーパ突起62a
をリング状のリブ部62b上に設けているが、このリン
グ状リブ部62bに弾性力調整のための切欠き部を設け
ても良い。
【0080】また、上記各実施形態では、スプール駆動
部材7に中継部材10を連結し、この中継部材に工具係
合用の係合部10cを設けた場合について説明したが、
本発明においては、スプール駆動部材と中継部材とを一
体成形してもよい。
【0081】また、本発明は、レンズシャッタカメラ、
一眼レフカメラ、ビデオカメラ等、種々の形態のカメラ
に適用することができ、さらにはカメラ以外の光学機器
やその他の装置、さらにはそれらカメラや光学機器やそ
の他の装置に適用される装置またはこれらを構成する要
素に対しても適用することができる。
【0082】また、本発明は、以上の実施形態および変
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
て用いてもよい。
【0083】(実施形態と請求の範囲との関係)上記実
施形態において、スプール駆動部材7が請求の範囲にい
うスプール駆動手段に、中継部材10が請求の範囲にい
う外部駆動手段に、係合穴10cおよびキー溝10dが
請求の範囲にいう係合部に、蓋部材26が請求の範囲に
いう蓋部材に、ライトロックドア3が請求の範囲にいう
開閉部材に、カートリッジ室蓋31が請求の範囲にいう
カートリッジ室蓋にそれぞれ相当する。
【0084】なお、以上が本発明の各構成と実施形態の
各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の
構成に限られるものではなく、請求項に示した機構また
は実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であれば
どのようなものであってもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、通常
は本体内蔵モータによって駆動されるスプール駆動手段
を、本体の外部からも駆動できるようにしている。この
ため本発明を用いれば、スプール駆動手段を駆動するモ
ーターのトラブル等によって巻上げ又は巻戻し途中でフ
ィルム給送が停止してしまったような非常時に、外部か
らのスプール駆動手段の駆動つまりはカートリッジ内ス
プールの駆動を可能として、アパーチャ部の背蓋を開け
ずにフィルムをカートリッジ内に巻き込むことができ
る。したがって、撮影済みフィルムを再露光することな
くカートリッジを本体から取り出すことができる。
【0086】なお、外部駆動手段をスプール駆動手段に
一体回転可能に連結したり、これらを一体成形したりす
れば、簡単な構成で外部駆動が可能な機構を実現するこ
とができる。
【0087】また、外部駆動手段カートリッジ内スプー
ルと外部駆動手段とに駆動用工具が係合する係合部が形
成されている場合において、このスプールの係合部と外
部駆動手段の係合部とを略同一形状にすれば、同じ駆動
用工具を用いてカートリッジ内スプールとスプール駆動
手段とを駆動することができ、外部駆動専用の工具を準
備する必要をなくすることができる。
【0088】さらに、通常時は、本体に取り付けた蓋部
材によって外部駆動手段を覆い、非常時にこの蓋部材を
本体から取り外すようにすれば、通常時に外部駆動手段
を介してスプール駆動手段の動作が妨げられないように
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のカメラのカートリッジ
室周辺の構成を示す断面図である。
【図2】上記カメラのフィルムカートリッジの装填状態
を示した断面図である。
【図3】図2におけるA方向矢視図である。
【図4】上記カメラに用いる駆動工具の側面図である。
【図5】上記カメラに駆動工具を差込んだ状態を示す断
面図である。
【図6】上記カメラにおけるライトロックドア開閉機構
の平面図である。
【図7】上記ライトロックドア開閉機構の平面図であ
る。
【図8】上記ライトロックドア開閉機構の平面図であ
る。
【図9】上記カメラに用いられるフィルムカートリッジ
の斜視図である。
【図10】本発明の実施例のカメラに装填されるフィル
ムカートリッジを示す図。
【図11】本発明の第2実施形態のカメラの部分断面図
である。
【図12】本発明の第3実施形態のカメラの部分断面図
である。
【符号の説明】
1…カートリッジシェル 2…スプール 3…ライトロックドア 4…データディスク 6…カメラ本体 7…スプール駆動部材 8…キー部材 9…バネ 10…中継部材 10c…係合穴 10d…キー溝 11…押え部材 12…開閉駆動部材 13…カム部材 15…回転体 16…スライド部材 17…伝達部材 24…底蓋 26…蓋部材 29…スプール駆動部 31…カートリッジ室蓋 32…吊環 34…ロックつまみ 35…ロック回転体 39…ロック部材 45…伝達地板 46…伝達レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00,17/26 - 17/34 G03B 17/38 - 17/46

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムカートリッジが装填される本体
    を有し、この本体内部に前記フィルムカートリッジのス
    プールを駆動するスプール駆動手段を備えた光学機器に
    おいて、 前記本体の外部からの前記スプール駆動手段の駆動を可
    能とする外部駆動手段を有するとともに、 前記スプールおよび前記外部駆動手段がそれぞれに駆動
    用工具が係合する係合部を有しており、 前記外部駆動手段の係合部が前記スプールの係合部と略
    同一形状である ことを特徴とする光学機器。
  2. 【請求項2】 フィルムカートリッジが装填される本体
    を有し、この本体内部に前記フィルムカートリッジのス
    プールを駆動するスプール駆動手段を備えた光学機器に
    おいて、 前記本体の外部からの前記スプール駆動手段の駆動を可
    能とし、前記スプール駆動手段と一体駆動可能に連結さ
    れた外部駆動手段を有するとともに、 前記スプールおよび前記外部駆動手段がそれぞれに駆動
    用工具が係合する係合部を有しており、 前記外部駆動手段の係合部が前記スプールの係合部と略
    同一形状であることを特徴とする光学機器。
  3. 【請求項3】 フィルムカートリッジが装填される本体
    を有し、この本体内部に前記フィルムカートリッジのス
    プールを駆動するスプール駆動手段を備えた光学機器に
    おいて、 前記本体の外部からの前記スプール駆動手段の駆動を可
    能とし、前記スプール駆動手段に一体に設けられた外部
    駆動手段を有するとともに、 前記スプールおよび前記外部駆動手段がそれぞれに駆動
    用工具が係合する係合部を有しており、 前記外部駆動手段の係合部が前記スプールの係合部と略
    同一形状であることを特徴とする光学機器。
  4. 【請求項4】 前記外部駆動手段を覆う蓋部材を、前記
    本体に取り外し可能 に取り付けたことを特徴とする請求
    項1から3のいずれかに記載の光学機器。
  5. 【請求項5】 前記フィルムカートリッジがこのカート
    リッジのフィルム排出口を開閉する開閉部材を有するこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光学
    機器。
  6. 【請求項6】 前記フィルムカートリッジを装填する空
    間を開閉するカートリッジ室蓋と、このカートリッジ室
    蓋を閉状態にロックするロック手段とを有しており、 前記開閉部材の開閉動作と前記ロック手段のロック解除
    動作とが連動することを特徴とする請求項5に記載の光
    学機器。
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