JPH082909Y2 - 回路遮断器操作装置 - Google Patents
回路遮断器操作装置Info
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- JPH082909Y2 JPH082909Y2 JP1986187034U JP18703486U JPH082909Y2 JP H082909 Y2 JPH082909 Y2 JP H082909Y2 JP 1986187034 U JP1986187034 U JP 1986187034U JP 18703486 U JP18703486 U JP 18703486U JP H082909 Y2 JPH082909 Y2 JP H082909Y2
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- door
- switchboard
- operating device
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- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
- Breakers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は配電盤内部のパネルに装着された回路遮断器
を配電盤の外部から開閉路するために前記配電盤の扉に
設けられる回路遮断器操作装置に関する。
を配電盤の外部から開閉路するために前記配電盤の扉に
設けられる回路遮断器操作装置に関する。
〈従来の技術〉 この種の回路遮断器操作装置としては一般に第4図な
いし第6図に例示する如く、配電盤内部のパネル31に装
着された回路遮断器30の開閉ハンドル30aと連携する開
閉機構8(第9図)を備え、配電盤の扉9の表面に取り
付けられるベース2の表面側に設けられた操作ハンドル
11を操作し、前記開閉機構8を介して回路遮断器30の開
閉路を行う如くにした回路遮断器操作装置36が知られて
いる。その際回路遮断器操作装置36の操作ハンドル11を
その指針11aがベース2上のオン記号の位置即ち回路遮
断器30の閉路位置を指示する如くに回動すると、第8図
に例示する如く配電盤の扉9とベース2とを貫通して表
面に突出しハンドル固定ねじ12によって操作ハンドル11
のボス11aに結合され、かつ下部を軸受4によって支持
された回転軸3が回転し、回転軸3の下端に固定された
アーム16が移動し、アーム16の移動に連動して開閉機構
8のスライド板6がスライドする。スライド板6には第
9図に例示する如く一致の挾持板13がばね15を介して支
持板14によって支持されており、かつ前記一対の挾持板
13が回路遮断器30の開閉ハンドル30aを挾持しているか
ら、スライド板6がスライドするとその方向に前記開閉
ハンドル30aが動作し回路遮断器30が閉路する如くにな
っている。
いし第6図に例示する如く、配電盤内部のパネル31に装
着された回路遮断器30の開閉ハンドル30aと連携する開
閉機構8(第9図)を備え、配電盤の扉9の表面に取り
付けられるベース2の表面側に設けられた操作ハンドル
11を操作し、前記開閉機構8を介して回路遮断器30の開
閉路を行う如くにした回路遮断器操作装置36が知られて
いる。その際回路遮断器操作装置36の操作ハンドル11を
その指針11aがベース2上のオン記号の位置即ち回路遮
断器30の閉路位置を指示する如くに回動すると、第8図
に例示する如く配電盤の扉9とベース2とを貫通して表
面に突出しハンドル固定ねじ12によって操作ハンドル11
のボス11aに結合され、かつ下部を軸受4によって支持
された回転軸3が回転し、回転軸3の下端に固定された
アーム16が移動し、アーム16の移動に連動して開閉機構
8のスライド板6がスライドする。スライド板6には第
9図に例示する如く一致の挾持板13がばね15を介して支
持板14によって支持されており、かつ前記一対の挾持板
13が回路遮断器30の開閉ハンドル30aを挾持しているか
ら、スライド板6がスライドするとその方向に前記開閉
ハンドル30aが動作し回路遮断器30が閉路する如くにな
っている。
また同様に前記操作装置36の操作ハンドル11をその指
針11aがベース2上のオフ記号の位置、即ち回路遮断器3
0の開路位置を指示する如くに回動させるとスライド板1
6が前述の場合と逆方向にスライドして、結局回路遮断
器30が開路することになる。
針11aがベース2上のオフ記号の位置、即ち回路遮断器3
0の開路位置を指示する如くに回動させるとスライド板1
6が前述の場合と逆方向にスライドして、結局回路遮断
器30が開路することになる。
その際第8図に例示する如く前記操作装置36の前記開
閉機構8の取り付け板5の裏面に配置され、開扉用ねじ
ピン24とばね10とを備えた掛け金7が、前記の如く回路
遮断器30が閉路状態あるいは開路状態にある場合には第
6図に示す如く、配電盤に設けられた止め板28に係止し
て扉9を開くことを阻止されるようになり、開扉用ねじ
ピン24、ばね10、掛け金7および止め板28により扉の鎖
錠装置を構成する。
閉機構8の取り付け板5の裏面に配置され、開扉用ねじ
ピン24とばね10とを備えた掛け金7が、前記の如く回路
遮断器30が閉路状態あるいは開路状態にある場合には第
6図に示す如く、配電盤に設けられた止め板28に係止し
て扉9を開くことを阻止されるようになり、開扉用ねじ
ピン24、ばね10、掛け金7および止め板28により扉の鎖
錠装置を構成する。
その場合前記回路遮断器操作装置36を備えた扉9を開
くには第5図に示す如く現在その指針11aがベース2上
のオフ記号を指示している操作ハンドル11を更に図上で
時計方向に回動させ、前記操作装置36のアーム16(第8
図)により開扉用ねじピン24の下端に結合されている掛
け金7を前記ねじピン24を軸として反時計方向に回転さ
せ、第6図に示す掛け金7と配電盤側に固定された止め
板28との間の係合を外す如くにすることが必要である。
くには第5図に示す如く現在その指針11aがベース2上
のオフ記号を指示している操作ハンドル11を更に図上で
時計方向に回動させ、前記操作装置36のアーム16(第8
図)により開扉用ねじピン24の下端に結合されている掛
け金7を前記ねじピン24を軸として反時計方向に回転さ
せ、第6図に示す掛け金7と配電盤側に固定された止め
板28との間の係合を外す如くにすることが必要である。
一方前記の如くその指針11aがベース2上のオン記号
あるいはオフ記号を指示する位置にある操作ハンドル11
をそれぞれの現在位置において鎖錠するため第10図に例
示する如く、操作ハンドル11にほぼその中央部をピン23
とばね25とを介して保持される鎖錠用レバー17を設け、
前記レバー17をピン23を支点として回動させその一端に
形成されたかぎ部17aをベース2に形成された凹穴部2a
に係合させるとともに、他端に形成された鎖錠用穴17b
に例えば南京錠18による錠掛けを行い、前記かぎ部17a
が前記凹穴部2aから脱離しないようにすることにより操
作ハンドル11を所定の現在位置から回動させ得ない如く
にしているから、回路遮断器30を閉路状態あるいは開路
状態にそれぞれ保持し得る如くになっている。したがっ
て回路遮断器30を特に開路状態に保持する必要がある場
合は前記鎖錠手段を施すことにより、過誤により操作ハ
ンドル11を操作して時計方向に回動し扉9を開き回路遮
断器30を手動により閉路することは不可能で、点検時な
どに不慮の危険が発生するのを防止することができる。
あるいはオフ記号を指示する位置にある操作ハンドル11
をそれぞれの現在位置において鎖錠するため第10図に例
示する如く、操作ハンドル11にほぼその中央部をピン23
とばね25とを介して保持される鎖錠用レバー17を設け、
前記レバー17をピン23を支点として回動させその一端に
形成されたかぎ部17aをベース2に形成された凹穴部2a
に係合させるとともに、他端に形成された鎖錠用穴17b
に例えば南京錠18による錠掛けを行い、前記かぎ部17a
が前記凹穴部2aから脱離しないようにすることにより操
作ハンドル11を所定の現在位置から回動させ得ない如く
にしているから、回路遮断器30を閉路状態あるいは開路
状態にそれぞれ保持し得る如くになっている。したがっ
て回路遮断器30を特に開路状態に保持する必要がある場
合は前記鎖錠手段を施すことにより、過誤により操作ハ
ンドル11を操作して時計方向に回動し扉9を開き回路遮
断器30を手動により閉路することは不可能で、点検時な
どに不慮の危険が発生するのを防止することができる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら前述の如き従来の回路遮断器操作装置36
においては前記南京錠18による鎖錠手段で折角操作ハン
ドル11を回路遮断器開路位置に保持して開扉方向への回
動を阻止しているにもかかわらず、第7図及び第8図に
示す如く掛け金7に結合されている開扉用ねじピン24が
前記操作装置36のベース2に形成された穴2bから外部に
のぞいており、前記ねじピン24をしかるべき手段により
外部から回転させると前述の如くに掛け金7が止め板28
との間の係合から解放され容易に開扉することができ、
開路状態にある回路遮断器を手動により閉路させること
が可能になるから、配電盤の点検などの際に操作ハンド
ル11が鎖錠されているにもかかわらず過誤により開扉用
ねじピン24を操作して開扉し回路遮断器30を閉路するこ
とに原因する不慮の危険を完全に防止し得ないという問
題点を有する。
においては前記南京錠18による鎖錠手段で折角操作ハン
ドル11を回路遮断器開路位置に保持して開扉方向への回
動を阻止しているにもかかわらず、第7図及び第8図に
示す如く掛け金7に結合されている開扉用ねじピン24が
前記操作装置36のベース2に形成された穴2bから外部に
のぞいており、前記ねじピン24をしかるべき手段により
外部から回転させると前述の如くに掛け金7が止め板28
との間の係合から解放され容易に開扉することができ、
開路状態にある回路遮断器を手動により閉路させること
が可能になるから、配電盤の点検などの際に操作ハンド
ル11が鎖錠されているにもかかわらず過誤により開扉用
ねじピン24を操作して開扉し回路遮断器30を閉路するこ
とに原因する不慮の危険を完全に防止し得ないという問
題点を有する。
〈問題点を解決するための手段〉 前述の問題点を解決するために本考案では、配電盤の
扉に外側から取り付けられ配電盤の内部パネルに装着さ
れた回路遮断器に連携して配電盤の外側から回路遮断器
を開閉操作する操作装置と、この操作装置と連動して掛
け金を配電盤内の止め板へ係合、離脱させて扉の鎖錠、
解錠を行う扉鎖錠装置とを備えたものにおいて、前記扉
鎖錠装置の掛け金を外部から回動操作する開扉用ねじピ
ンの頭部を配電盤の外側からのぞく貫通穴を前記操作装
置の取り付け用ベースに設けるとともに前記ベースと配
電盤の扉との間に揺動可能に支持され前記ベースの貫通
穴を開閉する舌状体を設け、この舌状体を前記操作ハン
ドルにその回動操作に連動するように連携しこの操作ハ
ンドルの所定の回動位置において揺動させてそれまで開
放されていた前記ベースの貫通穴を閉鎖し、前記開扉用
ねじピンを外部から回動操作不能にしている。
扉に外側から取り付けられ配電盤の内部パネルに装着さ
れた回路遮断器に連携して配電盤の外側から回路遮断器
を開閉操作する操作装置と、この操作装置と連動して掛
け金を配電盤内の止め板へ係合、離脱させて扉の鎖錠、
解錠を行う扉鎖錠装置とを備えたものにおいて、前記扉
鎖錠装置の掛け金を外部から回動操作する開扉用ねじピ
ンの頭部を配電盤の外側からのぞく貫通穴を前記操作装
置の取り付け用ベースに設けるとともに前記ベースと配
電盤の扉との間に揺動可能に支持され前記ベースの貫通
穴を開閉する舌状体を設け、この舌状体を前記操作ハン
ドルにその回動操作に連動するように連携しこの操作ハ
ンドルの所定の回動位置において揺動させてそれまで開
放されていた前記ベースの貫通穴を閉鎖し、前記開扉用
ねじピンを外部から回動操作不能にしている。
〈作用〉 前記のように構成した回路遮断器の操作装置におい
て、操作ハンドルに連携した舌状体が、操作ハンドルの
所定の回動位置(例えば遮断器の開路位置)で揺動され
その先端で開扉用ねじピンがのぞくベースの貫通穴を閉
じて、外部から前記開扉用ねじピンの操作を不可能にし
たから、前記操作ハンドルに前述のような鎖錠レバーに
より鎖錠を行うともはや外部から配電盤の扉を開く手段
がなくなり、開路状態にある回路遮断器を過誤により閉
路する危険を完全に防止できる。
て、操作ハンドルに連携した舌状体が、操作ハンドルの
所定の回動位置(例えば遮断器の開路位置)で揺動され
その先端で開扉用ねじピンがのぞくベースの貫通穴を閉
じて、外部から前記開扉用ねじピンの操作を不可能にし
たから、前記操作ハンドルに前述のような鎖錠レバーに
より鎖錠を行うともはや外部から配電盤の扉を開く手段
がなくなり、開路状態にある回路遮断器を過誤により閉
路する危険を完全に防止できる。
〈考案の実施例〉 次に図面に表された実施例にもとづいて本考案の詳細
を説明する。
を説明する。
本考案にかかわる回路遮断器操作装置においても第4
図ないし第6図に例示する如く、配電盤の内部のパネル
31に装着された回路遮断器30の開閉ハンドル30aに連携
する開閉機構8(第9図)を備え配電盤の扉9の表面に
取り付けられるベース2の表面側に設けられた操作ハン
ドル1を操作し、前記開閉機構8を介して回路遮断器30
の開閉路を行う如くにし、その際前記操作ハンドル1を
その指針1aがベース2上のオン記号の位置即ち回路遮断
器30の開路位置を指示する如く回動させると、第8図に
例示する如く配電盤の扉9とベース2とを貫通して表面
に突出しハンドル固定用ねじ12によって操作ハンドル1
のボス1aに結合され、かつ下部を軸受4によって支持さ
れた回転軸3が回転し、回転軸3の下端に固定されたア
ーム16が移動し、アーム16の移動に連動して開閉機構8
のスライド板6がスライドし、第9図に例示する如くば
ね15を介して支持板14によって支持されかつ回路遮断器
30の開閉ハンドル30aを挾持する如くにした一対の挾持
板13が、スライド板16のスライド方向に前記開閉ハンド
ル30aを動作させ回路遮断器30を閉路し、また、回路遮
断器操作装置26の操作ハンドル1をその指針1aがベース
2上のオフ記号の位置、即ち回路遮断器30の開路位置を
指示する如くに回動させるとスライド板16が前述の場合
と逆方向にスライドして回路遮断器30が開路し、その際
第8図に例示する如く前記操作装置26の前記開閉機構8
の取り付け板5の裏面に配置され開扉用ねじピン24とば
ね10とを備えた掛け金7が前記の如くに回路遮断器30が
閉路状態あるいは開路状態にある場合には、第6図に示
す如く配電盤に設けられた止め板28に係止して扉9の開
くことを阻止する如くにされており、したがってその場
合に前記扉9を開くには第5図に示す如く現在その指針
1aがベース2上のオフ記号を指示している操作ハンドル
1を更に時計方向に回動させ、前記操作装置26のアーム
16(第8図)により開扉用ねじピン24の下端に結合され
ている掛け金7を前記ねじピン24を軸として反時計方向
に回転させ、第6図に示す掛け金7と配電盤側の止め板
28との間の係合を外すことが必要になるが、その一方に
おいて、前記の如く指針1aがベース2上のオン記号ある
いはオフ記号を指示する位置にある操作ハンドル1をそ
れぞれの現在位置に鎖錠するために第10図に例示する如
く、操作ハンドル1にほぼその中央部をピン23とばね25
とを介して保持される鎖錠用レバー17を設け、前記レバ
ー17をピン23を支点として回動させその一端に形成され
たかぎ部17aをベース2に形成された凹穴部2aに係合さ
せるとともに、他端に形成された鎖錠用穴17bに南京錠
による錠掛けを行い、前記かぎ部17aが前記凹穴部2aか
ら脱離しないようにすることにより操作ハンドル1を所
定の現在位置から回動し得ない如くにして、回路遮断器
30を閉路状態あるいは開路状態に保持し得る如くにして
いるから、回路遮断器30を特に開路状態に保持する必要
がある場合は、前述の如くに鎖錠手段を施すことによ
り、過誤によって操作ハンドル1を操作して時計方向に
回動し扉9を開き回路遮断器30を手動により閉路するこ
とは不可能で、点検時などに不慮の危険の発生するのを
防止し得る如くにしていることは従来の回路遮断器操作
装置の場合と同様である。
図ないし第6図に例示する如く、配電盤の内部のパネル
31に装着された回路遮断器30の開閉ハンドル30aに連携
する開閉機構8(第9図)を備え配電盤の扉9の表面に
取り付けられるベース2の表面側に設けられた操作ハン
ドル1を操作し、前記開閉機構8を介して回路遮断器30
の開閉路を行う如くにし、その際前記操作ハンドル1を
その指針1aがベース2上のオン記号の位置即ち回路遮断
器30の開路位置を指示する如く回動させると、第8図に
例示する如く配電盤の扉9とベース2とを貫通して表面
に突出しハンドル固定用ねじ12によって操作ハンドル1
のボス1aに結合され、かつ下部を軸受4によって支持さ
れた回転軸3が回転し、回転軸3の下端に固定されたア
ーム16が移動し、アーム16の移動に連動して開閉機構8
のスライド板6がスライドし、第9図に例示する如くば
ね15を介して支持板14によって支持されかつ回路遮断器
30の開閉ハンドル30aを挾持する如くにした一対の挾持
板13が、スライド板16のスライド方向に前記開閉ハンド
ル30aを動作させ回路遮断器30を閉路し、また、回路遮
断器操作装置26の操作ハンドル1をその指針1aがベース
2上のオフ記号の位置、即ち回路遮断器30の開路位置を
指示する如くに回動させるとスライド板16が前述の場合
と逆方向にスライドして回路遮断器30が開路し、その際
第8図に例示する如く前記操作装置26の前記開閉機構8
の取り付け板5の裏面に配置され開扉用ねじピン24とば
ね10とを備えた掛け金7が前記の如くに回路遮断器30が
閉路状態あるいは開路状態にある場合には、第6図に示
す如く配電盤に設けられた止め板28に係止して扉9の開
くことを阻止する如くにされており、したがってその場
合に前記扉9を開くには第5図に示す如く現在その指針
1aがベース2上のオフ記号を指示している操作ハンドル
1を更に時計方向に回動させ、前記操作装置26のアーム
16(第8図)により開扉用ねじピン24の下端に結合され
ている掛け金7を前記ねじピン24を軸として反時計方向
に回転させ、第6図に示す掛け金7と配電盤側の止め板
28との間の係合を外すことが必要になるが、その一方に
おいて、前記の如く指針1aがベース2上のオン記号ある
いはオフ記号を指示する位置にある操作ハンドル1をそ
れぞれの現在位置に鎖錠するために第10図に例示する如
く、操作ハンドル1にほぼその中央部をピン23とばね25
とを介して保持される鎖錠用レバー17を設け、前記レバ
ー17をピン23を支点として回動させその一端に形成され
たかぎ部17aをベース2に形成された凹穴部2aに係合さ
せるとともに、他端に形成された鎖錠用穴17bに南京錠
による錠掛けを行い、前記かぎ部17aが前記凹穴部2aか
ら脱離しないようにすることにより操作ハンドル1を所
定の現在位置から回動し得ない如くにして、回路遮断器
30を閉路状態あるいは開路状態に保持し得る如くにして
いるから、回路遮断器30を特に開路状態に保持する必要
がある場合は、前述の如くに鎖錠手段を施すことによ
り、過誤によって操作ハンドル1を操作して時計方向に
回動し扉9を開き回路遮断器30を手動により閉路するこ
とは不可能で、点検時などに不慮の危険の発生するのを
防止し得る如くにしていることは従来の回路遮断器操作
装置の場合と同様である。
しかし本考案にかかる回路遮断器操作装置26において
はそれとともに第1図及び第2図に例示する如く、前記
操作装置26のベース2の裏面に操作ハンドル1の回転軸
3に近接して配置され回転軸3に面する側に突起19aを
有し一端を枢軸19bによって支持される舌状体19を設
け、かつ操作ハンドル1が第1図に例示する如く回路遮
断器30の閉路位置にあるときは第3図に例示する如く、
そのボス1aの下端周縁部1bに部分的切り欠き部1cが形成
された操作ハンドル1の前記切り欠き部1cに、同様にベ
ース2の裏面に設けられた復帰ばね22によって押圧され
て舌状体19の突起19aが突入する如くにされている。
はそれとともに第1図及び第2図に例示する如く、前記
操作装置26のベース2の裏面に操作ハンドル1の回転軸
3に近接して配置され回転軸3に面する側に突起19aを
有し一端を枢軸19bによって支持される舌状体19を設
け、かつ操作ハンドル1が第1図に例示する如く回路遮
断器30の閉路位置にあるときは第3図に例示する如く、
そのボス1aの下端周縁部1bに部分的切り欠き部1cが形成
された操作ハンドル1の前記切り欠き部1cに、同様にベ
ース2の裏面に設けられた復帰ばね22によって押圧され
て舌状体19の突起19aが突入する如くにされている。
前記の如き構成を有する本考案の回路遮断器操作装置
26において、操作ハンドル1を操作して回路遮断器30の
閉路位置から開路位置に回動させると、操作ハンドル1
の回動に伴ってその切り欠き部1c中で舌状体19の突起19
aが位置を変え、操作ハンドル19が回路遮断器30の開路
位置に達すると同時に前記突起19aが第2図に例示する
如く操作ハンドル1の前記切り欠き部1cからその周縁部
1bの切り欠きのない部分に乗り上げ3から、操作ハンド
ル1の下端周縁部1bに押圧され復帰ばね22の力に抗して
舌状体19が枢軸19bを支点として図上で時計方向に回動
し、その自由端19cがベース2に形成されそこから開扉
用ねじピン24がのぞく貫通穴2bを完全に覆い、前記ねじ
ピンを外部から操作することを不可能にする。したがっ
て回路遮断器30の開路するこの位置で操作ハンドル1に
前述の如く南京錠による鎖錠を行うことにより、もはや
配電盤の扉9を外部から開扉する手段はないから過誤に
より開路された配電盤内の回路遮断器30を閉路する虞れ
は全くなくなる。
26において、操作ハンドル1を操作して回路遮断器30の
閉路位置から開路位置に回動させると、操作ハンドル1
の回動に伴ってその切り欠き部1c中で舌状体19の突起19
aが位置を変え、操作ハンドル19が回路遮断器30の開路
位置に達すると同時に前記突起19aが第2図に例示する
如く操作ハンドル1の前記切り欠き部1cからその周縁部
1bの切り欠きのない部分に乗り上げ3から、操作ハンド
ル1の下端周縁部1bに押圧され復帰ばね22の力に抗して
舌状体19が枢軸19bを支点として図上で時計方向に回動
し、その自由端19cがベース2に形成されそこから開扉
用ねじピン24がのぞく貫通穴2bを完全に覆い、前記ねじ
ピンを外部から操作することを不可能にする。したがっ
て回路遮断器30の開路するこの位置で操作ハンドル1に
前述の如く南京錠による鎖錠を行うことにより、もはや
配電盤の扉9を外部から開扉する手段はないから過誤に
より開路された配電盤内の回路遮断器30を閉路する虞れ
は全くなくなる。
〈考案の効果〉 本考案は以上に説明した如く、配電盤の扉に外側から
取り付けられ配電盤の内部パネルに装着された回路遮断
器に連携して配電盤の外側から回路遮断器を開閉操作す
る操作装置と、この操作装置と連動して掛け金を配電盤
内の止め板へ係合、離脱させて扉の鎖錠、解錠を行う扉
鎖錠装置とを備えたものにおいて、前記扉鎖錠装置の掛
け金を外部から回動操作する開扉用ねじピンの頭部を配
電盤の外側からのぞく貫通穴を前記操作装置の取り付け
用ベースに設けるとともに前記ベースと配電盤の扉との
間に揺動可能に支持され前記ベースの貫通穴を開閉する
舌状体を設け、この舌状体を前記操作ハンドルにその回
動操作に連動するように連携しこの操作ハンドルの所定
の回動位置において揺動させてそれまで開放されていた
前記ベースの貫通穴を閉鎖することにより、前記操作装
置の操作ハンドルの所定の回動位置、例えば、回路遮断
器の開路位置において操作装置のハンドルが鎖錠された
際に同時に前記開扉用ねじピンの操作も不可能にするか
ら、過誤により配電盤の扉を開くおそれがなくなり、し
たがって開路された回路遮断器を手動により閉路するこ
とも不可能になり、点検時などに不慮の危険を生じるの
を完全に防止できる効果がある。また、開扉用ねじピン
をのぞく操作装置のベースの貫通穴を開閉する舌状体
は、前記のベースと扉の間に設けられ配電盤の外側には
露出されないので、この舌状体を過誤により操作するこ
ともできないので、安全性を一層増すことができる効果
もある。
取り付けられ配電盤の内部パネルに装着された回路遮断
器に連携して配電盤の外側から回路遮断器を開閉操作す
る操作装置と、この操作装置と連動して掛け金を配電盤
内の止め板へ係合、離脱させて扉の鎖錠、解錠を行う扉
鎖錠装置とを備えたものにおいて、前記扉鎖錠装置の掛
け金を外部から回動操作する開扉用ねじピンの頭部を配
電盤の外側からのぞく貫通穴を前記操作装置の取り付け
用ベースに設けるとともに前記ベースと配電盤の扉との
間に揺動可能に支持され前記ベースの貫通穴を開閉する
舌状体を設け、この舌状体を前記操作ハンドルにその回
動操作に連動するように連携しこの操作ハンドルの所定
の回動位置において揺動させてそれまで開放されていた
前記ベースの貫通穴を閉鎖することにより、前記操作装
置の操作ハンドルの所定の回動位置、例えば、回路遮断
器の開路位置において操作装置のハンドルが鎖錠された
際に同時に前記開扉用ねじピンの操作も不可能にするか
ら、過誤により配電盤の扉を開くおそれがなくなり、し
たがって開路された回路遮断器を手動により閉路するこ
とも不可能になり、点検時などに不慮の危険を生じるの
を完全に防止できる効果がある。また、開扉用ねじピン
をのぞく操作装置のベースの貫通穴を開閉する舌状体
は、前記のベースと扉の間に設けられ配電盤の外側には
露出されないので、この舌状体を過誤により操作するこ
ともできないので、安全性を一層増すことができる効果
もある。
第1図及び第2図はそれぞれ本考案にかかわる回路遮断
器操作装置の開扉用ねじピン用貫通穴を覆うための舌状
体の回路遮断器の閉路時と開路時とにおける位置を例示
する前記操作装置のベースの概略裏面図を、第3図は前
記操作装置の操作ハンドルの概略斜視図を、第4図ない
し第6図はそれぞれ前記装置の概略横側面図,概略平面
図及び概略縦側面図を、第7図は従来一般の回路遮断器
操作装置の概略斜視図を、第8図は前記操作装置の概略
分解斜視図を、第9図は前記操作装置の回路遮断器開閉
機構の概略斜視図を、第10図は前記操作装置の操作ハン
ドル鎖錠手段の概略縦断面図を表わす。 1……操作ハンドル、1c……切り欠き部、2……ベー
ス、9……配電盤扉、19……舌状体、19a……舌状体の
突起、19b……枢軸、19c……舌状体の自由端、22……復
帰ばね、26……回路遮断器操作装置、30……回路遮断
器、31……パネル。
器操作装置の開扉用ねじピン用貫通穴を覆うための舌状
体の回路遮断器の閉路時と開路時とにおける位置を例示
する前記操作装置のベースの概略裏面図を、第3図は前
記操作装置の操作ハンドルの概略斜視図を、第4図ない
し第6図はそれぞれ前記装置の概略横側面図,概略平面
図及び概略縦側面図を、第7図は従来一般の回路遮断器
操作装置の概略斜視図を、第8図は前記操作装置の概略
分解斜視図を、第9図は前記操作装置の回路遮断器開閉
機構の概略斜視図を、第10図は前記操作装置の操作ハン
ドル鎖錠手段の概略縦断面図を表わす。 1……操作ハンドル、1c……切り欠き部、2……ベー
ス、9……配電盤扉、19……舌状体、19a……舌状体の
突起、19b……枢軸、19c……舌状体の自由端、22……復
帰ばね、26……回路遮断器操作装置、30……回路遮断
器、31……パネル。
Claims (1)
- 【請求項1】配電盤の扉に外側から取り付けられ配電盤
の内部パネルに装着された回路遮断器に連携して配電盤
の外側から回路遮断器を開閉操作する操作装置と、この
操作装置と連動して掛け金を配電盤内の止め板へ係合、
離脱させて扉の鎖錠、解錠を行う扉鎖錠装置とを備えた
ものにおいて、前記扉鎖錠装置の掛け金を外部から回動
操作する開扉用ねじピンの頭部を配電盤の外側からのぞ
く貫通穴を前記操作装置の取り付け用ベースに設けると
ともに前記ベースと配電盤の扉との間に揺動可能に支持
され前記ベースの貫通穴を開閉する舌状体を設け、この
舌状体を前記操作ハンドルにその回動操作に連動するよ
うに連携しこの操作ハンドルの所定の回動位置において
揺動させてそれまで開放されていた前記ベースの貫通穴
を閉鎖し、前記開扉用ねじピンを外部から回動操作不能
にしたことを特徴とする回路遮断器の操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986187034U JPH082909Y2 (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | 回路遮断器操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986187034U JPH082909Y2 (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | 回路遮断器操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6391140U JPS6391140U (ja) | 1988-06-13 |
JPH082909Y2 true JPH082909Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31137140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986187034U Expired - Lifetime JPH082909Y2 (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | 回路遮断器操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082909Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5353872Y2 (ja) * | 1974-02-05 | 1978-12-23 | ||
JPS6025807Y2 (ja) * | 1978-01-13 | 1985-08-02 | 寺崎電気産業株式会社 | 回路しや断器の外部操作ハンドル機構 |
-
1986
- 1986-12-04 JP JP1986187034U patent/JPH082909Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6391140U (ja) | 1988-06-13 |
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