JP4590163B2 - カメラ - Google Patents

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    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ鏡筒のレンズ前面を保護する開閉式のバリア機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カメラの撮影レンズ前面に配置され、レンズ鏡筒の光軸方向の動き(繰り出し繰り込み)に連動してバリア羽根を開閉するバリア機構には種々のものが提案されている。このバリア機構の基本的な構成を図4に示す。
【0003】
バリア羽根101は、穴部101aが回転軸102に嵌合することで回転軸102に対して回転可能に支持されている。回転軸102は不図示の地板(例えばレンズ鏡筒など)に設けられている。そして、駆動ピン101bが第1駆動リング103の切欠部103aに係合している。
【0004】
第1駆動リング103は第2駆動リング104に回転可能に嵌合し、吸収バネ105によって第2駆動リング104に対して矢印A方向に回転付勢されている。ここで、第1駆動リング103は吸収バネ105の引掛け軸103bが第2駆動リング104のストッパ104aに当接することによって、通常時は一体となって動作する。
【0005】
第2駆動リング104は不図示の地板(例えばレンズ鏡筒など)に回転可能に保持されており、開きバネ106によって矢印B方向に回転付勢されている。
【0006】
開きバネ106の一端は引掛け軸107に固定されているが、この引掛け軸107は不図示の地板(例えばレンズ鏡筒など)に設けられている。第1駆動リング103および第2駆動リング104は、開きバネ106によって矢印B方向に回転し、結果としてバリア羽根101を開き方向(矢印C)に回転させる。 バリア機構は不図示の地板(例えばレンズ鏡筒など)に保持されているため、レンズ鏡筒が繰り出し状態(撮影状態)にあるときにバリア羽根101は開いた状態になっている。一方、レンズ鏡筒が繰り込む(非撮影状態になる)と、カメラ内部にあるカム状突起108が第2駆動リング104のカム面104bを押すことによって、第1駆動リング103及び第2駆動リング104を矢印A方向に回転させて、バリア羽根101が矢印Cと反対方向に回転してレンズ前面を閉じる。
【0007】
閉じた状態にあるバリア羽根101に矢印C方向の外力が加わると、第1駆動リング103のみが吸収バネ105の回転付勢力に抗して矢印B方向に回転する。
【0008】
以上の構成において、地板やレンズ鏡筒がバリア機構を収納・保持する構成について図5から図7に示す断面図を用いて説明する。
【0009】
図5に示す構成(第1の従来例)では、レンズ鏡筒109に回転軸102や引掛け軸107(不図示)が直接設けられている(例えば、特許文献1、2参照)。また、バリア機構は、レンズ鏡筒109内に収納されており、バリアカバー110がレンズ鏡筒109の前面を覆っている。
【0010】
図5に示す構成では、構成が簡素であり、レンズ鏡筒109の前面からバリア機構を組み付けることができるようになっている。
【0011】
図6に示す構成(第2の従来例)では、バリア羽根101以外のバリア駆動機構をレンズ鏡筒109の内面側(図中右側)から組み付けるように構成されている(例えば、特許文献3参照)。この構成では、第1駆動リング103および第2駆動リング104をレンズ鏡筒109内に収納するために、押さえ板112を用いている。
【0012】
図7に示す構成(第3の従来例)は、バリア羽根101とバリア駆動機構とを、バリア地板113で仕切った構成である。このため、回転軸102はバリア地板113に設けられている。
【0013】
【特許文献1】
特開平8−234292号公報
【特許文献2】
特開平10−186453号公報
【特許文献3】
特開平9−211536号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図5に示す構成では、バリア羽根101を閉じる時に第2駆動リング104がカム状突起108によってレンズ鏡筒109の前方(図中左側)に押されることにより、バリア羽根101の走行を妨げる恐れがあり、バリア羽根101の閉じ不良を起こす恐れがある。
【0015】
一方、図6に示す構成では、バリア羽根101とバリア羽根101以外のバリア駆動機構(特に、第2駆動リング104)との間にレンズ鏡筒109の一部が位置しているため、上述したように第2駆動リング104がカム状突起108によってレンズ鏡筒109の前方に押し込まれても、バリア羽根101の走行を妨げることはない。
【0016】
しかし、バリア駆動機構をレンズ鏡筒109の内面側(図中右側)から組み付けなければならないため、バリア機構の組み立てが困難になる。
【0017】
図7に示す構成では、バリア羽根101とバリア駆動機構(特に、第2駆動リング104)との間にバリア地板113が配置されているため、上述したように第2駆動リング104がカム状突起108によって押し込まれてもバリア羽根101の走行を妨げることがない。しかも、バリア機構全体をレンズ鏡筒109の前面側から組み込むことができる構成となっているため、バリア機構の組み立ても容易である。
【0018】
しかし、図7に示す構成では、バリア羽根101の開き状態や閉じ状態が不安定になる恐れがある。
【0019】
つまり、バリア羽根101の閉じ状態および開き状態は、回転軸102と駆動ピン101bの相対的な位置関係で定義されるが、回転軸102がバリア地板113に設けられていると、レンズ鏡筒109とバリア地板113との嵌合ガタ、組み付け誤差、部品バラツキなどによって、バリア地板113が光軸直交面内で動いてしまい、回転軸102の位置も変化してしまう。
【0020】
このように回転軸102の位置が変化してしまうと、回転軸102および駆動ピン101bの相対的な位置関係が一義的に決まらず、バリア羽根101の開き位置および閉じ位置が所定の位置に固定されないため、バリア羽根101の開き状態および閉じ状態が不安定になってしまう。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、レンズを保持するレンズ鏡筒と、レンズ鏡筒に設けられた第1の軸と係合する穴部を有し、第1の軸周りで回転可能なバリア部材と、レンズ鏡筒により回転可能に保持され、第1の軸とは異なる第2の軸を介してバリア部材を駆動するバリア駆動部材と、バリア部材とバリア駆動部材との間に配置された仕切部材とを有し、バリア部材、仕切部材およびバリア駆動部材が被写体側からこの順で配置されており、第1の軸は、仕切部材に対してバリア部材側とは反対側において、レンズ鏡筒に連結されているとともに、仕切部材を貫通してバリア部材の穴部と係合することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1および図2に本実施形態におけるバリア機構を示す。図1はバリア機構の分解斜視図であり、図2はバリア機構を備えたレンズ鏡筒の部分断面図である。
図3は、本実施形態であるカメラの外観斜視図(概略図)である。
【0023】
図3において、21はカメラ本体であり、この内部には撮影に必要な各種部材が収納されている。22はレリーズボタンであり、半押し操作で撮影準備動作(測光動作および焦点調節動作等)が開始され、全押し操作で撮影動作(フィルムやCCD等の撮像素子への露光)が開始される。
【0024】
23は被写体像を観察するためのファインダユニットであり、24はAF補助光等を投光する投光部である。25は被写体に向けて照明光を照射するストロボ装置である。
【0025】
26は撮影レンズを保持するレンズ鏡筒であり、カメラ本体21内に収納された沈胴状態と、カメラ本体21から繰り出した撮影状態との間で移動可能(繰り出し繰り込み可能)となっている。このレンズ鏡筒26の前面には、後述するバリア駆動機構が設けられている。
【0026】
次に、図1および図2を用いて、本実施形態のバリア機構の構成について説明する。
【0027】
バリア羽根(バリア部材)1の基端部には穴部1aが形成されており、この穴部1aをレンズ鏡筒2(レンズ鏡筒26の一部)に設けられた回転軸(第1の軸)2aに嵌合することにより、バリア羽根1は回転軸2aに回転可能に支持される。また、バリア羽根1には駆動ピン(第2の軸)1bが設けられており、第1駆動リング(バリア駆動部材)3の切欠部3aに係合している。
【0028】
第1駆動リング3は、第2駆動リング4に対して回転可能に嵌合する。吸収バネ5は、この一端が第1駆動リング3の引掛け軸3cに係合するとともに、他端が第2駆動リング4の引掛け軸4cに係合することにより、第1駆動リング3を第2駆動リング4に対して矢印A方向に付勢する。
【0029】
ここで、第1駆動リング3の周方向3箇所に形成された切欠嵌合部3bと、第2駆動リング4の周方向3箇所に形成された突起嵌合部4bとの位相を合わせることにより、第1駆動リング3を第2駆動リング4に組み込むことができる。
【0030】
このとき、第1駆動リング3は上述したように吸収バネ5によって矢印A方向に付勢されており、切欠嵌合部3bの端部が突起嵌合部4bの端部に圧接しているため、後述するようにバリア羽根1の開閉動作を行うとき以外は第1駆動リング3および第2駆動リング4が一体となって動作する。
【0031】
第2駆動リング4は、レンズ鏡筒2のレンズ保持部2bに回転可能に保持されている。開きバネ6は、この一端が第2駆動リング4の引掛け軸4dに係合するとともに、他端がレンズ鏡筒2の引掛け軸2cに係合することにより、第2駆動リング4を矢印B方向に付勢する。
【0032】
第1駆動リング3、第2駆動リング4、吸収バネ5、開きバネ6は、レンズ鏡筒2の前面側からバリア地板(仕切部材)7によって押さえ付けられることで、レンズ鏡筒2内に収納保持されている。
【0033】
ここで、バリア地板7は、レンズ鏡筒2に設けられたバヨネット爪2dによって固定されている。すなわち、バリア地板7をレンズ鏡筒2に取り付ける場合には、まずバヨネット爪2dとバリア地板7に設けられた切欠部7aとの位相を合わせることでバリア地板7をレンズ鏡筒2に組み込み、バリア地板7を時計方向(矢印A方向)に回転させることでレンズ鏡筒2に固定することができる。
【0034】
このとき、レンズ鏡筒2の回転軸2aは、バリア地板7に形成された抜け穴部7bを貫通するようになっており、抜け穴部7bを貫通した状態でバリア羽根1を回転可能に支持する。なお、抜け穴部7bを、バリア地板7の外周を切り欠くことで形成される切欠部としてもよい。
【0035】
また、バリア地板7には、バリア羽根1の駆動ピン1bが第1駆動リング3の切欠部3aに係合できるように逃げ穴部7cが設けてある。この逃げ穴部7cは、長穴状に形成されており、バリア羽根1の回転動作における駆動ピン1bの作動スペースを確保する。
【0036】
バリア機構をレンズ鏡筒2に実際に組み込手順としては、まず、第2駆動リング4、開きバネ6、吸収バネ5、第1駆動リング1を前面側(被写体側)から順にレンズ鏡筒2に組み込んで、それらの前面側から組み込んだバリア地板7で押さえつける。次に、さらにその前面側からバリア羽根1を組み込み、その後、バリアカバー8を被せる。
【0037】
バリアカバー8には弾性爪8aが形成されており、この弾性爪8aがレンズ鏡筒2に係合することで、バリアカバー8がレンズ鏡筒2に固定される。このとき、弾性爪8aはバリア地板7の外周に形成された回転止め切欠部7dと係合する。
【0038】
また、バリアカバー8の裏面に設けられた突起8bがレンズ鏡筒2の前面に設けられた切欠部2eと係合する。これにより、バリアカバー8はレンズ鏡筒2から外れず、光軸周りにも回転しないようになる。そして、バリアカバー8がレンズ鏡筒2に固定されることで、バリア地板7が光軸周りに回転するのを阻止する。
【0039】
本実施形態では、図2に示すように、バリア機構が、レンズ鏡筒2の内周面に形成された端部2fよりもレンズ鏡筒2の先端側(図中左側)に位置しているため、バリア機構をレンズ鏡筒2の前面側から組み込むことができる。これにより、バリア機構(レンズ鏡筒)の組み立てを容易に行うことができる。
【0040】
ここで、端部2fは、レンズ鏡筒2の最も先端側の位置に形成されており、光軸と直交する面を有する。
【0041】
上述した構成において、レンズ鏡筒2の前面から組み込まれたバリア機構は、レンズ鏡筒2の光軸方向への繰り出し繰り込み動作に応じて一体的に移動する。
【0042】
レンズ鏡筒2が繰り出して撮影状態にあるときには、バリア羽根1はバリアカバー8の中央に形成された開口部8cから退避して開き状態となっている。
【0043】
一方、レンズ鏡筒2が撮影状態から繰り込んで沈胴状態となる場合には、第2駆動リング4のカム面4aがレンズ鏡筒2の繰り込み動作に応じてカメラ本体内に設けられたカム状突起9に当接する。そして、カム面4aおよびカム状突起9のカム係合作用により、第2駆動リング4が開きバネ6の付勢力に抗して矢印A方向(矢印B方向と反対方向)に回転する。
【0044】
第2駆動リング4が矢印A方向に回転すると、第1駆動リング3が吸収バネ5の付勢力を受けて矢印A方向に回転し、切欠部3aおよび駆動ピン1bの係合作用によりバリア羽根1が回転軸2aを中心に回転して開口部8cを閉じる。
【0045】
レンズ鏡筒2が沈胴状態から繰り出して撮影状態となる場合には、レンズ鏡筒2の繰り出し動作に応じてカム面4aおよびカム状突起9の係合が解除される。このとき、第2駆動リング4が開きばね6の付勢力を受けて矢印B方向に回転するとともに、第1駆動リング3が矢印B方向(矢印A方向と反対方向)に回転する。
【0046】
第1駆動リング3が矢印B方向に回転すると、切欠部3aおよび駆動ピン1bの係合作用によりバリア羽根1が回転軸2aを中心に回転して開口部8cから退避して開き状態となる。
【0047】
バリア羽根1が閉じ状態にある場合において、バリア羽根1に対してバリア羽根1の開き方向に外力が加わると、第1駆動リング3のみが吸収バネ5の付勢力に抗して矢印B方向に回転する。
【0048】
本実施形態では、図2に示すように、バリア機構をレンズ鏡筒2の前面側から組み込むことができるため、バリア機構の組み立てを容易に行うことができる。
【0049】
また、バリア羽根1と、第2駆動リング4、開きバネ6、吸収バネ5、第1駆動リング1等からなるバリア駆動機構とは、バリア地板7を挟んで配置されているため、第2駆動リング4(カム面4a)がカム状突起9に当接してレンズ鏡筒2の前面側に押し込まれたとしても、バリア羽根1の走行(特に、閉じ動作)を妨げることはない。
【0050】
すなわち、光軸方向での変位が阻止されたバリア地板7およびバリアカバー8により、バリア羽根1の走行スペースは確保されている。
【0051】
また、本実施形態では、回転軸2aがレンズ鏡筒2に固定されているため、バリア地板7が嵌合ガタ、組み付け誤差、部品バラツキ等の理由でレンズ鏡筒2に対して光軸直交面内で動いても、従来技術のように回転軸の位置がずれることはなく、バリア羽根1の開き状態および閉じ状態が不安定になることもない。
【0052】
なお、本実施形態では、バリア羽根1に穴部1aを形成するとともにレンズ鏡筒2に回転軸2aを形成して、穴部1aを回転軸2aに嵌合させているが、逆の構成としてもよい。すなわち、バリア羽根1に回転軸を形成し、レンズ鏡筒2に上記回転軸と嵌合する穴部を形成してもよい。
【0053】
また、本実施形態では、第1駆動リング3、第2駆動リング4、吸収バネ5および開きバネ6からなるバリア駆動機構を用いてバリア羽根1を駆動するようにしているが、バリア羽根1を開閉動作させるような構成であればいかなる構成であってもよい。この場合であっても、バリア駆動機構およびバリア羽根をバリア地板7で仕切り、バリア羽根の回転軸をレンズ鏡筒に設ければよい。
【0054】
以上説明した実施形態は、以下に示す各発明を実施した場合の一例でもあり、下記の各発明は上記実施形態に様々な変更や改良が加えられて実施されるものである。
【0055】
〔発明1〕 レンズを保持し、光軸方向に繰り出し繰り込み可能なレンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒の先端に配置されたバリア機構とを有するカメラにおいて、
前記バリア機構が、
前記レンズ鏡筒の繰り出し繰り込み動作に応じて回転し、この回転動作によりレンズ前面を開閉するバリア羽根と、
前記レンズ鏡筒の先端側に形成された光軸直交方向に延びる端面よりも前記レンズ鏡筒の先端側に位置し、前記バリア羽根を駆動するバリア駆動機構と、
前記レンズ鏡筒に固定され、前記バリア羽根と前記バリア駆動機構とを光軸方向で仕切る仕切板とを有し、
前記バリア羽根が、前記レンズ鏡筒から形成された回転軸を介して前記レンズ鏡筒に連結することを特徴とするカメラ。
【0056】
上記発明1によれば、バリア羽根が回転軸を介してレンズ鏡筒に連結されているため、上述した従来技術(第3の従来例)のように回転軸の位置がずれることはなく、バリア羽根の開き状態および閉じ状態が不安定になるのを防止することができる。
【0057】
また、本発明では、バリア駆動機構が、レンズ鏡筒の先端側に形成された端面よりもレンズ鏡筒先端側に位置しているため、レンズ鏡筒の先端側からレンズ鏡筒内にバリア駆動機構(バリア機構)を容易に組み込むことができる。
【0058】
さらに、本発明では、バリア羽根およびバリア駆動機構間に仕切板を配置しているため、上述した従来技術(第1の従来例)のようにバリア駆動機構がバリア羽根の走行を妨げる恐れもなくなる。
【0059】
〔発明2〕 前記仕切板が、前記回転軸を貫通させるための穴部又は切欠部を有することを特徴とする前記発明1に記載のカメラ。
【0060】
【発明の効果】
本発明のカメラによれば、バリア機構をレンズ鏡筒内に容易に組み込むことができ、バリア羽根の動作を妨げる恐れもなく、バリア羽根の開き状態および閉じ状態が不安定となることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるバリア機構の分解斜視図。
【図2】本実施形態におけるレンズ鏡筒の部分断面図。
【図3】本実施形態であるカメラの外観斜視図。
【図4】従来技術におけるバリア機構の分解斜視図。
【図5】従来技術におけるレンズ鏡筒の部分断面図。
【図6】従来技術におけるレンズ鏡筒の部分断面図。
【図7】従来技術におけるレンズ鏡筒の部分断面図。
【符号の説明】
1:バリア羽根 1a:穴部 1b:駆動ピン
2:レンズ鏡筒 2a:回転軸 2b:レンズ保持部
2c:引掛け軸 2d:バヨネット爪 2e:切欠部
3:第1駆動リング 3a:切欠部 3b:切欠嵌合部
4:第2駆動リング 4a:カム面 4b:突起嵌合部
5:吸収バネ 6:開きバネ
7:バリア地板 7a:切欠部 7b:抜け穴部
7c:逃げ穴部 7d:回転止め切欠
8:バリアカバー 8a:弾性爪 8b:突起
9:カム状突起
101:バリア羽根 101a:穴部 101b:駆動ピン
102:回転軸
103:第1駆動リング 103a:切欠 103b:引掛け軸
104:第2駆動リング 104a:ストッパ 104b:カム面
105:吸収バネ 106:開きバネ 107:引掛け軸
108:カム状突起

Claims (2)

  1. レンズを保持するレンズ鏡筒と、
    該レンズ鏡筒に設けられた第1の軸と係合する穴部を有し、前記第1の軸周りで回転可能なバリア部材と、
    前記レンズ鏡筒により回転可能に保持され、前記第1の軸とは異なる第2の軸を介して前記バリア部材を駆動するバリア駆動部材と、
    前記バリア部材と前記バリア駆動部材との間に配置された仕切部材とを有し、
    前記バリア部材、前記仕切部材および前記バリア駆動部材が被写体側からこの順で配置されており、
    前記第1の軸は、前記仕切部材に対して前記バリア部材側とは反対側において、前記レンズ鏡筒に連結されているとともに、前記仕切部材を貫通して前記バリア部材の穴部と係合することを特徴とするカメラ。
  2. レンズを保持するレンズ鏡筒と、
    回転動作によって前記レンズの前面を開閉するバリア部材
    回転動作が可能であって、前記バリア部材を駆動するためのバリア駆動部材と、
    前記バリア部材と前記バリア駆動部材との間に配置された仕切部材とを有し、
    前記バリア部材は、前記バリア駆動部材による該バリア部材の駆動に用いられる駆動ピンと、前記レンズ鏡筒に設けられた穴部に嵌合する回転軸とを有しており、
    前記回転軸は、前記仕切部材を貫通するとともに、前記仕切部材に対して前記バリア部材側とは反対側において、前記レンズ鏡筒の穴部と嵌合することを特徴とするカメラ。
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