JP3832800B2 - カメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラに関し、さらに詳しくは、カメラの小型化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯性を高めるためにカメラの小型化が進められているが、小型化されたカメラは撮影時に保持しにくく、また、撮影レンズ等の光学部品に指が掛かるという弊害が生ずる。このため、カメラ本体の撮影レンズを覆う閉じ位置と、撮影レンズを外部に露呈する開き位置との間でスライド自在とされたスライドカバーが取り付けられている。このスライドカバーは、撮影時にはカメラ本体を保持するためのグリップとして用いることができ、光学部品への指掛かりの発生を防止するとともに、非撮影時には撮影レンズ等の光学部品を傷や汚れから保護することができる。
【0003】
また、特開平11−212152号公報には、スライドカバーの開き位置へのスライド動作に連動して、ストロボ発光部が収納位置から露呈位置へと移動するとともに、ストロボ発光部の移動に伴ってカメラ本体の電源スイッチのオン/オフを切り替えるようにしたカメラが開示されている。さらに、このカメラでは、ストロボ発光部の移動による電源オンとともに、レンズ鏡胴が繰り出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記カメラでは、スライドカバーの移動は手動で行われており、電源がオンである時に誤ってスライドカバーを閉めようとすると、スライドカバーがカメラ本体の外部に突出されているレンズ鏡胴やストロボ発光部に衝突し、これらの部品に過度の負荷がかかって、レンズ鏡胴に光軸ずれを生じさせたり、ストロボ発光部の移動機構を損傷させる等の故障が発生する要因となる。
【0005】
また、上記カメラでは、撮影終了後には、ストロボ発光部は常に露呈位置方向に付勢されているため、撮影終了後には、撮影者自らがストロボ発光部を収納位置に保持しながら、スライドカバーを閉じ位置へと移動させなければならず、撮影者にとって煩わしいものとなっていた。
【0006】
これらの問題点を解決するためには、スライドカバーの移動をロックする機構、及び、ストロボ発光部を収納位置に保持する機構が必要となる。しかしながら、これらの機構をカメラ本体に設けると、部品点数が増加するため、カメラ本体の大型化を招くことになる。
【0007】
本発明は上記問題点を考慮してなされたものであり、カメラ本体を小型化したまま、スライドカバー及びストロボ発光部を保持する機構を備えたカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のカメラは、ストロボ発光部が露呈位置にある間はスライドカバーの閉じ位置への移動をロックし、ストロボ発光部が収納位置に移動したときにスライドカバーのロックを解除するとともにストロボ発光部を収納位置で保持し、スライドカバーが閉じ位置へと移動したときにストロボ発光部の保持を解除する係止部材を有することを特徴とするものである。
【0009】
請求項2記載のカメラは、係止部材は回動自在となるように取り付けられた係止レバーであって、ストロボ発光部が露呈位置にある間はスライドカバーに形成された被係止溝に入り込んだ第1の位置に保持され、ストロボ発光部の収納位置への移動に伴って第1の位置から回転し、被係止溝から離れるとともに収納位置に達したストロボ発光部と当接した第2の位置に達し、スライドカバーの移動に伴って第2の位置から回転し、ストロボ発光部の移動範囲から退避する第3の位置に到達することを特徴とするものである。
【0010】
請求項3記載のカメラは、スライドカバーが閉じ位置に達したときに、係止レバーが第3の位置へと移動することを特徴とするものである。
【0011】
請求項4記載のカメラは、ストロボ発光部が露呈位置に移動することによってカメラ本体の電源がオンとなり、撮影レンズはカメラ本体の電源がオンである間はカメラ本体の前方に繰り出されており、電源オフに伴ってカメラ本体の内部に収納されることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、本発明を実施したカメラ10の撮影時及び不使用時の状態を示す外観斜視図である。カメラ10は、各種撮影機構が組み込まれた略矩形形状のカメラ本体11と、このカメラ本体11を側方から覆うように取り付けられたスライドカバー12とからなる。スライドカバー12は、撮影レンズ等を外部に露呈させる開き位置と、撮影レンズ等を内部に覆う閉じ位置との間でスライド自在とされている。また、スライドカバー12は、例えばプラスチックや、アルミニウム、チタン等の軽量で強度の高い材料で形成されている。
【0013】
カメラ10は、不使用時にカメラ本体11の大部分がスライドカバー12内に納められることでコンパクトになり、更に外装部の凹凸が無くなって携帯性が向上する。撮影時には、カメラ本体11からスライドカバー12が引き出され、スライドカバー12がグリップとして用いられる。
【0014】
カメラ本体11の前面及び上面には、撮影レンズ13及び測光用受光窓14が取り付けられたレンズ鏡胴15、ストロボ発光部16、ファインダ17、測距用投光窓20a及び測距用受光窓20b、フイルム交換用操作部材21等が設けられている。レンズ鏡胴15は、カメラ10の電源オン時にカメラ本体11から繰り出され、電源がオフするとカメラ本体11の内部に沈胴する。
【0015】
ストロボ発光部16は、プラスチック等の透明な部品で略箱型状に形成された発光ケース22と、この発光ケース22の内部に収納される周知の放電管及びリフレクタから構成される。また、発光ケース22の外部には、保護部材23がストロボ発光部16の側面及び背面を覆うように取り付けられており、ストロボ発光部16を衝撃などから保護する。
【0016】
図3は、カメラ本体11からスライドカバー12を取り外した状態を表している。カメラ本体11の背面には、ファインダ窓24、液晶パネル25、撮影サイズ切替スイッチ26、ズームスイッチ27a,27b等が設けられている。ズームスイッチ27a,27bは、スライドカバー12が開き位置にスライドされたときに、スライドカバー12の背面に設けられたズームボタン30と対面する。撮影者は、ズームボタン30の上部又は下部を押圧することにより、ズームスイッチ27a,27bを操作することができる。
【0017】
カメラ本体11の上面には、半押し時に測光及び測距を行い、全押し時にシャッタレリーズ操作を行うシャッタスイッチ31が設けられている。このシャッタスイッチ31は、スライドカバー11が開き位置にあるときに、スライドカバー12の上面に設けられたシャッタボタン32と対面しており、シャッタボタン32を介して操作される。
【0018】
カメラ本体11の底面には、IX240型のフイルムカートリッジを収納するカートリッジ室を開閉するためのカートリッジ室蓋33と、駆動用の電池を収納する電池室を開閉するための電池室蓋34とが設けられている。カートリッジ室蓋31は、スライドカバー12が開き位置にある場合でも、その一部が常にスライドカバー12の内部に隠れており、撮影時にカートリッジ室が開放されないようになっている。カートリッジの交換の際には、撮影者がフイルム交換用操作部材21を移動させるとロックが解除され、スライドカバー12は開き位置よりもさらに開き方向にスライドされたカートリッジ交換位置に移動する。そして、スライドカバー12がカートリッジ交換位置にスライドされる際にカートリッジ室蓋が開かれる。
【0019】
なお、スライドカバー12の底面には大きな切欠12aが形成されている。この切り欠き12aは、スライドカバー12がカートリッジ交換位置にスライドされた際にカートリッジ室蓋33を完全に露呈させ、カートリッジ室を開放できるようにしている。このため、カメラ本体11とスライドカバー12とを分離することなくカートリッジの交換を行うことができる。
【0020】
スライドカバー12の背面側内壁には、長方形状のカム板35が取り付けられている。カム板35には細長の被係止溝36が形成され、被係止溝36の先端部36aは溝の幅が広くなっている。このカム板35の下部には、取り外しロック爪37がカム板35と一体に設けられる。この取り外しロック爪37は、スライドカバー12がカートリッジ交換位置にあるときに、カメラ本体11の背部に設けられたロック爪38と係合し、スライドカバー12がカメラ本体11から分離されるのを防止する。また、スライドカバー12の上面側内壁には、台形状のカム40がカム板35と一体に設けられている。このカム40は、後述するように、ストロボ発光部16のロックを解除するために設けられている。
【0021】
図4は、ストロボ発光部16のまわりの構成を示す分解図である。カメラ本体に固定される支持部材41には、ストロボ発光部16等の部品が取り付けられている。ストロボ発光部16の下部には、開口42a,42bが形成された取付部16aが設けられており、この開口42a,42bには回転軸43が挿入されている。この回転軸43は、支持部材41に形成された軸受け穴44a,44bにも挿入されている。このため、図5及び図6に示すように、ストロボ発光部16は、カメラ本体11の外部に露呈された露呈位置と、カメラ本体11の内部に収納された収納位置との間で回動自在に軸支される。
【0022】
回転軸42にはトーションバネ45が取り付けられており、このトーションバネ45の一端はストロボ発光部16の取付部16aに、他端は支持部材41に当接している。ストロボ発光部16は、このトーションバネ45の付勢によって、常に露呈位置方向に回転しようとする。また、支持部材41には、電源スイッチ46が取り付けられている。ストロボ発光部16が収納位置にあるときは、電源スイッチ46は取り付け部16aによって押し下げられている。ストロボ発光部16が露呈位置に移動すると、取付部16aによる押圧が解除されて電源スイッチ46がオンとなり、カメラ本体11に電源を供給する。
【0023】
ストロボ発光部16の取付部16aの下部には、係止用突起47が保護部材23と一体に設けられている。この係止用突起47は、後述のように、ストロボ発光部16を収納位置に保持するために用いられる。
【0024】
支持部材の上部には、ロックレバー48、係止レバー50、保持部材51が取り付けられている。ロックレバー48は、支持部材41に設けられた中心軸41aによって回動自在となるように取り付けられており、図示しないバネの付勢によって、係止部48aが被係止溝36に入り込んだ状態で保持される。スライドカバー12が開き位置にあるときは、係止部48aが被係止溝36の先端部36aに達しているため、スライドカバー12のカートリッジ交換位置へのスライドがロックされる。ロックレバー48は、フイルム交換用操作部材21のスライド動作によって図中反時計方向に回転し、係止部48aが被係止溝36から退避する。このとき、スライドカバー12は開き位置からカートリッジ交換位置へと移動することができる。
【0025】
係止レバー50は、中心軸41aによって回動自在となるようにロックレバー48の上部に配される。係止レバー50の一端には、被係止溝36の先端部36aに入り込んでスライドカバー12をロックするカム部50aと、スライドカバー12のカム40に当接するピン50bが設けられている。また、係止レバー50の他端には、ストロボ発光部16を収納位置に係止するための係止部50cが設けられ、この係止部50cの直下には、略円錐形の回転用突起50dが取り付けられている。さらに、係止レバー50の中央部付近には、バネ52の一端を取り付けるためのフック50eが設けられている。バネ52の他端は、支持部材41に設けられた突起41bに取り付けられている。このため、係止レバー50は図中時計方向に付勢されており、支持部材41に設けられたストッパー41cと当接する第1の位置で保持される。
【0026】
保持部材51は、係止レバー50の上部に配されており、ネジ止めによって支持部材41に固定される。このため、ロックレバー48及び係止レバー50は、保持部材51と支持部材41との間に挟まれた状態で保持される。
【0027】
係止レバー50の動作について説明する。図5及び図7に示すように、ストロボ発光部16が露呈位置にあるときには、係止レバー50はバネ52の付勢によって第1の位置に保持されている。この第1の位置では、係止レバー50のカム部50aが被係止溝36の先端部36aに入り込んでいるため、スライドカバー12は開き位置にロックされる。
【0028】
この状態で、手動操作によりストロボ発光部16を露呈位置から収納位置へと移動させると、係止用突起47が係止レバー50の回転用突起50dと当接し、係止レバー50はバネ52の付勢に抗して図中反時計方向に回転する。ストロボ発光部16が収納位置へと移動したとき、係止用突起47と回転用突起50dとの係合が解除され、係止レバー50はバネ52の付勢によって図中時計方向に回転し、係止用突起47の移動範囲内に入り込む。そして、図6及び図8に示すように、係止レバー50は、係止部50cが係止用突起47の下部へと入り込んだ第2の位置に移動する。その後、ストロボ発光部16から手を離すと、係止部50cと係止用突起47とが当接し、ストロボ発光部16は収納位置に保持される。
【0029】
係止レバー50が第1の位置から第2の位置へと移動する間に、係止レバー50のカム部50aが被係止溝36の先端部36aから退避する。このため、スライドカバー12のロックが解除され、スライドカバー12は開き位置から閉じ位置へと移動できるようになる。
【0030】
スライドカバー12が閉じ位置へと移動すると、スライドカバー12のカム40が係止レバー50のピン50bと当接し、係止レバー50が図中反時計方向に回転する。そして、図9に示すように、スライドカバー12が閉じ位置へと達したときに、係止レバー50の係止部50cは係止用突起47の回転軌道から外れるため、ストロボ発光部12はトーションバネ45の付勢によって露呈位置方向へと回転し、係止用突起47が係止レバー50の下部へと入り込む。そして、係止レバー50は、回転用突起50dが係止用突起47に当接した第3の位置に保持される。
【0031】
以下、上記構成による作用について説明する。カメラ10の不使用時には、スライドカバー12が閉じ位置にあり、カメラ本体11の表面の大部分がスライドカバー12で覆われるため、撮影レンズ13などの光学部品に塵埃が付着することがなくなる。また、カメラ10自体がコンパクトとなり、表面の凹凸もなくなるため、携帯性が向上する。
【0032】
スライドカバー12が閉じ位置にある状態では、係止レバー50は第3の位置に保持されており、係止レバー50とストロボ発光部16との係合が解除されている。このため、撮影者はスライドカバー12を開き位置へとスライドすることができる。スライドカバー12が開き位置に移動して、ストロボ発光部16が外部に露呈されると、トーションバネ45の付勢によってストロボ発光部16が露呈位置へと移動するとともに、電源スイッチ46の押圧が解除され、カメラ本体の電源がオンされる。電源オンとともに、レンズ鏡胴15がカメラ前方に繰り出され、撮影準備が完了する。
【0033】
ストロボ発光部16が露呈位置へと移動すると、係止レバー50は、バネ52の付勢によって、第3の位置から第1の位置へと移動する。そして、係止レバー50が第1の位置に達すると、係止レバー50のカム部50aが被係止溝36に入り込み、シャッタカバー12の閉じ位置方向への移動をロックする。このため、外部に突出しているストロボ発光部12及びレンズ鏡胴15がシャッタカバー12に当たることがなく、シャッタカバー12の衝突による故障の発生を防止できる。
【0034】
撮影が終了すると、撮影者は、手動でストロボ発光部16を露呈位置から収納位置へと移動させる。ストロボ発光部16の移動により、係止レバー50が第1の位置から第2の位置へと移動し、係止レバー50のカム部50aが被係止溝36から離れるため、シャッタカバー12のロックが解除される。また、ストロボ発光部16の移動とともに、電源スイッチ46が押し下げられ、カメラ本体11の電源がオフされる。
【0035】
また、係止レバー50が第2の位置にあるとき、係止レバー50の係止部50cが係止用突起47を保持しており、ストロボ発光部16は収納位置に保持されたままとなる。したがって、撮影者はストロボ発光部16を収納位置に保持したままスライドカバー12をスライドさせる必要がなくなるため、操作性の向上を図ることができる。
【0036】
その後、撮影者はスライドカバー12を開き位置から閉じ位置へと移動させる。スライドカバー12が閉じ位置へと達すると、係止レバー50は第3の位置に移動するため、ストロボ発光部16は係止レバー50による係止が解除された状態で保持される。このため、撮影者自らがストロボ発光部16の係止解除を行う必要がなく、操作の煩雑さを防止することができる。さらに、スライドカバー12が閉じ位置へと達したときに、係止解除によるクリック感を与える効果も得られる。
【0037】
このように、ストロボ発光部16の保持機構及びスライドカバー12の保持機構が、一つの係止レバー50の回転動作のみによって行われるため、カメラ本体の大型化を招くことなく操作性の向上を図ることができる。
【0038】
上記実施形態では、スライドカバー12が閉じ位置に達したときに係止レバー50が第3の位置へと移動する例について説明したが、本発明はこれに限らず、スライドカバー12が開き位置から閉じ位置へと移動するまでの間、あるいは、スライドカバー12が閉じ位置から開き位置に移動するまでの間に、係止レバー50を第3の位置に移動させる態様とすることもできる。
【0039】
上記実施形態では、スライドカバー12の閉じ位置への移動により、係止レバー50が移動してストロボ発光部16のロックを解除する例について説明したが、ストロボ発光部16のロック解除を手動で行うこともできる。この場合では、スライドカバー12が開き位置に移動する際に、スライドカバー12の内面がストロボ発光部16を摺接することがないため、保護部材23が摩耗するおそれがなくなる。
【0040】
上記実施形態では、不使用時にカメラ本体の大部分を覆う箱形状のスライドカバーを用いるカメラを例に説明したが、カメラ本体の前面や背面、若しくは上面のみを開閉するスライドカバーや、前面の一部分のみを開閉するスライドカバーを備えたカメラにも適用できる。
【0041】
上記実施形態では、IX240タイプのフイルムカートリッジを使用するカメラを例に説明したが、135タイプ、ブローニータイプ、インスタントフイルム等を使用するカメラにも適用することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、ストロボ発光部が露呈位置にあるときはスライドカバーの移動をロックし、ストロボ発光部を収納位置へと移動したときにスライドカバーのロックを解除するとともにストロボ発光部を収納位置にロックし、スライドカバーが閉じ位置へと移動したときにストロボ発光部のロックを解除するようにしたから、撮影中のスライド動作によるカメラの故障を防止できるとともに、カメラの操作性が向上する。
【0043】
また、ストロボ発光部及びスライドカバーのロックを、一つの係止レバーの回転動作のみによって行うようにしたから、カメラ本体の大型化を招くことなく、操作性を向上することができる。また、スライドカバーが閉じ位置へと達したときにストロボ発光部の係止解除を行うようにしたから、スライドカバーを閉じる際にクリック感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮影時におけるカメラの外観斜視図である。
【図2】未使用時におけるカメラの外観斜視図である。
【図3】カメラの構成を背面側から示す斜視図である。
【図4】カメラのストロボ発光部まわりの構成を示す分解斜視図である。
【図5】ストロボ発光部が露呈位置にある際のカメラ本体の側部断面図である。
【図6】ストロボ発光部が収納位置にある際のカメラ本体の側部断面図である。
【図7】撮影時におけるカメラ本体の上部断面図である。
【図8】電源がオフされた際のカメラ本体の上部断面図である。
【図9】未使用時におけるカメラ本体の上部断面図である。
【符号の説明】
10 カメラ
11 カメラ本体
12 スライドカバー
15 レンズ鏡胴
16 ストロボ発光部
36 被係止溝
40 カム
50 係止レバー
Claims (4)
- 撮影レンズと、収納位置から外部に突出する露呈位置へ移動するように付勢されたストロボ発光部と、撮影レンズ及びストロボ発光部を覆う閉じ位置と撮影レンズ及びストロボ発光部を外部に露呈させる開き位置との間でスライド自在とされたスライドカバーとを備えたカメラにおいて、
前記ストロボ発光部が露呈位置にある間は前記スライドカバーの閉じ位置への移動をロックし、ストロボ発光部が収納位置へと移動したときにスライドカバーのロックを解除するとともにストロボ発光部を収納位置で保持し、スライドカバーが閉じ位置へと移動したときにストロボ発光部の保持を解除する係止部材を有することを特徴とするカメラ。 - 前記係止部材は回動自在となるようにカメラ本体に取り付けられた係止レバーであって、前記ストロボ発光部が露呈位置にある間は前記スライドカバーに形成された被係止溝に入り込んだ第1の位置で保持され、ストロボ発光部の収納位置への移動に伴って前記第1の位置から回転し、前記被係止溝から離れるとともに前記収納位置に達したストロボ発光部と当接した第2の位置に達し、スライドカバーの移動に伴って前記第2の位置から回転し、ストロボ発光部の移動範囲から退避する第3の位置に到達することを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 前記スライドカバーが閉じ位置に達したときに、前記係止レバーが前記第3の位置へと移動することを特徴とする請求項2記載のカメラ。
- 前記ストロボ発光部が露呈位置に移動することによってカメラ本体の電源がオンとなり、前記撮影レンズはカメラ本体の電源がオンである間はカメラ本体の前方に繰り出され、電源オフに伴ってカメラ本体の内部に収納されることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のカメラ。
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