JP2004183813A - ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】相対回動自在に構成した一端側の第一取付部3を第一部材1若しくは第二部材2に設けた取付凹部5に回り止め状態に嵌合し、他端側の第二取付部4を第二部材2若しくは第一部材1に設けた取付凹部6に回り止め状態に嵌合して、第一部材1に対して第二部材2を重合閉塞した状態から所定角度まで開放回動するように枢着するヒンジ装置であって、前記第一部材1,第二部材2に設けた取付凹部5,6の少なくとも一方に抜け止め係止し得る抜け止め係止部7を前記第一取付部3,第二取付部4の少なくとも一方に設け、この抜け止め係止部7は、復帰弾性を具備して前記取付凹部5,6の少なくとも一方に設けた取付係止孔部8に圧入嵌挿係止し得る金属製の係止部材9を前記第一取付部3,第二取付部4の少なくとも一方の端部に突設して構成されたものである。
【選択図】 図2
【解決手段】相対回動自在に構成した一端側の第一取付部3を第一部材1若しくは第二部材2に設けた取付凹部5に回り止め状態に嵌合し、他端側の第二取付部4を第二部材2若しくは第一部材1に設けた取付凹部6に回り止め状態に嵌合して、第一部材1に対して第二部材2を重合閉塞した状態から所定角度まで開放回動するように枢着するヒンジ装置であって、前記第一部材1,第二部材2に設けた取付凹部5,6の少なくとも一方に抜け止め係止し得る抜け止め係止部7を前記第一取付部3,第二取付部4の少なくとも一方に設け、この抜け止め係止部7は、復帰弾性を具備して前記取付凹部5,6の少なくとも一方に設けた取付係止孔部8に圧入嵌挿係止し得る金属製の係止部材9を前記第一取付部3,第二取付部4の少なくとも一方の端部に突設して構成されたものである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば、携帯式電子機器の典型例としての携帯式電話機においては、電話機本体を折り畳み自在に設けた折り畳みタイプが提案されている(この折り畳みタイプは、スイッチの誤作動防止,コンパクト化,デザインの多様性などの点において好評である。)。
【0003】
この折り畳みタイプは、スイッチが配設された第一部材としての本体部と、ディスプレイが設けられた第二部材としての開閉部とを開閉自在に連結した構造が一般的であり、この本体部と開閉部とはヒンジ装置(以下、従来例)を介して開閉回動自在に枢着されている。
【0004】
この従来例は、相対回動自在に構成した一端側の第一取付部を本体部若しくは開閉部に設けた取付凹部に回り止め状態に嵌合し、他端側の第二取付部を開閉部若しくは本体部に設けた取付凹部に回り止め状態に嵌合して、本体部に対して開閉部を重合閉塞した状態から所定角度まで開放回動するように枢着する構造のものである。尚、この第一取付部,第二取付部間には、例えばカムによる公知の付勢構造が設けられており、開閉部を本体部に対して閉塞状態から所定量開放方向に回動させた所定開放位置までの回動域において開閉部を閉塞方向に付勢し、一方、開閉部を最大限(約120°)開放した位置から所定量閉塞方向に回動させた位置までの回動域において開閉部を開放方向に付勢し得るように構成されている。
【0005】
ところで、携帯式電話機において現在主流とされる折畳式のタイプは、その使い易さから、本体部1に対して開閉部2を開放した際、約120°の角度で回動停止するように設けられているが、図9に図示したように誤ってそれ以上に回動する方向に力Pが加わってしまう場合がある(業界では、これをさばおり状態、逆反り状態などと言われる。)。
【0006】
この際、本体部1と開閉部2との枢着連結部12には捩れ方向に力が加わり、この枢着連結部12に配設される従来例が外れてしまう場合がある。
【0007】
即ち、この従来例における枢着連結部12への取り付けは、本体部1,開閉部2に設けた取付凹部5,6の一方に設けた取付係止孔部8に第二取付部31の端部に突設された鉤形状の抜け止め係止部32を圧入嵌挿して抜け止め係止することで行われるが、枢着連結部12に前述した力Pが加わった際、この枢着連結部12が捩れることで本体部1の取付凹部5と開閉部2の取付凹部6とが離れようとして、従来例には抜け方向に力が加わり、この従来例に係る抜け止め係止部32は樹脂製故に折れたり、戻らなくなって(樹脂が白くなって弾性を失った状態)取付係止孔部8から抜けてしまうという問題点がある(図10参照)。
【0008】
また、従来例は、枢着連結部12への組み付け時に取付係止孔部8へ抜け止め係止部32を圧入嵌挿させる際にも、抜け止め係止部32が折れたり、戻らなくなってしまう問題点も指摘されている。
【0009】
本出願人は、このような事情をも考慮し、極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器を開発した。
【0010】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0011】
相対回動自在に構成した一端側の第一取付部3を第一部材1若しくは第二部材2に設けた取付凹部5に回り止め状態に嵌合し、他端側の第二取付部4を第二部材2若しくは第一部材1に設けた取付凹部6に回り止め状態に嵌合して、第一部材1に対して第二部材2を重合閉塞した状態から所定角度まで開放回動するように枢着するヒンジ装置であって、前記第一部材1,第二部材2に設けた取付凹部5,6の少なくとも一方に抜け止め係止し得る抜け止め係止部7を前記第一取付部3,第二取付部4の少なくとも一方に設け、この抜け止め係止部7は、復帰弾性を具備して前記取付凹部5,6の少なくとも一方に設けた取付係止孔部8に圧入嵌挿係止し得る金属製の係止部材9を前記第一取付部3,第二取付部4の少なくとも一方の端部に突設して構成されていることを特徴とするヒンジ装置に係るものである。
【0012】
また、前記第一取付部3,第二取付部4の少なくとも一方の端部にして前記取付係止孔部8に嵌挿する嵌挿部10の周面に前記係止部材9を倒動自在に突設し、この係止部材9を、前記嵌挿部10を取付係止孔部8へ嵌挿させた際、復帰弾性に抗して倒動した後、復帰動することで取付係止孔部8に抜け止め係止するように設けて前記抜け止め係止部7を構成したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置に係るものである。
【0013】
また、前記嵌挿部10の周面にして放射方向に前記係止部材9を複数突設したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
【0014】
また、前記取付係止孔部8に嵌挿部10を嵌挿させた際、この嵌挿方向と反対の方向へ倒動した係止部材9が嵌入する凹部11を前記嵌挿部10に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
【0015】
また、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒンジ装置を枢着部12に設けたことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器に係るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0017】
本発明は、例えば第一部材1と第二部材2との枢着連結部12に力(捩れ方向への力)が加わり、取付係止孔部8に対して抜け止め係止部7が抜けようとしても、この力に金属製の係止部材9が柔軟に対応し、前記枢着連結部12への力が解除されることで、係止部材9は確実に元の状態に復帰動することになる。
【0018】
従って、例えば第一部材1と第二部材2との枢着連結部12への組み付け後、ヒンジ装置が破損するなどして抜けてしまうことは無いなど、極めて耐久性に秀れたものとなる。
【0019】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0020】
本実施例は、図1に示すように折り畳み可能な携帯式電話機Xに適用した場合のもので、スイッチが配設された第一部材としての本体部1と、ディスプレイが設けられた第二部材としての開閉部2とが重合した閉塞状態から開閉部2を例えば120度まで回動した開放状態(通話位置)とすることができる枢着構造に本発明のヒンジ装置を適用している。
【0021】
本実施例では、本体部1と開閉部2との枢着連結部12にヒンジ装置Xを配設しており、即ち、本体部1の基部に断面略楕円形状の取付凹部5を設け、開閉部2の基部にもこれと連通状態に隣接する断面略楕円形状の取付凹部6を設け、この取付凹部5,6夫々に軸状パーツとして構成した本発明のヒンジ装置Xを外側から挿着する構成としている。本体部1の取付凹部5と開閉部2の取付凹部6とを隣接させた状態で、取付凹部6の外側からヒンジ装置Xは嵌挿配設される。
【0022】
また、本実施例に係るヒンジ装置Xは、この本体部1に設けた取付凹部5に回り止め状態で嵌挿連結する第一取付部3と、開閉部2に設けた取付凹部6に回り止め状態で嵌挿連結する第二取付部4とで構成されており、この第一取付部3と第二取付部4とは相対回動自在に連結されている。
【0023】
具体的には、第一取付部3は、取付凹部5に嵌挿される程度の径を有するケース体で構成されており、その外形状は取付凹部5と同一形状である断面略楕円形状に形成されている。尚、第一取付部3の断面形状は、断面略楕円形状の他にも断面正六角形状、断面正八角形状にするなど本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用するものである。
【0024】
また、第一取付部3は、後述する第二取付部4に設けられた軸部13に被嵌連結して該第二取付部4と相対回動自在となるように連結されている。
【0025】
また、第一取付部3は、その内部に軸部13にスライド移動自在に被嵌されるカム部材14が回り止め状態で配設され、このカム部材14には、第一取付部3の周面対向位置に形成されたガイド溝3a夫々にガイドされる2つの突起14aが設けられている。
【0026】
カム部材14は、軸部13に被嵌される付勢体15としてのコイルバネにより一方向(後述するカム係合部材16に設けた係合凹部16aとの係合方向)に付勢されている。
【0027】
また、カム部材14は、後述するカム係合部材16に設けた係合凹部16aに係合する係合凸部14bが設けられている。
【0028】
この係合凸部14bは、カム部材14の内面にして軸部13を挟んだ対向位置に一対の突起部を設けて構成されている。
【0029】
第二取付部4は、カム係合部材16と、このカム係合部材16に突設され、第一取付部3に嵌挿して軸受けされる軸部13とで構成されている。
【0030】
このカム係合部材16は、その外形状が断面略楕円形状に形成され、開閉部2に設けた取付凹部6に回り止め状態で嵌挿連結し得るように構成されている。尚、カム係合部材16(第二取付部4)の断面形状は、断面略楕円形状の他にも断面正六角形状、断面正八角形状にするなど本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用するものである。
【0031】
また、カム係合部材16は、その内面部にして前記第一取付部3に設けたカム部材14の係合凸部14bと対向して、係合する係合凹部16aが設けられている。
【0032】
以上の構成から、この第一取付部3に係る係合凸部14bと第二取付部4に係る係合凹部16aとを相対回動させた際、係合凸部14bが係合凹部16aを乗り越えるまでの相対回動域においては、この係合凸部14bが係合凹部16aに対して戻り方向に落ち込むようにして係合凸部14bと係合凹部16aとの間に相対回動付勢力が生じるように構成され、且つ、係合凸部14bが係合凹部16aを完全に乗り越えた後、係合凸部14bの先端面と係合凹部16aの先端面とが暫くずり動し、再び係合凸部14bが係合凹部16aに近づいた際(係合凸部14bと係合凹部16aとを約180度相対回動させた際)、この係合凸部14bが係合凹部16aに進み方向に落ち込むようにして係合凸部14bと係合凹部16aとの間に相対回動付勢力が生じるように構成されている。
【0033】
つまり、本体部1に対し開閉部2を開放方向に回動させた際、閉塞状態から所定開放位置までの相対回動域においては、係合凸部14bが係合凹部16aに落ち込もうとする際に生じる回動付勢力が、開閉部2を閉塞状態となるまで閉塞方向に付勢する閉塞付勢力となり、且つ、この所定開放位置を過ぎた後の所定開放位置から最大開放位置までの相対回動域においては、係合凸部14bが係合凹16a部に落ち込もうとする際に生じる回動付勢力が、開閉部2を最大開放状態となるまで開放方向に付勢する開放付勢力となるように構成されている。尚、係合凸部14bの先端面と係合凹部16aの先端面とがずり動する間は、本体部1に対して開放させた開閉部2が手を放しても傾斜状態で保持される所謂フリーストップ状態である。
【0034】
また、本実施例に係るヒンジ装置Xは、第二取付部4の端部に設けた抜け止め係止部7を介して本体部1と開閉部2との枢着連結部12に抜け止め係止状態で嵌合配設される。
【0035】
具体的には、この抜け止め係止部7は、第二取付部4の端部にして軸部13に前記取付係止孔部8に嵌挿する嵌挿部10を被嵌連結し、この嵌挿部10に復帰弾性を具備して前記取付凹部6に設けた取付係止孔部8に圧入嵌挿係止し得る金属製の係止部材9を突設して構成されている。
【0036】
係止部材9は、図3に図示したように適宜な金属製の板部材を十字状に形成したものであり、前述した軸部13に被嵌連結し得るように構成され、軸部13に被嵌連結して嵌挿部10の先端面に配設すると、係止部材9の4つの突片9aが嵌挿部10の側周面にして放射方向に倒動自在に突設するように設けられている。
【0037】
従って、この係止部材9を、前記嵌挿部10を取付係止孔部8へ嵌挿させた際、係止部材9(突片9a)は復帰弾性に抗して倒動した後、復帰動することで取付係止孔部8に抜け止め係止することになる(図6,7参照)。尚、嵌挿部10の側周面から突出する係止部材9(突片9a)の数は4つに限られないのは勿論であるが、少なくとも2つ以上あることが望ましい。
【0038】
また、嵌挿部10は、係止部材9を支持する位置に4つの凹部11が形成されており、この各凹部11は、取付係止孔部8に嵌挿部10を嵌挿させた際、この嵌挿方向と反対の方向へ倒動した係止部材9が嵌入して嵌挿の邪魔とならぬよう退避し得ることになる。
【0039】
また、係止部材9の外側位置にして凹部11が設けられる位置と反対側の位置には該係止部材9を抜け止め支持する円形状の支持板17が軸部13の先端部に被嵌連結されており、この支持板17は、前述した嵌挿部10の凹部11が設けられた位置よりも径大にして係止部材9よりも径小であり、よって、抜ける方向(外方向)に力が作用した際、取付係止孔部8に嵌挿させる際に比して係止部材9の倒動は規制されて必要以上に倒動せず、取付係止孔部8から抜けてしまうのを可及的に防止し得るように構成されている。
【0040】
尚、図5は軸部13の端部に一体成型される鍔部を支持板17として機能させた場合である。
【0041】
従って、本実施例は、第二取付部4の嵌挿部10を取付係止孔部8に嵌挿させた際、係止部材9は嵌挿方向と反対の方向に大きく倒動して嵌挿部10の凹部11に入り込んで嵌挿の邪魔にならないように退避した状態となり、嵌挿後は復帰動して取付係止孔部8に係止する。この状態で抜ける方向に力が働いた場合、係止部材9の弾性は抵抗となり、更に支持板17が設けられているから、係止部材9は僅かに倒動するだけであり、取付係止孔部8から抜けてしまうのが可及的に防止されることになる(図8参照)。
【0042】
よって、本実施例によれば、従来例と異なり、例えば第一部材1と第二部材2との枢着連結部への組み付け後、ヒンジ装置が破損するなどして抜けてしまうことは無いなど、極めて耐久性に秀れたものとなる。
【0043】
また、本実施例は、嵌挿部10の側周面にして放射方向に前記係止部材9を複数突設したから、単なる一方向でなく捩れ方向にて作用する力に確実に対応することができることになる。
【0044】
また、本実施例は、取付係止孔部8に嵌挿部10を嵌挿させた際、この嵌挿方向と反対の方向へ倒動した係止部材9が嵌入する凹部11を嵌挿部10に設けたから、取付係止孔部8に対する嵌挿が円滑に行えることになり、一度係止すると非常に抜けにくい抜け止め係止構造が得られることになる。
【0045】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、非常に耐久性に秀れるなど極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置となる。
【0047】
また、請求項2記載の発明においては、確実に耐久性に秀れた構造となる極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置となる。
【0048】
また、請求項3記載の発明においては、より一層耐久性に秀れるなど極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置となる。
【0049】
また、請求項4記載の発明においては、組み付け作業が良好に行え、組み付け後は非常に耐久性に秀れるなど極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置となる。
【0050】
また、請求項5記載の発明においては、極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置を用いた電子機器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態説明図である。
【図2】本実施例を示す斜視図である。
【図3】本実施例を示す分解斜視図である。
【図4】本実施例を示す側面図である。
【図5】本実施例を示す正断面図である。
【図6】本実施例の概略動作説明図である。
【図7】本実施例の使用状態説明断面図である。
【図8】本実施例の概略動作説明図である。
【図9】第一部材1と第二部材2とに規定以上に開放させる力を加えた状態の説明図である。
【図10】従来例の概略動作説明図である。
【符号の説明】
1 第一部材
2 第二部材
3 第一取付部
4 第二取付部
5 取付凹部
6 取付凹部
7 抜け止め係止部
8 取付係止孔部
9 係止部材
10 嵌挿部
11 凹部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
例えば、携帯式電子機器の典型例としての携帯式電話機においては、電話機本体を折り畳み自在に設けた折り畳みタイプが提案されている(この折り畳みタイプは、スイッチの誤作動防止,コンパクト化,デザインの多様性などの点において好評である。)。
【0003】
この折り畳みタイプは、スイッチが配設された第一部材としての本体部と、ディスプレイが設けられた第二部材としての開閉部とを開閉自在に連結した構造が一般的であり、この本体部と開閉部とはヒンジ装置(以下、従来例)を介して開閉回動自在に枢着されている。
【0004】
この従来例は、相対回動自在に構成した一端側の第一取付部を本体部若しくは開閉部に設けた取付凹部に回り止め状態に嵌合し、他端側の第二取付部を開閉部若しくは本体部に設けた取付凹部に回り止め状態に嵌合して、本体部に対して開閉部を重合閉塞した状態から所定角度まで開放回動するように枢着する構造のものである。尚、この第一取付部,第二取付部間には、例えばカムによる公知の付勢構造が設けられており、開閉部を本体部に対して閉塞状態から所定量開放方向に回動させた所定開放位置までの回動域において開閉部を閉塞方向に付勢し、一方、開閉部を最大限(約120°)開放した位置から所定量閉塞方向に回動させた位置までの回動域において開閉部を開放方向に付勢し得るように構成されている。
【0005】
ところで、携帯式電話機において現在主流とされる折畳式のタイプは、その使い易さから、本体部1に対して開閉部2を開放した際、約120°の角度で回動停止するように設けられているが、図9に図示したように誤ってそれ以上に回動する方向に力Pが加わってしまう場合がある(業界では、これをさばおり状態、逆反り状態などと言われる。)。
【0006】
この際、本体部1と開閉部2との枢着連結部12には捩れ方向に力が加わり、この枢着連結部12に配設される従来例が外れてしまう場合がある。
【0007】
即ち、この従来例における枢着連結部12への取り付けは、本体部1,開閉部2に設けた取付凹部5,6の一方に設けた取付係止孔部8に第二取付部31の端部に突設された鉤形状の抜け止め係止部32を圧入嵌挿して抜け止め係止することで行われるが、枢着連結部12に前述した力Pが加わった際、この枢着連結部12が捩れることで本体部1の取付凹部5と開閉部2の取付凹部6とが離れようとして、従来例には抜け方向に力が加わり、この従来例に係る抜け止め係止部32は樹脂製故に折れたり、戻らなくなって(樹脂が白くなって弾性を失った状態)取付係止孔部8から抜けてしまうという問題点がある(図10参照)。
【0008】
また、従来例は、枢着連結部12への組み付け時に取付係止孔部8へ抜け止め係止部32を圧入嵌挿させる際にも、抜け止め係止部32が折れたり、戻らなくなってしまう問題点も指摘されている。
【0009】
本出願人は、このような事情をも考慮し、極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器を開発した。
【0010】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0011】
相対回動自在に構成した一端側の第一取付部3を第一部材1若しくは第二部材2に設けた取付凹部5に回り止め状態に嵌合し、他端側の第二取付部4を第二部材2若しくは第一部材1に設けた取付凹部6に回り止め状態に嵌合して、第一部材1に対して第二部材2を重合閉塞した状態から所定角度まで開放回動するように枢着するヒンジ装置であって、前記第一部材1,第二部材2に設けた取付凹部5,6の少なくとも一方に抜け止め係止し得る抜け止め係止部7を前記第一取付部3,第二取付部4の少なくとも一方に設け、この抜け止め係止部7は、復帰弾性を具備して前記取付凹部5,6の少なくとも一方に設けた取付係止孔部8に圧入嵌挿係止し得る金属製の係止部材9を前記第一取付部3,第二取付部4の少なくとも一方の端部に突設して構成されていることを特徴とするヒンジ装置に係るものである。
【0012】
また、前記第一取付部3,第二取付部4の少なくとも一方の端部にして前記取付係止孔部8に嵌挿する嵌挿部10の周面に前記係止部材9を倒動自在に突設し、この係止部材9を、前記嵌挿部10を取付係止孔部8へ嵌挿させた際、復帰弾性に抗して倒動した後、復帰動することで取付係止孔部8に抜け止め係止するように設けて前記抜け止め係止部7を構成したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置に係るものである。
【0013】
また、前記嵌挿部10の周面にして放射方向に前記係止部材9を複数突設したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
【0014】
また、前記取付係止孔部8に嵌挿部10を嵌挿させた際、この嵌挿方向と反対の方向へ倒動した係止部材9が嵌入する凹部11を前記嵌挿部10に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ装置に係るものである。
【0015】
また、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒンジ装置を枢着部12に設けたことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器に係るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0017】
本発明は、例えば第一部材1と第二部材2との枢着連結部12に力(捩れ方向への力)が加わり、取付係止孔部8に対して抜け止め係止部7が抜けようとしても、この力に金属製の係止部材9が柔軟に対応し、前記枢着連結部12への力が解除されることで、係止部材9は確実に元の状態に復帰動することになる。
【0018】
従って、例えば第一部材1と第二部材2との枢着連結部12への組み付け後、ヒンジ装置が破損するなどして抜けてしまうことは無いなど、極めて耐久性に秀れたものとなる。
【0019】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0020】
本実施例は、図1に示すように折り畳み可能な携帯式電話機Xに適用した場合のもので、スイッチが配設された第一部材としての本体部1と、ディスプレイが設けられた第二部材としての開閉部2とが重合した閉塞状態から開閉部2を例えば120度まで回動した開放状態(通話位置)とすることができる枢着構造に本発明のヒンジ装置を適用している。
【0021】
本実施例では、本体部1と開閉部2との枢着連結部12にヒンジ装置Xを配設しており、即ち、本体部1の基部に断面略楕円形状の取付凹部5を設け、開閉部2の基部にもこれと連通状態に隣接する断面略楕円形状の取付凹部6を設け、この取付凹部5,6夫々に軸状パーツとして構成した本発明のヒンジ装置Xを外側から挿着する構成としている。本体部1の取付凹部5と開閉部2の取付凹部6とを隣接させた状態で、取付凹部6の外側からヒンジ装置Xは嵌挿配設される。
【0022】
また、本実施例に係るヒンジ装置Xは、この本体部1に設けた取付凹部5に回り止め状態で嵌挿連結する第一取付部3と、開閉部2に設けた取付凹部6に回り止め状態で嵌挿連結する第二取付部4とで構成されており、この第一取付部3と第二取付部4とは相対回動自在に連結されている。
【0023】
具体的には、第一取付部3は、取付凹部5に嵌挿される程度の径を有するケース体で構成されており、その外形状は取付凹部5と同一形状である断面略楕円形状に形成されている。尚、第一取付部3の断面形状は、断面略楕円形状の他にも断面正六角形状、断面正八角形状にするなど本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用するものである。
【0024】
また、第一取付部3は、後述する第二取付部4に設けられた軸部13に被嵌連結して該第二取付部4と相対回動自在となるように連結されている。
【0025】
また、第一取付部3は、その内部に軸部13にスライド移動自在に被嵌されるカム部材14が回り止め状態で配設され、このカム部材14には、第一取付部3の周面対向位置に形成されたガイド溝3a夫々にガイドされる2つの突起14aが設けられている。
【0026】
カム部材14は、軸部13に被嵌される付勢体15としてのコイルバネにより一方向(後述するカム係合部材16に設けた係合凹部16aとの係合方向)に付勢されている。
【0027】
また、カム部材14は、後述するカム係合部材16に設けた係合凹部16aに係合する係合凸部14bが設けられている。
【0028】
この係合凸部14bは、カム部材14の内面にして軸部13を挟んだ対向位置に一対の突起部を設けて構成されている。
【0029】
第二取付部4は、カム係合部材16と、このカム係合部材16に突設され、第一取付部3に嵌挿して軸受けされる軸部13とで構成されている。
【0030】
このカム係合部材16は、その外形状が断面略楕円形状に形成され、開閉部2に設けた取付凹部6に回り止め状態で嵌挿連結し得るように構成されている。尚、カム係合部材16(第二取付部4)の断面形状は、断面略楕円形状の他にも断面正六角形状、断面正八角形状にするなど本実施例の特性を発揮する構成であれば適宜採用するものである。
【0031】
また、カム係合部材16は、その内面部にして前記第一取付部3に設けたカム部材14の係合凸部14bと対向して、係合する係合凹部16aが設けられている。
【0032】
以上の構成から、この第一取付部3に係る係合凸部14bと第二取付部4に係る係合凹部16aとを相対回動させた際、係合凸部14bが係合凹部16aを乗り越えるまでの相対回動域においては、この係合凸部14bが係合凹部16aに対して戻り方向に落ち込むようにして係合凸部14bと係合凹部16aとの間に相対回動付勢力が生じるように構成され、且つ、係合凸部14bが係合凹部16aを完全に乗り越えた後、係合凸部14bの先端面と係合凹部16aの先端面とが暫くずり動し、再び係合凸部14bが係合凹部16aに近づいた際(係合凸部14bと係合凹部16aとを約180度相対回動させた際)、この係合凸部14bが係合凹部16aに進み方向に落ち込むようにして係合凸部14bと係合凹部16aとの間に相対回動付勢力が生じるように構成されている。
【0033】
つまり、本体部1に対し開閉部2を開放方向に回動させた際、閉塞状態から所定開放位置までの相対回動域においては、係合凸部14bが係合凹部16aに落ち込もうとする際に生じる回動付勢力が、開閉部2を閉塞状態となるまで閉塞方向に付勢する閉塞付勢力となり、且つ、この所定開放位置を過ぎた後の所定開放位置から最大開放位置までの相対回動域においては、係合凸部14bが係合凹16a部に落ち込もうとする際に生じる回動付勢力が、開閉部2を最大開放状態となるまで開放方向に付勢する開放付勢力となるように構成されている。尚、係合凸部14bの先端面と係合凹部16aの先端面とがずり動する間は、本体部1に対して開放させた開閉部2が手を放しても傾斜状態で保持される所謂フリーストップ状態である。
【0034】
また、本実施例に係るヒンジ装置Xは、第二取付部4の端部に設けた抜け止め係止部7を介して本体部1と開閉部2との枢着連結部12に抜け止め係止状態で嵌合配設される。
【0035】
具体的には、この抜け止め係止部7は、第二取付部4の端部にして軸部13に前記取付係止孔部8に嵌挿する嵌挿部10を被嵌連結し、この嵌挿部10に復帰弾性を具備して前記取付凹部6に設けた取付係止孔部8に圧入嵌挿係止し得る金属製の係止部材9を突設して構成されている。
【0036】
係止部材9は、図3に図示したように適宜な金属製の板部材を十字状に形成したものであり、前述した軸部13に被嵌連結し得るように構成され、軸部13に被嵌連結して嵌挿部10の先端面に配設すると、係止部材9の4つの突片9aが嵌挿部10の側周面にして放射方向に倒動自在に突設するように設けられている。
【0037】
従って、この係止部材9を、前記嵌挿部10を取付係止孔部8へ嵌挿させた際、係止部材9(突片9a)は復帰弾性に抗して倒動した後、復帰動することで取付係止孔部8に抜け止め係止することになる(図6,7参照)。尚、嵌挿部10の側周面から突出する係止部材9(突片9a)の数は4つに限られないのは勿論であるが、少なくとも2つ以上あることが望ましい。
【0038】
また、嵌挿部10は、係止部材9を支持する位置に4つの凹部11が形成されており、この各凹部11は、取付係止孔部8に嵌挿部10を嵌挿させた際、この嵌挿方向と反対の方向へ倒動した係止部材9が嵌入して嵌挿の邪魔とならぬよう退避し得ることになる。
【0039】
また、係止部材9の外側位置にして凹部11が設けられる位置と反対側の位置には該係止部材9を抜け止め支持する円形状の支持板17が軸部13の先端部に被嵌連結されており、この支持板17は、前述した嵌挿部10の凹部11が設けられた位置よりも径大にして係止部材9よりも径小であり、よって、抜ける方向(外方向)に力が作用した際、取付係止孔部8に嵌挿させる際に比して係止部材9の倒動は規制されて必要以上に倒動せず、取付係止孔部8から抜けてしまうのを可及的に防止し得るように構成されている。
【0040】
尚、図5は軸部13の端部に一体成型される鍔部を支持板17として機能させた場合である。
【0041】
従って、本実施例は、第二取付部4の嵌挿部10を取付係止孔部8に嵌挿させた際、係止部材9は嵌挿方向と反対の方向に大きく倒動して嵌挿部10の凹部11に入り込んで嵌挿の邪魔にならないように退避した状態となり、嵌挿後は復帰動して取付係止孔部8に係止する。この状態で抜ける方向に力が働いた場合、係止部材9の弾性は抵抗となり、更に支持板17が設けられているから、係止部材9は僅かに倒動するだけであり、取付係止孔部8から抜けてしまうのが可及的に防止されることになる(図8参照)。
【0042】
よって、本実施例によれば、従来例と異なり、例えば第一部材1と第二部材2との枢着連結部への組み付け後、ヒンジ装置が破損するなどして抜けてしまうことは無いなど、極めて耐久性に秀れたものとなる。
【0043】
また、本実施例は、嵌挿部10の側周面にして放射方向に前記係止部材9を複数突設したから、単なる一方向でなく捩れ方向にて作用する力に確実に対応することができることになる。
【0044】
また、本実施例は、取付係止孔部8に嵌挿部10を嵌挿させた際、この嵌挿方向と反対の方向へ倒動した係止部材9が嵌入する凹部11を嵌挿部10に設けたから、取付係止孔部8に対する嵌挿が円滑に行えることになり、一度係止すると非常に抜けにくい抜け止め係止構造が得られることになる。
【0045】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、非常に耐久性に秀れるなど極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置となる。
【0047】
また、請求項2記載の発明においては、確実に耐久性に秀れた構造となる極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置となる。
【0048】
また、請求項3記載の発明においては、より一層耐久性に秀れるなど極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置となる。
【0049】
また、請求項4記載の発明においては、組み付け作業が良好に行え、組み付け後は非常に耐久性に秀れるなど極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置となる。
【0050】
また、請求項5記載の発明においては、極めて商品価値の高い画期的なヒンジ装置を用いた電子機器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態説明図である。
【図2】本実施例を示す斜視図である。
【図3】本実施例を示す分解斜視図である。
【図4】本実施例を示す側面図である。
【図5】本実施例を示す正断面図である。
【図6】本実施例の概略動作説明図である。
【図7】本実施例の使用状態説明断面図である。
【図8】本実施例の概略動作説明図である。
【図9】第一部材1と第二部材2とに規定以上に開放させる力を加えた状態の説明図である。
【図10】従来例の概略動作説明図である。
【符号の説明】
1 第一部材
2 第二部材
3 第一取付部
4 第二取付部
5 取付凹部
6 取付凹部
7 抜け止め係止部
8 取付係止孔部
9 係止部材
10 嵌挿部
11 凹部
Claims (5)
- 相対回動自在に構成した一端側の第一取付部を第一部材若しくは第二部材に設けた取付凹部に回り止め状態に嵌合し、他端側の第二取付部を第二部材若しくは第一部材に設けた取付凹部に回り止め状態に嵌合して、第一部材に対して第二部材を重合閉塞した状態から所定角度まで開放回動するように枢着するヒンジ装置であって、前記第一部材,第二部材に設けた取付凹部の少なくとも一方に抜け止め係止し得る抜け止め係止部を前記第一取付部,第二取付部の少なくとも一方に設け、この抜け止め係止部は、復帰弾性を具備して前記取付凹部の少なくとも一方に設けた取付係止孔部に圧入嵌挿係止し得る金属製の係止部材を前記第一取付部,第二取付部の少なくとも一方の端部に突設して構成されていることを特徴とするヒンジ装置。
- 前記第一取付部,第二取付部の少なくとも一方の端部にして前記取付係止孔部に嵌挿する嵌挿部の周面に前記係止部材を倒動自在に突設し、この係止部材を、前記嵌挿部を取付係止孔部へ嵌挿させた際、復帰弾性に抗して倒動した後、復帰動することで取付係止孔部に抜け止め係止するように設けて前記抜け止め係止部を構成したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ装置。
- 前記嵌挿部の周面にして放射方向に前記係止部材を複数突設したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
- 前記取付係止孔部に嵌挿部を嵌挿させた際、この嵌挿方向と反対の方向へ倒動した係止部材が嵌入する凹部を前記嵌挿部に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヒンジ装置。
- 前記請求項1〜4のいずれか1項に記載のヒンジ装置を枢着部に設けたことを特徴とするヒンジ装置を用いた電子機器。
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JP2002352682A JP2004183813A (ja) | 2002-12-04 | 2002-12-04 | ヒンジ装置並びにヒンジ装置を用いた電子機器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110925532A (zh) * | 2019-11-13 | 2020-03-27 | 湖南文理学院 | 一种带有屏幕定位装置的计算机及其定位方法 |
CN112044315A (zh) * | 2020-08-27 | 2020-12-08 | 杭州怡田工具制造有限公司 | 一种便于控制出料量的搅拌装置 |
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2002
- 2002-12-04 JP JP2002352682A patent/JP2004183813A/ja active Pending
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