JP2001027794A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JP2001027794A
JP2001027794A JP11200936A JP20093699A JP2001027794A JP 2001027794 A JP2001027794 A JP 2001027794A JP 11200936 A JP11200936 A JP 11200936A JP 20093699 A JP20093699 A JP 20093699A JP 2001027794 A JP2001027794 A JP 2001027794A
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lens
photographing
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lens base
normal
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JP11200936A
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English (en)
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Kazuo Kamata
和雄 鎌田
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影ピント位置を切り替え可能なレンズ付き
フイルムユニットを提供する。 【解決手段】 円筒部32にレンズベース33を回動自
在に取り付ける。円筒部32にカム部36を形成する。
撮影レンズ8をコイルバネ34によりシャッタカバー3
1側に光軸方向Lに沿って付勢する。レンズベース33
に突起部33eを設ける。突起部33eをカム部36に
コイルバネ34の付勢で押し付ける。カム部36を、通
常撮影カム面36a,傾斜カム面36b、遠景撮影カム
面36cから構成する。レンズベース33をコイルバネ
35により時計方向に付勢し、レンズベース33を通常
撮影位置にセットする。ピント切替ノブ11により、腕
部33cを介してレンズベース33を反時計方向に回転
し、遠景撮影位置にセットする。ピント切替機構を設け
たから、F値が小さい明るいレンズを使用してもボケ量
を少なくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットに関し、更に詳しくは撮影ピント位置を切り
替え可能なレンズ付きフイルムユニットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】簡単な撮影機構を備えたレンズ付きフイ
ルムユニットは、予め未露光のフイルムが装填されてお
り、購入するだけで誰にでも簡単に撮影が可能なことか
ら一般に広く利用されている。また、ストロボを内蔵し
て夜間や逆光下での撮影を可能にしたストロボ内蔵型の
レンズ付きフイルムユニットが販売されている。
【0003】このようなレンズ付きフイルムユニットの
ストロボ装置は、コンデンサ、乾電池、ストロボ放電
管、昇圧トランス等から構成されるが、この内、コンデ
ンサと乾電池は、ストロボ装置を構成する部品の中でも
最も大きな部品である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、レンズ付きフイ
ルムユニットは、各構成部品を小型化したり密に配置す
ることにより、発売当初の製品よりも大幅に小型化され
ている。しかしながら、上述したコンデンサ及び乾電池
の小型化は、ストロボ装置の光量が減少することとなる
ため、更なるレンズ付きフイルムユニットの小型化への
障害となっていた。
【0005】例えば、135タイプフイルムが予め装填
されているレンズ付きフイルムユニットには、焦点距離
f=32mm、F値=10の撮影レンズが装着され、撮
影ピント位置は4m、ストロボ到達距離は4m、被写界
深度は1〜∞mという仕様になっており、このときの錯
乱円直径aは、被写体距離1mのときa=0.0768
mm,及び被写体距離∞のときa=0.0256mmで
ある。このようなレンズ付きフイルムユニットに組み込
まれるコンデンサの容量を従来の80%のものに交換す
ると、ストロボ到達距離は3.2mに減少する。
【0006】そこで、ストロボ装置の光量が減少した分
を、レンズを明るくすることで補うということが考えら
れる。例えば上記のレンズをF値=10からF値=8へ
と明るいものに変更すると、ストロボ到達距離は3.2
mから従来通りの4mとなる。したがって、コンデンサ
の容量を従来の80%程度に小型化することができる。
また、これに対応して電池容量を小さくすることができ
る。これにより、レンズ付きフイルムユニットの小型化
が図れる。
【0007】ところが、撮影レンズをF値=8に変更し
た場合、撮影ピント位置を上述の仕様と同じ4mに設定
すると、近接撮影(被写体距離:1m)のボケ量が1.
25倍(錯乱円直径a=0.0960mm)となり、ま
た撮影ピント位置を変更(2.5mに設定)し、近接撮
影のボケ量を従来と同レベル(錯乱円直径a=0.07
68mm(被写体距離:1m))に合わせると、今度は
遠景撮影(被写体距離:∞)のボケ量が2倍(錯乱円直
径b=0.0512mm)になってしまう。
【0008】本発明は上記問題点を考慮してなされたも
ので、撮影ピント位置を近接撮影又は通常撮影と遠景撮
影とで切り替え可能にし、レンズを明るいものにかえて
もボケ量が大きくならないようにしたレンズ付きフイル
ムユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、ストロ
ボ装置及び撮影レンズを含む撮影機構を備えたユニット
本体に予め未露光の写真フィルムを装填したレンズ付き
フイルムユニットにおいて、前記撮影レンズを保持する
レンズベース部材を設け、このレンズベース部材を撮影
レンズのレンズ光軸に沿って移動させることにより撮影
ピント位置を遠景撮影と通常撮影とに切り替えるピント
切替機構と、前記レンズベース部材を前記通常撮影側に
付勢する付勢手段とを備えている
【0010】前記ピント切替機構を、前記レンズベース
部材と、このレンズベース部材を回動自在に保持するレ
ンズベース保持部材と、前記レンズベース部材の回転変
移に応じて、レンズベース部材を前記遠景撮影及び通常
撮影の各位置にセットするカム部材と、前記レンズベー
ス部材を回動操作して前記遠景撮影と通常撮影とに切り
替える切替操作部材とから構成し、前記付勢手段を、レ
ンズべース部材を前記通常撮影の位置に付勢するバネ部
材から構成することが好ましい。
【0011】前記ストロボ装置の充電操作を行う充電操
作部材をオン側に移動させることにより、前記レンズベ
ース部材の移動経路に前記充電操作部材を挿入し、通常
撮影から遠景撮影への撮影ピント位置の切り替えを阻止
することが好ましい。
【0012】前記レンズベース部材に、前記レンズベー
ス部材が通常撮影位置以外のときに前記充電操作部材の
オン側への移動を阻止する阻止部材を形成したことが好
ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した例につい
て図面を参照しながら説明する。図2は本発明のレンズ
付きフイルムユニットの外観斜視図で、図3はその分解
斜視図である。レンズ付きフイルムユニット2は、予め
写真フイルムが装填され、各種撮影機構が組み込まれた
ユニット本体3と、このユニット本体3を部分的に覆う
ラベル4とから構成されている。
【0014】ユニット本体3の上面には、シャッタボタ
ン5,カウンタ窓6、ライトガイド14が、前面にはフ
ァインダ7,撮影レンズ8、ストロボ充電用の操作ボタ
ン10、発光部12、及びピント切替機構30(図1参
照)の操作部材であるピント切替ノブ11等が設けられ
ている。また、背面側からは1コマの撮影毎に回動操作
される巻上げノブ9が露呈されている。
【0015】ラベル4は、裏面に接着剤が塗布された帯
状の紙片であり、ユニット本体3の中央部分に巻かれる
ように貼付される。ラベル4には、撮影レンズ8やファ
インダ7,カウンタ窓6等を外部に露呈させる開口が形
成されており、レンズ付きフイルムユニット2の使用方
法や使用上の注意事項等が印刷されている。
【0016】図3に示すように、ユニット本体3はフイ
ルムカートリッジ13が装填される本体基部14と、こ
の本体基部14の前面に組み付けられる露光ユニット1
5及びストロボユニット16と、本体基部14を挟み込
むように前面側及び背面側に組み付けられる外装カバー
である前カバー17及び後カバー18とから構成されて
いる。樹脂成形部品である前カバー17及び後カバー1
8は、レンズ付きフイルムユニット2のコストダウン
と、小型,軽量化のために、全体的に肉厚が薄くされて
いる。
【0017】フイルムカートリッジ13は、プラスチッ
ク製のカートリッジ本体19と、このカートリッジ本体
19内に収納される写真フイルム20とから構成されて
いる。
【0018】本体基部14の中央部には、露光ユニット
15が爪結合により着脱自在に取り付けられている。露
光ユニット15は、フィルムカウンタ機構、シャッタ機
構、フィルム巻き止め機構、及び撮影レンズ8等の露光
付与機構を一緒に組み込んで一体化したユニット部品で
ある。
【0019】露光ユニット15を挟む両側には、カート
リッジ室26とフイルムロール室27とが一体に形成さ
れている。これら各室26、27には製造段階でカート
リッジ本体19と、ロール状に巻かれた写真フイルム2
0とがそれぞれ収納される、後カバー17の下部には、
カートリッジ室26の底蓋28と、フイルムロール室2
7の底蓋29とが一体に形成されている。底蓋29は、
使用後のレンズ付きフイルムユニット2からフイルムカ
ートリッジ12を取り出す際に開放される。
【0020】カートリッジ室26の上部には、巻上げノ
ブ9が回転自在に組み付けられている。この巻上げノブ
9は、下面に形成された駆動軸がカートリッジ本体19
のスプール21に係合される。そして、1コマの撮影ご
とに図中反時計方向に回転操作されることにより、スプ
ール21で写真フイルム20を巻き上げる。
【0021】ストロボユニット16は、ストロボ回路が
形成された回路基板22と、この回路基板22に組み付
けられた発光部12、及び電源電池23等から構成さ
れ、露光ユニット15とフィルムロール室27との間に
形成された爪部14aに、回路基板22の開口22aが
爪結合することにより本体基部14に着脱自在に取り付
けられている。回路基板22には、シンクロスイッチ2
2bと、充電スイッチ22cとが設けられている。シン
クロスイッチ22bは、露光ユニット15のシャッタレ
リーズ機構のレリーズ動作によってオンされ、ストロボ
発光を行わせる。充電スイッチ22cは、充電操作ボタ
ン10のスライド操作によってオン/オフされ、メイン
コンデンサ22dを充電する。なお、後に説明するよう
に、本実施形態では、焦点距離f=32mm,F値=8
の撮影レンズ8を使用しており、従来のF値=10のも
のよりも明るいレンズになっている。従って、この分メ
インコンデンサ22dの容量を小さくすることができ
る。これにより、従来のものに比べて80%程度の小容
量のコンデンサの使用が可能になり、この分だけ小型軽
量化が図られている。
【0022】後カバー18は、本体基部13の背後に爪
結合により着脱自在に取り付けられ、本体基部14内を
遮光する。また、前カバー17も、本体基部14の前面
側に爪結合により着脱自在に取り付けられており、その
前カバー17の前面中央部に位置する鏡胴部39には、
撮影レンズ8を露呈させるレンズ開口39aが形成さ
れ、ピント切替ノブ11がスライド自在に設けられてい
る。
【0023】また、鏡胴部39の右側には、充電操作ボ
タン10が左右にスライド自在に設けられている。充電
操作ボタン10はストロボユニット16の電源オン/オ
フの切替を行う。図2のように充電操作ボタン10が右
側に位置しているときはオフ状態であり、この位置から
左方にスライド移動させると、充電スイッチ22cの接
点部がオンになり、メインコンデンサ22dの充電が開
始する。なお、充電操作ボタン10は、クリックストッ
プ機構により電源がオン/オフになる2箇所の位置で安
定に保持されるようになっている。
【0024】露光ユニット15の前面側を覆うシャッタ
カバー31には、撮影ピント位置を切り替えるピント切
替機構30が組み込まれており、その構成を図1に示す
分解斜視図を用いて説明する。撮影レンズ8は、レンズ
ベース33に保持されている。そして、レンズベース3
3はレンズベース保持部材としての円筒部32内に入れ
られ、レンズ光軸Lに沿って進退自在に、且つレンズ光
軸の回りで回転自在に保持される。撮影レンズ8は焦点
距離f=32mm、F値=8のものを使用している。
【0025】前カバー17(図3参照)に形成されてい
る鏡胴部39の裏面側にはコイルバネ34が組み込まれ
ている。このコイルバネ34により、撮影レンズ8は常
に円筒部32の奥側に向かって付勢されている。
【0026】レンズベース33は、円筒状のベース本体
33bと、これの外周面に突出された腕部33c、33
dとから構成されている。このレンズベース33はバネ
35によって常に図中時計方向に付勢されている。バネ
35は一端がシャッタカバー31のバネ取り付け突起4
0に、他端が腕部33cの先端にかけられている。ま
た、ベース本体33bには、表側に撮影レンズ8を保持
するレンズ受け部33aと、裏側の3箇所に突起部33
eが形成されている。レンズ受け部33aは凹部から構
成されており、これに撮影レンズ8が収納される。
【0027】3箇所の突起部33eの位置は、撮影レン
ズ8がレンズ受け部33aに嵌め込まれた際にレンズ光
軸Lに関して回転対称になるように120°間隔で配置
されている。
【0028】円筒部32には、レンズベース33の突起
部33eに対応し、レンズ光軸Lを中心に螺旋状に傾斜
しているカム部36が形成されている。カム部36は、
突起部33eに対応して、レンズ光軸Lに回転対称で3
箇所に設けられている。カム部36は、撮影レンズ8の
撮影ピント位置を通常撮影位置と遠景撮影位置とにセッ
トするものであり、通常撮影カム面36a,遠景撮影カ
ム面36b、傾斜カム面36cとを備えている。
【0029】通常撮影カム面36a,遠景撮影カム面3
6bは、レンズ光軸Lに直行する平面で形成されてい
る。通常撮影カム面36aに突起部33eが位置すると
円筒部32からレンズベース33が繰り出され、撮影レ
ンズ8が通常撮影位置にセットされる。また、遠景撮影
カム面36bに突起部33eが位置すると、撮影レンズ
8が遠景撮影位置にセットされる。傾斜面36cは、突
起部33eを各カム面36a,36bに変位させるため
のものである。
【0030】また、腕部33cの反対側に位置する腕部
33dは、図中時計方向に折れ曲がる立ち下がり片33
fを持つ形状となっている。立ち下がり片33fは、充
電操作ボタン10がオン位置にされたときに、この充電
操作ボタン10に干渉する位置で形成されている。した
がって、充電操作ボタン10がオン位置になると、ピン
ト切替ノブ11を操作して遠景撮影モードに切り替えよ
うとしても、立ち下がり片33fが充電操作ボタン10
に当たるため、切替が阻止される。また、遠景撮影モー
ドにされると、この立ち下がり片33fが充電操作ボタ
ン10の移動経路に位置するため、充電開始操作が阻止
される。
【0031】前記腕部33cには、ピント切替ノブ11
が取り付けられる。ピント切り替えノブ11は、表面に
操作突起11aを、裏面に挟持片11bを備えており、
狭持片11bにより、腕部33cに取り付けられる。こ
のピント切り替えノブ11は、鏡胴部39に形成された
スロット39bにスライド自在に取り付けられている。
スロット39bは、レンズ開口39aを中心とする円弧
形状に形成されている。これにより、撮影者がピント切
替ノブ11をスロット39bに沿って移動操作すること
により、レンズベース33がレンズ光軸Lを中心に回動
する。
【0032】次に、本実施形態の作用について説明す
る。図4はピント切替機構30の動作説明図である(但
し、コイルバネ34及び前面カバー17の鏡胴部39は
省略している。)。通常は、ピント切替機構30は図4
(A)で示す通常撮影モードになっている。この通常撮
影モードでは、レンズベース33がバネ35により図中
時計方向に付勢されている。そして、ピント切り替えノ
ブ11が鏡胴部39のスロット39b(図1参照)の上
端に当接することにより止められている。また、突起部
33eは通常撮影カム面36aに当接しており、レンズ
ベース33及び撮影レンズ8は最も被写体側に突出した
状態となっている。被写体距離が5m未満の場合には、
この通常撮影モードの状態で撮影を行う。
【0033】通常撮影モード(図4(A))の状態で
は、撮影ピント位置は2.5m、被写界深度は1〜5m
となり、このときの錯乱円直径aは,被写体距離1mの
ときa=0.0768mm、及び被写体距離5mのとき
a=0.0256mmであり、ボケ量が少なく鮮鋭度の
高い写真が得られる。
【0034】また、被写体距離が5m以上の場合には、
撮影者はバネ35の付勢に反してピント切替ノブ11を
スロット39bの最下方まで移動操作し、遠景撮影モー
ドに切り替える。撮影者はその位置でピント切替ノブ1
1を保持したまま撮影を行う。
【0035】ピント切替ノブ11を移動操作して遠景撮
影モードとしたとき、ピント切替機構は図4(B)に示
す状態となる。突起部33eは遠景撮影カム面36bに
当接しており、レンズベース33及び撮影レンズ8は円
筒部32の奥側に引っ込んだ状態になる。
【0036】遠景撮影モード(図4(B))の状態で
は、撮影ピント位置は10m、被写界深度は5〜∞mと
なり、このときの錯乱円直径aは,被写体距離5mのと
きa=0.0128mm、及び被写体距離∞のときa=
0.0128mmであり、ボケ量が少なく鮮鋭度の高い
写真が得られる。
【0037】遠景撮影モードによる撮影の後、撮影者が
ピント切替ノブ11から手を離すと、バネ35から受け
る付勢により、レンズベース33及び撮影レンズ8が図
中時計方向に回動し、通常撮影モード(図4(A))に
戻る。
【0038】また、遠景撮影モード(図4(B))のと
き、腕部33dの立ち下がり片33fが、充電操作ボタ
ン10のスライド移動する経路内に侵入し、充電スイッ
チ22cがオフからオンとなるのを阻止する。
【0039】さらに、通常撮影モード(図4(A))の
とき、充電操作ボタン10をオン側にスライド移動する
と、充電操作ボタン10は腕部33dが移動する経路内
に侵入し、レンズベース33が通常撮影モード(図4
(A))の位置から、遠景撮影モード(図4(B))の
位置に移動するのを阻止する。これにより、ストロボ到
達距離(4m)外に被写界深度を持つ遠景撮影モード
(被写界深度5〜∞m)でストロボ発光を行うという誤
操作を防ぐことができる。
【0040】上記実施形態では、カム面36a,36
b,36cを用いて、レンズベース33を通常撮影位置
と遠景撮影位置とに切り替えたが、これは、円筒部32
にカム溝を設け、レンズベース33周りに前記カム溝に
入るピンを設けて撮影ピント位置を切り替えてもよい。
【0041】また、上記実施形態では、通常撮影位置と
遠景撮影位置とを切り替えているが、この他に、近接撮
影位置と通常撮影位置との切替、あるいは近接撮影位置
と遠景撮影位置との切替に本発明を実施してもよい。
【0042】なお、上記実施形態では、遠景撮影モード
のときに、指でピント切替ノブ11を押さえた状態で撮
影を行うようにしたが、遠景撮影モードのときにクリッ
ク係止機構を設け、このモードを保持させてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明のレンズ付きフイルムユニットに
おいては、撮影ピント位置を通常撮影位置と遠景撮影位
置とで切り替え可能なピント切替機構を組み込んだこと
により、F値が小さい、明るいレンズを使用する場合で
も、ボケ量が小さく良好な画質の写真撮影を行うことが
可能になる。
【0044】また、明るいレンズの使用が可能となるこ
とから、コンデンサの容量を小さくして、ストロボ装置
の光量を下げることもできる。更に、小容量のコンデン
サに合わせて、そのコンデンサを充電するための乾電池
も小型のものが使用可能となるため、レンズ付きフイル
ムユニットの更なる小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
のピント切替機構を示す分解斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観斜視図であ
る。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図であ
る。
【図4】ピント切替機構の動作説明図であり、(A)は
通常撮影モードを、(B)は遠景撮影モードを表してい
る。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 8 撮影レンズ 10 操作ボタン 11 ピント切替ノブ 31 シャッタカバー 33 レンズベース 34 コイルバネ 39 鏡胴部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ装置及び撮影レンズを含む撮影
    機構を備えたユニット本体に予め未露光の写真フィルム
    を装填したレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記撮影レンズを保持するレンズベース部材を設け、こ
    のレンズベース部材を撮影レンズのレンズ光軸に沿って
    移動させることにより撮影ピント位置を遠景撮影と通常
    撮影とに切り替えるピント切替機構と、 前記レンズベース部材を前記通常撮影側に付勢する付勢
    手段とを備えたことを特徴とするレンズ付きフイルムユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 前記ピント切替機構を、前記レンズベー
    ス部材と、このレンズベース部材を回動自在に保持する
    レンズベース保持部材と、前記レンズベース部材の回転
    変移に応じて、レンズベース部材を前記遠景撮影及び通
    常撮影の各位置にセットするカム部材と、前記レンズベ
    ース部材を回動操作して前記遠景撮影と通常撮影とに切
    り替える切替操作部材とから構成し、前記付勢手段を、
    レンズべース部材を前記通常撮影の位置に付勢するバネ
    部材から構成したことを特徴とする請求項1記載のレン
    ズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記ストロボ装置の充電操作を行う充電
    操作部材をオン側に移動させることにより、前記レンズ
    ベース部材の移動経路に前記充電操作部材を挿入し、通
    常撮影から遠景撮影への撮影ピント位置の切り替えを阻
    止することを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ付
    きフイルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記レンズベース部材に、前記レンズベ
    ース部材が通常撮影位置以外のときに前記充電操作部材
    のオン側への移動を阻止する阻止部材を形成したことを
    特徴とする請求項3記載のレンズ付きフイルムユニッ
    ト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006276596A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nidec Copal Corp レンズ駆動装置

Cited By (2)

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JP4619174B2 (ja) * 2005-03-30 2011-01-26 日本電産コパル株式会社 レンズ駆動装置

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