JP2000338637A - 写真撮影装置におけるファインダー装置 - Google Patents

写真撮影装置におけるファインダー装置

Info

Publication number
JP2000338637A
JP2000338637A JP11151238A JP15123899A JP2000338637A JP 2000338637 A JP2000338637 A JP 2000338637A JP 11151238 A JP11151238 A JP 11151238A JP 15123899 A JP15123899 A JP 15123899A JP 2000338637 A JP2000338637 A JP 2000338637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photographing
lens
unit
film
patrone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11151238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3820059B2 (ja
Inventor
Fuminori Kawamura
文詔 河村
Masaaki Sakaguchi
正明 坂口
Hiroshi Sakata
弘 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP15123899A priority Critical patent/JP3820059B2/ja
Priority to US09/563,512 priority patent/US6408133B1/en
Priority to EP00303790A priority patent/EP1052537A1/en
Publication of JP2000338637A publication Critical patent/JP2000338637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3820059B2 publication Critical patent/JP3820059B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Viewfinders (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接近撮影や標準撮影などの複数の異なる状況
における撮影に適応でき、近接撮影時には、正面側から
撮影視野を確認して撮影者が自分自身を視野内に含めた
写真撮影ができるようにするファインダーを備えるこ
と。 【解決手段】 レンズ付きフィルムユニットは、撮影レ
ンズのピント設定位置を、予め定められた通常撮影位置
と近接撮影位置の間で切り換える切換部材が有する。ユ
ニット本体には、撮影視野ファインダーが設けられ、該
撮影視野ファインダーの前部に、ユニット後方から該フ
ァインダーを通して被写体を視認できるように該被写体
からの光の一部を透過させるハーフミラーが固定配置さ
れる。切換部材の近接撮影位置でハーフミラーの背面に
減光部材を挿入しハーフミラー背面の輝度を低下させ、
透光性部材の背面における見かけ上の反射率を高めて透
光性部材における反射によりユニット前方から撮影視野
の確認を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、レンズ付きフィ
ルムユニットや写真撮影用カメラのような写真撮影装置
に関する。特に本発明は、撮影時に撮影者が撮影レンズ
を2又はそれ以上の焦点設定位置に選択的に設定できる
ようにするための撮影レンズのピント設定位置切換機構
を備えた写真撮影装置に関する。もっと詳細に述べる
と、本発明は、例えばレンズ付きフィルムユニットや簡
易カメラのような、簡易構造で、しかも撮影機能を持っ
た製品に適用するのに適したファインダー機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 撮影レンズ及びシャッタを含む撮影機
構が組み込まれ、製造の時点で予め未露光フィルムのロ
ールがユニット本体内に装填されたレンズ付きフィルム
ユニットは、例えば、実用新案登録掲載公報第2,564,84
7 号公報に記載されている。このレンズ付きフィルムユ
ニットは、撮影の度ごとに露光済みのフィルムがパトロ
ーネ内に巻き込まれていくように構成されており、ユー
ザは、ユニットを購入して撮影し、撮影終了後にそのま
まの状態で現像所に現像依頼をすればよく、簡便な撮影
機能製品として広く市場に受け入れられている。
【0003】このレンズ付きフィルムユニットには、構
造を簡単にし、製造価格を低く抑制できるようにするた
めに、通常は、撮影レンズとして単玉又は2枚構成レン
ズが使用される。この撮影レンズは、ユニット本体に固
定されて、特定の一点のみにピント合わせされた状態に
ある。したがって、ピント合わせされた距離にない被写
体に対しては、撮影レンズの被写界深度を深くすること
によっていわゆるピンぼけ状態を避けるようにする。し
かし、最近では、レンズ付きフィルムユニットも、画面
サイズや撮影レンズの焦点距離などについて、色々な種
類のものが開発されており、多用な機能の製品が求めら
れる状況にある。
【0004】このように多様化したレンズ付きフィルム
ユニットにおいては、使用される撮影レンズが長焦点距
離のものである場合には、レンズのピント位置を製造時
に正確に設定することが求められるようになっており、
そのために、レンズの位置設定機構として種々の工夫を
することが必要になる。例えば、特開平7-261069号公報
においては、望遠レンズを備えたレンズ付きフィルムユ
ニットの製造段階で撮影レンズのピントを精密に設定
し、その設定位置に該レンズを固定保持する機構が開示
されている。しかし、このようなピント位置設定機構を
備えたレンズ付きフィルムユニットにおいても、ピント
位置設定後は、撮影レンズはその設定位置に固定される
ため、複数のピント設定位置に撮影レンズを移動させる
ことはできない。このような状況を考慮して、レンズ付
きフィルムユニットその他の簡易カメラにおいて、例え
ば単玉又は2枚構成レンズのような単純な構成の撮影レ
ンズを使用しながら、しかも、接近撮影や標準撮影、遠
景撮影などの複数の異なる状況における撮影に適応で
き、それぞれの場合において適切にピントが合った写真
撮影を行うことができるような構造が望まれる。また、
焦点距離が短い撮影レンズを使用して、被写体からの距
離が例えば60cm以内といった極めて接近した距離で
の近接撮影ができるように構成し、近接撮影時には正面
側から撮影視野を確認して撮影者が自分自身を視野内に
含めた構図で写真撮影ができるようにする反射型ファイ
ンダーを前面に出し入れ可能に設けたレンズ付きフィル
ムユニットも、特開平10-200834号公報により提案され
ている。しかし、この公開公報に開示されたレンズ付き
フィルムユニットは、複数のピント設定位置を持つもの
ではないため、接近撮影や標準撮影、遠景撮影などの複
数の異なる状況における撮影に適応できるものではな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、接近撮影
や標準撮影、遠景撮影などの複数の異なる状況における
撮影に適応でき、しかも近接撮影時には、正面側から撮
影視野を確認して撮影者が自分自身を視野内に含めた写
真撮影ができるようにする反射ファインダーを備えたレ
ンズ付きフィルムユニットその他の簡易カメラのような
写真撮影装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明によるレンズ付きフィルムユニットは、ユニ
ット本体にシャッタを含む撮影機構が組み込まれ、該ユ
ニット本体内には、写真フィルムの一端を係止した回転
自在なスプール軸を有するパトローネを収納するための
パトローネ収納室と、パトローネから引き出した未露光
写真フィルムのロールを収納するためのフィルムロール
収納室とが形成され、製造時にパトローネと該パトロー
ネから引き出された未露光写真フィルムのロールがそれ
ぞれパトローネ収納室とフィルムロール収納室に予め装
填されており、撮影ごとにスプール軸を回転させて露光
済みの写真フィルムをパトローネに巻き込むようにした
形式のものであり、撮影レンズのピント設定位置を、予
め定められた通常撮影位置と近接撮影位置の間で切り換
える切換部材が設けられる。別の構成としては、レンズ
付きフィルムユニットは、ユニット本体に対して固定関
係にレンズ保持筒と、撮影レンズが固定されておりレン
ズ保持筒内に回転及び光軸方向の移動が可能なように配
置されたレンズ枠と、レンズ保持筒とレンズ枠との間に
設けられたカム機構と、予め定められた通常撮影位置と
近接撮影位置の間を移動可能なようにカメラ本体に配置
され、移動することによってレンズ枠を回転させ、カム
機構の作用により該レンズ枠に光軸方向の移動を生じさ
せる切換部材とを備えるものとすることができる。本発
明の特徴によれば、さらに、レンズ付きフィルムユニッ
トには、撮影視野ファインダーが設けられ、該撮影視野
ファインダーの前部に、ユニット後方から該ファインダ
ーを通して被写体を視認できるように該被写体からの光
の少なくとも一部を透過させる透光性部材が固定配置さ
れ、該切換部材が近接撮影位置にある時に透光性部材の
背面の輝度を低下させて透光性部材における反射により
ユニット前方から撮影視野の確認を容易にするための減
光部材が撮影視野枠内に出し入れ可能に配置される。
【0007】本発明によるこのレンズ付きフィルムユニ
ットにおいては、切換部材を操作することにより、撮影
レンズのピント位置を、例えば4m位置と60cm位置
の2つの位置に任意に切り換えることができる。また、
別の形態としては、ピント設定位置を、例えば無限遠ピ
ント位置と4mピント位置と60cmピント位置の3点
に任意選択的に設定できるようになる。そして、近接撮
影位置である60cmピント位置では、ユニットの正面
から反射ミラーにより撮影視野を確認して、撮影者自身
を撮影範囲に含む撮影が可能になる。
【0008】撮影視野ファインダーの前部に設けられる
透光性部材は、通常撮影位置でユニット後方から該ファ
インダーを通して被写体を視認することができる程度の
透光性を有する。本発明の好ましい態様においては、こ
の透光性部材は、透明材料に反射性材料を蒸着したハー
フミラーとする。ハーフミラーは、比較的反射率の低い
ものが本発明の目的にとって好ましく、反射対透過の比
率は、0:10ないし5:5とすることが望ましい。反
射率が0ということは、透光性部材が透明体であるとい
うことを意味するが、このような場合にも、透光性部材
の背面に減光部材を挿入することにより該透光性部材に
おいて反射を生じさせ、ユニット前面からの撮影視野の
確認をすることが可能になる。
【0009】本発明の別の形態では、切換部材が近接撮
影位置にあるとき撮影視野ファインダーに重なって撮影
レンズとファインダー視野の視差を補正するための近接
撮影視野の範囲を示す近接視野枠が切換部材に一体に設
けられ、減光部材はこの近接視野枠に配置される。さら
に、本発明によるレンズ付きフィルムユニットにおいて
は、ユニット本体の前面にストロボ発光部を配置し、切
換部材には、該切換部材が近接撮影位置にあるときスト
ロボ発光部の前を少なくとも一部覆ってストロボ装置か
らの投射光量を制限する光量制限部を一体に形成するこ
ともできる。この光量制限部は、切換部材が通常撮影位
置にあるとき、反射ミラーの少なくとも一部を覆うよう
に構成することもできる。
【0010】さらに、本発明は、固定焦点距離の撮影レ
ンズと、シャッタ機構を含む撮影機構と、前記撮影レン
ズを近接撮影位置と通常撮影位置を含む複数のピント設
定位置に切り換える切換部材とを備えた写真カメラを提
供するものである。この写真カメラにおいても、撮影視
野ファインダーは、前述したレンズ付きフィルムユニッ
トにおけると同様の構成を備えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】 以下、本発明をレンズ付きフィ
ルムユニットに適用した実施の形態について図面を参照
して説明するが、レンズ付きフィルムユニット以外の簡
易カメラについても同様に本発明を適用できる。
【0012】図1は、本発明を実施したレンズ付きフィ
ルムユニット1の一例を示す分解斜視図である。レンズ
付きフィルムユニット1は、本体部3aと前カバー3b
と裏蓋3cとからなるユニット本体3を備える。図2に
示すように、本体部3aと裏蓋3cの間には、両端部に
それぞれパトローネ収納室5とフィルムロール収納室7
が形成される。本体部3aには、中央部に露光開口9が
形成されている。
【0013】レンズ付きフィルムユニット1の製造段階
において、パトローネ11入りの写真フィルムが用意さ
れ、パトローネ11から未露光のフィルム11aが引き
出されてフィルムロール11bが形成される。未露光フ
ィルム11aのパトローネ側の端は、該パトローネ11
内に回転自在に配置されたスプール軸11cに固定され
る。
【0014】パトローネ11はパトローネ収納室5内に
収納され、フィルムロール11bはフィルムロール収納
室7に収納される。その後で、裏蓋3cが本体部3aの
裏側に取り付けられ、光密に固定される。別の実施形態
としては、フィルムロール室7に巻き取り軸(図示せ
ず)を設け、フィルムパトローネ11をパトローネ室5
内に装填した後、フィルム11aのリーダー部を該巻き
取り軸に取り付けて裏蓋3cを閉じ、ユニット本体3の
組立後に巻き取り軸を駆動回転させて、フィルムパトロ
ーネ11から未露光フィルム11aを引き出し、巻き取
り軸にロール状に巻き取るようにしてもよい。裏蓋3c
の内面には、露光開口9の後側に対応する位置にフィル
ム受け部3dが設けられ、パトローネ11とフィルムロ
ール11bの中間位置にある未露光フィルム11aは、
本体部3aの裏側に形成されたフィルム支持部3eとこ
のフィルム受け部3dの間で保持される。本体部3aの
前面には、レンズ保持筒13aを有するレンズホルダー
13が固定される。レンズ保持筒13aは、本体部3a
に形成した露光開口9と同軸に配置される。レンズホル
ダー13と本体部3aの間には、シャッタ機構を構成す
るセクター羽根15が配置される。このセクター羽根1
5を含むシャッタ機構は、フィルム11aの巻き上げ操
作によりチャージされ、ユニット本体3の上面に設けら
れるシャッタレリーズボタンを押すことでレリーズされ
る。このシャッタ機構及びその作動機構はレンズ付きフ
ィルムユニットの分野で周知であるので、詳細な説明は
省略する。パトローネ11へのフィルムの巻き上げのた
めに、本体部3aの上面には、パトローネ収納室5の上
方位置にフィルム巻き上げノブ11dが回転自在に設け
られ、このフィルム巻き上げノブ11dがパトローネ1
1のスプール軸11cに結合される。
【0015】レンズ保持筒13aは円筒形であり、レン
ズホルダー13と一体にプラスチック材料により成型さ
れる。レンズ保持筒13a内には、レンズ保持枠17が
回転及び軸方向移動自在に配置される。レンズ保持枠1
7には、撮影レンズ19が固定される。このレンズ19
は、単玉又は2枚構成の固定焦点距離レンズである。レ
ンズ保持枠17内には、レンズ19より後側に、固定第
1絞り21が設けられる。本例では、撮影レンズ19は
焦点距離が135mmフィルム換算で30mm程度の標準レ
ンズであり、固定絞り21は、標準撮影用のF10程度
の絞り値を有する。
【0016】図示した実施態様のレンズ付きフィルムユ
ニット1は、ストロボ装置を内蔵する形式である。スト
ロボ装置23は、ストロボ発光部23aと該ストロボ発
光部23aの発光を制御する制御回路を備えたプリント
基板23bと充電用コンデンサ23cを備える。ストロ
ボ発光部23aと充電用コンデンサ23cは、プリント
基板23b上に支持される。本体部3aには、露光開口
9の上方にファインダー用対物レンズ25が嵌め込まれ
たファインダー窓27が形成されており、前側から本体
部3aを見たときストロボ発光部23aがファインダー
窓27より右側に位置するような関係で、プリント基板
23bが本体部3aに固定される。
【0017】ストロボ装置23のプリント基板23bの
前方には、ストロボ充電用スイッチ板29が配置され
る。スイッチ板29は、受け板29bを介してプリント
基板23b上に配置される。スイッチ板29は、上下方
向に摺動的に動くことができ、充電スイッチつまみ29
aが一体に設けられ、このスイッチつまみ29aを充電
位置に置くことによってストロボ装置23のコンデンサ
23cが充電される。コンデンサ充電用の電池30は、
レンズ付きフィルムユニットの技術分野で周知のよう
に、図3に示すユニット本体3の下部に収納される。
【0018】本体部3aの前面には、前カバー3bが取
り付けられる。前カバー3bは、本体部3aの前面のほ
ぼ全体を覆うように形成されており、本体部3aのファ
インダ−窓27に重なるファインダー窓27aと、スト
ロボ発光部23aを前面に露出させるためのストロボ窓
23dと、スイッチ板29上のスイッチつまみ29aを
そのストローク範囲でユニット本体3の前面に露出させ
るためのストロボスイッチ開口29cと、レンズホルダ
ー13のレンズ保持筒13aを通すためのレンズ開口1
3bとを有する。図2及び図3に示すように、レンズ保
持筒13aは、前カバー3bのレンズ開口13bを通っ
て前方に延びる。
【0019】前カバー3bの前面には外カバー31が取
り付けられる。外カバー31には、前カバー3bのファ
インダー窓27aと重なる位置にファインダー窓27b
が形成される。外カバー31に形成したファインダー窓
27bには、図3に示すようにハーフミラー32が固定
される。このハーフミラー32は、表又は裏面のいずれ
か一方に反射性材料を蒸着した構成で、反射対透過の比
率は、0:10ないし5:5とする。また、外カバー3
1は、レンズ保持筒13aの前端を受け、撮影光を通す
ためのレンズ開口13cを有する。外カバー31と前カ
バー3bの間に横方向に移動可能な切換枠部材33が配
置される。図4は、この実施形態によるレンズ付きフィ
ルムユニット1を正面からみた外観図である。
【0020】図5及び図6に、本発明を実施した撮影レ
ンズのピント設定位置切換機構の詳細を示す。レンズホ
ルダー13から前方に延びるレンズ保持筒13aは、前
面側に向いたカム面35を有する。図示した実施態様で
は、このカム面35は、レンズ19の引っ込み位置を定
める第1面35aと、レンズ19の突出位置を定める第
2面35b、及び第1面35aと第2面35bの間を結
ぶ斜面35cとから構成される。カム面35の前方に
は、該カム面35から所定の間隔をおいて押さえ部37
が形成されている。したがって、カム面35と押さえ部
37の間には、カム溝39が形成される。カム溝39
は、レンズ保持筒13aの周方向に複数個所(例えば3
個所)等間隔に形成される。一つのカム溝39を形成し
ている押さえ部37の周方向の一端と、これに隣接する
カム溝39を形成する押さえ部37の周方向の隣接端と
の間には、所定幅の光軸方向の溝41が形成される。
【0021】レンズ枠17には、複数の個所(例えば、
図示したように周方向に等間隔に3本)のカム従動ピン
17aが半径方向外向きに突出するように設けられる。
このカム従動ピン17aは、溝41からカム溝39に挿
入される。レンズ保持筒13aの押さえ部37は弾性を
有し、カム従動ピン17aを弾性的にカム面35に押し
付ける。図5に、カム従動ピン17aがカム溝39に係
合する状態を示す。
【0022】図5に示すように、切換部材33は、中央
に横長の開口33aを有する枠部材として構成される。
切換部材33は、レンズ保持筒13aが開口33a内に
挿入される状態で、該外カバー31と前カバー3bの間
に配置される。切換部材33は、その後方に突出する一
対のレンズ駆動ピン33bを有し、このレンズ駆動ピン
33bの間にレンズ枠17上のカム従動ピン17aが挟
まれる。切換部材33の下部には切換つまみ33cが形
成されており、この切換つまみ33cが図4に示すよう
に外カバー31に形成したスリット31aから前方に突
出する。したがって、この切換つまみ33cを操作する
ことによって切換部材33を横方向に移動させることが
できる。切換部材33が横方向に移動すると、該切換部
材33上のレンズ駆動ピン33bがレンズ枠17上のカ
ム従動ピン17aに係合してレンズ枠17を回転させ
る。このレンズ枠17の回転により、カム従動ピン17
aがカム面35上を摺動してカム作用を受け、レンズ枠
13aが光軸方向に移動する。
【0023】切換部材33が被写体に向かって右側の位
置に設定されると、カム従動ピン17aがカム面35の
第1面35aに係合するようになり、カム従動ピン17
aがこの位置にあるときには、レンズ枠17及び撮影レ
ンズ19が後方位置に置かれ、撮影レンズ19は、遠距
離、例えば4mの距離にピント設定がされた通常撮影の
ためのピント位置にある。逆に、切換部材33が被写体
に向かって左側の位置に設定され、カム従動ピン17a
がカム面35の第2面35b上にあるときには、レンズ
枠17及び撮影レンズ19が前方位置に前進させられ、
近距離、例えば60cmの距離にピント設定された近接
撮影のためのピント位置になる。
【0024】図5に示すように、被写体に向かって切換
部材33の右側には、開口33a内に横向きに延びるよ
うに絞りアーム33dが形成され、この絞りアーム33
dの先端に第2絞り33eが形成されている。第2絞り
33eは、レンズ枠17に設けられる第1絞り21より
小さい絞り開口を有する。切換部材33が被写体に向か
って左方向に動かされ、撮影レンズ19が前方に繰り出
されるとき、切換部材33の絞りアーム33dがレンズ
保持筒13aに形成されたスリット39aを通って撮影
レンズ19の後方位置に挿入される。このとき、絞りア
ーム33dの先端の第2絞り33eが撮影レンズ19の
光軸上に位置する。このため、撮影用絞り開口は、第1
絞りによるものよりも小さくなり、焦点深度が深くな
る。その結果、接近撮影の場合のピンぼけ状態が回避さ
れる。本発明の図示した実施形態では、図1及び図5に
示すように、切換部材33の上部にファインダー枠43
が一体に形成されている。ファインダー枠43は、横方
向のほぼ中央部に、切換部材33が被写体に向かって右
側位置にある通常撮影状態でユニット本体3の本体部3
aのファインダー窓27に重なる位置にくる開口43a
を有する。被写体に向かって開口43aの右側には、近
接撮影時の撮影視野を示すための近接視野枠43bが形
成されている。本発明のこの実施の形態では、図3及び
図4に示すように、ファインダー枠43の近接視野枠4
3bに、例えばNDフィルタのような減光部材44が固
定配置される。
【0025】開口43aを挟んで近接視野枠43bの反
対側は光量制限部43cである。このファインダー枠4
3は、切換部材33の横方向移動に伴ってユニット本体
3の前カバー3bと外カバー31の間を前カバー3bの
前面に沿って横方向に移動する。
【0026】切換部材33が通常撮影位置にあるとき、
ファインダー枠43の開口43aが前カバー3bのファ
インダー窓27aに重なり、撮影者は、本体部3aのフ
ァインダー窓27に固定したファインダー用対物レンズ
25、接眼レンズ及び外カバー31のファインダー窓2
7bに固定したハーフミラー32を通して被写体を見て
撮影の構図を定めることができる。このときは、ファイ
ンダー枠43の光量制限部43cはストロボ発光部23
aとファインダー窓27の間にあり、ストロボ発光部2
3aは、全体が前面に露出された状態にある。また、フ
ァインダー枠43の近接視野枠43bと該近接視野枠4
3bに固定して配置した減光部材44は、ファインダー
窓27から横方向に退避した位置にある。したがって、
撮影視野ファインダーを通る被写体からの光は減光部材
44により遮られることがなく、十分な明るさで被写体
を視認することができる。
【0027】ここで、切換部材33を被写体に向かって
左側方向に動かすと、前述したように撮影レンズ19が
前方に繰り出されて近接撮影状態となり、同時に、ファ
インダー枠43が同方向に移動し、図4に示す状態にな
る。この位置では、近接視野枠43bがファインダー窓
27b内にあり、撮影者はこの近接視野枠43bを介し
て近接撮影時の撮影範囲を確認することができる。同時
に、該近接視野枠43bに固定配置した減光部材44が
ファインダー窓27の前部に固定配置されたハーフミラ
ー32の背後に挿入されるので、該ハーフミラー32の
背後の輝度が低下し、前面側から見た状態での見かけ上
の反射率が高くなる。したがって、撮影者が自分を撮影
範囲に入れて撮影しようとする場合には、レンズ付きフ
ィルムユニット1の前面側から該ハーフミラー32によ
り撮影範囲を確認することができる。ハーフミラー32
の取り付け位置と取り付け角度及びミラー面の形状は、
ハーフミラー32をこのように反射ファインダーとして
使用する場合のパララックスを補正できるように定める
ことが好ましい。さらに、この近接撮影位置では、ファ
インダー枠43に形成された光量制限部43cが前カバ
ー3bのストロボ窓23dの前面にあり、ストロボ発光
部23aを覆うようになるので、ストロボ装置からの光
は光量制限部43cの両脇を通ってしか前方に射出され
ず、ストロボ光の光量が制限される。したがって、この
構成により、近接撮影時の露出過剰状態を回避できる。
なお、光量制限部43cは図示例のように光量制限部の
大きさをストロボ窓23dの一部を覆う形状とせず、小
孔を設けた構成としてもよい。
【0028】以上は、製造段階で予め未露光フィルムが
ユニット内に装填された形式のレンズ付きフィルムユニ
ットに本発明のファインダー装置を実施した実施の形態
についての説明であるが、本発明は、このようなレンズ
付きフィルムユニットへの適用に限らず、使用者がフィ
ルムを装填する形式の写真カメラにも同様に適用でき
る。
【0029】以上の説明から明らかなように、本発明に
よれば、近接撮影に適したピント設定位置を含む複数の
ピント設定位置をもち、撮影者が前面に位置して自分を
被写体の一部として撮影を行うことを可能にする写真撮
影装置のためのファインダー装置を得ることができる。
また、透光性部材を反射率が十分に低い構成とする実施
形態では、撮影者が前面に位置して自分を被写体の一部
として撮影しようとする場合に、ピント設定が近接撮影
位置にない状態であれば、透光性部材における反射が少
ないため、撮影者はピント設定が適切でないことを知る
ことができ、ピンぼけ状態の写真が撮影される可能性を
減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施したレンズ付きフィルムユニッ
トの全体を示す分解斜視図である。
【図2】 図1に示すレンズ付きフィルムユニットの水
平断面図である。
【図3】 図1に示すレンズ付きフィルムユニットの垂
直断面図である。
【図4】 図1に示すレンズ付きフィルムユニットの近
接撮影状態における正面図である。
【図5】 本発明の一実施形態における撮影レンズのピ
ント設定位置切換機構を示す分解斜視図である。
【図6】 本発明の一実施形態における撮影レンズのピ
ント設定位置切換機構における切換部材の配置を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
3・・・ユニット本体、3a・・・本体部、3b・・・
前カバー、3c・・・裏蓋、5・・・パトローネ室、7
・・・フィルムロール室、9・・・露光開口、11・・
・フィルムパトローネ、13・・・レンズホルダー、1
3a・・・レンズ保持筒、17・・・レンズ枠、19・
・・撮影レンズ、21・・・第1絞り、25・・・ファ
インダー対物レンズ、32・・・ハーフミラー、33・
・・切換部材、33a・・・開口、33b・・・レンズ
駆動ピン、33e・・・第2絞り、35・・・カム面、
39・・・カム溝、43b・・・近接視野枠、43c・
・・光量制限部、44・・・減光部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 弘 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H018 AA02 BA04 2H101 AA07 AA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定焦点距離の撮影レンズを備え、ユニ
    ット本体にシャッタを含む撮影機構が組み込まれ、前記
    ユニット本体内には、写真フィルムの一端を係止した回
    転自在なスプール軸を有するパトローネを収納するため
    のパトローネ収納室と、前記パトローネから引き出して
    形成した未露光写真フィルムのロールを収納するための
    フィルムロール収納室とが形成され、製造時にパトロー
    ネと該パトローネから引き出された未露光写真フィルム
    のロールがそれぞれ前記パトローネ収納室と前記フィル
    ムロール収納室に予め装填されており、撮影ごとに前記
    スプール軸を回転させて露光済みの写真フィルムをパト
    ローネに巻き込むようにしたレンズ付きフィルムユニッ
    トであって、 前記撮影レンズのピント設定位置を、予め定められた通
    常撮影位置と近接撮影位置の間で切り換える切換部材
    と、 撮影視野ファインダーと、が設けられ、 前記撮影視野ファインダーの前部に、ユニット後方から
    該ファインダーを通して被写体を視認できるように該被
    写体からの光の少なくとも一部を透過させる透光性部材
    が固定配置され、 前記切換部材が前記近接撮影位置にある時に前記透光性
    部材の背面の輝度を低下させて前記透光性部材における
    反射によりユニット前方から撮影視野の確認を容易にす
    るための減光部材が前記撮影視野枠内に出し入れ可能に
    配置された、ことを特徴とするレンズ付きフィルムユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 ユニット本体にシャッタを含む撮影機構
    が組み込まれ、前記ユニット本体内には、写真フィルム
    の一端を係止した回転自在なスプール軸を有するパトロ
    ーネを収納するためのパトローネ収納室と、前記パトロ
    ーネから引き出して形成した未露光写真フィルムのロー
    ルを収納するためのフィルムロール収納室とが形成さ
    れ、製造時にパトローネと該パトローネから引き出され
    た未露光写真フィルムのロールがそれぞれ前記パトロー
    ネ収納室と前記フィルムロール収納室に予め装填されて
    おり、撮影ごとに前記スプール軸を回転させて露光済み
    の写真フィルムをパトローネに巻き込むようにしたレン
    ズ付きフィルムユニットであって、 前記ユニット本体に対して固定関係に配置されたレンズ
    保持筒と、 撮影レンズが固定されており、前記レンズ保持筒内に回
    転及び光軸方向の移動が可能なように配置されたレンズ
    枠と、 前記レンズ保持筒と前記レンズ枠との間に設けられたカ
    ム機構と、 予め定められた通常撮影位置と近接撮影位置の間を移動
    可能なようにカメラ本体に配置され、移動することによ
    って前記レンズ枠を回転させ、前記カム機構の作用によ
    り該レンズ枠に光軸方向の移動を生じさせる切換部材
    と、 撮影視野ファインダーと、が設けられ、 前記撮影視野ファインダーの前部に、ユニット後方から
    該ファインダーを通して被写体を視認できるように該被
    写体からの光の少なくとも一部を透過させる透光性部材
    が固定配置され、 前記切換部材が前記近接撮影位置にある時に前記透光性
    部材の背面の輝度を低下させて前記透光性部材における
    反射によりユニット前方から撮影視野の確認を容易にす
    るための減光部材が前記撮影視野枠内に出し入れ可能に
    配置された、ことを特徴とするレンズ付きフィルムユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 固定焦点距離の撮影レンズと、シャッタ
    機構を含む撮影機構と、前記撮影レンズを近接撮影位置
    と通常撮影位置を含む複数のピント設定位置に切り換え
    る切換部材と、撮影視野ファインダーとを備えた写真撮
    影用カメラであって、 前記撮影視野ファインダーの前部に、ユニット後方から
    該ファインダーを通して被写体を視認できるように該被
    写体からの光の少なくとも一部を透過させる透光性部材
    が固定配置され、 前記切換部材が前記近接撮影位置にある時に前記透光性
    部材の背面の輝度を低下させてユニット前方から撮影視
    野の確認を容易にするための減光部材が前記撮影視野枠
    内に出し入れ可能に配置された、ことを特徴とする写真
    撮影用カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載したレンズ付きフィルムユニット又は写真撮影
    用カメラであって、 前記透光性部材は反射率が50%以下のハーフミラー又
    は反射率がほぼ0の透光性材料からなることを特徴とす
    るレンズ付きフィルムユニット又は写真撮影用カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載したレンズ付きフィルムユニット又は写真撮影
    用カメラであって、 前記切換部材が近接撮影位置にあるとき前記撮影視野フ
    ァインダーに重なって近接撮影の範囲を示す視差補正近
    接視野枠が前記切換部材に一体に設けられ、 前記減光部材は前記近接視野枠に設けられたことを特徴
    とするレンズ付きフィルムユニット又は写真撮影用カメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載したレンズ付きフィルムユニット又は写真撮影
    用カメラであって、 前記減光部材は、ユニット後方から該ファインダーを通
    した被写体の視認を可能にする程度の透光性を有するこ
    とを特徴とするレンズ付きフィルムユニット又は写真撮
    影用カメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載したレンズ付きフィルムユニット又は写真撮影
    用カメラであって、ユニット本体には前面にストロボ発
    光部が配置され、前記切換部材には、該切換部材が近接
    撮影位置にあるとき前記ストロボ発光部の前を少なくと
    も一部覆ってストロボ装置からの投射光量を制限する光
    量制限部が一体に形成されたことを特徴とするレンズ付
    きフィルムユニット又は写真撮影用カメラ。
JP15123899A 1999-05-06 1999-05-31 写真撮影装置におけるファインダー装置 Expired - Fee Related JP3820059B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15123899A JP3820059B2 (ja) 1999-05-31 1999-05-31 写真撮影装置におけるファインダー装置
US09/563,512 US6408133B1 (en) 1999-05-06 2000-05-03 Finder system in photographing apparatus
EP00303790A EP1052537A1 (en) 1999-05-06 2000-05-05 Finder system in photographing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15123899A JP3820059B2 (ja) 1999-05-31 1999-05-31 写真撮影装置におけるファインダー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000338637A true JP2000338637A (ja) 2000-12-08
JP3820059B2 JP3820059B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=15514283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15123899A Expired - Fee Related JP3820059B2 (ja) 1999-05-06 1999-05-31 写真撮影装置におけるファインダー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3820059B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6730463B2 (en) 2001-04-19 2004-05-04 Infineon Technologies Ag Method for determining and removing phase conflicts on alternating phase masks

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6730463B2 (en) 2001-04-19 2004-05-04 Infineon Technologies Ag Method for determining and removing phase conflicts on alternating phase masks

Also Published As

Publication number Publication date
JP3820059B2 (ja) 2006-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007034172A (ja) ストロボ減光板及びストロボ装置並びにレンズ付きフイルムユニット
JP3820059B2 (ja) 写真撮影装置におけるファインダー装置
JP3802404B2 (ja) シャッタ装置及びこれを用いたカメラ
JP3778408B2 (ja) レンズ付きフィルムユニット
JP3893796B2 (ja) 写真撮影装置のファインダー装置
JP3169811B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
US6408133B1 (en) Finder system in photographing apparatus
JP2001159804A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2000338636A (ja) 写真撮影装置におけるファインダー装置
JP2000162738A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2000321627A (ja) 写真撮影装置におけるファインダー装置
JPH09138456A (ja) 近接撮影用アダプタ
JP3713691B2 (ja) カメラ
JP3814098B2 (ja) カメラにおける撮影レンズのピント位置切換機構
US7248793B2 (en) Lens-fitted photo film unit
US20060216006A1 (en) Lens-fitted photo film unit
JP4038084B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3816695B2 (ja) ピント設定位置切換機構を備えるレンズ付きフィルムユニット
JP2000347097A (ja) カメラ
JP2006091069A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2000267165A (ja) カメラ
JP2001021940A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2000356840A (ja) レンズ付きフィルムユニット
JP2001242596A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2006301198A (ja) レンズ付きフイルムユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees