JPH09211534A - カメラ - Google Patents
カメラInfo
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- JPH09211534A JPH09211534A JP1416696A JP1416696A JPH09211534A JP H09211534 A JPH09211534 A JP H09211534A JP 1416696 A JP1416696 A JP 1416696A JP 1416696 A JP1416696 A JP 1416696A JP H09211534 A JPH09211534 A JP H09211534A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- optical axis
- diaphragm
- camera
- blades
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Diaphragms For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャッタ羽根の支持手段以外に別途絞り羽根
の支持手段を設けると、スペース確保が困難になる。モ
ールド射出成形によりレンズ鏡筒内に溝カムを形成する
ためには、設計上制約を受けたり加工費が上昇したりす
る。 【解決手段】 シャッタ羽根106,107と絞り羽根
115,116とを有したカメラにおいて、シャッタ羽
根および絞り羽根を、ともに地板105に設けられた同
一の支持手段105a,105bによって動作自在に支
持する。また、地板に対して撮影光軸方向に移動可能な
レンズ鏡筒を有したカメラにおいて、レンズ鏡筒に、絞
り羽根に当接してこれを直接駆動するカム面を形成する
とともに、絞り羽根をカム面に押圧する押圧手段117
を設ける。
の支持手段を設けると、スペース確保が困難になる。モ
ールド射出成形によりレンズ鏡筒内に溝カムを形成する
ためには、設計上制約を受けたり加工費が上昇したりす
る。 【解決手段】 シャッタ羽根106,107と絞り羽根
115,116とを有したカメラにおいて、シャッタ羽
根および絞り羽根を、ともに地板105に設けられた同
一の支持手段105a,105bによって動作自在に支
持する。また、地板に対して撮影光軸方向に移動可能な
レンズ鏡筒を有したカメラにおいて、レンズ鏡筒に、絞
り羽根に当接してこれを直接駆動するカム面を形成する
とともに、絞り羽根をカム面に押圧する押圧手段117
を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャッタ羽根およ
び絞り羽根を有するカメラに関し、さらにはズーミング
に伴って絞り口径を変化させるカメラに関する。
び絞り羽根を有するカメラに関し、さらにはズーミング
に伴って絞り口径を変化させるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラには、シャッタ羽根と絞り羽根の
双方を有するものがあり、このものでは、例えばズーミ
ング(変倍)に伴って絞り羽根を駆動して絞り口径を変
化させた上で、レリーズ操作に応じシャッタ羽根を開閉
駆動する。
双方を有するものがあり、このものでは、例えばズーミ
ング(変倍)に伴って絞り羽根を駆動して絞り口径を変
化させた上で、レリーズ操作に応じシャッタ羽根を開閉
駆動する。
【0003】このようなカメラでは、シャッタ羽根は、
アパーチャ開口が形成されたシャッタ地板に動作自在に
支持される一方、絞り羽根は地板とは別に設けられた支
持部材によって動作自在に支持されることが多い。
アパーチャ開口が形成されたシャッタ地板に動作自在に
支持される一方、絞り羽根は地板とは別に設けられた支
持部材によって動作自在に支持されることが多い。
【0004】また、絞り羽根を駆動する機構としては、
例えばズーミングによって撮影光軸方向に移動するレン
ズ鏡筒に溝カム等のカム部を設け、レンズ鏡筒が移動す
る際にカム部によってレバー部材を動かし、このレバー
部材に連結された絞り羽根を駆動するものが用いられる
ことが多かった。
例えばズーミングによって撮影光軸方向に移動するレン
ズ鏡筒に溝カム等のカム部を設け、レンズ鏡筒が移動す
る際にカム部によってレバー部材を動かし、このレバー
部材に連結された絞り羽根を駆動するものが用いられる
ことが多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように絞り羽根専用の支持部材を設けたり、絞り羽根を
駆動するレバー部材を設けたりしたのでは、レンズ鏡筒
内の各羽根の周辺にこれらを配設するためのスペースを
確保しなければならず、設計の自由度を阻害し、さらに
はレンズ鏡筒やカメラ全体の小型化の障害になるという
問題がある。
ように絞り羽根専用の支持部材を設けたり、絞り羽根を
駆動するレバー部材を設けたりしたのでは、レンズ鏡筒
内の各羽根の周辺にこれらを配設するためのスペースを
確保しなければならず、設計の自由度を阻害し、さらに
はレンズ鏡筒やカメラ全体の小型化の障害になるという
問題がある。
【0006】また、レバー部材を介して絞り羽根を駆動
するものでは、レバー部材とカム部との間や絞り羽根と
レバー部材との間にガタが生じてカメラの姿勢によって
絞り口径が変動するおそれがあるため、これらをそれぞ
れ押圧状態に維持する複数のバネ等が必要となる。
するものでは、レバー部材とカム部との間や絞り羽根と
レバー部材との間にガタが生じてカメラの姿勢によって
絞り口径が変動するおそれがあるため、これらをそれぞ
れ押圧状態に維持する複数のバネ等が必要となる。
【0007】しかしながら、レンズ鏡筒内に配設するバ
ネ等の数が多くなるため、スペースの確保が困難になっ
たりカメラの小型化の障害になったりする。
ネ等の数が多くなるため、スペースの確保が困難になっ
たりカメラの小型化の障害になったりする。
【0008】さらに、樹脂のモールド射出成形によりレ
ンズ鏡筒内に溝カムを形成しようとすると、内スライド
構造の射出成形金型を用いる必要が生じ、これによる設
計上の制約を受けたりカム溝の二次加工が必要となって
製造コストが上昇したりするおそれがある。
ンズ鏡筒内に溝カムを形成しようとすると、内スライド
構造の射出成形金型を用いる必要が生じ、これによる設
計上の制約を受けたりカム溝の二次加工が必要となって
製造コストが上昇したりするおそれがある。
【0009】そこで、本願発明の第1の目的は、シャッ
タ羽根および絞り羽根周辺において無理なスペース確保
を行わずに済むようにしたカメラを提供することであ
る。
タ羽根および絞り羽根周辺において無理なスペース確保
を行わずに済むようにしたカメラを提供することであ
る。
【0010】また、本願発明の第2の目的は、部品点数
をできるだけ少なくして小型化を図れるようにしたカメ
ラを提供することである。
をできるだけ少なくして小型化を図れるようにしたカメ
ラを提供することである。
【0011】さらに、本願発明の第3の目的は、内スラ
イド構造の射出成形金型を用いなくてもカム部を有した
レンズ鏡筒等の射出成形を行えるようにしたカメラを提
供することである。
イド構造の射出成形金型を用いなくてもカム部を有した
レンズ鏡筒等の射出成形を行えるようにしたカメラを提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明では、シャッタ羽根と絞り羽根と
を有したカメラにおいて、シャッタ羽根および絞り羽根
を、ともに地板に設けられた同一の支持手段によって動
作自在に支持している。
めに、本願第1の発明では、シャッタ羽根と絞り羽根と
を有したカメラにおいて、シャッタ羽根および絞り羽根
を、ともに地板に設けられた同一の支持手段によって動
作自在に支持している。
【0013】すなわち、例えば、シャッター地板に、撮
影光軸方向に延びる軸形状を有した支持手段を設け、こ
の支持手段上に絞り羽根およびシャッタ羽根の双方を光
軸方向に並べて取り付けることにより、従来のように絞
り羽根専用の支持部材を設ける必要をなくし、この支持
部材のためのスペース確保を不要としている。
影光軸方向に延びる軸形状を有した支持手段を設け、こ
の支持手段上に絞り羽根およびシャッタ羽根の双方を光
軸方向に並べて取り付けることにより、従来のように絞
り羽根専用の支持部材を設ける必要をなくし、この支持
部材のためのスペース確保を不要としている。
【0014】また、本願第2の発明では、絞り羽根と、
絞り羽根に対して撮影光軸方向に移動可能な移動部材と
を有したカメラにおいて、移動部材に、絞り羽根に当接
してこれを直接駆動するカム面を形成するとともに、絞
り羽根をカム面に押圧する押圧手段を設けている。
絞り羽根に対して撮影光軸方向に移動可能な移動部材と
を有したカメラにおいて、移動部材に、絞り羽根に当接
してこれを直接駆動するカム面を形成するとともに、絞
り羽根をカム面に押圧する押圧手段を設けている。
【0015】すなわち、例えば、光軸方向に移動して焦
点距離を変化させるレンズ鏡筒(移動部材)にカム面を
形成し、ここにばね等の押圧手段によって絞り羽根を押
し付けることにより、従来のようにレバー部材やこれを
カム部に押圧する手段等を設ける必要をなくし部品点数
の減少を図るとともに、内スライド構造の射出成形金型
を用いて溝カムを成形する必要をなくしている。
点距離を変化させるレンズ鏡筒(移動部材)にカム面を
形成し、ここにばね等の押圧手段によって絞り羽根を押
し付けることにより、従来のようにレバー部材やこれを
カム部に押圧する手段等を設ける必要をなくし部品点数
の減少を図るとともに、内スライド構造の射出成形金型
を用いて溝カムを成形する必要をなくしている。
【0016】そして、この場合、カム面をレンズ鏡筒に
おけるレンズ保持側と反対側に向かって開くように形成
して、金型を上記反対側に向かって引き抜くだけでカム
面を形成することができるようにすることが望ましい。
おけるレンズ保持側と反対側に向かって開くように形成
して、金型を上記反対側に向かって引き抜くだけでカム
面を形成することができるようにすることが望ましい。
【0017】なお、複数の絞り羽根が設けられている場
合には、上記カム面を絞り羽根ごとに設け、押圧手段と
して、複数の絞り羽根間にこれら絞り羽根を開方向およ
び閉方向のいずれか一方に付勢するばね等の手段を取り
付けるのが望ましい。
合には、上記カム面を絞り羽根ごとに設け、押圧手段と
して、複数の絞り羽根間にこれら絞り羽根を開方向およ
び閉方向のいずれか一方に付勢するばね等の手段を取り
付けるのが望ましい。
【0018】さらに、絞り羽根におけるカム面との当接
部分を半球状に形成し、絞り羽根が開閉動作しても、カ
ム面との良好な接触状態を維持できるようにすることが
望ましい。
部分を半球状に形成し、絞り羽根が開閉動作しても、カ
ム面との良好な接触状態を維持できるようにすることが
望ましい。
【0019】
(第1実施形態)図1〜図5は、本発明の第1実施形態
であるカメラのレンズ鏡筒を示している。なお、これら
の図中の丸囲み数字が同じ箇所はつながっていることを
示す。
であるカメラのレンズ鏡筒を示している。なお、これら
の図中の丸囲み数字が同じ箇所はつながっていることを
示す。
【0020】これらの図において、101は図外の第1
群レンズを保持する1群レンズホルダで、102は1群
レンズホルダ101を保持する1群レンズ鏡筒である。
103は図外の第2レンズ群を保持する2群レンズホル
ダで、104は2群レンズホルダ103を保持する2群
レンズ鏡筒である。
群レンズを保持する1群レンズホルダで、102は1群
レンズホルダ101を保持する1群レンズ鏡筒である。
103は図外の第2レンズ群を保持する2群レンズホル
ダで、104は2群レンズホルダ103を保持する2群
レンズ鏡筒である。
【0021】105はシャッタ地板で、このシャッタ地
板105の光軸前方(図中左方)側には、シャッタ羽根
106,107をその回転中心穴106a,107a回
りに回転自在に支持する支軸105a,105bが形成
されている。また、シャッタ羽根106,107には、
後述するシャッタ駆動マグネット108の駆動ピン10
8aが係合する被駆動穴106b,107bが形成され
ている。
板105の光軸前方(図中左方)側には、シャッタ羽根
106,107をその回転中心穴106a,107a回
りに回転自在に支持する支軸105a,105bが形成
されている。また、シャッタ羽根106,107には、
後述するシャッタ駆動マグネット108の駆動ピン10
8aが係合する被駆動穴106b,107bが形成され
ている。
【0022】シャッタ駆動マグネット108の一端の回
転中心穴108bには、シャッタ地板105の図外の支
軸が挿入される。また、シャッタ駆動マグネット108
は、他端側の回転中心軸108cがマグネットカバー1
09の図外の支持穴に挿入されて回転自在に支持されて
いる。
転中心穴108bには、シャッタ地板105の図外の支
軸が挿入される。また、シャッタ駆動マグネット108
は、他端側の回転中心軸108cがマグネットカバー1
09の図外の支持穴に挿入されて回転自在に支持されて
いる。
【0023】本レンズ鏡筒では、このシャッタ駆動マグ
ネット108の回転により、シャッタ羽根106,10
7が回転駆動されることにより、シャッタ地板105の
光軸まわりに形成されたアパーチャ開口105cの開閉
が行なわれ、フィルムの露光が行なわれる。
ネット108の回転により、シャッタ羽根106,10
7が回転駆動されることにより、シャッタ地板105の
光軸まわりに形成されたアパーチャ開口105cの開閉
が行なわれ、フィルムの露光が行なわれる。
【0024】シャッタ駆動マグネット108は2極着磁
されたフェライトマグネットであり、以下の部材により
形成される磁気回路の作用によって回転駆動される。1
10,111,112は閉磁路を形成するヨークであ
る。113はヨークに起磁力を発生させる駆動コイルで
ある。ヨーク112の光軸方向足部112a,112b
とヨーク110,111の光軸方向足部110a,11
1aとは、組付時にコイル113の中央開口113a内
に互いに各板厚分だけ寄り合って嵌入され、閉磁路を形
成する。
されたフェライトマグネットであり、以下の部材により
形成される磁気回路の作用によって回転駆動される。1
10,111,112は閉磁路を形成するヨークであ
る。113はヨークに起磁力を発生させる駆動コイルで
ある。ヨーク112の光軸方向足部112a,112b
とヨーク110,111の光軸方向足部110a,11
1aとは、組付時にコイル113の中央開口113a内
に互いに各板厚分だけ寄り合って嵌入され、閉磁路を形
成する。
【0025】このようにして組み付けられた状態でコイ
ル113に適宜通電を行なうことで、ヨーク110,1
11のマグネット対向極歯110b,111bに磁極が
形成され、マグネット108の回転駆動つまりはシャッ
タ開閉駆動が行なわれる。
ル113に適宜通電を行なうことで、ヨーク110,1
11のマグネット対向極歯110b,111bに磁極が
形成され、マグネット108の回転駆動つまりはシャッ
タ開閉駆動が行なわれる。
【0026】シャッタ羽根106,107のさらに光軸
前方側には羽根仕切板114が配置されており、この仕
切板114とシャッタ地板105との間でシャッタ羽根
106,107が摺動自在に保持される。羽根仕切板1
14の光軸方向さらに前方側には、後述するようにズー
ミングによる鏡筒内の部材の光軸方向移動を利用して全
開絞り径を可変制御する絞り羽根115,116が配置
されている。
前方側には羽根仕切板114が配置されており、この仕
切板114とシャッタ地板105との間でシャッタ羽根
106,107が摺動自在に保持される。羽根仕切板1
14の光軸方向さらに前方側には、後述するようにズー
ミングによる鏡筒内の部材の光軸方向移動を利用して全
開絞り径を可変制御する絞り羽根115,116が配置
されている。
【0027】これら絞り羽根115,116は、その回
転中心に形成された穴115a,116aにシャッタ地
板105に形成された支軸105a,105bが挿入さ
れて回動自在に支持されている。このため、羽根仕切板
114には、支軸105a,105bを貫通させるため
の逃げ穴114a,114bが形成されている。絞り羽
根115,116のバネ掛け部115b,116bに
は、各絞り羽根115,116を閉方向に回動させる方
向に付勢する付勢バネ117が引っ掛けられている。
転中心に形成された穴115a,116aにシャッタ地
板105に形成された支軸105a,105bが挿入さ
れて回動自在に支持されている。このため、羽根仕切板
114には、支軸105a,105bを貫通させるため
の逃げ穴114a,114bが形成されている。絞り羽
根115,116のバネ掛け部115b,116bに
は、各絞り羽根115,116を閉方向に回動させる方
向に付勢する付勢バネ117が引っ掛けられている。
【0028】また、絞り羽根115,116には、シャ
ッタ地板105の最外周から外側に突出する位置に半球
状の突起部115c,116cを有した立ち曲げ部が形
成されている。図14に示すように、この半球状の突起
部115c,116cは組込時に、1群レンズ鏡筒10
2の内周に形成された2つのカム面102a,102b
に付勢バネ117の作用により押し付けられ、ズーミン
グによって1群レンズ鏡筒102が絞り羽根115,1
16に対して光軸方向に移動すると、突起部115c,
116cはカム面102a,102bに沿って移動しな
がら開閉方向に変位する。これにより、絞り羽根11
5,116が開閉駆動され、絞り口径が焦点距離に応じ
て変化する。
ッタ地板105の最外周から外側に突出する位置に半球
状の突起部115c,116cを有した立ち曲げ部が形
成されている。図14に示すように、この半球状の突起
部115c,116cは組込時に、1群レンズ鏡筒10
2の内周に形成された2つのカム面102a,102b
に付勢バネ117の作用により押し付けられ、ズーミン
グによって1群レンズ鏡筒102が絞り羽根115,1
16に対して光軸方向に移動すると、突起部115c,
116cはカム面102a,102bに沿って移動しな
がら開閉方向に変位する。これにより、絞り羽根11
5,116が開閉駆動され、絞り口径が焦点距離に応じ
て変化する。
【0029】また、カム面102a,102bに対向し
て形成された対向面102c,102dは、絞り羽根1
15,116の半球状突起部115c,116cの移動
範囲を逃げた位置に、略光軸方向に沿って形成されてい
る。このため、カム面102a,102bは、射出成形
金型を光軸後方へ抜くことで成形することができる。1
18は絞り押さえ部材である。この絞り押さえ部材11
8は絞り羽根115,116を羽根仕切板114との間
で摺動自在に保持し、シャッタ地板105に不図示のネ
ジ等により固定される。
て形成された対向面102c,102dは、絞り羽根1
15,116の半球状突起部115c,116cの移動
範囲を逃げた位置に、略光軸方向に沿って形成されてい
る。このため、カム面102a,102bは、射出成形
金型を光軸後方へ抜くことで成形することができる。1
18は絞り押さえ部材である。この絞り押さえ部材11
8は絞り羽根115,116を羽根仕切板114との間
で摺動自在に保持し、シャッタ地板105に不図示のネ
ジ等により固定される。
【0030】119は図外の第3レンズ群を保持する3
群レンズホルダーで、120はガイドブッシュである。
このガイドブッシュ120は、3群レンズホルダー11
9の開口穴119aに圧入等されて固定される。
群レンズホルダーで、120はガイドブッシュである。
このガイドブッシュ120は、3群レンズホルダー11
9の開口穴119aに圧入等されて固定される。
【0031】121は3群ガイドバーであり、この3群
ガイドバー121には、ガイドブッシュ120が摺動自
在に嵌合する。これにより3群レンズホルダー119は
光軸方向に移動可能に保持される。
ガイドバー121には、ガイドブッシュ120が摺動自
在に嵌合する。これにより3群レンズホルダー119は
光軸方向に移動可能に保持される。
【0032】122は3群振れ止めバーであり、3群レ
ンズホルダー119の係合用切り欠き部119bを摺動
自在に保持する。3群レンズホルダー119は、3群ガ
イドバー121と3群振れ止めバー122とに案内され
て略光軸に沿って移動することができる。
ンズホルダー119の係合用切り欠き部119bを摺動
自在に保持する。3群レンズホルダー119は、3群ガ
イドバー121と3群振れ止めバー122とに案内され
て略光軸に沿って移動することができる。
【0033】3群ガイドバー121の光軸方向後端部1
21aは、後地板123の係合穴123aに係合保持さ
れ、先端小径部121bは、3群傾き調整板124の係
合穴124aに係合保持される。シャッタ地板105と
後地板123はネジ等の公知の手段により互いに固定さ
れ、3群傾き調整板124は、絞り押さえ部材118
に、公知の波ワッシャーを挟んでネジ等で固定され、偏
芯ピン等により決められた量だけ移動可能とされる。こ
れにより、各種部品公差等による3群レンズの傾きを補
正することが可能となる。
21aは、後地板123の係合穴123aに係合保持さ
れ、先端小径部121bは、3群傾き調整板124の係
合穴124aに係合保持される。シャッタ地板105と
後地板123はネジ等の公知の手段により互いに固定さ
れ、3群傾き調整板124は、絞り押さえ部材118
に、公知の波ワッシャーを挟んでネジ等で固定され、偏
芯ピン等により決められた量だけ移動可能とされる。こ
れにより、各種部品公差等による3群レンズの傾きを補
正することが可能となる。
【0034】1230は3群片寄せバネであり、3群嵌
合バー121と同軸に配置されている。この3群片寄せ
バネ1230は、一端が3群傾き調整板124に当接
し、他端が3群レンズホルダー119のガイドブッシュ
圧入部端面に当接して、3群レンズホルダー119を常
時光軸方向後方に付勢する。
合バー121と同軸に配置されている。この3群片寄せ
バネ1230は、一端が3群傾き調整板124に当接
し、他端が3群レンズホルダー119のガイドブッシュ
圧入部端面に当接して、3群レンズホルダー119を常
時光軸方向後方に付勢する。
【0035】次に、3群レンズホルダー119を光軸前
後方向に駆動するステッピングモーターについて説明す
る。1240,125はヨークであり、コイル126を
それぞれの立ち曲げ部1240a,125aに嵌装し、
1つの閉磁路を形成する。同様にヨーク127,128
もコイル129をそれぞれの立ち曲げ部127a,12
8aに嵌装し、1つの閉磁路を形成する。
後方向に駆動するステッピングモーターについて説明す
る。1240,125はヨークであり、コイル126を
それぞれの立ち曲げ部1240a,125aに嵌装し、
1つの閉磁路を形成する。同様にヨーク127,128
もコイル129をそれぞれの立ち曲げ部127a,12
8aに嵌装し、1つの閉磁路を形成する。
【0036】これら各ヨーク1240,125,12
7,128に形成されたマグネット対向極歯1240
b,125b,127b,128bの中心軸上には、3
群送りネジ131が配置されている。3群送りネジ13
1には、円周方向に10極着磁されたマグネット130
が接着剤などにより固定されている。この3群送りネジ
131は光軸前側がシャッタ地板105に、後側が後地
板123にそれぞれ回転可能に保持される。
7,128に形成されたマグネット対向極歯1240
b,125b,127b,128bの中心軸上には、3
群送りネジ131が配置されている。3群送りネジ13
1には、円周方向に10極着磁されたマグネット130
が接着剤などにより固定されている。この3群送りネジ
131は光軸前側がシャッタ地板105に、後側が後地
板123にそれぞれ回転可能に保持される。
【0037】132は送りナットである。この送りナッ
ト132は、3群ホルダー119のナット受け部119
cに保持され、3群送りネジ131に螺合している。送
りナット132と3群レンズホルダー119のナット受
け部119cとの間には一定量のすきまが設定されてい
るが、3群片寄せバネ123の作用により、3群レンズ
ホルダー119は上記すきまによるガタ分だけ光軸方向
後方へ常に片寄せされる。
ト132は、3群ホルダー119のナット受け部119
cに保持され、3群送りネジ131に螺合している。送
りナット132と3群レンズホルダー119のナット受
け部119cとの間には一定量のすきまが設定されてい
るが、3群片寄せバネ123の作用により、3群レンズ
ホルダー119は上記すきまによるガタ分だけ光軸方向
後方へ常に片寄せされる。
【0038】133はステッピングモーターのヨーク1
240,125,127,128を後地板123との間
で位置決め保持するための押さえ板であり、不図示のネ
ジ等により後地板123に固定される。組込状態におい
ては、押さえ板133の開口穴133aから送りネジ1
31のネジ部131aが貫通露出し、マグネット130
は押さえ板133よりも光軸後側で各ヨークのマグネッ
ト対向極歯1240b,125b,127b,128b
の内周部に位置する。
240,125,127,128を後地板123との間
で位置決め保持するための押さえ板であり、不図示のネ
ジ等により後地板123に固定される。組込状態におい
ては、押さえ板133の開口穴133aから送りネジ1
31のネジ部131aが貫通露出し、マグネット130
は押さえ板133よりも光軸後側で各ヨークのマグネッ
ト対向極歯1240b,125b,127b,128b
の内周部に位置する。
【0039】以上のように構成されたステッピングモー
ターにおいて、コイル126,129への通電を適宜切
り換えることにより、マグネット130および送りネジ
131が回転し、ナット132とともに3群レンズホル
ダー119が略光軸方向に移動する。
ターにおいて、コイル126,129への通電を適宜切
り換えることにより、マグネット130および送りネジ
131が回転し、ナット132とともに3群レンズホル
ダー119が略光軸方向に移動する。
【0040】134は不図示の4群レンズを保持する4
群レンズホルダーであり、後地板123の光軸後側の収
納部に保持される。
群レンズホルダーであり、後地板123の光軸後側の収
納部に保持される。
【0041】以上述べたシャッタ地板105〜4群レン
ズホルダー134までの部品により、可変絞りユニッ
ト、シャッタ駆動ユニット、3群レンズ駆動用ステッピ
ングモータユニットおよび4群レンズを内包した3・4
群レンズユニットが構成される。つまり本実施形態に示
された光学系は4群レンズと絞りとの間隔がズーミング
によって変化しないタイプのものとなっている。
ズホルダー134までの部品により、可変絞りユニッ
ト、シャッタ駆動ユニット、3群レンズ駆動用ステッピ
ングモータユニットおよび4群レンズを内包した3・4
群レンズユニットが構成される。つまり本実施形態に示
された光学系は4群レンズと絞りとの間隔がズーミング
によって変化しないタイプのものとなっている。
【0042】次に、ズーム駆動機構について説明する。
135は図外の本体にネジ等で固定され、本実施形態の
光学系を支える固定筒である。この固定筒135の内周
部にはメスヘリコイド135aが形成されている。固定
筒135を、光軸前方から見て水平左方向の角度を0°
として外面展開したのが図6である。
135は図外の本体にネジ等で固定され、本実施形態の
光学系を支える固定筒である。この固定筒135の内周
部にはメスヘリコイド135aが形成されている。固定
筒135を、光軸前方から見て水平左方向の角度を0°
として外面展開したのが図6である。
【0043】136は固定筒135のメスヘリコイド1
35aに螺合するオスヘリコイド(136a,136
b)を後部に有し、ヘリコイド135aのリードに沿っ
て回転しつつ光軸方向に進退可能な第1差動カム筒であ
る。この第1差動カム筒136を固定筒135と同様に
外面展開したのが図7である。
35aに螺合するオスヘリコイド(136a,136
b)を後部に有し、ヘリコイド135aのリードに沿っ
て回転しつつ光軸方向に進退可能な第1差動カム筒であ
る。この第1差動カム筒136を固定筒135と同様に
外面展開したのが図7である。
【0044】図7から分かるように、第1差動カム13
6の後部には、ヘリコイドのみが形成された部分136
aと、ギアとヘリコイドが共存する部分136bと、ギ
アのみが存在する部分136cとが周方向に分かれて存
在する。ヘリコイドの存在する部分136a,136b
は、固定筒135のメスヘリコイド135aとヘリコイ
ド結合し、第1差動カム136を周方向に回転させなが
ら光軸方向に進退させる機能を有する。
6の後部には、ヘリコイドのみが形成された部分136
aと、ギアとヘリコイドが共存する部分136bと、ギ
アのみが存在する部分136cとが周方向に分かれて存
在する。ヘリコイドの存在する部分136a,136b
は、固定筒135のメスヘリコイド135aとヘリコイ
ド結合し、第1差動カム136を周方向に回転させなが
ら光軸方向に進退させる機能を有する。
【0045】また、ギアも存在する部分136bは、図
1中のファインダー駆動ギア137に噛み合って第1差
動カム筒136の回転を図外のファインダズーム機能に
伝達しこれを駆動する機能を有する。
1中のファインダー駆動ギア137に噛み合って第1差
動カム筒136の回転を図外のファインダズーム機能に
伝達しこれを駆動する機能を有する。
【0046】固定筒135の内周部のうちギアのみが存
在する部分(以下、ギア部という)136cに対向する
部分には、このギアに干渉しないようにギア逃げ部13
5bが形成されている。そして、ギア部136cには図
外の減速機構を介したズーム駆動ギア138が噛み合
い、このズーム駆動ギア138の回転により第1差動カ
ム筒136が回転および進退駆動される。
在する部分(以下、ギア部という)136cに対向する
部分には、このギアに干渉しないようにギア逃げ部13
5bが形成されている。そして、ギア部136cには図
外の減速機構を介したズーム駆動ギア138が噛み合
い、このズーム駆動ギア138の回転により第1差動カ
ム筒136が回転および進退駆動される。
【0047】ここで、ギア部136cにもヘリコイドを
共存させることでヘリコイド領域を広げることが考えら
れるが、本実施形態ではズーム駆動負荷が大きく、ヘリ
コイドを共存させるとギア部136cの肉が少なくなっ
てギア強度が低下する恐れがあるため、あえてギアのみ
を形成している。
共存させることでヘリコイド領域を広げることが考えら
れるが、本実施形態ではズーム駆動負荷が大きく、ヘリ
コイドを共存させるとギア部136cの肉が少なくなっ
てギア強度が低下する恐れがあるため、あえてギアのみ
を形成している。
【0048】これに対し、ギアとヘリコイドの共存部1
36bはそのギア部にかかるファインダーズーム駆動負
荷がズーム駆動負荷に比べて小さく、ギア強度上問題が
無いので、ヘリコイドとギアとを共存させてヘリコイド
領域を広げている。
36bはそのギア部にかかるファインダーズーム駆動負
荷がズーム駆動負荷に比べて小さく、ギア強度上問題が
無いので、ヘリコイドとギアとを共存させてヘリコイド
領域を広げている。
【0049】図1中の139は、第1差動カム筒136
内に組み込まれ、自らは回転せずに第1差動カム筒13
6と一体となって光軸方向に進退する直進ガイド筒であ
る。図8はこの直進ガイド筒139を第1差動カム筒1
36等と同様に外面展開した図である。
内に組み込まれ、自らは回転せずに第1差動カム筒13
6と一体となって光軸方向に進退する直進ガイド筒であ
る。図8はこの直進ガイド筒139を第1差動カム筒1
36等と同様に外面展開した図である。
【0050】組込み状態においては、直進ガイド筒13
9の3ケ所の突起部139aは、第1差動カム筒136
の内周部に形成された3ケ所の円周方向溝部136d
(図7中に破線で示す)に相対摺動自在に嵌合支持され
る。また、後端フランジ部139bをさらに外周方向に
突出させて形成した3ケ所の突出部139cは、固定筒
135の内周部に形成された3ケ所の光軸方向溝部13
5cに相対摺動自在に嵌合支持される。これにより、第
1差動カム筒136にズーム駆動力が付与されると、第
1差動カム筒136が回転しながら光軸方向に進退する
一方、直進ガイド筒139は光軸方向溝部135cに案
内されて自らは回転せずに光軸方向に進退する。
9の3ケ所の突起部139aは、第1差動カム筒136
の内周部に形成された3ケ所の円周方向溝部136d
(図7中に破線で示す)に相対摺動自在に嵌合支持され
る。また、後端フランジ部139bをさらに外周方向に
突出させて形成した3ケ所の突出部139cは、固定筒
135の内周部に形成された3ケ所の光軸方向溝部13
5cに相対摺動自在に嵌合支持される。これにより、第
1差動カム筒136にズーム駆動力が付与されると、第
1差動カム筒136が回転しながら光軸方向に進退する
一方、直進ガイド筒139は光軸方向溝部135cに案
内されて自らは回転せずに光軸方向に進退する。
【0051】140は第2差動カム筒であり、その外周
後部に形成された複数のカムピン140aは直進ガイド
筒139の内周部に形成された複数のインナーカム溝1
39dに摺動自在に係合保持される。141は第2差動
カム筒駆動ピンであり、第2差動カム筒141の後部に
径方向外方に突出するように固定され、直進ガイド筒1
39の3ケ所の逃げ穴139eを貫通するとともに第1
差動カム136の内周部に形成された3ケ所の光軸方向
溝部136eに相対摺動自在に係合する。
後部に形成された複数のカムピン140aは直進ガイド
筒139の内周部に形成された複数のインナーカム溝1
39dに摺動自在に係合保持される。141は第2差動
カム筒駆動ピンであり、第2差動カム筒141の後部に
径方向外方に突出するように固定され、直進ガイド筒1
39の3ケ所の逃げ穴139eを貫通するとともに第1
差動カム136の内周部に形成された3ケ所の光軸方向
溝部136eに相対摺動自在に係合する。
【0052】このため、第2差動カム筒140は、駆動
ピン141を介して第1差動カム筒136から回転力を
受けて、直進ガイド筒139に対して第1差動カム筒1
36とともに回転する。また、この際、第2差動カム筒
140は、直進ガイド筒139のインナーカム溝139
dとカムピン140aとの係合により第1差動カム筒1
36に対して光軸方向に進退する。
ピン141を介して第1差動カム筒136から回転力を
受けて、直進ガイド筒139に対して第1差動カム筒1
36とともに回転する。また、この際、第2差動カム筒
140は、直進ガイド筒139のインナーカム溝139
dとカムピン140aとの係合により第1差動カム筒1
36に対して光軸方向に進退する。
【0053】図9は前述と同様にして第2差動カム筒1
40を外面展開した図である。第2差動カム筒140の
内周面には、1群レンズ鏡筒102の後部外周面に形成
された3本のカムピン102eを摺動自在に嵌合支持す
る3本のカム溝140bと、2群レンズ鏡筒104の後
部円周面上に形成された3本のカムピン104bを摺動
自在に嵌合支持する3ケ所のカム溝140cと、3・4
群レンズユニットを構成する後地板123の外周部に形
成された3本のカムピン123bを摺動自在に嵌合する
3ケ所のカム溝140dとが形成されている。
40を外面展開した図である。第2差動カム筒140の
内周面には、1群レンズ鏡筒102の後部外周面に形成
された3本のカムピン102eを摺動自在に嵌合支持す
る3本のカム溝140bと、2群レンズ鏡筒104の後
部円周面上に形成された3本のカムピン104bを摺動
自在に嵌合支持する3ケ所のカム溝140cと、3・4
群レンズユニットを構成する後地板123の外周部に形
成された3本のカムピン123bを摺動自在に嵌合する
3ケ所のカム溝140dとが形成されている。
【0054】組込み状態においては、後地板123は、
前述のようにカムピン123bが第2差動カム筒140
のカム溝140dに相対回転自在に嵌合支持されるとと
もに、3ケ所の外周突起部123cが直進ガイド筒13
9の内周面に形成された3ケ所の光軸方向溝部139f
に摺動自在に嵌合支持される。このため、第2差動カム
筒140が回転しながら進退しても、後地板123は自
らは回転せずに第2差動カム筒140とともに光軸方向
に進退する。
前述のようにカムピン123bが第2差動カム筒140
のカム溝140dに相対回転自在に嵌合支持されるとと
もに、3ケ所の外周突起部123cが直進ガイド筒13
9の内周面に形成された3ケ所の光軸方向溝部139f
に摺動自在に嵌合支持される。このため、第2差動カム
筒140が回転しながら進退しても、後地板123は自
らは回転せずに第2差動カム筒140とともに光軸方向
に進退する。
【0055】このとき、2群レンズ鏡筒104の2ケ所
の円筒部104c,104dは、シャッタ地板105の
外周部に形成された切欠き部105d,105eに光軸
方向に摺動自在に嵌合支持されているので、カムピン1
04bとカム溝140cとの嵌合により回転する第2差
動カム筒140から進退力を受けた2群レンズ鏡筒10
4は、自らは回転せずにカム溝140cのリフト分だけ
光軸方向に進退する。さらに、1群レンズ鏡筒102の
内周面に形成された2ケ所の光軸方向突条102f,1
02gは、2群レンズ鏡筒104の2ケ所の円筒部10
4c,104dの外周部に形成された光軸方向溝部10
4e,104fに光軸方向に摺動自在に嵌合支持されて
いるので、カムピン102eとカム溝140bとの嵌合
により回転する第2差動カム筒140から進退力を受け
た1群レンズ鏡筒102は、カム溝140bのリフト分
だけ光軸方向に進退することとなる。
の円筒部104c,104dは、シャッタ地板105の
外周部に形成された切欠き部105d,105eに光軸
方向に摺動自在に嵌合支持されているので、カムピン1
04bとカム溝140cとの嵌合により回転する第2差
動カム筒140から進退力を受けた2群レンズ鏡筒10
4は、自らは回転せずにカム溝140cのリフト分だけ
光軸方向に進退する。さらに、1群レンズ鏡筒102の
内周面に形成された2ケ所の光軸方向突条102f,1
02gは、2群レンズ鏡筒104の2ケ所の円筒部10
4c,104dの外周部に形成された光軸方向溝部10
4e,104fに光軸方向に摺動自在に嵌合支持されて
いるので、カムピン102eとカム溝140bとの嵌合
により回転する第2差動カム筒140から進退力を受け
た1群レンズ鏡筒102は、カム溝140bのリフト分
だけ光軸方向に進退することとなる。
【0056】以上説明したように、本実施形態のレンズ
鏡筒では、固定筒135に対して第1差動カム筒136
が回転しながら光軸方向に進退し、この第2差動カム筒
140が第1差動カム筒136に対してこれと同じ角度
だけ(固定筒135に対して)回転しながら光軸方向に
進退する。さらに、第2差動カム筒140に対して各レ
ンズ群が回転せずに光軸方向に進退することでズーミン
グ動作が行なわれる。142,143は片寄せバネであ
る。これら片寄せバネ142,143は、3・4群レン
ズユニットと2群レンズ鏡筒104とを光軸方向に互い
に離反する方向に付勢し、各レンズ群のカムピンとカム
溝とのガタを寄せ、ガタによるレンズ群の倒れ等による
悪影響を取り除くためのものである。
鏡筒では、固定筒135に対して第1差動カム筒136
が回転しながら光軸方向に進退し、この第2差動カム筒
140が第1差動カム筒136に対してこれと同じ角度
だけ(固定筒135に対して)回転しながら光軸方向に
進退する。さらに、第2差動カム筒140に対して各レ
ンズ群が回転せずに光軸方向に進退することでズーミン
グ動作が行なわれる。142,143は片寄せバネであ
る。これら片寄せバネ142,143は、3・4群レン
ズユニットと2群レンズ鏡筒104とを光軸方向に互い
に離反する方向に付勢し、各レンズ群のカムピンとカム
溝とのガタを寄せ、ガタによるレンズ群の倒れ等による
悪影響を取り除くためのものである。
【0057】これらバネ142,143は、シャッタ地
板105の切欠き部105d,105e内に形成されて
光軸方向後側がバネの当接面として塞がれた略U字状の
溝部105f,105gに収納される。溝部105fの
設定位置は、全閉状態のシャッタ羽根106が干渉しな
いようにシャッタ羽根106の先端内径部106cより
も羽根回転中心側であって、かつ全開状態のシャッタ羽
根107が干渉しないようにシャッタ羽根107が全開
した時の羽根の外形部107dよりもさらに外側であ
る。
板105の切欠き部105d,105e内に形成されて
光軸方向後側がバネの当接面として塞がれた略U字状の
溝部105f,105gに収納される。溝部105fの
設定位置は、全閉状態のシャッタ羽根106が干渉しな
いようにシャッタ羽根106の先端内径部106cより
も羽根回転中心側であって、かつ全開状態のシャッタ羽
根107が干渉しないようにシャッタ羽根107が全開
した時の羽根の外形部107dよりもさらに外側であ
る。
【0058】同様に溝部105gの設定位置は、全閉状
態のシャッタ羽根107が干渉しないようにシャッタ羽
根107の先端内径部107cよりも羽根回転中心側で
あって、かつ全開状態のシャッタ羽根106が干渉しな
いようにシャッタ羽根106が全開した時の羽根の外形
部106dよりもさらに外側である。この位置関係をシ
ャッタ地板105の正面側から見たのが図10であり、
この図では、シャッタ羽根106,107が全閉した時
を実線で示し、全開した時を一点鎖線で示してある。
態のシャッタ羽根107が干渉しないようにシャッタ羽
根107の先端内径部107cよりも羽根回転中心側で
あって、かつ全開状態のシャッタ羽根106が干渉しな
いようにシャッタ羽根106が全開した時の羽根の外形
部106dよりもさらに外側である。この位置関係をシ
ャッタ地板105の正面側から見たのが図10であり、
この図では、シャッタ羽根106,107が全閉した時
を実線で示し、全開した時を一点鎖線で示してある。
【0059】上述のような位置にバネ142,143を
配置することで、図10中にハッチングにより囲んだ本
来はデッドスペースになり易い領域を有効に利用するこ
とができる。
配置することで、図10中にハッチングにより囲んだ本
来はデッドスペースになり易い領域を有効に利用するこ
とができる。
【0060】一方、片寄せバネ142,143の光軸前
方側の端面は、2群レンズ鏡筒104の2ケ所の円筒肉
部104c,104dの内周面に形成された光軸方向突
条104g,104hの光軸後方端面に当接する。この
ため、組込み状態においては、2群レンズ鏡筒104
と、3・4群レンズユニットとは片寄せバネ142,1
43の作用により互いに離反する方向に片寄せされる。
方側の端面は、2群レンズ鏡筒104の2ケ所の円筒肉
部104c,104dの内周面に形成された光軸方向突
条104g,104hの光軸後方端面に当接する。この
ため、組込み状態においては、2群レンズ鏡筒104
と、3・4群レンズユニットとは片寄せバネ142,1
43の作用により互いに離反する方向に片寄せされる。
【0061】144はズーム駆動ギア138を固定筒1
35の決められた位置に回転自在に支持する支軸であ
る。145は公知の摺動抵抗であり、図外の本体にネジ
等で固定されるととともに、その被駆動用突起145a
を直進ガイド筒139の係合穴部139gに係合させ
る。このため、ズーミングにより直進ガイド筒139が
進退すると、この動きに連動して被駆動用突起145a
が光軸方向に移動し、摺動抵抗145からは直進ガイド
筒139の停止位置に対応する電気信号が出力される。
35の決められた位置に回転自在に支持する支軸であ
る。145は公知の摺動抵抗であり、図外の本体にネジ
等で固定されるととともに、その被駆動用突起145a
を直進ガイド筒139の係合穴部139gに係合させ
る。このため、ズーミングにより直進ガイド筒139が
進退すると、この動きに連動して被駆動用突起145a
が光軸方向に移動し、摺動抵抗145からは直進ガイド
筒139の停止位置に対応する電気信号が出力される。
【0062】そして、この電気信号の状態から、カメラ
はその時の撮影光学系の焦点距離を判別し、焦点距離情
報と公知の測距手段により得られた被写体距離情報とに
基づいて前述したステッピングモーターを駆動制御し
て、3群レンズホルダー119を光軸方向に進退させ、
被写体へのピント合わせ動作を行う。このように実施形
態の撮影光学系はいわゆる電子制御カム機構により構成
されている。
はその時の撮影光学系の焦点距離を判別し、焦点距離情
報と公知の測距手段により得られた被写体距離情報とに
基づいて前述したステッピングモーターを駆動制御し
て、3群レンズホルダー119を光軸方向に進退させ、
被写体へのピント合わせ動作を行う。このように実施形
態の撮影光学系はいわゆる電子制御カム機構により構成
されている。
【0063】次に、本実施形態の撮影レンズ鏡筒の主要
部品の組み立て方法について簡単に説明する。まず、片
寄せバネ142,143を組み込みながら1群レンズ鏡
筒102、2群レンズ鏡筒104および3・4群レンズ
ユニットをそれぞれ光軸方向に移動自在に組み合わせ
る。
部品の組み立て方法について簡単に説明する。まず、片
寄せバネ142,143を組み込みながら1群レンズ鏡
筒102、2群レンズ鏡筒104および3・4群レンズ
ユニットをそれぞれ光軸方向に移動自在に組み合わせ
る。
【0064】次に、第2差動カム筒140内に光軸方向
後方から、カムピン102e,104b,123bと組
込み用カム溝140eの位相を合わせて、各レンズ鏡筒
102,104および3・4群レンズユニットを組み入
れる。
後方から、カムピン102e,104b,123bと組
込み用カム溝140eの位相を合わせて、各レンズ鏡筒
102,104および3・4群レンズユニットを組み入
れる。
【0065】次に、各レンズ鏡筒102,104等を組
み込んだ第2差動カム筒140を、直進ガイド筒139
に光軸方向後方から、カムピン140aとカム溝139
dの位相を合わせて組み込む。
み込んだ第2差動カム筒140を、直進ガイド筒139
に光軸方向後方から、カムピン140aとカム溝139
dの位相を合わせて組み込む。
【0066】このとき、第2差動カム筒駆動ピン141
の直進ガイド筒139に対する位相状態は図8中に一点
鎖線の丸で示した位置にあるので、3ケ所のうち図中中
央のピン141のみが第2差動カム筒140への取り付
け可能となっている。これは他のピン141が組み込め
ないように残り2つの逃げ穴139eが形成されている
からである。
の直進ガイド筒139に対する位相状態は図8中に一点
鎖線の丸で示した位置にあるので、3ケ所のうち図中中
央のピン141のみが第2差動カム筒140への取り付
け可能となっている。これは他のピン141が組み込め
ないように残り2つの逃げ穴139eが形成されている
からである。
【0067】次に、この1ケ所のみにピン141を取り
付けた状態で第2差動カム筒140を図4中反時計方向
に回転させる。このとき片寄せバネ142,143の作
用により、3・4群レンズユニットは光軸後方へ付勢さ
れているので、この付勢力に抗して光軸前方に押圧力を
加えながら第2差動カム筒140を回転させる。そし
て、残り2つのピン141が第2差動カム筒140に取
り付けられる状態となるまで第2差動カム筒140を直
進ガイド筒139に対して回転させた後、残り2つのピ
ン141を取り付ける。
付けた状態で第2差動カム筒140を図4中反時計方向
に回転させる。このとき片寄せバネ142,143の作
用により、3・4群レンズユニットは光軸後方へ付勢さ
れているので、この付勢力に抗して光軸前方に押圧力を
加えながら第2差動カム筒140を回転させる。そし
て、残り2つのピン141が第2差動カム筒140に取
り付けられる状態となるまで第2差動カム筒140を直
進ガイド筒139に対して回転させた後、残り2つのピ
ン141を取り付ける。
【0068】第2差動カム筒140をこの位置まで回転
させると、1群レンズ鏡筒102のカムピン102e、
2群レンズ鏡筒104のカムピン104bおよび後地板
に形成されカムピン123bが組込用光軸方向溝部14
0eからそれぞれの対応カム溝140b,140c,1
40d内に導かれ、図中に示した「組込位置」と「沈胴
位置」との間に位置することとなるので、片寄せバネ1
42,143の付勢力により3・4群レンズユニットが
第2差動カム筒140から外れることはなくなる。
させると、1群レンズ鏡筒102のカムピン102e、
2群レンズ鏡筒104のカムピン104bおよび後地板
に形成されカムピン123bが組込用光軸方向溝部14
0eからそれぞれの対応カム溝140b,140c,1
40d内に導かれ、図中に示した「組込位置」と「沈胴
位置」との間に位置することとなるので、片寄せバネ1
42,143の付勢力により3・4群レンズユニットが
第2差動カム筒140から外れることはなくなる。
【0069】つまり、第2差動カム筒140「組込位
置」に位置させてピン141を1本だけ取り付け、その
ピン141を押して第2差動カム筒140を直進ガイド
筒139に対して回転させる操作部とすることができる
とともに、この第2差動カム筒140が一定量だけ回転
した位置で残りのピン141を取り付けることにより、
不用意に第2差動カム筒140が直進ガイド筒139に
対して回転して各レンズ群が脱落することを防止するこ
とができる。
置」に位置させてピン141を1本だけ取り付け、その
ピン141を押して第2差動カム筒140を直進ガイド
筒139に対して回転させる操作部とすることができる
とともに、この第2差動カム筒140が一定量だけ回転
した位置で残りのピン141を取り付けることにより、
不用意に第2差動カム筒140が直進ガイド筒139に
対して回転して各レンズ群が脱落することを防止するこ
とができる。
【0070】次に、3本の第2差動カム筒駆動ピン14
1が取り付けられた位相状態において、直進ガイド筒1
39を第1差動カム136内に光軸方向後方から組み込
む。このように直進ガイド筒139を光軸方向に沿って
組み込むことができるように、第1差動カム筒136の
内周部に形成された3ケ所の円周方向溝部136dには
組込み用の逃げ136f(図7参照)が形成されてい
る。なお、この位相は組込み後の通常使用領域外である
ので、通常時において直進ガイド筒139の突起部を1
39cが内周方向溝部136dから外れることはない。
1が取り付けられた位相状態において、直進ガイド筒1
39を第1差動カム136内に光軸方向後方から組み込
む。このように直進ガイド筒139を光軸方向に沿って
組み込むことができるように、第1差動カム筒136の
内周部に形成された3ケ所の円周方向溝部136dには
組込み用の逃げ136f(図7参照)が形成されてい
る。なお、この位相は組込み後の通常使用領域外である
ので、通常時において直進ガイド筒139の突起部を1
39cが内周方向溝部136dから外れることはない。
【0071】また、第2差動カム筒駆動ピン141は、
第1差動カム筒136の内周部に形成された光軸方向溝
136e内に嵌合する。この状態で固定筒135に対し
て、第1差動カム筒136のヘリコイド位相を合わせて
組み込むことで撮影レンズ鏡筒が完成する。
第1差動カム筒136の内周部に形成された光軸方向溝
136e内に嵌合する。この状態で固定筒135に対し
て、第1差動カム筒136のヘリコイド位相を合わせて
組み込むことで撮影レンズ鏡筒が完成する。
【0072】図11は本実施形態のレンズ鏡筒の沈胴状
態を表わす図であり、図12は同じくワイド状態を表わ
し、図13は同じくテレ状態を表わしている。
態を表わす図であり、図12は同じくワイド状態を表わ
し、図13は同じくテレ状態を表わしている。
【0073】なお、本発明は、静止画カメラだけでな
く、ビデオカメラ等、種々の形態のカメラに適用するこ
とができ、さらにはカメラ以外の光学機器やその他の装
置、さらにはそれらカメラや光学機器やその他の装置に
適用される装置またはこれらを構成する要素に対しても
適用することができる。
く、ビデオカメラ等、種々の形態のカメラに適用するこ
とができ、さらにはカメラ以外の光学機器やその他の装
置、さらにはそれらカメラや光学機器やその他の装置に
適用される装置またはこれらを構成する要素に対しても
適用することができる。
【0074】また、本発明は、以上の実施形態および変
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
て用いてもよい。
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
て用いてもよい。
【0075】(実施形態と請求の範囲との関係)上記実
施形態において、シャッタ地板105が請求の範囲にい
う地板に、支軸105a,105bが請求の範囲にいう
支持手段に、1群レンズ鏡筒102が請求の範囲にいう
移動部材に、カム面102a,102bが請求の範囲に
いうカム面に、付勢ばね117が請求の範囲にいう押圧
手段に、突起部115c,116cが請求の範囲にいう
半球状の当接部分にそれぞれ相当する。
施形態において、シャッタ地板105が請求の範囲にい
う地板に、支軸105a,105bが請求の範囲にいう
支持手段に、1群レンズ鏡筒102が請求の範囲にいう
移動部材に、カム面102a,102bが請求の範囲に
いうカム面に、付勢ばね117が請求の範囲にいう押圧
手段に、突起部115c,116cが請求の範囲にいう
半球状の当接部分にそれぞれ相当する。
【0076】なお、以上が本発明の各構成と実施形態の
各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の
構成に限られるものではなく、請求項に示した機構また
は実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であれば
どのようなものであってもよい。
各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の
構成に限られるものではなく、請求項に示した機構また
は実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であれば
どのようなものであってもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明で
は、シャッタ羽根および絞り羽根を、ともに地板に設け
た同一の支持手段によって支持している。このため、本
発明を用いれば、従来のように絞り羽根専用の支持部材
を設ける必要がなくなるので、シャッタ羽根および絞り
羽根周辺に無理にスペースを作らずに済ますことがで
き、設計の自由度確保やカメラの小型化を達成すること
ができる。
は、シャッタ羽根および絞り羽根を、ともに地板に設け
た同一の支持手段によって支持している。このため、本
発明を用いれば、従来のように絞り羽根専用の支持部材
を設ける必要がなくなるので、シャッタ羽根および絞り
羽根周辺に無理にスペースを作らずに済ますことがで
き、設計の自由度確保やカメラの小型化を達成すること
ができる。
【0078】また、本願第2の発明では、レンズ鏡筒等
の移動部材に、絞り羽根に当接してこれを直接駆動する
カム面を形成し、ばね等の押圧手段によって絞り羽根を
カム面に押圧する構成としている。このため、本発明を
用いれば、従来のように内スライド構造の射出成形金型
を用いて溝カムを成形する必要をなくすることができ、
金型構造による設計上の制約を受けたり、製造コストが
上昇したりすることを防止できる。
の移動部材に、絞り羽根に当接してこれを直接駆動する
カム面を形成し、ばね等の押圧手段によって絞り羽根を
カム面に押圧する構成としている。このため、本発明を
用いれば、従来のように内スライド構造の射出成形金型
を用いて溝カムを成形する必要をなくすることができ、
金型構造による設計上の制約を受けたり、製造コストが
上昇したりすることを防止できる。
【0079】なお、カム面をレンズ鏡筒におけるレンズ
保持側と反対側に向かって開くように形成すれば、金型
を上記反対側に向かって引き抜くだけでカム面を形成す
ることができ、レンズ鏡筒を簡単に製造することができ
る。
保持側と反対側に向かって開くように形成すれば、金型
を上記反対側に向かって引き抜くだけでカム面を形成す
ることができ、レンズ鏡筒を簡単に製造することができ
る。
【0080】さらに、絞り羽根におけるカム面との当接
部分を半球状に形成すれば、絞り羽根が開閉動作して
も、カム面との良好な接触状態を維持でき、確実な絞り
開口面積の制御を行うことができる。
部分を半球状に形成すれば、絞り羽根が開閉動作して
も、カム面との良好な接触状態を維持でき、確実な絞り
開口面積の制御を行うことができる。
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラのレンズ鏡
筒を示す分解斜視図である。
筒を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態であるカメラのレンズ鏡
筒を示す分解斜視図である。
筒を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態であるカメラのレンズ鏡
筒を示す分解斜視図である。
筒を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態であるカメラのレンズ鏡
筒を示す分解斜視図である。
筒を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態であるカメラのレンズ鏡
筒を示す分解斜視図である。
筒を示す分解斜視図である。
【図6】上記レンズ鏡筒を構成する固定筒の外面展開図
である。
である。
【図7】上記レンズ鏡筒を構成する第1差動カム筒の外
面展開図である。
面展開図である。
【図8】上記レンズ鏡筒を構成する直進ガイド筒の外面
展開図である。
展開図である。
【図9】上記レンズ鏡筒を構成する第2差動カム筒の外
面展開図である。
面展開図である。
【図10】上記カメラのシャッタ地板の正面図である。
【図11】上記カメラのレンズ鏡筒の沈胴状態を表わす
要部縦断面図である。
要部縦断面図である。
【図12】上記カメラのレンズ鏡筒のワイド状態を表わ
す要部縦断面図である。
す要部縦断面図である。
【図13】上記カメラのレンズ鏡筒のテレ状態を表わす
要部縦断面図である。
要部縦断面図である。
【図14】上記カメラにおける絞りの全開・全閉状態を
示す正面図である。
示す正面図である。
101…1群レンズホルダー 102…1群レンズ鏡筒 102a,102b…カム面 103…2群レンズホルダー 104…2群鏡筒 105…シャッタ地板 105a,105b…支軸 106,107…シャッタ羽根 108…シャッタ駆動マグネット 109…マグネットカバー 110,111,112…ヨーク 113…駆動コイル 114…羽根仕切板 115,116…絞り羽根 117…付勢バネ 118…絞り押さえ部材 119…3群レンズホルダー 120…ガイドブッシュ 121…3群ガイドバー 122…3群振れ止めバー 123…後地板 124…3群傾き調整板 1230…3群片寄せバネ 1240,125,127,128…ヨーク 126,129…コイル 130…マグネット 131…3群送りネジ 132…送りナット 133…押さえ板 134…4群レンズホルダー 135…固定筒 136…第1差動カム筒 137…ファインダ駆動ギア 138…ズーム駆動ギア 139…直進ガイド筒 140…第2差動カム筒 141…第2差動カム筒駆動ピン 142,143…片寄せバネ 144…支軸 145…摺動抵抗
Claims (8)
- 【請求項1】 シャッタ羽根と絞り羽根とを有したカメ
ラにおいて、 前記シャッタ羽根および前記絞り羽根が、ともに地板に
設けられた同一の支持手段によって動作自在に支持され
ていることを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 前記支持手段が、撮影光軸方向に延びる
軸形状をしており、この支持手段上に前記絞り羽根およ
び前記シャッタ羽根の双方が前記光軸方向に並んで取り
付けられていることを特徴とする請求項1に記載のカメ
ラ。 - 【請求項3】 絞り羽根と、この絞り羽根に対して撮影
光軸方向に移動可能な移動部材とを有したカメラにおい
て、 前記移動部材に、前記絞り羽根に当接してこれを直接駆
動するカム面を形成するとともに、 前記絞り羽根を前記カム面に押圧する押圧手段を設けた
ことを特徴とするカメラ。 - 【請求項4】 複数の絞り羽根を有しており、 前記カム面が前記絞り羽根ごとに設けられていることを
特徴とする請求項3に記載のカメラ。 - 【請求項5】 前記押圧手段が、前記複数の絞り羽根間
に取り付けられ、これら絞り羽根を開方向および閉方向
のいずれか一方に付勢する手段であることを特徴とする
請求項4に記載のカメラ。 - 【請求項6】 前記絞り羽根における前記カム部との当
接部分を半球状に形成したことを特徴とする請求項3か
ら5のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項7】 前記移動部材が、前記光軸方向に移動し
て焦点距離を変化させるレンズ鏡筒であることを特徴と
する請求項3から6のいずれかに記載のカメラ。 - 【請求項8】 前記カム面は、前記レンズ鏡筒のレンズ
保持側と反対側に向かって開いて形成されていることを
特徴とする請求項7に記載のカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1416696A JPH09211534A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1416696A JPH09211534A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09211534A true JPH09211534A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11853569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1416696A Pending JPH09211534A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09211534A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012133102A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Canon Inc | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP1416696A patent/JPH09211534A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012133102A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Canon Inc | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
US8602664B2 (en) | 2010-12-21 | 2013-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Lens barrel and image pickup apparatus |
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