JP2003270511A - 開放開口規制装置 - Google Patents

開放開口規制装置

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JP2003270511A
JP2003270511A JP2002071585A JP2002071585A JP2003270511A JP 2003270511 A JP2003270511 A JP 2003270511A JP 2002071585 A JP2002071585 A JP 2002071585A JP 2002071585 A JP2002071585 A JP 2002071585A JP 2003270511 A JP2003270511 A JP 2003270511A
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cam
barrel
optical axis
shutter
opening
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Yukio Noguchi
幸夫 野口
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全変倍域でプログラムシャッタの開放開口を
規制する。 【解決手段】 シャッタブロックを保持する移動筒20
は、変倍時に回転筒19をもったまま光軸方向に移動す
る。回転筒19の内には、開放開口規制用のカム57が
形成されている。カム57には、カム部材54のカム突
起57が係合する。カム部材54は、移動筒20の外周
に光軸方向に移動自在に支持されており、回転筒19の
回転に応じたカム57の変位により光軸方向に移動す
る。カム部材54は、カム部材54の光軸方向への移動
に応じたカム57の変位によりシャッタブロックから突
出した変位部材53aを変位してシャッタ羽根60,6
1の開閉量を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズの焦点
距離に応じてシャッタ羽根の最大開口径を変更する開放
開口規制装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】安価な絞り兼用のシャッタ機構(プログ
ラムシャッタ)には、ムービングマグネット型モータを
用いたものが知られている。このモータは、コイルへの
通電方向によって永久磁石の回転子を所定角度範囲で往
復動させることでシャッタ羽根を開閉させる。ムービン
グマグネット型モータは、パルスモータと比較してロー
コストであるが、露出値に応じたシャッタ羽根の開口径
を精密に制御できない。このため、シャッタ羽根の回動
範囲を所定の開放開口に規制する規制手段を設け、シャ
ッタ羽根の開閉時間を制御して露光量を制御する。
【0003】露出値に応じてシャッタ羽根の開閉時間を
制御する方式では、例えば撮影レンズがズームレンズの
場合、ワイド側とテレ側とでは撮影レンズの明るさが変
わるため、テレ側に比べてワイド側ではシャッタ羽根の
開放口径を小さくする必要がある。また、レンズの球面
収差による周辺ボケを少なくするためにも、ワイド側で
は小絞りにするのが望ましい。そこで、撮影レンズの焦
点距離に応じて絞り兼用のシャッタ羽根の最大開口径を
変更するズームレンズの絞り開口規制装置が特開200
0−235209号公報や特開2000−352657
号公報に提案されている。
【0004】前者公報記載の装置では、レンズと絞り兼
用のプログラムシャッタとを支持する移動筒の外周に、
変倍に応じてその移動筒に対して光軸方向に変位する回
転筒を設け、前記プログラムシャッタからそのシャッタ
羽根を開閉させる駆動レバーの一部を外周に向けて突出
させておき、ワイド側の特定範囲でズーミングするとき
にその駆動レバーの一部を、回転筒の内面に光軸方向に
傾斜して設けたカムに係合させて、駆動レバーの回動範
囲を規制することで、前記特定範囲での撮影レンズの焦
点距離に応じたシャッタ羽根の最大開口径を規制してい
る。
【0005】後者公報記載の装置では、レンズとプログ
ラムシャッタとを支持する移動筒の回転止めを行う直進
ガイド枠に前記カムを設けている。変倍に応じて直進ガ
イド枠と移動筒とが光軸方向で相対的に変位することで
前記カムはシャッタ羽根の開閉量を規制する規制レバー
の一部の押圧量を変位してシャッタ羽根の最大開口径を
規制する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た公報記載の装置では、いずれも変倍時に移動筒に対し
て回転筒または直進ガイド枠が光軸方向に移動して移動
筒と回転筒または直進ガイド枠との重なり範囲が変化す
る。このため、ワイド端側では互いの重なり範囲が多く
なるため、カムを駆動レバー又は規制レバーの一部に係
合することができるのに対し、テレ端側では互いの重な
り範囲が少なくなり、よってカムに駆動レバー又は規制
レバーを係合させることができなくなる欠点があった。
連係するために、回転筒や直進ガイド枠の光軸方向での
長さを長くすると鏡筒の光軸方向に沿った長さが長くな
り、例えば鏡筒をカメラボディ内に収納する場合カメラ
ボディが厚くなりコンパクト化の面で不利となる。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、変倍全域でシャッタ羽根の最大開口径を規制する
ことができる開放開口規制装置をコンパクトに提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の開放開口規制装置では、シャッタ
ブロックを保持しており、変倍時に光軸方向に直進移動
する移動筒と;前記移動筒に回転自在に支持されてお
り、変倍時に前記移動筒とともに光軸方向に移動する回
転筒と;前記回転筒を移動筒の直進移動に対応して回転
させる回転手段とを備え、前記回転筒に、その回転に応
じて撮影光軸方向に変位する開放開口規制用のカムを設
け、そのカムの変位に連係して変位部材を変位するよう
にしたものである。
【0009】ズームレンズの絞り位置にシャッタ開口を
配するビドウィン・ザ・レンズシャッターの場合には、
変倍位置に応じて絞り位置が変わるため、変倍時にシャ
ッタブロックを保持した移動筒を光軸方向に移動する必
要がある。回転筒は、その移動筒と一緒に光軸方向に移
動しながら回転する。回転筒が回転すると、開放開口規
制用のカムが光軸方向に変位する。その変位に連係して
変位部材を変位させる。回転筒の回転は、移動筒の移動
に対応している。このため、変倍位置に対応してシャッ
タ羽根の開放開口を正確に規制することができる。
【0010】ズームレンズの一部を構成するレンズ群を
移動筒に設けてもよい。この場合、変倍時又は合焦時に
レンズ群を移動筒に対して移動させることがある。この
場合には、第2レンズ群を移動筒の内部で光軸方向に移
動させるレンズ移動用のカムを回転筒に設ける。これに
よれば、変倍時に回転筒の回転に応じてシャッタブロッ
クとともにレンズ群を光軸方向に移動させることができ
るため、別途にレンズ群を移動させる機構を設ける必要
がなく、よってズームレンズの構成が簡単となる。この
場合、シャッタブロックが移動筒に対して光軸方向に移
動するから、それに伴って変位部材も移動する。このた
め、開放開口規制用のカムに係合するカム突起と、前記
変位部材が係合しかつ光軸方向に移動することで光軸を
中心とする周方向に変位して変位部材を変位させるカム
とを設けたカム部材を設ける。そして、開放開口規制用
のカムにレンズ群の移動量を考慮した変位を加えた形状
にするとともに、カム部材をシャッタブロック又は移動
筒に対して光軸方向に移動自在に配置しておけばよい。
【0011】移動筒と回転筒とは相対的に回転する構成
となっていれば、移動筒と回転筒との位置関係は内又は
外との何れでも良い。移動筒を回転筒の内側に配する場
合には、前記カム部材を、光軸方向に移動自在となるよ
うに移動筒に設けるのが好適である。逆に回転筒を移動
筒の内側に配する場合には、カム部材を、光軸方向に移
動自在となるようにシャッタブロックに設ければよい。
【0012】開放開口規制用のカムをレンズ移動用のカ
ムの端部に繋げて形成すると、回転筒の撮影光軸方向で
の長さをコンパクトにすることができる。この場合、ン
レズ群を保持する保持枠に、レンズ移動用のカムに係合
するカムフォロワーを設け、カム突起を、カムフォロワ
ーに対して撮影光軸を中心とする周方向での異なる位置
に配すればよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を実施したズームレンズ1
0は、図1に示すように、固定筒11に対して後筒1
2、中間筒13、及び前筒14との3個の鏡筒をそれぞ
れ繰り出して変倍する。後筒12は、直進筒15と後回
転筒16とで構成され、また中間筒13も中間回転筒1
7、直進ガイド枠18とで構成されている。前筒14
は、回転筒19と移動筒20とで構成されている。
【0014】固定筒11は、図2に示すように、直進筒
15を回転止めした状態で光軸方向に移動自在に支持す
る。その回転止めは、固定筒11に設けたキー溝21と
直進筒15に設けたキー突起22との係合によって行わ
れている。直進筒15は、外周で後回転筒16を回転自
在に支持する。
【0015】後回転筒16は、レンズ駆動用のモータの
駆動が入力されることで固定筒11及び直進筒15に対
して回転しながら直進筒15をもったまま光軸方向に移
動する。光軸方向への移動は、外周後端に形成された雄
ヘリコイド23と固定筒11の内周に設けた雌ヘリコイ
ド24との係合によって行われる。
【0016】レンズ駆動用のモータは、カメラボディの
内部に設けられており、変倍時及び合焦時に駆動され
る。そのモータの駆動は、固定筒11に設けた長尺ギヤ
25に入力される。長尺ギヤ25は、固定筒11の一部
を切り欠いた開口から内周に露呈しており、後回転筒1
6の雄ヘリコイド23の頂上に形成したギヤ列26に噛
合する。その長尺ギヤ25は光軸方向に長くなっている
ため、後回転筒16が光軸方向に進退しても長尺ギヤ2
5とギヤ列26との噛合は解除されることはない。
【0017】中間回転筒17には、図3に示すように、
キー突起27、雄ヘリコイド28、及び雌ヘリコイド2
9とが設けられている。雄ヘリコイド28は、中間回転
筒17の外周後端に設けられており、直進筒15の内周
に設けた雌ヘリコイド30(図2参照)に係合する。キ
ー突起27は、雄ヘリコイド28の外周の一部に設けら
れており、後回転筒16の回転を中間回転筒17に伝達
するために、直進筒15に設けた貫通穴31を通って後
回転筒16の内周に設けたキー溝32に係合している。
これにより、中間回転筒17は、後回転筒16の回転を
利用してヘリコイド28,30のリードに従って光軸方
向に移動する。
【0018】中間回転筒17は、直進ガイド枠18を回
転自在に支持している。直進ガイド枠18は、環状の枠
部33とその枠部33から光軸方向に突出した直進キー
34とをもっている。枠部33には、外周にキー突起3
5が形成されている。キー突起35は、直進筒15の内
周に設けたキー溝36に係合し、直進ガイド枠18を回
転止めする。直進キー34は、中間回転筒17の内部を
通って移動筒20に係合する。これにより、直進ガイド
枠18は、中間回転筒17と一緒に光軸方向に移動しな
がら移動筒20の回転止めを行う。
【0019】移動筒20は、外周で回転筒19を回転自
在に支持する。回転筒19には、外部にキー突起37が
形成されている。キー突起37は、中間回転筒17の内
周に設けたキー溝38に係合しており、中間回転筒17
の回転を回転筒19に伝達する。移動筒20の外周後端
には、雄ヘリコイド39が形成されている。雄ヘリコイ
ド39は、中間回転筒17の内周に設けた雌ヘリコイド
29に係合する。これにより移動筒20は、直進ガイド
枠18に回転止めされた状態でヘリコイド29,39の
リードに従って光軸方向に移動する。
【0020】移動筒20は、図4及び図5に示すよう
に、保持枠40、第1レンズ群41、シャッタブロック
42、第2レンズ群43、バネ44、及び第3レンズ群
45とで構成されている。シャッタブロック42は、絞
り兼用のプログラムシャッタを内蔵している。第1レン
ズ群41は、保持枠40の先端側に固定され、第3レン
ズ群45は保持枠40の後端側にピン止めにより固定さ
れる。シャッタブロック42と第2レンズ群43とは、
互いが一体化されており、これらを以下では第2レンズ
ブロック46と称す。バネ44は、圧縮バネとなってお
り、第2レンズブロック46と第3レンズ群45を保持
する第3レンズ保持枠47との間に介在されている。第
2レンズブロック46は、第1及び第3レンズ群41,
45との間で回転止めがなされた状態で光軸方向に移動
自在となるように保持枠40に支持されており、バネ4
4により第1レンズ群41に向けて付勢されている。
【0021】第2レンズブロック46の外周には、3個
の直進ガイド部材48が設けられている。直進ガイド部
材48は、保持枠40に設けた3の直進ガイド開口49
に各々係合して第2レンズブロック46を保持枠40に
対して光軸方向に直進移動させる。各直進ガイド部材4
8の上には、カムフォロワー50が形成されている。こ
れらのカムフォロワー50は、直進ガイド開口49を通
って回転筒19の内周に3個設けた第2レンズ群移動用
のカム51にそれぞれ係合する。第2レンズ群移動用の
カム51は、回転筒19の回転に応じて光軸方向に変位
して第2レンズブロック46を保持筒40に対して光軸
方向に移動して、第1及び第3レンズ群41,45との
間の間隔を変化させる。
【0022】第2レンズブロック46の外周には、開口
52から規制レバー53の変位部材53aが露呈してい
る。規制レバー53の変位部材53aは、光軸を中心と
する周方向に変位することで、撮影レンズの焦点距離に
応じたシャッタ羽根の最大開口径を規制する。
【0023】保持枠40の外周には、開口40aが設け
られている。開口40aには、ほぼコ字状をしたカム部
材54が光軸方向に移動自在に支持されている。また、
保持枠40の外周には、直進キー34がそれぞれ係合す
る切欠き40bも形成されている。前記開口40aは、
切欠き40bと間に形成されている。直進キー34は、
中間筒13に対する前筒14の繰り出しに応じて切欠き
40bに対して光軸方向に出入りする。また、カム部材
54も開口40aの内部で光軸方向に移動する。このた
め、開口40a、及び切欠き40bから保持枠40の内
部に有害光が入り込み安い。そこで、第1レンズ群41
を保持する保持枠58の後端には、伸縮自在なゴムで形
成された遮光筒59が取り付けられている。遮光筒59
は、保持枠40に対する第2レンズ群43の移動に伴っ
て伸縮して第1レンズ群41と第2レンズ群43との間
を常に遮光状態に保つ。
【0024】カム部材54にはコ字状の切欠きが形成さ
れており、その切欠きの内部には変位部材53aが係合
するカム55が形成されている。カム55は、保持筒4
0に対して光軸方向に移動することで変位部材53aを
周方向に段階的に変位する形状となっている。また、カ
ム部材54には、外面に開放開口規制用のカム突起56
が設けられている。カム突起56は、回転筒19の内周
に設けた開放開口規制用のカム57に係合する。なお、
光軸方向と平行な開口40aの両端は、L字状を対峙し
た断面形状となっており、また、光軸方向と平行なカム
部材54の両端は、保持筒40の内に落ち込まないよう
に開口40aの両端に上方から係合する断面形状となっ
ている。
【0025】第1ないし第3レンズ群41,43,45
は、モータの回転量に対して収納位置からワイド位置を
通ってテレ位置に向けて移動する。この移動を、図6に
示す。図示のように、第1及び第3レンズ群41,45
は、後筒12、中間筒13、及び前筒14の各繰り出し
を合成した繰り出しにより直線状に移動する。そして、
第2レンズ群43は、後筒12、中間筒13、及び前筒
14の各繰り出しを合成した繰り出しに加えて、第2レ
ンズ群移動用のカム51の変位が合成されてジグザグ状
に移動する。この第2レンズ群移動用のカム51には、
第2レンズ群43を予め決められた複数の変倍位置に移
動させる作用と、各変倍位置に対して被写体距離に応じ
た合焦位置となるように第1レンズ群41または第3レ
ンズ群45との間の間隔を変化させる作用とをもってい
る。
【0026】したがって、ワイド位置とテレ位置との間
のズーム域には、ステップごとに複数の変倍位置Z1〜
Znが予め決められており、また、各変倍位置に対する
合焦位置は、次の変倍位置との間に予め設定されてい
る。例えば、変倍位置がワイド位置のときにはワイド位
置と次の変倍位置Z1との間の範囲Wgが、テレ位置の
ときにはテレ位置からモータを正転して移動する範囲T
gが被写体距離に応じて合焦移動する範囲となってい
る。
【0027】回転筒19には、図7に示すように、第2
レンズ移動用のカム51A〜51Cが3個設けられてい
る。これらカム51A〜51Cは、カム形状が同じとな
っており、光軸を中心とする回転方向に120度ずつず
れて設けられている。各カム51A〜51Cには、第2
レンズブロック46に設けた各カムフォロワー50が1
20度ごとにそれぞれ係合している。そして、回転筒1
9には、開放開口規制用のカム突起56が係合するカム
57も各カム51A〜51Cに並んで形成されている。
【0028】収納位置のときに第2レンズ移動用のカム
フォロワー50がカム51Aのうちの位置A0に、開放
開口規制用のカム突起56がカム57の位置a0にそれ
ぞれ位置する。ズームレンズをテレ位置に向けて変倍す
ると回転筒19が同図において下方に向けて移動する。
そして、シャッタブロック42と第2レンズ群43とは
一体に移動するため、ワイド位置(Z1)のときには第
2レンズ移動用のカムフォロワー50がカム51Aのう
ちの位置A1に、開放開口規制用のカム突起56がカム
57の位置a1に、また変倍位置Z2のときにはカムフ
ォロワー50がカム51Aのうちの位置A2に、開放開
口規制用のカム突起56がカム57の位置a2に、そし
て、変倍位置Z4のときにはカムフォロワー50がカム
51Aのうちの位置A4に、カム突起56がカム57の
位置a4に、というように光軸を中心とする回転方向に
沿った間隔を保って移動する。そして、各変倍位置ごと
でのカムフォロワー50の位置Anとカム突起56の位
置anとの光軸方向に沿った間隔Lnごとの差(Ln−
(Ln+1))が変位部材53aの変位に対応したカム
部材54の移動量となる。すなわち、カム57には、変
位部材53aの変位に対応してカム部材54を移動させ
る分の変位に加えて第2レンズ群43又はシャッタブロ
ック42が保持枠40に対して光軸方向に移動すること
に伴う変位が含まれている。
【0029】なお、本実施形態では、開放開口規制用の
カム57は、第2レンズ群43を合焦位置に移動させる
回転域において、光軸方向に沿った変位がカム51A〜
51Cと同じ形状となっている。つまり、各変倍位置に
対する合焦範囲ではその時点の変倍位置で規制した開放
口径を保つようにカム57の形状が決められている。し
たがって、開放開口の規制は、変倍位置への移動に対し
てのみ行い、合焦位置への移動に対しては行わないよう
にしている。また、本実施形態では、開放開口規制用の
カム57は、第2レンズ移動用のカム51Aの端部51
aに繋げて形成されている。これにより、回転筒19の
内周に光軸方向に沿って4本もカムを並べて設けるのと
比較して、回転筒19の光軸方向の長さをコンパクトに
することができる。また、回転筒19と移動筒20との
組立は、カム57に開放開口規制用のカム突起56を挿
入し、回転筒19を1回転させてから3個のレンズ移動
用のカムフォロワー50をカム51A〜51Cに挿入す
ればよいから簡便である。
【0030】シャッタブロック42に内蔵されたシャッ
タ機構は、図8に示すように、2枚のシャッタ羽根6
0,61、ムービングマグネット型モータ62、及び開
放開口規制機構63等から構成され、これらはシャッタ
開口64が形成されたシャッタ地板65に取り付けられ
ている。ムービングマグネット型モータ62は、シャッ
タ地板65の一方側の面に固定されており、コイルに通
電すると、その通電方向に応じて所定の角度だけ正・逆
方向へ回転する。シャッタ地板65の他方側の面には、
シャッタ羽根60,61を回動自在に支持する回動軸6
6,67が設けられている。
【0031】モータ62の出力軸には、駆動レバー68
の一端が固定されている。駆動レバー68の他端には、
駆動ピン69が形成されている。駆動ピン69は、シャ
ッタ地板65に設けた長孔70を介して各シャッタ羽根
60,61に設けた係合孔71,72に係合する。シャ
ッタ羽根60,61は、駆動ピン69の移動により、シ
ャッタ開口64の前面で交差し、シャッタ開口64を閉
鎖する閉じ位置と、図9に示すように、シャッタ開口6
4を全部露呈した開放位置との間で回動する。シャッタ
羽根60,61の閉じ位置は、一端60a,61aをシ
ャッタ地板65に設けたストッパ73,84にそれぞれ
押し当てることで規制している。
【0032】開放開口規制機構63は、シャッタ羽根6
0,61の最大開口径を規制する機構であり、シャッタ
羽根60の輪郭の一部74、その一部74に当接する規
制レバー53、及びカム部材54とで構成されている。
規制レバー53は、L字状をしており、要部がシャッタ
地板65に設けた軸75に回転自在に取り付けられてい
る。要部を挟んだ一端には、シャッタ羽根60の回動軌
跡内に入り込む規制ピン76が設けられている。そし
て、要部を挟んだ他端が変位部材53aとなっている。
【0033】規制ピン76は、シャッタ羽根60の一部
74に当接してシャッタ羽根60,61の開放口径を規
制する。変位部材53aは、シャッタブロック42の一
部を切り欠いた開口52から外周に向けて突出してい
る。規制レバー53は、変位部材53aをカム部材54
のカム55に当接する方向に向けてバネ77により付勢
されている。
【0034】一方のシャッタ羽根61には、遮蔽板78
が設けられている。遮蔽板78は、光電センサ79とと
もに、シャッタ開閉時間を検出する機構を構成してい
る。光電センサ79は、シャッタ羽根60,61がシャ
ッタ開口64の前面で開口を形成する直前に遮蔽板78
が光電センサ79の光路を横切る位置に配置されてい
る。
【0035】図10に示すように、カム55は、変位部
材53aを4段階に変位する段差面となっている。変位
部材53aは、バネ77の付勢により光軸を中心とする
回転方向のうちの一方Xに向けて付勢されている。カム
55は、変位部材53aを受ける方向に形成されてい
る。カム部材54は、ズームレンズが収納位置のときに
開口40aのうちの左方の位置にあり、このとき変位部
材53aをバネ77の付勢に抗して初期位置R1に保持
している。逆にズームレンズがテレ位置のときに右方の
位置に移動し、このとき変位部材53aをバネ77の付
勢に抗して位置R4に保持する。変位部材53aを位置
R1と位置R4との間で変位するためにカム部材54
は、光軸方向の長さV1が第2レンズブロック46に対
して移動する最大の移動量となる。変位部材53aが位
置R4のときには、シャッタ羽根60,61を開き位置
に、すなわちシャッタ開口64の全部を露呈する開放開
口に規制する。変位部材53aを位置R4から位置R
3、位置R2、位置R1の順に変位することで、規制レ
バー53が図9において時計方向に回転してシャッタ羽
根60,61の開放開口をシャッタ開口64よりも小径
の開口に段階的に規制する。
【0036】本実施形態では、図11に示すように、ズ
ームレンズが収納位置からワイド位置の次の変倍位置Z
1までの変倍域で、変位部材53aが位置R1に位置し
た回転位置に規制レバー53を保持し、これからテレ位
置に向けて変倍するごとに変位部材53aを位置R2、
位置R3の順で段階的に変位させ、テレ位置のときには
変位部材53aを位置R4に変位するように規制レバー
53を回転させる。このように、ズームレンズ10の変
倍域の全域でシャッタ羽根60,61の最大開口径を段
階的に変化させることができる。
【0037】ズームレンズ10には、図12ないし図1
4に示すように、変倍位置検出機構80が設けられてい
る。変倍位置検出機構80は、直進筒15に設けた摺動
子81と、固定筒11に固定されたコード板83とで構
成されており、摺動子81がコード板83の上を摺動す
ることで、コード板83からズームレンズ10の変倍位
置に応じたコードを得、このコードからズームレンズの
焦点距離を特定する。
【0038】カメラの制御部85には、図15に示すよ
うに、操作部86、光電センサ79、変倍位置検出機構
80、測距機構87、測光機構88、カウンタ89、R
AM90、及びROM91が接続されているとともに、
ドライバー92,93を介してそれぞれシャッタ用のモ
ータ62、レンズ移動用のモータ95も接続されてい
る。
【0039】カウンタ89は、光電センサ79から得ら
れる信号に基づいてシャッヤ羽根60,61の開閉時間
をカウントする。ROM91には、変倍位置と被写体輝
度との組み合わせに応じたシャッタ羽根60,61の開
閉時間と、変倍位置と被写体距離との組み合わせに応じ
た第2レンズ群43の移動量とが記憶されている。RA
M90は、測距機構87から得た被写体距離や測光値か
ら得た被写体輝度、及びROM91から読み出したシャ
ッタ羽根60,61の開閉時間等の値を一時的に記憶す
るためにものである。操作部86は、電源ボタン、シャ
ッタボタン、及びズーム操作部材等からなる。
【0040】レンズ移動用のモータ95には、エンコー
ダー96が取り付けられている。エンコーダー96は、
モータ95の軸の回転角に応じて所定のパスルを出力す
る。制御部85は、そのパルスをカウントすることで合
焦時のモータ95の駆動を制御する。なお、各変倍位置
に対する被写体距離に応じた第2レンズ群43の移動量
に対するパスル数への変換テーブルも予めROM91に
記憶されている。
【0041】次に、上記構成の作用を説明する。ズーム
レンズ10の初期状態は図12に示すように後筒12、
中間筒13、及び前筒14をカメラボディ82に収納し
た収納位置の状態となっている。操作部86の電源ボタ
ンをONすると、レンズ移動用のモータ95が駆動さ
れ、後筒12、中間筒13、及び前筒14がそれぞれ光
軸方向の前方に繰り出す。制御部85は、モータ95を
駆動する間、変倍位置検出機構80からの信号を監視
し、ワイド位置に応じた検出信号を得たときにモータ9
5の駆動を停止する。これにより、ズームレンズ10は
図13に示すワイド位置の状態となる。
【0042】ズームレンズ10は、ワイド位置の状態か
ら操作部86のズーム操作部材の操作に応答してテレ位
置を含む複数の変倍位置のいずれかに変倍される。な
お、図14に示す状態がテレ位置である。
【0043】モータ95の駆動は、長尺ギヤ25を介し
て後回転筒16に伝達される。回転が伝達されると、後
回転筒16は、雄・雌ヘリコイド23,24のリードに
従って固定筒11に対して回転しながら繰り出す。この
繰り出しにより直進筒15を一緒に移動する。直進筒1
5は、固定筒11に回転止めされているため直進移動と
なる。
【0044】後回転筒16の回転は、キー溝32とキー
突起27との係合により中間回転筒17に伝達される。
中間回転筒17は、回転が伝達されると、雄・雌ヘリコ
イド28,30のリードに従って直進筒15に対して回
転しながら繰り出す。このとき、直進ガイド枠18を一
緒に移動させる。直進ガイド枠18は、直進筒15に回
転止めされているため直進移動となる。この直進ガイド
枠18は、移動筒20を回転止めしている。
【0045】移動筒20は、中間回転筒17が回転する
ことで雄・雌ヘリコイド39,29のリードに従って中
間回転筒17に対して直進移動する。また、中間回転筒
17の回転は、回転筒19にも伝達される。回転筒19
は、移動筒20と一緒に移動し、かつ移動筒20の外周
でレンズ移動用のモータ95の駆動に同期して回転す
る。これにより、レンズ移動用のカム51が第2レンズ
群43を保持枠40に対して光軸方向に移動させ、また
開放開口規制用のカム57がカム部材54を保持枠40
に対して光軸方向に移動させる。このときのカム部材5
4の光軸方向への移動のうちの第2レンズ群43の移動
量を除いた移動量が変位部材53aを変位させる移動量
となる。この分の移動によってカム55が移動し、これ
により変位部材53aが位置R1〜位置R4のうちのい
ずれかの位置に変位する。この変位に応じて規制レバー
53が回転して規制ピン76のシャッタ羽根60の開閉
軌跡内への入り込り量が変わる。
【0046】撮影時には、シャッタボタンの半押し操作
に応答して制御部85が測距機構87と測光機構88と
を作動し、変倍位置と被写体距離との組み合わせから第
2レンズ群43の移動量をROM91から読み出し、こ
の移動量に応じたモータパルス分だけモータ95を駆動
する。これにより、第1ないし第3レンズ群41,4
3、45が光軸方向に移動するとともに、第1及び第3
レンズ群41,45との間隔が変わるように第2レンズ
群43が移動される。
【0047】その後、制御部85は、シャッタボタンを
全部押す操作に応答してシャッタ機構を作動して露光を
行う。制御部85のシャッタ機構の作動は、変倍位置と
被写体輝度とに応じたシャッタ羽根60,61の開閉時
間をROM91から読み出し、RAM90に記憶する。
そして、シャッタ用のモータ62への通電を開始する。
その後、制御部85は、光電センサ79を監視して、光
電センサ79からシャッタ羽根60,61が横切った旨
の信号を受け取ることで、その時点からカウンタ89で
時間をカウントする。
【0048】変倍位置に応じて変位部材53aは、位置
R1〜R4の4段階に変位する。ワイド位置(Z1)の
ときには、変位部材53aが位置R1となる。変位部材
53aが位置R1のときには、図16に示すように、シ
ャッタ羽根60,61の最大開口径が開口径D1、すな
わち最小の開口径に規制される。このとき、変倍位置と
被写体輝度とに応じたシャッタ羽根60,61の開閉時
間をT1とすると、時間T2のときにシャッタ羽根60
の一部74が規制ピン76に当接し、シャッタ羽根6
0,61の開放開口が開口径D1の開口に規制される。
【0049】制御部85は、カウンタ89でのカウント
時間が変倍位置と被写体輝度とに応じたシャッタ羽根6
0,61の開閉時間T1と一致した時点でモータ62に
前述したのと逆向きに通電を行う。これにより、モータ
62は逆転駆動してシャッタ羽根60,61が閉じられ
る。これにより、時間T3となった時点でシャッタ羽根
60,61が閉じ位置となり、時間T2,T1,T3を
通る直線に囲まれた面積が露光量となる。
【0050】なお、被写体輝度が高輝度の場合には、図
16に示すように、ワイド端で規制する最大開口径D1
まで到達しない時間T4でシャッタ羽根60,61を閉
じる場合もある。
【0051】開放開口規制機構63が規制するシャッタ
羽根60,61の最大開口径は、変倍がワイド端からテ
レ端方向に向けて行われることに連動して段階的に大き
くなる。
【0052】テレ位置では、変位部材53aが位置R4
に移動するため、シャッタ羽根60,61を規制する最
大開口径が、シャッタ開口64を全部露呈する開口径D
4となる。したがって、テレ位置のときには、変倍位置
と被写体輝度とに応じたシャッタ羽根60,61の開閉
時間をT6とすると、時間T7のときにシャッタ羽根6
0の一部74が規制ピン76に当接し、シャッタ開口6
4の全部を露呈する。そして、カウンタ89でのカウン
ト時間がT6となった時点でシャッタ羽根60,61が
閉じ方向に回転され、時間T8となった時点でシャッタ
羽根60,61が閉じ位置となる。
【0053】このように、テレ位置側よりもワイド位置
側の方のシャッタ羽根60,61の最大開口径を小さく
すると、ワイド位置側で生じ易いズームレンズ10の球
面収差による周辺ボケを確実に防止することができる。
【0054】上記実施例では、後筒12、中間筒13、
前筒14とを光軸前方にそれぞれ繰り出す3段筒タイプ
のズームレンズとしているが、本発明ではこれに限ら
ず、中間筒13、及び前筒14のみの2段筒タイプ、ま
た前筒14だけを移動させる1段筒タイプで構成したズ
ームレンズとしてもよい。さらに、ズームレンズに限ら
ず、2焦点切り替えタイプとしてもよい。
【0055】また、上記実施形態では、規制レバー53
を、撮影光軸と平行な軸75を中心として回転する構成
としているが、光軸に交差する方向と平行な軸を中心と
して回転するように構成してもよい。この場合、カム部
材54のカム55を、変位部材53aを光軸方向に移動
させるカム面にすればよい。
【0056】さらに、シャッタ羽根を2枚構成としてい
るが、3枚以上の構成としてもよい。この場合には、複
数のシャッタ羽根を同時に開閉するセンターリングの回
転路に規制ピンを呈しておき、その規制ピンでセンター
リングの一部に当接させてセンターリングの回転量を規
制するように構成すればよい。
【0057】さらに、上記実施形態では、回転筒に第2
レンズ群移動用のカムを設けているが、そのカムを省略
してもよい。この場合には、移動筒にモータを組み込ん
でそのモータの駆動を利用して第2レンズ群を移動する
ように構成する。これによれば、ズームレンズの変倍軌
跡上のいずれをも変倍位置として利用することができ
る。さらに、上記実施形態で説明したカム部材54のカ
ム55を、変位部材53aを段階的に変位させるカム面
としているが、連続的に変位させるカム面としてもよ
い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の開放開口
規制装置では、変倍時に回転筒と移動筒との撮影光軸方
向での相対位置が変わらないように構成しているから、
移動筒及び回転筒の撮影光軸方向に沿った長さをコンパ
クトにすることができる。しかも、撮影光軸方向での相
対位置が変わらないため、ズームレンズの全変倍域の何
れの位置でもシャッタ羽根の開放開口径を規制すること
ができる。
【0059】請求項2記載の発明では、変倍時にシャッ
タブロックとともにレンズ群を移動させるように構成
し、回転筒に開放開口規制用のカムに加えてレンズ群を
光軸方向に移動させるレンズ移動用のカムを一緒に設け
たから、回転筒の回転によってシャッタ羽根の開放開口
の規制とレンズ群の移動とを同時に行うことができる。
これにより、レンズ群を移動させるためのモータなどの
駆動手段を別に用いる必要がないため、ズームレンズの
構成を安価でかつ簡単にすることができる。
【0060】請求項3記載の発明では、レンズ移動用の
カムの端部に開放開口規制用のカムを繋げて設けたか
ら、回転筒の光軸方向の長さをさらにコンパクトにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のズームレンズの構成を示した分解斜視
図である。
【図2】図1で説明したズームレンズのうちの固定筒及
び後筒を拡大して示した斜視図である。
【図3】図1で説明したズームレンズのうちの中間筒及
び前筒を拡大して示した斜視図である。
【図4】図1で説明した移動筒を示す分解斜視図であ
る。
【図5】図1で説明した前筒を示す断面図である。
【図6】レンズ移動用のモータの回転に対する各レンズ
群の移動を示す説明図である。
【図7】回転筒の内面を示す展開図であり、開放開口規
制用のカムと第2レンズ群を移動させるカムとを記載し
ている。
【図8】閉じ状態のシャッタ機構を示す説明図であり、
結像面側から見ている。
【図9】全開状態のシャッタ機構を示す説明図であり、
結像面側から見ている。
【図10】移動筒の外面を示す展開図である。
【図11】変倍位置とシャッタ羽根の最大開口径との関
係を示すグラフである。
【図12】ズームレンズの収納状態を示す断面図であ
る。
【図13】ズームレンズのワイド位置の状態を示す断面
図である。
【図14】ズームレンズのテレ位置の状態を示す断面図
である。
【図15】ズームレンズを用いたカメラの電気的概略を
示すブロック図である。
【図16】シャッタ羽根の開閉時間を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
11 固定筒 15 直進筒 16 後回転筒 17 中間回転筒 18 直進ガイド枠 19 回転筒 20 移動筒 40 保持枠 41 第1レンズ群 43 第2レンズ群 45 第3レンズ群 50 カムフォロワー 51 レンズ移動用のカム 53 規制レバー 53a 変位部材 54 カム部材 56 カム突起 57 開放開口規制用のカム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタ羽根を開閉するシャッタ機構を
    内蔵したシャッタブロックから変位自在な変位部材が外
    に向けて突出しており、変倍時に前記変位部材が変位す
    ることによってシャッタ羽根の最大開口径を変える開放
    開口規制装置において、 前記シャッタブロックを保持しており、変倍時に光軸方
    向に直進移動する移動筒と、 前記移動筒に回転自在に支持されており、変倍時に前記
    移動筒とともに光軸方向に移動する回転筒と、 前記回転筒を移動筒の直進移動に対応して回転させる回
    転手段とを備え、 前記回転筒に、その回転に応じて撮影光軸方向に変位す
    る開放開口規制用のカムを設け、そのカムの変位に連係
    して前記変位部材を変位することを特徴とする開放開口
    規制装置。
  2. 【請求項2】 前記シャッタブロックを移動筒に対して
    光軸方向に移動自在に設けるとともに、そのシャッタブ
    ロックにズームレンズを構成する一部のレンズ群を一体
    に設け、また、前記回転筒に前記レンズ群を前記移動筒
    の内部で光軸方向に移動させるレンズ移動用のカムを設
    けるとともに、前記移動筒又はシャッタブロックに対し
    て光軸方向に移動自在となるようにカム部材を設け、 前記カム部材に、前記開放開口規制用のカムに係合する
    カム突起と、前記変位部材が係合しかつ撮影光軸方向に
    移動することで撮影光軸を中心とする周方向に変位して
    前記変位部材を変位させるカムとを設けたことを特徴と
    する請求項1記載の開放開口規制装置。
  3. 【請求項3】 前記開放開口規制用のカムを、レンズ移
    動用のカムの端部に繋げて設けたことを特徴とする請求
    項2記載の開放開口規制装置。
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