JP2003107562A - ズーム連動機構 - Google Patents
ズーム連動機構Info
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- JP2003107562A JP2003107562A JP2001303744A JP2001303744A JP2003107562A JP 2003107562 A JP2003107562 A JP 2003107562A JP 2001303744 A JP2001303744 A JP 2001303744A JP 2001303744 A JP2001303744 A JP 2001303744A JP 2003107562 A JP2003107562 A JP 2003107562A
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- zoom
- gear
- zoom lens
- lens barrel
- gears
- Prior art date
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B15/00—Special procedures for taking photographs; Apparatus therefor
- G03B15/02—Illuminating scene
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Viewfinders (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で省スペースに配置できるローコ
ストなズーム連動機構を提供する。 【解決手段】 ズーム鏡筒に連動してズームファインダ
の変倍レンズを移動し、ズームファインダの視野範囲を
変更するカムプレート20にラックギア33が一体に形
成してある。ラックギア33は、ストロボ発光部35の
基部に回動自在に取り付けられたギア36に噛合してい
る。ギア36より径が小さいギア37がギア36の上部
に設けられ、ギア36とほぼ同じ径のギア38に噛合し
ている。ギア37,38は枠43のラックギア44,4
5に各々噛合している。ズーム鏡筒が移動すると、カム
プレート20が方向βに移動し、ズームファインダの視
野範囲を変更すると同時に、ラックギア33によりギア
36〜38が回動してストロボ発光部35が方向αに移
動し、ストロボ光の照射角が変更される。
ストなズーム連動機構を提供する。 【解決手段】 ズーム鏡筒に連動してズームファインダ
の変倍レンズを移動し、ズームファインダの視野範囲を
変更するカムプレート20にラックギア33が一体に形
成してある。ラックギア33は、ストロボ発光部35の
基部に回動自在に取り付けられたギア36に噛合してい
る。ギア36より径が小さいギア37がギア36の上部
に設けられ、ギア36とほぼ同じ径のギア38に噛合し
ている。ギア37,38は枠43のラックギア44,4
5に各々噛合している。ズーム鏡筒が移動すると、カム
プレート20が方向βに移動し、ズームファインダの視
野範囲を変更すると同時に、ラックギア33によりギア
36〜38が回動してストロボ発光部35が方向αに移
動し、ストロボ光の照射角が変更される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影用のズームレ
ンズの変倍に連動してファインダの変倍とともにストロ
ボの照射角を変更するズーム連動機構に関するものであ
る。
ンズの変倍に連動してファインダの変倍とともにストロ
ボの照射角を変更するズーム連動機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズにズームレンズを用いたコン
パクトカメラでは、ズームレンズの変倍とともにファイ
ンダ光学系中の変倍レンズが移動して視野倍率も変更さ
れる。また、ズームレンズの変倍により撮影画角が変わ
るので、内蔵ストロボからのストロボ光を効率的に利用
することができるように、変倍に連動してストロボの照
射角を変更するようにしたカメラも公知である。
パクトカメラでは、ズームレンズの変倍とともにファイ
ンダ光学系中の変倍レンズが移動して視野倍率も変更さ
れる。また、ズームレンズの変倍により撮影画角が変わ
るので、内蔵ストロボからのストロボ光を効率的に利用
することができるように、変倍に連動してストロボの照
射角を変更するようにしたカメラも公知である。
【0003】例えば特開平10−186480号公報記
載のカメラの連動機構では、ズーミング動作に伴って回
転されるズーム鏡筒の周面に沿って円弧状ギアとカムと
が設けられている。円弧状ギアには、ズーム鏡筒を回転
させる駆動ギアと、ズームストロボのストロボ発光部を
進退させるギアトレインとが噛合している。ストロボ発
光部の基部には、互いに噛合した一対の平ギアが設けら
れ、これらの外側の両端が、ストロボ発光部の枠の両内
壁面に設けられたラックギアに噛合している。前記一対
の平ギアの一方に、前記ギアトレインの一端側のギアが
噛合している。すなわち、ギアトレインを介して伝達さ
れたズーム鏡筒の回転が一対の平ギアを互いに反対向き
に回転させ、枠のラックギアを介してストロボ発光部を
撮影光軸方向に進退させる。一方、前記カムにはズーム
ファインダの変倍レンズが係合しており、ズーム鏡筒の
回転に伴ってストロボ光の照射角変更とズームファイン
ダの視野倍率変更とが同時に行われる。
載のカメラの連動機構では、ズーミング動作に伴って回
転されるズーム鏡筒の周面に沿って円弧状ギアとカムと
が設けられている。円弧状ギアには、ズーム鏡筒を回転
させる駆動ギアと、ズームストロボのストロボ発光部を
進退させるギアトレインとが噛合している。ストロボ発
光部の基部には、互いに噛合した一対の平ギアが設けら
れ、これらの外側の両端が、ストロボ発光部の枠の両内
壁面に設けられたラックギアに噛合している。前記一対
の平ギアの一方に、前記ギアトレインの一端側のギアが
噛合している。すなわち、ギアトレインを介して伝達さ
れたズーム鏡筒の回転が一対の平ギアを互いに反対向き
に回転させ、枠のラックギアを介してストロボ発光部を
撮影光軸方向に進退させる。一方、前記カムにはズーム
ファインダの変倍レンズが係合しており、ズーム鏡筒の
回転に伴ってストロボ光の照射角変更とズームファイン
ダの視野倍率変更とが同時に行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載のカメラ
の連動機構では、ズーム鏡筒の周面とストロボ発光部と
の間に多数のギアからなるギアトレインが設けられてい
る。このため、コスト高になるとともに、ギアトレイン
の取付スペースが必要になるから、コンパクトでローコ
ストなカメラには適用できないという欠点がある。
の連動機構では、ズーム鏡筒の周面とストロボ発光部と
の間に多数のギアからなるギアトレインが設けられてい
る。このため、コスト高になるとともに、ギアトレイン
の取付スペースが必要になるから、コンパクトでローコ
ストなカメラには適用できないという欠点がある。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためのもの
であり、簡単な構成で省スペースに配置できるローコス
トなズーム連動機構を提供することを目的とする。
であり、簡単な構成で省スペースに配置できるローコス
トなズーム連動機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のズーム連動機構は、焦点距離を連続的に変
化させる撮影用のズームレンズと、このズームレンズの
ズーミング動作に伴って移動されるズーム鏡筒と、この
ズーム鏡筒に連動して撮影光軸と直交する方向でかつ自
身の厚み方向と垂直な方向に往動し、ズームファインダ
の視野範囲を変更する平板状のカム部材と、このカム部
材に一体に形成されたラックギアと、このラックギアに
一部が噛合して連動する複数個のギアと、このギアの回
動によって撮影光軸方向に進退され、ストロボ光の照射
角を変更するストロボ発光部とから構成したものであ
る。
に、本発明のズーム連動機構は、焦点距離を連続的に変
化させる撮影用のズームレンズと、このズームレンズの
ズーミング動作に伴って移動されるズーム鏡筒と、この
ズーム鏡筒に連動して撮影光軸と直交する方向でかつ自
身の厚み方向と垂直な方向に往動し、ズームファインダ
の視野範囲を変更する平板状のカム部材と、このカム部
材に一体に形成されたラックギアと、このラックギアに
一部が噛合して連動する複数個のギアと、このギアの回
動によって撮影光軸方向に進退され、ストロボ光の照射
角を変更するストロボ発光部とから構成したものであ
る。
【0007】また、前記カム部材は、一方の面にズーム
鏡筒との連動に用いられるカム溝が形成してあるととも
に、他方の面にズームファインダの視野範囲を変更する
変倍レンズとの連動に用いられるカム溝が形成してある
ものである。また、前記ラックギアは、前記カム部材の
往動方向に細長く延び、前記カム部材とほぼ同じ厚みに
形成されているものである。
鏡筒との連動に用いられるカム溝が形成してあるととも
に、他方の面にズームファインダの視野範囲を変更する
変倍レンズとの連動に用いられるカム溝が形成してある
ものである。また、前記ラックギアは、前記カム部材の
往動方向に細長く延び、前記カム部材とほぼ同じ厚みに
形成されているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を実施したカメラを分解し
て示す図1において、カメラ本体11の中央部には、円
柱状の孔12が形成され、この背後には、アパーチャ1
3が形成さている。前記孔12には、円筒状のズーム鏡
筒15が進退自在に収納され、ズームレンズの焦点距離
を変更する際に撮影光軸Lの方向αに進退される。な
お、ズーム鏡筒15は、不図示のモータにより駆動され
る。
て示す図1において、カメラ本体11の中央部には、円
柱状の孔12が形成され、この背後には、アパーチャ1
3が形成さている。前記孔12には、円筒状のズーム鏡
筒15が進退自在に収納され、ズームレンズの焦点距離
を変更する際に撮影光軸Lの方向αに進退される。な
お、ズーム鏡筒15は、不図示のモータにより駆動され
る。
【0009】カメラ本体11の上部には、撮影光軸Lと
平行に形成されたスリット17が形成されている。この
スリット17から連結部材18の係合爪18aが突出し
てズーム鏡筒15の周面の一部と係合している。一方、
連結部材18の上部には、凸部18bが形成されてお
り、これがほぼ長方形をした平板状のカムプレート20
の裏面に形成されたカム溝20a(図2参照)に係合し
ている。
平行に形成されたスリット17が形成されている。この
スリット17から連結部材18の係合爪18aが突出し
てズーム鏡筒15の周面の一部と係合している。一方、
連結部材18の上部には、凸部18bが形成されてお
り、これがほぼ長方形をした平板状のカムプレート20
の裏面に形成されたカム溝20a(図2参照)に係合し
ている。
【0010】カムプレート20は、カメラ本体11の上
部に方向αと直交し、かつカメラ本体11を普通に構え
た状態で水平方向となる方向βに平行して形成されたガ
イドリブ11a,11bの間に遊貫されており、方向β
に往動自在となっている。また、方向βはカムプレート
20の厚み方向と垂直な方向である。なお、カムプレー
ト20の厚みは、例えば1mm程度とする。また、カム
溝20aは、図2に示すように、方向αに対して斜めに
なっているから、ズーム鏡筒15が方向αに往動する
と、連結部材18を介してカムプレート20が方向βに
往動する。
部に方向αと直交し、かつカメラ本体11を普通に構え
た状態で水平方向となる方向βに平行して形成されたガ
イドリブ11a,11bの間に遊貫されており、方向β
に往動自在となっている。また、方向βはカムプレート
20の厚み方向と垂直な方向である。なお、カムプレー
ト20の厚みは、例えば1mm程度とする。また、カム
溝20aは、図2に示すように、方向αに対して斜めに
なっているから、ズーム鏡筒15が方向αに往動する
と、連結部材18を介してカムプレート20が方向βに
往動する。
【0011】カムプレート20の表面には、ズームファ
インダ22の2枚の変倍レンズ23,24がそれぞれ係
合する2本のカム溝20b,20cが形成されている。
ズームファインダ22は、前記変倍レンズ23,24の
他、対物レンズ25,プリズム26,27,接眼レンズ
(図示せず)等からなり、カムプレート20が方向βに
往動して変倍レンズ23,24がそれぞれカム溝20
b,20cに沿って移動すると、ズームファインダ22
のファインダ倍率がズームレンズの焦点距離に対応した
ものに変更される。
インダ22の2枚の変倍レンズ23,24がそれぞれ係
合する2本のカム溝20b,20cが形成されている。
ズームファインダ22は、前記変倍レンズ23,24の
他、対物レンズ25,プリズム26,27,接眼レンズ
(図示せず)等からなり、カムプレート20が方向βに
往動して変倍レンズ23,24がそれぞれカム溝20
b,20cに沿って移動すると、ズームファインダ22
のファインダ倍率がズームレンズの焦点距離に対応した
ものに変更される。
【0012】このように、カムプレート20の裏面にズ
ーム鏡筒15との連動に用いられるカム溝20a,表面
にズームファインダの変倍レンズ23,24との連動に
用いられるカム溝20b,20cを形成し、カムプレー
ト20は厚み方向と垂直な方向に移動するので、ズーム
鏡筒15とズームファインダとの連動に必要な垂直方向
のスペースはカムプレート20の厚み(本実施形態では
約1mm)分だけで済み、カメラのコンパクト化に寄与
できる。
ーム鏡筒15との連動に用いられるカム溝20a,表面
にズームファインダの変倍レンズ23,24との連動に
用いられるカム溝20b,20cを形成し、カムプレー
ト20は厚み方向と垂直な方向に移動するので、ズーム
鏡筒15とズームファインダとの連動に必要な垂直方向
のスペースはカムプレート20の厚み(本実施形態では
約1mm)分だけで済み、カメラのコンパクト化に寄与
できる。
【0013】ズームファインダ22は、カメラ本体11
の上部に組み付けられるファインダユニット28の一部
を構成している。ファインダユニット28には、ズーム
ファインダ22の他、パッシブ方式のオートフォーカス
ユニット29が組み込まれている。符号30,31はオ
ートフォーカスユニット29のAF受光窓である。
の上部に組み付けられるファインダユニット28の一部
を構成している。ファインダユニット28には、ズーム
ファインダ22の他、パッシブ方式のオートフォーカス
ユニット29が組み込まれている。符号30,31はオ
ートフォーカスユニット29のAF受光窓である。
【0014】カムプレート20の一短辺のほぼ中央部に
は、図2に示すように、方向βに延び、かつカムプレー
ト20とほぼ同じ厚みのラックギア33が一体に形成さ
れている。このラックギア33は、ズームストロボのス
トロボ発光部35(図1,図5参照)を方向αに進退さ
せる平型のギア36,37,38のうちのギア36に噛
合している。
は、図2に示すように、方向βに延び、かつカムプレー
ト20とほぼ同じ厚みのラックギア33が一体に形成さ
れている。このラックギア33は、ズームストロボのス
トロボ発光部35(図1,図5参照)を方向αに進退さ
せる平型のギア36,37,38のうちのギア36に噛
合している。
【0015】ギア37は、図4に示すように、ギア36
より径が小さく、ギア36の上部に一体に形成されてい
る。ギア36,37は、軸39に回動自在に取り付けら
れ、ギア38は軸40に回動自在に取り付けられてお
り、ギア37とギア38は噛合している。そして、ギア
37,38が、ストロボ発光部35の枠43の内壁に形
成されたラックギア44,45にそれぞれ噛合してい
る。これにより、ラックギア33が方向βに移動する
と、枠43が方向αに進退して、カメラの前カバー(図
示せず)に取り付けられたフレネルレンズ47との距離
が変わり、図2に示す望遠端と図3に示す広角端との間
でストロボ光の照射角が変更される。
より径が小さく、ギア36の上部に一体に形成されてい
る。ギア36,37は、軸39に回動自在に取り付けら
れ、ギア38は軸40に回動自在に取り付けられてお
り、ギア37とギア38は噛合している。そして、ギア
37,38が、ストロボ発光部35の枠43の内壁に形
成されたラックギア44,45にそれぞれ噛合してい
る。これにより、ラックギア33が方向βに移動する
と、枠43が方向αに進退して、カメラの前カバー(図
示せず)に取り付けられたフレネルレンズ47との距離
が変わり、図2に示す望遠端と図3に示す広角端との間
でストロボ光の照射角が変更される。
【0016】前記軸39,40は、ストロボ発光部35
が進退自在に取り付けられた基部41に立設されてい
る。なお、基部41は、カメラ本体11に形成されたフ
イルム巻取り室11cの上部に爪係合で取り付けられ
る。また、ギア36は、カムプレート20と接触しない
ようにその一部を切り欠いてある。
が進退自在に取り付けられた基部41に立設されてい
る。なお、基部41は、カメラ本体11に形成されたフ
イルム巻取り室11cの上部に爪係合で取り付けられ
る。また、ギア36は、カムプレート20と接触しない
ようにその一部を切り欠いてある。
【0017】図5に示すように、枠43の外側面には、
方向αに延びた突条43a,43bが設けられており、
基部41の両側部には、突条43a,43bをそれぞれ
コの字状にガイドするガイドレール41a,41bが形
成されている。すなわち、枠43は、ガイドレール41
a,41bに沿って、基部41の方向αに移動自在に組
み付けられる。
方向αに延びた突条43a,43bが設けられており、
基部41の両側部には、突条43a,43bをそれぞれ
コの字状にガイドするガイドレール41a,41bが形
成されている。すなわち、枠43は、ガイドレール41
a,41bに沿って、基部41の方向αに移動自在に組
み付けられる。
【0018】ストロボ発光部35は、枠43と、この内
部に設けられたストロボ放電管51と、ストロボ放電管
51から放出されたストロボ光を前方に反射するリフレ
クタ52と、ストロボ光を集光するフレネルレンズ47
とからなる。ズームストロボは、ストロボ発光部35
と、ストロボ回路を実装したストロボ基板(図示せず)
とからなり、例えばカメラの電源投入により充電スイッ
チが入るとともに、暗所ではシャッタ開閉に同調して自
動的に発光する。
部に設けられたストロボ放電管51と、ストロボ放電管
51から放出されたストロボ光を前方に反射するリフレ
クタ52と、ストロボ光を集光するフレネルレンズ47
とからなる。ズームストロボは、ストロボ発光部35
と、ストロボ回路を実装したストロボ基板(図示せず)
とからなり、例えばカメラの電源投入により充電スイッ
チが入るとともに、暗所ではシャッタ開閉に同調して自
動的に発光する。
【0019】次に、上記構成の作用について説明する。
ファインダ視野内で被写体が所望の大きさになるよう
に、カメラの背面に設けられているズームボタン(図示
せず)を操作する。例えば、ファインダ視野内での被写
体の大きさを小さくするために、ズームボタンをT(望
遠)側からW(広角)側に操作した場合には、カメラに
内蔵されたモータがズームレンズ変倍機構を介してズー
ム鏡筒15を撮影光軸Lの方向αでカメラ側に引き込む
方向に移動させる。これにより、ズームレンズが望遠か
ら広角の焦点距離に変更される。
ファインダ視野内で被写体が所望の大きさになるよう
に、カメラの背面に設けられているズームボタン(図示
せず)を操作する。例えば、ファインダ視野内での被写
体の大きさを小さくするために、ズームボタンをT(望
遠)側からW(広角)側に操作した場合には、カメラに
内蔵されたモータがズームレンズ変倍機構を介してズー
ム鏡筒15を撮影光軸Lの方向αでカメラ側に引き込む
方向に移動させる。これにより、ズームレンズが望遠か
ら広角の焦点距離に変更される。
【0020】これと同時に、ズーム鏡筒15に係合して
いる連結部材18がズーム鏡筒15と一体にカメラ本体
11の前側から後側に向かって移動する。凸部18bが
カム溝20aの内壁を押してカムプレート20を方向β
のストロボ発光部35から遠ざかる方向(図2の左方)
へ移動させる。
いる連結部材18がズーム鏡筒15と一体にカメラ本体
11の前側から後側に向かって移動する。凸部18bが
カム溝20aの内壁を押してカムプレート20を方向β
のストロボ発光部35から遠ざかる方向(図2の左方)
へ移動させる。
【0021】カムプレート20の上面に形成されたカム
溝20b,20cにより、変倍レンズ23,24がズー
ムレンズの焦点距離に応じた位置にそれぞれ移動してズ
ームファインダ22の視野倍率が変更される。これと同
時に、カムプレート20のラックギア33がギア36を
反時計方向に回動し、ギア36と一体のギア37が反時
計方向に回動するから、ギア37に噛合しているギア3
8が時計方向に回動する。ギア37,38は枠43のラ
ックギア44,45に噛合しているから、図3に示すよ
うに、枠43はフレネルレンズ47に向かって移動し、
ズームストロボのストロボ光照射角が広がる。
溝20b,20cにより、変倍レンズ23,24がズー
ムレンズの焦点距離に応じた位置にそれぞれ移動してズ
ームファインダ22の視野倍率が変更される。これと同
時に、カムプレート20のラックギア33がギア36を
反時計方向に回動し、ギア36と一体のギア37が反時
計方向に回動するから、ギア37に噛合しているギア3
8が時計方向に回動する。ギア37,38は枠43のラ
ックギア44,45に噛合しているから、図3に示すよ
うに、枠43はフレネルレンズ47に向かって移動し、
ズームストロボのストロボ光照射角が広がる。
【0022】ズームボタンをW側からT側に操作した場
合には、逆に、ズーム鏡筒15が前方に繰り出され、カ
ムプレート20がストロボ発光部35側へ移動する。こ
れにより、ズームファインダ22の視野倍率が望遠側に
変更されると同時に、ストロボ発光部35がフレネルレ
ンズ47から遠ざかる方向に移動し、ズームストロボの
ストロボ光照射角が狭くなる。
合には、逆に、ズーム鏡筒15が前方に繰り出され、カ
ムプレート20がストロボ発光部35側へ移動する。こ
れにより、ズームファインダ22の視野倍率が望遠側に
変更されると同時に、ストロボ発光部35がフレネルレ
ンズ47から遠ざかる方向に移動し、ズームストロボの
ストロボ光照射角が狭くなる。
【0023】以上説明した実施形態では、カムプレート
20の厚みをほぼ1mmとしたが、本発明はこれに限定
されず、これより多少厚く、例えば2mmにしたり、逆
に薄く、例えば0.5〜0.8mm程度にしてもよい。
20の厚みをほぼ1mmとしたが、本発明はこれに限定
されず、これより多少厚く、例えば2mmにしたり、逆
に薄く、例えば0.5〜0.8mm程度にしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のズーム連
動機構によれば、ズーム鏡筒に連動して撮影光軸と直交
する方向でかつ厚み方向と垂直な方向に往動するカム部
材に、ストロボ発光部を移動させるラックギアを設けた
ので、簡単な構成で省スペースでありながら、ズームフ
ァインダの視野範囲を変更すると同時にストロボ光の照
射角を変更でき、カメラのコンパクト化及びローコスト
化に寄与できる。
動機構によれば、ズーム鏡筒に連動して撮影光軸と直交
する方向でかつ厚み方向と垂直な方向に往動するカム部
材に、ストロボ発光部を移動させるラックギアを設けた
ので、簡単な構成で省スペースでありながら、ズームフ
ァインダの視野範囲を変更すると同時にストロボ光の照
射角を変更でき、カメラのコンパクト化及びローコスト
化に寄与できる。
【0025】また、カム部材の一方の面にズーム鏡筒と
の連動に用いられるカム溝,他方の面にズームファイン
ダの変倍レンズとの連動に用いられるカム溝を形成した
ので、ズームファインダの変倍レンズとズーム鏡筒との
連動に必要な垂直方向のスペースはカム部材の厚み分だ
けで済み、カメラのコンパクト化に寄与できる。また、
ラックギアをカム部材の往動方向に細長く延び、カム部
材とほぼ同じ厚みに形成したので、カム部材を厚み方向
と垂直な方向に往動させることが簡単,確実にできる。
の連動に用いられるカム溝,他方の面にズームファイン
ダの変倍レンズとの連動に用いられるカム溝を形成した
ので、ズームファインダの変倍レンズとズーム鏡筒との
連動に必要な垂直方向のスペースはカム部材の厚み分だ
けで済み、カメラのコンパクト化に寄与できる。また、
ラックギアをカム部材の往動方向に細長く延び、カム部
材とほぼ同じ厚みに形成したので、カム部材を厚み方向
と垂直な方向に往動させることが簡単,確実にできる。
【図1】本発明を実施したカメラの要部を示す分解斜視
図である。
図である。
【図2】望遠端におけるカムプレートのラックギアとス
トロボ発光部を移動させるギアとの関係を示す説明図で
ある。
トロボ発光部を移動させるギアとの関係を示す説明図で
ある。
【図3】広角端におけるカムプレートのラックギアとス
トロボ発光部を移動させるギアとの関係を示す説明図で
ある。
トロボ発光部を移動させるギアとの関係を示す説明図で
ある。
【図4】ストロボ発光部を正面から示す説明図である。
【図5】ストロボ発光部の一部を破断して示す説明図で
ある。
ある。
11 カメラ本体
15 ズーム鏡筒
18 連結部材
20 カムプレート
20a〜20c カム溝
22 ズームファインダ
23,24 変倍レンズ
28 ファインダユニット
33,44,45 ラックギア
35 ストロボ発光部
36〜38 ギア
41 基部
43 枠
47 フレネルレンズ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H018 AA02 BA02
2H044 DA02 DC01 DD09 DE01 EC01
EC12
2H053 CA43 CA44
Claims (3)
- 【請求項1】 焦点距離を連続的に変化させる撮影用の
ズームレンズと、このズームレンズのズーミング動作に
伴って移動されるズーム鏡筒と、このズーム鏡筒に連動
して撮影光軸と直交する方向でかつ自身の厚み方向と垂
直な方向に往動し、ズームファインダの視野範囲を変更
する平板状のカム部材と、このカム部材に一体に形成さ
れたラックギアと、このラックギアに一部が噛合して連
動する複数個のギアと、このギアの回動によって撮影光
軸方向に進退され、ストロボ光の照射角を変更するスト
ロボ発光部とからなることを特徴とするズーム連動機
構。 - 【請求項2】 前記カム部材は、一方の面にズーム鏡筒
との連動に用いられるカム溝が形成してあるとともに、
他方の面にズームファインダの視野範囲を変更する変倍
レンズとの連動に用いられるカム溝が形成してあること
を特徴とする請求項1記載のズーム連動機構。 - 【請求項3】 前記ラックギアは、前記カム部材の往動
方向に細長く延び、前記カム部材とほぼ同じ厚みに形成
されていることを特徴とする請求項1または2記載のズ
ーム連動機構。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001303744A JP2003107562A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | ズーム連動機構 |
Publications (1)
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ID=19123785
Family Applications (1)
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- 2001-09-28 JP JP2001303744A patent/JP2003107562A/ja active Pending
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2002
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