JP2007047747A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】照射野の調整が精度良く行なえる発光部を備えた撮影装置を提供する。
【解決手段】ズームスイッチがWIDE側に操作されたら、発光管およびリフレクタを前方に移動させ、さらに2枚の反射側板112a,112bをプロテクタ両端側のフレネルレンズ1021a,1021bを覆い隠すように配置し、発光管110から側方に発光された光を2枚の反射側板112a,112bに反射させてプロテクタ中央側に導くようにしてWIDEの撮影画角にあう照射野を形成する。ズームスイッチがTELE側に操作されたら2枚の反射側板をプロテクタ両端側のフレネルレンズを露出させるように傾かせると同時に発光管およびリフレクタを後退させて発光管から側方に発光された光をすべてフレネルレンズに導くようにしてTELEの撮影画角にあう照射野を形成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像素子を備え、その撮像素子上に被写体像を形成して画像信号を生成する撮影装置に関する。
撮影装置には撮影に同期して被写体に向けてフラッシュ光を発光する発光部を備えたものが多い。このような撮影装置にあってはその発光部から照射されるフラッシュ光の照射野を短焦点(広角)側にあわせるようにしておくと、ズームスイッチが長焦点(望遠)側に操作されたときには撮影画角外に向けて多くの光が照射されてしまって必要以上の電力が消費されてしまうため、ズームスイッチの操作に連動してフラッシュ光の照射野を変更することができるようにしているものが多い(例えば特許文献1参照)。この特許文献1のものでは、ズームスイッチの操作に応じて発光管とリフレクタとのうちの少なくとも一方を光軸方向前後に移動させることによってズームスイッチの操作位置に応じた撮影画角にあう照射野を得ようとしている。
しかしキセノン管などのように発光管が棒状であると発光管の側方に向けてどうしても余分な光が照射されてしまうため、電力が無駄に消費されてしまうという問題は残る。
そこで特許文献2のもののように棒状の発光管の側方に側方反射手段を設けてその無駄に照射されていた光を撮影画角内に照射させるようにして電力効率を上げるとともに好適な照射野を得ようとしているものもある。
また、フラッシュ光の発光における電力効率を考えて発光管の前方に配設されるフレネルレンズを光軸方向に前後させることで好適な照射野を得ようとするもの(特許文献3参照)や発光管の後方に配設されているリフレクタ板の形を変形させることによって好適な照射野を得ようとするもの(特許文献4参照)もある。
しかし特許文献1〜特許文献4のものいずれのものを用いても、今ひとつ精度が得られないという問題がある。
特開昭55−129326号公報 特開平2−291538号公報 特許第3262779号公報 特開平6−180469号公報
本発明は、上記事情に鑑み、照射野の調整が精度良く行なえる発光部を備えた撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の撮影装置は、焦点距離可変な撮影レンズを備えその撮影レンズで被写体を捉えることにより撮影を行なう撮影装置において、
撮影に同期して被写体に向けてフラッシュ光を発光する発光部を備え、
上記発光部が、
棒状の発光管と、
上記発光管後方を周回方向に取り巻いてその発光管から後方に発したフラッシュ光を前方に反射させるリフレクタと、
上記リフレクタの両側それぞれに配設され上記発光管からのフラッシュ光を反射する2枚の反射側板と、
上記発光管両端に対応する位置に透過フラッシュ光を内向きに集光させるフレネルレンズが形成され、その発光管前面を覆うとともにその発光管からのフラッシュ光を被写体側に透過させるプロテクタと、
上記撮影レンズの焦点距離に応じて上記発光管および上記リフレクタを上記プロテクタに対し相対的に前後方向に移動させると同時に上記2枚の反射側板の傾きを調整する照射野調整部とを備えたことを特徴とする。
上記本発明の撮影装置においては上記照射野調整部によって上記撮影レンズの焦点距離に応じて上記リフレクタおよび上記発光管と上記プロテクタとの間の距離が調整されると同時に上記2枚の反射側板の傾きが調整される。
そうすると、上記2枚の反射側板の傾きを上記プロテクタと垂直になる方向に調整すると同時に上記リフレクタおよび上記発光管とプロテクタとの間の距離を短くするように調整して上記フレネルレンズにフラッシュ光が入射しないようにすることで短焦点(広角)にあう照射野に精度良く調整することも、上記2枚の反射側板の傾きを上記プロテクタと平行になる方向に調整していくと同時に上記リフレクタおよび上記発光管とプロテクタとの間の距離を長くしていくことによってフレネルレンズにフラッシュ光が入射するようにしてさらにそのフレネルレンズに入射するフラッシュ光の入射角度を変えていくことで長焦点(望遠)にあう照射野に精度良く調整することもできるようになる。
つまり、プロテクタ(フレネルレンズ)やリフレクタや発光管を前後させるということと反射側板の傾きを調整するといういままでの技術を複数組み合わせることにより照射野の調整精度を向上させることができるという訳である。
上記のような焦点距離可変な撮影光学系を備えた撮影装置にあっては、その焦点距離可変な撮影光学系がレンズ鏡胴に内蔵されているものが多く、ズームスイッチの操作に応じてレンズ鏡胴が前後することにより焦点距離可変なレンズが光軸方向に前後して焦点距離が精度良く調節されるものが多い。そのズームスイッチの操作に応じて上記レンズ鏡胴が精度良く前後することを利用して上記発光管およびリフレクタを前後させることはレンズ鏡胴と発光管およびリフレクタとの間に連結機構を設けることで比較的容易に達成され、また2枚の反射側板を回動させることにより2枚の反射側板の傾きを調整することもレンズ鏡胴と2枚の反射鏡との間にカム機構を設けることで比較的容易に達成される。
以上説明したように簡単な構造で照射野の調整が精度良く行なえる発光部を備えた撮影装置が実現される。
ここで、上記照射野調整部は、上記撮影レンズの焦点距離が長焦点側にあるほど、上記リフレクタおよび上記発光管を上記プロテクタに対し相対的により後方に遠ざけるとともに上記2枚の反射側板の傾きを、その2枚の反射側板が上記プロテクタに対しより平行となる方向に調整する態様のものであることが好ましい。
上記のような好ましい態様であると、より長い焦点距離に応じた照射野を得るときに上記リフレクタおよび上記発光管を上記プロテクタに対し相対的により後方に遠ざける様にすれば良いことになる。
言い換えれば、上記態様であると、さほど長い焦点距離が必要ない場合には、上記リフレクタおよび上記発光管を上記プロテクタに対し相対的に後方に遠ざける距離を短縮させることができるので上記発光部の薄型化を図ることができるということにもなる。
また、フレネルレンズの配設位置や屈折率の設け方によっては、反射側板の傾きを調整するだけでもある程度のズーム倍率をカバーすることができる場合もある。そうすると、反射側板の傾きに加えてリフレクタおよび発光管をプロテクタに対し後方に移動させることによってより一層高いズーム倍率を実現させることができるということにもなる。
また、上記照射野調整部が上記撮影レンズの焦点距離が長焦点側にあるほど、上記リフレクタおよび上記発光管を上記プロテクタに対し相対的により後方に遠ざけるとともに上記2枚の反射側板の傾きを、その2枚の反射側板が上記プロテクタに対しより平行となる方向に調整する態様のものであると、上記2枚の反射側板が傾けば傾くほど、また上記リフレクタおよび発光管が上記プロテクタに対し相対的に後方に遠ざけられれば遠ざけられるほど、2枚の反射側板の先端部とプロテクタとの間の間隙が大きくなる。
そうすると上記照射野調整部によって照射野が調整されているときにその間隙から光が漏れて上記発光管から発光された光が有効に活用されなくなってしまう恐れが出てくる。
そこで上記プロテクタは、上記照射野調整部が上記発光管および上記リフレクタを上記プロテクタに対し相対的により後方に遠ざけるとともに上記2枚の反射側板の傾きをその2枚の反射側板が上記プロテクタに対しより平行となる方向に調整しているときの、上記2枚の反射側板それぞれの先端が描く軌跡に沿ってフレネルレンズが形成されたものであると良い。
そうすると、上記2枚の反射側板がどの位置に在っても上記フレネルレンズにより上記発光管から発光された光が集光され上記発光管から発光された光がほぼすべて被写体に向けて照射される様になって発光効率の向上が図られる。またフレネルレンズを形成する部分の厚みを厚くすることができるのでフレネルレンズを金型により成型するに際にフレネルレンズの切り込み部の成型が行ない易くなるという効果も得られる。
また、上記反射側板よりも側方に進行した光を上記プロテクタに向けて反射する反射板を備えていても良い。
そうすると、上記間隙部を通って側方に進行した光がその反射板により反射されプロテクタ側に導かれる様になるので上記発光管から発光された光がほぼすべて被写体に向けて照射され発光効率が向上する。
以上、説明したように、照射野の調整が精度良く行なえる発光部を備えた撮影装置が実現される。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラの外観を示す図である。
図1(a)にはデジタルカメラの正面側を前方斜め上方から見た斜視図が示されており、図1(b)にはデジタルカメラの背面側を後方斜め上方から見た斜視図が示されている。
図1(a),図1(b)に示すデジタルカメラ1は、焦点距離可変な撮影レンズを備えその撮影レンズで被写体を捉えることにより撮影を行なうものである。
図1(a)に示すようにカメラボディ1aの正面中央には沈胴・繰出自在なレンズ鏡胴100が備えられており、そのレンズ鏡胴100内に焦点距離可変な撮影レンズが内蔵されている。図1には電源スイッチが投入されて撮影準備が整えられレンズ鏡胴が繰出された後の状態が示されている。
またそのレンズ鏡胴100の上方にはファインダ101が設けられており、そのファインダ101の横にフラッシュ光発光窓102が備えられている。その発光窓102には長手方向両端にフレネルレンズが形成されているプロテクタ1021が嵌め込まれている。このフラッシュ光発光窓102からは、レリーズ釦103の操作による撮影に同期して内部の発光部から被写体に向けて所望の照射野のフラッシュ光が発光されるようになっている。
また図1(b)に示すカメラボディ1aの背面側には表示パネル104が設けられており、その表示パネル104上にはレンズ鏡胴100内の撮影レンズで捉えている被写体が常に表示されるようになっている。その表示パネル104の横にはズームスイッチ105やメニュースイッチ106等が設けられている。このズームスイッチ105の操作に応じて望遠(TELE)から広角(WIDE)までのズーミングが行なわれる。
このデジタルカメラ1の内部には、ズームスイッチ104の操作に応じた撮影画角に向けて上記発光窓102からフラッシュ光の照射が自在に行なえるように照射野を自在に調整することができる発光部が配備されている。
図2は、その発光部が収納されている収納ケース10の外観を示す図である。
図2に示す収納ケース10の下面にはプロテクタ1021側を前方として前方から後方に向けて所定の長さを持つ貫通孔1022aが設けられている。その貫通穴1022aには収納ケース10内部のフォルダ(後述する)から延びるようにして設けられている係合部材113が係合されている。この係合部材113が、例えばカメラボディ1aのレンズ鏡胴側の動きに連動して動く連結部材(不図示)に連結されると、レンズ鏡胴100の動きに応じて収納ケース10内のフォルダが前後するようになる。
ここで収納ケース10およびこの収納ケース10外に配設されている各部材の構成を、図2を参照して説明しておく。
図2に示す収納ケース10は、図1にも示したプロテクタ1021と基台部1022と蓋部1023とからなり、基台部1022に蓋部1023が取り付けられることにより形成される窓102にプロテクタ1021が嵌めこまれると図2に示す外観の収納ケース10になる。
その収納ケース10の下面には上記貫通穴1022aを境にして左右対称にハの字状に2つの貫通穴1022b,1022cがそれぞれ設けられている。それらの貫通穴1022b,1022cは、後述する2枚の反射側板の傾きそれぞれを調整することができるようにプロテクタ1021側を正面として収納ケース10の後方側壁側に向かって斜め方向に切り欠かれている。それらの貫通穴1022b,1022cそれぞれに2枚の反射側板(後述する)の一端部側から下方に向けて延設されている係合部材1121a,1121bそれぞれが係合されている。それらの係合部材1121a,1121bそれぞれは、上記係合部材113の動きに同調して動くことができるようにリンク部材13a,13bにより連結されている。ここでは、2本のリンク部材13a,13bそれぞれの一端が収納ケース10の後方下面に回動自在に支持され他端が係合部材1121a,1121bそれぞれの先端に係合されている例が示されている。後述するが、この2枚の反射側板それぞれの他端部側は収納ケース10内の支軸に回動自在に支持されているので、レンズ鏡胴が前後すると各貫通穴1022b,1022cのハの字形状に案内されるようにして上記係合部材1121a,1121bそれぞれが回動される。このようにして係合部材1121a,1121bそれぞれが回動されるときに双方の係合部材1121a,1121bの動きに差があると困るので、リンク部材13a,13bにより双方の係合部材112a,112bの先端が連結されている。
このような構成にしておくと、レンズ鏡胴100の動きに応じて収納ケース10内の後述するフォルダが光軸方向に前後すると同時に後述する2枚の反射側板それぞれの傾きが調整される。
ここで、図2に示す収納ケース10を分解し収納ケース10内部の構成部材を取り出して発光部の構成を詳細に説明する。
図3は、図2に示す収納ケース10内の発光部の構成を説明するための分解図である。
図3の中央に前述したフォルダ11が示されている。このフォルダ11はプロテクタ1021と対向する側に開口が設けられており、その開口からプロテクタ1021に向かってフラッシュ光が発光されるようになっている。その開口を前方としてフォルダ11の奥の方に棒状の発光管110と、その発光管110後方を周回方向に取り巻いてその発光管110から後方に発したフラッシュ光を前方に反射させるリフレクタ111とが収容されている。さらに、そのリフレクタ111の両側それぞれに配設され発光管110からのフラッシュ光を反射する2枚の反射側板112a,112bそれぞれがフォルダ11の開口から前方に突出するようにして配設されている。この2枚の反射側板112a,112それぞれはフォルダ11の奥側端部が支軸に回動自在に支持されているので開口から突出する様にして配設されている側の端部それぞれがその支軸を中心に回動自在になる。その回動自在になっている端部それぞれに図2に示した係合部材1121a,1121bが係着され係着された係合部材の先端部それぞれが上記ハの字状の貫通穴それぞれに係合される。さらにそれらの貫通穴1022b,1022c(図2参照)に係合された係合部材1121a,1121bそれぞれが、レンズ鏡胴の前後に同調して動くように双方の係合部材1121a,1121bの先端部それぞれが収納ケース下面側でリンク部材13a,13bにより連結されると図2に示す外観の収納ケースになる。
したがってもしも図2に示した収納ケース10下面から突出している係合部材113がレンズ鏡胴側から延設されている連結部材に連結されたとすると、レンズ鏡胴の前後の動きに応じてフォルダ11が前後し、さらにそのフォルダ11が前後すると同時に2枚の反射側板112a,112bの傾きが精度良く調整されるようになる。
すなわち本実施形態においては、上記レンズ鏡胴100と上記フォルダ11とそのフォルダとレンズ鏡胴とを連結する係合部材113とその係合部材113が係合される上記貫通穴1022aと各反射側板112a,112bそれぞれの端部に設けられた各係合部材1121a,1121bとその各係合部材が係合される貫通穴1022b,1022cと各反射側板112a,112bの他端部を各々回動自在に軸支している各支軸部分とリンク部材13a,13bとが本発明にいう照射野調整部に該当することになる。
なお、図3にはフォルダ11が安定して前後するように、フォルダ11下部に2本のガイド1141,1142が設けられ、さらにそれらの2本のガイド1141,1142が係合するガイド溝が基台1022に設けられた例が示されている。これらの2つのガイド溝1022d,1022eにそれぞれフォルダのガイドを係合させると、フォルダ11を安定した姿勢のまま前後させるようにしている。
ここで作用を説明する。
図4は、フォルダ内に収容されている発光管110とその発光管110を取り巻くようにして設けられているリフレタク111と、発光管110およびリフレクタ111の前面を覆うようにして配設されているプロテクタ1021と各反射側板112a,112bの位置関係を説明する図である。図5は、図4に示す状態を下方から見た図である。
図4(a)、図5(a)にはズームスイッチがWIDE側つまり短焦点側いっぱいに操作されたときの発光管110およびリフレクタ111とプロテクタ1021と各反射側板112a,112bの位置関係が示されており、図4(b)、図5(b)には図4(a),図5(a)に示す状態にあるときにズームスイッチがTELE側つまり長焦点側に操作された場合に発光管110およびリフレクタ111とプロテクタ1021と各反射側板112a,112bの位置関係がどのように変化するかが示されている。
図4(a)、図5(a)に示すようにWIDE側の場合には、プロテクタ1021両端側それぞれに形成されているフレネルレンズ1021a,1021bに発光管110およびリフレクタ111からのフラッシュ光を入射させないようにするため、2枚の反射側板1121a,1121bそれぞれがプロテクタ1021の両端側に形成されているフレネルレンズ1021a,1021bを覆い隠す位置に存在している。この状態にあるときにズームスイッチがTELE側に操作されていくと、図4(b)、図5(b)に示すように発光管110およびリフレクタ111がプロテクタ1021から遠ざかるように後退すると同時に各反射側板112a,112bの傾きが調整される。
このようにしておくと、上記2枚の反射側板112a,112bの傾きを上記プロテクタと垂直になる方向に調整すると同時に上記発光管110および上記リフレクタ111をプロテクタ1021に対し近づけていくことにより上記フレネルレンズ1021a,1021bにフラッシュ光が入射しないようにすることで短焦点(広角)にあうように照射野を精度良く調整することも、上記2枚の反射側板の傾きを上記プロテクタと平行になる方向に調整していくと同時に上記リフレクタ111および上記発光管110をプロテクタ1021から遠ざけていくことによってフレネルレンズ1021a,1021bにフラッシュ光が入射するようにし、さらにフレネルレンズ1021a,1021それぞれに入射するフラッシュ光の入射角度を変えていくことで長焦点(望遠)にあうように照射野を精度良く調整することもできるようになる。
この実施形態では、上記レンズ鏡胴を前後させる機能が高精度であることを利用してそのレンズ鏡胴の動きを各反射側板の傾きの調整精度に反映させるようにして高精度の照射野の調整を実現させている。
すなわち、照射野の調整が精度良く行なえる発光部を備えた撮影装置が実現される。
ところで、2枚の反射側板112a,112bをプロテクタ1021に対し平行となる方向に調整するとともに発光管110およびリフレクタ111をプロテクタ1021から遠ざけていくと、2枚の反射側板112a,112bの先端部それぞれとプロテクタ1021との間の間隙が拡大する。この間隙が大きくなると、発光管110から発光され側方に進行した光がその間隙から漏れることによりプロテクタ側に向けて集光されなくなるため、被写体に向けて照射されるはずの発光光量にロスが生じて発光光率が低下してしまう。こうして発光光率が低下してしまうと、到達距離が短くなってしまう。そこでその間隙から光が漏れることを阻止する構成にしておくことが望まれる。
図6は、その構成の一例を示す図である。
図6(a)には、間隙Pから光が漏れることを阻止する構成に改良する前の、2枚の反射側板をプロテクタ1021に対し平行となる方向に調整し切った状態を上方から見た図が示されている。また図6(b)には、図6(a)に示す間隙Pから光が漏れることを阻止する構成に改良した後の、2枚の反射側板112a,112bをプロテクタ1021に対し平行となる方向に調整し切った状態を上方から見た図が示されている。
図6(a)に示す様に、2枚の反射側板112a,112bを平行となる方向に調整し切るとどうしても間隙Pが拡大してしまう。この間隙Pは2枚の反射側板112a,112bがプロテクタ1021に対し平行となる方向に調整されればされるほど大きくなって図6(a)に示す位置で最大になる。そこで、図6(b)に示す様に、本発明にいう傾き調整部が2枚の反射側板112a,112bの傾きを、プロテクタ1021に対しその2枚の反射側板112a,112bがプロテクタに対しより平行となる方向に調整しているときの、2枚の反射側板それぞれの先端が描く軌跡に沿ってフレネルレンズ1021a´、1021b´を形成することによって、側方に進行した光が漏れることを阻止するとともに積極的に活用する構成に改良している。
図6(b)に示す構成にすると、2枚の反射側板112a,112bがどの位置にあっても発光管110から発光された光がフレネルレンズ1021a,1021bによりほぼすべて被写体側に導かれる様になって発光管110から発光された光がロスなくすべてフラッシュ光として用いられる様になるので、発光効率が向上してより遠くまで撮影補助光を到達させることができる。また、図6(b)に示す様にプロテクタ1021の端部側つまりフレネルレンズを形成する部分の厚みを厚くすることができると、フレネルレンズ1021a´、1021b´を金型により成型する際にフレネルレンズ1021a´、1021b´の切り込み部の成型が行ない易くなる効果も得られる。
図7は、光が漏れることを阻止するとともに積極的に活用する構成の別例を説明する図である。
図7(a)は図7(a)と同じ図が示されており、図7(b)には、図6(b)に示す様にフレネルレンズの形状に工夫を凝らす代わりに、側方に進行した光をプロテクタ1021に向けて反射する反射板14a、14bを付加した場合の例が示されている。
このような構成にしても、側方に進行した光が反射板14a,14bで反射してプロテクタ1021側に導かれる様になって発光効率が向上するという効果が得られる。
また図8、図9は、図7に示す反射板14a,14bの長さを長くして反射板をブラインドとしても活用した場合の変形例を説明する図である。
図8に示す様に発光管110の端部に至るところまで反射板15a,15bの長さを延ばすと、図9(a)に示す様にフレネルレンズ部を通して正面から見えていた発光管の端部Vが図9(b)に示す様に反射板15a,15bそれぞれがブラインドになって見えなくなるので外観が整えられるという効果が得られる。
本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラの外観を示す図である。 発光部が収納されている収納ケース10の外観を示す図である。 図2に示す収納ケース10内の発光部の構成を説明するための分解図である。 フォルダ11内に収容されている発光管110とその発光管110を取り巻くようにして設けられているリフレタク111と、発光管110およびリフレクタ111の前面を覆うようにして配設されているプロテクタ1021と各反射側板112a,112bの位置関係を説明する図である。 図4(a)、図4(b)に示す状態をそれぞれ下方から見た図である。 2枚の反射側板の先端とプロテクタとの間に生じる間隙Pからの光の漏れによる発光光量のロスの増加を阻止する構成の一例を示す図である。 2枚の反射側板の先端とプロテクタとの間に生じる間隙Pからの光の漏れによる発光光量のロスの増加を阻止する構成の別例を示す図である。 図7の構成の更なる変形例を示す図である。 図8の構成にしたときの作用を説明する図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
100 レンズ鏡胴
101 ファインダ
102 発光窓
103 レリーズボタン
104 表示パネル
105 ズームスイッチ
10 収納ケース
1021 プロテクタ
1021a 1021b 1021a´ 1021b´ フレネルレンズ
1022 基台
1022a〜1022c 貫通孔
1022d 1022e ガイド溝
1023 蓋部
11 フォルダ
110 発光管
111 リフレクタ
112a 112b 反射側板
1121a 1121b 係合部材
113 係合部材
1141 1142 ガイド
13a 13b リンク部材
14a 14b 15a 15b 反射板

Claims (4)

  1. 焦点距離可変な撮影レンズを備え該撮影レンズで被写体を捉えることにより撮影を行なう撮影装置において、
    撮影に同期して被写体に向けてフラッシュ光を発光する発光部を備え、
    前記発光部が、
    棒状の発光管と、
    前記発光管後方を周回方向に取り巻いて該発光管から後方に発したフラッシュ光を前方に反射させるリフレクタと、
    前記リフレクタの両側それぞれに配設され前記発光管からのフラッシュ光を反射する2枚の反射側板と、
    前記発光管両端に対応する位置に透過フラッシュ光を内向きに集光させるフレネルレンズが形成され、該発光管前面を覆うとともに該発光管からのフラッシュ光を被写体側に透過させるプロテクタと、
    前記撮影レンズの焦点距離に応じて前記発光管および前記リフレクタを前記プロテクタに対し相対的に前後方向に移動させると同時に前記2枚の反射側板の傾きを調整する照射野調整部とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記照射野調整部は、前記撮影レンズの焦点距離が長焦点側にあるほど、前記発光管および前記リフレクタを前記プロテクタに対し相対的により後方に遠ざけるとともに前記2枚の反射側板の傾きを、該2枚の反射側板が前記プロテクタに対しより平行となる方向に調整するものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記プロテクタは、前記照射野調整部が前記発光管および前記リフレクタを前記プロテクタに対し相対的により後方に遠ざけるとともに前記2枚の反射側板の傾きを該2枚の反射側板が前記プロテクタに対しより平行となる方向に調整しているときの、前記2枚の反射側板それぞれの先端が描く軌跡に沿ってフレネルレンズが形成されたものであることを特徴とする請求項2記載の撮影装置。
  4. 前記反射側板よりも側方に進行した光を前記プロテクタに向けて反射する反射板を備えたことを特徴とする請求項2記載の撮影装置。
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