JPH10144866A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH10144866A
JPH10144866A JP8293975A JP29397596A JPH10144866A JP H10144866 A JPH10144866 A JP H10144866A JP 8293975 A JP8293975 A JP 8293975A JP 29397596 A JP29397596 A JP 29397596A JP H10144866 A JPH10144866 A JP H10144866A
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thin
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイコンクラスの設計ルール(例えば1μm
ルール)のプロセスにおいても薄膜抵抗体を精度良く形
成することができるようにする。 【解決手段】 SOI構造のシリコン基板21上にトラ
ンジスタ形成工程を経てFET23などを形成した(接
合深さ寸法は0.15μm程度)後、BPSG膜29に
コンタクトホール29aを形成して1stAl膜31を
形成し、層間絶縁膜としての第1TEOS34,SOG
35,第2aTEOS膜36を形成する。この後、Cr
Si膜を薄膜抵抗体37として成膜しパターニングす
る。このとき、他の部分は第2aTEOS膜36に覆わ
れているのでダメージを与えることはなく、接合リーク
などの発生を防止できる。薄膜抵抗体用のAlSi膜3
9等を形成して第2bTEOS膜40を形成し、2nd
Al膜41を形成する。このとき、ECRエッチングを
行っても薄膜抵抗体37にダメージを与えることがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜抵抗体を有す
る多層配線構造の半導体装置およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置として特に集積回路において
は、その構成要素として絶縁膜上に薄膜抵抗体を形成し
て用いるものがあり、例えば、特開平2−58259号
公報,特開平5−175428号公報あるいはUSP5
382916号に示されるようなものがあり、薄膜抵抗
体の材料としては、CrSi系あるいはNiCr系など
の材料を用いたものがある。
【0003】この場合、CrSi系(CrSiあるいは
CrSiNなど)の薄膜抵抗体は、その組成比や熱処理
の制御によって、抵抗値の変化率が通常の半導体デバイ
スの使用温度範囲においてほぼ一定した正、負または零
の値に設定することができる。また、このような薄膜抵
抗体は、半導体装置の製造過程において比較的簡単に形
成することができるという利点があることから注目され
ているもので、電気的には高抵抗から低抵抗までの幅広
い抵抗値のものを作り込むことができるので、回路素子
として広い用途に使用することができるものである。
【0004】このような薄膜抵抗体の形成工程として、
例えばMOSFETの半導体集積回路にCrSiの薄膜
抵抗体を形成する場合に適用したものが図15ないし図
18に示されている。図15は半導体基板としてのシリ
コン基板1にトランジスタ形成工程を経てFET領域2
を設けた状態を示しており、FET領域2にはソース領
域3が形成される(接合深さxjは、例えば0.45μ
m程度)と共に、LOCOS膜4,ゲート酸化膜5、ゲ
ート電極(ポリシリコン)6、BPSG(ボロンリンガ
ラス)膜7が形成されており、ソース領域3に対応して
BPSG膜7にはコンタクトホール7aがウェットエッ
チング処理により形成されている。
【0005】この状態で、薄膜抵抗体8となるCrSi
膜8a(例えば膜厚15nm程度)およびバリアメタル
層9となるTiW膜9a(例えば膜厚170nm程度)
がスパッタにより全面に形成される。この場合、CrS
i膜8aおよびTiW膜9aは、真空中にて連続スパッ
タにより形成するか、あるいはCrSi膜8aを形成し
た後にいったんウエハを大気圧中に取り出した後に再び
TiW膜9aをスパッタにより形成するなどの方法が用
いられる。
【0006】次に、図16に示すように、FET領域2
から離れた位置のBPSG膜6上の薄膜抵抗体8を形成
する領域にフォトリソグラフィ処理によってフォトレジ
スト10をパターニングする。この後、フォトレジスト
10によりパターニングされた部分を除いてTiW膜9
aおよびCrSi膜8aをエッチング処理により除去す
る。まず、TiW膜9aは、H/HO(過酸化
水素水)のウェットエッチング処理およびH/N
OH/HO(過酸化水素水+アンモニア水)によ
りライトエッチング処理によって剥離され、続いてCr
Si膜8aは、CF/Oガスを用いたドライエッチ
ング処理により剥離される。このとき、ドライエッチン
グ処理では、コンタクトホール7aに露出しているシリ
コン基板1の表面も10〜20nm程度エッチオフされ
る。
【0007】続いて、フォトレジスト10を剥離した後
に、図17に示すように、バリアメタルとしてのTiN
膜11を形成すると共にこれに続けて1stAl(第1
層アルミニウム配線)12となるAlSiCu膜(例え
ば膜厚0.9μm)をスパッタにより形成し、フォトリ
ソグラフィ処理によりフォトレジスト13を配線パター
ンとなるようにパターニングする。次に、Alエッチン
グ処理をRIE(反応性イオンエッチング)によるドラ
イエッチング処理で行う。このエッチング処理において
は、薄膜抵抗体8部分は、バリアメタル(TiW膜)9
により保護されており、CrSi膜はエッチングされな
い。
【0008】次に、図18に示すように、バリアメタル
9をウェットエッチング処理により剥離する。このと
き、エッチング液としてはライトエッチングと同様にH
/NHOH/HO(過酸化水素水+アンモニ
ア水)を用いる。なお、このエッチング処理において、
TiW膜9aのエッチング残りを防止するためにオーバ
ーエッチングを行うと、逆に、フォトレジスト13下の
部分(図中Aで示す部分)のTiWも徐々にエッチング
されるので、アンダーカット状態になりやすい。また、
1atAl膜12と薄膜抵抗体8との間に残ったTiW
膜9aは、バリアメタルとしてCrSiとAlSiCu
との相互拡散を防止することができるので、結果として
薄膜抵抗体8の抵抗特性が劣化するのを防止できる。
【0009】この後、フォトレジスト13は酸素プラズ
マによるアッシング処理で剥離され、薄膜抵抗体8およ
び1stAl膜12の形成工程が終了する。この後は、
全体に保護膜が形成されるなどの後処理が行われて集積
回路のチップが形成されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の素子
の微細化、高集積化に伴って拡散層(pn接合)のシャ
ロー化およびAl配線加工の微細化のために、Alのド
ライエッチング処理のプラズマ高密度化が進んでいる。
そこで、発明者らは、このようなマイコンクラスの集積
密度のプロセスの半導体集積回路装置に前述した薄膜抵
抗体を形成することを想定して検討を行ってみた。以
下、図19ないし図22を参照してそのプロセスについ
て説明する。
【0011】マイコンクラスの高集積密度では、パター
ンの幅寸法と開口寸法の限度が1/1μm程度となり、
また、pn接合の深さ寸法xjも0.15μm程度のレ
ベルが要求されるようになる。このような設計ルール
(0.8μmルール)に基づいたプロセスにおいては、
上述したように、ドライプロセスが主となってきてお
り、このようなシステムの下においても薄膜抵抗体を高
品質で作り込むことができるようにすることが望まれ
る。
【0012】図19ないし図22は前述した薄膜抵抗体
の形成プロセスを同等の構成部に適用したもので、この
場合においては、FET部14は、ソース領域3に代わ
るソース領域15の接合深さxjが0.15μm程度に
設定されている点と横方向のスケールが1/5程度に設
定されている点を除くと、形状的には略同じものであ
る。
【0013】図19は、図15相当の図であり、薄膜抵
抗体8のCrSi膜8aおよびバリアメタル9のTiW
膜9aを形成した状態を示している。この場合、BPS
G膜7にコンタクトホール7aを形成した後に900〜
950℃程度の温度でリフロー処理を行っている。
【0014】次に、図20に示すように、フォトレジス
ト10を薄膜抵抗体8のパターンとなるようにフォトリ
ソグラフィ処理により形成し、続いて、ドライエッチン
グ処理によりTiW膜9aおよびCrSi膜8aをエッ
チングする。このとき、コンタクトホール7a部分に露
出しているシリコン基板1の表面が同時にエッチオフさ
れるので(10〜20nm程度)、ソース領域15のp
n接合深さ寸法は0.15μmよりも浅くなってしま
う。
【0015】続いて、図21に示すように、1stAl
膜12となるAl/TiN/Tiをスパッタにより形成
し、この後、フォトリソグラフィ処理によってフォトレ
ジストを塗布すると共にパターニングして配線パターン
となるレジストパターンを形成する。この状態で、アル
ミニウムのドライエッチングをECR(Electron cyclo
tron resonance)によって行う。この場合、ECRドラ
イエッチング処理を用いるのは、高集積密度の0.8μ
mルールにおいて要求される微細加工に対応するため
で、低エッチング圧力で高密度のプラズマが得られると
いう特性を有するからであり、このクラスのプロセスと
しては一般的なものである。
【0016】ところが、1stAl膜12がECRドラ
イエッチング処理によりエッチングされると、薄膜抵抗
体8のバリアメタル9が露出する部分ではバリアメタル
9のTiW膜9aがエッチングされるようになる。する
と、その下に設けられている薄膜抵抗体8のCrSi膜
もエッチオフされてしまうことになり、薄膜抵抗体8を
残せなくなってしまう場合が生ずる。
【0017】次に、このプロセスにおいては、図22に
示すように、層間絶縁膜としてP−SiN(プラズマ窒
化膜)膜16を形成した後、フォトリソグラフィ処理に
よって薄膜抵抗体8部分のP−SiN膜16をエッチン
グ処理により除去し、続いて、バリアメタル9のTiW
膜9aをウェットエッチング処理により除去して薄膜抵
抗体形成工程を終了する。
【0018】この結果、コンタクトホール7aを形成し
た状態でCrSi膜8aをドライエッチング処理により
エッチングするときに、コンタクトホール7a部分に露
出しているシリコン基板1の表面が10〜20nmエッ
チングされてしまうことによりpn接合の深さが浅くな
るので、浅い接合深さに設定される0.8μmルールを
採用する場合にはpn接合がダメージを受け易くなり、
pn接合部分でリーク電流が無視できない程度に大きく
なってしまう不具合が出てくる。
【0019】この点で、このような不具合を回避するた
めに、例えば、コンタクトホール7aを形成する前の段
階で薄膜抵抗体8の形成工程を実施することもひとつの
案としては考えられるが、この場合には、薄膜抵抗体8
の熱的な安定性の問題があり、コンタクトホールの形成
工程でセカンドリフロー処理やレジストベークなどの5
00℃を超える高温の熱処理が行われる場合には、Cr
Si膜8aが変質して所望の抵抗値を残すことができな
くなるため、簡単には採用することができない事情下に
ある。
【0020】また、薄膜抵抗体8自体についても、1s
tAl膜12のエッチング処理時にECRドライエッチ
ング処理を採用するとバリアメタルとしてのTiW膜9
aがエッチオフされてしまうことからCrSi膜8aそ
のものがエッチングされてしまうことになり、所望の抵
抗値を有する薄膜抵抗体8を形成できなくなるかあるい
は精度良く形成することができなくなり、安定した製造
工程として採用することができなくなるという不具合が
出てくる。
【0021】発明者らは、この不具合について、別途の
試料を作成して検証をした。すなわち、図23はアルミ
ニウム膜をドライエッチング処理により剥離する場合
に、RIEを用いるかあるいはECRを用いるかによっ
てどの程度の差が出るかを測定した結果を示すもので、
測定を行った試料は図24に断面で示す構成を採用して
いる。すなわち、試料は、シリコン酸化膜SiO膜上
に所定のパターンでTiW膜を所定厚さ寸法で形成し、
これにアルミニウム膜を被着した後、フォトレジストを
パターニングしてアルミニウムエッチング処理を行った
ものである。
【0022】図23において、横軸には被着したアルミ
ニウム膜のエッチング処理時間が膜厚分を剥離するのに
必要な時間を経過した時点をゼロとしてオーバーエッチ
ング時間を取っており、縦軸にはそのときのTiW膜の
残存膜厚をnm単位で示している。そして、この結果か
ら分かるように、RIEドライエッチング処理では、T
iW膜はほとんどそのまま残るのに対して、ECRドラ
イエッチング処理では、TiW膜が急速にエッチオフさ
れてしまうので、RIEドライエッチング処理で設定し
ているようなオーバーエッチング時間を設定すると、T
iW膜はほとんどなくなってしまうことになる。
【0023】また、図25は、同じECRドライエッチ
ングでも、TiW膜を全面に被着した状態で行う場合
と、図26に示すようにフォトリソグラフィ処理を経て
TiW膜をパターニングした状態で行う場合とでは、C
rSi膜をエッチングする関係から、後者の方が初期的
な膜厚が大きく低下してしまうことに起因して、やはり
TiW膜がほとんどエッチオフされてしまうことが判明
した。
【0024】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、マイコンクラスの高集積化した設計ル
ールを適用する半導体装置においても薄膜抵抗体を採用
した構成とすることができ、特に、第1の目的として、
コンタクト工程の後に薄膜抵抗体の形成工程を実施する
際においてもその形成工程に起因するpn接合でのリー
ク電流不良の発生を極力抑制できるようにした半導体装
置およびその製造方法を提供することにある。
【0025】また、本発明の第2の目的は、同様に、マ
イコンクラスの高集積化した設計ルールを適用する半導
体装置においても薄膜抵抗体を採用した構成とすること
ができ、特に、アルミニウムの配線パターンの形成工程
におけるアルミニウムのエッチング処理を行う場合に、
下地部分に薄膜抵抗体が積層されていることによりエッ
チオフされてしまうといったことを防止できる半導体装
置およびその製造方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明あるいは
請求項8の発明によれば、多層配線構造における層間絶
縁膜を2層に分割した下層および上層の層間絶縁膜と
し、それらの間に薄膜抵抗体を形成しているので、薄膜
抵抗体を形成する過程では薄膜抵抗体以外には下層の層
間絶縁膜が露出した状態となるので、他の加工処理との
競合がなくなり、薄膜抵抗体の形成工程が他の処理によ
る悪影響を受けることがなくなると共に、薄膜抵抗体の
形成工程を実施することにより他の部分が悪影響を受け
ることをなくすことができ、安定した品質の薄膜抵抗体
を含む半導体装置を得ることができるようになる。
【0027】請求項2の発明あるいは請求項9の発明に
よれば、層間絶縁膜として一般的に用いられるTEOS
膜を2層に分割したものを下層および上層の層間絶縁膜
としているので、特殊な工程を追加することなく薄膜抵
抗体を形成する工程を他の工程との干渉を起こすことな
く実施することができるようになる。
【0028】請求項3の発明あるいは請求項10の発明
によれば、薄膜抵抗体としてCrSi系の抵抗材料を用
いているので、その組成比や熱処理の制御によって抵抗
値の変化率が使用温度範囲においてほぼ一定した値とな
るようにすることができ、安定した特性を再現性良く得
ることができる。
【0029】請求項4の発明あるいは請求項11の発明
によれば、薄膜抵抗体用のアルミニウム電極を介して上
層の配線パターンと電気的に接続する構成とされている
ので、上層の配線パターンを形成する際に薄膜抵抗体が
直接露出することがなくなり、アルミニウム系の配線パ
ターン材料に対して同等の処理を請求項5,6の発明あ
るいは請求項12,13の発明によれば、薄膜抵抗体の
上にはバリアメタル層が形成されているので、薄膜抵抗
体がエッチングされやすい場合でもこれを保護すること
ができるので、製造工程が安定したものとすることがで
き、さらには、配線用メタルとしてのアルミニウム系の
導体膜と薄膜抵抗体とが直接接触する構造と異なり、相
互拡散による劣化を防止することができるようになる。
【0030】請求項7の発明あるいは請求項14の発明
によれば、形成された薄膜抵抗体との電気的接続が上層
の配線パターンによってなされるので、薄膜抵抗体の形
成工程中に他の形成工程を入れることなく下層の配線パ
ターンとの間の電気的接触を図ることができるようにな
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明をマイコンクラスの
設計ルール(例えば0.8μmルール程度の設計レベル
の集積度)を採用したMOSFETの集積回路に適用し
た場合の一実施例について図1ないし図14を参照して
説明する。
【0032】図1は、本発明の製造方法によって製造さ
れた半導体装置である高集積密度のMOSICの一断面
を模式的に示すもので、シリコン基板21はSOI(si
licon on insulator)構造のもので高不純物濃度のp形
基板層21a上にシリコン酸化膜層(SiO)21b
を介して高不純物濃度のn形層21cおよび低不純物濃
度のn形層21dが積層されている。このシリコン酸化
膜層21bより上部側は素子形成領域となるもので、ト
レンチを形成してシリコン酸化膜22aおよび多結晶シ
リコン層22bを形成する所謂トレンチ分離を行うこと
によりFET形成領域23および薄膜抵抗体形成領域2
4に分離形成している。
【0033】FET形成領域23は、低不純物濃度のn
形層21dにp形不純物を導入することによりp形ウェ
ル層23aが設けられており、この表面部には高不純物
濃度n形のソース領域25aおよび高不純物濃度n形の
ドレイン領域25bが形成されている。なお、この場合
におけるソース領域25aやドレイン領域25bはpn
接合の深さ寸法xjは、この設計ルールにおいて0.1
5μm程度となるように設定されている。
【0034】FET形成領域23の表面にはソース領域
25aとドレイン領域25bとの間に渡って所定厚さ寸
法のゲート酸化膜26が形成されており、他の部分には
フィールド酸化膜としてのLOCOS(local oxidatio
n of silicon)膜27が形成されている。この場合、L
OCOS膜27は、後述するトリミングを行う部分に対
応してレーザ光を散乱させるための凹凸部が形成される
ように平面的には市松模様となるように配置形成した領
域27aが形成されている。
【0035】FET形成領域23のゲート形成部分には
ポリシリコンからなるゲート電極28が形成されてお
り、これらの上部にはBPSG膜29がCVDなどによ
り形成されている。ソース領域25a(およびドレイン
領域25b)にはコンタクトホールが形成されており、
TiN膜30および1stAl膜としてのAlSiCu
膜31が成膜され、ソース電極(およびドレイン電極)
が形成されている。また、この1stAl膜31の配線
パターンでは、コンタクト以外にBPSG膜29上にも
配線パターン32a,32bを形成している。
【0036】層間絶縁膜としては、P−SiN膜(プラ
ズマ窒化膜)33上に、第1TEOS膜34が形成さ
れ、SOG(spin on glass )35により平坦化された
状態のところに第2aTEOS膜36が成膜されてい
る。この第2aTEOS膜36上には、所定の位置に薄
膜抵抗体37が形成されている。この薄膜抵抗体37
は、CrSi膜をスパッタリングにより膜厚15nm程
度形成している。そして、この薄膜抵抗体37の両端部
にバリアメタルとなるTiW膜38を介して薄膜抵抗体
用電極としてAlSi膜39を形成している。
【0037】これらを覆うように層間絶縁膜としての第
2bTEOS膜40が形成され、所定の部分にVia4
1a,41b,41cなどが形成され、これらを介して
2ndAl膜としてのAlSi膜42が形成されてい
る。そして、最上層には素子全体を保護するためのパッ
シベーション膜としてP−SiN膜43が形成された状
態に構成されている。
【0038】なお、上述の構成において、第2aTEO
S膜36および第2bTEOS膜40は、一般的な層間
絶縁膜の形成工程において用いられる第2TEOS膜を
2回に分けて積層したもので、それらの厚さ寸法の和は
一層のみ形成する通常の工程で用いられるものと同等の
厚さ寸法となるように設定されている。
【0039】さて、このようにして製作されたチップ
は、CrSi膜37によりなる抵抗値を調整するため
に、レーザ光線によりトリミング処理されるようになっ
ている。このとき、薄膜抵抗体37の形成領域の下部に
はLOCOS膜27が細かい凹凸をなす領域27aとし
て形成されているので、レーザ光をこの部分で散乱させ
ることができ、これによって光の干渉等によるトリミン
グ処理に対する悪影響を防止する構造となっている。
【0040】さて、次に、上記したMOSICの製造方
法について図2ないし図14をも参照して説明する。こ
こでは、製造工程を図2に示す10のプロセスP1〜P
10に分けており、これらの各プロセスを以下に順次説
明する。
【0041】[プロセスP1]…トランジスタ形成工程 図3に示すように、SOI構造のシリコン基板21は、
あらかじめ高不純物濃度p形の基板層21a上にシリコ
ン酸化膜層21bを介して高不純物濃度n形層21cお
よび低不純物濃度n形層21dが積層されたもので、こ
のようなシリコン基板21に対して、これに形成するM
OSFETや薄膜抵抗体などの種々の素子に対応してF
ET形成領域23あるいは薄膜抵抗体形成領域24を分
離工程を経て設ける。
【0042】この場合、分離工程では、各領域23,2
4に対応してそれらの境界部分にシリコン酸化膜層21
bまで到達する深いトレンチ(溝)をエッチング処理な
どにより形成し、この後、エッチングにより形成された
トレンチ部分の側壁にシリコン酸化膜22aを形成して
各領域23,24を絶縁分離する。この後、トレンチ部
分のシリコン酸化膜22aで覆われた部分の空間を多結
晶シリコン層22bにより埋めることによりシリコン基
板21の表面を平坦化している。
【0043】次に、フォトリソグラフィ処理によりパタ
ーニングを行ってFET形成領域23に対応してイオン
注入等の方法により硼素(B)等のp形の不純物を導入
し、この後、熱処理を行うことによりp形の不純物を拡
散p形ウェル層(p−well)23aを形成する。続
いて、CVD法等により窒化シリコン膜(Si
を形成すると共にフォトリソグラフィ処理によって各領
域23,24の境界部分のトレンチ形成領域の上部に窓
を形成し、フィールド酸化膜としてのLOCOS膜27
を形成する。このとき、薄膜抵抗体形成領域24のLO
COS膜27は、薄膜抵抗体37のレーザトリミングを
行う際の加工性を向上させる構造として、平面的には市
松模様状となる凹凸部27aを形成している。
【0044】次に、FET形成領域23のp形ウェル層
23aに所定厚さ寸法のゲート酸化膜26を形成すると
共に、ポリシリコンをCVD法等により積層してフォト
リソグラフィ処理を行うことによりゲート電極28を形
成する。この後、nチャンネルMOSFETを形成すべ
く、p形ウェル層23a内に砒素(As)等のn形不純
物をイオン注入して熱処理を行うことによりソース領域
25aおよびドレイン領域25bを形成する。なお、図
示はしていないがpチャンネルMOSFETの形成領域
には、硼素(B)等のp形不純物をイオン注入してソー
ス領域およびドレイン領域を形成することになる。この
後、シリコン基板21の表面全体に層間絶縁膜のひとつ
としてBPSG膜29をCVD法などにより所定厚さ寸
法だけ形成し、リフロー処理を行う。
【0045】[プロセスP2]…コンタクト形成工程 図4に示すように、BPSG膜29に所定のコンタクト
ホール形成領域に対応してフォトリソグラフィ処理を行
って窓部のパターンを形成し、ドライエッチング処理に
よりBPSG膜29をエッチングしてコンタクトホール
29bを形成する。この後、リフロー処理を900〜9
50℃程度で行ってパターンのエッジ部分が図示のよう
になだらかになるようにする。このとき、コンタクトホ
ール29bにより露出しているソース領域25aおよび
ドレイン領域25bのシリコンも僅かにエッチングされ
ることになるので、接合深さ寸法xjが少し浅くなる。
【0046】[プロセスP3]…1stAl膜形成工程 図5に示すように、下層の配線パターンとしての1st
Al膜(第1層目のアルミニウム膜)31を形成する。
この場合に、1stAl膜31の形成に先だって、バリ
アメタルとしてのTiN膜(窒化チタン)30を100
nm程度の膜厚で形成し、これに連続してAlSiCu
膜31を0.45μm程度の膜厚でスパッタにより形成
する。次に、フォトリソグラフィ処理により1stAl
膜31の形成部分に対応してレジストパターンを形成
し、ドライエッチング処理によりエッチングを行う。こ
のとき、ドライエッチング処理は、ECR(Electron c
yclotron resonance)ドライエッチングを行うようにし
ている。なお、この場合において、ECRドライエッチ
ングを行っても、1stAl膜31以外の部分はBPS
G膜29で覆われているので、シリコン基板21の表面
にダメージを与えることがない。
【0047】[プロセスP4]…層間絶縁膜形成工程
(前半) 続いて、下層の層間絶縁膜の形成工程として、次のよう
な順に複数の膜を形成する。まず、図6に示すように、
P−SiN膜(プラズマ窒化膜)33を成膜し(処理温
度は例えば380℃)、この後、第1TEOS(テトラ
エトキシシラン)膜34をCVD法により膜厚0.2μ
m程度を形成する(処理温度は例えば420℃)。次
に、図7に示すように、SOG(spin on glass )を塗
布し、ベークおよびエッチバック処理を行うことによ
り、SOG35でシリコン基板21の表面の凹凸が多い
部分を平坦化するように埋める。
【0048】そして、下層の層間絶縁膜に相当する第2
aTEOS膜36をCVD法により膜厚0.3μm程度
を成膜する(処理温度は例えば420℃)。このときの
第2aTEOS膜36の膜厚は、後工程で形成する第2
bTEOS膜40の膜厚との合成膜厚が従来工程におけ
る第2TEOS膜の膜厚(0.5μm程度)と同等とな
るように設定されている。
【0049】[プロセスP5]…薄膜抵抗体形成工程 次に、図9に示すように、薄膜抵抗体としてのCrSi
膜37をスパッタにより15nm程度の膜厚で成膜し、
フォトリソグラフィ処理によって薄膜抵抗体形成領域2
4の部分にフォトレジストをパターニングし、ドライエ
ッチング処理を行ってCrSi膜37の不要な部分を除
去する。このとき、CrSiのドライエッチング処理で
は、CrSi膜31がエッチングされたときに露出する
部分が第2aTEOS膜36であるから、シリコン基板
21のシリコン面が露出することがなく、ダメージを受
けることがない。
【0050】[プロセスP6]…薄膜抵抗体用電極形成
工程 図10に示すように、薄膜抵抗体37が形成された状態
の面にバリアメタルとしてのTiW膜38をスパッタに
より膜厚0.1μm程度成膜する。そして、これに続い
て、薄膜抵抗体用電極としてのAlSi膜39を膜厚
0.2μm程度成膜する。続いて、フォトリソグラフィ
処理を行って薄膜抵抗体37の両端部に電極を形成する
ようにフォトレジストでパターニングする。
【0051】次に、ウェットエッチング処理によりAl
Si膜39のエッチングを行う。このとき、エッチング
液としては燐酸と硝酸との混合液を用いているので、オ
ーバーエッチを行っても下側に形成されているTiW膜
38をエッチオフすることがない。AlSi膜39をエ
ッチング処理すると、これに続いてSiノジュールエッ
チング処理を行い、この後、TiW膜39のウェットエ
ッチング処理を行う。この場合にも、上述同様にして下
地のCrSi膜37をエッチオフすることがないので、
確実にパターニング処理を行うことができるようにな
る。なお、AlSi膜39およびTiW膜39のエッチ
ング処理では、同じフォトレジストのパターンを用いて
いるが、TiW膜38とAlSi膜39のエッチングレ
ートの違いにより、下層側のTiW膜38の外周部分が
AlSi膜39から露出するようにアンダーカットされ
た状態にエッチングされる。
【0052】[プロセスP7]…層間絶縁膜形成工程
(後半) 図11に示すように、上層の層間絶縁膜としての第2b
TEOS膜40をCVD法により膜厚0.3μm程度で
成膜する(処理温度は例えば420℃)。これにより、
薄膜抵抗体37が第2aTEOS膜36と第2bTEO
S膜40との間に挟まれた状態に形成されたことにな
る。
【0053】[プロセスP8]…Via形成工程 図12に示すように、フォトリソグラフィ処理により上
層の配線パターンとしての2ndAl膜41との電気的
接続をとるためのコンタクトホールであるViaを形成
する。このとき、Viaは、1stAl膜上のViaと
CrSi膜用のAlSi膜のViaを共に形成する。例
えば、薄膜抵抗体37の電極であるAlSi膜42に対
してVia40aを形成すると共に、1stAl膜32
aとの電気的接続をとるためのVia40bを形成す
る。
【0054】[プロセスP9]…2ndAl膜形成工程 図13に示すように、2ndAl膜としてのAlSiC
u膜41をスパッタにより膜厚0.9μm程度成膜す
る。続いて、フォトリソグラフィ処理により、電極形成
部分にフォトレジストのパターニングを行い、ECRド
ライエッチング処理によりエッチングを行う。このと
き、AlSiCu膜41をエッチングした状態で露出す
るのは第2bTEOS膜40であるから、薄膜抵抗体3
7およびその電極39に悪影響を及ぼすことがない。2
ndAl膜の配線パターンが形成されると、続いてシン
ター(処理温度は例えば450℃)を行う。
【0055】[プロセスP10]…パッシベーション膜
形成工程 最後に、図14に示すように、全体にパッシベーション
膜としてのP−SiN膜42を形成する(処理温度は例
えば380℃)。以上のプロセスP1〜P10を経るこ
とにより、他のプロセスにて行うエッチング処理などの
悪影響を受けたり及ぼしたりすることなく、薄膜抵抗体
37を形成することができると共に、1stAl膜31
および2ndAl膜41を形成することができるように
なる。なお、以上の処理の説明で判るように、薄膜抵抗
体であるCrSi膜37の形成工程の後の処理過程にお
いては、CrSiの特性が劣化する500℃以上の温度
では熱処理が行われないようになっている。
【0056】このような本実施例によれば、第2aTE
OS膜36の形成工程の後に薄膜抵抗体37の形成工程
を設けているので、薄膜抵抗体37を形成する際には、
シリコン基板21の表面が露出しない状態で処理を行う
ことができ、これによって浅いpn接合が形成される場
合でもコンタクトホール29a部分を介してダメージを
受けることがなくなり、安定した処理を行うことができ
るようになる。
【0057】また、第2bTEOS膜40の形成工程の
後に2ndAl膜41の形成工程を実施するようにした
ので、その処理過程で薄膜抵抗体37にダメージを与え
ることがなくなり、安定した処理を行うことができるよ
うになる。
【0058】さらに、上述のように薄膜抵抗体37の形
成工程は、コンタクトホール29aの形成工程の後の工
程中に行われるので、薄膜抵抗体37が500℃以上の
高温の熱処理の条件下にさらされることがなくなり、C
rSi膜を変質させることなく安定した抵抗値の抵抗体
として形成することができるようになる。
【0059】加えて、薄膜抵抗体37として、CrSi
膜を成膜してからフォトリソグラフィ処理を行う場合に
TiW膜などのバリアメタルを設けることなくCrSi
膜のみをドライエッチング処理により除去してパターニ
ングすることができるので、パターンの寸法精度を向上
させることができる。
【0060】また、このような薄膜抵抗体37の形成工
程を第2aTEOS膜36および第2bTEOS膜40
の形成工程の間に実施するので、フォトリソグラフィ処
理工程の増加の度合を極力抑制することができる。
【0061】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、次のように変形また拡張できる。バリアメ
タルとしては、TiW膜以外に、TiN膜,W膜あるい
はTi膜などを用いることができる。薄膜抵抗体として
は、CrSi膜以外に、NiCr膜などを用いることが
できる。その膜厚は、5〜20nm程度に設定すること
ができる。薄膜抵抗体を形成する半導体装置全般に適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を模式的に示した断面図
【図2】製造プロセスの流れの説明図
【図3】プロセスP1の終了時点での模式的断面図
【図4】プロセスP2の図3相当図
【図5】プロセスP3の図3相当図
【図6】プロセスP4の図3相当図(その1)
【図7】プロセスP4の図3相当図(その2)
【図8】プロセスP4の図3相当図(その3)
【図9】プロセスP5の図3相当図
【図10】プロセスP6の図3相当図
【図11】プロセスP7の図3相当図
【図12】プロセスP8の図3相当図
【図13】プロセスP9の図3相当図
【図14】プロセスP10の図3相当図
【図15】従来例を示す工程の模式的断面図(その1)
【図16】図15相当図(その2)
【図17】図15相当図(その3)
【図18】図15相当図(その4)
【図19】従来工程の適用を想定して不具合を説明する
図15相当図(その1)
【図20】図19相当図(その2)
【図21】図19相当図(その3)
【図22】図19相当図(その4)
【図23】アルミニウムドライエッチングのオーバーエ
ッチング時間とTiW膜の残存厚さとの相関を示す図
(その1)
【図24】図23のデータを取得するためのサンプルの
模式的断面図
【図25】図23相当図(その2)
【図26】図24相当図
【符号の説明】
図中、21はシリコン基板、21aは基板層、21bは
シリコン酸化膜、21cは高不純物濃度n形層、21d
は低不純物濃度n形層、22aはシリコン酸化膜、22
bは多結晶シリコン層、23はFET形成領域、23a
はp形ウェル層、24は薄膜抵抗体形成領域、25aは
ソース領域、25bはドレイン領域、26はゲート酸化
膜、27はLOCOS膜、28はゲート電極、29はB
PSG膜、30はTiN膜、31は1stAl膜(下層
配線パターン)、32a,32bは配線パターン、33
はP−SiN膜、34は第1TEOS膜、35はSO
G、36は第2aTEOS膜(下層の層間絶縁膜)、3
7は薄膜抵抗体(CrSi膜)、38はバリアメタル
(TiW膜)、39はAlSi膜(薄膜抵抗体用電
極)、40は第2bTEOS膜(上層の層間絶縁膜)、
41はP−SiN膜である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜上に形成される薄膜抵抗体を有す
    る多層配線構造の半導体装置において、 前記多層配線構造をなす下層配線パターンと上層配線パ
    ターンとの間に積層される下層および上層の層間絶縁膜
    を備え、 前記薄膜抵抗体は、前記下層および上層の層間絶縁膜の
    間に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記下層および上層の層間絶縁膜は、T
    EOS(テトラエトキシシラン)膜を含んで構成され、
    そのTEOS膜は少なくとも前記薄膜抵抗体を形成する
    層を挟んで下層および上層の2層に分離するように形成
    していることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記薄膜抵抗体は、CrSi系の抵抗体
    材料の薄膜により構成されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記薄膜抵抗体は、前記上層の配線パタ
    ーンに対して薄膜抵抗用のアルミニウム系電極を介して
    電気的に接続されていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記薄膜抵抗体と前記アルミニウム系電
    極との間には、バリアメタル層が設けられていることを
    特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記バリアメタル層は、TiWであるこ
    とを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記薄膜抵抗体は、上層の配線パターン
    により下層の配線パターンとの間の電気的接続が行われ
    るように構成されていることを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板上に薄膜抵抗体を形成する工
    程を含んでなる半導体装置の製造方法において、 前記半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、 この第1の絶縁膜により前記半導体基板の表面が覆われ
    た状態で所定部位に前記薄膜抵抗体を形成する工程と、 第2の絶縁膜を形成する工程とを設けたことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記下層および上層の層間絶縁膜として
    TEOS膜を形成することを特徴とする請求項8記載の
    半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記薄膜抵抗体の形成工程において
    は、薄膜抵抗体としてCrSi膜を形成することを特徴
    とする請求項8または9記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記上層の層間絶縁膜の形成工程に先
    だって、前記薄膜抵抗体用のアルミニウム系電極を形成
    する工程を設けたことを特徴とする請求項8ないし10
    のいずれかに記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記薄膜抵抗体の形成工程において
    は、前記薄膜抵抗体の形成に続いてバリアメタル層を形
    成することを特徴とする請求項8ないし11のいずれか
    に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記バリアメタル層としてTiW膜を
    形成することをとくちょうとする請求項12記載の半導
    体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第2の絶縁膜の形成工程に続い
    て、前記薄膜抵抗体との電気的接触を図るための開口部
    を形成する工程を設け、 前記上層の配線パターンの形成工程において、前記薄膜
    抵抗体と前記下層の配線パターンとの間の電気的接触を
    得るようにしたことを特徴とする請求項8ないし13の
    いずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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