JPH07161809A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH07161809A
JPH07161809A JP30314593A JP30314593A JPH07161809A JP H07161809 A JPH07161809 A JP H07161809A JP 30314593 A JP30314593 A JP 30314593A JP 30314593 A JP30314593 A JP 30314593A JP H07161809 A JPH07161809 A JP H07161809A
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semiconductor
integrated circuit
circuit device
silicon
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JP30314593A
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Shinichi Suzuki
慎一 鈴木
Kazue Sato
和重 佐藤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で高特性の半導体集積回路装置
と、簡単な製造で高製造歩留まりを達成できるその製造
技術を提供する。 【構成】 シリコン領域2に複数の半導体素子と前記シ
リコン領域2の表面の一部に配置されている素子分離用
の酸化シリコン膜3とを有し、前記シリコン領域2の裏
面から表面方向に向けて設けられており、前記酸化シリ
コン膜3にその底面領域が接触している絶縁物19を備
えている半導体集積回路装置とすることにより、前記シ
リコン領域2に設けられている半導体素子と前記シリコ
ン領域2上に設ける必要がある多層構造の電気配線層と
は独立して、前記絶縁物19からなるU型アイソレーシ
ョン領域を前記シリコン領域2の裏面から形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置お
よびその製造技術に関し、特に、U型アイソレーション
を有するBiMOS (Bipolar Metal Oxide Semiconduc
tor)半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】BiCMOS (Bipolar Complementary
Metal Oxide Semiconductor)半導体集積回路装置は、バ
イポーラトランジスタとCMOSFETを組み合わせた
ものであって、バイポーラトランジスタの高速性とCM
OSFETの低消費電力というそれぞれの特性を生かし
たデジタルICなどの半導体集積回路装置を得ることが
できる。
【0003】前記BiCMOS半導体集積回路装置にお
いては、素子分離用領域としてpn接合による素子間分
離方法よりも素子間分離が集積度および特性において優
れている高信頼度のU型絶縁物分離方式であるU型アイ
ソレーションを行うことが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記U型ア
イソレーションを採用しようとすると、次に記載するよ
うな種々の問題点があることを、本発明者は見い出し
た。
【0005】(1)前記U型アイソレーションを形成す
る際に必要な製造工程数は、pn接合による素子間分離
方式に比較して極めて多くなる。
【0006】また、製造工程数が多くなることに伴い、
前記U型アイソレーション表面および半導体基板上の多
層配線構造などの段差部が多くなり、平坦性が低下した
り、種々の領域での欠陥密度が増加し、製造歩留りを向
上することが困難となる。
【0007】(2)前記U型アイソレーションを製造す
る場合、半導体基板に酸化シリコン膜などのエッチング
用マスクを形成し、高精度のドライエッチング装置を用
いてU形状の溝(U形状溝、U型溝、U型トレンチ(tre
nch)とも称する場合がある)を形成する必要があるが、
前記エッチング用マスクおよび前記ドライエッチングに
よる異物が発生し、その異物によって前記U形状溝がシ
ョートするなどの特性不良が発生し、製造歩留りが低下
する。
【0008】また、前記U形状溝の形成にあたっては、
現状の技術からして、高精度なドライエッチング技術を
採用する必要があり、製造プロセス上の制限が伴う。
【0009】さらに、エッチングによって形成される前
記U形状溝の形状の良否は、後工程の製造プロセスに影
響するために、前記U形状溝の形状に対する要求項目が
厳しいものとなる。
【0010】(3)前記U型アイソレーション領域上に
多層構造の電気配線層が配置されることにより、前記U
形状溝に絶縁物を埋め込む必要がある。この埋め込み工
程においては、前記U形状溝内およびその周辺の半導体
基板などの材料であるシリコンが酸化されるため、酸化
による体積膨張により、ストレスが発生し、結晶欠陥が
発生しやすい。
【0011】また、前記U形状溝にシリコンと熱膨張係
数が近い材料である酸化シリコン、多結晶シリコンなど
を用い、熱酸化処理温度よりも低温な条件で形成できる
CVD法によって埋め込む手法を採用しても、ストレス
が発生する。
【0012】(4)前記U形状溝に絶縁物を埋め込んだ
後に、その領域の表面を平坦化する工程においては、埋
め込んだ材料をウエットエッチングまたはドライエッチ
ングによってエッチバックを行い、後洗浄作業を行って
も、前記エッチングによる異物や残渣が残存することが
あり、それが素子不良となるような欠陥となる場合があ
る。
【0013】また、完全状態の平坦化は現状の技術では
でき得ないため、前記U形状溝上領域にクレバス(crev
asse)形状の段差部分が生じる。前記段差部分は、この
領域上に形成される多層配線層パターンの形成上の障害
となり、前記多層配線層のパターンおよびレイアウトな
どに制限を与えることになる。
【0014】本発明の一つの目的は、簡単な構造で高特
性の半導体集積回路装置を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、簡単な製造で高製造
歩留りを達成できる半導体集積回路装置の製造技術を提
供することにある。
【0016】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明において開示され
る発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、以下
のとおりである。
【0018】請求項1記載の発明は、半導体領域に複数
の半導体素子と前記半導体領域表面の一部に配置されて
いる素子分離用の絶縁膜とを有し、前記半導体領域裏面
から表面方向に向けて設けられており、前記絶縁膜にそ
の底面領域が接触しているU型アイソレーション領域を
備えている半導体集積回路装置とする。
【0019】
【作用】前記した手段によれば、前記半導体領域に設け
られている半導体素子と前記半導体領域上に設ける必要
がある多層構造の電気配線層とは、独立して前記U型ア
イソレーション領域を前記半導体領域の裏面から形成で
きる構造であるために、前記半導体素子および前記電気
配線層のパターンおよび製造プロセスを決定する諸条件
と、前記U型アイソレーション領域のパターンおよび製
造プロセスを決定する諸条件とは、相互に独立して規定
できることより、簡単でかつ高特性の構造を簡単な製造
プロセスでしかも高製造歩留りをもって行える。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、実施例を説明するための全図におい
て同一機能を有するものは同一の符号を付し、重複説明
は省略する。
【0021】(実施例1)図1〜図8は、本発明の一実
施例である半導体集積回路装置およびその製造工程を示
す断面図であり、同図を用いて、本発明の半導体集積回
路装置およびその具体的な製造方法について説明する。
【0022】まず、図1,図2に示すように、SOI
(Silicon on Insulator)ウェハをスターティングマテ
リアルとして使用して、BiCMOS半導体集積回路装
置におけるバイボーラトランジスタおよびCMOSFE
Tを含む半導体素子並びに多層配線構造を製造する。
【0023】すなわち、図1に示すように、絶縁性材料
であるサファイアまたはシリコン基板1a上にシリコン
酸化膜1bを有する絶縁性基板1と、前記絶縁性基板1
上に製造されている半導体領域であるシリコン領域2と
からなるSOIウェハを用意し、前記シリコン領域2の
一部に素子分離用絶縁膜となるLOCOS(Local Oxid
ation of Silicon)構造の酸化シリコン膜3を形成す
る。
【0024】次に、図2に示すように、前記シリコン領
域2に、BiCMOS半導体集積回路装置の構成素子と
なるバイボーラトランジスタおよびCMOSFETを含
む半導体素子を形成した後、前記シリコン領域2上に多
層配線構造を有する電気配線層と層間絶縁膜それにパッ
シベーション膜を形成する。
【0025】前記シリコン領域2には、種々の態様の素
子を形成でき、前記多層配線構造の前記電気配線層と前
記層間絶縁膜それに前記パッシベーション膜の態様もま
た種々のものを適用できる。
【0026】図2に示しているものは、簡略化したもの
である。同図において、4は、nチャンネルMOSFE
Tのゲート電極であり、ゲート絶縁膜の上に形成されて
いるものである。5は前記MOSFETにおけるソース
領域、6はドレイン領域である。前記ソース領域5の表
面にはソース電極7を形成し、前記ドレイン領域6の表
面にはドレイン電極8が形成されている。
【0027】また、9はpチャンネルMOSFETのゲ
ート電極であり、ゲート絶縁膜の上に形成されているも
のである。10は前記MOSFETにおけるソース領
域、11はドレイン領域である。前記ソース領域10の
表面にはソース電極12を形成し、前記ドレイン領域1
1の表面にはドレイン電極13を形成している。
【0028】さらに、前記電極7,8,12,13上に
は、多層構造の配線層を形成するが、図2においてはそ
れらを省略しており、前記多層配線構造の最終工程とし
て形成するパッシベーション膜14のみを示している。
【0029】次に、図3に示すように、多層配線層領域
を保護し、機械的強度を確保するための保護層16を、
前記多層配線層領域15の表面に100〜400μmの
膜厚をもって形成する。なお、前工程までのSOIウェ
ハに形成した半導体素子および多層配線などを図示上簡
略して示しており、15は多層配線層およびパッシベー
ション膜14を包含している配線領域を示しているもの
である。以後の製造工程における図示は、前述した簡略
形式をもって行うことにする。
【0030】前記保護層16の形成にあたっては、回転
塗布法などの手法によるスピンコート法により形成でき
るものであり、本実施例においては、低温でかつ後工程
において適宜取り除く際に容易に処理することができる
有機絶縁膜などの材料を使用している。
【0031】次に、前記保護層16により前記シリコン
領域2および前記多層配線層領域15を化学的に保護し
た状態で、前記絶縁性基板1と前記シリコン領域2との
間に設けられている酸化シリコン膜1bを、高濃度のフ
ッ化水素酸水溶液でエッチングし、前記シリコン領域2
から前記絶縁性基板1を引き離す作業を行い、図4に示
すような構造のウェハを作成する。
【0032】次に、図5に示すように、シリコン領域2
の表面に膜厚が1〜3μm程度のフォトレジスト膜17
を形成し、露光装置を用いて選択的に感光し、現像処
理、ベーキングなどの処理を行うことにより、U型アイ
ソレーション領域のためのフォトエッチング用マスクと
してのフォトレジスト膜17を形成する。
【0033】この工程における露光の際のフォトマスク
と被エッチング体である前記フォトレジスト膜17を有
するウェハとの位置合わせを行う際には、前記シリコン
領域2が薄いために、前記シリコン領域2を通してLO
COS構造の前記酸化シリコン膜3が十分透過して観察
できる。そのため、前記酸化シリコン膜3を位置合わせ
の基準として用いて、それらの位置合わせを高精度に行
うことができる。
【0034】次に、図6に示すように、前記フォトレジ
スト膜17をエッチング用マスクとしてエッチングを行
い、U型アイソレーション領域となるU型溝18を前記
酸化シリコン膜3にその底面が接触するように形成す
る。
【0035】前記エッチングは、後工程の諸制約がない
ため、加工形状の制約がなく、側面が湾曲していても、
シリコンエッチングに特有なサブトレンチ形状となって
も問題はない。
【0036】したがって、前記エッチングは、加工精度
が劣るが、プロセスが簡単であるウエットエッチングを
用いることができる。また、必要に応じて、プロセスが
複雑となる場合もあるが、高精度な加工ができるため
に、ドライエッチングを採用して前記エッチングを行う
こともできる。
【0037】前記ウエットエッチングは、結晶方位依存
性の大きいヒドラジン水溶液やフッ酸と硝酸の混合液を
使用すると、小面積のコンパクトなU型溝18を得るこ
とができる。
【0038】ドライエッチングを採用する場合には、プ
ラズマエッチング装置を用いるのがよく、反応性エッチ
ング装置やマイクロ波エッチング装置に比較して、安価
であり制御パラメータも少ない。勿論、前記反応性エッ
チング装置あるいはマイクロ波エッチング装置を用いて
前記ドライエッチングを行うことができるものである。
【0039】エッチングガスとしてフッ化炭素(C
4)、塩素、臭素ガスを使うことができる。
【0040】次に、U型溝18を形成後、不要な前記フ
ォトレジスト膜17を酸素アッシャなどにより取り除く
作業を行う。
【0041】ここで、前記シリコン領域2の裏面の前記
保護層16を保護するために、バレル式より表面のみの
レジストを除去できる枚葉式のダウンフロー式の酸素プ
ラズマアッシャや光アッシャを用いることが有効であ
る。
【0042】次に、図7に示すように、前記U型溝18
に絶縁物19を埋め込む作業を行う。
【0043】前記絶縁物19としては、酸化シリコンあ
るいは有機絶縁膜などの材料を採用して、低温状態をも
って行うことができるプラズマCVD法によって前記絶
縁物19を形成する。なお、前記シリコン領域2の表面
に形成されている前記絶縁物19の膜厚は、数μm程度
である。
【0044】次に、図8に示すように、前記絶縁物19
の表面の一部をエッチングした後、シリコン基板20を
はり合わせる。前記絶縁物19のエッチングは、一定の
膜厚にするためのエッチバック処理および前記絶縁物1
9の表面の平坦化処理などのために行うものであり、前
記絶縁物19の状態により、前記エッチングを行う必要
がない場合もある。
【0045】次に、前記シリコン基板20を前記絶縁物
19にはり合わせた後、不要となった前記保護膜16を
酸素プラズマアッシャなどで処理して除去する作業を行
う。
【0046】(実施例2)本実施例においては、前記U
型溝18を形成した段階のものをU型アイソレーション
領域として用いるものである。すなわち、図7に示すよ
うに、前記U型溝18に絶縁物19を埋め込む作業を行
う必要がない構造の半導体集積回路装置である。
【0047】前記U型溝18だけの構造とし、この領域
に前記絶縁物19を埋め込んでいないものであっても、
この領域が空気あるいは真空状態に保持する構造にする
ことにより、十分な絶縁度および耐圧を有するものとす
ることができる。
【0048】本実施例においては、前記絶縁物19の埋
め込み作業が省略できるため、製造工程数が低減でき、
製造も簡単になると共に、材料費も低減できるなどの種
々の効用があるものである。
【0049】(実施例3)本実施例においては、シリコ
ン基板などの半導体基板(ウェハ)をスターティングマ
テリアルとして採用した半導体集積回路装置およびその
製造方法である。
【0050】前記半導体基板に複数の半導体素子を形成
した後に、前記半導体基板上に多層構造の配線層を形成
する。
【0051】次に、前記多層配線領域に保護層を設けた
後、必要に応じて前記半導体基板をエッチバックしてU
型溝を形成する際に十分な厚みになるように前記半導体
基板に加工する。
【0052】次に、図4〜図8に示すように、前記実施
例1で記載した製造工程を経て、所望の半導体集積回路
装置を得るものである。
【0053】この場合、U型アイソレーション領域を形
成する領域が限定されている場合は、スクライブ領域な
どに前記U型アイソレーション領域を形成することがで
きる。
【0054】この場合は、前記U型アイソレーション領
域を形成する領域以外の前記シリコン基板の領域に、研
磨技術を用いて機械的強度を確保するためのシリコンブ
ロックを必要に応じて形成することができる。
【0055】この場合は、前記シリコンブロックがシリ
コン基板の機械的強度を確保するために、保護層は薄い
ものでよい。
【0056】前述したように、本発明においては、前記
U型アイソレーション領域を形成するためのU型溝の形
成は、容易にできるものである。
【0057】また、ウェハ裏面よりU型アイソレーショ
ンを形成するものであるため、製造プロセスが簡略化で
き、工程数を低減できる。
【0058】さらに、高精度のドライエッチングを必ず
しも必要としなくて、簡単な処理を採用できるウエット
エッチングを用いることができる。
【0059】さらにまた、U型アイソレーションを形成
するための酸化工程などが省略できるため、酸化処理で
ある高熱酸化工程が省略できることにより、結晶欠陥を
低減できる。
【0060】さらにまた、平坦化工程も簡略化できるた
めに、パターンの欠陥が低減できる。
【0061】さらにまた、多層配線領域にU型アイソレ
ーションを形成するものではないため、多層配線層パタ
ーンの欠陥の低減、多層配線層の高信頼度化・高集積化
が達成できる。
【0062】前述した諸結果が相乗して、簡単な製造に
より高い製造歩留りを得ることができる。
【0063】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0064】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0065】本発明によれば、半導体領域に複数の半導
体素子と前記半導体領域表面の一部に配置されている素
子分離用の絶縁膜とを有し、前記半導体領域裏面から表
面方向に向けて設けられており前記絶縁膜にその底面領
域が接触しているU型アイソレーション領域を備えてい
る半導体集積回路装置とすることにより、前記半導体領
域に設けられている半導体素子と前記半導体領域上に設
ける必要がある多層構造の電気配線層とは、独立して前
記U型アイソレーション領域を前記半導体領域の裏面か
ら形成できる構造であるために、前記半導体素子および
前記電気配線層のパターンおよび製造プロセスを決定す
る諸条件と、前記U型アイソレーションのパターンおよ
び製造プロセスを決定する諸条件とは、相互に独立して
規定できることより、簡単でかつ高特性の構造を簡単な
製造プロセスでしかも高製造歩留りをもって行える。
【0066】また、前記U型アイソレーション領域を形
成するためのU型溝の形成は容易にでき、ウェハ裏面よ
りU型アイソレーションを形成するものであるため、製
造プロセスが簡略化でき、工程数を低減できる。
【0067】さらに、高精度のドライエッチングを必ず
しも必要としなくて、簡単な処理を採用できるウエット
エッチングを用いることができ、U型アイソレーション
を形成するための酸化工程などを省略できるため、酸化
処理である高熱酸化工程を省略できることにより、結晶
欠陥を低減できる。
【0068】さらにまた、平坦化工程も簡略化できるた
めに、パターンの欠陥が低減でき、多層配線領域にU型
アイソレーションを形成するものではないため、多層配
線層パターンの欠陥の低減、多層配線層の高信頼度化・
高集積化が達成できる。
【0069】前述した諸結果が相乗して、簡単な製造に
より高い製造歩留りを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁性基板 1a シリコン基板 1b シリコン酸化膜 2 シリコン領域 3 酸化シリコン膜 4 ゲート電極 5 ソース領域 6 ドレイン領域 7 ソース電極 8 ドレイン電極 9 ゲート電極 10 ソース領域 11 ドレイン領域 12 ソース電極 13 ドレイン電極 14 パッシベーション膜 15 多層配線層領域 16 保護層 17 フォトレジスト膜 18 U型溝 19 絶縁物 20 シリコン基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/12 F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体素子が設けられている半導
    体領域と、 前記半導体領域表面の一部に設けられている素子分離用
    の絶縁膜と、 前記半導体領域裏面から表面方向に向けて設けられてお
    り、前記絶縁膜にその底面領域が接触しているU型アイ
    ソレーション領域とを有することを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  2. 【請求項2】 複数の半導体素子が設けられている半導
    体領域と、 前記半導体領域上に設けられている前記半導体素子に電
    気的に接触している電気配線層と、 前記半導体領域裏面から表面方向に向けて設けられてい
    るU型アイソレーション領域とを有することを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記U型アイソレーション領域には、絶
    縁物が埋め込まれていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 半導体領域表面に素子分離用の絶縁膜を
    形成する工程と、 前記半導体領域に複数の半導体素子を形成する工程と、 前記半導体領域裏面から表面方向に向けて前記絶縁膜に
    その底面領域が接触するようにU形状の溝を形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 半導体領域に複数の半導体素子を形成す
    る工程と、 前記半導体領域上に前記半導体素子に電気的に接触する
    ように電気配線層を形成する工程と、 前記半導体領域裏面から表面方向に向けて前記半導体領
    域にU形状の溝を形成する工程とを有することを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体領域に複数の半導体素子を形
    成する工程において、前記半導体領域の裏面に絶縁基板
    を備えているSOIウェハを用いて行うことを特徴とす
    る請求項4または5記載の半導体集積回路装置の製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6358820B1 (en) * 2000-04-17 2002-03-19 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of manufacturing semiconductor device
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