JPH10114478A - 移送体の走行特性測定装置 - Google Patents

移送体の走行特性測定装置

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JPH10114478A
JPH10114478A JP8268670A JP26867096A JPH10114478A JP H10114478 A JPH10114478 A JP H10114478A JP 8268670 A JP8268670 A JP 8268670A JP 26867096 A JP26867096 A JP 26867096A JP H10114478 A JPH10114478 A JP H10114478A
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acceleration sensor
measuring device
car
speed
unit
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聡 田中舘
Kaneo Tsukui
金雄 津久井
Kiyoshi Naganuma
清 長沼
Noriyuki Sahoda
典之 佐保田
Kenichi Fujitani
健一 藤谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の装置を変更せずに、又、既設の装置に
何等の要素も付加せずに保守員1人で容易に走行特性を
測定することができ、これに基づいて乗り心地を調整す
ることができる移送体の走行特性測定装置を提供するこ
と。 【解決手段】 加速度センサ、零点補正手段や測定の起
動停止を行う手段を備えたデータ処理部より成る乗りか
ご側測定装置10、および外部と無線で送受信を行う送
受信装置10aを乗りかごに設置し、調整側測定装置2
0、および外部と無線で送受信を行う送受信装置20a
を機械室に設置する。保守員は調整側測定装置20を操
作して乗りかごの加速度センサの零点補正を行うととも
に、乗りかごを昇降させて乗りかご側測定装置10の加
速度センサの検出データおよびこれを積分した速度デー
タを採取する。これらデータにより乗り心地を調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータその他
の移送体の乗り心地等を良好に維持するための基礎とな
る移送体の走行特性を測定する移送体の走行特性測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】移送体、例えばエレベータの乗り心地
は、主としてエレベータの乗りかごの昇降時の加速度、
減速度、走行速度により決定される。したがって、エレ
ベータの保守員は、これら加速度、減速度、走行速度等
の走行特性を頻繁に測定し、それらが予め定められた値
になるように調整する必要がある。このような保守時の
調整は、保守員の1人をエレベータ機械室に配置し、他
の1人を所要の測定装置を持たせて乗りかごに配置し、
実際に乗りかごを昇降させ、その間に乗りかごの保守員
がインターホンにより測定結果を機械室の保守員に知ら
せ、機械室の保守員は知らされた測定結果に基づいて所
定の装置による調整を行うという方法により行われてい
た。このような方法は、保守員2人を要するので効率が
悪く、又、これを1人の保守員で行おうとすると、その
保守員は調整完了まで機械室と乗りかごとの間を何回も
往復しなければならず、多くの時間と保守員の負担の増
大とを招くという問題がある。
【0003】ところで、乗り心地の調整を1人の保守員
で行うことができる手段が特開平4−280782号公
報で提案されている。この手段では、乗りかごに、デー
タケーブルに接続されたケーブルコネクタを設けてお
き、保守員がメンテナンス用操作盤を持って乗りかごに
乗り、乗りかごを昇降させて乗り心地をチェックし、乗
り心地に不具合があれば、メンテナンス用操作盤を、ケ
ーブルコネクタおよびデータケーブルを介して機械室に
設置されている巻上機制御装置に接続し、乗り心地を改
善するための所要の制御定数を巻上機制御装置へ送信
し、巻上機制御装置は、記憶されている制御定数を送信
された所要の制御定数に変更する。これにより、1人の
保守員で乗り心地の調整を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の手段は、1
人の保守員で乗り心地の調整を行うことができるという
優れた効果を有するが、他方では、巻上機制御装置の機
構を変更しなければならず、かつ、機械室の巻上機制御
装置と乗りかご間のデータケーブルに新たに信号線を付
加しなければならず、さらに、乗りかごにケーブルコネ
クタを設置しなければならず、これらの改造に多くの手
間と時間と費用とを要するという問題がある。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、既設の装置を変更することなく、かつ、既
設の装置に何等の要素も付加することなく、保守員1人
で容易に走行特性を測定することができ、測定した走行
特性に基づいて乗り心地を調整することができる移送体
の走行特性測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、移送体の移動方向の走行特性を
測定する移送体の走行特性測定装置において、前記移送
体に設置される加速度センサ、この加速度センサの検出
値を処理するとともに当該加速度センサの零点を補正す
る零点補正手段と当該加速度センサの起動および停止を
行う起動停止手段を備えたデータ処理部、および外部と
無線による送受信を行う送受信手段で構成される移送体
側測定装置と、前記移送体から離れた位置に設置され前
記移送体側の送受信手段から送信されたデータに基づく
処理を行うとともに前記零点補正手段および前記起動停
止手段を選択的に作動させる指令信号を出力する指令信
号出力手段を備えたデータ処理部、および前記指令信号
出力手段による指令信号を無線により送信するとともに
前記移送体側の送受信手段から無線送信されるデータを
受信する送受信手段とで構成される調整側測定装置とを
備えていることを特徴とする。
【0007】又、請求項2の発明は、請求項1記載の移
送体の走行特性測定装置において、前記移送体側測定装
置又は前記調整側測定装置は、前記加速度センサの検出
値を積分して速度を算出する速度演算手段を備えている
ことを特徴とする。
【0008】又、請求項3の発明は、請求項1記載の移
送体の走行特性測定装置において、前記移送体側測定装
置又は前記調整側測定装置は、前記加速度センサの検出
値を積分して速度を算出する速度演算手段、および当該
加速度センサを用いることにより生じる前記速度演算手
段で算出された速度の誤差を修正する速度修正手段を備
えていることを特徴とする。
【0009】さらに、請求項4の発明は、請求項1乃至
請求項3記載の移送体の走行特性測定装置において、前
記調整側測定装置の送受信手段と前記移送体側の送受信
手段との間で送受信が行われているとき、前記加速度セ
ンサの操作部からの信号を入力する入力回路を不作動状
態とする手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る
エレベータの走行特性測定装置のブロック図である。こ
の図で、10はエレベータの乗りかご内に設置される乗
りかご側測定装置(図2により詳述する)、10aは乗
りかご側測定装置10に接続され、外部と無線により送
受信を行う送受信装置、10a1 は送受信装置10aの
アンテナ、20は機械室等走行特性の調整に便利な個所
に設置された調整側測定装置(図7により詳述する)、
20aは調整側測定装置20に接続され、外部と無線に
より送受信を行う送受信装置、20a1 は送受信装置2
0aのアンテナである。
【0011】図2は図1に示す乗りかご側測定装置のブ
ロック図である。この図で、11は加速度センサ、12
は電圧周波数変換器、13はカウンタ、14はA/D変
換器、15はマイクロコンピュータで構成される演算制
御部、10aは図1に示す送受信装置である。演算制御
部15は、所要の演算、制御を行う中央処理ユニット
(CPU)151、CPU151の処理手順が格納され
たリードオンリメモリ(ROM)152、演算、制御の
結果等を格納するランダムアクセスメモリ(RAM)1
53、測定の開始と終了の指令信号を出力する測定スイ
ッチ154、加速度センサの零点の補正を指令する指令
信号を出力する0補正スイッチ155、測定スイッチ1
54と0補正スイッチ155の指令信号を入力する入力
回路156、および送受信装置10aから受信信号を入
力するとともに送受信装置10aへデータを出力する入
出力インタフェース157で構成されている。電圧周波
数変換器12、カウンタ13、A/D変換器14、およ
び演算制御部15でデータ処理部が構成されている。
【0012】上記電圧周波数変換器12は、よく知られ
ているように積分器、比較器および出力トランジスタで
構成され、入力電圧は積分器により積分され、この積分
器からの出力は比較器により鋸歯状波等の参照電圧と比
較され、この比較の結果、積分器からの電圧に比例した
周波数のパルスが出力トランジスタから出力される。
又、A/D変換器14は、加速度センサで検出された加
速度を、これに比例したディジタル値に変換してデータ
処理部15へ出力する。
【0013】ここで、上記演算制御部15の0補正スイ
ッチ155による零点補正について図3を参照して説明
する。図3は加速度センサの出力特性を示す図である。
この図で、横軸には時間、縦軸には加速度センサの出力
がとってある。加速度センサは、加速度の大きさを検出
する測定器であるので、加速度が「 0」のとき出力も
「 0」のはずである。しかし、実際には、気圧、気温、
電気部品の発熱等の影響を敏感に受けて僅かな誤差を生
じ、この誤差は時間の経過とともに累積されてゆくの
で、加速度センサの出力は、実際の加速度が「 0」であ
っても図示のように少しずつ上昇してゆくことになる。
そして、たとえ時刻t0 で零点補正して出力を「 0」に
戻しても、加速度センサの出力は同様に「 0」から上昇
してゆく。したがって、加速度センサを用いて精度の良
い測定を行うには、新たな測定毎に零点補正を行うこと
が必要となる。
【0014】通常、この零点補正は、保守員等が0補正
スイッチ155を操作して零点補正指令信号を出力し、
入力回路156を介して入力された当該零点補正指令信
号に基づいてCPU151で行われる。例えば、測定直
前の静止状態で零点補正指令信号が入力されると、CP
U151は、そのときの加速度センサ11の出力を誤差
分として取り出し、以後の加速殿測定値に当該誤差分を
加算する。即ち、Tを0補正指令から終了までの時間、
Gをその場所の重力の加速度、Δを加速度センサの誤差
分とすると、測定開始時の加速度センサ11の出力の平
均値A1 は A1 =(∫Gdt+∫Δdt)/T となる。CPU151はこの演算を行い、以後の加速度
センサ11の測定値に対しては、(∫Δdt/T)を減
算することになる。又、速度は加速度を積分して求めら
れるので、加速度センサ11の誤差分を考慮して速度を
求める場合には、加速度センサ11の出力をA2 とする
と、速度Vは V=∫(A2 −A1 )dt となる。速度vを求める実際の手段は後述する。
【0015】ところで、走行特性を得るには、加速度の
測定とともに速度の測定も必要である。本実施の形態で
は、速度を加速度センサ11の検出値を用いて算出する
手段を採用する。この手段が図2に示す電圧周波数変換
器12およびカウンタ14である。即ち、前述のよう
に、電圧周波数変換器12は積分器、比較器および出力
トランジスタで構成されており、加速度センサの電圧を
積分器により積分することにより速度が得られる。そし
て、最終的には、この速度に比例した周波数のパルスが
演算制御部15に出力されることになる。しかしなが
ら、上述のように、加速度センサは測定中に誤差を生
じ、この誤差が累積されてゆくので、加速度センサの検
出値を積分して速度を得る本実施の形態の手段では、当
該積分により誤差の累積が時間経過に従ってさらに加算
されてゆく(誤差が2乗になって現われる)。このた
め、演算された速度データは大きな誤差を有することと
なる。これを図4に示す。
【0016】図4は速度特性曲線を示す図である。この
図で、横軸には時間、縦軸には速度がとってある。な
お、図で、速度特性曲線は類型化した形で描かれてい
る。Vが演算により得られる速度特性曲線、V
実際の(正しい)速度特性曲線である。時刻t1 では実
際の速度は「 0」であるにもかかわらず、演算では速度
ΔVが算出されることになる。乗りかご上昇時には、速
度特性曲線は上方に傾き、乗りかご下降時には逆に下方
に傾く。本実施の形態では、演算制御部15によりこの
ような速度の誤差を修正する。この修正手段を、図5に
示す加速度、速度曲線および図6に示すフローチャート
を参照して説明する。
【0017】図5に示すように、ある階床から次の階床
までの上昇時、乗りかごの上昇開始をみるため、CPU
151は加速度センサ11の出力が図5に示すようなあ
る所定値「+α1 」になったか否かを判断し(図6に示
す手順S1 )、所定値「+α1 」になっていれば、上昇
が開始されたと判断して図示しないクロックにより乗り
かごが停止するまでの時間を測定するための時間計測を
開始する(手順S2 )。次いで、乗りかごの減速を判断
するため加速度センサ11の出力が図5に示す所定値
「−α2 」に達するのを待つ(手順S3 )。
【0018】一方、手順S1 で所定値「+α1 」未満と
判断された場合、今度は下降開始をみるための所定値
「−α1 」になったか否かを判断する(手順S4 )。こ
れら手順S1 、S4 の処理の繰り返しにより、下降時に
は加速度センサ11の出力が所定値「−α1 」となり、
上昇時の場合と同様、時間計測を開始し(手順S5 )、
加速度センサ11の出力が所定値「+α2 」になるのを
待つ(手順S6 )。
【0019】図4に示す場合は上昇状態であるので、上
階に近付いて乗りかごが減速すると、手順S3 の処理で
所定値「−α2 」が検出される。これにより、CPU1
51は減速を判断し、クロックの出力を用いてサンプリ
ング時間の計測を開始する。このサンプリング時間は、
加速度センサ11の出力がある所定の範囲を超えない値
に収まったか否かを判断するための時間を規定するもの
であり、当該サンプリング時間内に加速度センサ11の
出力が上記所定の範囲を超えなければ乗りかごは停止し
たと判断する。上記所定の範囲が図5に値「β」で示さ
れている。CPU151は手順S8 の処理で加速度を取
り込み、手順S9 の処理でサンプリング時間が経過した
か否かを判断する。これら手順S8 、S9 の処理により
順次加速度を取り込み、サンプリング時間に達したと
き、サンプリング時間中に取り込んだ加速度のうち所定
の範囲「β」を超えるものがあるか否かを判断する(手
順S10)。あれば乗りかごは停止していないと判断し、
再び手順S7 、S8 、S9 、S10の処理を繰り返す。
【0020】手順S10の処理で、サンプリング時間中に
取り込んだ各加速度が所定の範囲「β」を超えないと判
断されると、CPU151は手順S2 で開始した時間計
測を停止する(手順S11)。次いで、CPU151はそ
のときの速度Δvと、計測した時間t1 (いずれも図4
に示されている)とを取り込み(手順S12)、両者の比
率(Δv/t1 )を演算し(手順S13)、この比率に基
づいて各速度を修正する(手順S14)。この修正は、各
速度からその速度に上記比率を乗じた値を減算(下降時
は加算)することにより行われる。例えば、時刻tX
おいて取り込んだ速度vX に対する修正された速度をv
X0とすると、速度の修正は vX0=vX −tX (Δv/t1 ) のように行われる。
【0021】上記の修正手段は誤差が直線的に(図4に
破線で示す直線T0 に沿って)積算されるとして修正を
行うものである。しかし、速度は加速度を積分すること
により得られるので加速度センサの誤差も積分されるこ
とになり、実際には誤差は直線的でなく二次曲線に沿う
値となる。この二次曲線を一点鎖線T01で示す。この二
次曲線を、速度をV、時間をT、係数をaとして表す
と、 V=aT2 a=V/T2 図示のように時間t1 で速度ΔVであるから、 a=ΔV/t1 2 となる。したがって、上記のように時刻tX における速
度vX に対する修正された速度をvX0とすると、速度の
修正は vX0=vX −tX (Δv/t1 2) のように行われる。この修正の場合、図6に示す手順S
13の処理は、(Δv/t1 2)の計算となるのは明らかで
ある。
【0022】このように、演算制御部15に速度の修正
手段を備えたので、加速度センサとしては精度の如何に
かかわらずどのような加速度センサを用いても、精度良
く速度を測定することができる。なお、誤差を直線とし
た場合も、二次曲線とした場合も、加速度センサ131
に高精度のものを使用する場合には、修正手段は必ずし
も必要ではない。
【0023】以上、図1に示す乗りかご側測定装置10
の構成および一部の機能について説明した。次に、図1
に示す調整側測定装置20について説明する。図7は調
整側測定装置のブロック図である。データ処理部として
の調整側測定装置20は、パーソナルコンピュータ等を
用いて構成されており、所要の演算、制御を行う中央処
理ユニット(CPU)21、CPU21の処理手順が格
納されたリードオンリメモリ(ROM)22、演算、制
御の結果等を格納するランダムアクセスメモリ(RA
M)23、乗りかご側測定装置10から送信されたデー
タを格納するメモリ24、各種指令を入力するキーボー
ド25、各種の表示を行う表示部26、および送受信装
置20aから受信信号を入力するとともに送受信装置2
0aへ各種指令信号を出力する入出力インタフェース2
8で構成されている。20aは図1に示す送受信装置で
ある。
【0024】次に、上記実施の形態の動作を図8に示す
演算制御部15の動作のフローチャートを参照して説明
する。速度測定に際し、保守員は乗りかごに乗り、当該
乗りかごの床等適宜な個所に乗りかご側測定装置10
(加速度センサ11は床中央部に設置することが望まし
いが、中央部でなくてもよいし、壁等でもよい)を設置
するとともに、送受信装置10aを入出力インタフェー
ス157に接続して適宜個所に設置し、図示しない電源
スイッチをオンとした後、乗りかごを離れて調整個所、
例えば機械室へ行く。ここで保守員は送受信装置20a
を入出力インタフェース28に接続し、調整側測定装置
20を起動させる。そして、キーボード25により零点
補正指令信号の出力を指示し、CPU21はこれに応
じ、入出力インタフェース28を介して送受信装置20
aから零点補正指令信号を無線送信する。この零点補正
指令信号は乗りかご内に設置された送受信装置10aで
受信される。
【0025】一方、乗りかご内に設置された演算制御部
15のCPU151は、零点補正指令信号の入力を待ち
(図8に示す手順S21)、これが送受信装置10aで受
信され入出力インタフェース157から入力されると、
入力回路156の入力又は出力を阻止してこれを不動作
状態にし(手順S22)、零点補正を行い(手順S23)、
零点補正が終了すると零点補正終了を送信し(手順
24)、測定開始指令信号の入力を待つ(手順S25)。
なお、上記手順S22で入力回路を不動作状態にするの
は、何らかの理由により乗りかごに第三者が乗っている
場合、測定スイッチ154や0補正スイッチ155を扱
っても測定に影響がないようにするためである。この不
動作状態は測定処理が終了すると解除される。
【0026】上記零点補正終了の信号は無線で送受信装
置10a、20aにより送受信され、調整側測定装置2
0の入出力インタフェース28を介してCPU21に入
力され、CPU21はこれを表示部26に表示する。保
守員はこの表示をみて、キーボド25により測定開始指
令信号の出力を指示するとともに、機械室で乗りかごの
上昇又は下降の呼びを作り、乗りかごを上昇又は下降さ
せる。
【0027】調整側測定装置20から出力された測定開
始指令信号は、送受信装置20a、10aを介して演算
制御部15に入力され、CPU151は、手順S25の処
理でこれを認識し、加速度センサ11の検出データをA
/D変換器14を介して取り込むとともに、加速度セン
サ11の検出データを積分により速度に変換した電圧周
波数変換器12のデータをカウンタ13を経て取り込
み、RAM153又はその他の適宜の記憶手段に格納す
る(手順S26)。次いで、測定終了指令信号が受信され
たか否かを判断し(手順S27)、受信されていない場合
は再び手順S25の処理を行い、これらの処理の繰り返し
により加速度データと速度データが蓄積されてゆく。
【0028】乗りかごが停止すると、保守員はキーボド
25により測定終了指令信号の出力を指示する。この測
定終了指令信号は送受信装置20a、10aを介して乗
りかご内の演算制御部15に入力され、CPU151は
測定終了指令信号の入力を手順S26の処理で判断してデ
ータの採取を停止し、測定開始から終了までに取り込ん
だ速度データの修正を前述の処理により行い、修正され
た速度データを所定の記憶手段に格納し(手順S28)、
データ要求信号の受信を待つ(手順S29)。保守員がキ
ーボード25によりデータ要求信号の出力を指示する
と、当該データ要求信号は送受信装置20a、10aを
介して演算制御部15に入力され、CPU151はデー
タ要求信号の入力を手順S29の処理で判断して格納され
ている加速度データおよび修正された速度データを送信
し(手順S30)、メモリに格納されているデータを消去
して(手順S31)処理を終了する。当該加速度データお
よび速度データは送受信装置10a、20aを介して調
整側測定装置20へ入力され、CPU21はこれらデー
タをメモリ24へ格納する。なお、データの消去は必ず
しも必要ではない。
【0029】保守員は、メモリ24に格納されたデータ
を表示部26に例えば波形として表示し、これを基準値
と比較して乗り心地性能の評価を行う。そして、乗り心
地が低下していると判断すると、機械室の所要の装置に
対する調整を行う。この調整の結果は、乗りかごを昇降
させて上記の処理を再度実施することにより観察され、
必要であれば再調整を行う。
【0030】このように、本実施の形態では、乗りかご
に乗りかご側測定装置と無線による送受信装置とを設置
し、一方、機械室等の適宜な個所に調整側測定装置と無
線による送受信装置とを設置し、調整側測定装置から乗
りかご側測定装置に指令を与えてこれを起動させ、加速
度センサのデータおよび速度データを調整側測定装置に
取り込むようにしたので、既設の装置を変更したり、こ
れに何等の要素も付加することなく、保守員1人で容易
に走行特性を測定することができ、測定した走行特性に
基づいて乗り心地を調整することができる。又、加速度
センサの出力に対して測定ごとに、調整側測定装置から
の指令により零点補正を行うようにしたので、精度の良
い測定データを得ることができる。さらに、加速度セン
サにおける測定誤差による速度の誤差の修正を行うよう
にしたので、精度の良い速度特性を得ることができる。
【0031】なお、上記実施の形態の説明では、速度の
修正を乗りかご側測定装置で行う例について説明した
が、これは調整側測定装置で行うこともできる。この場
合、乗りかご側測定装置のデータ処理部は電圧周波数変
換器とカウンタとを除いたものとなり、調整側測定装置
(データ処理部)にこれらが加わることになる。又、前
述のように、加速度センサに高精度のものを使用する場
合には、速度修正手段は必ずしも必要ではない。又、演
算制御部又は調整側測定装置に、速度データをさらに積
分して距離を算出する機能をもたせれば、振動等の異常
が見出される走行行程上の位置を把握することができ
る。又、加速度センサを常時乗りかご内の適宜な個所に
固定しておき、測定時に送受信装置を接続できるように
してもよい。さらに、何等かの理由により2つの送受信
装置の間での送受信を円滑に行うことができない場合に
は、適宜の個所に中継器を備えればよい。
【0032】又、上記実施の形態の説明では、エレベー
タに適用した場合について説明したが、例えば、ダムウ
エータのような昇降機の走行特性の測定にも適用でき
る。ダムウエータが、料理や食器の移送に用いられる場
合、液体状の料理に対して、又は積み重ねられた陶磁器
の食器に対して円滑な昇降が必要となるので、走行特性
の測定が必要となる。さらに、エレベータやダムウエー
タのような昇降機だけでなく、エスカレータや動く歩道
等の走行特性の測定にも利用できるのは明らかである。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、加速度
センサ、零点補正手段と起動停止手段とを備えたデータ
処理部、および無線による送受信手段で構成される移送
体側測定装置を移送体に設置し、一方、移送体側の送受
信手段から送信されたデータに基づく処理を行うととも
に零点補正手段および起動停止手段を選択的に作動させ
る指令信号を出力する指令信号出力手段を備えたデータ
処理部、および無線による送受信手段とで構成される調
整側測定装置を機械室等に設置するようにしたので、既
設の装置を変更したり、これに何等の要素も付加するこ
となく、保守員1人で容易に走行特性を測定することが
でき、測定した走行特性に基づいて乗り心地を調整する
ことができる。又、加速度センサの出力に対して測定毎
に、調整側測定装置からの指令により零点補正を行うよ
うにしたので、精度の良い測定データを得ることができ
る。さらに、加速度センサにおける測定誤差による速度
の誤差の修正を行うようにした場合には、精度の良い速
度特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るエレベータ走行特性
測定装置のブロック図である。
【図2】図1に示す乗りかご側測定装置のブロック図で
ある。
【図3】加速度センサの出力特性を示す図である。
【図4】速度特性曲線を示す図である。
【図5】加速度、速度特性曲線を示す図である。
【図6】図1に示す演算制御部の速度修正動作を説明す
るフローチャートである。
【図7】図1に示す調整側測定装置のブロック図であ
る。
【図8】図1に示す演算制御部の測定動作を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 乗りかご側測定装置 10a、20a 送受信装置 11 加速度センサ 12 電圧周波数変換器 13 カウンタ 15 演算制御部 20 調整側測定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐保田 典之 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 藤谷 健一 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送体の移動方向の走行特性を測定する
    移送体の走行特性測定装置において、前記移送体に設置
    される加速度センサ、この加速度センサの検出値を処理
    するとともに当該加速度センサの零点を補正する零点補
    正手段と当該加速度センサの起動および停止を行う起動
    停止手段を備えたデータ処理部、および外部と無線によ
    る送受信を行う送受信手段で構成される移送体側測定装
    置と、前記移送体から離れた位置に設置され前記移送体
    側の送受信手段から送信されたデータに基づく処理を行
    うとともに前記零点補正手段および前記起動停止手段を
    選択的に作動させる指令信号を出力する指令信号出力手
    段を備えたデータ処理部、および前記指令信号出力手段
    による指令信号を無線により送信するとともに前記移送
    体側の送受信手段から無線送信されるデータを受信する
    送受信手段とで構成される調整側測定装置とを備えてい
    ることを特徴とする移送体の走行特性測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移送体の走行特性測定装
    置において、前記移送体側測定装置又は前記調整側測定
    装置は、前記加速度センサの検出値を積分して速度を算
    出する速度演算手段を備えていることを特徴とする移送
    体の走行特性測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の移送体の走行特性測定装
    置において、前記移送体側測定装置又は前記調整側測定
    装置は、前記加速度センサの検出値を積分して速度を算
    出する速度演算手段、および当該加速度センサを用いる
    ことにより生じる前記速度演算手段で算出された速度の
    誤差を修正する速度修正手段を備えていることを特徴と
    する移送体の走行特性測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3記載の移送体の走
    行特性測定装置において、前記調整側測定装置の送受信
    手段と前記移送体側の送受信手段との間で送受信が行わ
    れているとき、前記加速度センサの操作部からの信号を
    入力する入力回路を不作動状態とする手段を設けたこと
    を特徴とする移送体の走行特性測定装置。
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