JP2003128352A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

Info

Publication number
JP2003128352A
JP2003128352A JP2001324574A JP2001324574A JP2003128352A JP 2003128352 A JP2003128352 A JP 2003128352A JP 2001324574 A JP2001324574 A JP 2001324574A JP 2001324574 A JP2001324574 A JP 2001324574A JP 2003128352 A JP2003128352 A JP 2003128352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
torque
car
inertia
model
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001324574A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4230139B2 (ja
Inventor
Tetsuya Nishio
哲哉 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001324574A priority Critical patent/JP4230139B2/ja
Publication of JP2003128352A publication Critical patent/JP2003128352A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4230139B2 publication Critical patent/JP4230139B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モデル演算部を用いた速度制御において、制
御対象のイナーシャの算出を行い、イナーシャの値を用
いて制御を行うことにより、追従性の良い制御が可能な
エレベータの制御装置を得る。 【解決手段】 イナーシャ算出器5によるイナーシャ同
定を、かごが上昇加速時及ぴ下降加速時、上昇一定速中
間点、下降一定速中間点のトルク電流指令値及び一定速
開始点、一定速終了点のトルク電流指令値から行うこと
で制御対象のイナーシャと想定したモデルイナーシャが
一致するため、速度指令の入力に対してトルク指令はモ
デルトルクと一致し、また実速度はモデル速度に完全に
一致するように制御され、速度制御系が安定し、エレペ
ータの乗り心地及び着床レベルの精度を落とすことがな
い良好な制御を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエレベータの制御
装置に関し、特に、モデル演算部を有する速度制御にお
いて、制御対象のイナーシャの算出を行うエレベータの
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば、「計測と制御」、Vol.
32、No.12、pp. 1010 〜 pp. 1013 に記載されてい
る従来の電動機の速度制御装置の構成を示す図である。
当該文厭においては、位置制御装置として記載されてい
るが、内部に速度制御装置を含んでいるため、図6にお
いては、速度制御の部分のみを抽出して記載している。
図において、101は制御対象であり、内部に、電動機
と、当該電動機のトルク制御器と、負荷である機械系
と、速度を検出する速度検出器とを含んでいる。102
はモデル速度Va及びモデルトルクqaを出力するモデ
ル演算部であり、103は、予め所定の比例ゲインKp
が設定されており、入力された値に当該比例ゲインKp
を乗じた信号を出力する比例制御器、104は予め所定
の積分ゲインKiが設定されており、入力された値に当
該積分ゲインKiを乗じて積分した信号を出力する積分
制御器である。
【0003】次に動作について説明する。まず、制御対
象101は、トルク指令qrが入力されて、内部におい
て、トルク制御器によって、受信したトルク指令qrに
一致するように電動機のトルクを制御することにより、
電動機及び負荷となる機械系を駆動し、また、速度検出
器により電動機の速度である実速度vmを検出し、検出
された当該実速度vmを外部に出力する。すなわち、ト
ルク指令qrから実速度vmまでの伝達特性をG(s)
と記述する。
【0004】次にモデル演算部102の動作について説
明する。モデル演算部102は外部から速度指令vrが
入力される。また、制御対象101のモデルを予め想定
しておき、速度指令vrに追従するようなモデル速度V
aを演算するとともに、モデルトルクqaを演算する。
【0005】次にトルク指令qrの演算方法について説
明する。比例制御器103は、モデル速度vaと実速度
vmの偏差に予め設定された比例ゲインKpを乗じた信
号を出力し、また、積分制御器104はモデル速度va
と実速度vmの偏差に予め設定された積分ゲインKiを
乗じて積分した信号を出力し、比例制御器103の出力
と積分制御器104の出力の和を誤差補償トルクqcと
する。すなわち、PI(比例積分)演算を行う。
【0006】さらに、モデル演算部102で演算したモ
デルトルクqaと誤差補償トルクqcの和をトルク指令
qrとして出力し、トルク指令qrを制御対象101に
入力することにより、制御対象101の機械系を駆動す
る。
【0007】従来の装置は、上記のように構成されて、
制御対象101の伝達特性G(s)がモデル演算部10
2で想定したモデル特性と一致した場合、速度指令vr
の入力に対してトルク指令qrはモデルトルクqaと一
致し、また速度vmはモデル速度vaに完全に一致する
ように制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
装置では、モデル演算部102の特性と制御対象101
の特性が同じであれば、PI演算により外乱に対して誤
差の補債を行う制御を行うが、制御対象101がエレベ
ータであった場合には、エレベータを納める各物件の制
御対象101の特性が異なるため、実際には制御対象1
01の伝達特性G(s)はモデル演算部102の特性と
は誤差を生じ、実速度vmはモデル速度vaと完全には
一致しなく、その誤差が比例制御器103及び積分制御
器104を介してフィードバックされ、誤差補償トルク
qcとしてトルク指令qrに加算されることにより、実
連度vmのモデル速度vrに対する誤差が小さくなるよ
うに制御を行う。モデル演算部102で設定されるモデ
ルイナーシャと制御対象101のイナーシャの誤差量
が、実速度vmがモデル速度vrに追従できるようなP
I演算で補償できる能力を超えた場合、モデル速度vr
に対して実速度vmはオーバーシュート等を発生し追従
性が悪くなるという問題点があった。
【0009】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、制御対象のイナーシャを求め、
当該イナーシャの値を、モデル演算部のモデルイナーシ
ャ及び比例制御器、積分制御器に反映させることによ
り、追従性の良いエレベータの制御装置を得ることを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明はエレベータの
制御装置であって、制御対象であるエレベータに設けら
れた電動機に対する速度指令を入力する速度指令入力手
段と、上記制御対象に対して想定されるモデル速度及び
モデルトルクを、上記モデル速度が上記速度指令に追従
するように演算して求めるモデル演算部と、上記電動機
の回転速度である実速度を検出する速度検出器と、上記
モデル速度と上記実速度との差に基づいて、誤差補償ト
ルクを演算する補償演算部と、上記モデルトルクと上記
誤差補償トルクとからトルク指令を算出するトルク指令
算出部と、上記電動機の発生トルクが上記トルク指令に
一致するように制御して上記電動機を駆動させるトルク
制御器と、上記トルク指令に基づいて、上記制御対象の
イナーシャを算出するイナーシャ算出器とを備え、算出
された上記イナーシャの値を用いて、上記モデル演算部
及び上記補償演算部が演算に用いるパラメータ(ゲイ
ン)を修正して上記演算を行うエレベータの制御装置で
ある。
【0011】また、上記制御対象の上記イナーシャは、
上記エレベータのかご内が無負荷の場合、上昇加速時及
ぴ下降加速時、上昇一定速中間点、下降一定速中間点の
トルク指令値及びかご内にカウンターと釣合う負荷を載
せた状態の一定速開始点、一定速終了点のトルク指令値
から算出し、上記エレベータのかご内にカウンターと釣
合う負荷を載せた場合、上昇加速時及び下降加速時、上
昇一定速中間点、下降一定速中間点、一定速開始点、一
定速終了点のトルク指令値から算出し、上記エレベータ
のかご内にカウンターの2倍の負荷を載せた場合、上昇
加速時及ぴ下降加速時、上昇一定速中間点、下降一定速
中聞点のトルク指令値及びかご内にカウンターと釣合う
負荷を載せた状態の一定速開始点、一定速終了点のトル
ク指令値から算出する。
【0012】また、カゴ内無負荷の状態、かご内にカウ
ンターと釣合う負荷を載せた状態及びかご内にカウンタ
ーの2倍の負荷を載せた状態においてイナーシャを算出
し、この3種頬のイナーシャを線形近似して、エレベー
タの走行毎に当該エレベータのかご内負荷に対応するイ
ナーシャを求めて上記モデル演算部及び上記補償演算部
のゲインを修正する。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1の構成を示す図である。図において、1
は制御対象であり、内部に、電動機と、当該電動機のト
ルクを制御するトルク制御器及び当該電動機の回転速度
である実速度を検出する速度検出器と、負荷となる機械
系とを含んでいる。2は、速度指令vrが外部から入力
されて、制御対象1の予め想定されたモデルの速度であ
るモデル速度vaと当該モデルのトルクであるモデルト
ルクqaとを、モデル速度が入力された速度指令に追従
するように演算して出力するモデル演算部である。3
は、予め所定の比例ゲインKpが設定されており、入力
された値に当該比例ゲインKpを乗じた信号を出力する
比例制御器、4は予め所定の積分ゲインKiが設定され
ており、入力された値に当該積分ゲインKiを乗じて積
分した信号を出力する積分制御器、5は制御対象1のイ
ナーシャを算出するイナーシャ算出器である。
【0014】次に動作を説明する。まず、制御対象1
は、トルク指令qrが入力され、内部において、トルク
制御器によってトルク指令qrに一致するように電動機
のトルクを制御することにより電動機及び負荷となる機
械系を駆動し、また速度検出器により電動機の速度であ
る実速度vmを検出するものである。トルク指令qrか
ら実速度vmまでの伝達特性をG(s)と記述する。
【0015】次に、イナーシャ算出器5について説明す
る。イナーシャ算出器5は、エレベータのかご内負荷が
無負荷の状態でエレベータのかご上昇方向に走行してい
るとき、かご位置がx1点に到達したとき、図2(b)
の一定加速中のトルク指令qrを取込み、かご位置がx
2点に到達したとき、一定速走行中のトルク指令qrを
取込む。かご位置がx1とx2となったときに取込んだ
トルク指令値をTa1とTf1とする。また、エレベー
タのかご内負荷が無負荷の状態でエレベータのかごが下
降方向に走行しているとき、かご位置がx3点に到達し
たとき、図2(c)の一定加速中のトルク指令qrを取
込み、かご位置がx2点に到達したとき、一定速走行中
のトルク指令qrを取込む。かご位置がx3とx2とな
ったときに取込んだトルク指令値をTa2とTf2とす
る。同様に図2(d)〜(f)からトルク指令値Ta3
〜Ta6、Tf3〜Tf6を取込む。
【0016】また、かご内にカウンターと釣合う錘を載
せた状態で、かご上昇時にかご位置が図2(h)に示さ
れるxb1、xb2点で図2〈d)に示されるTs1、
Te1を取込む。また、かご内にカウンターと釣合う錘
を載せた状態で、かご下降時にかご位置が図2(h)に
示されるxb2、xb1点で図2(e)に示されるTs
2、Te2を取込む。
【0017】以上のようにして、取込んだトルク指令値
より、下記の式(1)においてエレベータのかごが加速
するために必要なトルクTαを算出できるため、式
(1)から制御対象のイナーシャJを算出することがで
きる。ただし、αは加速度、Dはシーブ径、KLはロー
ピングによる係数であり、例えばローピングが2:1で
あればKL=2となる。
【0018】 J=Tα×(1/α)×(D/2)×(1/KL〉…(1)
【0019】エレペータのかごが加速するために必要な
トルクTαの具体的な算出方法を示す。制御対象が発生
するトルクをT(x,L)、エレベータが加減速中に尭
生するトルクをTα(L)、ロープ式エレベータのかご
及びかご回リの機器とカウンター重量の偏差によるトル
クをTub(L)、かごの位置によって、かご側とカウ
ンター側のコンペンロープ重量の偏差で発生するトルク
をTcmp(x)、かごが移動する際にかごに取付けら
れたローラと昇降蹟内レールの摩擦により発生するトル
クをTlossとすると、下記の式(2)が得られる。
【0020】 T(x,L)=Tα(L)+Tub(L)+Tcmp(x)+Tloss …(2)
【0021】T(x,L)は、かご位置xとかご内負荷
Lによって値が変化する。Tub(L)は、かご内の負
荷Lによって値が異なり、下記の式(3)となる。ただ
し、かご内にカウンターと釣合う負荷があるときをB
L、かご内が無負荷のときをNL、かご内にカウンター
と釣合うときの2倍の負荷があるときをFLとする。
【0022】 Tub(8L)=0、Tub(NL)=−Tub(FL)…(3)
【0023】Tcmp(x)は、かご位置xにより値が
異なり、下記の式(4)となる。
【0024】 Tcmp(中間位置)=0、Tcmp(最上階)=−Tcmp(最下階) …(4)
【0025】Tlossは、かごの走行方向と反対方向
にトルクがかかり、かごが上昇方向と下降方向で、正負
の符号が反対で絶対値が等しい値をとる。
【0026】Tα(L)を式(2)より次のように算出
する。かご内が無負荷の状態で一定加速走行中のかご上
昇時及び下降時の式(2)は、下記の式(5)及び式
(6)となる。
【0027】式(6)において、−Tα(L)となるの
は角速度を時聞微分したものが加速度であり、下降時の
角速度は上昇時の角速度と正負が反転するため、加速度
も正負が反転し、その加速度に必要なトルクも正負が反
転するためである。ただし、かごが無負荷時の加速トル
クをTα(NL)、上昇時一定加速中のT(x,L)を
Taccup(x、L)とし、下降時一定加連中のT
(x,L)をTaccdn(x,L)とする。
【0028】 上昇加速時 Taccup(x1,NL) =Tα(NL)+Tub(NL)+Tcmp(x1)+Tloss …(5) 下降加速時 Taccdn(x3,NL) =−Tα(NL)+Tub(NL)+Tcmp(x3)一Tloss …(6)
【0029】Tα(NL)は、式(5)〜式(6)より
式(7)となる。この値はかご上昇時と下降時のイナー
シャ平均値となる。
【0030】 Tα(NL) =(Taccup(x1,NL)−Taccdn(x3,NL))/2 −(Tcmp(x1)−Tcmp(x3))/2−Tloss…(7)
【0031】図2(b)よりTaccup(x1.N
L)=Ta1、図2(c)よりTaccdn(x3,N
L)=Ta2のため、Tcmp(x1)、Tcmp(x
3)、Tlossの値がわかれば、無負荷時のTαが算
出できる。ただし、Tcmp(x3)=一Tcmp(x
1)であるため、Tcmp(x1)の値がわかれば、T
α(NL)は算出できるが、Tcmp(x3)とTcm
p(x1)の絶対値に若干のずれがあっても良いよう
に、Tcmp(x3)及びTcmp(x1)の両方を#
出し、Tα(NL)を算出する。
【0032】Tlossは以下のように算出する。かご
内無負荷の状態で、一定速走行中のかご上昇時及び下降
時の式(2)は図2(h)におけるかご位置x2でTα
(NL)=0のため、式(8)、式(9)となる。式
(9)において−Tlossとなっているのは、かごが
上昇時と下降時で正負の符号が反対で絶対値が等しい値
をとるためである。ただし上昇時一定速中のT(x.
L)をTfsup(x、L)とし、下降時一定速中のT
(x,L)をTfsdn(x,L)とする。
【0033】 上昇一定速時 Tfsup(x2,NL) =Tub(NL)+Tcmp(x2)+Tloss…(8) 下降一定速時 Tfsdn(x2,NL) =Tub(NL)+Tcmp(x2)−Tloss…(9)
【0034】式(8)〜式(9)より、下記の式(1
0)となりTl033が算出できる。
【0035】 Tloss=(Tfsup(x2,NL)−Tfsdn(x2,NL))/2 …(10)
【0036】Tcmp(x)は、位置と比例の関係にあ
るため、Tcmp(x1)、Tcmp(x3)は以下の
ように算出する。
【0037】かご内にカウンターと釣合う負荷を載せた
状態で、図2(d)において(xbl,Ts1)、(x
b2,Te1)より式(11)となる。また、図2
(d)において(xb2,Ts2)、(xb1,Te
2)より式(12)となる。
【0038】 Tcmp(x)={Ts1−Te1/(xb1−xb2)}x −(xb2×Ts1−xb1×Te1)/(xb1−xb2) …(11) Tcmp(x)={Ts2−Te2/(xb2−xb1)}x −(xb1×Ts2−xb2×Te2)/(xb2−xb1) …(12)
【0039】上式で求めたTcmp(x)には、Tlo
ssが含まれるため、考慮すると、上昇時、下降時のT
cmp(x1)、Tcmp(x3)は、下記の式(1
3)、(14)で算出できる。
【0040】 Tcmp(x1)={Ts1−Te1/(xb1−xb2)}x1 −(xb2×Ts1−xb1×Te1)/(xb1−xb2) −Tloss …(13) Tcmp(x3)={Ts2−Te2/(xb2−xb1)}x3 −(xb1×Ts2−xb2×Te2)/(xb2−xb1) +Tloss …(14)
【0041】したがって、かご内無負荷時の加速時のト
ルクTα(NL)は下記の式(15)となる。
【0042】 Tα(NL)=(Ta1−Ta2)/2 −(Tcmp(x1)−Tcmp(x3))/2 −(Tf1−Tf2)/2…(15)
【0043】同様にして、Tα(BL)、Tα(FL)
も算出する。このTの値を上記(1)式に入れることに
より、イナーシャTを求めることができる。
【0044】以上のように、制御対象1のイナーシャ
は、(1)エレベータのかご内が無負荷の場合、上昇加
速時及ぴ下降加速時、上昇一定速中間点、下降一定速中
間点のトルク電流指令値及びかご内にカウンターと釣合
う負荷を載せた状態の一定速開始点、一定速終了点のト
ルク電流指令値から算出され、(2)エレベータのかご
内にカウンターと釣合う負荷を載せた場合、上昇加速時
及び下降加速時、上昇一定速中間点、下降一定速中間
点、一定速開始点、一定速終了点のトルク電流指令値か
ら算出され、(3)エレベータのかご内にカウンターの
2倍の負荷を載せた場合、上昇加速時及ぴ下降加速時、
上昇一定速中間点、下降一定速中聞点のトルク電流指令
値及びかご内にカウンターと釣合う負荷を載せた状態の
一定速開始点、一定速終了点のトルク電流指令値から算
出される。
【0045】本実施の形態によれば、以上説明した通
り、モデル演算部2を有した速度制御内部にイナーシャ
算出器5を付加し、制御対象1に入力するトルク指令q
rからイナーシャ算出器5により制御対象1のイナーシ
ャを算出して、このイナーシャ値をモデル演算部2のモ
デルイナーシャ及ぴ比例制御器Kp、積分制御器Kiに
反映することにより、速度指令vrの入力に対してトル
ク指令qrはモデルトルクqaと一致し、また実速度v
mはモデル速度vaに完全に一致するように制御され
る。
【0046】制御対象1の正確なイナーシャ算出により
モデル速度vrに対する実連度vmの応答が良好となる
ため、速度制御系が安定し、エレベータの乗り心地が良
好となる。また、モデル速度vrに対する実速度vmの
応答がよければ、目標とする着床位置を外すことなく、
すなわち着床レベルの精度を落とすことがない。以上の
ように安定し良好な制御が可能となる。
【0047】実施の形態2.図3及び図4にこの発明の
実施の形態2である制御対象のイナーシャをソフトウエ
アにて算出する手順を示す。まず、図3に示すように、
各負荷で終端階往復運転を実施しているかどうかを確認
する(S101)。各負荷における終端階往復運転実施
であれば、かごが上昇方向及び下降方向への運転が終了
しているかどうかを確認する(S102)。終了してい
れば、図4の(A)に進み、各負荷におけるかごが加速
するために必要なトルクTαを算出し(S103)、続
いて制御対象1のイナーシャJを算出する(S10
4)。一方、図3のステップS102で、終了していな
ければ、エレベータのかごが上昇方向に走行しているか
否かを判定し(S105)、上昇であれば、図4の
(B)に進み、各負荷で一定加速中でかご位置x1であ
れば(S107)、トルク指令Ta1,Ta3,Ta5
(S108)をメモリに格納し、一定速中でかご位置が
x2であれば(S109)、トルク指令Tfl,Tf
3,Tf5(S110)をメモリに格納する。かご内に
カウンターと釣合う負荷を載せている(BL)か否かを
判定し(S111)、一定速走行開始点ならば(S11
2)、トルク指令Ts1とかご位置xb1(S113)
をメモリに格納し、一定速走行終了点ならば(S11
4)、トルク指令Te1とかご位置xb2(S115)
をメモリに格納する。一方、図3のS105で、エレベ
ータのかごが下降方向に走行している場合には、各負荷
で一定加速中でかご位置x3であれば(S116)、ト
ルク指令Ta2,Ta4,Ta6(S117)をメモリ
に格納し、一定加速中でかご位置がx2であれば(S1
18)、トルク指令Tf2,Tf4,Tf6(S11
9)をメモリに格納する。また、かご内にカウンターと
釣合う負荷を載せている(BL)場合(S120)、一
定速走行開始点で(S121)、トルク指令Ts2とか
ご位置xb2(S122)をメモリに格納し、一定速走
行終了点で(S123)、トルク指令Te2とかご位置
xb1(S124)をメモリに格納する。
【0048】以上のように、本実施の形態においては、
ソフトウエアにより、制御対象1に入力するトルク指令
qrからイナーシャ算出器5により制御対象1のイナー
シャを算出して、このイナーシャ値をモデル演算部2の
モデルイナーシャ及ぴ比例制御器Kp、積分制御器Ki
に反映することにより、速度指令vrの入力に対してト
ルク指令qrはモデルトルクqaと一致し、また実速度
vmはモデル速度vaに完全に一致するように制御され
るので、上述の実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0049】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3を示す図である。図5に示すように、本実施の形態
においては、図1の構成にさらに、かご内の負荷を検出
するかご内負荷検出装置6と、各負荷毎のイナーシャを
線形近似して、かご内負荷検出装置6で検出されたかご
内負荷に対応するイナーシャを演算するかご内負荷に対
応するイナーシャ算出器7とを備えている。
【0050】動作について説明する。実施の形態1によ
り、イナーシャ算出器5で算出した各負荷のイナーシャ
を、それぞれ、JNL(かご内無負荷場合のイナーシ
ャ)、JBL(かご内にカウンターと釣合う負荷を載せ
た場合のイナーシャ)、JFL(かご内にカウンターの
2倍の負荷を載せた場合のイナーシャ)とする。かご内
負荷に対応するイナーシャ鼻出器7において、この3種
類のイナーシャを線形近似し、それを用いて、かご内負
荷検出装置6で検出したかご内負荷に対応するイナーシ
ャを算出する。エレベータが走行毎に、この算出したイ
ナーシャに基づいて、速度制御系のモデル演算部2、比
例制御器3、積分制御器4の各ゲインを変更する。
【0051】以上のように、本実施の形態においては、
各負荷毎にイナーシャを線形近似しておき、エレベータ
の走行毎に、その時のかご内負荷の値に対応させて、イ
ナーシャを算出し、当該イナーシャを反映させて、モデ
ル演算部2、比例制御器3、積分制御器4がゲインを修
正するようにしたので、さらに追従性が向上する。
【0052】
【発明の効果】この発明はエレベータの制御装置であっ
て、制御対象であるエレベータに設けられた電動機に対
する速度指令を入力する速度指令入力手段と、上記制御
対象に対して想定されるモデル速度及びモデルトルク
を、上記モデル速度が上記速度指令に追従するように演
算して求めるモデル演算部と、上記電動機の回転速度で
ある実速度を検出する速度検出器と、上記モデル速度と
上記実速度との差に基づいて、誤差補償トルクを演算す
る補償演算部と、上記モデルトルクと上記誤差補償トル
クとからトルク指令を算出するトルク指令算出部と、上
記電動機の発生トルクが上記トルク指令に一致するよう
に制御して上記電動機を駆動させるトルク制御器と、上
記トルク指令に基づいて、上記制御対象のイナーシャを
算出するイナーシャ算出器とを備え、算出された上記イ
ナーシャの値を用いて、上記モデル演算部及び上記補償
演算部が演算に用いるパラメータ(ゲイン)を修正して
上記演算を行うようにしたので、追従性の向上を図るこ
とができる。
【0053】また、上記制御対象の上記イナーシャは、
上記エレベータのかご内が無負荷の場合、上昇加速時及
ぴ下降加速時、上昇一定速中間点、下降一定速中間点の
トルク指令値及びかご内にカウンターと釣合う負荷を載
せた状態の一定速開始点、一定速終了点のトルク指令値
から算出し、上記エレベータのかご内にカウンターと釣
合う負荷を載せた場合、上昇加速時及び下降加速時、上
昇一定速中間点、下降一定速中間点、一定速開始点、一
定速終了点のトルク指令値から算出し、上記エレベータ
のかご内にカウンターの2倍の負荷を載せた場合、上昇
加速時及ぴ下降加速時、上昇一定速中間点、下降一定速
中聞点のトルク指令値及びかご内にカウンターと釣合う
負荷を載せた状態の一定速開始点、一定速終了点のトル
ク指令値から算出するようにして、算出されたイナーシ
ャの値をモデル演算部及び補償演算部の演算に反映させ
ることにより、速度指令の入力に対してトルク指令はモ
デルトルクと一致し、また、実速度はモデル速度に完全
に一致する。
【0054】また、カゴ内無負荷の状態、かご内にカウ
ンターと釣合う負荷を載せた状態及びかご内にカウンタ
ーの2倍の負荷を載せた状態においてイナーシャを算出
し、この3種頬のイナーシャを線形近似して、エレベー
タの走行毎に当該エレベータのかご内負荷に対応するイ
ナーシャを求めて上記モデル演算部及び上記補償演算部
のゲインを修正するようにしたので、さらに追従性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るエレベータの制
御装置の構成を示したブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係るエレベータの制
御装置におけるトルク指令値から制御対象のイナーシャ
を算出する手順を示した説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係るエレベータの制
御装置におけるトルク指令値から制御対象のイナーシャ
を算出する手順を示した流れ図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係るエレベータの制
御装置におけるトルク指令値から制御対象のイナーシャ
を算出する手順を示した流れ図である。
【図5】 本発明の実施の形態3に係るエレベータの制
御装置の構成を示したブロック図である。
【図6】 従来の位置制御装置における速度制御系部分
の構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1,101 制御対象、2,102 モデル演算部、
3,103 比例制御器、4,104 積分制御器、5
イナーシャ算出器、6 かご内負荷検出装置、7 か
ご内負荷に対応するイナーシャ算出器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象であるエレベータに設けられた
    電動機に対する速度指令を入力する速度指令入力手段
    と、 上記制御対象に対して想定されるモデル速度及びモデル
    トルクを、上記モデル速度が上記速度指令に追従するよ
    うに演算して求めるモデル演算部と、 上記電動機の回転速度である実速度を検出する速度検出
    器と、 上記モデル速度と上記実速度との差に基づいて、誤差補
    償トルクを演算する補償演算部と、 上記モデルトルクと上記誤差補償トルクとからトルク指
    令を算出するトルク指令算出部と、 上記電動機の発生トルクが上記トルク指令に一致するよ
    うに制御して上記電動機を駆動させるトルク制御器と、 上記トルク指令に基づいて、上記制御対象のイナーシャ
    を算出するイナーシャ算出器とを備え、 算出された上記イナーシャの値を用いて、上記モデル演
    算部及び上記補償演算部が演算に用いるパラメータを修
    正して上記演算を行うことを特徴とするエレベータの制
    御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御対象の上記イナーシャは、 上記エレベータのかご内が無負荷の場合、上昇加速時及
    ぴ下降加速時、上昇一定速中間点、下降一定速中間点の
    トルク指令値及びかご内にカウンターと釣合う負荷を載
    せた状態の一定速開始点、一定速終了点のトルク指令値
    から算出し、 上記エレベータのかご内にカウンターと釣合う負荷を載
    せた場合、上昇加速時及び下降加速時、上昇一定速中間
    点、下降一定速中間点、一定速開始点、一定速終了点の
    トルク指令値から算出し、 上記エレベータのかご内にカウンターの2倍の負荷を載
    せた場合、上昇加速時及ぴ下降加速時、上昇一定速中間
    点、下降一定速中聞点のトルク指令値及びかご内にカウ
    ンターと釣合う負荷を載せた状態の一定速開始点、一定
    速終了点のトルク指令値から算出することを特徴とする
    請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  3. 【請求項3】 カゴ内無負荷の状態、かご内にカウンタ
    ーと釣合う負荷を載せた状態及びかご内にカウンターの
    2倍の負荷を載せた状態においてイナーシャを算出し、
    この3種頬のイナーシャを線形近似して、エレベータの
    走行毎に当該エレベータのかご内負荷に対応するイナー
    シャを求めて上記モデル演算部及び上記補償演算部のゲ
    インを修正することを特徴とする請求項1に記載のエレ
    ベータの制御装置。
JP2001324574A 2001-10-23 2001-10-23 エレベータの制御装置 Expired - Fee Related JP4230139B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001324574A JP4230139B2 (ja) 2001-10-23 2001-10-23 エレベータの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001324574A JP4230139B2 (ja) 2001-10-23 2001-10-23 エレベータの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003128352A true JP2003128352A (ja) 2003-05-08
JP4230139B2 JP4230139B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=19141281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001324574A Expired - Fee Related JP4230139B2 (ja) 2001-10-23 2001-10-23 エレベータの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4230139B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006199444A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御装置
JP2007246262A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御装置
JP2009113979A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御装置
JP2009221009A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの制御装置
WO2010055555A1 (ja) 2008-11-12 2010-05-20 三菱電機株式会社 エレベータ制御装置
JP2011111259A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Mitsubishi Electric Corp エレベータ制御装置
KR101154235B1 (ko) 2009-07-22 2012-06-18 현대엘리베이터주식회사 엘리베이터 위치에 따른 언발란스 보상방법
KR101261763B1 (ko) 2009-06-08 2013-05-07 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터의 제어장치
CN111498620A (zh) * 2020-04-17 2020-08-07 上海辛格林纳新时达电机有限公司 一种电梯控制方法、装置、电子设备及存储介质
CN115028033A (zh) * 2021-09-30 2022-09-09 日立电梯(中国)有限公司 电梯变频器速度环pi参数自学习方法、变频器及介质

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2615053B1 (en) 2010-09-06 2018-08-08 Mitsubishi Electric Corporation Control device for elevator
CN105775948B (zh) * 2014-12-22 2018-01-30 日立电梯(中国)有限公司 一种电梯起动补偿方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006199444A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御装置
JP4731922B2 (ja) * 2005-01-20 2011-07-27 三菱電機株式会社 エレベータの制御装置
JP2007246262A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御装置
JP2009113979A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Mitsubishi Electric Corp エレベータの制御装置
JP2009221009A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの制御装置
EP2345615A1 (en) * 2008-11-12 2011-07-20 Mitsubishi Electric Corporation Elevator control apparatus
WO2010055555A1 (ja) 2008-11-12 2010-05-20 三菱電機株式会社 エレベータ制御装置
KR101263568B1 (ko) 2008-11-12 2013-05-13 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터 제어 장치
JP5334985B2 (ja) * 2008-11-12 2013-11-06 三菱電機株式会社 エレベータ制御装置
EP2345615A4 (en) * 2008-11-12 2014-01-01 Mitsubishi Electric Corp ELEVATOR CONTROL DEVICE
KR101261763B1 (ko) 2009-06-08 2013-05-07 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터의 제어장치
KR101154235B1 (ko) 2009-07-22 2012-06-18 현대엘리베이터주식회사 엘리베이터 위치에 따른 언발란스 보상방법
JP2011111259A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Mitsubishi Electric Corp エレベータ制御装置
CN111498620A (zh) * 2020-04-17 2020-08-07 上海辛格林纳新时达电机有限公司 一种电梯控制方法、装置、电子设备及存储介质
CN115028033A (zh) * 2021-09-30 2022-09-09 日立电梯(中国)有限公司 电梯变频器速度环pi参数自学习方法、变频器及介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP4230139B2 (ja) 2009-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003128352A (ja) エレベータの制御装置
US4939679A (en) Recalibrating an elevator load measuring system
CN111252638B (zh) 用于监测电梯系统的装置和方法
KR101263568B1 (ko) 엘리베이터 제어 장치
KR890001857A (ko) 견인엘리베이터 시스템에 부하 보상신호를 제공하기 위한 방법
US11780705B2 (en) Method for operating an elevator
JP4727234B2 (ja) エレベータ装置
JPH05246636A (ja) エレベータの制御装置
CN113905967B (zh) 调节量计算装置以及电梯装置的调节方法
JPH03115076A (ja) 昇降機の制御装置
JPS6213273B2 (ja)
JP2000086103A (ja) エレベータかごのバランスポイント調整方法
CN112777437A (zh) 包括乘客耳部舒适应用的电梯系统
JP3908323B2 (ja) エレベーターの速度制御装置
CN111807169B (zh) 一种电梯负载率实时监控方法
JP2006264822A (ja) エレベータ制御装置
JPH04308176A (ja) エレベータの不平衡荷重補正値調整装置
JPH06219656A (ja) エレベータの速度制御装置
JP2000335842A (ja) エレベータ装置
JP3681788B2 (ja) エレベータの制御装置
CN115893132A (zh) 电梯称量综合系数自动校正方法
JPH07115808B2 (ja) エレベータの制御装置
JPH062557B2 (ja) エレベ−タの安全装置
JPH04173674A (ja) エレベータの制御装置
JPH11248732A (ja) 移送体の速度算出方法及び走行特性測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees