JPH10147479A - 移送体の速度測定方法および装置 - Google Patents

移送体の速度測定方法および装置

Info

Publication number
JPH10147479A
JPH10147479A JP8259181A JP25918196A JPH10147479A JP H10147479 A JPH10147479 A JP H10147479A JP 8259181 A JP8259181 A JP 8259181A JP 25918196 A JP25918196 A JP 25918196A JP H10147479 A JPH10147479 A JP H10147479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
transfer body
time
acceleration sensor
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8259181A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3539827B2 (ja
Inventor
Satoshi Tanakadate
聡 田中舘
Kaneo Tsukui
金雄 津久井
Kiyoshi Naganuma
清 長沼
Noriyuki Sahoda
典之 佐保田
Kenichi Fujitani
健一 藤谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP25918196A priority Critical patent/JP3539827B2/ja
Publication of JPH10147479A publication Critical patent/JPH10147479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3539827B2 publication Critical patent/JP3539827B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Elevator Control (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 保守員の労力を大幅に軽減することができる
移送体の速度測定方法および装置を提供すること。 【解決手段】 エレベータの速度を測定する場合、速度
測定装置13は保守員Aが携行し、測定時には乗りかご
1の床に載置される。速度測定装置13は、加速度セン
サ、その出力を演算処理する演算制御部、および処理さ
れた結果を表示する表示部で構成されている。上記加速
度センサは、速度測定装置13が床に載置されたとき、
当該床に固定される。乗りかご1が走行すると、これに
応じて加速度センサから加速度値が出力される。演算制
御部はこの加速度値を積分することにより各時刻の速度
を得ることができる。この結果に基づいてエレベータの
走行曲線を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ、エス
カレータ、動く歩道等の移送体の移動速度を測定する移
送体の速度測定方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ、エスカレータ、動く歩道等
の移送体は乗客を乗せて移動する装置であるので、装置
に故障が生じると乗客に多大の迷惑を及ぼすばかりでな
く、場合によっては大きな危険を与えるおそれがある。
このため、上記移送体に対しては定期的に保守を行い安
全を期する必要がある。この保守は専門の保守員により
行われ、多数の項目についてチェックが行われるが、そ
の中でも、移送体の移動速度の測定は必要不可欠であ
る。この保守員による速度の測定を油圧エレベータの例
を挙げて説明する。
【0003】油圧エレベータは、油圧シリンダのプラン
ジャを伸縮させることにより、当該プランジャにロープ
で連結された乗りかごを、ガイドレールに沿って昇降さ
せる構造となっている。保守員は、速度測定時にエレベ
ータの乗りかごを基準階(例えば1階)に呼び、乗りか
ご天井に乗ってガイドレールに回転体を押しつけ、この
状態で他の保守員が乗りかごを昇降運転することによ
り、回転体の回転を伝達装置により乗りかご内に持ち込
んだ速度表示装置に伝達し、この速度表示装置において
当該伝達された回転を速度に変換して表示し、乗りかご
内の保守員が表示された速度を観察していた。
【0004】しかし、このような速度測定方法は、測定
に保守員2人を要すること、保守員が乗りかごの天井に
登らねばならず大きな労力が必要であること、さらに、
油圧エレベータは最上階停止位置における昇降路頂部と
乗りかご天井との間隔が狭いので天井に乗った保守員が
危険であるという問題があった。この問題を解決する測
定装置が、例えば、実開平4−39244号公報で提案
されている。これを図12により説明する。
【0005】図12は油圧エレベータの概略構成を示す
図である。この図で、1は乗りかご、2は油圧シリン
ダ、3はそのプランジャ、4はプランジャ3の頂部に固
定されたプーリ、5はプーリ4に掛け渡され乗りかご1
に連結されたロープである。6は乗りかご1の昇降を案
内するガイドレール、7は乗りかご1の天井に固定され
ガイドレール6に可回転に接触するガイドローラ、8は
昇降路頂部である。9は回転体、10は回転体9を支持
する支持部材、11は回転体9の回転を伝達する伝達装
置、12は速度表示装置である。Aは乗りかご1内の保
守員を示す。上記支持部材10は保守員により乗りかご
1の天井に着脱自在に取り付けられる。
【0006】速度測定に際し、保守員Aは乗りかご1の
天井に、回転体9がガイドレール6に押圧された状態で
支持部材10を取り付けた後、乗りかご1を昇降させ
る。この昇降速度に応じて回転体9が回転し、その回転
は伝達装置11により保守員Aが手にする速度表示装置
12に伝達され、速度が表示される。なお、回転体9に
代えてタコメータを使用することもでき、その場合、伝
達装置11はタコメータの出力電圧を導くリード線とな
る。上記の装置を用いることにより、保守員Aは一人で
測定を行うことができ、しかも、昇降路頂部8に衝突す
る危険を免れることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置によっても依然として保守員が天井に登る労力を省く
ことはできない。即ち、速度測定開始時に、保守員は基
準階に乗りかご1を呼んだ後、乗りかご1の天井に登っ
て支持部材10を天井に取り付けねばならず、さらに速
度測定終了時にも、保守員は乗りかご1の天井に登って
支持部材10を取り外さねばならない。又、回転体9を
確実にガイドレールに取り付けるための支持部材10を
携行しなければならないが、この支持部材10は持ち運
びに不便である。さらに、速度測定時には乗客の利用を
中止させねばならず乗客に不便を強いることになる。
【0008】なお、ロープ式エレベータの速度測定で
は、機械室のガバナロープ等にタコメータを当接して測
定を行う手段が主であるが、通常、機械室は建物の最上
階に設置されているので、前記の手法を用いる場合で
も、保守員は最上階までエレベータで昇り、さらに機械
室に足を運ばねばならず、保守員の労力は大きい。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、保守員の労力を大幅に軽減することができ
る移送体の速度測定方法および装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、移送体に当該移送体の移動方向
の加速度を検出する加速度センサを設置し、前記移送体
の走行開始時から停止時までの間における前記加速度セ
ンサの検出値を積分して得られた値に基づいて前記移送
体の速度を算出し、算出された速度を記憶部に記憶し、
この記憶部に記憶された前記移送体の停止時における速
度データと前記走行開始時から停止時までの時間とに基
づいて前記記憶部に記憶された各速度を補正するように
したことを特徴とする。
【0011】又、請求項2の発明は、移送体に取り付け
られ当該移送体の移動方向の加速度を検出する加速度セ
ンサと、この加速度センサの検出値に基づいて前記移送
体の速度を算出する速度演算手段と、この速度演算手段
により算出された速度を記憶する記憶部と、前記移送体
の走行開始を判断する走行開始判断手段と、前記移送体
の停止を判断する停止判断手段と、当該移送体の走行開
始から停止までの時間を測定する時間測定手段と、前記
停止判断手段で停止と判断されたときの前記演算手段に
より算出された速度と前記時間測定手段により測定され
た時間とに基づいて前記記憶部に記憶された各速度を修
正する速度修正手段とを備えていることを特徴とする。
【0012】さらに、請求項8の発明は、上記請求項2
の構成に加えて、前記記憶部に記憶されている修正され
た速度を表示する表示部および当該速度を外部へ送信す
るデータ送信手段のうちの少なくとも一方を備えている
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る
エレベータの速度測定方法および装置を示す図である。
この図で、図12に示す部分と同一部分には同一符号を
付して説明を省略する。この実施の形態では、従来の回
転体9、支持部材10、伝達装置11等は使用しない。
13は乗りかご1内に設置された速度測定装置を示す。
この速度測定装置の構成を図2に示す。
【0014】図2は速度測定装置13の構成を示すブロ
ック図である。この図で、131は乗りかご1の昇降方
向の加速度を検出する加速度センサであり、例えば乗り
かご1の床面に永久磁石等で固定設置される。132は
マイクロコンピュータより成る演算制御部、133は表
示部である。演算制御部132は、A/D変換器132
a、中央処理ユニット(CPU)132b、クロック1
32c、CPU132bの処理手順を格納するリードオ
ンリメモリ(ROM)132d、演算制御の結果を格納
するランダムアクセスメモリ(RAM)132e、およ
びD/A変換器132fで構成される。
【0015】なお、加速度センサ131、演算制御部1
32、および表示部133はそれぞれ別構造とすること
もでき、又、全部をケースに収納した一体構造とするこ
ともできる。さらに、加速度センサ131と演算制御部
132を一体構造とし、表示部を別構造とすることもで
き、これとは逆に、加速度センサ131を別構造、演算
制御部と表示部を一体構造とすることもできる。特に、
近年、表示部を備えた携帯用コンピュータが開発され、
これを保守員が作業現場に携行して保守作業に利用する
が、演算制御部132および表示部133として当該携
帯用コンピュータを利用することもできる。
【0016】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
速度測定に際し、保守員Aは乗りかご1に乗り、図1に
示すように乗りかご1の床(加速度センサ131が中央
部分にあることが望ましい)に速度測定装置13を設置
する。保守員Aは、乗りかご1が停止状態にあるとき加
速度センサ131の0点補正を行い、次いで所定階の行
先釦を押す。乗りかご1が走行を開始すると、加速度セ
ンサ131は、乗りかご1にかかる重力による乗りかご
1の移動量に応じた加速度値を出力する。CPU132
bはA/D変換器132aを介して加速度値を入力し、
クロック132cの出力を用いて得られる一定時間毎
に、その時間間隔間の加速度値を積分する。この積分に
より得られた値が、当該時間間隔の開始時における速度
に対する差の速度となる。
【0017】例えば、速度0における時刻t0 から、走
行後の時刻t1 までの一定時間内の加速度値aを積分す
ることにより値v1 が得られ、これが時刻t1 の速度v
1 (0+v1 )となる。さらに、時刻t1 から時刻t2
までの一定時間内の加速度値aを積分して得られた値
を、時刻t1 時の速度v1 に加えることにより、時刻t
2 の速度v2 が得られる。以下、CPU132bにより
同様の処理を、乗りかご1が上記所定階に停止するまで
順次繰り返すことにより、各時刻における速度を得るこ
とができ、いわゆるエレベータの走行曲線を得ることが
できる。
【0018】図3はRAM132eの内容を説明する図
である。CPU132bは、上記の処理により得られた
各時刻ごとの各速度を、図3に示すように順次RAM1
32eの所定領域へ格納する。図3では、時刻t1 〜t
n に対する速度v1 〜vn が示されている。なお、加速
度a1 〜an は各時刻における加速度を示す。このよう
にして得られた各速度は表示部133に順次数値で表示
してもよいし、又、順次又は所定階に停止した後、表示
部133に曲線として表示してもよい。
【0019】図4はある2つの階床間のエレベータの上
昇時の速度と加速度の実測値を示す図である。この図
で、横軸には時間、縦軸には加速度および速度がとって
ある。Aは加速度を示す曲線、Vは速度を示す曲線であ
る。一方の階床からのエレベータの上昇開始時には、加
速度がほぼ0から正方向に急激に増大し、このときその
積分値の加算値である速度も急速に大きくなり、その後
加速度が0近くに収束するとその積分値はほぼ0となっ
て速度は一定となる。逆に、エレベータが他方の階床に
近づいて減速、停止する場合には、負方向の加速度が急
激に増大し、その積分値の加算値である速度は急速に減
少し、その後、加速度がほぼ0になると速度も0(停
止)になる。A1 はエレベータ停止時の衝撃による加速
度を示す。
【0020】このように、上記実施の形態によると、保
守員は速度測定装置を携行し、その加速度センサをエレ
ベータの乗りかご内の床に設置し、その出力を積分し、
その積分値を順次加算し、その結果を表示部に表示する
ようにしたので、保守員は乗りかごの天井に登って回転
体の支持部材の取り付け、取外しを行ったり、わざわざ
機械室へ出向く必要はなく、保守員の労力を大幅に軽減
することができる。又、乗客がいても測定が可能であ
る。
【0021】なお、上記実施の形態の説明では、加速度
センサを乗りかごの床の中央に設置する例について説明
したが、必ずしも中央でなくてもよい。又、床ではな
く、壁部分に固定することもできるし、乗りかご上の作
業を行う場合にはそこに載置しても良い。又、上記実施
の形態の説明では、時刻、加速度、速度を記憶する例に
ついて説明したが、記憶部の容量によっては加速度およ
び速度のみを記憶するようにしてもよい。さらに、上記
実施の形態の説明では、表示部を設ける例について説明
したが、表示部を設けずに外部との通信手段を設け、記
憶部に記憶された加速度および速度を、又は速度のみ
を、当該通信手段により外部の所定個所、例えば保守員
が所属する営業所のパーソナルコンピュータへ送信する
こともできる。勿論、表示部と通信手段両者を備えても
よい。
【0022】ところで、上記加速度センサ131として
高精度のものを使用する場合には問題はないが、それ程
の精度をもたないものを使用すると、その温度特性やそ
の他の誤差成分により、正確な加速度を得ることができ
ず、乗りかご1の停止後でも演算による速度が0になら
ない場合がある。そのような実測例を図5に示す。
【0023】図5は1階床だけ上昇したときの実測走行
曲線を示す図である。この図で、横軸には時間、縦軸に
は速度がとってある。V1 は正規の走行曲線、V2 は高
精度ではない加速度センサを用いて演算した速度による
走行曲線を示す。高精度ではない加速度センサを用いた
場合には、誤差が積算されてゆくため、図示のように、
時間軸が一点鎖線で示す直線T0 のように傾いた走行曲
線となり(下降時には直線T0 は負方向に傾く)、乗り
かご1が停止してもある速度Δvを示すことになる。演
算制御部132はこのような速度の誤差を修正する機能
を有する。この機能を、図4に示す加速度、速度曲線お
よび図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0024】図5に示すように、ある階床から次の階床
までの上昇時、乗りかご1の上昇開始をみるため、CP
U132bは加速度センサ131の出力が図4に示すよ
うなある所定値「+α1 」になったか否かを判断し(図
6に示す手順S1 )、所定値「+α1 」になっていれ
ば、上昇が開始されたと判断してクロック132cによ
り乗りかご1が停止するまでの時間を測定するための時
間計測を開始する(手順S2 )。次いで、乗りかご1の
減速を判断するため加速度センサ131の出力が図4に
示す所定値「−α2 」に達するのを待つ(手順S3 )。
【0025】一方、手順S1 で所定値「+α1 」未満と
判断された場合、今度は下降開始をみるための所定値
「−α1 」になったか否かを判断する(手順S4 )。こ
れら手順S1 、S4 の処理の繰り返しにより、下降時に
は加速度センサ131の出力が所定値「−α1 」とな
り、上昇時の場合と同様、時間計測を開始し(手順S
5 )、加速度センサ131の出力が所定値「+α2 」に
なるのを待つ(手順S6 )。
【0026】図5に示す場合は上昇状態であるので、上
階に近づいて乗りかご1が減速すると、手順S3 の処理
で所定値「−α2 」が検出される。これにより、CPU
132bは減速を判断し、クロック132cの出力を用
いてサンプリング時間の計測を開始する。このサンプリ
ング時間は、加速度センサ131の出力がある所定の範
囲を超えない値に収まったか否かを判断するための時間
を規定するものであり、当該サンプリング時間内に加速
度センサ131の出力が上記所定の範囲を超えなければ
乗りかご1は停止したと判断する。上記所定の範囲が図
4に値「β」で示されている。CPU132bは手順S
8 の処理で加速度を取り込み、手順S9の処理でサンプ
リング時間が経過したか否かを判断する。これら手順S
8 、S9の処理により順次加速度を取り込み、サンプリ
ング時間に達したとき、サンプリング時間中に取り込ん
だ加速度のうち所定の範囲「β」を超えるものがあるか
否かを判断する(手順S10)。あれば乗りかご1は停止
していないと判断し、再び手順S7 、S8 、S9 、S10
の処理を繰り返す。
【0027】手順S10の処理で、サンプリング時間中に
取り込んだ各加速度が所定の範囲「β」を超えないと判
断されると、CPU132bは手順S2 で開始した時間
計測を停止する(手順S11)。次いで、CPU132b
はそのときの速度Δvと、計測した時間t0 (いずれも
図5に示されている)とを取り込み(手順S12)、両者
の比率(Δv/t0 )を演算し(手順S13)、この比率
に基づいて各速度を修正する(手順S14)。この修正
は、各速度からその速度に上記比率を乗じた値を減算
(下降時は加算)することにより行われる。例えば、図
3に示す時刻t3 における速度v3 に対する修正された
速度をv30とすると、速度の修正は v30=v3−t3 (Δv/t0 ) のように行われる。
【0028】このように、演算制御部132に速度の修
正手段を備えたので、加速度センサとしては精度の如何
にかかわらずどのような加速度センサを用いても、精度
良く速度を測定することができる。
【0029】上記の修正手段は誤差が直線的に(直線T
0 に沿って)積算されるとして修正を行うものである。
しかし、速度は加速度を積分することにより得られるの
で加速度センサの誤差も積分されることになり、実際に
は誤差は直線的でなく二次曲線に沿う値となる。これを
図7に示す。図7は図5に示すものと同じく1階床だけ
上昇したときの実測走行曲線を示す図である。この図で
図5に示す部分と同一部分には同一符号が付してある。
01は上記二次曲線を示す。この二次曲線を、速度を
V、時間をT、係数をaとして表すと、 V=aT2 a=V/T2 図示のように時間t0 で速度ΔVであるから、 a=ΔV/t0 2 となる。したがって、上記のように図3に示す時刻t3
における速度v3 に対する修正された速度をv30とする
と、速度の修正は v30=v3−t3 (Δv/t0 2) のように行われる。なお、誤差を直線とした場合も、二
次曲線とした場合も、加速度センサ131に高精度のも
のを使用する場合には、修正手段は必ずしも必要ではな
い。
【0030】以上述べた本発明の実施の形態では、エレ
ベータの乗りかご1の速度を加速度センサ131の出力
に基づいて演算制御部132で演算することにより求め
ていた。しかし、必ずしも演算制御部132の演算に限
ることはなく、他の手段により求めることもできる。こ
れを図8により説明する。
【0031】図8は本発明の他の実施の形態に係るエレ
ベータの速度測定装置のブロック図である。この図で、
131は図2に示すものと同じ加速度センサ、151は
電圧周波数変換器、152はカウンタ、153はA/D
変換器、154はマイクロコンピュータで構成される演
算制御部、155は演算制御部154の電源となるバッ
テリである。上記電圧周波数変換器151は、よく知ら
れているように積分器、比較器および出力トランジスタ
で構成され、入力電圧は積分器により積分され、この積
分器からの出力は比較器により鋸歯状波等の参照電圧と
比較され、この比較の結果、積分器に入力された電圧に
比例した周波数のパルスが出力トランジスタから出力さ
れる。演算制御部154は、CPU154a、このCP
U154aの処理手順を格納するROM154b、演算
制御の結果等を格納するRAM154c、加速度データ
および速度データを格納するデータメモリ154d、外
部からの入力信号を取り込む入力回路154e、外部装
置、例えば保守員が所属する営業所のパーソナルコンピ
ュータとの間の通信機能を備えた入出力インターフェー
ス154f、および計時信号を出力するクロック154
gで構成されている。なお、上記データメモリ154d
は着脱自在のカード型のメモリを使用することもでき
る。
【0032】図8の161は速度を表示する表示器、1
62は演算制御部154の電源をオン、オフする電源ス
イッチ、163は0点補正を指示するための0補正スイ
ッチ、164は測定の開始と終了を指示する測定開始/
終了スイッチ、165は表示器161に表示を行なうか
否かを指示する表示スイッチ、166は上記各スイッチ
の状態を示す複数ランプである。
【0033】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
速度測定に際し、保守員は乗りかご1に乗り、本実施の
形態の速度測定装置を設置し、電源スイッチ162をオ
ンとし、0補正スイッチ163により加速度センサ13
1の0点補正を行い、所定階の行先釦を押すとともに測
定開始/終了スイッチ164により測定開始を指示す
る。乗りかご1が走行を開始すると、加速度センサ13
1は、乗りかご1にかかる重力による乗りかご1の移動
量に応じた加速度値を出力する。加速度センサ131の
出力電圧は、電圧周波数変換器151に入力され、当該
出力電圧に比例した周波数のパルスに変換される。この
パルスはカウンタ152でカウントされ、そのカウント
値はCPU154aに取り込まれる。電圧周波数変換器
151は加速度センサ131が検出した加速度を積分器
で積分するので、当該カウント値は乗りかご1の速度に
比例した値となる。
【0034】一方、加速度センサ131の出力電圧はA
/D変換器153によりディジタル値に変換され、CP
U154aに取り込まれる。上記カウント値はそれに対
応した速度データとしてデータメモリ154dに格納さ
れ、同じく、A/D変換器153で変換された値も加速
度データとしてデータメモリ154dに格納される。こ
のようにして、順次速度データおよび加速度データがデ
ータメモリ154dに格納されてゆき、やがて所定階に
到達して乗りかご1が停止すると同時に、保守員は測定
開始/終了スイッチ164を作動させて測定の終了を指
示する。以上の動作により、データメモリ154dに、
所定の階床間における乗りかご1の速度データおよび加
速度データが得られる。
【0035】ところで、本実施の形態においても、加速
度センサ131が高精度のものでない場合には速度の修
正が行なわれる。これを図9に示すフローチャートを参
照して説明する。CPU154aは測定開始/終了スイ
ッチ164からのON指令(測定開始指令)を待つ(図
9に示す手順S21)。保守員が測定開始/終了スイッチ
164を押すと、測定開始指令が入力回路154eを介
してCPU154aに取り込まれ、CPU154aはク
ロック154gの計時信号を取り込んで時間計測を開始
し(手順S22)、カウンタ152から速度データ、A/
D変換器153から加速度データを取り込む(手順
23)。次いで、測定開始/終了スイッチ164が再度
押されて測定終了指令が出力されたか否かを判断し(手
順S24)、測定終了指令が出力されるまで、順次カウン
タ152、A/D変換器153から速度、加速度データ
の取り込みを継続する。乗りかご1が停止すると同時に
保守員が測定開始/終了スイッチ164を押すと、測定
終了指令が出力され、CPU154aは時間の計測を停
止する(手順S25)。以後の処理手順S26、S27、S28
は、図6に示す処理手順S12、S13、S14の処理と同一
であるので、説明は省略する。ただし、手順S27におけ
る(ΔV/t0 )は(ΔV/t0 2)であってもよいの
は、前述の説明から明らかである。結局、本実施の形態
とさきの実施の形態における速度データの修正は、時間
計測の開始と終了を加速度データに基づいて行なうか、
又は測定開始/終了スイッチ164の操作で行なうかの
点で相違するのみである。
【0036】このようにして、データメモリ154dに
は、最終的には加速度データと修正された速度データと
が格納された状態となる。この状態で、保守員が表示ス
イッチ165を操作すると表示器161に速度を表示す
ることができる。又、図示しない入力部から送信先、例
えば保守員が所属する営業所のパーソナルコンピュータ
を指定してデータ送信指令を入力すると、データメモリ
154dの速度データと加速度データが当該送信先へ送
信される。なお、当該送信先では、送信された加速度デ
ータと速度データのサンプリング時間が判っているの
で、それら各データに、図3に示すように時間を割り当
てることもできる。
【0037】図10は本実施の形態に係るエレベータの
速度測定装置の上面図、図11は図10に示す矢印X方
向からみた側面図である。これらの図で、図9に示す部
分と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。1
60は収納ケースであり、この収納ケース160内に、
図8に示す加速度センサ131、電圧周波数変換器15
1、カウンタ152、演算制御部154、およびバッテ
リ155が収納されている。167a、167bは表示
送りスイッチであり、表示器161に速度が表示されて
いる場合、表示送りスイッチ167aを1回押すと、デ
ータメモリ154dに格納された速度データのうちの1
つ先のデータが表示され、表示送りスイッチ167bを
1回押すと、データメモリ154dに格納された速度デ
ータのうちの1つ後のデータが表示され、表示送りスイ
ッチ167a(又は167b)を所定時間(数秒)連続
して押すと、表示器161にデータメモリ154dの速
度データが採取された時間の経過に沿って順次(又は逆
方向に)連続的に流れて表示されることになる。168
は外部装置とのデータ通信のためのコネクタであり、収
納ケース160の内部で入力インターフェース154f
に接続されている。169は底面(図10に示す面と対
向する面)に設けられた複数の足を示す。
【0038】このように、図8〜図11に示す本実施の
形態も、さきの実施の形態と同じ効果を奏するのは明ら
かである。又、1つの収納ケース160に全構成部品を
収納することにより、全体を小型に構成することがで
き、保守員がの携行が容易となる。さらに、各種機能を
収納ケース160の上面にまとめてあるので、乗りかご
1の床面に収納ケース160を載置したとき当該面が上
面となって保守員の操作が容易になる。
【0039】なお、上記各実施の形態の説明では、移送
体としてエレベータを例示して説明したが、エレベータ
に限ることはなく、前述のエスカレータ、動く歩道の他
に、保守員による測定が必要なロープウエイの乗りかご
や電車等の移送体の速度の測定のも適用可能である。こ
こで、エスカレータや動く歩道の場合、始動時や試験的
な駆動、停止時に用いられる。又、得られた速度をさら
に積分することにより距離を得ることもでき、このよう
に距離を求めておけば、加速度、速度の異常発生位置の
探索等に便利である。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、保守員
が速度測定装置を携行し、その加速度センサを移送体に
設置し、その出力を積分して速度を得るようにしたの
で、保守員は加速度センサを移送体に設置するだけで測
定を行うことができる。又、乗客がいても測定が可能で
ある。さらに、修正手段を備えることにより、加速度セ
ンサとして、どのよな精度のものも使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るエレベータの速度測
定方法および装置を示す図である。
【図2】図1に示す装置のブロック図である。
【図3】図2に示すRAMの内容を説明する図である。
【図4】2つの階床間のエレベータの上昇時の速度と加
速度の実測値を示す図である。
【図5】1階床上昇時の実測走行曲線を示す図である。
【図6】図2に示す演算制御部の動作を説明するフロー
チャートである。
【図7】1階床上昇時の実測走行曲線を示す図である。
【図8】本発明の他の実施の形態に係るエレベータの速
度測定装置のブロック図である。
【図9】図8に示す演算制御部の動作を説明するフロー
チャートである。
【図10】収納ケースの上面図である。
【図11】収納ケースの側面図である。
【図12】油圧エレベータの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 乗りかご 2 油圧シリンダ 3 プランジャ 4 プーリ 5 ロープ 6 ガイドレール 13 速度測定装置 131 加速度センサ 132 演算制御部 133 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐保田 典之 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 藤谷 健一 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送体に当該移送体の移動方向の加速度
    を検出する加速度センサを設置し、前記移送体の走行開
    始時から停止時までの間における前記加速度センサの検
    出値を積分して得られた値に基づいて前記移送体の速度
    を算出し、算出された速度を記憶部に記憶し、この記憶
    部に記憶された前記移送体の停止時における速度データ
    と前記走行開始時から停止時までの時間とに基づいて前
    記記憶部に記憶された各速度を補正するようにしたこと
    を特徴とする移送体の速度測定方法。
  2. 【請求項2】 移送体に取り付けられ当該移送体の移動
    方向の加速度を検出する加速度センサと、この加速度セ
    ンサの検出値に基づいて前記移送体の速度を算出する速
    度演算手段と、この速度演算手段により算出された速度
    を記憶する記憶部と、前記移送体の走行開始を判断する
    走行開始判断手段と、前記移送体の停止を判断する停止
    判断手段と、当該移送体の走行開始から停止までの時間
    を測定する時間測定手段と、前記停止判断手段で停止と
    判断されたときの前記演算手段により算出された速度と
    前記時間測定手段により測定された時間とに基づいて前
    記記憶部に記憶された各速度を修正する速度修正手段と
    を備えていることを特徴とする移送体の速度測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記速度演算手段
    は、前記移送体の走行開始時から停止時までの間におけ
    る前記加速度センサの検出値を予め設定された時間間隔
    で積分し、この積分値に基づいて前記移送体の速度を算
    出する手段であることを特徴とする移送体の速度測定装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記速度演算手段
    は、前記移送体の走行開始時から停止時までの間におけ
    る前記加速度センサの検出電圧をこれに応じた周波数に
    変換する電圧周波数変換手段であることを特徴とする移
    送体の速度測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記電圧周波数変換
    手段は、前記加速度センサの検出電圧を積分する積分器
    と、この積分器の出力を鋸歯状波の参照電圧と比較する
    比較器とで構成されていることを特徴とする移送体の速
    度測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至請求項5において、前記走
    行開始判断手段および前記停止判断手段は、走行開始時
    および走行停止時に、前記加速度センサの検出値がそれ
    ぞれ設定された所定の値になったか否かをみて走行開始
    および走行停止を判断する手段であることを特徴とする
    移送体の速度測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至請求項5において、前記走
    行開始判断手段および前記停止判断手段は、測定開始お
    よび測定終了のスイッチが操作されたか否かをみて走行
    開始および走行停止を判断する手段であることを特徴と
    する移送体の速度測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至請求項7記載の移送体の速
    度測定装置において、前記記憶部に記憶されている修正
    された速度を表示する表示部および当該速度を外部へ送
    信するデータ送信手段のうちの少なくとも一方を備えて
    いることを特徴とする移送体の速度測定装置。
  9. 【請求項9】 請求項2乃至請求項8において、前記加
    速度センサとその他の構成とは別体とされていることを
    特徴とする移送体の速度測定装置。
  10. 【請求項10】 請求項2乃至請求項8において、前記
    加速度センサとその他の構成とは1つのケースに収納さ
    れていることを特徴とする移送体の速度測定装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記加速度センサ
    は、前記移送体の適宜の個所に永久磁石で取り付けられ
    ることを特徴とする移送体の速度測定装置。
JP25918196A 1995-10-02 1996-09-30 移送体の速度測定方法および装置 Expired - Fee Related JP3539827B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25918196A JP3539827B2 (ja) 1995-10-02 1996-09-30 移送体の速度測定方法および装置

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25510895 1995-10-02
JP6308796 1996-03-19
JP8-63087 1996-09-19
JP24791096 1996-09-19
JP8-247910 1996-09-19
JP7-255108 1996-09-19
JP25918196A JP3539827B2 (ja) 1995-10-02 1996-09-30 移送体の速度測定方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10147479A true JPH10147479A (ja) 1998-06-02
JP3539827B2 JP3539827B2 (ja) 2004-07-07

Family

ID=27464257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25918196A Expired - Fee Related JP3539827B2 (ja) 1995-10-02 1996-09-30 移送体の速度測定方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3539827B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10114478A (ja) * 1996-10-09 1998-05-06 Hitachi Building Syst Co Ltd 移送体の走行特性測定装置
JPH1143270A (ja) * 1997-07-25 1999-02-16 Hitachi Building Syst Co Ltd 移送体の速度算出方法及び走行特性測定装置
JP2013190265A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Hitachi Ltd 移動量推定システム、移動量推定方法、移動端末
CN109319621A (zh) * 2018-10-23 2019-02-12 永大电梯设备(中国)有限公司 一种无机房电梯救援时轿厢移动的侦测和显示方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5031870A (ja) * 1973-07-20 1975-03-28
JPH0368072U (ja) * 1989-11-06 1991-07-03
JPH07159438A (ja) * 1993-12-07 1995-06-23 Nippondenso Co Ltd 加速度センサの補正装置
JPH08169660A (ja) * 1994-12-20 1996-07-02 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd エレベーター走行特性記録装置
JPH08320331A (ja) * 1995-05-24 1996-12-03 Data Tec:Kk 車速度検出装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5031870A (ja) * 1973-07-20 1975-03-28
JPH0368072U (ja) * 1989-11-06 1991-07-03
JPH07159438A (ja) * 1993-12-07 1995-06-23 Nippondenso Co Ltd 加速度センサの補正装置
JPH08169660A (ja) * 1994-12-20 1996-07-02 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd エレベーター走行特性記録装置
JPH08320331A (ja) * 1995-05-24 1996-12-03 Data Tec:Kk 車速度検出装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10114478A (ja) * 1996-10-09 1998-05-06 Hitachi Building Syst Co Ltd 移送体の走行特性測定装置
JPH1143270A (ja) * 1997-07-25 1999-02-16 Hitachi Building Syst Co Ltd 移送体の速度算出方法及び走行特性測定装置
JP2013190265A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Hitachi Ltd 移動量推定システム、移動量推定方法、移動端末
US9632107B2 (en) 2012-03-13 2017-04-25 Hitachi, Ltd. Movement amount estimation system, movement amount estimation method and mobile terminal
CN109319621A (zh) * 2018-10-23 2019-02-12 永大电梯设备(中国)有限公司 一种无机房电梯救援时轿厢移动的侦测和显示方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3539827B2 (ja) 2004-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018151403A2 (ko) 엘리베이터 및 에스컬레이터의 소음진동 및 주행속도 측정시스템
JP3572172B2 (ja) 移送体の速度算出方法及び走行特性測定装置
JP3249024B2 (ja) エレベーターの走行特性検査装置
CN106829671B (zh) 一种电梯安全检测装置及检测方法
JPH10147479A (ja) 移送体の速度測定方法および装置
JP4230139B2 (ja) エレベータの制御装置
JP3744271B2 (ja) エレベータの位置検出装置
JP3572153B2 (ja) 移送体の走行特性測定装置
EP3492416B1 (en) Elevator group management for occupant evacuation
JP3594791B2 (ja) 移送体の速度算出方法及び走行特性測定装置
CN205262718U (zh) 一种便携式电梯轿厢制停距离检测仪
JP3518964B2 (ja) 移送体の速度、加速度測定装置
CN113905967A (zh) 调节量计算装置以及电梯装置的调节方法
JP4517506B2 (ja) ダブルデッキエレベータ
JPS63310500A (ja) クレ−ンの昇降台位置制御装置
JPH09272669A (ja) エレベータ秤装置の検査方法及び検査装置
CN111056391B (zh) 电梯运行情况分析判断方法
JPH09221279A (ja) エレベータの速度測定装置
CN111268528B (zh) 一种施工升降机防坠安全器性能的检测方法
CN118359083A (zh) 一种扶梯梯路变形自动检测装置
JP2774741B2 (ja) エレベータのデータ収集装置
JP3506865B2 (ja) 移送体の走行特性測定装置
JPS5917614A (ja) 無人走行車輛の昇降距離検出装置
CN211283396U (zh) 一种自动扶梯运行状态及使用安全的检测装置
JPH0692559A (ja) エレベータの異常検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080402

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees