JP3518964B2 - 移送体の速度、加速度測定装置 - Google Patents

移送体の速度、加速度測定装置

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JP3518964B2
JP3518964B2 JP31072096A JP31072096A JP3518964B2 JP 3518964 B2 JP3518964 B2 JP 3518964B2 JP 31072096 A JP31072096 A JP 31072096A JP 31072096 A JP31072096 A JP 31072096A JP 3518964 B2 JP3518964 B2 JP 3518964B2
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金雄 津久井
清 長沼
典之 佐保田
健一 藤谷
雅夫 小林
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ、エス
カレータ、動く歩道等の移送体の移動速度および当該移
送体に作用する加速度を測定する移送体の速度、加速度
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ、エスカレータ、動く歩道等
の移送体は乗客を乗せて移動する装置であるので、装置
に故障が生じると乗客に多大の迷惑を及ぼし、場合によ
っては大きな危険を与えるおそれがある。又、上記移送
体の乗り心地が悪いと乗客に不快感を与えるばかりでな
く、不安感を与えることになる。通常、上記移送体に対
しては定期的に保守を行い安全を期する必要があり、こ
の保守は専門の保守員により行われ、多数の項目につい
てチェックが行われるが、その中でも、上記の危険、不
快感、不安感に関与する移送体の加速度、移動速度の測
定は必要不可欠である。
【0003】従来、例えばエレベータの加速度および速
度の測定は、特開平3−195678号公報に記載され
ているように、エレベータの乗りかご内に走行時の上
下、前後、左右の加速度を同時に検出する3個の加速度
センサと、この加速度センサの検出値を記録する記録部
とを設置し、エレベータの乗りかごを走行させて各加速
度を検出し、又、上下方向の加速度データを積分するこ
とにより速度を測定していた。又、得られた速度データ
をさらに積分して距離データを求め、加速度データ、速
度データ、および距離データを、横軸を時間軸として表
示部に表示し、この表示に基づいてエレベータの乗り心
地の良否を判断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の測定装置は、3個の加速度センサを用いるので大型
となり、かつ、高価になるという問題があった。又、速
度と距離は波形表示のため読み取りが困難であるという
問題もあった。さらに、各測定データは区切りなく連続
して保存されるため、必要とする個々のデータを取り出
したい場合、全部のデータを出力させた後、時間軸に沿
って割り振られている番号を確認し、確認後にその番号
を指定して再表示させるという面倒な手段がとられてい
た。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、小型、安価で、正確な測定を行なうことが
でき、かつ、測定後のデータ処理が容易な移送体の速度
測定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、隣接し、かつ、互いに直交する
第1の面と第2の面、前記第1の面に対向する第3の
面、および前記第2の面に対向する第4の面を備えた容
器内に、前記第1の面が所定位置に置かれたとき移送体
の第1の方向の加速度を検出し、前記第2の面が所定位
置に置かれたとき前記移送体の前記第1の方向と直交す
る第2の方向の加速度を検出する1つの加速度センサ
と、この加速度センサの検出値を前記移送体の速度に変
換する速度変換手段と、前記加速度センサにより検出さ
れた加速度データおよび前記速度変換手段で得られた速
度データを記憶する記憶部とを収納するとともに、前記
容器の前記第3の面および前記第4の面に、測定の実施
に必要な操作手段として測定開始 / 終了スイッチを配置
したことを特徴とする。
【0007】又、請求項2の発明は、請求項1記載の構
成に加えて、前記移送体の走行開始を判断する走行開始
判断手段と、前記移送体の停止を判断する停止判断手段
と、当該移送体の走行開始から停止までの時間を測定す
る時間測定手段と、前記停止判断手段で停止と判断され
た時点における前記記憶部に記憶された速度と前記時間
測定手段により測定された時間とに基づいて前記記憶部
に記憶された各速度を修正する速度修正手段とを備えて
いることを特徴とする。
【0008】又、請求項5の発明は、上記請求項1又は
請求項2に記載の構成に加えて、前記容器の前記第3の
面および前記第4の面のうちの少なくとも一方に、表示
部を配置したことを特徴とする。
【0009】又、請求項11の発明は、請求項1乃至請
求項3に記載の構成に加えて、前記記憶部に記憶された
データを外部へ送信するデータ送信手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る
エレベータの速度、加速度測定装置を示す図であり、図
1の(a)は上面図、図1の(b)は側面図、図1の
(c)は右側面図である。これらの図で、10は速度、
加速度測定装置、11はその容器を示す。容器11は、
面11a、11b、11c、11d、11e、11fの
6つの面を有する6面体に形成されており、隣接する各
面は互いに直交関係にある。12は容器11の面11
c、11dに固着された足を示す。容器11の面11a
には、各種スイッチや表示部が設置されている。以下、
これらスイッチや表示部について説明する。
【0011】13aは後述するデータメモリに記憶され
ているデータを全て消去するオールクリアスイッチ、1
3bは装置の電源を開閉する電源スイッチ、13cは上
記データメモリから任意の1つのデータを消去するクリ
アスイッチ、13dは後述するデータ番号を表示するた
めのデータ番号スイッチ、13eは速度と加速度の表示
を切り換える速度/加速度スイッチ、13f1 は加速度
センサ20の0点補正の指示を行なう0補正スイッチ、
13g1 は測定の開始と終了を指示する測定開始/終了
スイッチ、13hは後述する表示部の表示機能を作動さ
せるか停止させるかを選択する表示選択スイッチであ
る。なお、上記オールクリアスイッチおよびクリアスイ
ッチには、図示のように中心部に凹部が形成され、この
凹部をボールペン等で押さなければ作動しないようにな
っており、これにより、誤ってデータを消去してしまう
誤動作が防止される。
【0012】14は表示部であり、表示器14a、14
b、14cで構成されている。表示器14aは後述する
データ番号を表示するデータ番号表示器であり、表示選
択スイッチ13hで表示機能作動側が選択され、かつ、
データ番号スイッチ13dがオンとされたとき表示を行
なう。表示器14bは計測時間を表示する計測時間表示
器であり、表示選択スイッチ13hで表示機能作動側が
選択されているとき後述するデータメモリに記憶されて
いる時間を表示する。表示器14cは後述するデータメ
モリに記憶されている加速度又は速度を表示する速度/
加速度表示器であり、表示選択スイッチ13hで表示機
能作動側が選択されたとき速度又は加速度の一方、例え
ば速度が表示され、速度/加速度スイッチ13eを押す
ことにより加速度が表示され、以後、速度/加速度スイ
ッチ13eを押す毎に速度、加速度が交互に表示され
る。
【0013】15aU はデータ番号表示器14aに表示
された後述するデータ番号を次の番号に進めるデータ番
号送りスイッチ、15aD は当該データ番号を前の番号
に戻すデータ番号戻りスイッチである。15bU は表示
部14の各表示器14b、14cの表示データを次のデ
ータに進める表示送りスイッチ、15bD は表示器14
b、14cの表示データを前のデータに戻す表示戻りス
イッチである。データ番号送りスイッチ15aU 、デー
タ番号戻りスイッチ15aD 、表示送りスイッチ15b
U 、表示戻りスイッチ15bD は、1回押す毎にデータ
を1つ進め又は戻し、ある時間以上継続して押し続ける
とデータ表示が進み方向又は戻り方向へ連続して切り換
えられる。
【0014】17は、速度、加速度測定装置10と外部
の装置、例えばこの速度、加速度測定装置10を操作す
る保守員が所属する営業所のパーソナルコンピュータと
の間の通信を行なうためのコネクタであり、容器11の
内部に備えられた後述する通信機能を有する入出力イン
ターフェースに接続されている。
【0015】なお、電源スイッチ13b、データ番号ス
イッチ13d、速度/加速度スイッチ13eの上部の
「速度」と「加速度」の文字部分、0補正スイッチ13
1 、測定開始スイッチ13g1 、および表示選択スイ
ッチ13hには、図に小さな丸印で示すランプ16が備
えられ、各スイッチの切換状態を表示する。各ランプに
対する符号の付与は、電源スイッチ13bのランプを除
き、他のランプに対しては省略されている。
【0016】図1の(b)は容器11の面11bを示す
図である。この面11bには、図1の(a)に示すもの
と同一機能の0補正スイッチ13f2 、測定開始/終了
スイッチ13g2 およびそれぞれのランプ16が備えら
れている。
【0017】図1の(c)は容器11において、図で右
側の側面11eを示す図である。この図で、17は前述
のコネクタ、15iは前後の加速度測定時と左右の加速
度測定時に切り換えられる測定切換スイッチ、15jは
エレベータの上昇と下降の測定時に切り換えられる上昇
/下降切換スイッチである。図1の(c)に示す状態
は、図1の(a)に示す面11aを上面としたときの状
態であり、1Aはエレベータの乗りかごの床面を示す。
【0018】図2は図1に示す容器11に収納されてい
る加速度センサおよびこの加速度センサと容器11の面
との関係を示す図である。図1の(a)は、図1の
(c)に示すように面11aを上面、面11cを底面と
したときの加速度センサの状態、図2の(b)は図1の
(c)に示す状態から容器11を反時計方向に90度回
転させ、面11bを上面、面11dを底面としたときの
加速度センサの状態を示す。なお、図2の(b)では電
気回路の図示は省略されている。
【0019】これらの図で、20はサーボ型閉ループ式
の加速度センサを示す。図示の例では、加速度センサ2
0は容器11の面11c、11dに固定されている。2
1は支持枠、22は可撓板22を介して支持枠21に支
持された振り子、23はマグネット、24は振り子22
に固定された中空のムービングコイルである。このムー
ビングコイル24はその中空部分にマグネット23が挿
入される位置で振り子22に固定されている。25は振
り子22の変位検出器、26はサーボ増幅器、27は支
持部材である。
【0020】振り子22に加速度が作用して平衡がくず
れると、変位検出器25がこれを検出し、振り子22の
平衡点からの角変位に相当する不平衡電圧を発生し、こ
の不平衡電圧はサーボ増幅器27で増幅されてムービン
グコイル24に印加され、この結果、振り子22を平衡
点へ戻すトルクが発生し、振り子22は不平衡位置から
平衡点へ戻る。このときムービングコイル24に流れる
電流が振り子22に作用した加速度に比例する。即ち、
ムービングコイル24には、常に振り子22を平衡点へ
戻す電流が流れていることになる。
【0021】上記の加速度センサ20の動作の説明か
ら、容器11を図2の(a)に示すように面11cを底
面とした状態で乗りかごの床面1Aに載置するとエレベ
ータの上昇、下降時の加速度を測定することができ、
又、容器11を図2の(b)に示すように面11dを底
面とした状態で乗りかごの床面1Aに載置するとエレベ
ータの左右又は前後の加速度を測定することができるこ
とが判る。したがって、本実施の形態では、1つの加速
度センサ20で上昇方向、下降方向、前後方向および、
左右方向の加速度を、容器11を回転させて置き直すだ
けで測定することができる。
【0022】なお、図2には加速度センサ20を面11
c、11dの内面に固定した例について説明したが、振
り子22が面11cに対して平行、かつ、面11dに対
して直交する状態で固定されるのであれば、容器11の
内部のどの部分に固定してもよい。
【0023】図3は本実施の形態のエレベータの速度、
加速度測定装置の処理回路のブロック図である。この図
で、20は図2に示すものと同じ加速度センサ、31は
電圧周波数変換器、32はカウンタ、33はA/D変換
器、34はマイクロコンピュータで構成される演算制御
部、35は演算制御部34の電源となるバッテリであ
る。
【0024】上記電圧周波数変換器31は、よく知られ
ているように積分器、比較器および出力トランジスタで
構成され、入力電圧は積分器により積分され、この積分
器からの出力は比較器により鋸歯状波等の参照電圧と比
較され、この比較の結果、積分器に入力された電圧に比
例した周波数のパルスが出力トランジスタから出力され
る。
【0025】演算制御部34は、CPU34a、このC
PU34aの処理手順を格納するROM34b、演算制
御の結果等を格納するRAM34c、加速度データおよ
び速度データを格納するデータメモリ34d、外部から
の入力信号を取り込む入力回路34e、外部装置、例え
ば前述のような営業所のパーソナルコンピュータとの間
の通信機能を備えた入出力インターフェース34f、お
よび計時信号を出力するクロック34gで構成されてい
る。なお、上記データメモリ34dは着脱自在のカード
型のメモリを使用することもできる。演算制御部34の
入力回路34eに接続される各スイッチ、およびCPU
34aからの信号が供給される各表示器とランプは図1
に示すものと同一であり、同一符号が付してある。
【0026】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
まず、エレベータの上昇又は下降時の速度、加速度の測
定について説明する。測定に際し、保守員は乗りかごに
乗り、その床面1Aに、図1の(c)に示すように面1
1cを底面として容器11を設置する。次いで、電源ス
イッチ13bをオンとし、0補正スイッチ13f1 によ
り加速度センサ131の0点補正を行い、所定階の行先
釦を押すとともに測定開始/終了スイッチ13g1 によ
り測定開始を指示する。これらの指示は、それら各スイ
ッチ13b、13f1 、13g1 が上面となっている面
11aに配置されているので、保守員にとっては容易に
操作することができる。
【0027】乗りかごが自動走行を開始すると、加速度
センサ20は、乗りかごにかかる重力による乗りかごの
運行に応じた加速度値を出力する。加速度センサ20の
出力電圧は、電圧周波数変換器31に入力され、当該出
力電圧に比例した周波数のパルスに変換される。このパ
ルスはカウンタ32でカウントされ、そのカウント値は
CPU34aに取り込まれる。前述のように、電圧周波
数変換器31は加速度センサ20が検出した加速度を積
分器で積分するので、当該カウント値は乗りかごの速度
に比例した値となる。一方、加速度センサ20の出力電
圧はA/D変換器33によりディジタル値に変換され、
加速度値としてCPU34aに取り込まれる。
【0028】上記カウント値はそれに対応した速度デー
タとしてデータメモリ34dに格納され、同じく、A/
D変換器33で変換された値も加速度データとしてデー
タメモリ34dに格納される。このようにして、順次速
度データおよび加速度データがデータメモリ34dに格
納されてゆき、やがて所定階に到達して乗りかごが停止
すると同時に、保守員は測定開始/終了スイッチ13g
1 を作動させて測定の終了を指示する。以上の動作によ
り、データメモリ34dに、所定の階床間における乗り
かごの速度データおよび加速度データが得られる。
【0029】図4はデータメモリ34dの内容を説明す
る図である。CPU34aは、上記の処理により得られ
た1回毎の速度、加速度の取り込み時刻、そのとき取り
込んだ速度、加速度を、図3に示すように順次データメ
モリ34dの所定領域へ格納してゆく。図4には、上記
時刻t1 〜tn 、これらの時刻における加速度a1 〜a
n 、速度v1 〜vn が示されている。
【0030】ところで、上記加速度センサ20として高
精度のものを使用する場合には問題はないが、それほど
の精度をもたない加速度センサを使用すると、その温度
特性やその他の誤差成分により、正確な加速度を得るこ
とができず、乗りかごの停止後であっても演算による速
度が0にならない場合がある。そのような実測例を図5
に示す。
【0031】図5は1階床だけ上昇したときの実測走行
曲線を示す図である。この図で、横軸には時間、縦軸に
は速度がとってある。V1 は正規の走行曲線、V2 は高
精度ではない加速度センサを用いて演算した速度による
走行曲線を示す。高精度ではない加速度センサを用いた
場合には、誤差が積算されてゆくため、図示のように、
時間軸が一点鎖線で示す直線T2 のように傾いた走行曲
線となり(下降時には直線T2 は負方向に傾く)、乗り
かごが停止しても、ある速度Δvを示すことになる。演
算制御部34はこのような速度の誤差を修正する機能を
有する。この機能を、図6に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0032】CPU154aは保守員による測定開始/
終了スイッチ13g1 からのON指令(測定開始指令)
を待つ(図6に示す手順S1 )。保守員が測定開始/終
了スイッチ13g1 を押すと、測定開始指令が入力回路
34eを介してCPU34aに取り込まれ、CPU34
aはクロック34gの計時信号を取り込んで時間計測を
開始し(手順S2 )、カウンタ32から速度データ、A
/D変換器33から加速度データを取り込み、そのとき
の時刻とともに速度データ、加速度データをデータメモ
リ34dに格納する(手順S3 )。次いで、測定開始/
終了スイッチ164が再度押されて測定終了指令が出力
されたか否かを判断し(手順S4 )、測定終了指令が出
力されるまで、順次カウンタ32、A/D変換器33か
らの速度データ、加速度データの取り込み、およびそれ
らを時刻とともにデータメモリ34dへ格納する動作を
継続する。乗りかごが停止すると同時に保守員が測定開
始/終了スイッチ13g1 を押すと、測定終了指令が出
力され、CPU34aは時間の計測を停止する(手順S
5 )。
【0033】次いで、CPU34aはそのときの速度Δ
vと、計測した時間t0 (いずれも図5に示されてい
る)とを取り込み(手順S6 )、両者の比率(Δv/t
0 )を演算し(手順S7 )、この比率に基づいて各速度
を修正する(手順S8 )。この修正は、データメモリ3
4dに格納されている各速度を取り出し、その速度から
当該速度に上記比率を乗じた値を減算(下降時は加算)
することにより行われる。例えば、図4に示す時刻t3
における速度v3 に対する修正された速度をv30とする
と、速度の修正は v30=v3−t3 (Δv/t0 ) のように行われる。そして、データメモリ34dには、
それまで格納されていた速度v3 に代えて修正された速
度v30が格納される。他の時刻における速度についても
同様の修正が行なわれ最終的にはデータメモリ34dに
格納される速度は修正された速度となる。
【0034】このように、演算制御部34に速度の修正
手段を備えたので、加速度センサ20としては精度の如
何にかかわらずどのような加速度センサを用いても、精
度良く速度を測定することができる。
【0035】上記の修正手段は誤差が直線的に(直線T
0 に沿って)積算されるとして修正を行うものである。
しかし、速度は加速度を積分することにより得られるの
で加速度センサの誤差も積分されることになり、実際に
は誤差は直線的でなく二次曲線に沿う値となる。これを
図7に示す。図7は図5に示すものと同じく1階床だけ
上昇したときの実測走行曲線を示す図である。この図で
図5に示す部分と同一部分には同一符号が付してある。
01は上記二次曲線を示す。この二次曲線を、速度を
V、時間をT、係数をaとして表すと、 V=aT2 a=V/T2 図示のように時間t0 で速度ΔVであるから、 a=ΔV/t0 2 となる。したがって、上記のように図4に示す時刻t3
における速度v3 に対する修正された速度をv30とする
と、速度の修正は v30=v3−t3 (Δv/t0 2) のように行われる。なお、誤差を直線とした場合も、二
次曲線とした場合も、加速度センサ20に高精度のもの
を使用する場合には、修正手段は必ずしも必要ではな
い。
【0036】以上、上昇又は下降時の速度および加速度
の測定について説明した。次に、エレベータの前後方向
および左右方向の加速度の測定について説明する。今、
上昇又は下降時の速度および加速度の測定を終了し、次
いで前後方向の加速度の測定を実施するものとする。上
昇又は下降時の速度および加速度の測定では、容器11
は図1の(c)に示すように面11cを底面とした状態
で床面1Aに載置される。前後方向の加速度を測定する
場合には、上記の状態にある容器11を前述のように反
時計方向に90度回転させ、面11dを底面とした状態
で容器を床面1Aに載置する。この状態が図2の(b)
に示されている。次に、容器11の向きをムービングコ
イル24の中心軸が前後方向、即ち、測定しようとする
加速度の方向を向くように載置し直す。図2の(b)に
示す場合では、面11cが前後方向に垂直になるように
容器をセットする。
【0037】この状態では、面11bが図1の(b)に
示すように上面になる。したがって、0補正スイッチ1
3f2 と測定開始/終了スイッチ13g2 が上面11b
に現われるので、保守員は、0点補正と測定開始および
終了の指示を容易に行なうことができる。容器11を上
記のようにセットし、0点補正を行ない、図1の(c)
および図3に示す測定切換スイッチ15iを「前後」側
に切り換えた後、測定開始を指示してエレベータを所定
階床まで自動運転し、その運転の間に加速度センサ20
で検出した値をA/D変換器33でディジタル値に変換
し、これをデータメモリ34dに格納する。
【0038】又、上記のようにして前後の加速度を測定
した後、その状態から左右の加速度を測定する場合に
は、容器11をそのまま床面1A上で90度回転させ
る。即ち、面11dが底面、面11cが左右方向に垂直
な状態となる。この状態で、図1の(c)および図3に
示す測定切換スイッチ15iを「左右」側に切り換えた
後、エレベータを所定階床まで自動運転し、その運転の
間に加速度センサ20で検出した値をA/D変換器33
でディジタル値に変換し、これをデータメモリ34dに
格納する。なお、前後方向および左右方向の測定の場合
には、当然、図3に示すカウンタ32からの入力は遮断
される。
【0039】次に、データ番号表示器14aに表示され
るデータ番号について説明する。前述の「発明が解決し
ようとする課題」の項で説明したように、時刻、速度、
加速度の測定データは区切りなく連続して保存されるた
め、必要とする個々のデータを取り出したい場合、全部
のデータを出力させた後、時間軸に沿って割り振られて
いる番号を確認し、確認後に当該番号を指定して再表示
させるという手段をとらなければならず、操作が面倒で
ある。そこで、本実施例では、測定時の条件に対応して
番号を割付け、後刻、データの取り出しを容易にするも
のである。
【0040】このような番号の割付けは、例えば、各条
件を3桁の数で表わすものとし、「1」の桁において、
「1」は上昇速度、「2」は下降速度、「3」は上昇加
速度、「4」は下降加速度として設定し、「10」の桁
において、「1」は上下方向、「2」は前後方向、
「3」は左右方向として設定し、「100」の桁をデー
タ中の何番目に測定されたかを表わす数に用いるものと
する。この例に従うと、データ番号「531」は第5回
目の測定の上下方向の上昇運転の加速度データというこ
とになる。番号の割付けは、測定を実行しながら自動的
に行なわれる。これを図8に示すフローチャートを参照
しながら説明する。
【0041】最初に、CPU34aは、加速度センサ2
0に重力の加速度1Gが作用しているか否か、即ち、容
器11が図2の(a)に示す状態に置かれているか否か
判断する(図8に示す手順S11)。容器11が図2の
(a)に示す状態に置かれていると重力の加速度1Gが
作用するので、CPU34aはカウンタ32およびA/
D変換器33からのデータにより速度、加速度の測定を
行ない(手順S12)、速度のデータが「+」であるか
「−」であるかをみて(手順S13)、「+」であれば上
昇の番号を決定する(手順S14)。さきの例に従うと、
「1」の桁の番号は、速度データ群に対して「1」、加
速度データ群に対して「3」とされる。又、手順S13
処理で「−」と判断された場合には、下降の番号を決定
する(手順S15)。さきの例では、「1」の桁の番号
は、速度データ群に対して「2」、加速度データ群に対
して「4」とされる。
【0042】手順S11の処理で1Gの入力がないと判断
された場合、即ち容器11が図2の(b)に示す状態で
置かれている場合、CPU34aは測定切換スイッチ1
5iが前後側に切り換えられているか左右側に切り換え
られているかを判断し(手順S16)、前後側であれば
「前後」を前後側でなければ「左右」を一旦記憶してお
いて(手順S17、S18)、加速度の測定を行ない、さら
に、上昇/下降スイッチ15jが上昇側に切り換えられ
ているか否か判断し(手順S20)、上昇側に切り換えら
れている場合には、さきに手順S17、S18の処理での記
憶が「前後」か「左右」かをみる(手順S21)。「前
後」であれば上昇で前後の番号を決定する(手順
22)。さきの例では、その加速度データ群の「1」の
桁の番号は「3」、「10」の桁の番号は「2」とな
る。又、「左右」であれば上昇で左右の番号を決定する
(手順S23)。さきの例では「1」桁の番号も「10」
桁の番号も「3」となる。
【0043】手順S20の処理で上昇ではないと判断され
た場合には、さきに手順S17、S18の処理での記憶が
「前後」か「左右」かをみる(手順S24)。「前後」で
あれば下降で前後の番号を決定する(手順S25)。さき
の例では、その加速度データ群の「1」の桁の番号は
「4」、「10」の桁の番号は「2」となる。又、「左
右」であれば下降で左右の番号を決定する(手順
26)。さきの例では「1」桁の番号は「4」、「1
0」桁の番号は「3」となる。
【0044】以上の処理で、「1」の桁と「10」の桁
の番号は自動的に決定される。「100」の桁の番号
は、内部にカウンタを備えておき、「1」の桁と「1
0」の桁の番号が決定した時点(割り付けられる時点)
で、これに「100」の桁の番号として「1」から順に
1つずつ加算された番号を付与してゆくことになる。こ
のように、各データ群にデータ番号を付与することによ
り所要のデータを容易、かつ、迅速に取り出すことがで
きる。なお、現場を区別したい場合には、「1000」
の桁を設け、現場を当該桁に割り付ければよい。
【0045】次に、所要のデータを取り出すときの上記
データ番号の指示について、図1の(a)を参照して説
明する。最初に、表示選択スイッチ13hにより表示機
能を作動させる。この状態で、データ番号スイッチ13
dを押すと、データ番号表示器14aには最新の測定デ
ータの番号が表示される。次に、データ番号戻りスイッ
チ15aD を、データ番号表示器14aに所望の番号が
表示されるまで押す。戻し過ぎた場合にはデータ番号送
りスイッチ15aU を操作して所望の番号まで表示を戻
す。データ番号が離れている場合には、前述のように、
データ番号戻りスイッチ15aD 、データ番号送りスイ
ッチ15aU の所要のものを押し続けると迅速に所望の
番号を表示できる。
【0046】速度/加速度スイッチ13eにより、速度
が選択されている場合には、データ番号表示器14aに
所望の番号が表示されると、速度/加速度表示器14c
には、当該データ番号の速度データ群のうちの最初の速
度データが表示される。この状態で、表示送りスイッチ
15bU を押す毎に、速度/加速度表示器14cの速度
データが1つずつ順に表示されてゆく。速度データを戻
す場合には、表示戻りスイッチ15bD を操作すればよ
い。迅速な送りや戻しは、表示送りスイッチ15bU
は表示戻りスイッチ15bD の所要のものを押し続けれ
ばよい。加速度の表示も、速度/加速度スイッチ13e
で加速度を選択することにより同様の手法により表示さ
れる。なお、上記速度データ又は加速度データの表示と
ともにこれらに対応する時刻も、計測時間表示器14b
に表示されることになる。
【0047】以上述べたように、本実施の形態では、隣
接する面が互いに直交するように容器を構成し、この容
器内に、所定の面と所定の位置関係を保持して1つの加
速度センサを固定し、処理回路等の所要の部品を収納す
るようにしたので、加速度センサを3個備える必要はな
く、速度、加速度の測定装置を小型、安価に構成するこ
とができる。又、3方向の加速度の測定は、その方向に
応じて単に容器を回転させて設置し直せばよく、かつ、
速度、加速度を測定する場合の容器の上面となる面に、
各操作スイッチと表示器を配置し、加速度のみ測定する
場合の容器の上面となる面に、0補正スイッチと測定開
始/終了スイッチを配置したので、その場合少なくとも
主要な操作スイッチが容器上面に配置されることにな
り、保守員は測定を容易に行なうことができる。又、測
定により得られた速度データの修正手段を備えたので、
加速度センサの精度に左右されることなく、正確な速度
測定を行なうことができる。さらに、得られた速度、加
速度のデータに自動的に番号を付与するようにしたの
で、その後のデータ処理を容易に行なうことができる。
【0048】なお、上記実施の形態の説明では、速度の
測定を、加速度センサの検出値を電圧周波数変換器に入
力して行なう例について説明したが、これに限ることは
なく、次の手段により行なうこともできる。即ち、加速
度センサの検出値をA/D変換器でディジタル値に変換
し、CPUはA/D変換器からの加速度値を入力し、一
定時間毎に、その時間間隔間の加速度値を積分する。こ
の積分により得られた値が、当該時間間隔の開始時にお
ける速度に対する差の速度となる。そこで、各時間間隔
毎に、積分により得られた値を順次加算してゆくと各時
間間隔毎の速度を得ることができる。
【0049】又、上記実施の形態の説明では、速度の修
正における時間の計測開始と終了を測定開始/終了スイ
ッチの動作に基づいて行なう例について説明したが、こ
れに限ることはなく、乗りかごの運転開始時に発生する
加速度が所定値になったとき時間の測定を開始し、乗り
かごの停止時に加速度が所定値になったとき時間の測定
を終了することもできる。この場合には、時間の計測を
自動的に行なうことができる。
【0050】さらに、上記実施の形態の説明では、1つ
の面に各操作手段(各スイッチ)と表示部を配置し、他
の面に0補正スイッチと測定開始/終了スイッチを配置
する例について説明したが、当該他の面にもそれらスイ
ッチ以外の各操作手段および表示部を配置することもで
きる。これら2つの面への各操作手段と各表示器の配置
は任意に選択することができるが、少なくとも、保守員
が測定毎に確実に使用すると考えられる0補正スイッチ
および測定開始/終了スイッチは、これら2つの面の両
方に配置しておくことが望ましい。
【0051】又、測定した速度データ、加速度データの
チェックは必ずしも保守員が現場で行なう必要はなく、
データ送信手段により前述の営業所のパーソナルコンピ
ュータへ送信して営業所で充分なチェックを行なっても
よい。又、データメモリがカード式のものである場合に
は、保守員がこれを営業所へ持ち帰ってチェックを行な
うこともできる。
【0052】又、上記実施の形態の説明では、エレベー
タを例示して説明したが、エスカレータや動く歩道等の
他、ロープウエイの乗りかごや電車等の移送体にも適用
することができる。なお、エスカレータや動く歩道で
は、始動時や試験的な駆動、停止時の測定に用いられ
る。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、隣接す
る面が互いに直交するように容器を構成し、この容器内
に、所定の面と所定の位置関係を保持して1つの加速度
センサを固定し、処理回路等の所要の部品を収納したの
で、加速度センサは3個備える必要はなく、速度、加速
度の測定装置を小型、安価に構成することができる。
又、3方向の加速度の測定は、その方向に応じて単に容
器を回転させて設置し直せばよく、かつ、その場合少な
くとも、速度、加速度を測定する場合の上面に、測定の
実施に必要な操作手段を配置するようにしたので、保守
員は測定を容易に行なうことができる。又、測定により
得られた速度データの修正手段を備えたので、加速度セ
ンサの精度に左右されることなく、正確な速度測定を行
なうことができる。さらに、得られた速度、加速度のデ
ータに自動的に番号を付与するようにしたので、その後
のデータ処理を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るエレベータの速度、
加速度測定装置の3角面を示す図である。
【図2】加速度センサの構成および設置の態様を示す図
である。
【図3】図1に示す装置のブロック図である。
【図4】図3に示すデータメモリの内容を説明する図で
ある。
【図5】1階床上昇時の走行曲線を示す図である。
【図6】速度修正の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図7】1階床上昇時の走行曲線を示す図である。
【図8】データ番号付与の手段を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 速度、加速度測定装置 11 容器 11a〜11f 容器の面 13f1 、13f2 0補正スイッチ 13g1 、13g2 測定開始/終了スイッチ 14 表示部 14a データ番号表示器 14c 速度/加速度表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沼 清 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 佐保田 典之 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 藤谷 健一 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 小林 雅夫 東京都渋谷区道玄坂1丁目21番2号 日 本航空電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−159438(JP,A) 特開 平3−195678(JP,A) 特開 平5−24753(JP,A) 特開 平7−195962(JP,A) 実公 平6−9315(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 31/02 G01P 1/00 - 21/02

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接し、かつ、互いに直交する第1の面
    と第2の面、前記第1の面に対向する第3の面、および
    前記第2の面に対向する第4の面を備えた容器内に、前
    記第1の面が所定位置に置かれたとき移送体の第1の方
    向の加速度を検出し、前記第2の面が所定位置に置かれ
    たとき前記移送体の前記第1の方向と直交する第2の方
    向の加速度を検出する1つの加速度センサと、この加速
    度センサの検出値を前記移送体の速度に変換する速度変
    換手段と、前記加速度センサにより検出された加速度デ
    ータおよび前記速度変換手段で得られた速度データを記
    憶する記憶部とを収納するとともに、前記容器の前記第
    3の面および前記第4の面に、測定の実施に必要な操作
    手段として測定開始 / 終了スイッチを配置したことを特
    徴とする移送体の速度、加速度測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項において、前記移送体の走行開
    始を判断する走行開始判断手段と、前記移送体の停止を
    判断する停止判断手段と、当該移送体の走行開始から停
    止までの時間を測定する時間測定手段と、前記停止判断
    手段で停止と判断された時点における前記記憶部に記憶
    された速度と前記時間測定手段により測定された時間と
    に基づいて前記記憶部に記憶された各速度を修正する速
    度修正手段とを備えていることを特徴とする移送体の速
    度、加速度測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記記
    憶部に記憶される速度データおよび加速度データには、
    データ番号が付与されることを特徴とする移送体の速
    度、加速度測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記データ番号のう
    ちの速度データの番号は、前記加速度センサの検出値に
    より決定され、かつ、加速度データの番号は、測定時に
    指示される被測定加速度の方向により決定されることを
    特徴とする移送体の速度、加速度測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項
    おいて、前記容器の前記第3の面および前記第4の面の
    うちの少なくとも一方に、表示部を配置したことを特徴
    とする移送体の速度、加速度測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記表示部は、前記
    記憶部に記憶された速度データ又は加速度データの数値
    を表示する第1の表示器、および前記データ番号を表示
    するデータ番号表示器であることを特徴とする移送体の
    速度、加速度測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか1項
    おいて、前記速度変換手段は、前記加速度センサの検出
    電圧を、これに比例する周波数のパルスに変換する電圧
    周波数変換手段であることを特徴とする移送体の速度、
    加速度測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記電圧周波数変換
    手段は、前記加速度センサの検出電圧を積分する積分器
    と、この積分器の出力を鋸歯状波の参照電圧と比較する
    比較器とで構成されていることを特徴とする移送体の速
    度、加速度測定装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれか1項
    おいて、前記操作手段は、加速度センサの0点を補正す
    る0補正スイッチ、測定の開始と終了を指示する測定開
    始/終了スイッチ、前記第1の表示器の表示を速度又は
    加速度に切り換える速度/加速度スイッチ、および前記
    第2の表示器に表示する番号を選択するデータ番号選択
    スイッチのうちの少なくとも前記0補正スイッチおよび
    前記測定開始/終了スイッチであることを特徴とする移
    送体の速度、加速度測定装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記操作手段は、
    測定の開始と終了を指示する測定開始/終了スイッチで
    あり、かつ、前記走行開始判断手段および前記停止判断
    手段は、前記測定開始/終了スイッチの操作により走行
    開始および走行停止を判断する手段であることを特徴と
    する移送体の速度、加速度測定装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10記載のいずれ
    か1項において、前記記憶部に記憶されたデータを外部
    へ送信するデータ送信手段を備えていることを特徴とす
    る移送体の速度、加速度測定装置。
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