JPH0958434A - 車両用前後連動ブレーキ装置 - Google Patents

車両用前後連動ブレーキ装置

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JPH0958434A
JPH0958434A JP8067701A JP6770196A JPH0958434A JP H0958434 A JPH0958434 A JP H0958434A JP 8067701 A JP8067701 A JP 8067701A JP 6770196 A JP6770196 A JP 6770196A JP H0958434 A JPH0958434 A JP H0958434A
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front wheel
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調 岩下
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鉄男 槌田
Yukimasa Nishimoto
幸正 西本
Hiroshi Takamoto
浩 高本
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  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブレーキ操作入力初期には後輪ブレーキ力のみ
が発生するがブレーキ操作入力が所定値を超えるのに応
じて前輪でもブレーキ力を発生し得るようにした上で、
簡単な構成により前後連動ブレーキを可能とする。 【構成】後輪ブレーキ操作子71 の操作に応じたブレー
キ力を前輪ブレーキBF1に及ぼし得る連動ブレーキ力伝
達系41 の一構成要素と、車体に固定された固定部材と
の間に、後輪ブレーキ操作子71 側から連動ブレーキ力
伝達系41 に作用する力とは逆方向の付勢力を該連動ブ
レーキ力伝達系41 に及ぼす特性設定ばね91 が設けら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキ操作に応
じて前輪ブレーキを作動せしめる前輪ブレーキ操作子
と、ブレーキ操作に応じて後輪ブレーキおよび前輪ブレ
ーキを連動作動せしめることが可能な後輪ブレーキ操作
子とを備える車両用前後連動ブレーキ装置に関し、特に
自動二輪車に好適な前後連動ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特公昭4
7−3298号公報および実開昭50−53842号公
報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
後輪ブレーキ操作子のブレーキ操作に応じて作動する後
輪ブレーキの反力を、前輪ブレーキに作用せしめること
により後輪および前輪ブレーキが連動するように構成さ
れているが構成が複雑である。そこで図21で示すよう
に、前輪ブレーキ操作子6′のブレーキ操作に応じてブ
レーキ液圧を出力する前輪用マスタシリンダMF の出力
液圧を前輪用ディスクブレーキBF ′に作用せしめ、後
輪ブレーキ操作子7′のブレーキ操作に応じてブレーキ
液圧を出力する後輪用マスタシリンダMR の出力液圧を
比例制御弁Vを介して後輪用ディスクブレーキBR ′に
作用せしめるとともに、後輪ブレーキ操作子7′および
前輪ブレー操作子6′間を、後輪ブレーキ操作子7′側
から前輪ブレーキ操作子6′側へのブレーキ操作力伝達
のみを可能として連動ケーブル10′で連結した簡単な
構成で前後連動ブレーキを実現するようにしたものが提
案されている。しかるにこのものでは、後輪ブレーキ操
作子7′のブレーキ操作に応じて前輪ブレーキ操作子
6′が直ちに作動し、連動ブレーキ時には後輪ブレーキ
操作子7′の操作に応じて前輪および後輪で直ちにブレ
ーキ力が発揮されるものである。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ブレーキ操作入力初期には後輪ブレーキ力の
みが発生するがブレーキ操作入力が所定値を超えるのに
応じて前輪でもブレーキ力を発生し得るようにした上
で、簡単な構成により前後連動ブレーキを可能とした車
両用前後連動ブレーキ装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ブレーキ操作に応じて前輪
ブレーキを作動せしめる前輪ブレーキ操作子と、ブレー
キ操作に応じて後輪ブレーキおよび前輪ブレーキを連動
作動せしめることが可能な後輪ブレーキ操作子とを備え
る車両用前後連動ブレーキ装置において、後輪ブレーキ
操作子の操作に応じたブレーキ力を前輪ブレーキに及ぼ
し得る連動ブレーキ力伝達系の一構成要素と、車体に固
定された固定部材との間に、後輪ブレーキ操作子側から
連動ブレーキ力伝達系に作用する力とは逆方向の付勢力
を該連動ブレーキ力伝達系に及ぼす特性設定ばねが設け
られることを特徴とする。
【0006】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、後輪ブレーキ操作子が略中
央部に連結されるイコライザの両端部に、連動ブレーキ
力伝達系の一端部と、後輪ブレーキに連なる後輪ブレー
キ力伝達部材の一端部とが連結され、該イコライザは、
後輪ブレーキ操作子の操作力が特性設定ばねのばね付勢
力に対応する値未満であるときに後輪ブレーキ力伝達部
材を介して後輪ブレーキを作用させる方向への連動ブレ
ーキ力伝達系との連結部を支点とした回動作動が可能で
あるとともに、後輪ブレーキ操作子の操作力が特性設定
ばねの付勢力に対応する値以上であるときに連動ブレー
キ力伝達系を介して前輪ブレーキを駆動せしめるととも
に後輪ブレーキ力伝達部材を介して後輪ブレーキを駆動
せしめる方向に作動することが可能であることを特徴と
する。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の発明の構成に加えて、後輪ブレーキ操作子は連結部材
を介してイコライザに連結され、該連結部材には、イコ
ライザが連結部材との連結部を支点として後輪ブレーキ
力伝達部材の伝達力を緩める側に回動することを阻止す
る方向でイコライザに係合するストッパが設けられるこ
とを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、上記請求項2また
は3記載の発明の構成に加えて、連動ブレーキ力伝達系
は、イコライザに一端部が連結される連動ケーブルの他
端部が、後輪ブレーキ操作子側から前輪ブレーキ操作子
側へのブレーキ操作力伝達のみを可能として前輪ブレー
キ操作子に連結されて成ることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、上記請求項2記載
の発明の構成に加えて、ブレーキペダルである後輪ブレ
ーキ操作子がイコライザの略中央部に連結され、該イコ
ライザの一端部に連動ブレーキ力伝達系が連結され、前
記イコライザの他端部に後輪ブレーキ力伝達部材を介し
て機械式の後輪ブレーキが連結されることを特徴とす
る。
【0010】請求項6記載の発明は、上記請求項2記載
の発明の構成に加えて、連動ブレーキ力伝達系は、液圧
式の前輪ブレーキに及ぼす液圧を出力可能としてイコラ
イザに連動、連結される連動用マスタシリンダを備える
ことを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、上記請求項6記載
の発明の構成に加えて、液圧式の前輪ブレーキが、前輪
ブレーキ操作子の操作に応じた前輪用マスタシリンダの
出力液圧で作動する第1キャリパピストンと、連動用マ
スタシリンダの出力液圧で作動する第2キャリパピスト
ンとを有するディスクブレーキであることを特徴とす
る。
【0012】請求項8記載の発明は、上記請求項6記載
の発明の構成に加えて、前輪ブレーキ操作子の操作に応
じて作動する前輪用マスタシリンダのマスタピストンが
臨む液圧室と、前輪ブレーキとを結ぶ液圧系に、該マス
タピストンの作動に伴って液圧室に生じる液圧が連動用
マスタシリンダ側に及ぶことを阻止して、連動用マスタ
シリンダが接続されることを特徴とする。
【0013】さらに請求項9記載の発明は、上記請求項
5記載の発明の構成に加えて、連動ブレーキ力伝達系
は、イコライザに一端部が連結される連動ケーブルと、
該連動ケーブルの牽引作動ならびに前輪ブレーキ操作子
の操作のいずれによっても液圧式の前輪ブレーキに及ぼ
す液圧を出力する前輪用マスタシリンダとを備えること
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0015】図1ないし図10は本発明をスクータ型自
動二輪車に適用したときの第1実施例を示すものであ
り、図1は前後連動ブレーキ装置の全体構成図、図2は
自動二輪車のバーハンドルにおける右端部の切欠き平面
図、図3は図2の3−3線拡大断面図、図4は自動二輪
車のバーハンドルにおける左端部の切欠き平面図、図5
は図4の5−5線拡大断面図、図6は前輪ブレーキ操作
子のみを操作したときの作動状態を示す図、図7は前輪
および後輪のブレーキ力特性図、図8は後輪ブレーキ操
作子のみを操作して後輪ブレーキを作動せしめるときの
作動状態を示す図、図9は後輪ブレーキ操作子のみを操
作して前輪および後輪ブレーキを連動作動せしめるとき
の作動状態を示す図、図10は前輪および後輪ブレーキ
操作子をともに操作したときの作動状態を示す図であ
る。
【0016】先ず図1において、この前後連動ブレーキ
装置は、ブレーキ操作に応じて液圧式の前輪ブレーキB
F1を作動せしめる前輪ブレーキ操作子としての前輪ブレ
ーキ操作レバー61 と、ブレーキ操作に応じて機械式の
後輪ブレーキBR1および前記前輪ブレーキBF1を連動作
動せしめることが可能な後輪ブレーキ操作子としての後
輪ブレーキ操作レバー71 とを備える。
【0017】後輪ブレーキ操作レバー71 はイコライザ
121 の略中央部に連結されており、該イコライザ12
1 の両端部には、連動ブレーキ力伝達系41 の一端部
と、後輪ブレーキBR1に連なる後輪ブレーキ力伝達部材
としての後輪ブレーキケーブル11の一端部とが連結さ
れる。
【0018】連動ブレーキ力伝達系41 は、イコライザ
121 に一端部が連結される連動ケーブル10と、前輪
ブレーキ操作レバー61 にその非ブレーキ操作位置側か
ら係合可能として連動ケーブル10の他端部に連結され
る補助操作子81 とから成り、連動ケーブル10は、そ
の他端部に連なる補助操作子81 が前輪ブレーキ操作レ
バー61 との係合を解除する側に向けて特性設定ばね9
1 によりばね付勢される。
【0019】前輪ブレーキBF1は、ブレーキキャリパ1
3と一体のマスタシリンダ14を備えるディスクブレー
キであり、マスタシリンダ14のブレーキアーム15に
入力される操作入力に応じた液圧がマスタシリンダ14
から出力されることによってブレーキ力を発揮する。ま
た後輪ブレーキBR1は、後輪の車軸16に軸支されたブ
レーキドラム17と、ブレーキパネル18にピン19を
介して枢支されるとともにブレーキドラム17の内周面
に摩擦係合可能な一対のブレーキシュー20,20と、
両ブレーキシュー20,20を相互に近接する方向に付
勢する一対のばね21,21と、両ブレーキシュー2
0,20をブレーキドラム17の内周面に圧接させるこ
とを可能としてブレーキパネル18に枢支されるカム2
2と、カム22に基端が連結されてブレーキドラム17
の外側方に延びるブレーキカムアーム23とを備えるド
ラムブレーキであり、ブレーキカムアーム23に入力さ
れる操作入力に応じてブレーキ力を発揮する。
【0020】図2および図3において、スクータ型自動
二輪車における車体の前部に設けられるバーハンドル2
5の右端には、ドライバが右手で握る握持部26が設け
られる。また握持部26よりも内方側でバーハンドル2
5には、該バーハンドル25を上下から挟むアッパホル
ダ27およびロアホルダ28が一対のボルト29,29
で取付けられる。ロアホルダ28に一体に設けられた略
U字状のブラケット28aには、支軸30を介して前輪
ブレーキ操作レバー61 の基端部が回動可能に支承され
ており、握持部26を握った右手で前輪ブレーキ操作レ
バー61 をブレーキ操作することが可能である。
【0021】ロアホルダ28には、前輪ブレーキ操作レ
バー61 の基端部に対向する第1支持部28bが一体に
設けられており、前輪ブレーキケーブル31におけるア
ウターケーブル31aの一端部が第1支持部28bに固
定され、アウターケーブル31aから突出されたインナ
ーケーブル31bの一端が前輪ブレーキ操作レバー6 1
の基端部に連結される。また前輪ブレーキケーブル31
の他端は、図1で示す前輪ブレーキBF1のブレーキアー
ム15に連結される。したがって前輪ブレーキ操作レバ
ー61 のブレーキ操作に応じて前輪ブレーキBF1が作動
せしめられることになる。
【0022】支軸30はブラケット28aから下方に突
出されており、この支軸30のブラケット28aからの
突出部には、補助操作子81 が回動可能に支承される。
この補助操作子81 の一端部には、ロアホルダ28の第
1支持部28b側すなわち前輪ブレーキ操作レバー61
の非ブレーキ操作位置側から該前輪ブレーキ操作レバー
1 に係合する係合部8aが一体に設けられ、補助操作
子81 の他端部には、支軸30と平行な軸線を有する連
結ピン32を介して連結部材33が連結される。またロ
アホルダ28には、連結部材33に間隔をあけて対向す
る第2支持部28cが一体に設けられており、連動ケー
ブル10におけるアウターケーブル10aの端部が第2
支持部28cに固定され、アウターケーブル10aから
突出されたインナーケーブル10bの端部が連結部材3
3に連結される。しかも車体に固定される固定部材とし
てのロアホルダ28における第2支持部28cと、連動
ブレーキ力伝達系41 の一構成要素である連結部材33
との間に、インナーケーブル10bを囲繞するコイル状
の特性設定ばね91 が縮設されており、該特性設定ばね
1 は、係合部8aの前輪ブレーキ操作レバー61 との
係合を解除する方向に補助操作子81 を付勢する方向、
すなわち連動ケーブル10から前輪ブレーキ操作子61
に作用する力とは逆方向の付勢力を連動ケーブル10に
及ぼすばね力を発揮する。
【0023】図4および図5において、バーハンドル2
5の左端には、ドライバが左手で握る握持部34が設け
られる。該握持部34よりも内方側でバーハンドル25
には、該バーハンドル25を上下から挟むアッパホルダ
35およびロアホルダ36が一対のボルト37,37で
取付けられる。ロアホルダ36には上部を開放した函状
部36aが一体に設けられ、アッパホルダ35には函状
部36aの上端開口部を閉鎖する平板状の蓋部35aが
一体に設けられる。而して函状部36aおよび蓋部35
aは、前記ボルト37,37に加えてボルト38により
相互に締着されてハウジング39を構成する。
【0024】またロアホルダ36にはブラケット36b
が一体に設けられており、このブラケット36bには、
支軸40を介して後輪ブレーキ操作レバー71 の基端部
が回動可能に支承される。而して握持部34を握った左
手で後輪ブレーキ操作レバー71 をブレーキ操作するこ
とが可能である。
【0025】後輪ブレーキ操作レバー71 の基端部には
連結ロッド41の一端が連結されており、該連結ロッド
41はハウジング39の側壁を移動自在に貫通してハウ
ジング39内に挿入される。一方、ハウジング39内に
はイコライザ121 が収納されるものであり、連結ロッ
ド41の他端に連結される連結部材42が、イコライザ
121 の略中央部に連結ピン43を介して連結される。
【0026】連動ケーブル10の一端部において、アウ
ターケーブル10aはハウジング39に固定され、アウ
ターケーブル10aから突出してハウジング39内に挿
入されたインナーケーブル10bがイコライザ121
一端に連結される。また後輪ブレーキケーブル11は、
後輪ブレーキBR のブレーキカムアーム23に連なるも
のであり、該後輪ブレーキケーブル11の一端部におい
てアウターケーブル11aがハウジング39に固定さ
れ、アウターケーブル11aから突出されたインナーケ
ーブル11bがイコライザ122 の他端に連結される。
【0027】ところで、後輪ブレーキ操作レバー71
よるブレーキ操作力は連結ロッド41および連結部材4
2を介してイコライザ121 に作用するのであるが、後
輪ブレーキ操作レバー71 の操作力が特性設定ばね91
の付勢力に対応する値未満であるときには、イコライザ
121 は連動ケーブル10との連結部を支点として回動
するのみであり、その状態では、後輪ブレーキケーブル
11に作用する牽引力が後輪ブレーキBR1に及び、後輪
ブレーキBR1でブレーキ力が得られる。また後輪ブレー
キ操作レバー71 の操作力が特性設定ばね91 の付勢力
に対応する値以上であるときには、イコライザ12
1 は、特性設定ばね91 を圧縮して補助操作子81 を回
動駆動する方向に移動することが可能であり、この状態
でイコライザ121 は連動ケーブル10および後輪ブレ
ーキケーブル11を共に牽引する方向(図4の左方向)
に移動することになる。
【0028】また連結部材42には、イコライザ121
に係合するストッパ42aが一体に設けられており、こ
のストッパ42aは、イコライザ121 が連結部材42
との連結部すなわち連結ピン43を支点として後輪ブレ
ーキケーブル11を緩める側に回動することを阻止する
方向でイコライザ121 に係合せしめられる。
【0029】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、図6で示すように、後輪ブレーキ操作レバー71
を操作しない状態で前輪ブレーキ操作レバー61 のみを
ブレーキ操作すると、前輪ブレーキケーブル31が牽引
されることにより、前輪ブレーキBF1が作動せしめら
れ、図7の線分A−Bで示すように前輪ブレーキ力のみ
を得ることができる。
【0030】次いで前輪ブレーキ操作レバー61 を操作
しない状態で後輪ブレーキ操作レバー71 をブレーキ操
作すると、その後輪ブレーキ操作レバー71 の操作力が
特性設定ばね91 の付勢力未満であるときには、図8で
示すように、イコライザ12 1 が連動ケーブル10との
連結部を支点として回動し、それによって後輪ブレーキ
ケーブル11が牽引されて後輪ブレーキBR1がブレーキ
作動し、図7の線分A−Cで示すように後輪ブレーキ力
のみを得ることができる。
【0031】また前輪ブレーキ操作レバー61 を操作し
ない状態で後輪ブレーキ操作レバー71 を特性設定ばね
1 の付勢力以上の操作力でブレーキ操作すると、図9
で示すように、イコライザ121 が連動ケーブル10お
よび後輪ブレーキケーブル11を共に牽引する方向に作
動し、補助操作子81 が前輪ブレーキ操作レバー61
係合してブレーキ操作位置側に作動せしめることにより
前輪ブレーキBF1でブレーキ力を得ることができるとと
もに、後輪ブレーキケーブル11の牽引力により後輪ブ
レーキBR1でブレーキ力を得ることができ、この際のブ
レーキ特性は、図7の線分C−Dで示すものとなる。
【0032】したがって前輪ブレーキ操作レバー61
操作しない状態で後輪ブレーキ操作レバー71 をブレー
キ操作したときには、図7の線分A−C−Dで示すブレ
ーキ特性が得られることになり、前輪ブレーキ力および
後輪ブレーキ力の配分を理想配分に近づけることが可能
となる。しかも図7の点C、すなわち前輪ブレーキ操作
レバー61 をブレーキ操作しない状態で後輪ブレーキ操
作レバー71 のみを比較的軽い操作力で操作して後輪ブ
レーキBR1のみでブレーキ力を得るときの後輪ブレーキ
R1のブレーキ力Lは、特性設定ばね91 のばね荷重で
定まるものであり、自動二輪車の車種が変化したときに
は、特性設定ばね91 の選定によってブレーキ特性を容
易に調整可能となる。
【0033】さらに前輪ブレーキ操作レバー61 および
後輪ブレーキ操作レバー71 をともにブレーキ操作する
と、図10で示すようにイコライザ121 が作動するこ
とになり、前輪ブレーキBF1および後輪ブレーキBR1
ともにブレーキ力を得ることが可能となる。この際、イ
コライザ121 の作動状態は、後輪ブレーキ操作レバー
1 からの操作入力により定まるものであり、前輪ブレ
ーキ力および後輪ブレーキ力の配分は、左右のブレーキ
操作入力の割合に応じて図7の斜線で示す範囲で変化す
ることになる。
【0034】ここで連動ケーブル10が何らかの理由に
より切断された状態を想定すると、後輪ブレーキ操作レ
バー71 に連なる連結部材42のストッパ42aがイコ
ライザ121 に係合され、イコライザ121 が連結ピン
43を支点として後輪ブレーキケーブル11を緩める側
に回動することが阻止されているので、後輪ブレーキ操
作レバー71 のブレーキ操作により後輪ブレーキケーブ
ル11に牽引力を確実に作用させることができ、後輪ブ
レーキBR1のブレーキ力確保を確実として信頼性を向上
することができる。
【0035】このようにして後輪ブレーキ操作レバー7
1 のブレーキ操作による前輪および後輪ブレーキBF1
R1の連動作動が可能となるが、前輪ブレーキBF1を小
さな操作力で比較的大きなブレーキ力を得ることができ
るディスクブレーキとすることにより、連動ブレーキ状
態でのブレーキ特性線図の傾きθ(図7参照)を容易に
設定可能である。また後輪ブレーキBR1を機械式のドラ
ムブレーキとすることにより、低コスト化を可能として
価格設定が低いスクータ型自動二輪車等に採用すること
が可能となる。而して前輪ブレーキBF1および後輪ブレ
ーキBR1を共にドラムブレーキとしたときには、ライニ
ングの磨耗に伴なうケーブルの調整が煩雑となる。
【0036】図11は本発明の第2実施例を示すもので
あり、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符
号を付す。
【0037】前輪ブレーキBF2は、マスタシリンダを有
しないディスクブレーキであり、前輪ブレーキ操作レバ
ー62 で直接作動せしめられる前輪用マスタシリンダ4
5から出力される液圧がモジュレータ46で制御されて
前輪ブレーキBF2に作用せしめられ、モジュレータ46
は、後輪回転速度センサ等のセンサ48の検出信号に基
づいて電子制御ユニット47により制御される。
【0038】また連動ブレーキ力伝達系42 は、イコラ
イザ121 に一端部が連結される連動ケーブル10と、
連動ケーブル10の他端部に一端部が連結される補助操
作子82 とから成り、補助操作子82 は、前輪ブレーキ
操作レバー62 と共通な揺動支軸49によって支承され
る。この補助操作子82 の他端が前輪ブレーキ操作レバ
ー62 にその非ブレーキ操作位置側から係合可能であ
り、連動ケーブル10は、特性設定ばね91 によって補
助操作子82 の前輪ブレーキ操作レバー62 との係合を
解除する方向に付勢されており、特性設定ばね91 のば
ね力以上のブレーキ操作力が後輪ブレーキ操作レバー7
1 から入力されたときには、補助操作子8 2 により前輪
ブレーキ操作レバー62 がブレーキ操作位置側に駆動さ
れて連動ブレーキ状態が得られる。
【0039】この第2実施例によっても上記第1実施例
と同様の効果を奏することができる。
【0040】図12ないし図15は本発明の第3実施例
を示すものであり、図12はバーハンドルにおける左端
部の横断平面図、図13は図12の13−13線断面
図、図14は図12の14−14線断面図、図15は図
12の15−15線断面図である。
【0041】バーハンドル25には、その左端に設けら
れた握持部34よりも内方側で該バーハンドル25を上
下から挟むアッパホルダ35′およびロアホルダ36′
が一対のボルト37,37で取付けられる。ロアホルダ
36′には自動二輪車の前方側を開放した函状部36
a′が一体に設けられ、該函状部36a′と共働してハ
ウジング39′を構成する蓋部材50が、一対のねじ部
材51,51によって函状部36a′の開口端に締着さ
れる。而して蓋部材50には、函状部36a′の閉塞端
に当接する一対のボス部50a、50bが一体に設けら
れており、それらのボス部50a,50bにそれぞれ挿
通されたねじ部材51,51が函状部36a′にねじ込
まれる。
【0042】ロアホルダ36′にはブラケット36b′
が一体に設けられており、このブラケット36b′に
は、支軸40を介して後輪ブレーキ操作レバー72 の基
端部が回動可能に支承される。後輪ブレーキ操作レバー
2 の基端部には連結ロッド41の一端が連結されてお
り、該連結ロッド41はハウジング39′の側壁を移動
自在に貫通してハウジング39′内に挿入される。この
ハウジング39′内にはイコライザ121 が収納される
ものであり、連結ロッド41の他端に連結される連結部
材42′が、イコライザ121 の略中央部に連結ピン4
3を介して連結される。また連動ケーブル10の一端部
において、アウターケーブル10aはハウジング39′
に固定され、インナーケーブル10bがイコライザ12
1 の一端に連結される。さらに後輪ブレーキケーブル1
1の一端部においてアウターケーブル11aがハウジン
グ39′に固定され、インナーケーブル11bがイコラ
イザ121 の他端に連結される。
【0043】ところで、ハウジング39′を構成する蓋
部材50の外面側には、該蓋部材50を函状部36a′
に締着するための一対のねじ部材51,52によりイン
ヒビタハウジング52が締着されており、該インヒビタ
ハウジング52には、インヒビタ53が装着されるとと
もに、インヒビタ53に当接し得るスライダ54が摺動
可能に嵌合される。スライダ54のインヒビタハウジン
グ52からの突出端には係合孔55が設けられ、該係合
孔55には後輪ブレーキ操作レバー72 に突設された係
合ピン56が係合される。しかも係合孔55は、後輪ブ
レーキ操作レバー72 の所定量以上のブレーキ操作に応
じてスライダ54をインヒビタ53から離反せしめる方
向に作動させ得る形状に形成され、インヒビタハウジン
グ52およびスライダ54間には該スライダ54をイン
ヒビタ53側に付勢する戻しばね57が縮設される。
【0044】さらに蓋部材50と一体的なボス部50
a,50bは、イコライザ121 の両端部にそれぞれ対
向する位置に配置されており、それらのボス部50a,
50bは、前輪ブレーキ操作レバー72 からの操作入力
が最大であるときにイコライザ121 に当接するストッ
パとしての機能を果すように形成される。
【0045】この第3実施例によれば、上記各実施例と
同様の効果を果たした上で、後輪ブレーキ操作レバー7
2 を所定量だけ操作したことをインヒビタ53で検出し
て自動二輪車のセルモータを作動せしめるようにするこ
とができる。また連動ケーブル10が何らかの理由によ
り切断されても、イコライザ121 が両ボス部50a,
50aに当接するまでブレーキ操作力を増大することに
より、後輪ブレーキケーブル11の牽引力が緩められる
ことを回避して後輪側でのブレーキ力確保を確実とする
ことができる。
【0046】図16および図17は本発明の第4実施例
を示すものであり、図16は前後連動ブレーキ装置の全
体構成図、図17は後輪ブレーキ操作子および連動用マ
スタシリンダの拡大縦断側面図である。
【0047】この前後連動ブレーキ装置は、ブレーキ操
作に応じて液圧式の前輪ブレーキB F3を作動せしめる前
輪ブレーキ操作子としての前輪ブレーキ操作レバー62
と、ブレーキ操作に応じて機械式の後輪ブレーキBR2
よび前記前輪ブレーキBF3を連動作動せしめることが可
能な後輪ブレーキ操作子としてのブレーキペダル72
を備える。
【0048】ブレーキペダル72 は、連結ロッド61を
介してイコライザ122 の略中央部に連結されており、
該イコライザ122 の両端部には、連動ブレーキ力伝達
系4 3 と、後輪ブレーキBR2に連なる後輪ブレーキ力伝
達部材としてのブレーキロッド62とが連結される。
【0049】前輪ブレーキBF3は、前輪ブレーキ操作レ
バー62 の操作に応じて液圧を出力する前輪用マスタシ
リンダ45の出力液圧で作動する一対の第1キャリパピ
ストン631 ,632 と、連動ブレーキ力伝達系43
らの液圧で作動する第2キャリパピストン64とを有す
るディスクブレーキであり、前輪用マスタシリンダ45
の出力液圧および連動ブレーキ力伝達系43 からの液圧
のいずれでもブレーキ力を発揮することができる。また
後輪ブレーキBR2は、後輪の車軸16に軸支されたブレ
ーキドラム17と、ブレーキパネル18にピン19を介
して枢支されるとともにブレーキドラム17の内周面に
摩擦係合可能な一対のブレーキシュー20,20と、両
ブレーキシュー20,20をブレーキドラム17の内周
面に圧接させることを可能としてブレーキパネル18に
枢支されるカム22と、カム22に基端が連結されてブ
レーキドラム17の外側方に延びるブレーキカムアーム
23と、ブレーキドラム17に固定されてブレーキカム
アーム23に対向する固定アーム65と、両ブレーキシ
ュー20,20を近接させる方向にブレーキカムアーム
23を付勢するばね力を発揮して両アーム23,65間
に設けられる戻しばね66とを備え、イコライザ122
に一端が連結されたブレーキロッド62の他端がブレー
キカムアーム23に連結される。
【0050】連動ブレーキ力伝達系43 は、イコライザ
122 によって駆動されて液圧を出力する連動用マスタ
シリンダ68と、該連動用マスタシリンダ68の出力液
圧を前輪ブレーキBF3の第2キャリパピストン64に及
ぼすようにして連動用マスタシリンダ68および前輪ブ
レーキBF3間を結ぶ管路69とを備える。
【0051】連動用マスタシリンダ68は、車体に固定
されたシリンダ体70と、管路69に通じる液圧室71
に前端を臨ませてシリンダ体70に摺動自在に嵌合され
るマスタピストン72とを備えるものであり、マスタピ
ストン72に連なって後方に延びるピストンロッド73
の後端がイコライザ122 の一端部に連結され、液圧室
71にはマスタピストン72を後方側に付勢する戻しば
ね74が収納される。またシリンダ体70の後端部内面
には、マスタピストン72の後退限位置を規制する止め
輪75が嵌着される。
【0052】ところで、マスタピストン72の外周およ
びシリンダ体70の内周間には、マスタピストン72の
外周に装着された一対のカップシール77,78によっ
て環状の補給室76が形成されており、補給室76およ
び液圧室71間のカップシール77は、補給室76から
液圧室76へのブレーキ液の流通を許容する。
【0053】またシリンダ体70には、該シリンダ体7
0から上方に延びる管体79を介してリザーバタンク8
0が接続されており、管体79を介してリザーバタンク
80に通じる解放ポート81がマスタピストン72が後
退限に在るときに液圧室71に通じるようにしてシリン
ダ体70に穿設されるとともに、管体79を介してリザ
ーバタンク80に通じる補給ポート82が補給室76に
常時通じるようにしてシリンダ体70に穿設される。
【0054】しかも車体に固定された固定部材としての
止め輪75と、連動ブレーキ力伝達系43 の一構成要素
としてのピストンロッド73に設けられた鍔部73aと
の間に特性設定ばね92 が縮設される。
【0055】この第4実施例によれば、前輪ブレーキ操
作レバー62 を操作しない状態でブレーキペダル72
ブレーキ操作すると、そのブレーキペダル72 の操作力
が特性設定ばね92 の付勢力未満であるときには、イコ
ライザ122 がピストンロッド73との連結部を支点と
して回動し、それによってブレーキロッド62が牽引さ
れて後輪ブレーキBR2がブレーキ作動する。またブレー
キペダル72 を特性設定ばね92 の付勢力以上の操作力
でブレーキ操作すると、イコライザ122 がピストンロ
ッド73を押圧するとともにブレーキロッド62を牽引
する方向に作動し、前輪ブレーキBF2でブレーキ力を得
ることができるとともに、後輪ブレーキBR2でブレーキ
力を得ることができる。すなわち後輪ブレーキ操作子が
ブレーキペダル72 であり、後輪ブレーキBR2が機械式
のものである自動二輪車に、イコライザ122 および連
動用マスタシリンダ68等の少数の部品を追加するだけ
で前後連動ブレーキシステムを構成することができる。
【0056】図18および図19は本発明の第5実施例
を示すものであり、図18は前後連動ブレーキ装置の全
体構成図、図19は前輪用マスタシリンダの拡大縦断側
面図である。
【0057】この前後連動ブレーキ装置は、ブレーキ操
作に応じて液圧式の前輪ブレーキB F2を作動せしめる前
輪ブレーキ操作レバー62 と、ブレーキ操作に応じて機
械式の後輪ブレーキBR2および前記前輪ブレーキBF2
連動作動せしめることが可能なブレーキペダル72 とを
備え、ブレーキペダル72 に連結ロッド61を介して連
結されるイコライザ122 の両端部に、後輪ブレーキB
R2に連なるブレーキロッド62と、連動ブレーキ力伝達
系44 とが連結される。
【0058】前輪ブレーキBF2は、前輪ブレーキ操作レ
バー62 の操作に応じて液圧を出力する前輪用マスタシ
リンダ45′の出力液圧が作用するのに応じて作動する
ものであり、前輪用マスタシリンダ45′のマスタピス
トン85が臨む液圧室86に通じる管路87が前輪ブレ
ーキBF2に接続される。
【0059】連動ブレーキ力伝達系44 は、止め輪75
および鍔部73a間に特性設定ばね92 が縮設されると
ともにイコライザ122 によって駆動される連動用マス
タシリンダ68と、該連動用マスタシリンダ68の液圧
室71に通じる管路83とを備え、前輪用マスタシリン
ダ45′の液圧室86および前輪ブレーキBF2間を結ぶ
液圧系に、該前輪用マスタシリンダ45′のマスタピス
トン85が作動するのに伴って液圧室86に生じる液圧
が連動用マスタシリンダ68側に及ぶことを阻止して、
管路83が接続される。すなわち、前輪用マスタシリン
ダ45′において、そのシリンダ体88の内周とマスタ
ピストン85の外周との間には、マスタピストン85の
外周に装着された一対のカップシール89,90によっ
て環状の補給室91が形成されており、またシリンダ体
88には、解放ポート92がマスタピストン72の後退
限位置で液圧室86に通じるようにして穿設されるとと
もに、補給ポート93が補給室91に常時通じるように
して穿設されている。而して連動ブレーキ力伝達系44
の管路83は、解放ポート92および補給ポート93に
通じるようにして前輪用マスタシリンダ45′に接続さ
れる。
【0060】この第5実施例によれば、前輪ブレーキ操
作レバー62 の非操作状態すなわち前輪用マスタシリン
ダ45′のマスタピストン85が後退限位置にあるとき
に、ブレーキペダル72 を特性設定ばね92 で定まる操
作力以上の操作力て操作することにより、後輪ブレーキ
R2および前輪ブレーキBF2を連動作動せしめることが
可能であり、上記第4実施例と同様の効果を奏すること
ができるとともに、連動用マスタシリンダ86に付設さ
れたリザーバタンク80を、前輪用マスタシリンダ4
5′と共用することが可能であり、部品点数の低減が可
能となる。
【0061】図20は本発明の第6実施例を示すもので
あり、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号
の説明を付す。
【0062】この前後連動ブレーキ装置は、ブレーキ操
作に応じて液圧式の前輪ブレーキB F2を作動せしめる前
輪ブレーキ操作レバー63 と、ブレーキ操作に応じて機
械式の後輪ブレーキBR2および前記前輪ブレーキBF2
連動作動せしめることが可能なブレーキペダル72 とを
備え、ブレーキペダル72 に連結ロッド61を介して連
結されるイコライザ122 の両端部に、後輪ブレーキB
R2に連なるブレーキロッド62と、連動ブレーキ力伝達
系45 とが連結される。
【0063】連動ブレーキ力伝達系45 は、イコライザ
122 の一端部に連結される連動ケーブル10と、前輪
ブレーキBF2に接続された前輪用マスタシリンダ45に
押圧力を及ぼすことを可能として固定位置の支軸95に
基端が揺動可能に支承される押圧レバー96とを備え、
連動ケーブル10が押圧レバー96の先端に連結され
る。しかも前輪用マスタシリンダ45と一体である固定
アーム97と、連動ブレーキ力伝達系45 の一構成要素
である押圧レバー96の先端との間に特性設定ばね93
が縮設される。
【0064】また前輪ブレーキ操作レバー63 は、押圧
レバー96と共通の支軸95で回動操作可能に支承され
るものであり、押圧レバー96には、前輪ブレーキ操作
レバー63 をそのブレーキ操作時に係合させて前輪用マ
スタシリンダ45に押圧力を及ぼすための係止突部96
aが設けられる。
【0065】この第6実施例によれば、前輪ブレーキ操
作レバー63 の非操作状態で、ブレーキペダル72 を特
性設定ばね93 で定まる操作力以上の操作力て操作する
ことにより、前輪ブレーキ操作レバー63 を置き去りに
したままで押圧レバー96を回動せしめて前輪ブレーキ
F2に作用する液圧を前輪用マスタシリンダ45から出
力させることができる。すなわち後輪ブレーキBR2およ
び前輪ブレーキBF2を連動作動せしめることができ、上
記第4および第5実施例と同様の効果を奏することがで
き、しかも連動用マスタシリンダ68が不要であるの
で、第4および第5実施例のものに比べて部品点数をよ
り低減することができる。
【0066】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0067】
【発明の効果】以上のように請求項1ないし9記載の発
明によれば、後輪ブレーキ操作子を操作しない状態で前
輪ブレーキ操作子をブレーキ操作することにより前輪ブ
レーキが作動して前輪側でブレーキ力を得ることがで
き、また前輪ブレーキ操作子を操作しない状態で後輪ブ
レーキ操作子をブレーキ操作すると、後輪ブレーキ操作
子の操作力が特性設定ばねの付勢力に対応する値未満の
ときには後輪ブレーキのみが作動し、後輪ブレーキ操作
子の操作力が特性設定ばねの付勢力に対応する値以上の
ときには後輪ブレーキおよび前輪ブレーキを共に連動作
動せしめることができ、ブレーキ操作入力初期には後輪
側のみで比較的小さなブレーキ力を発揮させ得るように
して、簡単な構成により前後連動ブレーキを実現するこ
とができる。
【0068】また請求項3記載の発明によれば、イコラ
イザが連結部材との連結部を支点として後輪ブレーキ力
伝達部材の伝達力を緩める側に回動することがないこと
により、何らかの理由により連動ブレーキ力伝達系の切
断が生じても、後輪ブレーキ操作子のブレーキ操作に応
じて後輪ブレーキでのブレーキ力を確実に確保すること
ができる。
【0069】さらに請求項5ないし9記載の発明によれ
ば、後輪ブレーキ操作子がブレーキペダルであり、後輪
ブレーキが機械式のものである車両において、極力少な
い点数の部品追加により前後連動ブレーキシステムを容
易に構成することができ、特に請求項9記載の発明によ
れば、請求項6ないし8記載の発明で必要であった連動
用マスタシリンダを不要として前後連動ブレーキシステ
ムを構成するための部品点数をより少なくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の前後連動ブレーキ装置の全体構成
図である。
【図2】自動二輪車のバーハンドルにおける右端部の切
欠き平面図である。
【図3】図2の3−3線拡大断面図である。
【図4】自動二輪車のバーハンドルにおける左端部の切
欠き平面図である。
【図5】図4の5−5線拡大断面図である。
【図6】前輪ブレーキ操作子のみを操作したときの作動
状態を示す図である。
【図7】前輪および後輪のブレーキ力特性図である。
【図8】後輪ブレーキ操作子のみを操作して後輪ブレー
キを作動せしめるときの作動状態を示す図である。
【図9】後輪ブレーキ操作子のみを操作して前輪および
後輪ブレーキを連動作動せしめるときの作動状態を示す
図である。
【図10】前輪および後輪ブレーキ操作子をともに操作
したときの作動状態を示す図である。
【図11】第2実施例の前後連動ブレーキ装置の全体構
成図である。
【図12】第3実施例のバーハンドルにおける左端部の
横断平面図である。
【図13】図12の13−13線断面図である。
【図14】図12の14−14線断面図である。
【図15】図12の15−15線断面図である。
【図16】第4実施例の前後連動ブレーキ装置の全体構
成図である。
【図17】後輪ブレーキ操作子および連動用マスタシリ
ンダの拡大縦断側面図である。
【図18】第5実施例の前後連動ブレーキ装置の全体構
成図である。
【図19】前輪用マスタシリンダの拡大縦断側面図であ
る。
【図20】第6実施例の前後連動ブレーキ装置の全体構
成図である。
【図21】先行技術の前後連動ブレーキ装置の全体構成
図である。
【符号の説明】
1 ,42 ,43 ,44 ,45 ・・・連動ブレーキ力伝
達系 61 ,62 ,63 ・・・前輪ブレーキ操作子としての前
輪ブレーキ操作レバー 71 ・・・後輪ブレーキ操作子としての後輪ブレーキ操
作レバー 72 ・・・後輪ブレーキ操作子としてのブレーキペダル 91 ,92 ,93 ・・・特性設定ばね 10・・・連動ケーブル 11・・・後輪ブレーキ力伝達部材としての後輪ブレー
キケーブル 121 ,122 ・・・イコライザ 28・・・固定部材としてのロアホルダ 33・・・連動ブレーキ力伝達系の構成要素である連結
部材 42・・・連結部材 42a・・・ストッパ 45,45′・・・前輪用マスタシリンダ 62・・・後輪ブレーキ力伝達部材としてのブレーキロ
ッド 631 ,632 ・・・第1キャリパピストン 64・・・第2キャリパピストン 68・・・連動用マスタシリンダ 73・・・連動ブレーキ力伝達系の構成要素であるピス
トンロッド 75・・・固定部材としての止め輪 85・・・マスタピストン 86・・・液圧室 96・・・連動ブレーキ力伝達系の構成要素である押圧
レバー 97・・・固定部材としての固定アーム BF1,BF2,BF3・・・前輪ブレーキ BR1,BR2・・・後輪ブレーキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高本 浩 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作に応じて前輪ブレーキ(B
    F1,BF2,BF3)を作動せしめる前輪ブレーキ操作子
    (61 ,62 ,63 )と、ブレーキ操作に応じて後輪ブ
    レーキ(BR1,BR2)および前輪ブレーキ(BF1
    F3)を連動作動せしめることが可能な後輪ブレーキ操
    作子(71 ,72 )とを備える車両用前後連動ブレーキ
    装置において、後輪ブレーキ操作子(71 ,72 )の操
    作に応じたブレーキ力を前輪ブレーキ(BF1〜BF3)に
    及ぼし得る連動ブレーキ力伝達系(4 1 ,42 ,43
    4 ,45 )の一構成要素(33,73,96)と、車
    体に固定された固定部材(28,75,97)との間
    に、後輪ブレーキ操作子(71 ,72 )側から連動ブレ
    ーキ力伝達系(41 ,42 ,43 ,44 ,45 )に作用
    する力とは逆方向の付勢力を該連動ブレーキ力伝達系
    (41 〜45 )に及ぼす特性設定ばね(91 ,92 ,9
    3 )が設けられることを特徴とする車両用前後連動ブレ
    ーキ装置。
  2. 【請求項2】 後輪ブレーキ操作子(71 ,72 )が略
    中央部に連結されるイコライザ(121 ,122 )の両
    端部に、連動ブレーキ力伝達系(41 〜45)の一端部
    と、後輪ブレーキ(BR1,BR2)に連なる後輪ブレーキ
    力伝達部材(11,62)の一端部とが連結され、該イ
    コライザ(121 ,122 )は、後輪ブレーキ操作子
    (71 ,72 )の操作力が特性設定ばね(91 〜93
    のばね付勢力に対応する値未満であるときに後輪ブレー
    キ力伝達部材(11,62)を介して後輪ブレーキ(B
    R1,BR2)を作用させる方向への連動ブレーキ力伝達系
    (41 〜45 )との連結部を支点とした回動作動が可能
    であるとともに、後輪ブレーキ操作子(71 ,72 )の
    操作力が特性設定ばね(91 〜93 )の付勢力に対応す
    る値以上であるときに連動ブレーキ力伝達系(41 〜4
    5 )を介して前輪ブレーキ(BF1〜BF3)を駆動せしめ
    るとともに後輪ブレーキ力伝達部材(11,62)を介
    して後輪ブレーキ(BR1,BR2)を駆動せしめる方向に
    作動することが可能であることを特徴とする請求項1記
    載の車両用前後連動ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 後輪ブレーキ操作子(71 )は連結部材
    (42)を介してイコライザ(121 )に連結され、該
    連結部材(42)には、イコライザ(121)が連結部
    材(42)との連結部を支点として後輪ブレーキ力伝達
    部材(11)の伝達力を緩める側に回動することを阻止
    する方向でイコライザ(121 )に係合するストッパ
    (42a)が設けられることを特徴とする請求項2記載
    の車両用前後連動ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 連動ブレーキ力伝達系(41 )は、イコ
    ライザ(121 )に一端部が連結される連動ケーブル
    (10)の他端部が、後輪ブレーキ操作子(7 1 )側か
    ら前輪ブレーキ操作子(61 )側へのブレーキ操作力伝
    達のみを可能として前輪ブレーキ操作子(61 )に連結
    されて成ることを特徴とする請求項2または3記載の車
    両用前後連動ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 ブレーキペダルである後輪ブレーキ操作
    子(72 )がイコライザ(122 )の略中央部に連結さ
    れ、該イコライザ(122 )の一端部に連動ブレーキ力
    伝達系(43 ,44 ,45 )が連結され、前記イコライ
    ザ(122 )の他端部に後輪ブレーキ力伝達部材(6
    2)を介して機械式の後輪ブレーキ(B R2)が連結され
    ることを特徴とする請求項2記載の車両用前後連動ブレ
    ーキ装置。
  6. 【請求項6】 連動ブレーキ力伝達系(43 ,44
    は、液圧式の前輪ブレーキ(BF2,BF3)に及ぼす液圧
    を出力可能としてイコライザ(122 )に連動、連結さ
    れる連動用マスタシリンダ(68)を備えることを特徴
    とする請求項2記載の車両用前後連動ブレーキ装置。
  7. 【請求項7】 液圧式の前輪ブレーキ(BF3)が、前輪
    ブレーキ操作子(6 2 )の操作に応じた前輪用マスタシ
    リンダ(45)の出力液圧で作動する第1キャリパピス
    トン(631 ,632 )と、連動用マスタシリンダ(6
    8)の出力液圧で作動する第2キャリパピストン(6
    4)とを有するディスクブレーキであることを特徴とす
    る請求項6記載の車両用前後連動ブレーキ装置。
  8. 【請求項8】 前輪ブレーキ操作子(62 )の操作に応
    じて作動する前輪用マスタシリンダ(45′)のマスタ
    ピストン(85)が臨む液圧室(86)と、前輪ブレー
    キ(BF2)とを結ぶ液圧系に、該マスタピストン(8
    5)の作動に伴って液圧室(86)に生じる液圧が連動
    用マスタシリンダ(68)側に及ぶことを阻止して、連
    動用マスタシリンダ(68)が接続されることを特徴と
    する請求項6記載の車両用前後連動ブレーキ装置。
  9. 【請求項9】 連動ブレーキ力伝達系(45 )は、イコ
    ライザ(122 )に一端部が連結される連動ケーブル
    (10)と、該連動ケーブル(10)の牽引作動ならび
    に前輪ブレーキ操作子(63 )の操作のいずれによって
    も液圧式の前輪ブレーキ(BF2)に及ぼす液圧を出力す
    る前輪用マスタシリンダ(45)とを備えることを特徴
    とする請求項5記載の車両用前後連動ブレーキ装置。
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