JPH07257356A - 車両用ブレーキ装置 - Google Patents

車両用ブレーキ装置

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JPH07257356A
JPH07257356A JP6048757A JP4875794A JPH07257356A JP H07257356 A JPH07257356 A JP H07257356A JP 6048757 A JP6048757 A JP 6048757A JP 4875794 A JP4875794 A JP 4875794A JP H07257356 A JPH07257356 A JP H07257356A
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JP
Japan
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brake
operating force
force
operating
transmitting means
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JP6048757A
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English (en)
Inventor
Yoichi Sugimoto
洋一 杉本
Shohei Matsuda
庄平 松田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/14Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2125/00Components of actuators
    • F16D2125/18Mechanical mechanisms
    • F16D2125/20Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa
    • F16D2125/22Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa acting transversely to the axis of rotation
    • F16D2125/26Cranks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ブレーキ操作部材の操作力が操作力伝達手段に
より車輪ブレーキに伝達され、コントローラからの電気
的指令に応じた作動力を出力可能なアクチュエータの作
動力が作動力伝達手段により車輪ブレーキに伝達される
車両用ブレーキ装置において、アクチュエータを良好な
環境下に配置し、操作力および作動力の一方のみでブレ
ーキ力を得るときの相互干渉を防止する。 【構成】アクチュエータMは車輪ブレーキBR のハウジ
ング25外に配置され、操作力伝達手段181 は、操作
力増大に伴う操作力伝達手段181 の作動に応じてブレ
ーキ力増大側に作動力伝達手段16を作動させるが作動
力増大に伴う作動力伝達手段16の作動に応じてブレー
キ力増大側に操作力伝達手段181 を作動させることを
不能とした連結手段191 を介して、作動力伝達手段1
6に連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキ操作部材と、
該ブレーキ操作部材の操作力を車輪ブレーキに伝達する
操作力伝達手段と、コントローラからの電気的指令に応
じた作動力を出力可能なアクチュエータと、該アクチュ
エータの作動力を車輪ブレーキに伝達する作動力伝達手
段とを備える車両用ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特開平5
−321961号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、コントローラからの電気的指令に応じた作動
力を出力するモータが車輪ブレーキのハウジング内に収
納配置されており、前記モータを収納したことにより比
較的大型化した車輪ブレーキのハウジングを車輪まわり
の比較的狭いスペースに配置せざるを得ず、レイアウト
上の困難を伴うだけでなく、車輪まわりの厳しい環境下
にモータを配置することから、車輪ブレーキで発生する
熱、ハウジング内への水やダストの侵入および振動等に
対処した構造が必要であり、信頼性を確保するのが困難
である。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、コントローラからの電気的指令に応じた作動
力を出力可能なアクチュエータを良好な環境下に配置す
ることを可能として上記問題を解決するとともに、ブレ
ーキ操作部材の操作力およびアクチュエータの作動力の
一方のみでブレーキ力を得たい場合の相互干渉を防止し
た車両用ブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ブレーキ操作部材と、該ブ
レーキ操作部材の操作力を車輪ブレーキに伝達する操作
力伝達手段と、コントローラからの電気的指令に応じた
作動力を出力可能なアクチュエータと、該アクチュエー
タの作動力を車輪ブレーキに伝達する作動力伝達手段と
を備える車両用ブレーキ装置において、アクチュエータ
は車輪ブレーキのハウジング外に配置され、作動力伝達
手段はアクチュエータの作動力増減に応じてブレーキ力
を増減させることを可能として車輪ブレーキに連結さ
れ、操作力伝達手段は、ブレーキ操作部材の操作力増大
に伴う操作力伝達手段の作動に応じてブレーキ力増大側
に作動力伝達手段を作動させるがアクチュエータの作動
力増大に伴う作動力伝達手段の作動に応じてブレーキ力
増大側に操作力伝達手段を作動させることを不能とした
連結手段を介して、作動力伝達手段に連結されることを
特徴とする。
【0006】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、連結手段は、アクチ
ュエータの作動力減少に伴う作動力伝達手段の作動に応
じてブレーキ力を緩める側に操作力伝達手段を作動せし
めることを可能に構成される。
【0007】さらに請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1または2記載の発明の構成に加えて、車輪ブレ
ーキが装着される車輪との間にサスペンションを介在さ
せた車体にアクチュエータが配設される。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0009】図1ないし図4は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1は車両のブレーキ系を示す図、図2
は車輪ブレーキおよびアクチュエータの配置を示す図、
図3は後輪用車輪ブレーキの斜視図、図4は後輪用車輪
ブレーキへの操作力伝達手段および作動力伝達手段の連
結構造を示す断面図である。
【0010】先ず図1において、この四輪車両Vの左、
右前輪WF ,WF および左、右後輪WR ,WR には車輪
ブレーキBF ,BF ,BR ,BR がそれぞれ個別に装着
される。
【0011】ブレーキペダル10の踏込み操作力は負圧
ブースタ11を介してタンデム型マスタシリンダ12に
伝達され、該マスタシリンダ12からの出力液圧は、ア
ンチロックブレーキ制御用のモジュレータ13を介し
て、破線で示すように左、右前輪用車輪ブレーキBF
F に与えられる。しかもブレーキペダル10の踏込み
操作量としての操作力は操作量検出器14で検出されて
おり、該検出器14の検出値はコントローラ15に入力
される。
【0012】左、右後輪用車輪ブレーキBR ,BR
は、コントローラ15からの電気的指令に応じた作動力
を出力可能なアクチュエータとしての一対のモータM,
Mが、その作動力増減に応じてブレーキ力を増減させる
ことを可能とした作動力伝達手段16,16を介して連
結される。またブレーキ操作部材としてのパーキングブ
レーキレバー17には、その操作力を伝達する一対の操
作力伝達手段181 ,181 がイコライザ20を介して
共通に連結されており、各操作力伝達手段181,18
1 は、連結手段191 ,191 を介して作動力伝達手段
16,16に連結される。
【0013】左、右前輪WF ,WF には車輪速度センサ
F ,SF が個別に付設され、また左、右後輪WR ,W
R には車輪速度センサSR ,SR が個別に付設され、こ
れらの車輪速度センサSF ,SF ,SR ,SR の検出値
はコントローラ15にそれぞれ入力される。而してコン
トローラ15は、操作量検出器14の検出値および前記
各車輪速度センサSF ,SF ,SR ,SR の検出値に基
づいて、通常ブレーキ時には左、右後輪WR ,WR への
ブレーキ力の配分を決定してモータM,Mの作動を制御
し、車輪ロックの検出時にはモジュレータ13の作動を
制御するとともに両モータM,Mの作動を制御する。
【0014】図2において、車輪ブレーキBR が装着さ
れる後輪WR はサスペンション21により車体Bから懸
架されており、モータMは車体B側に配設される。
【0015】図3および図4を併せて参照して、車輪ブ
レーキBR は、車輪WR とともに回転するブレーキディ
スク22の両側に対向配置される第1および第2摩擦パ
ッド23,24を跨ぐハウジングとしてのキャリパボデ
ィ25と、該キャリパボディ25にベアリング26を介
して回動可能に支承されたカム軸27と、該カム軸27
に設けられたカム溝28に首振り可能に一端を当接させ
たプッシュロッド29と、該プッシュロッド29の他端
を首振り可能に当接させる凹部30を有してキャリパボ
ディ26に摺動可能に嵌合されるピストン31とを備え
る。而してカム軸27が、ブレーキ作動方向32に回動
せしめられることに伴うプッシュロッド29の前進作動
により、第1および第2摩擦パッド23,24がブレー
キディスク22の両面に押し付けられ、それによりブレ
ーキ力が発揮せしめられる。
【0016】作動力伝達手段16は、車体B側に配設さ
れているモータMの出力軸33に同軸に固定される円板
状の回動板34と、該回動板34の軸線からずれた位置
に一端が連結されるケーブル35と、キャリパボディ2
5からのカム軸27の突出部分に基端が固定されるとと
もに前記ケーブル35におけるインナケーブル40の他
端が先端側に連結されるレバー36と、カム軸27をブ
レーキ作動方向32と逆方向に回動する方向のばね力を
発揮してレバー36およびキャリパボディ25間に設け
られる戻しばね37とを備え、ケーブル35は、モータ
Mの作動力増大に伴う回動板34の矢印38(図4参
照)で示す方向への回動に応じたケーブル35の牽引作
動によりカム軸27をブレーキ作動方向32に回動させ
る側でレバー36に連結される。また回動板34および
車体B間には、回動板34を前記矢印38で示す方向に
付勢するばね39が設けられ、このばね39のセット荷
重は、ケーブル35の弛みを防止する程度の弱い値に設
定される。
【0017】連結手段191 は、作動力伝達手段16の
レバー36に隣接した位置で基端が相対回動可能にして
カム軸27に装着されるレバー41の先端部に、係合ピ
ン42が突設されて成るものである。一方、操作力伝達
手段181 はケーブルであり、そのインナケーブル43
が係合ピン42に連結される。しかも操作力伝達手段1
1 は、パーキングブレーキレバー17に操作力を加え
たときに操作力伝達手段181 に作用する牽引力でレバ
ー41をカム軸27の軸線に対してブレーキ作動方向3
2に回動させる側で係合ピン42に連結される。しかも
作動力伝達手段16におけるレバー36の前記ブレーキ
作動方向32と逆方向に臨む側部には、連結手段191
の係合ピン42を係合させる凹部36aが設けられる。
【0018】このようにして、作動力伝達手段16はモ
ータMの作動力増減に応じてブレーキ力を増減させるこ
とを可能として車輪ブレーキBR に連結され、操作力伝
達手段181 は、連結手段191 を介して作動力伝達手
段16に連結されることになる。
【0019】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、パーキングブレーキレバー17に操作力を加え
て、パーキングブレーキをかけるときには、パーキング
ブレーキレバー17の操作力増大に伴う操作力伝達手段
181 の作動により、連結手段191 のレバー41がブ
レーキ作動方向32に回動し、係合ピン42が凹部36
aに係合することにより作動力伝達手段16のレバー3
6すなわちカム軸27がブレーキ作動方向32に回動さ
れ、後輪用車輪ブレーキBR でブレーキ力を発揮させる
ことができる。この際、パーキングブレーキレバー17
に加えた操作力を検出し、その操作力に応じてモータM
を作動せしめることにより、車輪ブレーキBR にアシス
ト力を作用させることが可能であり、それにより操作力
を低減させることが可能となる。
【0020】一方、パーキングブレーキの解除状態で、
コントローラ15からの電気的指令によりモータMを作
動せしめると、該モータMの作動力増大に伴って、作動
力伝達手段16のレバー36がブレーキ作動方向32に
回動し、レバー36と一体的なカム軸27をブレーキ作
動方向32に回動せしめて後輪用車輪ブレーキBR でブ
レーキ力を得ることができる。この際、レバー36がブ
レーキ作動方向32に回動しても係合ピン42は置き去
りにされたままであり、操作力伝達手段181をブレー
キ力増大側に作動せしめることはない。
【0021】このようにして、パーキングブレーキレバ
ー17のみによってブレーキ力を得るときと、モータM
によってブレーキ力を得るときとで、相互干渉を防止す
ることができる。
【0022】またモータMは車体B側に配設されるもの
であり、キャリパボディ25内にモータが収納されたも
のに比べると、キャリパボディ25の小型化を図ること
ができる。それによりサスペンション21におけるばね
下荷重の低減を図るとともに、車輪WR まわりの比較的
狭いスペースへのキャリパボディ25の配置を比較的容
易とすることができ、車輪ブレーキBR で発生する熱、
ならびに水やダストの侵入および振動等に対して良好な
環境下にモータMを配置して信頼性を確保することがで
きる。
【0023】さらに左、右の車輪ブレーキBR ,BR
ブレーキ力をモータM,Mの個別作動により個別に制御
して、後輪ブレーキ力の左、右配分制御を行なうことも
可能であり、この場合、舵角、ヨーレート、車両Vの前
後方向加・減速度および横方向加・減速度に基づいて後
輪ブレーキ力の左、右配分制御を行えば操縦安定性能を
より効果的に向上することができる。
【0024】図5および図6は本発明の第2実施例を示
すものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一
の参照符号を付す。
【0025】左、右後輪用車輪ブレーキBR ,BR には
一対のモータM,Mが、その作動力増減に応じてブレー
キ力を増減させることを可能とした作動力伝達手段1
6,16を介して連結され、パーキングブレーキレバー
17には、その操作力を伝達する一対の操作力伝達手段
181 ,181 がイコライザ20を介して共通に連結さ
れ、各操作力伝達手段181 ,181 は、連結手段19
2 ,192 を介して作動力伝達手段16,16に連結さ
れる。
【0026】連結手段192 は、作動力伝達手段16の
回動板34と同軸の軸線を有して該回動板34とは相対
回動可能な円板状の伝達板44と、該伝達板44の回動
軸線からずれた位置に基端が連設されて前記回動板34
側に延びる係合ピン45と、該係合ピン45の先端を受
けるようにして回動板34の軸線からずれた位置に設け
られる受け部46とを備える。しかも受け部46は、モ
ータMの作動力増大に伴う回動板34の回動方向(矢印
38で示す方向)とは逆方向から係合ピン45の先端を
受けるようにして回動板34に設けられる。
【0027】また操作力伝達手段181 は、パーキング
ブレーキレバー17に操作力を加えたときに操作力伝達
手段181 に作用する牽引力で伝達板44を前記矢印3
8で示す方向に回動せしめるようにして、伝達板44に
連結される。
【0028】この第2実施例によると、パーキングブレ
ーキレバー17に操作力を加えて、パーキングブレーキ
をかけるときには、パーキングブレーキレバー17の操
作力増大に伴う操作力伝達手段181 の作動により、連
結手段192 の伝達板44が回動して係合ピン45が受
け部46に係合し、作動力伝達手段16の回動板34が
矢印38で示す方向に回動してカム軸27がブレーキ作
動方向32に回動され、後輪用車輪ブレーキBR でブレ
ーキ力を発揮させることができる。またパーキングブレ
ーキの解除状態で、コントローラ15の指令によりモー
タMを作動せしめると、該モータMの作動力増大に伴っ
て、作動力伝達手段16の回動板34が矢印38で示す
方向に回動し、カム軸27をブレーキ作動方向32に回
動せしめて後輪用車輪ブレーキBR でブレーキ力を得る
ことができる。この際、回動板34が矢印38で示す方
向に回動しても係合ピン45は置き去りにされたままで
あり、操作力伝達手段181 をブレーキ力増大側に作動
せしめることはない。
【0029】したがって上記第1実施例と同様の効果を
奏することができる。しかも操作力伝達手段181 は、
モータMの出力軸33に固設された回動板34への係合
が可能な伝達板44に連結されるものであるので、第1
実施例に比べて操作力伝達手段181 の長さを短縮可能
となる。
【0030】図7は本発明の第3実施例を示すものであ
り、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号を
付す。
【0031】この第3実施例は第2実施例に類似するも
のであるが、第2実施例のパーキングブレーキレバー1
7に代えて、ブレーキペダル10が操作力伝達手段18
2 を介して連結手段192 に連結される。またモータM
は、ブレーキ力の増加方向および減少方向のいずれにも
作動可能なものである。
【0032】操作力伝達手段182 は、ブレーキペダル
10に一端が連結されるロッド47と、該ロッド47の
他端が中間部に連結される揺動レバー48と、連結手段
19 2 における伝達板44および揺動レバー48の先端
部間を連結するワイヤ49とから成るものであり、ブレ
ーキペダル10に操作力を加えたときには、前記伝達板
44を矢印38と同一方向に回動可能である。
【0033】この第3実施例によれば、ブレーキペダル
10に操作力を加えて後輪用車輪ブレーキBR でブレー
キ力を発揮させているときに、モータMをその作動力減
少方向に作動せしめると、連結手段192 は、作動力伝
達手段16の作動に応じてブレーキ力を緩める側に操作
力伝達手段182 を作動せしめる。したがって操作力の
減少制御が可能となり、車輪ロック時のアンチロックブ
レーキ制御が可能となる。
【0034】またモータMを作動せしめることにより、
車輪ブレーキBR にアシスト力を作用させることも可能
である。したがって、通常ブレーキ時に操作量検出器1
4の検出値に基づいて設定される車両Vの目標加・減速
度に実際の前後方向加・減速度が一致するようにモータ
Mの作動を制御して、ブレーキペダル10の操作力に対
する最適なアシスト力制御が可能となる。
【0035】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0036】たとえば操作量検出器14は、ブレーキペ
ダル10の操作力を検出するものに代えて、ブレーキペ
ダル10の操作ストロークまたはマスタシリンダ12の
出力液圧を検出するものであってもよい。またギヤポジ
ションセンサ、クラッチセンサおよびスロットル開度セ
ンサ等の検出信号に応じてモータMを作動せしめること
により、坂道でブレーキをかけて後ずさりを防止するよ
うにしたヒルホルダ機能を付加することも容易に可能で
ある。
【0037】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、アクチュエータは車輪ブレーキのハウジング外に配
置され、作動力伝達手段はアクチュエータの作動力増減
に応じてブレーキ力を増減させることを可能として車輪
ブレーキに連結され、操作力伝達手段は、ブレーキ操作
部材の操作力増大に伴う操作力伝達手段の作動に応じて
ブレーキ力増大側に作動力伝達手段を作動させるがアク
チュエータの作動力増大に伴う作動力伝達手段の作動に
応じてブレーキ力増大側に操作力伝達手段を作動させる
ことを不能とした連結手段を介して、作動力伝達手段に
連結されるので、車輪ブレーキのハウジングを小型化し
て車輪まわりの比較的狭いスペースへの車輪ブレーキの
配置を比較的容易とすることができるとともに、劣悪な
環境下にアクチュエータを配置することを回避して信頼
性を確保することができ、さらに操作力および作動力の
一方のみでブレーキ力を得るときの相互干渉を回避する
ことが可能となるとともに、操作力へのアシスト力を得
ることも可能である。
【0038】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、連結手段は、アクチ
ュエータの作動力減少に伴う作動力伝達手段の作動に応
じてブレーキ力を緩める側に操作力伝達手段を作動せし
めることを可能に構成されるので、操作力の減少制御が
可能となる。
【0039】さらに請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1または2記載の発明の構成に加えて、車輪ブレ
ーキが装着される車輪との間にサスペンションを介在さ
せた車体にアクチュエータが配設されるので、ばね下荷
重の低減を図るとともに、アクチュエータのより良好な
環境下への配置が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の車両のブレーキ系を示す図であ
る。
【図2】車輪ブレーキおよびアクチュエータの配置を示
す図である。
【図3】後輪用車輪ブレーキの斜視図である。
【図4】後輪用車輪ブレーキへの操作力伝達手段および
作動力伝達手段の連結構造を示す断面図である。
【図5】第2実施例の車両のブレーキ系を示す図であ
る。
【図6】後輪用車輪ブレーキへの操作力伝達手段および
作動力伝達手段の連結構造を示す図である。
【図7】第3実施例の図6に対応する図である。
【符号の説明】
10・・・ブレーキ操作部材としてのブレーキペダル 15・・・コントローラ 16・・・作動力伝達手段 17・・・ブレーキ操作部材としてのパーキングブレー
キレバー 181 ,182 ・・・操作力伝達手段 191 ,192 ・・・連結手段 21・・・サスペンション 25・・・ハウジングとしてのキャリパボディ B・・・車体 BR ・・・車輪ブレーキ M・・・アクチュエータとしてのモータ WR ・・・車輪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作部材(10,17)と、該
    ブレーキ操作部材(10,17)の操作力を車輪ブレー
    キ(BR )に伝達する操作力伝達手段(18 1 ,1
    2 )と、コントローラ(15)からの電気的指令に応
    じた作動力を出力可能なアクチュエータ(M)と、該ア
    クチュエータ(M)の作動力を車輪ブレーキ(BR )に
    伝達する作動力伝達手段(16)とを備える車両用ブレ
    ーキ装置において、アクチュエータ(M)は車輪ブレー
    キ(BR )のハウジング(25)外に配置され、作動力
    伝達手段(16)はアクチュエータ(M)の作動力増減
    に応じてブレーキ力を増減させることを可能として車輪
    ブレーキ(BR )に連結され、操作力伝達手段(1
    1 ,182 )は、ブレーキ操作部材(10,17)の
    操作力増大に伴う操作力伝達手段(181 ,182 )の
    作動に応じてブレーキ力増大側に作動力伝達手段(1
    6)を作動させるがアクチュエータ(M)の作動力増大
    に伴う作動力伝達手段(16)の作動に応じてブレーキ
    力増大側に操作力伝達手段(181 ,182 )を作動さ
    せることを不能とした連結手段(191 ,19 2 )を介
    して、作動力伝達手段(16)に連結されることを特徴
    とする車両用ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 連結手段(191 ,192 )は、アクチ
    ュエータ(M)の作動力減少に伴う作動力伝達手段(1
    6)の作動に応じてブレーキ力を緩める側に操作力伝達
    手段(181 ,182 )を作動せしめることを可能に構
    成されることを特徴とする請求項1記載の車両用ブレー
    キ装置。
  3. 【請求項3】 車輪ブレーキ(BR )が装着される車輪
    (WR )との間にサスペンション(21)を介在させた
    車体(B)にアクチュエータ(M)が配設されることを
    特徴とする請求項1または2記載の車両用ブレーキ装
    置。
JP6048757A 1994-03-18 1994-03-18 車両用ブレーキ装置 Pending JPH07257356A (ja)

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