JP3741754B2 - スクータ型自動二輪車のブレーキ装置 - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1ブレーキ操作部材の操作力を第1車輪ブレーキに伝達可能な第1伝達系と、第2ブレーキ操作部材の操作力を第2車輪ブレーキに伝達可能な第2伝達系と、第1、第2伝達系の中間部に介装されて第1、第2車輪ブレーキの連動制御及びアンチロック制御を司るアクチュエータとを備えるスクータ型自動二輪車のブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる自動二輪車のブレーキ装置において、アクチュエータは第1ブレーキ操作部材と第1車輪ブレーキとを接続する第1伝達系、或いは第2ブレーキ操作部材と第2車輪ブレーキとを接続する第2伝達系の中間の適宜位置に配置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記アクチュエータは比較的に大きな寸法を有するため、スクータ型自動二輪車の車体内部の狭隘なスペースに配置することが難しく、他の機器の配置に支障を来したり、アクチュエータとの干渉を避けるためにボディに凸部を形成すると外観が低下したりする問題がある。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ブレーキ装置のアクチュエータをスクータ型自動二輪車の車体に合理的にレイアウトすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載に記載された発明は、第1ブレーキ操作部材の操作力を第1車輪ブレーキに伝達可能な第1伝達系と、第2ブレーキ操作部材の操作力を第2車輪ブレーキに伝達可能な第2伝達系と、第1、第2伝達系の中間部に介装されて第1、第2車輪ブレーキの連動作動及びアンチロックブレーキ制御を司るアクチュエータとを備えるスクータ型自動二輪車のブレーキ装置において、ヘッドパイプから下方に延びるメインパイプの下端を、該メインパイプの下部から左右に分岐する一対のサイドパイプよりも側面視で下方に位置させるとともに、正面視でU字状をなすクロスパイプの中間及び左右両端をそれぞれメインパイプの下端及び一対のサイドパイプに接続し、フロアパネルの下方においてメインパイプ、サイドパイプ及びクロスパイプにより囲まれた空間にアクチュエータを配置したことを特徴とする。
【0006】
また請求項2に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、メインパイプの下端を後方に向けてL字状に屈曲させ、そのL字状屈曲部にアクチュエータを配置したことを特徴とする。
【0007】
また請求項3に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、アクチュエータの上面はフロアパネルにより覆われると共に後面は燃料タンクにより覆われることを特徴とする。 また請求項4に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、アクチュエータは、第1遊星ギヤ機構と、第2遊星ギヤ機構と、サンギヤ制動手段としての電磁ブレーキと、正逆回転自在なモータとを備え、第1ブレーキ操作部材に連なる第1ケーブルと接続された第1制御軸と、第2ブレーキ操作部材に連なる第2ケーブルと接続された第2制御軸とが、第1、第2遊星ギヤ機構の軸線に対して平行な軸線上に相互に同軸に配置されることを特 徴とする。
【0008】
また請求項5に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、アクチュエータにおいて、電磁ブレーキの回転軸及びモータの回転軸はクロスパイプの中間部の軸線と平行に配置されることを特徴とする。
【0009】
また請求項6に記載された発明は、請求項5の構成に加えて、電磁ブレーキの回転軸及びモータの回転軸は互いに同軸上に配置され、且つそれらの端部において相互に突き合わさることを特徴とする。
【0010】
また請求項に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、アクチュエータに設けたマスタシリンダに給油するリザーバと、アクチュエータの作動を制御する電子制御ユニットと、アクチュエータ及び電子制御ユニットに給電するバッテリとをヘッドパイプの周囲に配置し、これらを共通のメンテナンス用リッドで覆ったことを特徴とする。
【0011】
また請求項に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、第1、第2伝達系の第1、第2ケーブルの中間部にそれぞれ介装される第1、第2ケーブルダンパをヘッドパイプの左右一側部に配置したことを特徴とする。
【0012】
また請求項に記載された発明は、請求項の構成に加えて、第1、第2ケーブルダンパをそれらの上部が接近するように相互に傾斜させるとともに、第1、第2ケーブルダンパから第1、第2ブレーキ操作部材側に延びる第1、第2ケーブルを束ねたことを特徴とする。
【0013】
また請求項10に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、第1、第2伝達系は、第1、第2ブレーキ操作部材とアクチュエータとをそれぞれ第1、第2ケーブルで接続するとともに、第1、第2伝達系の少なくとも一方は、機械式の車輪ブレーキとアクチュエータとを第3ケーブルで接続することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図22は本発明の一実施例を示すものであり、図1は自動二輪車の全体側面図、図2は図1の2方向矢視図、図3はブレーキ装置の構成図、図4は第1ケーブルダンパの縦断面図、図5は第2ケーブルダンパの縦断面図、図6はアクチュエータの右側面図(図7の6方向矢視図)、図7は図6の7−7線断面図、図8はアクチュエータの左側面図(図7の8方向矢視図)、図9は図7の9−9線断面図、図10は図7の10−10線断面図、図11は図6の11−11線断面図、図12は図6の12−12線断面図、図13は図8の13−13線断面図、図14は図8の14−14線断面図、図15は図1の要部拡大図、図16は図15の16方向矢視図、図17は図1の要部拡大図、図18は図17の18方向矢視図、図19は連動ブレーキ時の作用説明図、図20はアンチロックブレーキ時の作用説明図、図21は作用を説明するグラフ、図22は作用を説明するタイムチャートである。
【0015】
図1〜図3に示すように、スイング式のパワーユニットPを備えたスクータ型自動二輪車Vの前輪WF には液圧の作用に応じて作動するディスクブレーキである前輪ブレーキBF が第1車輪ブレーキとして装着され、後輪WR には作動レバー1の作動量に応じた制動力を発揮する従来周知の機械式後輪ブレーキBR が第2車輪ブレーキとして装着される。また操向ハンドルの左、右両端には握持部2F ,2R が設けられ、操向ハンドルの右端部には握持部2F を握った右手で操作可能な第1ブレーキ操作部材としての第1ブレーキレバー3F が軸支され、操向ハンドルの左端部には握持部2R を握った左手で操作可能な第2ブレーキ操作部材としての第2ブレーキレバー3R が軸支される。
【0016】
第1ブレーキレバー3F と前輪ブレーキBF とは、第1ブレーキレバー3F の操作力を前輪ブレーキBR に伝達可能な第1伝達系4F を介して連結され、第2ブレーキレバー3R と後輪ブレーキBR の作動レバー1とは、第2ブレーキレバー3R の操作力を後輪ブレーキBR に機械的に伝達可能な第2伝達系4R を介して連結される。しかも両伝達系4F ,4R の中間部はアクチュエータ5に連結されており、このアクチュエータ5の作動により前輪ブレーキBF 及び後輪ブレーキBR の制動力を調整可能である。
【0017】
第1ブレーキレバー3F とアクチュエータ5とを接続する第1プッシュ・プルケーブル251 には第1ケーブルダンパ241 が介装され、第2ブレーキレバー3R とアクチュエータ5とを接続する第2プッシュ・プルケーブル252 には第2ケーブルダンパ242 が介装される。
【0018】
次に、図4に基づいて第1ケーブルダンパ241 の構造を説明する。
【0019】
第1プッシュ・プルケーブル251 は、第1ブレーキレバー3F に連なるアウターケーブル291 及びアクチュエータ5に連なるアウターケーブル291 ′内にインナーケーブル301 が移動自在に挿通されて成るものである。また第1ケーブルダンパ241 は、円筒状に形成されて車体フレームに結合されるダンパケーシング31と、ダンパケーシング31内に軸方向相対移動可能に挿入される筒状の可動部材32と、ダンパケーシング31内に固定されて可動部材32が相対的に摺動する筒状の固定部材33と、ダンパケーシング31内に軸方向相対移動可能に挿入され、そのフランジ34aが可動部材32のフランジ32aに当接する摺動部材34と、可動部材32のフランジ32aと固定部材33のフランジ33aとの間に縮設された2本のばね35,35とを備える。
【0020】
固定部材33のフランジ33aには一方のアウターケーブル291 の端部が固定されるとともに、可動部材32のフランジ32aには他方のアウターケーブル291 ′の端部が固定される。従って、両ばね35,35は、アウターケーブル291 ,291 ′を相互に離反させる方向のばね力を発揮する。
【0021】
ダンパケーシング31の一端側には、該ダンパケーシング31の一端から突出した可動部材32の一端に当接する第1荷重検知スイッチ381 が固定されており、第1ブレーキレバー3F からのブレーキ操作入力が所定荷重範囲にある状態、即ち第1プッシュ・プルケーブル251 の牽引に応じて可動部材32がばね35,35を圧縮してストロークすると、そのストロークの所定範囲において第1荷重検知スイッチ381 がオンする。
【0022】
これを更に詳述すると、第1ブレーキレバー3F の操作力が所定値を越えて増加すると、つまりインナーケーブル301 を矢印A方向に引く荷重が所定値を越えて増加すると、両アウターケーブル291 ,291 ′を相互に接近させようとする荷重により可動部材32がばね35,35を圧縮しながら固定部材33に向かって摺動する。その結果、可動部材32が第1荷重検知スイッチ381 の検出子を作動させて該第1荷重検知スイッチ381 をオンさせる。
【0023】
図5に示すように、第2ケーブルダンパ242 は前記第1ケーブルダンパ241 と基本的に同一の構成を有するものであり、第1ケーブルダンパ241 と同一の構成要素に同一の符号を付して図示するのみで詳細な説明を省略する。但し、第2ケーブルダンパ242 は摺動部材34のフランジ34aと可動部材32のフランジ32aとの間に2枚の皿ばね36,36を配置した点だけが、前記第1ケーブルダンパ241 と異なっている。
【0024】
而して、第2ブレーキレバー3R が第2プッシュ・プルケーブル252 のインナーケーブル302 を矢印A方向に引く荷重が所定範囲にあるとき、第2荷重検知スイッチ382 がオンする。尚、ばね定数の小さい皿ばね36,36で第2荷重検知スイッチ382 に荷重を与えているので、入力ストロークが小さいときの荷重変化を大きくし、ケーブルダンパを使用しないときを基準とした荷重ロスを比較的に小さくすることが可能となり、ブレーキ操作フィーリングに違和感を生じることがないように無効ストロークを小さくすることができる。
【0025】
図15及び図16に示すように、ヘッドパイプ12の上下方向中間部にメインパイプ13の上端が後方から付き合わされ、ガセット77を介して一体に溶接される。メインパイプ13の左側面に設けたステー78にボルト79,79を介してブラケット80が取り付けられており、このブラケット80に各1本のボルト81,81と各1本の位置決めピン82,82とを介して第1、第2ケーブルダンパ241 ,242 が支持される。
【0026】
第1、第2ケーブルダンパ241 ,242 は、図16の正面図から明らかなように何れも車体中心線の左側に位置しており、且つ図15の左側面図から明らかなように何れもヘッドパイプ12の後方に位置している。第2ケーブルダンパ242 は正面視で鉛直姿勢に配置されるが、第1ケーブルダンパ241 はその上部が車体外側(車体左側)に向けて倒れるように傾斜して配置される。従って、第1、第2ケーブルダンパ241 ,242 の上部は相互に接近しており、そこから第1、第2ブレーキレバー3F ,3R に向けて延びる第1、第2プッシュ・プルケーブル251 ,252 は、一体に束ねられてヘッドパイプ12に設けたクリップ83に係止される。
【0027】
このように、第1、第2ケーブルダンパ241 ,242 をヘッドパイプ12の一側部において相互に隣接する状態で支持したので、第1、第2ケーブルダンパ241 ,242 をヘッドパイプ12の左右両側部にそれぞれ支持する場合に比べてスペース効率を向上させることができるばかりか、ハンドルの転舵操作に伴う第1、第2プッシュ・プルケーブル251 ,252 の撓みを容易にしてハンドルの操作荷重を軽減することができる。特に、第1、第2ケーブルダンパ241 ,242 を相互に傾斜させることにより第1、第2プッシュ・プルケーブル251 ,252 を束ねたので、第1、第2プッシュ・プルケーブル251 ,252 をコンパクトに纏めてスペース効率を更に向上させることができるばかりか、第1、第2プッシュ・プルケーブル251 ,252 の撓みを容易にしてハンドルの操作荷重を更に軽減することができる。
【0028】
ブラケット80の上端にはエア抜き用のブリーダジョイント57がボルト84で固定されており、このブリーダジョイント57に、アクチュエータ5に設けたマスタシリンダ26(図3参照)から前輪ブレーキBF に連なる管路27の上端が接続される。
【0029】
第1、第2ケーブルダンパ241 ,242 の上方において、ヘッドパイプ12の右側面にはバッテリ53及びリザーバ56が搭載されるとともに、ヘッドパイプ12の左側面には電子制御ユニット52が搭載される。リザーバ56はアクチュエータ5に設けたマスタシリンダ26に配管85を介して接続される。
【0030】
このように、バッテリ53、電子制御ユニット52及びリザーバ56をヘッドパイプ12の周囲に配置したので、ヘッドパイプ12の後方に設けた共通のメンテナンス用リッド22を開くことにより、それらを一括してメンテナンスすることができる。
【0031】
次に、図6〜図10に基づいてアクチュエータ5の構造を説明する。
【0032】
アクチュエータ5は、第1遊星ギヤ機構61 と、第2遊星ギヤ機構62 と、サンギヤ制動手段としての電磁ブレーキ7と、正逆回転自在なモータ8とを備える。
【0033】
アクチュエータ5のケーシング9は、モータ8が取付けられる第1ケース部材10と、第1ケース部材10に結合されるとともに、モータ8の回転軸線と同一軸線上で電磁ブレーキ7が取付けられる第2ケース部材11とから構成される。電磁ブレーキ7の回転軸7a及びモータ8の回転軸8aは同軸上に配置され、且つそれらの端部において相互に突き合わさる。
【0034】
第1遊星ギヤ機構61 はモータ8の回転軸8aの外周に配置されており、モータ8の回転軸8aの端部外周を囲繞する第1リングギヤ161 と、モータ8の回転軸8aの端部に形成された第1サンギヤ171 と、第1リングギヤ161 及び第1サンギヤ171 に噛合する複数の第1遊星ギヤ181 ,181 …と、それらの第1遊星ギヤ181 ,181 …をそれぞれ回転自在に支承する第1遊星キャリア191 とを備える。而して、モータ8を駆動すると第1遊星ギヤ機構61 の第1サンギヤ171 を回転駆動することができる。
【0035】
第2遊星ギヤ機構62 は、電磁ブレーキ7の回転軸7aの端部外周を囲繞する第2リングギヤ162 と、電磁ブレーキ7の回転軸7aの端部に形成された第2サンギヤ172 と、第2リングギヤ162 及び第2サンギヤ172 に噛合する複数の第2遊星ギヤ182 ,182 …と、それらの第2遊星ギヤ182 ,182 …をそれぞれ回転自在に支承する第2遊星キャリア192 とを備える。而して、電磁ブレーキ7は第2遊星ギヤ機構62 の第2サンギヤ172 の回転を制動・停止することができる。
【0036】
第1リングギヤ161 及び第2リングギヤ162 は同一部材であり、第1遊星ギヤ181 ,181 …及び第2遊星ギヤ182 ,182 …によって半径方向に位置決めされた状態で、第1遊星キャリア191 及び第2遊星キャリア192 間に相対回転自在に挟持される。第1、第2リングギヤ161 ,162 を同一部材とすることにより、部品点数の削減を図るとともに、アクチューエタ5を小型化することができる。
【0037】
電磁ブレーキ7の回転軸7a及びモータ8の回転軸8aの前方に、それら回転軸7a,8aと平行に第1制御軸201 及び第2制御軸202 が配置される。第1制御軸201 の内端には筒状部が形成されており、この筒状部の内周に第2制御軸202 の内端の外周が相対回転自在に嵌合することにより、第1制御軸201 及び第2制御軸202 は第1、第2遊星ギヤ機構61 ,62 の軸線に対して平行な共通の軸線上に同軸に配置される。
【0038】
図7及び図9から明らかなように、第1制御軸201 には第1制御部材としての第1セクタギヤ481 が固定され、この第1セクタギヤ481 は第1遊星キャリア191 に一体に設けられた被動ギヤ491 に噛合される。また第1制御軸201 には後述するマスタシリンダ26を作動させるピストンノッカー43が固着される。
【0039】
マスタシリンダ26は、アクチュエータ5のケーシング9に固定されるシリンダ体39と、前面を圧力室41に臨ませてシリンダ体39に摺動可能に嵌合されるピストン40と、圧力室41に収納されてピストン40を後方側(図9の右方側)に付勢するばね力を発揮する戻しばね42とを備え、シリンダ体39の前端に圧力室41に通じる管路27が接続される。
【0040】
シリンダ体39の後端から突出するピストン40の後端部には、前記ピストンノッカー43が当接する。第1セクタギヤ481 が図9に実線で示す位置にあるとき、ピストン40に設けたカップシール44はシリンダ体39に形成したリリーフポート39aを開放する位置にあり、第1セクタギヤ481 は前記実線位置から反時計方向(ピストン40を後退させる方向)に鎖線位置まで僅かに回動可能であり、その鎖線位置でストッパ10aに当接して回動を規制される。前記実線位置及び鎖線位置間の回動角は、リリーフポート39aの位置や各ギヤの加工精度のバラツキを考慮して設定されるもので、第1セクタギヤ481 がストッパ10aに当接してピストン40が後退端に達したとき、ピストン10のカップシール44がリリーフポート39aを確実に開放し、且つカップシール44がリリーフポート39aから大きく後退しないようになっている。
【0041】
而して、第1制御軸201 がピストンノッカー43でピストン40を押圧すると、ピストン40は圧力室41の容積を縮小する側に作動し、圧力室41で生じた液圧が管路27を介して前輪ブレーキBF に作用することになる。
【0042】
上述したように、第1制御軸201 及び第2制御軸202 を第1、第2遊星ギヤ機構61 ,62 の軸線と平行な軸線上に相互に同軸に配置したことにより、両制御軸201 ,202 をそれぞれ異なる軸線上に配置した場合に比べて、アクチュエータ5をコンパクト化することができる。しかも、第1制御軸201 に支持した第1セクタギヤ481 の回転面と第2制御軸202 に支持した第2セクタギヤ482 の回転面との間に、第1、第2制御軸201 ,202 と交差するようにマスタシリンダ26を配置したので、アクチュエータ5内のデッドスペースを有効利用してマスタシリンダ26をコンパクトにレイアウトすることができる。
【0043】
図6、図11及び図12には、第1ブレーキレバー3F に連なる第1プッシュ・プルケーブル251 と、第1ケース部材10から外部に延出する第1制御軸201 との接続部が示される。第1制御軸201 の外周に相対回転自在に嵌合するカラー61にアッパーアーム62及びロアアーム63が溶接されるとともに、第1制御軸201 の外周にアジャストアーム64がボルト65で固定される。アッパーアーム62の先端にケーブルジョイント66を介して第1プッシュ・プルケーブル251 が接続される。
【0044】
ロアアーム63の先端にピン67で枢支されたアジャストボルト68が、アジャストアーム64の中間部に支持したピン69を貫通し、その先端にアジャストナット70が螺合される。アジャストボルト68の外周に嵌合するコイルスプリング71が、前記ピン69をアジャストナット70の下端に形成した円弧面70aに当接させるべく付勢する。
【0045】
従って、アッパーアーム62と一体のロアアーム63はアジャストボルト68を介してアジャストアーム64に連結されることになり、第1プッシュ・プルケーブル251 によりアッパーアーム62が回動すると、ロアアアーム63、アジャストボルト68及びアジャストアーム64にを介して第1制御軸201 が回転する。そして、アジャストナット70を半回転ずつ回転させてロアアーム63とアジャストアーム64との相対角度を変化させることにより、第1制御軸201 の位相を任意に微調整することができる。これにより、第1制御軸201 に設けたピストンノッカー43を、図9に実線で示す位置に微調整することができる。
【0046】
図7及び図10から明らかなように、第2制御軸202 には第2制御部材としての第2セクタギヤ482 が相対回転自在に支持され、この第2セクタギヤ482 は第2遊星キャリア192 に一体に設けられた被動ギヤ492 に噛合される。第2制御軸202 に固定した制御アーム50の先端の係止部50aが、第2セクタギヤ482 に形成した長孔48aに嵌合する。これら係止部50a及び長孔48aはロストモーション機構を構成する。また図10において、第2セクタギヤ482 の時計方向の回動端を規制すべく、第2ケース部材11に第2セクタギヤ482 に当接可能なストッパ11aが形成される。
【0047】
図6、図13及び図14には、第2ブレーキレバー3R に連なる第2プッシュ・プルケーブル252 と、第2ケース部材11から外部に延出する第2制御軸202 との接続部が示される。第2制御軸202 にボルト72で固定されたアーム73に、ピン74を介して一対のケーブルジョイント75,76が枢支される。ケーブルジョイント75にはアウターケーブル292 ′及びインナーケーブル302 よりなる第2プッシュ・プルケーブル252 のインナーケーブル302 が接続されるとともに、ケーブルジョイント76にはアウターケーブル46及びインナーケーブル47よりなる第3プッシュ・プルケーブル45の第3インナーケーブル47が接続される。
【0048】
而して、第1ブレーキレバー3F の操作力を前輪ブレーキBF に伝達する第1伝達系4F は、第1ケーブルダンパ241 を介装した第1プッシュ・プルケーブル251 、マスタシリンダ26及び管路27から構成され、第2ブレーキレバー3R の操作力を後輪ブレーキBR に伝達する第2伝達系4R は、第2ケーブルダンパ242 を介装した第2プッシュ・プルケーブル252 及び第3プッシュ・プルケーブル45から構成される。第2伝達系4R により作動する後輪ブレーキBR が低コストな機械式ブレーキで構成されているため、前輪ブレーキBF 及び後輪ブレーキBR を共に高コストな油圧式ブレーキで構成する場合に比べて、コストの削減を図ることができる。
【0049】
図17及び図18に示すように、ヘッドパイプ12から下方に延びるメインパイプ13の下端は後方に向けてL字状に屈曲しており、このメインパイプ13の下端近傍に後方に延びる左右一対のサイドパイプ14,14の前端が接続される。正面視でU字状をなすクロスパイプ15の中央下端がメインパイプ13の下端に接続されるとともに、クロスパイプ15の左右上端が左右一対のサイドパイプ14,14に接続される。そしてメインパイプ13、左右一対のサイドパイプ14,14及びクロスパイプ15により前方及び下方を囲まれた空間にアクチュエータ5が収納され、アクチュエータ5の上面はフロアパネル21により覆われるとともに後面は燃料タンク58により覆われる。
【0050】
このように、ヘッドパイプ12の下端のL字状屈曲部にアクチュエータ5を配置することにより、車体下部のデッドスペースを有効利用することができるばかりか、メインパイプ13、サイドパイプ14,14及びクロスパイプ15により飛石等の衝撃からアクチュエータ5を効果的に保護することが可能となり、特別の保護部材が不要になる。またアクチュエータ5はフロアパネル21の下部に配置されるので、フロアパネル21を平坦にしてフロアスペースを容易に確保することができる。
【0051】
図7において、アクチュエータ5から延出する第2制御軸202 の外端には角度センサ51が固定され、この角度センサ51によりアクチュエータ5の作動量が検出される。図3に示すように、前輪WF には前輪速度センサ54が、後輪WR には後輪速度センサ55がそれぞれ装着される。ところで、アクチュエータ5における電磁ブレーキ7のオン・オフ作動、並びにモータ8の回転方向及び作動量は、電子制御ユニット52により制御されるものであり、この電子制御ユニット52には、第1、第2荷重検知スイッチ381 ,382 、角度センサ51、前輪速度センサ54及び後輪速度センサ55の検出値がそれぞれ入力される。
【0052】
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
【0053】
第1ブレーキレバー3F あるいは第2ブレーキレバー3R によるブレーキ操作入力が所定値以下の状態では、アクチュエータ5を作動させずに第1ブレーキレバー3F あるいは第2ブレーキレバー3R により前輪ブレーキBF あるいは後輪ブレーキBR で制動力を得るようにするものであり、第1、第2荷重検知スイッチ381 ,382 がスイッチング作動しないときには、電子制御ユニット52によりモータ8の作動が停止されるとともに、電磁ブレーキ7がオフ状態、即ち第2サンギヤ172 の自由回転を許容する状態とされる。
【0054】
このような状態で、第1ブレーキレバー3F のみをブレーキ操作したときには、第1プッシュ・プルケーブル251 の牽引に伴う第1制御軸201 の回動によりマスタシリンダ26から液圧が出力され、その液圧が管路27を経て前輪ブレーキBF に作用することにより、前輪ブレーキBF で制動力が発揮されることになる。この際、第1制御軸201 に入力された回動力が第1セクタギヤ481 から被動ギヤ491 を経て第1遊星キャリア191 に伝達される。
【0055】
しかるに、モータ8が停止状態にあって第1サンギヤ171 が停止しており、また第2ブレーキレバー3R が非ブレーキ操作状態にあることに伴い第2遊星ギヤ機構62 の第2遊星キャリア192 も停止しているので、第1遊星キャリア191 の回転が第1遊星ギヤ181 ,181 …、第1、第2リングギヤ161 ,162 及び第2遊星ギヤ182 ,182 …を経て第2サンギヤ172 に伝達され、該第2サンギヤ172 を空転させることになる。従って、モータ8及び電磁ブレーキ7が作動しない限り、第1ブレーキレバー3F の操作により後輪ブレーキBR が作動することはない。
【0056】
また、モータ8及び電磁ブレーキ7が作動しない状態で第2ブレーキレバー3R のみをブレーキ操作したときには、第2伝達系4R による機械的なブレーキ操作力伝達により後輪ブレーキBR で制動力が発揮される。このとき、第2プッシュ・プルケーブル252 の牽引により第2制御軸202 が回動しても、モータ8が停止状態にあって第1サンギヤ171 が停止しており、また第1ブレーキレバー3F が非ブレーキ操作状態にあることに伴い第1遊星ギヤ機構61 の第1遊星キャリア191 も停止しているため、第1、第2リングギヤ161 ,162 は第1遊星ギヤ181 ,181 …を介して回転不能に固定されている。従って、第2遊星キャリア192 の回転は第2遊星ギヤ182 ,182 を経て第2サンギヤ172 に伝達され、該第2サンギヤ172 を空転させることになる。従って、モータ8及び電磁ブレーキ7が作動しない限り、第2ブレーキレバー3R の操作により前輪ブレーキBF が作動することはない。
【0057】
第1ブレーキレバー3F あるいは第2ブレーキレバー3R によるブレーキ操作入力が所定値以上となったときには、アクチュエータ5を作動せしめて前輪ブレーキBF 及び後輪ブレーキBR を連動、作動させるようにするものであり、第1、第2荷重検知スイッチ381 ,382 がスイッチング作動したときには、電子制御ユニット52によりモータ8が作動されるとともに、電磁ブレーキ7がオン状態、即ち第2サンギヤ172 が制動される。
【0058】
ここで、第2ブレーキレバー3R を所定値以上の操作力でブレーキ操作したときを想定すると、図19に示すように、電磁ブレーキ7で第2サンギヤ172 を制動した状態でモータ8を回転駆動すると、第1遊星キャリア191 及び第2遊星キャリア192 は相互に逆方向に回転駆動され、第2遊星キャリア192 と一体の被動ギヤ492 により第2セクタギヤ482 が図19の時計方向に駆動される。しかしながら、第2セクタギヤ482 はストッパ11aとの当接により回転を規制されているため、その反力で回転する第1遊星キャリア191 により第1被動ギヤ491 を介して第1セクタギヤ481 が図19の反時計方向に回転する。その結果、マスタシリンダ26が作動してブレーキ油圧を発生し、このブレーキ油圧で前輪ブレーキBF が作動する。
【0059】
このとき、制御アーム50の係止部50aが第2セクタギヤ482 の長孔48aに遊嵌しているため、アクチュエータ5の作動に伴う第2セクタギヤ482 の回転は、第2ブレーキレバー3R 操作に基づく第2制御軸202 の回転に影響を及ぼすことがない。而して、前輪ブレーキBF 及び後輪ブレーキR の連動作動中、第2制御軸202 の回転角を検出する角度センサ51の出力に基づいてアクチュエータ5の作動が制御される。
【0060】
これを図21に基づいて更に説明すると、第2ブレーキレバー3R を操作すると先ず後輪ブレーキBR が第2プッシュ・プルケーブル252 及び第3プッシュ・プルケーブル45を介して作動し、後輪WR のブレーキ力が立ち上がる。第2ブレーキレバー3R を操作荷重が増加して第2ケーブルダンパ242 の第2荷重検知スイッチ382 がオンすると、アクチュエータが5が作動して前輪ブレーキBF が作動する。その結果、ブレーキ力の配分は理想配分線に沿うように折れ曲がる。
【0061】
このとき、制御アーム50の係止部50aと第2セクタギヤ482 の長孔48aとからなるロストモーション機構が存在しないと仮定すると、アクチュエータ5の作動後の後輪WR のブレーキ力は、ライダーによる第2ブレーキレバー3R からの入力分に、アクチュエータ5の作動による増加分(図21の斜線部分)を付加したものとなり、破線で示すように後輪WR のブレーキ力が過剰になって理想配分線から大きく外れてしまい、後輪WR のロック傾向が強まる可能性がある。しかしながら実際には、後輪WR のブレーキ力はライダーによる入力分だけであるため、アクチュエータ5の作動量を適宜設定して前輪WF のブレーキ力を調整することにより、理想配分線に近いブレーキ力配分特性を容易に得ることができ、しかもブレーキフィーリングの向上にも寄与することができる。
【0062】
次に、アンチロックブレーキ制御を行う場合について説明する。
【0063】
前輪速度センサ54及び後輪速度センサ55に出力に基づいて車輪がロック傾向になったことが検出されると、電子制御ユニット52は電磁ブレーキ7をオン状態とするとともにモータ8を上記連動作動時とは逆方向に作動せしめる。そうすると、図20に示すように第1遊星キャリア191 及び第2遊星キャリア192 は相互に逆方向に、且つ前述した連動作動時とは逆方向に回転駆動され、第1セクタギヤ481 が図20の時計方向に、また第2セクタギヤ482 が反時計方向に駆動される。このとき、第1セクタギヤ481 の回転は直接第1制御軸201 に伝達され、第1制御軸201 を前輪WF のブレーキ力を弱める方向に回転させるとともに、第2セクタギヤ482 の回転はその長孔48aの端部に制御アーム50の係止部50aが当接することにより第2制御軸202 に伝達され、第2制御軸202 を後輪WR のブレーキ力を弱める方向に回転させる。
【0064】
而して、車輪のスリップ率に応じてアクチュエータ5のオン・オフを繰り返すことにより、車輪のロックを効果的に回避するアンチロックブレーキ制御を行うことができる。
【0065】
しかも第1、第2伝達系4F ,4R において、アクチュエータ5と第1、第2ブレーキレバー3F ,3R との間には、第1、第2ケーブルダンパ241 ,242 がそれぞれ介設されており、アンチロックブレーキ制御における制動力再増力時には、モータ8を非作動状態とすることによりそれらのケーブルダンパ241 ,242 で蓄えられた反発力を利用することが可能となり、またアンチロックブレーキ制御実行中に第1ブレーキレバー3F あるいは第2ブレーキレバー3R にアクチュエータ5側からの力が直接作用することを回避して、良好な操作フィーリングを得ることができる。
【0066】
ところで、本実施例のアクチュエータ5は、マスタシリンダ26に接続された第1セクタギヤ481 の回動範囲を規制するストッパ10a(図9参照)を設けたことにより、以下のような効果を得ることができる。
【0067】
図22において、例えば前輪WF の速度が車体速度よりも所定値を越えて低下するとアンチロックブレーキ制御が開始され、アクチュエータ5の作動により第1セクタギヤ481 の回転角がブレーキ力を抜く方向に減少し、それに伴って前輪WF のブレーキ力も減少する。第1セクタギヤ481 の回転角の減少に伴ってマスタシリンダ26のピストン40がピストンノッカー43に追従して後退し、図9においてカップシール44がリリーフポート39aを開放した直後、第1セクタギヤ481 がストッパ10aに当接して回動を規制される。
【0068】
このとき、前記ストッパ10aが存在しないと仮定すると、図22に破線で示すように第1セクタギヤ481 は更に回動して第1ブレーキレバー3F のレバー反力も大きく増加し、レバーフィーリングを低下させることになる。しかも、アクチュエータ5を作動させて第1セクタギヤ481 をブレーキ力が増加する方向に回動させたとき、ピストン40のカップシール44がリリーフポート39aを閉塞して圧力室41にブレーキ油圧が発生するタイミングが遅れ、応答性が低下することになる。
【0069】
しかるに、本実施例のごとく、ピストン40を後退させる方向への第1セクタギヤ481 の回動をストッパ10aで規制することにより、ブレーキ力を再び増加させるべくアクチュエータ5の作動に伴って第1セクタギヤ481 が駆動されたとき、ピストン40を速やかに前進させてブレーキ油圧を発生させ、応答性の低下を回避することができる。
【0070】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0071】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載に記載された発明によれば、スクータ型自動二輪車において、ヘッドパイプから下方に延びるメインパイプの下端を、該メインパイプの下部から左右に分岐する一対のサイドパイプよりも側面視で下方に位置させるとともに、正面視でU字状をなすクロスパイプの中間及び左右両端をそれぞれメインパイプの下端及び一対のサイドパイプに接続し、フロアパネルの下方においてメインパイプ、サイドパイプ及びクロスパイプにより囲まれた空間にアクチュエータを配置したので、スクータ型自動二輪車の下部のデッドスペースを有効利用してアクチュエータをコンパクトにレイアウトするとともに、アクチュエータが車体外側へ張り出すのを防止して外観を向上させることができるばかりか、前方及び下方からの衝撃によるアクチュエータの損傷を効果的に防止することができ、しかもアクチュエータに影響されずにフロアパネルをフラットに形成することができる。
【0072】
また請求項2に記載された発明によれば、メインパイプの下端を後方に向けてL字状に屈曲させ、そのL字状屈曲部にアクチュエータが配置される。
【0073】
また請求項3に記載された発明によれば、アクチュエータの上面はフロアパネルにより覆われると共に後面は燃料タンクにより覆われる。
【0074】
また請求項4に記載された発明によれば、アクチュエータは、第1遊星ギヤ機構と、第2遊星ギヤ機構と、サンギヤ制動手段としての電磁ブレーキと、正逆回転自在なモータとを備え、第1ブレーキ操作部材に連なる第1ケーブルと接続された第1制御軸と、第2ブレーキ操作部材に連なる第2ケーブルと接続された第2制御軸とが、第1、第2遊星ギヤ機構の軸線に対して平行な軸線上に相互に同軸に配置されるので、その両制御軸をそれぞれ異なる軸線上に配置した場合に比べて、アクチュエータをコンパクト化することができる。
【0075】
また請求項5に記載された発明によれば、アクチュエータにおいて、電磁ブレーキの回転軸及びモータの回転軸はクロスパイプの中間部の軸線と平行に配置される。
【0076】
また請求項6に記載された発明によれば、電磁ブレーキの回転軸及びモータの回転軸は 互いに同軸上に配置され、且つそれらの端部において相互に突き合わさる。
【0077】
また請求項に記載された発明によれば、アクチュエータに設けたマスタシリンダに給油するリザーバと、アクチュエータの作動を制御する電子制御ユニットと、アクチュエータ及び電子制御ユニットに給電するバッテリとをヘッドパイプの周囲に配置し、これらを共通のメンテナンス用リッドで覆ったので、メンテナンス用リッドの数を削減することができる。
【0078】
また請求項に記載された発明によれば、第1、第2伝達系の第1、第2ケーブルの中間部にそれぞれ介装される第1、第2ケーブルダンパをヘッドパイプの左右一側部に配置したので、第1、第2ケーブルダンパをヘッドパイプの左右両側部にそれぞれ配置する場合に比べてスペース効率が向上するだけでなく、ハンドル操作に伴う第1、第2ケーブルの撓みを容易にしてハンドル操作荷重を軽減することができる。
【0079】
また請求項に記載された発明によれば、第1、第2ケーブルダンパをそれらの上部が接近するように相互に傾斜させるとともに、第1、第2ケーブルダンパから第1、第2ブレーキ操作部材側に延びる第1、第2ケーブルを束ねたので、第1、第2ケーブルをコンパクトに纏めてスペース効率を更に向上させることができるばかりか、ハンドル操作荷重を更に軽減することができる。
【0080】
また請求項10に記載された発明によれば、第1、第2伝達系は、第1、第2ブレーキ操作部材とアクチュエータとをそれぞれ第1、第2ケーブルで接続するとともに、第1、第2伝達系の少なくとも一方は、機械式の車輪ブレーキとアクチュエータとを第3ケーブルで接続するので、少なくとも一方の車輪ブレーキを機械式のものとして、油圧式のものを使用した場合に比べてコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動二輪車の全体側面図
【図2】 図1の2方向矢視図
【図3】 ブレーキ装置の構成図
【図4】 フロントケーブルダンパの縦断面図
【図5】 リヤケーブルダンパの縦断面図
【図6】 アクチュエータの右側面図(図7の6方向矢視図)
【図7】 図6の7−7線断面図
【図8】 アクチュエータの左側面図(図7の8方向矢視図)
【図9】 図7の9−9線断面図
【図10】 図7の10−10線断面図
【図11】 図6の11−11線断面図
【図12】 図6の12−12線断面図
【図13】 図8の13−13線断面図
【図14】 図8の14−14線断面図
【図15】 図1の要部拡大図
【図16】 図15の16方向矢視図
【図17】 図1の要部拡大図
【図18】 図17の18方向矢視図
【図19】 連動ブレーキ時の作用説明図
【図20】 アンチロックブレーキ時の作用説明図
【図21】 作用を説明するグラフ
【図22】 作用を説明するタイムチャート
【符号の説明】
F 第1ブレーキレバー(第1ブレーキ操作部材)
R 第2ブレーキレバー(第2ブレーキ操作部材)
F 第1伝達系
R 第2伝達系
5 アクチュエータ
12 ヘッドパイプ
13 メインパイプ
14 サイドパイプ
15 クロスパイプ
21 フロアパネル
22 メンテナンス用リッド
241 第1ケーブルダンパ
242 第2ケーブルダンパ
251 第1プッシュ・プルケーブル(第1ケーブル)
252 第2プッシュ・プルケーブル(第2ケーブル)
26 マスタシリンダ
45 第3プッシュ・プルケーブル(第3ケーブル)
52 電子制御ユニット
53 バッテリ
56 リザーバ
F 前輪ブレーキ(第1車輪ブレーキ)
R 後輪ブレーキ(第2車輪ブレーキ)

Claims (10)

  1. 第1ブレーキ操作部材(3F )の操作力を第1車輪ブレーキ(BF )に伝達可能な第1伝達系(4F )と、第2ブレーキ操作部材(3R )の操作力を第2車輪ブレーキ(BR )に伝達可能な第2伝達系(4R )と、第1、第2伝達系(4L ,4R )の中間部に介装されて第1、第2車輪ブレーキ(BF ,BR )の連動作動及びアンチロックブレーキ制御を司るアクチュエータ(5)とを備えるスクータ型自動二輪車のブレーキ装置において、
    ヘッドパイプ(12)から下方に延びるメインパイプ(13)の下端を、該メインパイプ(13)の下部から左右に分岐する一対のサイドパイプ(14)よりも側面視で下方に位置させるとともに、正面視でU字状をなすクロスパイプ(15)の中間及び左右両端をそれぞれメインパイプ(13)の下端及び一対のサイドパイプ(14)に接続し、フロアパネル(21)の下方においてメインパイプ(13)、サイドパイプ(14)及びクロスパイプ(15)により囲まれた空間にアクチュエータ(5)を配置したことを特徴とする、スクータ型自動二輪車のブレーキ装置。
  2. メインパイプ(13)の下端を後方に向けてL字状に屈曲させ、そのL字状屈曲部にアクチュエータ(5)を配置したことを特徴とする、請求項1記載のスクータ型自動二輪車のブレーキ装置。
  3. アクチュエータ(5)の上面はフロアパネル(21)により覆われるとともに後面は燃料タンク(58)により覆われることを特徴とする、請求項1記載のスクータ型自動二輪車のブレーキ装置。
  4. アクチュエータ(5)は、第1遊星ギヤ機構(6 1 )と、第2遊星ギヤ機構(6 2 )と、サンギヤ制動手段としての電磁ブレーキ(7)と、正逆回転自在なモータ(8)とを備え、
    第1ブレーキ操作部材(3 F )に連なる第1ケーブル(25 1 )と接続された第1制御軸(20 1 )と、第2ブレーキ操作部材(3 R )に連なる第2ケーブル(25 2 )と接続された第2制御軸(20 2 )とが、第1、第2遊星ギヤ機構(6 1 ,6 2 )の軸線に対して平行な軸線上に相互に同軸に配置されることを特徴とする、請求項3記載のスクータ型自動二輪車のブレーキ装置。
  5. アクチュエータ(5)において、電磁ブレーキ(7)の回転軸(7a)及びモータ(8)の回転軸(8a)はクロスパイプ(15)の中間部の軸線と平行に配置されることを特徴とする、請求項1記載のスクータ型自動二輪車のブレーキ装置。
  6. 電磁ブレーキ(7)の回転軸(7a)及びモータ(8)の回転軸(8a)は互いに同軸上に配置され、且つそれらの端部において相互に突き合わさることを特徴とする、請求項5記載のスクータ型自動二輪車のブレーキ装置。
  7. アクチュエータ(5)に設けたマスタシリンダ(26)に給油するリザーバ(56)と、アクチュエータ(5)の作動を制御する電子制御ユニット(52)と、アクチュエータ(5)及び電子制御ユニット(52)に給電するバッテリ(53)とをヘッドパイプ(12)の周囲に配置し、これらを共通のメンテナンス用リッド(22)で覆ったことを特徴とする、請求項1記載のスクータ型自動二輪車のブレーキ装置。
  8. 第1、第2伝達系(4F ,4R )の第1、第2ケーブル(251 ,252 )の中間部にそれぞれ介装される第1、第2ケーブルダンパ(241 ,242 )をヘッドパイプ(12)の左右一側部に配置したことを特徴とする、請求項1記載のスクータ型自動二輪車のブレーキ装置。
  9. 第1、第2ケーブルダンパ(241 ,242 )をそれらの上部が接近するように相互に傾斜させるとともに、第1、第2ケーブルダンパ(241 ,242 )から第1、第2ブレーキ操作部材(3F ,3R )側に延びる第1、第2ケーブル(251 ,252 )を束ねたことを特徴とする、請求項記載のスクータ型自動二輪車のブレーキ装置。
  10. 第1、第2伝達系(4F ,4R )は、第1、第2ブレーキ操作部材(3F ,3R )とアクチュエータ(5)とをそれぞれ第1、第2ケーブル(251 ,252 )で接続するとともに、第1、第2伝達系(4F ,4R )の少なくとも一方は、機械式の車輪ブレーキ(BR )とアクチュエータ(5)とを第3ケーブル(45)で接続することを特徴とする、請求項1記載のスクータ型自動二輪車のブレーキ装置。
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