JP5364613B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
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連動ブレーキ装置では、前輪側及び後輪側の一方の操作子の操作力を、前後輪のブレーキ装置両方に伝達するためのイコライザを備える。
このようなイコライザを備える連動ブレーキ装置が知られている(例えば、特許文献1(図1、図2、図4)参照。)。
更に、上記構成部品を別体にすれば、この構成部品をステイ等を介して車体(1)側に取付けることになり、ヘッドパイプ(1h)から連動装置(11)が離れる、即ち、ハンドルの回転中心から連動装置(11)が離れるので、ハンドルを左右に切ったときに、操作レバーと連動装置(11)とを連結する操作ケーブル(5,6)の撓みが大きくなる傾向にある。
このヘッドパイプに回動自在に支持されたバーハンドルと、
前記ヘッドパイプを含む車体フレームと、
前記バーハンドルの一端に設けられた連動ブレーキレバーと、
この連動ブレーキレバーの操作力を前輪用ブレーキ装置及び後輪用ブレーキ装置に分岐させて伝達するためのイコライザを備えることで連動ブレーキレバーの操作により前輪及び後輪を制動させる連動装置と、
前記連動ブレーキレバーの操作力を伝達するために、
前記連動ブレーキレバーと前記連動装置、
前記連動装置と前記前輪用ブレーキ装置、
前記連動装置と前記後輪用ブレーキ装置、
をそれぞれ連結する連動操作力伝達部材、前輪用操作力伝達部材、後輪用操作力伝達部材とを備える鞍乗型車両において、
前記連動装置の上方から前記連動操作力伝達部材が前記イコライザに接続され、
前記連動装置は、上部が下部よりも前記ヘッドパイプに接近するように、且つ前部が後部より車幅方向にて外側に位置するように傾斜して配置されることを特徴とする。
図1は本発明に係る鞍乗型車両の側面図であり、鞍乗型車両10は、車体フレーム11が、前端に設けられたヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から下方に延びて更に後方及び後方斜め上方に延びる左右一対のダウンフレーム13,13(手前側の符号13のみ示す。)と、これらのダウンフレーム13,13の後端部に連結されたループ状のリアフレーム14と、ダウンフレーム13及びリヤフレーム14に渡されたセンタフレーム16とからなり、ヘッドパイプ12に操舵自在にフロントフォーク18が取付けられ、リヤフレーム14に収納ボックス(不図示)を介してシート22が取付けられ、ダウンフレーム13,13及びリヤフレーム14のそれぞれの接続部に取付けられた連結プレート23,23(手前側の符号23のみ示す。)にリンク部材24を介してスイング式のパワーユニット26が取付けられたスクータ型車両である。
フロントフォーク18は上端部にバーハンドル27が取付けられ、下端部に前輪28が取付けられている。
更には、連動装置45は、前部が後部より車幅方向にて外側に位置するように傾斜して配置される。そのため、車両正面側からボルト93、93が見える。そのため、ボルト93、93の着脱が容易になる。
ブリッジ部材113には、前輪用ブレーキ配管73及び前輪用単独ブレーキ配管77のそれぞれの途中を支持する支持部材116,116が取付けられている。
図8は本発明に係る連動ブレーキ装置の作用を示す第1作用図であり、左ブレーキレバー44の操作(握りが弱い状態)から前輪28及び後輪33(図1参照)の制動までの作用を示している。
まず、左ブレーキレバー44を、矢印Aで示すように握り始めると、連動ブレーキケーブル71のインナワイヤ71bが、矢印Bで示すように引かれ、イコライザ137が、矢印Cで示すように連結ピン136を中心にして回動する。
この結果、前輪28の制動力が一定に保たれ、また、イコライザ137は連結ピン136を中心にして更に回動するので、後輪用ブレーキケーブル72のインナワイヤ72bが更に引かれ、後輪33の制動力だけが更に増加する。
(a)において、仮に、バーハンドル27に設けられた左ブレーキレバー44からヘッドパイプ12の軸線12a(白丸で表している)を通るように連動ブレーキケーブル71を配置した状態を示している。(実際にはヘッドパイプ12内にはフロントフォークの回転軸であるステムシャフト114(図3参照)が挿入されているため、連動ブレーキケーブル71をヘッドパイプ12の軸線12aを通るように配置してはいないが、連動ブレーキケーブル17の理想的な配置として説明する。)
(a)はバーハンドル27を切らない状態を示している。ここで、連動ブレーキケーブル71の取付点71eと端点71fとの距離をL1とする。
以上の(a)〜(c)より、連動ブレーキケーブル71の長さは、バーハンドル27の可動範囲で取付点71eと端点71fとの距離が最も長いL3に合わせて設定することになる。
(d)はバーハンドル27を切らない状態を示している。ここで、連動ブレーキケーブル71の取付点71eと端点71fとの距離をL4とする。
以上の(d)〜(f)より、連動ブレーキケーブル71の長さは、バーハンドル27の可動範囲で取付点71eと端点71fとの距離が最も長いL5に合わせて設定することになる。
また、連動ブレーキケーブル71の端点71fをヘッドパイプ12の軸線12aの後方又は右方に離して配置しても上記と同様になる。
指掛け部192を押し下げると、ピストン151を上昇させることができる。
上記の図3、図4及び図6に示したように、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12に回動自在に支持されたバーハンドル27と、ヘッドパイプ12を含む車体フレーム11と、バーハンドル27の一端に設けられた連動ブレーキレバーとしての左ブレーキレバー44と、この左ブレーキレバー44の操作力を前輪用ブレーキ装置35及び後輪用ブレーキ装置41に分岐させて伝達するためのイコライザ137を備えることで左ブレーキレバー44の操作により前輪28及び後輪33(図1参照)の制動を連動させる連動装置45と、左ブレーキレバー44の操作力を前輪28・後輪33に伝達するために、左ブレーキレバー44と連動装置45、連動装置45と前輪用ブレーキ装置35、連動装置45と後輪用ブレーキ装置41、をそれぞれ連結する連動操作力伝達部材としての連動ブレーキケーブル71、前輪用操作力伝達部材としての前輪用ブレーキ配管73、後輪用操作力伝達部材としての後輪用ブレーキケーブル72とを備える鞍乗型車両10(図1参照)において、連動装置45の上方から連動ブレーキケーブル71がイコライザ137に接続され、連動装置45では、上部が下部よりもヘッドパイプ12に接近するように傾斜して配置されるので、連動装置45を傾斜させることにより、開口部91K及び連動ブレーキケーブル71をよりヘッドパイプ12に接近させることができ、バーハンドル27を左右に切ったときに連動ブレーキケーブル71の撓みを小さくすることが可能になる。
特に、連動装置45は、前部を後部よりも車幅方向にて外側に位置するように配置したが、この配置により形成される空間を利用して、前輪用単独操作力伝達部材77を通すことができる。
Claims (8)
- ヘッドパイプ(12)と、
このヘッドパイプ(12)に回動自在に支持されたバーハンドル(27)と、
前記ヘッドパイプ(12)を含む車体フレーム(11)と、
前記バーハンドル(27)の一端に設けられた連動ブレーキレバー(44)と、
この連動ブレーキレバー(44)の操作力を前輪用ブレーキ装置(35)及び後輪用ブレーキ装置(41)に分岐させて伝達するためのイコライザ(137)を備えることで連動ブレーキレバー(44)の操作により前輪(28)及び後輪(33)を制動させる連動装置(45)と、
前記連動ブレーキレバー(44)の操作力を伝達するために、
前記連動ブレーキレバー(44)と前記連動装置(45)、
前記連動装置(45)と前記前輪用ブレーキ装置(35)、
前記連動装置(45)と前記後輪用ブレーキ装置(41)、
をそれぞれ連結する連動操作力伝達部材(71)、前輪用操作力伝達部材(73)、後輪用操作力伝達部材(72)とを備える鞍乗型車両(10)において、
前記連動装置(45)の上方から前記連動操作力伝達部材(71)が前記イコライザ(137)に接続され、
前記連動装置(45)は、上部が下部よりも前記ヘッドパイプ(12)に接近するように、且つ前部が後部より車幅方向にて外側に位置するように傾斜して配置されることを特徴とする鞍乗型車両。 - 前記連動装置(45)は、前記ヘッドパイプ(12)に対して前記連動ブレーキレバー(44)と同側方に配置され、側面視で前記ヘッドパイプ(12)に沿うように配置されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
- 前記前輪用ブレーキ装置(35)に、前記連動ブレーキレバー(44)とは独立して操作力を与えることが可能な単独ブレーキレバー(47)と、この単独ブレーキレバー(47)の操作力を前記前輪用ブレーキ装置(35)に伝達するための前輪用単独操作力伝達部材(77)とを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗型車両。
- 前記前輪用単独操作力伝達部材(77)は、前記連動装置(45)より前記ヘッドパイプ(12)側を通ることを特徴とする請求項3記載の鞍乗型車両。
- 前記ヘッドパイプ(12)の前方で、且つ車幅方向にて、前記連動装置(45)の反対側にバッテリ(46)が配置されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の鞍乗型車両。
- 前記連動装置(45)は、マスターシリンダ(132)を備え、前記連動操作力伝達部材(71)は、ブレーキケーブルであり、前記前輪用操作力伝達部材(73)は、前記マスターシリンダ(132)に接続される油圧配管であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項記載の鞍乗型車両。
- 前記前輪用ブレーキ装置(35)は、前記ヘッドパイプ(12)に対して前記連動ブレーキレバー(44)と同側方に設けられ、前記マスターシリンダ(132)の出口に出口配管(101)が接続され、この出口配管(101)は、前記連動装置(45)の外側に屈曲し、前記出口配管(101)に接続された前記前輪用操作力伝達部材(73)が前記連動装置(45)の外側を通った後、車幅方向内側に通されることを特徴とする請求項6記載の鞍乗型車両。
- 前記連動装置(45)は、前記ヘッドパイプ(12)に備わる連動装置支持ステー(92)に、車幅方向内側からボルト(93)又はナットで締結されるものであって、この締結部は、締付け軸線方向視にて、前記ヘッドパイプ(12)と重ならないように配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項記載の鞍乗型車両。
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