JP4327555B2 - 小型車両のワイヤ用クランプ - Google Patents

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Description

本発明は、スクータなどの小型車両のハンドルステムに複数のワイヤと配線とを束ねた状態で保持するための小型車両のワイヤ用クランプに関するものである。
従来、スクータの操向ハンドルの周囲には、スピードメータと、前輪用ブレーキレバーおよび後輪用ブレーキレバーと、電装部品用スイッチなどが設けられている。これらの部材に接続されたワイヤや配線は、操向ハンドルのステムの近傍を通って上下方向に延びている。これらの複数のワイヤと配線は、クランプによって前記ステムとともに結束され、ステムに保持されている。
従来のこの種のクランプとしては、例えば特許文献1または特許文献2に開示されたものがある。特許文献1に示されたクランプは、自動車のインストルメントパネルの内側で使用されるもので、断面C字状を呈するように成形され、ワイヤハーネスと、車体側に固定されたパイプからなるリーンフォースメントとを内側に通した状態でこれらを緊縛するものである。 特許文献1に示されたクランプは、開閉用ヒンジが一端部に設けられるとともに、他端部(開閉側端部)に係止片が設けられている。この係止片は、ワイヤハーネスとリーンフォースメントとを緊縛したクランプが開くのを阻止するためのものである。
また、このクランプは、前記ワイヤハーネスをリーンフォースメントとは離間する状態で保持することができるように、内部に複数の突片が内方に向けて突設されている。
このように構成された従来のクランプにおいては、内側にワイヤハーネスとリーンフォースメントとを挿入した状態で係止片どうしを互いに係止させることによって、ワイヤハーネスとリーンフォースメントとを緊縛することができる。この緊縛状態では、ワイヤハーネスは、複数の突片によって挟まれて移動することができなくなる。
特許文献2に示されたクランプは、自動二輪車のブレーキホースに他のケーブルを支持させるもので、特許文献1に示されたものと同様に、開閉用ヒンジが一端部に設けられるとともに、他端部(開閉側端部)に係止片が設けられている。
なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
特開平10−336859号公報(図3、図6) 特開昭62−91387号公報(第3図、第4図)
しかしながら、上述したように構成されたクランプを使用してスクータの操向ハンドル近傍のワイヤと配線とを結束し、これらを操向ハンドルのステムに保持させると、操舵時に操向ハンドルが回動することにより、ワイヤや配線が強制的に引っ張られてしまうおそれがあった。これは、前記ワイヤや配線のうち一部は、前記ステムより下方でブレーキや車体フレームなどの固定物に固定されているからである。
すなわち、前記クランプによって前記ステムに固定されている部分と、前記固定物に固定されている部分との間の余長が短い場合には、ワイヤや配線が上述したように引張られることになる。過大な引張力が相対的に細い配線に加えられたときには、この配線が断線してしまう。
また、上述した従来のクランプをスクータのハンドル部分に使用すると、スピードメータ用ケーブルが前記ステムの近傍で他のワイヤや配線に縛り付けられるようになるため、操向ハンドルの前方に位置するスピードメータから下方に延びるスピードメータ用ケーブルが途中で後方に不必要に屈曲されてしまうという問題もあった。前記スピードメータ用ケーブルは、前輪の回転を伝達するためにインナーケーブルが内部で回転するものであるから、このインナーケーブルが不必要に屈曲されることによって、回転時(走行時)抵抗が増大してしまう。
本発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、複数のワイヤと配線とを操舵時に過大な引張力が作用することがないように操向ハンドルのステムに保持させることを第1の目的とする。また、スピードメータ用ケーブルを途中で不必要に屈曲することがないように操向ハンドルのステムに保持させることを第2の目的とする。
この目的を達成するため、本発明に係る小型車両のワイヤ用クランプは、開閉用ヒンジと開閉側端部の緊縛用係止片とを有し、操向ハンドルのステムに沿って延び、そのステムより下方でブレーキや車体フレームなどの固定物に固定される複数のワイヤおよび配線を前記ステムとともに束ねる小型車両のワイヤ用クランプであって、前記ヒンジ側の一端部に、相対的に剛性が高いワイヤを相対的に移動可能な遊嵌状態で抱持する第1のワイヤホルダーを形成するとともに、前記係止片側の他端部に、前記ステムを相対的に移動可能な遊嵌状態で挟むステムホルダーを形成し、このステムホルダーと前記第1のワイヤホルダーとの間に、複数のワイヤと配線とを収容する第2のワイヤホルダーを形成したものである。
請求項2に記載した発明に係る小型車両のワイヤ用クランプは、請求項1に記載した発明に係る小型車両のワイヤ用クランプにおいて、第1のワイヤホルダーをステムより車体の前方に位置付け、この第1のワイヤホルダーにスピードメータ用ケーブルを保持させたものである。
以上説明したように本発明によれば、操舵時に第2のワイヤホルダーに収容された相対的に剛性が低いワイヤと配線とにクランプから加えられる力は、クランプがステムやスピードメータ用ケーブルに対して相対的に移動することによって低減される。したがって、複数のワイヤと配線とを操舵時に過大な引張力が作用することがないように操向ハンドルのステムに保持させることができる。
また、本発明に係るクランプは、前記ステムと相対的に剛性が高いワイヤとに移動可能に支持されているから、ステムやスピードメータ用ケーブルに対して容易に移動するように装着されているにもかかわらず、相対的に剛性が低いワイヤと配線とを略一定の位置に保持することができる。このため、これらのワイヤと配線とを設計上の最良の位置に容易に配設することができる。
請求項2記載の発明によれば、スピードメータ用ケーブルを操向ハンドルのステムから車体の前方に離間させて保持することができるから、スピードメータ用ケーブルが途中で不必要に屈曲させられることがない。このため、ケーブルの屈曲により走行時の抵抗が増大することを阻止することができる。
以下、本発明に係る小型車両のワイヤ用クランプの一実施の形態を図1ないし図6によって詳細に説明する。
図1は本発明に係るワイヤクランプを使用したスクータの側面図、図2はスクータの前部のワイヤと配線とを示す側面図、図3は同じく正面図、図4は本発明に係るワイヤ用クランプの使用状態を示す側面図、図5は同じく正面図、図6は同じく平面図である。図6においては、操向ハンドルのステムと配線とを破断した状態で描いてある。
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態によるワイヤ用クランプ2を使用したスクータである。このスクータ1は、前記ワイヤ用クランプ2が異なる他は従来からよく知られているスクータと同等の構成が採られている。図1ないし図3において、3は前輪を示し、4はフロントフォーク、5は操向ハンドル5、6はレッグシールド、7は足乗せ部、8はシート、9はユニットスイング式動力ユニット、10は後輪、11は車体フレーム(図2参照)を示す。
前記車体フレーム11は、図2に示すように、ヘッドパイプ12から足乗せ部7に向って後下がりに延びるダウンチューブ13と、このダウンチューブ13の後端部に接続された後部フレーム(図示せず)などによって構成されている。
前記フロントフォーク4は、ステアリング軸14を有するテレスコピック式のものである。前記ステアリング軸14は、前記ヘッドパイプ12に回動自在に支持されており、このヘッドパイプ12を貫通して上方に突出する上端部に操向ハンドル5のステム15が固定されている。
前記操向ハンドル5は、一般的なスクータの操向ハンドルと同様に、前記ステム15と、このステム15の上端部から車体左側と車体右側とに延びるハンドルバー16(図3および図4参照)とによって構成されている。このハンドルバー16の車体右側(図2において左側)の端部には、スロットルグリップ17と、右側スイッチボックス18と、フロントブレーキ用ブレーキレバー19などが設けられている。ハンドルバー16の車体左側の端部には、左側グリップ20と、左側スイッチボックス21と、リヤブレーキ用ブレーキレバー22とが設けられている。
この操向ハンドル5の車幅方向の中央部には、スピードメータ23が取付けられている。このスピードメータ23は、前輪3のハブ24(図2参照)に設けられた回転検出機構25からスピードメータ用ケーブル26によって前輪3の回転が伝達され、図示していない指針によって車速を表示するものである。このスピードメータ23は、図4に示すように、前後方向の中心が操向ハンドル5のステム15より車体の前方に位置する状態で操向ハンドル5に取付けられている。このため、スピードメータ用ケーブル26は、前記ステム15の前方で上下方向に延びている。
上述したように操向ハンドル5に設けられた各部材間を接続する複数のワイヤや配線は、レッグシールド6内で本発明に係るクランプ2によって束ねられて前記ステム15に保持され、図2および図3に示すように、車体の各部に延ばされている。
これらの複数のワイヤと配線のうち、スロットルグリップ17に接続された2本のスロットルワイヤ(引き側スロットルワイヤ31と戻し側スロットルワイヤ32)と、前記リヤブレーキ用ブレーキレバー22に接続されたリヤブレーキ用ワイヤ33は、前記クランプ2を通って車体左側に延び、前記ステム15と、前記ヘッドパイプ12と、前記ダウンチューブ13とに沿って車体の後部へ延設されている。これらのワイヤ31〜33は、ダウンチューブ13や後部フレームに設けられたケーブルガイド34(図2参照)に挿通され、このケーブルガイド34によって遊動が規制されている。
また、フロントブレーキ用ブレーキレバー19に接続されたフロントブレーキ用ワイヤ35と、スピードメータ用ケーブル26は、ヘッドパイプ12と、フロントフォーク4の車体左側フォーク部材4aとに沿って下方へ延びている。フロントブレーキ用ワイヤ35の下端部は、前輪3のハブ24に設けられたフロントブレーキ36(図2参照)に接続され、スピードメータ用ケーブル26の下端部は、前記ハブ24の回転検出機構25に接続されている。これらのワイヤ35とケーブル26は、フロントフォーク4に設けられたケーブルガイド37,38に挿通され、これらのケーブルガイド37,38によって遊動が規制されている。
ハンドルバー16に設けられた左右のスイッチボックス18,21からは、ハンドルスイッチ用リード線39,40と、フロントブレーキ側およびリヤブレーキ側のストップスイッチ用リード線41,42とがそれぞれ導き出されている。また、スピードメータ23からは、照明や各種の警告用ランプなどのリード線43(図6参照)が導き出されている。これらのリード線39〜43は、前記クランプ2を通って車体右側へ導かれ、図示していないコネクタを介してメインハーネス44(図3参照)に接続されている。前記コネクタは、図3中に符号45で示すゴム製のコネクタ収納用カップに収納され、このカップ45を介して前記レッグシールド6に支持されている。前記メインハーネス44は、複数の配線が1本に束ねられており、車体右側を前記ダウンチューブ13に沿って車体の後部に延設されている。
前記複数のワイヤと配線とを束ねるクランプ2は、弾性変形可能な合成樹脂材料によって所定の形状に成形されている。詳述すると、このクランプ2は、図6に示すように、開閉用のヒンジ51を介して一端部どうしが接続され他端側が開閉自在となるように形成された第1のクランプ本体52および第2のクランプ本体53と、これら第1および第2のクランプ本体52,53の開閉側端部にそれぞれ設けられた緊縛用係止片54,55とによって構成されている。
前記ヒンジ51は、断面U字状を呈するように形成され、U字の開放端に第1および第2のクランプ本体52,53が接続されている。前記緊縛用係止片54,55は、第1のクランプ本体52と第2のクランプ本体53とを閉じた状態(ワイヤや配線を緊縛した状態)に保つためのもので、従来からよく知られているように、互いに着脱可能に係合する一対の爪54a,55aを備えている。
前記第1のクランプ本体52と第2のクランプ本体53は、それぞれ細帯状を呈するように形成され、外側面における上下方向の中央部に補強用の突条56が形成されている。
また、これらの第1および第2のクランプ本体52,53は、ヒンジ51側の一端部に相対的に剛性が高いワイヤを遊嵌状態で抱持するための第1のワイヤホルダー57が形成され、係止片54,55側の他端部に前記ステム15を遊嵌状態で挟むステムホルダー58が形成されている。
前記第1のワイヤホルダー57は、第1および第2のクランプ本体52,53の一端部を断面半円状に屈曲させるようにして形成され、図6に示すように、第1および第2のクランプ本体52,53を閉じることによって円形の穴が形成されるように構成されている。この実施の形態によるクランプ2は、このクランプ2に保持されるワイヤのなかで最も剛性が高くなるスピードメータ用ケーブル26を前記第1のワイヤホルダー57によって遊嵌状態で抱持する構成が採られている。このため、前記円形の穴の内径は、図6に示すように、スピードメータ用ケーブル26の外形より僅かに大きくなるように形成されている。第1のワイヤホルダー57とスピードメータ用ケーブル26との間に形成される隙間を図6中に符号d1で示す。
前記ステムホルダー58は、第1および第2のクランプ本体52,53をステム15の外周面に沿って周方向に延びるように成形することによって形成されている。このステムホルダー58の内面とステム15の外周面との間には、図6中に符号d2で示す隙間が形成されている。
また、この第1および第2のクランプ本体52,53における前記ステムホルダー58と前記第1のワイヤホルダー57との間には、相対的に剛性が低い他のワイヤと配線とを収容するための第2のワイヤホルダー59が形成されている。
この第2のワイヤホルダー59は、第1および第2のクランプ本体52,53の長手方向の中央部をこのクランプ2の外側へ向けて突出する円弧状を呈するように屈曲するようにして形成されている。この実施の形態では、この第2のワイヤホルダー59の内側には、ワイヤと配線とが車幅方向に分かれる状態で収容されている。第2のワイヤホルダー59に収容されるワイヤは、フロントブレーキ用ワイヤ35と、リヤブレーキ用ワイヤ33と、引き側スロットルワイヤ31および戻し側スロットルワイヤ32である。第2のワイヤホルダー59に収容される配線は、左側ハンドルスイッチ用リード線39と、右側ハンドルスイッチ用リード線40と、フロントブレーキ側ストップスイッチ用リード線41と、リヤブレーキ側ストップスイッチ用リード線42およびスピードメータ用リード線43である。すなわち、このクランプ2には、図6に示すように、ステム15をホールドする部分と、複数の配線、ワイヤを束ねる領域と、相対的に剛性が高いスピードメータ用ケーブル26をクランプする部分とが形成されている。
上述したようにクランプ2によって複数のワイヤと配線とを束ね、ステム15に保持させるためには、先ず、クランプ2を開いた状態で第1のワイヤホルダー57にスピードメータ用ケーブル26を挿通させる。この作業は、開いた状態のクランプ2を車体の前方から後方に移動させて第1のワイヤホルダー57の凹部にスピードメータ用ケーブル26を挿入することによって行う。次に、第2のワイヤホルダー59に他の複数のワイヤと配線とを挿通させる。このときには、ワイヤを第2のワイヤホルダー59内の車体左側(図5においては右側)に収容させ、配線を車体右側に収容させる。
このように複数のワイヤと配線とをクランプ2に挿通させた後、ステムホルダー58によってステム15を挟むようにしてステム15にステムホルダー58を沿わせ、係止片54,55の爪54a,55aどうしを係止させる。この係止片54,55が係止状態を保つことによって、クランプ2は、複数のワイヤと配線とを束ねた状態でステム15とスピードメータ用ケーブル26とに保持される。
この保持状態でクランプ2は、ステムホルダー58とステム15との間に隙間d2が形成されていることと、第1のワイヤホルダー57とスピードメータ用ケーブル26との間に隙間d1が形成されていることとから、ステム15とスピードメータ用ケーブル26とに対して相対的に移動することができる。このクランプ2が前記両部材に対して移動するときの移動量は、スピードメータ用ケーブル26が撓むことによって増大する。
このようにクランプ2がステム15とスピードメータ用ケーブル26に対して相対的に移動することができることにより、操舵時に操向ハンドル5が回動し、第2のワイヤホルダー59に収容されている相対的に剛性が低いワイヤと配線とに外力が加えられる場合には、この外力によってクランプ2がステム15やスピードメータ用ケーブル26に対して移動する。したがって、操舵時にクランプ2から相対的に剛性が低いワイヤや配線に加えられる力は、クランプ2がステム15やスピードメータ用ケーブル26に対して相対的に移動することによって低減される。この結果、複数のワイヤと配線とを操舵時に過大な引張力が作用することがないように操向ハンドル5のステム15に保持させることができる。
前記クランプ2は、ステム15の他に相対的に剛性が高いスピードメータ用ケーブル26にも支持され、いわゆる両持ち支持されているから、ステム15やスピードメータ用ケーブル26に対して容易に移動するように装着されているにもかかわらず、相対的に剛性が低いワイヤと配線の位置が左右方向に大きく変化してしまうことがなく、これらを略一定の位置に保持することができる。
この実施の形態によるクランプ2は、第1のワイヤホルダー57が操向ハンドル5のステム15より車体の前方に位置付けられ、この第1のワイヤホルダー57にスピードメータ用ケーブル26が保持されているから、スピードメータ用ケーブル26を前記ステム15から車体の前方に離間させて保持することができる。このため、スピードメータ用ケーブル26がクランプ部分で車体後側へ大きく屈曲されることがないから、スピードメータ用ケーブル26に設けられているインナーケーブル(図示せず)の回転時の抵抗(走行時の抵抗)が増大することを阻止することができる。
スピードメータケーブルを抱持する第1のワイヤホルダーは、図7に示すように形成することができる。
図7はクランプの他の実施の形態を示す斜視図である。同図において、前記図1〜図6によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図7に示すクランプ2の第1のワイヤホルダー57は、スピードメータ用ケーブル26を前上がりに傾斜する状態で抱持するように形成されている。このようにスピードメータ用ケーブル26を傾斜させて保持できることにより、スピードメータ23のケーブル接続部分を相対的に前側に位置付けることができる。すなわち、スピードメータ用ケーブル26を大きく屈曲させることなく、スピードメータ23の位置を変えることができる。なお、第1のワイヤホルダー57は、スピードメータ用ケーブル26を前下がりに傾斜する状態で保持するように形成することもできる。この場合には、スピードメータ23を相対的に車体後側に位置付けることができるようになる。
本発明に係るワイヤクランプを使用したスクータの側面図である。 スクータの前部のワイヤと配線とを示す側面図である。 スクータの前部のワイヤと配線とを示す正面図である。 本発明に係るワイヤ用クランプの使用状態を示す側面図である。 本発明に係るワイヤ用クランプの使用状態を示す正面図である。 本発明に係るワイヤ用クランプの使用状態を示す平面図である。 クランプの他の実施の形態を示す斜視図である。
符号の説明
2…クランプ、5…操向ハンドル、15…ステム、26…スピードメータ用ケーブル、31…引き側スロットルワイヤ、32…戻し側スロットルワイヤ、33…リヤブレーキ用ワイヤ、35…フロントブレーキ用ワイヤ、39…左側ハンドルスイッチ用リード線、40…右側ハンドルスイッチ用リード線、41…フロントブレーキ側ストップスイッチ用リード線、42…リヤブレーキ側ストップスイッチ用リード線、43…スピードメータ用リード線、51…ヒンジ、54,55…係止片、57…第1のワイヤホルダー、58…ステムホルダー、59…第2のワイヤホルダー。

Claims (2)

  1. 開閉用ヒンジと開閉側端部の緊縛用係止片とを有し、操向ハンドルのステムに沿って延び、そのステムより下方でブレーキや車体フレームなどの固定物に固定される複数のワイヤおよび配線を前記ステムとともに束ねる小型車両のワイヤ用クランプであって、前記ヒンジ側の一端部に、相対的に剛性が高いワイヤを相対的に移動可能な遊嵌状態で抱持する第1のワイヤホルダーを形成するとともに、前記係止片側の他端部に、前記ステムを相対的に移動可能な遊嵌状態で挟むステムホルダーを形成し、このステムホルダーと前記第1のワイヤホルダーとの間に、複数のワイヤと配線とを収容する第2のワイヤホルダーを形成したことを特徴とする小型車両のワイヤ用クランプ。
  2. 請求項1記載の小型車両のワイヤ用クランプにおいて、第1のワイヤホルダーをステムより車体の前方に位置付け、この第1のワイヤホルダーにスピードメータ用ケーブルを保持させてなる小型車両のワイヤ用クランプ。
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