JP6063648B2 - 電装品取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、鞍乗型車両などの車体に電装品を取り付ける電装品取付構造に関する。
従来、ブラケットを介して各種電装品を車体フレームに固定する構造を有した自動二輪車が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、軸部材や板部材が互いに溶接等により固定されて構成されたブラケットが、車体フレームであるダウンチューブやクロスパイプにネジ等で固定されている。そして、ブラケットの取付板部には、複数の電装部品が取り付けられており、また、複数の電装部品のうち、転倒センサは、その差込口がブラケットの差込板部に差し込まれてブラケットに固定されている。
特開2011−63195号公報
近年、車両軽量化のため、従来金属材料で形成されていた各種ブラケットが樹脂製のものに変更される傾向がある。このため、樹脂製ブラケットにも、従来と同等、即ち、金属製ブラケットをねじ固定したものと同等の信頼性の高い固定が求められている。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、樹脂製ブラケットであっても、金属製ブラケットと同程度の固定が可能な電装品取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
車体と、電装品と、前記電装品が取り付けられると共に前記車体に固定される樹脂製ブラケットと、を備える電装品取付構造であって、
前記ブラケットは、
前記電装品を保持するリテーナ部と、
前記リテーナ部の開口を覆うリッド部と、
前記リテーナ部と前記リッド部とを連結する電装品取付ヒンジ部と、
前記電装品取付ヒンジ部の反対側で前記リテーナ部と前記リッド部に設けられ、前記リッド部を前記リテーナ部に固定する電装品側ロック機構と、
前記電装品取付ヒンジ部側で前記リテーナ部と前記リッド部に設けられ、前記電装品側ロック機構をロックしたとき前記リテーナ部と前記リッド部とを係止させる電装品側係止部と、
を備え
前記ブラケットは、前記車体に固定される固定部を備え、
前記固定部は、
前記車体に当接する当接部と、
前記当接部と協働して前記ブラケットを前記車体に固定するフラップ部と、
前記当接部と前記フラップ部とを連結する車体取付ヒンジ部と、
前記車体取付ヒンジ部の反対側で前記当接部と前記フラップ部に設けられ、前記当接部と前記フラップ部とで前記車体を挟み込むようにして前記フラップ部を前記当接部に固定する車体側ロック機構と、
前記車体取付ヒンジ部側で前記当接部と前記フラップ部に設けられ、前記車体側ロック機構をロックしたとき前記当接部と前記フラップ部とを係止させる車体側係止部と、
を備え、
前記リテーナ部は、平面視において少なくとも前記フラップ部と重なる領域に切欠き部を有し、前記リテーナ部と前記フラップ部とは、平面視において重ならないように形成されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、
車体と、電装品と、前記電装品が取り付けられると共に前記車体に固定される樹脂製ブラケットと、を備える電装品取付構造であって、
前記ブラケットは、前記電装品を保持するリテーナ部と、前記リテーナ部の開口を覆うリッド部と、を備え、
前記ブラケットは、前記車体に固定される固定部を備え、
前記固定部は、
前記車体に当接する当接部と、
前記当接部と協働して前記ブラケットを前記車体に固定するフラップ部と、を備え、
前記リテーナ部は、平面視において少なくとも前記フラップ部と重なる領域に切欠き部を有し、前記リテーナ部と前記フラップ部とは、平面視において重ならないように形成されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記電装品取付ヒンジ部の回転軸と前記車体取付ヒンジ部の回転軸とは、平面視において略90°異なることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1又は請求項3の構成に加えて、
前記電装品側係止部は、前記リテーナ部と前記リッド部とのいずれか一方に設けられた係止爪と、前記リテーナ部と前記リッド部とのいずれか他方に設けられ、前記係止爪と係止する係止孔とで構成されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1、請求項3及び請求項4のいずれか1項の構成に加えて、
前記車体側係止部は、前記当接部と前記フラップ部とのいずれか一方に設けられた係止爪と、前記当接部と前記フラップ部とのいずれか他方に設けられ、前記係止爪と係止する係止孔とで構成されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項2の構成に加えて、
前記ブラケット(50)は、前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とを連結する電装品取付ヒンジ部(55)を備え、
前記固定部(54)は、前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とを連結する車体取付ヒンジ部(78)を備え、
前記電装品取付ヒンジ部(55)の回転軸と前記車体取付ヒンジ部(78)の回転軸とは、平面視において略90°異なることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項2又は請求項6の構成に加えて、
前記ブラケット(50)は、
前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とを連結する電装品取付ヒンジ部(55)と、
前記電装品取付ヒンジ部(55)の反対側で前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)に設けられ、前記リッド部(53)を前記リテーナ部(52)に固定する電装品側ロック機構(90)と、
前記電装品取付ヒンジ部(55)側で前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)に設けられ、前記電装品側ロック機構(90)をロックしたとき前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とを係止させる電装品側係止部(91)と、を備え、
前記電装品側係止部(91)は、前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とのいずれか一方に設けられた係止爪(70)と、前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とのいずれか他方に設けられ、前記係止爪(70)と係止する係止孔(62)とで構成されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項2、請求項6及び請求項7のいずれか1項の構成に加えて、
前記固定部(54)は、
前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とを連結する車体取付ヒンジ部(78)と、
前記車体取付ヒンジ部(78)の反対側で前記当接部(76)と前記フラップ部(77)に設けられ、前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とで前記車体(11)を挟み込むようにして前記フラップ部(77)を前記当接部(76)に固定する車体側ロック機構(92)と、
前記車体取付ヒンジ部(78)側で前記当接部(76)と前記フラップ部(77)に設けられ、前記車体側ロック機構(92)をロックしたとき前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とを係止させる車体側係止部(93)と、を備え、
前記車体側係止部(93)は、前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とのいずれか一方に設けられた係止爪(82)と、前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とのいずれか他方に設けられ、前記係止爪(82)と係止する係止孔(87)とで構成されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1から請求項のいずれか1項の構成に加えて、
前記固定部は、前記リテーナ部の下面と前記当接部との間に台脚部を備えることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項の構成に加えて、
前記台脚部は、高さ方向で傾斜する傾斜台であり、
前記電装品に取り付けられるカプラーが、前記リテーナ部の最高部位側の下方に配置されることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項1から請求項10のいずれか1項の構成に加えて、
前記車体は、ヘッドパイプから後方に向けて延びるメインフレームと、前記メインフレームの中間部から後方に延びる左右一対のシートレールと、を有する車体フレームを備え、
前記ブラケットは、前記一対のシートレールを連結するクロスプレートに取り付けられることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項11の構成に加えて、
前記当接部は、前記クロスプレートとの当接面から突出する突部を有し、
前記クロスプレートは、前記突部が係止可能な位置決め孔を有し、
前記ブラケットは、前記突部を前記位置決め孔に係止して前記車体フレームに固定されることを特徴とする。
請求項13に係る発明は、
車体と、電装品と、前記電装品が取り付けられると共に前記車体に固定される樹脂製ブラケットと、を備える電装品取付構造であって、
前記ブラケットは、前記電装品を保持するリテーナ部と、前記リテーナ部の開口を覆うリッド部と、を備え、
前記ブラケットは、前記車体に固定される固定部を備え、
前記固定部は、
前記車体に当接する当接部と、
前記当接部と協働して前記ブラケットを前記車体に固定するフラップ部と、
前記当接部と前記フラップ部とを連結する車体取付ヒンジ部と、
前記車体取付ヒンジ部の反対側で前記当接部と前記フラップ部に設けられ、前記当接部と前記フラップ部とで前記車体を挟み込むようにして前記フラップ部を前記当接部に固定する車体側ロック機構と、
前記車体取付ヒンジ部側で前記当接部と前記フラップ部に設けられ、前記車体側ロック機構をロックしたとき前記当接部と前記フラップ部とを係止させる車体側係止部と、
を備え、
前記リテーナ部は、平面視において少なくとも前記フラップ部と重なる領域に切欠き部を有し、前記リテーナ部と前記フラップ部とは、平面視において重ならないように形成されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電装品取付ヒンジ部と反対側の電装品側ロック機構をロックしたとき、電装品取付ヒンジ部側の電装品側係止部が係止するので、リテーナ部とリッド部とを電装品取付ヒンジ部側及び電装品取付ヒンジ部と反対側の両側で固定することができ、万一、電装品取付ヒンジ部が破損した場合でも、電装品側係止部によって確実に電装品を保持することができる。また、上下2分割金型でフラップ部を成形することができ、また、ブラケットの軽量化を図ることができる。
請求項2及び請求項13の発明によれば、車体取付ヒンジ部と反対側の車体側ロック機構をロックしたとき、車体取付ヒンジ部側の車体側係止部が係止するので、当接部とフラップ部とを車体取付ヒンジ部側及び車体取付ヒンジ部と反対側の両側で固定することができ、万一、車体取付ヒンジ部が破損した場合でも、車体側係止部によって確実にブラケットを車体に固定することができる。また、上下2分割金型でフラップ部を成形することができ、また、ブラケットの軽量化を図ることができる。
請求項3及び請求項6の発明によれば、電装品側ロック機構と干渉することなく、2つのヒンジ部を有する形状のブラケットを上下2分割金型で容易に成形することができる。
請求項4及び請求項7の発明によれば、確実にリテーナ部とリッド部とを係止可能な電装品側係止部を、簡単な機構で構成することができる。
請求項5及び請求項8の発明によれば、確実に当接部とフラップ部とを係止可能な車体側係止部を、簡単な機構で構成することができる。
請求項の発明によれば、車体からの振動が台脚部で減衰されて電装品に伝達される振動を抑制することができる。
請求項10の発明によれば、最小限の台脚部高さで、カプラーを配置可能なスペースを確保することができる。
請求項11の発明によれば、ブラケットの当接部とフラップ部とでクロスプレートを挟み込むだけで、ブラケットを容易に車体フレームに固定することができる。
請求項12の発明によれば、突部と位置決め孔との係止により、ブラケットを車体フレームに対して位置決めすることができ、組付け性がよい。
本発明に係る電装品取付構造を備える自動二輪車の左側面図である。 図1に示す電装品取付構造の拡大図である。 車体フレームに取り付けられた樹脂製ブラケットの斜視図である。 車体フレームの要部拡大図である。 斜め左前方上方から見た樹脂製ブラケットの斜視図である。 上方から見た樹脂製ブラケットの斜視図である。 樹脂製ブラケットの左側面図である。 樹脂製ブラケットの後面図である。 樹脂製ブラケットの下面図である。 樹脂製ブラケットの車体フレームへの固定状態を示す断面図である。 電装品側ロック機構によりリテーナ部とリッド部とがロックされた状態を示す樹脂製ブラケットの断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図中、Fr、Rr、L、R、U、Dは、自動二輪車に着座した運転者を基準として、前方、後方、左方、右方、上方、下方をそれぞれ表している。
図1は本発明に係る電装品取付構造を備える自動二輪車の全体構成を示す左側面図、図2は電装品取付構造の拡大図、図3は車体フレームに取り付けられた樹脂製ブラケットの斜視図、図4は車体フレームの要部拡大図である。
図1に示すように、鞍乗型車両としての自動二輪車10は、ヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21の上部から後方に延びた後、斜め下方に延びるメインフレーム22と、このメインフレーム22の下端から下方へ延ばされる左右一対のピボットフレーム26と、メインフレーム22の中間部から後方に延びる左右一対のシートレール23と、シートレール23の中間部とピボットフレーム26とを連結する左右一対のサポートステー24と、ヘッドパイプ21の下部から後方斜め下方に延びるダウンフレーム25と、から車体フレーム11を主に構成する。
ヘッドパイプ21には、フロントフォーク14が回動可能に取付けられ、フロントフォーク14には、上部にバーハンドル33、下部に前輪34が取付けられている。また、ダウンフレーム25とピボットフレーム26とには、ダウンフレーム25に固定されたブラケット30を用いて、エンジン12及び変速機13が一体的に設けられたパワーユニットPが支持される。また、ピボットフレーム26には、ピボット軸31を介して車両の後方に延びるスイングアーム15が設けられ、スイングアーム15の後端には、チェーン32を介してエンジン12の駆動力が伝達される後輪35が設けられる。メインフレーム22には、前部に燃料タンク28が跨るように取付けられている。また、一対のシートレール23の上部には、シート29が取付けられている。
なお、図1中、符号42はフロントカウル、43はヘッドランプ、44はフロントフェンダ、45はサイドカバー、46はリヤサイドカバー、47はリヤフェンダ、48はテールランプである。
また、図2から図4に示すように、車体フレーム11には、電装品としての容量放電点火ユニット(以下、CDIユニットという)51を保持する樹脂製のブラケット50が取り付けられている。具体的に、シートレール23の前端部側には、一対のシートレール23を車幅方向に連結するクロスプレート40が溶接などにより固定されている(図4参照)。クロスプレート40は、略H形状に打ち抜かれた板状部材を略コ字状に折り曲げることで形成され、樹脂製のブラケット50は、一対の位置決め孔41が設けられたクロスプレート40の略矩形状の上板部分に取り付けられる。なお、クロスプレート40は、この上板部分のみで構成されてもよい。
なお、メインフレーム22に固定された取付板39には、レギュレータ38が取り付けられている(図2参照)。
図5から図9に示すように、樹脂製のブラケット50は、CDIユニット51を収容可能なリテーナ部52と、リテーナ部52の開口を覆うリッド部53と、リテーナ部52の下部に設けられた固定部54と、を備え、例えば、ポリプロピレン樹脂の射出成形により一体に形成されている。略矩形状に形成されたリテーナ部52とリッド部53とは、電装品取付ヒンジ部55により開閉自在に連結されている。電装品取付ヒンジ部55は、リテーナ部52とリッド部53との連結部の肉厚を薄肉に一体成形することで形成される。なお、以下の説明において、ブラケット50の前後及び左右方向は、ブラケット50が車体フレーム11に取り付けられた状態での方向を表すものとする。
リテーナ部52は、周囲(4辺)が壁56(56F、56B、56R、56L)で囲まれ、上方に開口する略矩形の有底箱状に形成されており、底部57の後方部分にはCDIユニット51のカプラー51a(図2参照)が挿通するカプラー孔58が形成されている。また、リテーナ部52の前方部分には、前壁56Fが切欠かれて形成された切欠き部59を備える。切欠き部59の形状については、後に詳述する。
電装品取付ヒンジ部55に対して反対側であるリテーナ部52の右壁56Rには、外方(右側)に突出した上縁から上方に向かって突出する係合リブ60が形成されている。係合リブ60の先端部には、断面略3角形の係合凸部60aが外方(右側)に突出形成されている。
リテーナ部52の前壁56F及び後壁56Bには、それぞれ前方及び後方に突出し、前壁56F及び後壁56Bに連続するL字型リブ61F、及びコの字型リブ61Bが電装品取付ヒンジ部55側(左側)に形成されている。L字型リブ61F、及びコの字型リブ61Bには、後述するリッド部53の係止爪70が係止する係止孔62が底部57から側壁にかけて設けられている。
リッド部53も、矩形状の壁63(63F、63B、63R、63L)を有し、平面視においてリテーナ部52と同じ大きさの有底矩形状に形成されている。底部65には、軽量化のために大きな肉抜き孔64が形成されている。リッド部53の左壁63Lには、外方(左側)に向かって水平に突出するリブ66が形成されている。
リブ66には、リッド部53がリテーナ部52に被せられたとき、リテーナ部52の係合凸部60aが係合するロック孔67が設けられている。これにより、リテーナ部52の係合凸部60aとリッド部53のロック孔67とは、電装品取付ヒンジ部55の反対側でリッド部53をリテーナ部52に固定する電装品側ロック機構90を構成する。また、ロック孔67の内側には、薄肉に形成されたヒンジ部68を介して左壁63Lに連結する押え片69が形成されている。
リッド部53の前壁63F及び後壁63Bには、それぞれリテーナ部52のL字型リブ61F、コの字型リブ61Bに対応して、リテーナ部52に向けて斜め上方に延びる係止爪70が電装品取付ヒンジ部55側(右側)に形成されている。係止爪70は、リッド部53がリテーナ部52に被せられるとき、リテーナ部52の係止孔62に係止する。これにより、リテーナ部52の係止孔62とリッド部53の係止爪70とは、リテーナ部52とリッド部53とを電装品取付ヒンジ部55側で係止させる電装品側係止部91を構成する。
固定部54は、リテーナ部の壁56よりも中央寄りの位置からリテーナ部52の下方に設けられた台脚部75と、台脚部75の下部に形成されて車体フレーム11(クロスプレート40)に当接する当接部76と、当接部76と協働してブラケット50を車体フレーム11に固定するフラップ部77とを備える。当接部76とフラップ部77とは、車体取付ヒンジ部78により開閉自在に連結されている。車体取付ヒンジ部78は、当接部76とフラップ部77との連結部の肉厚を薄肉とし一体成形することで形成される。
図6に示すように、車体取付ヒンジ部78の回転軸は、電装品取付ヒンジ部55の回転軸に対して平面視において略90°異なる角度で形成されている。そして、ブラケット50は、電装品取付ヒンジ部55、及び車体取付ヒンジ部78が開いた状態、換言すれば、リテーナ部52とリッド部53、及び当接部76とフラップ部77とが略水平方向に並んで配置された状態で一体に成形される。これにより、電装品側ロック機構90と干渉することなく、2つのヒンジ部55、78を有する形状のブラケット50を、上下2分割金型で容易に成形することができる。
また、図9に示すように、折り曲げられる前のフラップ部77は、平面視においてリテーナ部52の投影領域内に位置しており、このままでは成形金型の構造が複雑になる可能性がある。このため、本実施形態のブラケット50では、リテーナ部52は、平面視において少なくともフラップ部77と重なる領域に切欠き部59を形成し、リテーナ部52とフラップ部77とが平面視において重ならないようになっている。これにより、フラップ部77が平面視においてリテーナ部52の投影領域内で、台脚部75から車体取付ヒンジ部78を介して連結しているような場合でも、上下2分割金型での成形を可能としている。
図7に示すように、台脚部75は、リテーナ部52の底部57から下方に向けて連続形成され、軽量化のために内部が肉抜きされた略矩形箱状部であり、後方側が前方側より高くなるように傾斜して形成されている。これにより、リテーナ部52の底部57に設けられたカプラー孔58が、リテーナ部52の最高部位側に位置し、台脚部75の高さを抑制しつつ、カプラー孔58から突出するCDIユニット51のカプラー51aのためのスペースが確保される。
図7及び図9に示すように、当接部76は、台脚部75の底部によって構成され、当接部76の下面には、左右方向に延びる一対のリブ79(79F、79B)が形成されている。一対のリブ79F、79Bの間隔は、クロスプレート40の前後方向幅W(図4参照)と同じ幅に設定されている。また、一対のリブ79F、79Bの中間には、クロスプレート40の位置決め孔41に対応して、クロスプレート40との当接面81から下後方に向かって延びる一対の突部80が突出して形成されている。ブラケット50は、一対のリブ79F、79B間にクロスプレート40を挟んで配置し、突部80を位置決め孔41に係止することでクロスプレート40に対して位置決めされる。
当接部76の車体取付ヒンジ部78側、詳細には、前方のリブ79Fの左右方向中央には、先端が前方に突出する略L字形の係止爪82が設けられている。また、当接部76の車体取付ヒンジ部78と反対側の底部83は、当接面81より1段高く形成されており、この底部83からは当接部76の全幅(左右方向)に亘って下方に突出するリブ84が形成されている。リブ84には、後述するフラップ部77の係合凸部86aが係合する一対のロック孔85が設けられている。
フラップ部77は、前方部分が二股に分岐する係合部86を有し、それぞれの係合部86の先端部には、断面略3角形の係合凸部86aが前方に突出形成されている。フラップ部77を車体取付ヒンジ部78で180°折り曲げたとき、係合部86の係合凸部86aは、リブ84の一対のロック孔85に係合する。これにより、当接部76のロック孔85とフラップ部77の係合凸部86aとは、車体取付ヒンジ部78の反対側でフラップ部77を当接部76に固定する車体側ロック機構92を構成する。
また、フラップ部77には、当接部76の係止爪82に対応して係止孔87が形成されており、フラップ部77を車体取付ヒンジ部78で180°折り曲げたとき、係止爪82が係止孔87に係止する。これにより、フラップ部77の係止孔87と当接部76の係止爪82とは、フラップ部77と当接部76とを車体取付ヒンジ部78側で係止する車体側係止部93を構成する。また、フラップ部77には、一対の突部80に対応して逃げ溝88が形成され、フラップ部77を車体取付ヒンジ部78で180°折り曲げたとき、フラップ部77と突部80との干渉が防止されている。
次に、上記の構成を備えた電装品取付構造の組付けについて、図10及び図11を参照して説明する。先ず、図10に示すように、ブラケット50のフラップ部77を車両前方に向けた状態で、クロスプレート40を一対のリブ79F、79B間に位置させ、当接部76の突部80をクロスプレート40の位置決め孔41に係止させる。突部80と位置決め孔41との係止は、突部80の先端部を斜め上方から位置決め孔41に挿入し、ブラケット50を強い力で斜め下方に押圧することで樹脂製ブラケット50の弾性を利用して係止させる。これにより、ブラケット50は、クロスプレート40に対して位置決めされるので、以後の組付け作業が容易となる。
次いで、フラップ部77を車体取付ヒンジ部78で後方に180°折り曲げ、当接部76とフラップ部77とでクロスプレート40を挟み込むようにして係合部86の係合凸部86aとリブ84のロック孔85とを係合させる。これと同時に、当接部76の係止爪82は、フラップ部77の係止孔87に係止する。これにより、フラップ部77と当接部76とは、車体取付ヒンジ部78側が車体側係止部93により、また車体取付ヒンジ部78側の反対側が車体側ロック機構92により強固に固定されて、万一、車体取付ヒンジ部78が破損してもブラケット50はクロスプレート40に固定された状態を維持する。
次いで、図2及び図11に示すように、カプラー51aをカプラー孔58に挿通しながらCDIユニット51をリテーナ部52に収容した後、リッド部53を電装品取付ヒンジ部55で180°折り曲げてリッド部53をリテーナ部52に被せる。そして、リテーナ部52の係合凸部60aとリッド部53のロック孔67とを係合させ、更に押え片69をヒンジ部68で90°倒して押え片69で係合リブ60の背面を押圧する。これにより、係合リブ60はロック孔67と押え片69とで狭持されて、係合リブ60がロック孔67との係合が外れる方向(図11において時計方向)へ倒れることが阻止される。したがって、電装品側ロック機構90は、電装品取付ヒンジ部55の反対側でリッド部53をリテーナ部52に強固に固定する。
リテーナ部52の係合凸部60aが、リッド部53のロック孔67に係合するのと同時に、リッド部53の係止爪70がリテーナ部52の係止孔62に係止する(図10参照)。これにより、電装品側係止部91は、電装品取付ヒンジ部55側でリッド部53をリテーナ部52に固定する。即ち、リテーナ部52とリッド部53とは、電装品側係止部91及び電装品側ロック機構90により、電装品取付ヒンジ部55側およびその反対側の両側で強固に固定される。
なお、ブラケット50のクロスプレート40への固定と、リッド部53のリテーナ部52への固定順序は、上記と逆の順序であってもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る電装品取付構造によれば、CDIユニット51が取り付けられて車体フレーム11に固定される樹脂製ブラケット50は、CDIユニット51を保持するリテーナ部52と、リテーナ部52の開口を覆うリッド部53と、リテーナ部52とリッド部53とを連結する電装品取付ヒンジ部55と、電装品取付ヒンジ部55の反対側でリテーナ部52とリッド部53に設けられ、リッド部53をリテーナ部52に固定する電装品側ロック機構90と、電装品取付ヒンジ部55側でリテーナ部52とリッド部53に設けられ、リテーナ部52とリッド部53とを係止させる電装品側係止部91と、を備える。これにより、ブラケット50のリテーナ部52とリッド部53とを、電装品取付ヒンジ部55側及び電装品取付ヒンジ部55の反対側の両側で固定することができ、万一、電装品取付ヒンジ部55が破損した場合でも、電装品側係止部91によって確実にCDIユニット51を保持することができる。
また、ブラケット50をクロスプレート40に固定する固定部54は、クロスプレート40に当接する当接部76と、当接部76と協働してブラケット50を固定するフラップ部77と、当接部76とフラップ部77とを連結する車体取付ヒンジ部78と、車体取付ヒンジ部78の反対側で当接部76とフラップ部77に設けられ、フラップ部77を当接部76に固定する車体側ロック機構92と、車体取付ヒンジ部78側で当接部76とフラップ部77に設けられ、当接部76とフラップ部77とを係止させる車体側係止部93と、を備える。これにより、当接部76とフラップ部77とでクロスプレート40を挟み込むようにして、当接部76とフラップ部77とを車体取付ヒンジ部78側及び車体取付ヒンジ部78の反対側の両側で固定することができ、万一、車体取付ヒンジ部78が破損した場合でも、車体側係止部93によって確実にブラケット50をクロスプレート40に固定することができる。
電装品取付ヒンジ部55の回転軸と車体取付ヒンジ部78の回転軸とは、平面視において略90°異なるので、電装品側ロック機構90と干渉することなく、2つのヒンジ部55、78を有する形状のブラケット50を、上下2分割金型で容易に成形することができる。
リテーナ部52は、平面視において少なくともフラップ部77と重なる領域に切欠き部59を有し、リテーナ部52とフラップ部77とが平面視において重ならないように形成されるので、上下2分割金型でフラップ部77を成形することができ、また、ブラケット50の軽量化を図ることができる。
電装品側係止部91は、リッド部53に設けられた係止爪70と、リテーナ部52に設けられて係止爪70と係止する係止孔62とで構成されるので、簡単な機構で確実にリテーナ部52とリッド部53とを係止可能な電装品側係止部91を構成することができる。
なお、電装品側係止部91は、係止爪70がリテーナ部52に、係止孔62がリッド部53に設けられる構成であってもよい。
車体側係止部93は、当接部76に設けられた係止爪82と、フラップ部77に設けられて係止爪82と係止する係止孔87とで構成されるので、簡単な機構で確実に当接部76とフラップ部77とを係止可能な車体側係止部93を構成することができる。
なお、車体側係止部93は、係止爪82がフラップ部77に、係止孔87が当接部76に設けられる構成であってもよい。
固定部54は、リテーナ部52の下面と当接部76との間に台脚部75を備えるので、車体フレーム11からの振動が台脚部75で減衰されてCDIユニット51に伝達される振動を抑制することができる。
台脚部75は高さ方向で傾斜する傾斜台であり、CDIユニット51のカプラー51aはリテーナ部52の最高部位側の下方に配置されるので、最小限の台脚部高さで、カプラー51aを配置可能なスペースを確保することができる。
ブラケット50は、左右一対のシートレール23を連結するクロスプレート40に取り付けられるので、ブラケット50の当接部76とフラップ部77とでクロスプレート40を挟み込むだけで、ブラケット50を容易に車体フレーム11に固定することができる。
ブラケット50は、当接部76に設けられた突部80を、クロスプレート40の位置決め孔41に係止させて車体フレーム11に固定されるので、突部80と位置決め孔41との係止により車体フレーム11に対してブラケット50を位置決めすることができ、組付け性がよい。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
本実施形態のブラケット50は、電装品側ロック機構90と電装品側係止部91、及び車体側ロック機構92と車体側係止部93の両方を有する構成としたが、本発明は、いずれか一方を有する構成であってもよい。
また、電装品側ロック機構90は、リッド部53をリテーナ部52に固定するものであれば、本実施形態のものに限定されるものでなく、例えば、係合リブ60をリッド部53、ロック孔67をリテーナ部52に設ける構成であってもよい。
同様に、車体側ロック機構92は、車体フレーム11を挟み込むようにしてフラップ部77を当接部76に固定するものであれば、本実施形態のものに限定されるものでなく、例えば、係合部86を当接部76に、ロック孔85をフラップ部77に設ける構成であってもよい。
また、本発明の電装品としては、本実施形態のCDIユニット51に限定されず、車体に取り付けられるものであれば適用可能である。
11 車体フレーム(車体)
21 ヘッドパイプ
22 メインフレーム
23 シートレール
40 クロスプレート
41 位置決め孔
50 ブラケット
51 CDIユニット(電装品)
51a カプラー
52 リテーナ部
53 リッド部
54 固定部
55 電装品取付ヒンジ部
59 切欠き部
60 係合リブ
62 係止孔
67 ロック孔
70 係止爪
75 台脚部
76 当接部
77 フラップ部
78 車体取付ヒンジ部
80 突部
81 当接面
82 係止爪
85 ロック孔
86 係合部
87 係止孔
90 電装品側ロック機構
91 電装品側係止部
92 車体側ロック機構
93 車体側係止部

Claims (13)

  1. 車体(11)と、電装品(51)と、前記電装品(51)が取り付けられると共に前記車体(11)に固定される樹脂製ブラケット(50)と、を備える電装品取付構造であって、
    前記ブラケット(50)は、
    前記電装品(51)を保持するリテーナ部(52)と、
    前記リテーナ部(52)の開口を覆うリッド部(53)と、
    前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とを連結する電装品取付ヒンジ部(55)と、
    前記電装品取付ヒンジ部(55)の反対側で前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)に設けられ、前記リッド部(53)を前記リテーナ部(52)に固定する電装品側ロック機構(90)と、
    前記電装品取付ヒンジ部(55)側で前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)に設けられ、前記電装品側ロック機構(90)をロックしたとき前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とを係止させる電装品側係止部(91)と、を備え、
    前記ブラケット(50)は、前記車体(11)に固定される固定部(54)を備え、
    前記固定部(54)は、
    前記車体(11)に当接する当接部(76)と、
    前記当接部(76)と協働して前記ブラケット(50)を前記車体(11)に固定するフラップ部(77)と、
    前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とを連結する車体取付ヒンジ部(78)と、
    前記車体取付ヒンジ部(78)の反対側で前記当接部(76)と前記フラップ部(77)に設けられ、前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とで前記車体(11)を挟み込むようにして前記フラップ部(77)を前記当接部(76)に固定する車体側ロック機構(92)と、
    前記車体取付ヒンジ部(78)側で前記当接部(76)と前記フラップ部(77)に設けられ、前記車体側ロック機構(92)をロックしたとき前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とを係止させる車体側係止部(93)と、を備え、
    前記リテーナ部(52)は、平面視において少なくとも前記フラップ部(77)と重なる領域に切欠き部(59)を有し、前記リテーナ部(52)と前記フラップ部(77)とは、平面視において重ならないように形成されることを特徴とする電装品取付構造。
  2. 車体(11)と、電装品(51)と、前記電装品(51)が取り付けられると共に前記車体(11)に固定される樹脂製ブラケット(50)と、を備える電装品取付構造であって、
    前記ブラケット(50)は、前記電装品(51)を保持するリテーナ部(52)と、前記リテーナ部(52)の開口を覆うリッド部(53)と、を備え、
    前記ブラケット(50)は、前記車体(11)に固定される固定部(54)を備え、
    前記固定部(54)は、
    前記車体(11)に当接する当接部(76)と、
    前記当接部(76)と協働して前記ブラケット(50)を前記車体(11)に固定するフラップ部(77)と、を備え、
    前記リテーナ部(52)は、平面視において少なくとも前記フラップ部(77)と重なる領域に切欠き部(59)を有し、前記リテーナ部(52)と前記フラップ部(77)とは、平面視において重ならないように形成されることを特徴とする電装品取付構造。
  3. 前記電装品取付ヒンジ部(55)の回転軸と前記車体取付ヒンジ部(78)の回転軸とは、平面視において略90°異なることを特徴とする請求項1に記載の電装品取付構造。
  4. 前記電装品側係止部(91)は、前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とのいずれか一方に設けられた係止爪(70)と、前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とのいずれか他方に設けられ、前記係止爪(70)と係止する係止孔(62)とで構成されることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の電装品取付構造。
  5. 前記車体側係止部(93)は、前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とのいずれか一方に設けられた係止爪(82)と、前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とのいずれか他方に設けられ、前記係止爪(82)と係止する係止孔(87)とで構成されることを特徴とする請求項1、請求項3及び請求項4のいずれか1項に記載の電装品取付構造。
  6. 前記ブラケット(50)は、前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とを連結する電装品取付ヒンジ部(55)を備え、
    前記固定部(54)は、前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とを連結する車体取付ヒンジ部(78)を備え、
    前記電装品取付ヒンジ部(55)の回転軸と前記車体取付ヒンジ部(78)の回転軸とは、平面視において略90°異なることを特徴とする請求項2に記載の電装品取付構造。
  7. 前記ブラケット(50)は、
    前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とを連結する電装品取付ヒンジ部(55)と、
    前記電装品取付ヒンジ部(55)の反対側で前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)に設けられ、前記リッド部(53)を前記リテーナ部(52)に固定する電装品側ロック機構(90)と、
    前記電装品取付ヒンジ部(55)側で前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)に設けられ、前記電装品側ロック機構(90)をロックしたとき前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とを係止させる電装品側係止部(91)と、を備え、
    前記電装品側係止部(91)は、前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とのいずれか一方に設けられた係止爪(70)と、前記リテーナ部(52)と前記リッド部(53)とのいずれか他方に設けられ、前記係止爪(70)と係止する係止孔(62)とで構成されることを特徴とする請求項2又は請求項6に記載の電装品取付構造。
  8. 前記固定部(54)は、
    前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とを連結する車体取付ヒンジ部(78)と、
    前記車体取付ヒンジ部(78)の反対側で前記当接部(76)と前記フラップ部(77)に設けられ、前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とで前記車体(11)を挟み込むようにして前記フラップ部(77)を前記当接部(76)に固定する車体側ロック機構(92)と、
    前記車体取付ヒンジ部(78)側で前記当接部(76)と前記フラップ部(77)に設けられ、前記車体側ロック機構(92)をロックしたとき前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とを係止させる車体側係止部(93)と、を備え、
    前記車体側係止部(93)は、前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とのいずれか一方に設けられた係止爪(82)と、前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とのいずれか他方に設けられ、前記係止爪(82)と係止する係止孔(87)とで構成されることを特徴とする請求項2、請求項6及び請求項7のいずれか1項に記載の電装品取付構造。
  9. 前記固定部(54)は、前記リテーナ部(52)の下面と前記当接部(76)との間に台脚部(75)を備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電装品取付構造。
  10. 前記台脚部(75)は、高さ方向で傾斜する傾斜台であり、
    前記電装品(51)に取り付けられるカプラー(51a)が、前記リテーナ部(52)の最高部位側の下方に配置されることを特徴とする請求項に記載の電装品取付構造。
  11. 前記車体(11)は、ヘッドパイプ(21)から後方に向けて延びるメインフレーム(22)と、前記メインフレーム(22)の中間部から後方に延びる左右一対のシートレール(23)と、を有する車体フレーム(11)を備え、
    前記ブラケット(50)は、前記一対のシートレール(23)を連結するクロスプレート(40)に取り付けられることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電装品取付構造。
  12. 前記当接部(76)は、前記クロスプレート(40)との当接面(81)から突出する突部(80)を有し、
    前記クロスプレート(40)は、前記突部(80)が係止可能な位置決め孔(41)を有し、
    前記ブラケット(50)は、前記突部(80)を前記位置決め孔(41)に係止して前記車体フレーム(11)に固定されることを特徴とする請求項11に記載の電装品取付構造。
  13. 車体(11)と、電装品(51)と、前記電装品(51)が取り付けられると共に前記車体(11)に固定される樹脂製ブラケット(50)と、を備える電装品取付構造であって、
    前記ブラケット(50)は、前記電装品(51)を保持するリテーナ部(52)と、前記リテーナ部(52)の開口を覆うリッド部(53)と、を備え、
    前記ブラケット(50)は、前記車体(11)に固定される固定部(54)を備え、
    前記固定部(54)は、
    前記車体(11)に当接する当接部(76)と、
    前記当接部(76)と協働して前記ブラケット(50)を前記車体(11)に固定するフラップ部(77)と、
    前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とを連結する車体取付ヒンジ部(78)と、
    前記車体取付ヒンジ部(78)の反対側で前記当接部(76)と前記フラップ部(77)に設けられ、前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とで前記車体(11)を挟み込むようにして前記フラップ部(77)を前記当接部(76)に固定する車体側ロック機構(92)と、
    前記車体取付ヒンジ部(78)側で前記当接部(76)と前記フラップ部(77)に設けられ、前記車体側ロック機構(92)をロックしたとき前記当接部(76)と前記フラップ部(77)とを係止させる車体側係止部(93)と、を備え、
    前記リテーナ部(52)は、平面視において少なくとも前記フラップ部(77)と重なる領域に切欠き部(59)を有し、前記リテーナ部(52)と前記フラップ部(77)とは、平面視において重ならないように形成されることを特徴とする電装品取付構造。
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