JP6140744B2 - 自動二輪車の後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は自動二輪車に関し、特に、リアフェンダを含む自動二輪車の後部構造に関する。
従来の自動二輪車の後部構造においては、例えば、特許文献1には、リアフェンダを車両前後方向にて分割した構造のものが開示されている。
そして、この特許文献1に示された構造においては、車体フレームに金属製のリアステイを設けて後部側のリアフェンダを強固に支持している。
特開2013−244883号公報
特許文献1に開示されているように、車体フレームに設けた金属製のリアステイによりリアフェンダを支持する場合、リアフェンダの剛性を高めることができるが、一方で、金属製のリアステイを設けることによって重量が増加するという課題を有している。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、重量の増加を抑制しつつ剛性を高めることができる自動二輪車の後部構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
後輪の前上部を覆う前側リアフェンダと、
前記前側リアフェンダの後方で後輪の後上部を覆う後側リアフェンダと、
を備える自動二輪車の後部構造であって、
前記後側リアフェンダは、車両上下方向に延びる少なくとも左右一対の側壁を備え、
前記前側リアフェンダは、少なくとも前記左右一対の側壁の下辺に沿うように後方に延出する後方延出部を備え
前記後方延出部(21r)の下辺は、前記前側リアフェンダ(21)の最後端位置まで、前記左右一対の側壁(22w)の前記下辺(22wd)に沿うように形成されている
ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成に加えて、
前記後側リアフェンダは、リアフレームに沿って延びる基部と、前記基部から下後方に向って延びる後端フェンダ部を備え、
前記前側リアフェンダの前記後方延出部は、前記後端フェンダ部まで延出されている
ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の構成に加えて、
前記後側リアフェンダは、後部にウインカ取付け部を備え、
前記前側リアフェンダの前記後方延出部は、前記ウインカ取付け部の下部まで延出されている
ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の構成に加えて、
前記前側リアフェンダの後部に、上方に突出する突起部が設けられている
ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の構成に加えて、
前記突起部が前記リアフレームに支持され、
前記突起部はテールランプを支持している
ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4または5に記載の構成に加えて、
前記前側リアフェンダには、前記突起部の後部でウインカ取付け部の下方に位置する開口が形成され、
前記開口を開閉可能なリッドが設けられている
ことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の構成に加えて、
前記前側リアフェンダの上面側に電装品取付け部が設けられている
ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、後側リアフェンダが車両上下方向に延びる少なくとも左右一対の側壁を備え、前側リアフェンダが後側リアフェンダの左右一対の側壁の下辺に沿うように後方に延出する延出部を備えていることで、前側リアフェンダの延出部が後側リアフェンダの側壁の下辺に重なるので、組み合わせたフェンダがU字状になるためリアフェンダの剛性を高めることができる。したがって、車体フレームのリアステイを無くすか、小型化を図ることができ、車体フレームの軽量化、小型化に寄与することができる。
請求項2の発明によれば、後側リアフェンダの基部から下後方に延びる後端フェンダ部まで、前側リアフェンダの延出部が延出されているので、リアフェンダ最後方の後端フェンダ部まで剛性を高めることができる。
請求項3の発明によれば、後側リアフェンダの後部にウインカ取付け部を備え、このウインカ取付け部の下部まで前部フェンダの延出部が延出されているので、ウインカ取付け部の周辺の剛性を高めることができる。
請求項4の発明によれば、前側リアフェンダの後部に、上方に突出する突起部が設けられていることで、前側リアフェンダの後部の剛性を高めることができる。また、突起部を、リアフレームとの係合部分として利用可能である。
請求項5の発明によれば、前側リアフェンダの後部に形成された突起部がリアフレームに支持されることで、前側リアフェンダの後部の固定が強固になる。
強固に固定された前側リアフェンダの後部に形成された突起部にテールランプを支持することにより、リアフレームにテールランプ支持用のブラケット等を省略することができ、軽量化に寄与できる。
請求項6の発明によれば、リアフェンダは、突起部の後部でウインカ取付け部の下方に開口が形成され、この開口を開閉可能なリッドが設けられていることにより、開口を利用してウインカのメンテナンスが容易にできる。
請求項7の発明によれば、前側リアフェンダの上面側に電装品取付け部が設けられることにより、この電装品取付け部の凹凸形状によって前側リアフェンダの剛性が高められ、さらに、電装品が前側リアフェンダに直接取り付けられていることで、電装品を固定するための車体フレームの取付け部を無くすか簡略化することができ、車体軽量化に寄与できる。
本発明に係る自動二輪車の要部の右側面図である。 図1に示す前側リアフェンダを示し、(a)は車両右側から見た側面図であり、(b)は上方から見た平面図である。 図2に示す前側リアフェンダの後方部を前方から見た斜視図である。 図1に示す後側リアフェンダを示し、(a)は車両左側から見た側面図であり、(b)は後方から見た背面図である。 図4に示す後側リアフェンダを後方から見た斜視図である。 図1に示す前側リアフェンダと後側リアフェンダの組み付け状態を示すために車両後部のリアサイドカバーを外した状態で左側から見た部分拡大図である。 図1に示すA−A断面を車両後方側に向ってみた断面斜視図である。 図6に相当する車両後部を、前後方向にて垂直に切断した概略断面図である。 図8に示すウインカおよびその周辺の拡大断面斜視図である。 図9に示すリッドおよび開口を示す分解斜視図である。 図1におけるB-B断面矢視図である。 前側リアフェンダの上面における電装品の装着状態を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態の小型車両である自動二輪車について、図1〜図12を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、操縦者から見た方向に従い記載し、また、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1に示すように、自動二輪車1における骨格部である車体フレーム2は、パワーユニット8の後方側に位置するピボットプレート3から車両前部のヘッドパイプ(不図示)に向って斜め上方に延びるメインフレーム2a、ピボットプレート3から後方上方に向って延びるサポートフレーム2b、乗車シート17を支持するシートレール等のリアフレーム2cを有して構成されている。また、乗車シート17の前方には燃料タンク13が設けられている。
このスイングアーム10は、ピボットプレート3に、前部のピボット軸10fを回転可能に支持し、ピボット軸10fを支点にして上下揺動可能に構成されている。そして、スイングアーム10の後端の支持軸10rには、後輪RWが回転可能に支持されている。そして、スイングアーム10の後端部と、サポートフレーム2bの間に、リアクッション5が設けられている。なお、後輪RWは、パワーユニット8側のドライブスプロケット(不図示)により後輪RW側に支持されたドリブンスプロケット7間に掛け回されたチェーン11により駆動される。
なお、チェーン11が配置された側とは反対側(右側)にマフラー18が配置されている。
本実施形態においては、図1に示すように、車体フレーム2の側面(燃料タンク13および乗車シート17の下側側面)を覆うサイドカバー4s並びに乗車シート17の下側から後方を適宜覆うリアカバー4rなどの合成樹脂製の車体カバー部材が設けられている。また、前述のサイドカバー4sの後部側からリアカバー4rの下側にかけて、後輪RWの上方を覆うリアフェンダ20が設けられている。そして、本実施形態におけるリアフェンダ20は、後輪RWの前部から上部を覆う前側リアフェンダ21と、後輪RWの上部から後部を覆う後側リアフェンダ22との二つの部材にて構成されている。言い換えると、後側リアフェンダ22は、車両上下方向に延びる少なくとも左右一対の側壁22wを備え、前側リアフェンダ21は、少なくとも左右一対の側壁22wの下辺22wdに沿うように後方に延出する後方延出部21rを備えている。
前側リアフェンダ21と後側リアフェンダ22とは、前側リアフェンダ21の後方部分の上に、後側リアフェンダ22が重なるように組み合わせられた構造となっている。この組み合わせ構造について、以下、図2〜図11を参照して詳細に説明する。
先ず、前側リアフェンダ21について、図2および図3を参照して説明する。
前側リアフェンダ21は、図2の(a)に示すように、後輪RWに対して後輪前部から後輪上部を覆うように、前方部21fと、中央ふくらみ部21cと、後方延出部21rを有して側面視で全体が略円弧状に湾曲された形状となっている。
前方部21fは、後輪RWに対して対面する面が略平坦(図2(b)参照)に構成され、車幅方向の左右両サイド21fsが上方に反り返るように立ち上がった構成である。そして、後輪RWとパワーユニット8の後部との間に位置している。また、前方部21fの車幅方向中央部には、上方に突出する前部固定部21ftが設けられ、車体フレーム2に適宜固定できる。
中央ふくらみ部21cは、後輪RWに対面する面が車幅方向においても上方へ湾曲した湾曲面として形成されている。また、中央ふくらみ部21cの上面側(後輪RWとは反対側)には、図2(b)に示すように、後述する電装品を取付け可能とする電装品取付け部21g,21i,21j,21kが上方に突出する突起構造(図3参照)として設けられている。また、中央ふくらみ部21cの前部右側には、例えば、リアフレーム2c或いはサイドカバー4sに接続される前部固定部21ctが上方に突出されている。また、中央ふくらみ部21cの左右両側には、左右両側に張出しながら前方へも張出したサイド突出部21wgが設けられている。このサイド突出部21wgは、前掲のリアカバー4rに対して下側および内側から対応して適宜接続される。
後方延出部21rは、略水平に延びる部分に上方へ突出する左右一対の突起部21d(図3参照)を有し、略水平に延びる部分の後端から下方後方に延びる最後端延出部21rrを有している。また、左右一対の突起部21dには、図3にも示すように、後方上方へ張出したテールランプ用の固定片21dtが設けられている。また、最後端延出部21rrには、図2(b)に示すように、開口21hが形成されており、この開口21hは、後述するリッド21m(図9および図10参照)により閉塞可能となっている。
なお、後方延出部21rの略水平部分の左側には、車両前方へ深く切り込まれたスリット状の切欠き81が設けられている。この切欠き81は、車体フレーム2に設けられたヘルメットフック(不図示)を避けるためのものである。
次に、後側リアフェンダ22について、図4および図5を参照して説明する。
後側リアフェンダ22は、図4(a)に示すように、側面視でリアフレーム2cに沿って延びる基部22bと、この基部22bから下後方に延びる後端フェンダ部22rを備えている。また、後側リアフェンダ22は、図4(a)および(b)に示すように、基部22bを構成する部分として車両上下方向に延びる少なくとも左右一対の側壁22wを備えている。したがって、左右一対の側壁22wに挟まれる側壁間スペースRSが形成される。
そして、図6を参照して後述するが、この側壁間スペースRSに、前側リアフェンダ21の後方延出部21rの突起部21dが配置されると共に、前側リアフェンダ21の最後端延出部21rrが後側リアフェンダ22の後端フェンダ部22rのところまで延出される。
後側リアフェンダ22は、基部22bの後部にウインカ取付け部22cを備えている。このウインカ取付け部22cは、左右両側に若干突出した取り付基部に取付け孔22chを備えている。また、図4(b)および図5に示すように、ウインカ取付け部22cから下後方に延びる後端フェンダ部22rは、下方に向って左右方向の幅を狭くする形状となっている。そして、この後端フェンダ部22rには、ナンバープレートPを固定するためのプレート固定部22pが設けられている。
前側リアフェンダ21および後側リアフェンダ22は前掲の如く構成されているが、この両部材の組み合わせは、図6に示すように、前側リアフェンダ21の後方延出部21rが後側リアフェンダ22の左右一対の側壁22wの下辺22wdに沿うように組み立てられている。すなわち、前側リアフェンダ21の後方延出部21rは、後側リアフェンダ22の後端フェンダ部22rのところまで延出されると共に、後側リアフェンダ22の側壁間スペースRSに、突起部21dが位置するように配置されて固定されている。したがって、前側リアフェンダ21と後側リアフェンダ22とが重なり合った部分は、例えばその横断面図が、図7に示すように、後方延出部21rを底面として左右の側壁22wが略垂直に立ち上がった有底箱型構造として構成されている。
このよう有底箱型構造は、図8および図9に示すように、後方延出部21rが延びているところまで形成されていると共に突起部21dから後方に向って断面積を漸次小さくするように構成されている。すなわち、後方延出部21rは、突起部21dにて締結固定されていると共に、前側リアフェンダ21及び後側リアフェンダ22は互いに補強し合うのに好都合な構造となっている。
また、本実施形態における突起部21dは、図3および図7に示すように、上端面が閉じられた角柱形状で頑丈に構成されている。そして、上端面には固定ネジ80を貫通可能な穴21dhが形成されていると共に、前後方向にはリアフレーム2cの固定ブラケット2cbが差し込み可能に開口を有している。したがって、図7に示すように、突起部21dは、固定ブラケット2cbがそれぞれ差し込まれた状態で固定ネジ80によって固定されている。したがって、前側リアフェンダ21の後部がリアフレーム2cに固定されている。
また、リアフェンダ20の後部が有底箱型構造となっていることで、例えば、突起部21d間に、車両後部のテールランプ40やウインカ41の配線WHが露出することなく配置されている。
また、突起部21dはテールランプ40を支持する構造を備えている。すなわち、図3および図8に示すように、それぞれの突起部21dの上端に、後上方に向って延びる固定片21dtが設けられており、この固定片21dtに設けられたランプ取付け孔21dthを介してネジによりテールランプ40が直接固定されている。
本実施形態の前側リアフェンダ21においては、図2(b)に示したように突起部21dの後部に開口21hが形成されている。この開口21hは、後側リアフェンダ22が組み付けられた状態では、図9に示すように、ウインカ取付け部22cの下方に位置している。そして、この開口21hは、リッド21mにより閉じられている。このリッド21mは上端側の固定片21mcを貫通するリッド固定ネジ83によって固定されている。
開口21hおよびリッド21mについて、開口21hの周辺の分解斜視図である図10およびウインカ41部分を後方から見た垂直断面図である図11を参照して説明する。
開口21hは、図10に示すように、上部の左右両側に開放幅を若干広げるような切欠き部21hsを有する略矩形に形成されている。また、開口21hの上縁部には、リッド21mの固定片21mcを受容するようにフェンダ上方に凹んだ固定片受容部21nが形成されている。そして、この固定片受容部21nには、リッド固定ネジ83がねじ込まれるネジ穴21nhが設けられている。
一方、リッド21mは、一端側(前方側で図中左側)には、その縁部中央にリッド肉厚方向に若干屈曲してリッド面に沿って外側に張出し且つネジ貫通孔21mchが形成された固定片21mcを有している。また、リッド21mの他端側(図中右側)には、縁部全体にリッド肉厚方向に若干湾曲した後方フック部21mrを有している。また、リッド21mの左右両側も縁部には、開口21hの切欠き部21hsに対応する左右フック部21mfが設けられている。
このように構成されたリッド21mを、開口21hに装着するときは、例えば、後方フック部21mrを開口21hの後方縁部21hrの内側に引っ掛けるようにする。その後、固定片21mcを固定片受容部21nに対応させるようにて開口21hを略閉じる。このとき、切欠き部21hsの内側に左右フック部21mfが若干入り込むようになり、この状態でリッド固定ネジ83にて固定する。また、開口21hを開けるときは、リッド固定ネジ83を外すだけで容易に開けることができる。
なお、開口21hの大きさについては特に制限するものではないが、例えば、図11に示すように、ウインカ41の裏側41rなどのメンテナンスが可能なように、指手や操作器具等が入る大きさであればよい。
本実施形態における例えば、ECU15a、コネクタ15b、レギュレータ15cおよびヒューズを収容したヒューズケース15dなどの電装品15は、図8および図12に示すように、前側リアフェンダ21の中央ふくらみ部21cの上面側(図2参照)に設けられている電装品取付け部21g,21i,21j,21kに固定されている。そして、例えば、ECU15aを固定する電装品取付け部21gは、中央ふくらみ部21cの上面側に略矩形の突出する台座を形成すると共に左右両側に一対の起立片21gpを備えている。したがって、起立片21gpが差し込み係合できる受部がECU15aの筐体に形成されていることで、ECU15aが差し込み固定される。コネクタ15bは、例えば、ネジボス状に形成された電装品取付け部21iにねじ止めされた係止片21ipによって固定されている。レギュレータ15cは、側面視で略三角形に突出した台座上に、例えば、止めネジ21jpにより斜めに固定されている。ヒューズケース15dは側面視で台形状の電装品取付け部21kに突設された起立片21kpに差し込むようにして固定されている。
また、電装品取付け部21g,21i,21j,21kの周辺には、複数の起立壁21swが設けられている。
このように本実施形態においては、後側リアフェンダ22が車両上下方向に延びる少なくとも左右一対の側壁22wを備え、前側リアフェンダ21が後側リアフェンダ22の左右一対の側壁22wの下辺22wdに沿うように後方に延出する後方延出部21rを備えていることで、前側リアフェンダ21の後方延出部21rが後側リアフェンダ22の側壁22wの下辺22wdに重なるので、リアフェンダ20の剛性を高めることができる。したがって、車体フレーム2のリアステイを無くすか、小型化を図ることができ、車体フレーム2の軽量化、小型化に寄与することができる。
また、本実施形態においては、後側リアフェンダ22の基部22bから下後方に延びる後端フェンダ部22rまで、前側リアフェンダ21の後方延出部21rが延出されているので、リアフェンダ最後方の後端フェンダ部22rまで剛性を高めることができる。
また、本実施形態においては、後側リアフェンダ22の後部にウインカ取付け部22cを備え、このウインカ取付け部22cの下部まで前側リアフェンダ21の後方延出部21rが延出されているので、ウインカ取付け部22cの周辺の剛性を高めることができる。
また、本実施形態においては、前側リアフェンダ21の後部に、上方に突出する突起部21dが設けられていることで、前側リアフェンダ21の後部の剛性を高めることができる。また、突起部21dを、リアフレーム2cとの係合部分として利用することができる。
また、本実施形態においては、前側リアフェンダ21の後部に形成された突起部21dがリアフレーム2cに支持されることで、前側リアフェンダ21の後部の固定が強固になる。
また、本実施形態においては、前側リアフェンダ21の後部に形成された突起部21dにテールランプ40を支持することにより、リアフレーム2cにテールランプ支持用のブラケット等を省略することができ、軽量化に寄与できる。
また、本実施形態においては、リアフェンダ20は、突起部21dの後部でウインカ取付け部の下方に開口21hが形成され、この開口21hを開閉可能なリッド21mが設けられていることにより、開口21hを利用してウインカ41のメンテナンスが容易にできる。
また、本実施形態においては、前側リアフェンダ21の上面側に電装品取付け部21g,21i,21j,21kが設けられることにより、この電装品取付け部21g,21i,21j,21kの凹凸形状によって前側リアフェンダ21の剛性が高められる。さらに、電装品15が前側リアフェンダ21に直接取り付けられていることで、電装品15を固定するための車体フレーム2の取付け部を無くすか簡略化することができ、車体軽量化に寄与できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、適宜変更できる。例えば、前側リアフェンダ21や後側リアフェンダ22の形状並びに前側リアフェンダ21の後方延出部21rの形状については、前掲の形状に何ら制限されるものではない。また、リッド21mの形状や取付け構造においても、着脱可能であれば前掲の構造に限らず適宜変更することができる。
また、上記実施形態においては、自動二輪車について説明したが、本発明は、例えばバギー等の他の鞍乗型車両でもよい。
1 自動二輪車
2c リアフレーム
21 前側リアフェンダ
21g,21i,21j,21k 電装品取付け部
21d 突起部
21h 開口
21m リッド
21r 後方延出部
22 後側リアフェンダ
22b 基部
22c ウインカ取付け部
22r 後端フェンダ部
22w 側壁
22wd 側壁の下辺
40 テールランプ
41 ウインカ
RW 後輪

Claims (7)

  1. 後輪(RW)の前上部を覆う前側リアフェンダ(21)と、
    前記前側リアフェンダ(21)の後方で後輪(RW)の後上部を覆う後側リアフェンダ(22)と、
    を備える自動二輪車(1)の後部構造であって、
    前記後側リアフェンダ(22)は、車両上下方向に延びる少なくとも左右一対の側壁(22w)を備え、
    前記前側リアフェンダ(21)は、少なくとも前記左右一対の側壁(22w)の下辺(22wd)に沿うように後方に延出する後方延出部(21r)を備え
    前記後方延出部(21r)の下辺は、前記前側リアフェンダ(21)の最後端位置まで、前記左右一対の側壁(22w)の前記下辺(22wd)に沿うように形成されている
    ことを特徴とする自動二輪車(1)の後部構造。
  2. 前記後側リアフェンダ(22)は、リアフレーム(2c)に沿って延びる基部(22b)と、前記基部(22b)から下後方に向って延びる後端フェンダ部(22r)を備え、
    前記前側リアフェンダ(21)の前記後方延出部(21r)は、前記後端フェンダ部(22r)まで延出されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車(1)の後部構造。
  3. 前記後側リアフェンダ(22)は、後部にウインカ取付け部(22c)を備え、
    前記前側リアフェンダ(21)の前記後方延出部(21r)は、前記ウインカ取付け部(22c)の下部まで延出されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車(1)の後部構造。
  4. 前記前側リアフェンダ(21)の後部に、上方に突出する突起部(21d)が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の自動二輪車(1)の後部構造。
  5. 前記突起部(21d)が前記リアフレーム(2c)に支持され、
    前記突起部(21d)はテールランプ(40)を支持している
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車(1)の後部構造。
  6. 前記前側リアフェンダ(21)には、前記突起部(21d)の後部で前記ウインカ取付け部(22c)の下方に位置する開口(21h)が形成され、
    前記開口(21h)を開閉可能なリッド(21m)が設けられている
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の自動二輪車(1)の後部構造。
  7. 前記前側リアフェンダ(21)の上面側に電装品取付け部(21g,21i,21j,21k)が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の自動二輪車(1)の後部構造。
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