JP6645331B2 - バッテリの取付構造及び自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリの取付構造及び自動二輪車に関する。
自動二輪車において、バッテリを車体フレームに取り付ける構造として、例えば、特許文献1に記載の構造が存在する。特許文献1では、複数のブラケットでバッテリを支持し、これら複数のブラケットを車体フレームの所定箇所に締結することにより、バッテリを取り付けている。
実公昭62−24630号公報
しかしながら、特許文献1では、ブラケットが複数必要なため、構成が複雑化すると共に重量増加の要因となってしまう。さらには、取付作業が煩雑になるという問題がある。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でバッテリを取り付けると共に、取付作業性を向上することができるバッテリの取付構造及び自動二輪車を提供することを目的とする。
本発明に係るバッテリの取付構造は、自動二輪車におけるバッテリの取付構造であって、バッテリを収容可能な開口を有するバッテリケースと、前記開口の少なくとも一部を覆うバッテリプレートと、前記バッテリケースの左右に配置される一対のシートフレームと、リヤサスペンションの一端を支持するリヤサスペンションブラケットとを備え、前記バッテリケースは、前記バッテリを前記リヤサスペンションブラケットに支持する支持部と、車体フレーム側に係合する係合部とを有し、前記バッテリプレートは、前記バッテリを押さえる押さえ部と、前記シートフレームに固定される固定部とを有し、前記バッテリプレートが前記シートフレームに固定されることで、前記バッテリケースが固定され、前記バッテリケースは、前記リヤサスペンションブラケットの上方に設けられ、前記リヤサスペンションブラケットは、左右一対の突出片を有し、前記リヤサスペンションの先端部分が、左右一対の前記突出片の間に配置され、前記支持部は、前記バッテリケースの底部に左右一対の前記突出片に対応して設けられた左右一対の凹部により形成され、前記凹部は、前記突出片の上面に沿った形状を有し、前記凹部の最下端には、上下に貫通する貫通孔が形成されることを特徴とする。
この構成によれば、バッテリをリヤサスペンションブラケットで支持したことにより、バッテリの重量をリヤサスペンションブラケットで受けることができる。このため、バッテリを支えるためバッテリケースを簡略化することができる。また、バッテリプレートをシートフレームに固定するだけでバッテリケースも固定することができる。このため、バッテリケースを固定する構成を省略することができると共に、バッテリの取付作業が簡略化される。
また、本発明に係る上記バッテリの取付構造において、前記係合部は、前記バッテリケースの前側を前記車体フレーム側に係合させる第1の係合部と、前記バッテリケースの後側を前記車体フレーム側に係合させる第2の係合部とを有することが好ましい。この構成によれば、第1の係合部が車体フレーム側に係合することで、バッテリケースの前側が固定され、バッテリケース5の後方への移動を規制することができる。同様に、第2の係合部が車体フレーム側に係合することで、バッテリケースの前方への移動を規制することができる。
また、本発明に係る上記バッテリの取付構造において、前記バッテリプレートは、シートに係合する第3の係合部を有することが好ましい。この構成によれば、バッテリプレートの一部でシートを固定することができ、専用のシートフックを設ける必要がない。よって、構成が簡略化される。
また、本発明に係る自動二輪車は、上記バッテリの取付構造を備えることが好ましい。
本発明によれば、簡易な構成でバッテリを取り付けると共に、取付作業性を向上することができる。
本実施の形態に係るバッテリの取付構造が適用される自動二輪車の側面図である。 本実施の形態に係るバッテリの周辺構成を上方から見た斜視図である。 本実施の形態に係るバッテリの周辺構成を後下方から見た斜視図である。 本実施の形態に係るバッテリの周辺構成を下方から見た斜視図である。 本実施の形態に係るバッテリケースの斜視図である。 本実施の形態に係るバッテリケースの斜視図である。 本実施の形態に係るバッテリケースの上面図である。 本実施の形態に係るバッテリプレートの斜視図である。 本実施の形態に係るバッテリ周辺の縦断面図である。 本実施の形態に係るバッテリ周辺の横断面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係るバッテリの取付構造をオフロードタイプの自動二輪車に適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、本発明に係るバッテリの取付構造を、他のタイプの自動二輪車や、バギータイプの自動四輪車等に適用してもよい。また、方向について、車両前方を矢印FR、車両後方を矢印RE、車両左側を矢印L、車両右側を矢印Rでそれぞれ示す。また、以下の各図では、説明の便宜上、一部の構成を省略している。
図1を参照して、本実施の形態に係る自動二輪車の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るバッテリの取付構造が適用される自動二輪車の側面図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る自動二輪車1は、オフロードタイプの自動二輪車である。自動二輪車1は、鋼製又はアルミ合金製の車体フレーム2にエンジン10を懸架して構成される。車体フレーム2は、ヘッドパイプ20から延びるメインフレーム21及びダウンフレーム22と、メインフレーム21の途中から後方に延びるシートフレーム23と、メインフレーム21の下端からシートフレーム23の後端に向かって延びるリヤフレーム24とを有している。
メインフレーム21は、ヘッドパイプ20から後方に向けて左右に分岐し、車体後方に向かって斜め下方に傾斜して延在している。ダウンフレーム22は、ヘッドパイプ20から下方に向かって延びた後、車体下部において水平方向に屈曲して後方に延びている。メインフレーム21とダウンフレーム22によって囲まれる空間内にエンジン10が配置される。エンジン10は、例えば、水冷式のエンジンであり、前面に放熱器としてのラジエータ(不図示)が配置されている。
ヘッドパイプ20には、ステアリングシャフト(不図示)を介してフロントフォーク12が回転可能に支持されている。ステアリングシャフトの上端にはハンドルバー13が結合されている。フロントフォーク12の下部には、前輪14が回転可能に支持されている。前輪14には、制動装置を構成するブレーキディスク15が設けられている。
メインフレーム21の下部は、ピボット部25を構成し、スイングアーム26が上下方向に揺動可能に連結されている。ピボット部25の上方には、車体フレーム2とスイングアーム26とを連結するリヤサスペンション30が設けられている。スイングアーム26の後部には、後輪16が回転可能に支持されている。後輪16の左側には、ドリブンスプロケット17が設けられており、チェーン18によってエンジンの動力が後輪16に伝達されるよう構成されている。
エンジン10の上方には、燃料タンク31が配置されている。燃料タンク31の後方には、シートフレーム23に沿ってシート32が設けられている。シート32とリヤサスペンション30との間には、バッテリ33が配置されている。バッテリ33の後方には、エアクリーナ(不図示)が配置されている。なお、バッテリ33の取付構造及びバッテリ33の周辺構成については、後述する。
次に、図2から図4を参照して、本実施の形態に係るバッテリの周辺構成について説明する。図2から図4は、本実施の形態に係るバッテリ取付構造を示す斜視図である。具体的に、図2はバッテリの周辺構成を上方から見た斜視図であり、図3はバッテリの周辺構成を後下方から見た斜視図であり、図4はバッテリの周辺構成を下方から見た斜視図である。
図2から図4に示すように、バッテリ33は、バッテリケース5に収容されると共に、燃料タンク31の後方において、シート32(図4のみ図示)とリヤサスペンションブラケット4(図2では不図示)との間に設けられている。バッテリ33は、直方体形状を有しており、例えば、リチウムイオン式の蓄電池で構成される。バッテリケース5は、バッテリ33を収容可能な箱形状を有しており、上方が開口されている。
バッテリ33は、バッテリケース5を介してリヤサスペンションブラケット4に支持されている。また、バッテリケース5の上方には、開口の略後半部を覆うバッテリプレート6が設けられている。また、バッテリケース5の前側部分は、後述するバンド7を介して燃料タンク31に固定される。なお、バッテリケース5及びバッテリプレート6の詳細については後述する。
燃料タンク31は、左右一対のメインフレーム21の上面に支持されている。燃料タンク31後方の各メインフレーム21には、シートフレーム23の前端がボルト23aによって連結されている。左右一対のシートフレーム23は、バッテリ33(バッテリケース5)を左右で挟み込むように配置され、後方に延びている。
また、燃料タンク31の後方において、左右一対のメインフレーム21を連結するようにリヤサスペンションブラケット4が設けられている。リヤサスペンションブラケット4は、左右一対のメインフレーム21を連結する連結パイプ40と、連結パイプ40から後方に向かって突出する左右一対の突出片41とを有している。
左右一対の突出片41は、左右方向において、連結パイプ40の略中央に所定の間隔を空けて設けられている。突出片41は、左右方向に厚みを有する側面視略三角形状に形成されている。特に突出片41は、後方に向かうに従って上下幅が小さくなるように形成されている。また、突出片41の上面は、後方に向かうに従って下方に傾斜している。
各突出片41の後端部分には、それぞれ左右に貫通する貫通孔42が形成されている。一対の突出片41の間には、リヤサスペンション30(図10参照)の先端部分が配置される。なお、リヤサスペンション30の先端にも貫通孔42に対応して貫通孔30aが形成されており、これらの貫通孔42、30aに結合ピン30b(図10参照)が通されることで、リヤサスペンション30の先端がリヤサスペンションブラケット4に支持される。
バッテリ33の後方には、エアクリーナブラケット34を介してエアクリーナ(不図示)が配置される。エアクリーナブラケット34は、シート32下方の空間(シートフレーム23とリヤフレーム24の間の空間)を前後に仕切る板状体で形成される。シートフレーム23の上方には、バッテリ33及びその周辺構成を覆うようにシート32が設けられる(図4及び図9参照)。
シート32は、樹脂製のシートベース35の上面に、乗員が着座するクッション部36を結合して構成される(図4及び図9参照)。シートベース35の下面には、バッテリプレート6に係合する係合部35aが形成されている。係合部35aは、下方に突出した後、前方に向かって屈曲するように形成されている。シート32を取り外すことにより、バッテリ33及びその周辺構成へのアクセスが可能になっている。
次に、図5から図8を参照して、本実施の形態に係るバッテリケース及びバッテリプレートの詳細構成について説明する。図5及び図6は、本実施の形態に係るバッテリケースの斜視図である。具体的に、図5はバッテリケースを斜め上方から見た斜視図であり、図6はバッテリケースを斜め下方から見た斜視図である。図7は、本実施の形態に係るバッテリケースの上面図である。図8は、本実施の形態に係るバッテリプレートの斜視図である。
先ず、バッテリケース5について説明する。図5から図7に示すように、バッテリケース5は、プラスチック等の樹脂材料により、射出成形されている。前述したように、バッテリケース5は、直方体のバッテリ33(図2参照)を収容可能な箱形状を有しており、上方が開口されている。具体的に、バッテリケース5の左右の側壁50の間隔は、バッテリ33の左右幅と略同一である。また、バッテリケース5の前壁51と後壁52の間隔は、バッテリ33の前後幅と略同一である。
バッテリケース5の底部53には、下方に窪んだ一対の凹部53aが形成されている。一対の凹部53aは突出片41の上面に沿った形状であり、リヤサスペンションブラケット4の突出片41(図3参照)に対応して左右に並んで形成されている。これら一対の凹部53aにより、バッテリ33をリヤサスペンションブラケット4に支持する支持部54が形成される。
支持部54は、突出片41の厚みと略同一の左右幅を有し、下端に頂点を有する側面視略三角形状に形成されている。支持部54は、後方に向かうに従って下方に傾斜する傾斜面54aを有している。支持部54の最下端(傾斜面54aの下端)には、上下に貫通する貫通孔54bが形成されている。詳細は後述するが、この貫通孔54bは、バッテリケース5内に浸入した水を外部に排出する水抜き穴として機能する。
バッテリケース5の前壁51の略中央には、フック状の係合部51aが形成されている。係合部51aは、バッテリケース5の前壁51から前方に突出し、下方に向かって屈曲した形状を有している。バッテリケース5の後壁52には、板状の係合部52aが形成されている。係合部52aは、バッテリケース5の後壁52から後方に向かって延び、先端が下方に向かって屈曲されて形成される。係合部52aは、バッテリケース5の左右幅(左右の側壁50の間隔)と略同一幅を有する板状体であり、略水平に左右方向に沿って延び、エアクリーナブラケット34に係合する。
バッテリケース5の左右の側壁50には、シートフレーム23に引っ掛けられる引掛け部55が形成されている。引掛け部55は、シートフレーム23の上面を覆うように車両外側に向かって延びている。引掛け部55の上方には、貫通孔55a、55bが前後に並んで形成されている。前側の貫通孔55aは、メインフレーム21とシートフレーム23(共に図2参照)とを連結するボルト23aを避けるための穴として機能する。後側の貫通孔55bは、後述するバッテリプレート6をバッテリケース5を避けてシートフレーム23に取り付ける際のアクセス穴として機能する。
次に、バッテリプレート6について説明する。図8に示すように、バッテリプレート6は、バッテリケース5の開口の一部を覆い、例えば金属板を折り曲げて形成される。具体的にバッテリプレート6は、バッテリ33の上面を押さえる押さえ部60と、シートフレーム23に固定するための固定部61とを有している。
押さえ部60は、左右方向に長い上面視矩形状を有している。具体的に、押さえ部60の前後幅は、バッテリケース5(バッテリ33)の前後幅の略半分の大きさを有しており、バッテリ後半部の上方を押さえている。また、押さえ部60の左右幅は、バッテリケース5(バッテリ33)の左右幅と略同一の大きさを有している。押さえ部60の上面には、軽量化のために複数の肉抜き穴60aが形成されている。
固定部61は、押さえ部60の左右の両端から下方に延びた後、水平方向外側に延びた正面視略L字形状を有している。押さえ部60の左右の両端から下方に延びた部位は、バッテリーケース5の左右位置を規制する壁として機能する。固定部61の水平部分には、上下に貫通する貫通孔61aが形成されている。詳細は後述するが、当該貫通孔61aにボルト61b(図2参照)を挿通してシートフレーム23に締結することにより、バッテリプレート6がシートフレーム23に固定される。
また、押さえ部60の後縁部には、シート32に係合する係合部60bが形成されている。係合部60bは、押さえ部60の後縁部から下方に屈曲された後、後方に向かって水平に屈曲された段形状を有している。詳細は後述するが、係合部60bは、シート32を車両に固定するためのシートフックとして機能する。
次に、図9及び図10を参照して、本実施の形態に係るバッテリの取付構造について説明する。図9は、本実施の形態に係るバッテリ周辺の縦断面図である。図10は、本実施の形態に係るバッテリ周辺の横断面図である。具体的に、図9は、図7のバッテリケースをA−A線に沿って切断したときのバッテリ周辺の断面図である。また、図10は、図7のバッテリケースをB−B線に沿って切断したときのバッテリ周辺の断面図である。
図9及び図10に示すように、バッテリ33は、バッテリケース5に収容された状態で、前後方向で燃料タンク31とエアクリーナ(不図示)の間に配置されている。このように、バッテリ33をエンジン10(図1参照)に近づけて車両の中心に配置することでマスの集中化を図ることができる。この結果、自動二輪車1(図1参照)の運転性能が向上する。また、バッテリ33がバッテリケース5に収容されることで、バッテリ33が単体で外部に露出するのを防止することができ、泥や水からバッテリ33を保護することができる。
前述したように、リチウムイオン式のバッテリ33を用いたことで、バッテリ33の外形寸法を小型化することができ、バッテリケース5もバッテリ33の形状に合わせて小型化することが可能になっている。このため、シート32の下方において、燃料タンク31とエアクリーナの間の限られたスペースの中でバッテリ33を配置することができる。よって、燃料タンク31を凹ませてバッテリ33の配置スペースを確保する必要がなく、燃料タンク31の容量を犠牲にすることもない。
また、上記したように、バッテリ33は、バッテリケース5を介してリヤサスペンションブラケット4に支持されている。具体的には、バッテリケース5の支持部54の傾斜面54aが突出片41の上面に当接することで、バッテリケース5(バッテリ33)がリヤサスペンションブラケット4に支持される。このように、リヤサスペンションブラケット4を本来の目的だけでなく、バッテリ33を支持するブラケットとして用いることにより、別途バッテリ専用のブラケットを設ける必要がなくなる。この結果、バッテリ33を取り付ける構成を簡略化することができる。
さらに、リヤサスペンションブラケット4は、車体フレーム2(メインフレーム21)と一体的に形成されるため、比較的高強度を有している。よって、重量物であるバッテリ33の重量の大半をリヤサスペンションブラケット4で受け持つことができる。この結果、バッテリ33を収容するバッテリケース5に必要となる強度を低減することができる。よって、バッテリケース5を樹脂成型品とすることが可能となって、バッテリ33の形状に合わせて設計の自由度を向上すると共に、軽量化も実現することが可能になった。
また、支持部54が突出片41に対応して設けられ、一対の支持部54の間に隙間が設けられている。よって、リヤサスペンション30を取り付ける際のスペースを確保することができ、リヤサスペンション30の取付作業性が損なわれるのを防止することができる。また、突出片41の上面に支持部54の傾斜面54aが当接することで、バッテリ33及びバッテリケース5が前方に向かって移動するのを防止することができる。
また、バッテリケース5の底部53に凹部53aが形成されているため、仮にバッテリケース5内に水が浸入しても凹部53aに水が集められる。よって、バッテリ33に影響を与えることがない。特に、凹部53aの底面が下方に向かって傾斜しており(支持部54の傾斜面54a)、凹部53aの下端に貫通孔54bが形成されている。このため、バッテリケース5(凹部53a)内に集められた水を貫通孔54bから外に排出することができる。
バッテリケース5の前側は、バンド7を介して燃料タンク31に固定される。具体的にバンド7は、矩形状のラバーバンド70の前後端に多角形のリング71、72を取り付けて構成される。一端側(後側)のリング71はバッテリケース5の係合部51aに引っ掛けられる一方、他端側(前側の)リング72は燃料タンク31の後端に設けられる係合部31aに引っ掛けられる。これにより、バッテリケース5の前側が固定され、バッテリケース5の後方への移動が規制される。
バッテリケース5の後側には、エアクリーナブラケット34が係合する。具体的には、係合部52aにエアクリーナブラケット34の上端部分が引っ掛けられる。これにより、バッテリケース5の前方への移動が規制される。また、係合部52aが左右に延び、係合部52aとエアクリーナブラケット34の上端部分とが前後方向で重なり合うことにより、バッテリケース5とエアクリーナブラケット34との隙間が埋められる。これにより、水や埃等がバッテリケース5側へ浸入するのを防止することができる。
バッテリプレート6は、バッテリケース5の上方を覆うように被せられる。このとき、左右の固定部61がバッテリケース5の貫通孔55bに収容されている。そして、固定部61の上方からバッテリプレート6の貫通孔61aにボルト61b(図2参照)を挿通してシートフレーム23に締結することにより、バッテリプレート6がシートフレーム23に固定される。この結果、バッテリケース5は、バッテリプレート6(押さえ部60)によって下方に押さえ付けられる。よって、バッテリケース5が上下に移動するのを規制することができる。また、バッテリ33がバッテリケース5から飛び出すのを防止することができる。
このように、バッテリプレート6をシートフレーム23に固定するだけで、バッテリケース5も固定することができる。よって、バッテリケース5を単体でシートフレーム23等にネジ留めする必要がなく、バッテリ33の取付作業が簡略化される。また、バッテリプレート6を取り外すだけでバッテリケース5も取り外すことができ、取り外し作業も簡略化される。
また、シートフレーム23及びバッテリ33の上方を覆うように、シート32が設けられている。シート32の前側は燃料タンク31の上面に支持され、シート32の中間部は、シートフレーム23(図4参照)に支持される。特に、シート32の後側においては、シートベース35の係合部35aとバッテリプレート6の係合部60bとが係合している。
具体的には、係合部35aと係合部60bが上下に重なっており、上側がバッテリプレート6の係合部60bで下側がシートベース35の係合部35aとなっている。このように、シート32を固定するためのシートフックとして、バッテリプレート6の一部(係合部60b)を活用することができる。よって、シートフック一つを削減でき、構成が簡略化される。
また、上記したように、バッテリプレート6は、シートフレーム23にボルト23aで固定されることで、下方に押さえ付けられている。このため、シート32(シートベース35)は、バッテリプレート6の係合部60bを介して下方に押さえ付けられる。この結果、シート32が上方に浮き上がるのを防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、バッテリ33をリヤサスペンションブラケット4で支持したことにより、バッテリ33の重量をリヤサスペンションブラケット4で受けることができる。このため、バッテリ33を支えるためバッテリケース5を簡略化することできる。また、バッテリプレート6をシートフレーム23に固定するだけでバッテリケース5も固定することができる。このため、バッテリケース5を固定する構成を省略することができると共に、バッテリ33の取付作業が簡略化される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記した実施の形態において、バッテリケース5が樹脂材料で形成される構成としたが、この構成に限定されない。バッテリケース5は、他の材料で形成されてもよい。
また、上記した実施の形態において、バッテリプレート6をシートフレーム23に固定することでバッテリケース5を固定する構成としたが、この構成に限定されない。バッテリプレート6を用いず、直接バッテリケース5をシートフレーム23に固定してもよい。
また、上記した実施の形態において、バッテリ33がリチウムイオン電池で構成されるとしたが、この構成に限定されない。バッテリ33は、鉛蓄電池等、他のタイプの蓄電池で構成されてもよい。
また、上記した実施の形態において、バッテリプレート6がバッテリケース5の開口の一部(略後半部)を覆う構成としたが、この構成に限定されない。バッテリプレート6は、バッテリケース5の開口を全て覆うように構成されてもよい。
また、上記した実施の形態において、バッテリケース5の前側を燃料タンク31に係合させ、バッテリケース5の後側をエアクリーナブラケット34に係合させる構成としたが、この構成に限定されない。各係合部51a、52aを直接車体フレーム2(シートフレーム23)に係合させる構成としてもよい。
以上説明したように、本発明は、簡易な構成でバッテリを取り付けると共に、取付作業性を向上することができるという効果を有し、特に、バッテリの取付構造及び自動二輪車に有用である。
1 自動二輪車
23 シートフレーム
30 リヤサスペンション
31 燃料タンク
32 シート
33 バッテリ
35a 係合部(第3の係合部)
4 リヤサスペンションブラケット
5 バッテリケース
51a 係合部(第1の係合部)
52a 係合部(第2の係合部)
54 支持部
54b 貫通穴
6 バッテリプレート
60 押さえ部
61 固定部

Claims (5)

  1. 自動二輪車におけるバッテリの取付構造であって、
    バッテリを収容可能な開口を有するバッテリケースと、
    前記開口の少なくとも一部を覆うバッテリプレートと、
    前記バッテリケースの左右に配置される一対のシートフレームと、
    リヤサスペンションの一端を支持するリヤサスペンションブラケットとを備え、
    前記バッテリケースは、前記バッテリを前記リヤサスペンションブラケットに支持する支持部と、車体フレーム側に係合する係合部とを有し、
    前記バッテリプレートは、前記バッテリを押さえる押さえ部と、前記シートフレームに固定される固定部とを有し、
    前記バッテリプレートが前記シートフレームに固定されることで、前記バッテリケースが固定され
    前記バッテリケースは、前記リヤサスペンションブラケットの上方に設けられ、
    前記リヤサスペンションブラケットは、左右一対の突出片を有し、
    前記リヤサスペンションの先端部分が、左右一対の前記突出片の間に配置され、
    前記支持部は、前記バッテリケースの底部に左右一対の前記突出片に対応して設けられた左右一対の凹部により形成され、
    前記凹部は、前記突出片の上面に沿った形状を有し、
    前記凹部の最下端には、上下に貫通する貫通孔が形成されることを特徴とするバッテリの取付構造。
  2. 前記貫通孔は、上下方向からみて、前記突出片に重ならない位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリの取付構造。
  3. 前記係合部は、前記バッテリケースの前側を前記車体フレーム側に係合させる第1の係合部と、前記バッテリケースの後側を前記車体フレーム側に係合させる第2の係合部とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバッテリの取付構造。
  4. 前記バッテリプレートは、シートに係合する第3の係合部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のバッテリの取付構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のバッテリの取付構造を備える自動二輪車。
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