JP6636646B2 - 鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造 - Google Patents
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Description
本発明は、鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造に関する。
従来、鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造として、前輪ブレーキと後輪ブレーキが共にドラムブレーキであり、連動ブレーキケーブルが、イコライザーを介して後輪ブレーキ操作子(ブレーキペダル)と前輪ブレーキに接続される。後輪ブレーキ操作子によりブレーキ操作を行って、連動ブレーキケーブル(詳しくは、インナーワイヤ)を引くことで、前輪ブレーキを作動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
連動ブレーキケーブルは、イコライザーとの接続部から一旦後方に延び、所定の曲率で曲げられて前方に延び、メインフレームの右側(ブレーキペダル側)に配索される。
連動ブレーキケーブルは、イコライザーとの接続部から一旦後方に延び、所定の曲率で曲げられて前方に延び、メインフレームの右側(ブレーキペダル側)に配索される。
特許文献1では、連動ブレーキケーブルが、イコライザーよりも後方で湾曲されて車体前方に指向され、この湾曲部が、車体構成部品と車体カバーとの間に配置される。連動ブレーキケーブルは、湾曲部の撓みを規制しないように、湾曲部以外の部分を車体フレームに設けられるクランプで車体に支持して、湾曲部に撓みの自由度を持たせているが、湾曲部の撓みの自由度を確保しながら湾曲部の過度の変位が抑えられる構造が望まれる。
本発明の目的は、連動ブレーキケーブルにおける湾曲部の撓みの自由度を確保しながら湾曲部の過度の変位が抑えられる鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造を提供することにある。
本発明の目的は、連動ブレーキケーブルにおける湾曲部の撓みの自由度を確保しながら湾曲部の過度の変位が抑えられる鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造を提供することにある。
この明細書には、2016年9月30日に出願された日本国特許出願・特願2016−195270の全ての内容が含まれる。
上述した課題を解決するため、本発明(第1の特徴)は、車体フレーム(11)が、ヘッドパイプ(21)から車体後方に延びるメインフレーム(22)と、前記メインフレーム(22)から車体下方に延びるセンターフレーム(23)と、前記メインフレーム(22)から後方に延びるシートフレーム(24)と、前記シートフレーム(24)及び前記センターフレーム(23)のそれぞれを接続するサブフレーム(26)とを備え、前輪(13)を制動する前輪ブレーキ(91)及び後輪(16)を制動する後輪ブレーキ(92)がドラムブレーキで構成され、前記前輪ブレーキ(91)は車体左側、前記後輪ブレーキ(92)を作動させる後輪ブレーキ操作子(94)は車体右側に配置され、前記後輪ブレーキ操作子(94)にイコライザー(111)を介して連動ブレーキケーブル(112)の一端が接続され、前記連動ブレーキケーブル(112)が、前記イコライザー(111)側から後方に凸状に湾曲する湾曲部(112a)を形成して前方に延び、前方に延びた前記連動ブレーキケーブル(112)の他端が前記前輪ブレーキ(91)に接続されることで、前記後輪ブレーキ操作子(94)の操作により前記後輪ブレーキ(92)及び前記前輪ブレーキ(91)の両方に制動力が付与される鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造において、前記湾曲部(112a)は、その後端(112c)から前方に延びる前方延出部(112e)と、前記イコライザー(111)側から後方に延びる後方延出部(112d)とを備え、前記湾曲部(112a)と前記車体フレーム(11)との間に板状部材(78)が設けられ、前記板状部材(78)には、前記後方延出部(112d)をガイドする第1リブ(78m)と、前記前方延出部(112e)をガイドする第2リブ(78q)とが設けられることを特徴とする。
上述した課題を解決するため、本発明(第1の特徴)は、車体フレーム(11)が、ヘッドパイプ(21)から車体後方に延びるメインフレーム(22)と、前記メインフレーム(22)から車体下方に延びるセンターフレーム(23)と、前記メインフレーム(22)から後方に延びるシートフレーム(24)と、前記シートフレーム(24)及び前記センターフレーム(23)のそれぞれを接続するサブフレーム(26)とを備え、前輪(13)を制動する前輪ブレーキ(91)及び後輪(16)を制動する後輪ブレーキ(92)がドラムブレーキで構成され、前記前輪ブレーキ(91)は車体左側、前記後輪ブレーキ(92)を作動させる後輪ブレーキ操作子(94)は車体右側に配置され、前記後輪ブレーキ操作子(94)にイコライザー(111)を介して連動ブレーキケーブル(112)の一端が接続され、前記連動ブレーキケーブル(112)が、前記イコライザー(111)側から後方に凸状に湾曲する湾曲部(112a)を形成して前方に延び、前方に延びた前記連動ブレーキケーブル(112)の他端が前記前輪ブレーキ(91)に接続されることで、前記後輪ブレーキ操作子(94)の操作により前記後輪ブレーキ(92)及び前記前輪ブレーキ(91)の両方に制動力が付与される鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造において、前記湾曲部(112a)は、その後端(112c)から前方に延びる前方延出部(112e)と、前記イコライザー(111)側から後方に延びる後方延出部(112d)とを備え、前記湾曲部(112a)と前記車体フレーム(11)との間に板状部材(78)が設けられ、前記板状部材(78)には、前記後方延出部(112d)をガイドする第1リブ(78m)と、前記前方延出部(112e)をガイドする第2リブ(78q)とが設けられることを特徴とする。
第2の特徴は、前記板状部材(78)は、リアフェンダ(77)により構成されるようにしても良い。
第3の特徴は、前記板状部材(78)が側方からサイドカバー(65)で覆われるようにしても良い。
第4の特徴は、前記第1リブ(78m)は、前記板状部材(78)に備える段部(78h)との間で形成される断面長孔形状の空間(131)を形成し、前記長孔形状の空間(131)の高さは、前記連動ブレーキケーブル(112)の外径よりも大きく設定される構成としても良い。
第3の特徴は、前記板状部材(78)が側方からサイドカバー(65)で覆われるようにしても良い。
第4の特徴は、前記第1リブ(78m)は、前記板状部材(78)に備える段部(78h)との間で形成される断面長孔形状の空間(131)を形成し、前記長孔形状の空間(131)の高さは、前記連動ブレーキケーブル(112)の外径よりも大きく設定される構成としても良い。
第5の特徴は、前記第2リブ(78q)は、少なくとも前記連動ブレーキケーブル(112)の下部のみを規制する構成としても良い。
第6の特徴は、前記板状部材(78)の下部は、前記第1リブ(78m)よりも前方に延びる突出部(78d)を備え、前記突出部(78d)は、前記連動ブレーキケーブル(112)と前記イコライザー(111)との接続部まで延びる構成としても良い。
第6の特徴は、前記板状部材(78)の下部は、前記第1リブ(78m)よりも前方に延びる突出部(78d)を備え、前記突出部(78d)は、前記連動ブレーキケーブル(112)と前記イコライザー(111)との接続部まで延びる構成としても良い。
第7の特徴は、前記湾曲部(112a)は、前記サブフレーム(26)と前記シートフレーム(24)と前記センターフレーム(23)とで形成される空間(155)の側方に配置され、前記サブフレーム(26)と前記シートフレーム(24)とに沿った形状となる構成としても良い。
第8の特徴は、前記板状部材(78)は、前記サブフレーム(26)の背面に取付けられて前記後輪(16)に面する後壁(78a)と、前記後壁(78a)の右側の側縁から前記サブフレーム(26)の側面に沿って前方に延びる側壁(78b)とが一体に形成され、前記側壁(78b)に前記第1リブ(78m)及び前記第2リブ(78q)が形成されている構成としても良い。
本発明の第1の特徴によれば、後方延出部及び前方延出部をそれぞれ第1リブ、第2リブでガイドすることで、湾曲部の撓みの自由度を確保しながら、湾曲部の過度の変位が抑えられるように湾曲部を保持することができる。
第2の特徴によれば、既存の部品を利用して湾曲部をガイドすることができ、コストを抑えることができる。
第2の特徴によれば、既存の部品を利用して湾曲部をガイドすることができ、コストを抑えることができる。
第3の特徴によれば、サイドカバーによって、湾曲部及び第1リブ、第2リブを保護するとともに、サイドカバーを第1リブ、第2リブの端部に当てて、湾曲部の振れを抑制することが可能になる。
第4の特徴によれば、連動ブレーキケーブルが動ける空間を形成することができ、湾曲部の撓みの自由度を確保することができる。
第5の特徴によれば、少なくとも湾曲部の上下方向変位を抑制することができる。
第6の特徴によれば、突出部で第1リブから連動ブレーキケーブルとイコライザーとの接続部までの連動ブレーキケーブルを下方から覆い、保護することができる。
第4の特徴によれば、連動ブレーキケーブルが動ける空間を形成することができ、湾曲部の撓みの自由度を確保することができる。
第5の特徴によれば、少なくとも湾曲部の上下方向変位を抑制することができる。
第6の特徴によれば、突出部で第1リブから連動ブレーキケーブルとイコライザーとの接続部までの連動ブレーキケーブルを下方から覆い、保護することができる。
第7の特徴によれば、サブフレーム及びシートフレームを利用して、湾曲部をガイドするガイド位置の設定自由度を増すことができ、連動ブレーキケーブルの撓みの自由度を確保しやすくするとともに湾曲部を保持しやすくすることが可能になる。
第8の特徴によれば、後壁によって、後輪から跳ね上げられた石や泥等から車体フレームを保護することができ、また、側壁によって、湾曲部を保持することができる。従って、板状部材は、後壁による泥除けと側壁による保持部材とを兼ねるため、部品数を減らしてコストを削減することができる。
第8の特徴によれば、後壁によって、後輪から跳ね上げられた石や泥等から車体フレームを保護することができ、また、側壁によって、湾曲部を保持することができる。従って、板状部材は、後壁による泥除けと側壁による保持部材とを兼ねるため、部品数を減らしてコストを削減することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明に係る連動ブレーキ構造を備える自動二輪車10の右側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して支持された前輪13と、車体フレーム11の下部にスイングアーム14を介して支持された後輪16と、車体フレーム11の上部に取付けられたシート17とを備える。
自動二輪車10は、乗員がシート17に跨って乗る鞍乗り型車両である。
図1は、本発明に係る連動ブレーキ構造を備える自動二輪車10の右側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して支持された前輪13と、車体フレーム11の下部にスイングアーム14を介して支持された後輪16と、車体フレーム11の上部に取付けられたシート17とを備える。
自動二輪車10は、乗員がシート17に跨って乗る鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、複数のプレス成型された板材(プレス材)が接合されて出来た中空の部材であり、ヘッドパイプ21、メインフレーム22、左右一対のセンターフレーム23、左右一対のシートフレーム24、左右一対のサブフレーム26及びダウンフレーム27からなる。
ヘッドパイプ21は、車体フレーム11の前端を構成する。メインフレーム22は、ヘッドパイプ21から後斜め後方に延びている。左右のセンターフレーム23は、メインフレーム22の後端から下方に延びている。左右のシートフレーム24は、メインフレーム22の後端の左右から後方に延びてシート17を支持している。サブフレーム26は、センターフレーム23とシートフレーム24とに渡されている。ダウンフレーム27は、その先端がメインフレーム22の先端より下方のヘッドパイプ21に接続され、ヘッドパイプ21からメインフレーム22の下方を後斜め下方に延びている。
ヘッドパイプ21は、車体フレーム11の前端を構成する。メインフレーム22は、ヘッドパイプ21から後斜め後方に延びている。左右のセンターフレーム23は、メインフレーム22の後端から下方に延びている。左右のシートフレーム24は、メインフレーム22の後端の左右から後方に延びてシート17を支持している。サブフレーム26は、センターフレーム23とシートフレーム24とに渡されている。ダウンフレーム27は、その先端がメインフレーム22の先端より下方のヘッドパイプ21に接続され、ヘッドパイプ21からメインフレーム22の下方を後斜め下方に延びている。
フロントフォーク12は、上部にバーハンドル31、下部に車軸32を介して前輪13が支持されている。スイングアーム14は、左右のセンターフレーム23の下部に渡されたピボット軸34に上下揺動可能に支持され、スイングアーム14の後端部に車軸35を介して後輪16が支持されている。
左右のセンターフレーム23の下部とダウンフレーム27の下端部とには、メインフレーム22の下方に位置するエンジン36が支持されている。
エンジン36は、クランクケース41と、クランクケース41の前部上部から立ち上げられたシリンダ部42とを備える。
左右のセンターフレーム23の下部とダウンフレーム27の下端部とには、メインフレーム22の下方に位置するエンジン36が支持されている。
エンジン36は、クランクケース41と、クランクケース41の前部上部から立ち上げられたシリンダ部42とを備える。
クランクケース41は、左右のセンターフレーム23とダウンフレーム27とに取付けられている。クランクケース41の後部には変速機44が設けられる。シリンダ部42は、クランクケース41から上方に突出するシリンダブロック46と、シリンダブロック46の上部に取付けられたシリンダヘッド47と、シリンダヘッド47の上部を覆うヘッドカバー48とを備える。
シリンダヘッド47は、その後面に吸気装置51(図2参照)が接続され、前面に排気装置52が接続されている。
排気装置52は、シリンダヘッド47から前方に延びるとともに屈曲して後方に延びる排気管54と、排気管54の後端部に接続された触媒装置55と、触媒装置55の後端部に接続されたマフラ56とを備える。
シリンダヘッド47は、その後面に吸気装置51(図2参照)が接続され、前面に排気装置52が接続されている。
排気装置52は、シリンダヘッド47から前方に延びるとともに屈曲して後方に延びる排気管54と、排気管54の後端部に接続された触媒装置55と、触媒装置55の後端部に接続されたマフラ56とを備える。
メインフレーム22及びシートフレーム24には、シート17の前方に配置された燃料タンク61が取付けられている。
車体フレーム11は、両側方から左右一対のサイドカバー65及び左右一対のリヤサイドカバー66で覆われている。クランクケース41の下部には、左右一対の運転者用ステップ67が設けられている。サイドカバー65の下方には、車体フレーム11で支持された左右一対のステップブラケット68が配置され、各ステップブラケット68の後部に同乗者用ステップ69が設けられている。
スイングアーム14と左右のシートフレーム24とには、左右一対のリアクッションユニット71が渡されている。マフラ56は、上方及び側方から遮熱カバー73で覆われている。
前輪13は上方からフロントフェンダ75で覆われている。後輪16は、上方からリアフェンダ77で覆われている。リアフェンダ77は、後輪16の前斜め上方を覆う前側フェンダ78と、後輪16の上方及び後斜め上方を覆う後側フェンダ79とからなる。
前側フェンダ78は、サブフレーム26に沿って延出する板状部材が一体に設けられ、この板状部材で連動ブレーキケーブルが支持される(詳細については、後述する)。
車体フレーム11は、両側方から左右一対のサイドカバー65及び左右一対のリヤサイドカバー66で覆われている。クランクケース41の下部には、左右一対の運転者用ステップ67が設けられている。サイドカバー65の下方には、車体フレーム11で支持された左右一対のステップブラケット68が配置され、各ステップブラケット68の後部に同乗者用ステップ69が設けられている。
スイングアーム14と左右のシートフレーム24とには、左右一対のリアクッションユニット71が渡されている。マフラ56は、上方及び側方から遮熱カバー73で覆われている。
前輪13は上方からフロントフェンダ75で覆われている。後輪16は、上方からリアフェンダ77で覆われている。リアフェンダ77は、後輪16の前斜め上方を覆う前側フェンダ78と、後輪16の上方及び後斜め上方を覆う後側フェンダ79とからなる。
前側フェンダ78は、サブフレーム26に沿って延出する板状部材が一体に設けられ、この板状部材で連動ブレーキケーブルが支持される(詳細については、後述する)。
自動二輪車10は、前輪13に設けられた前輪ブレーキ91と、後輪16に設けられた後輪ブレーキ92とを備える。前輪ブレーキ91は、ドラムブレーキであり、バーハンドル31の一端部(右端部)に設けられたブレーキレバー93を操作することにより前輪ブレーキ91が作動し、前輪13が制動される。後輪ブレーキ92は、ドラムブレーキであり、右側のセンターフレーム23の下端部に設けられたブレーキペダル94を操作することにより後輪ブレーキ92と共に前輪ブレーキ91が連動して作動し、前輪13及び後輪16が制動される。ブレーキペダル94は車体一側(右側)に配置されている。
このように、自動二輪車10は、後輪ブレーキ操作子としてのブレーキペダル94を操作することにより、前輪ブレーキ91及び後輪ブレーキ92の両方を連動して作動させる連動ブレーキ装置(CBS:Combined Brake System)95(図2参照)を備える。以下では、連動ブレーキ装置95を、単に「CBS95」と記す。
このように、自動二輪車10は、後輪ブレーキ操作子としてのブレーキペダル94を操作することにより、前輪ブレーキ91及び後輪ブレーキ92の両方を連動して作動させる連動ブレーキ装置(CBS:Combined Brake System)95(図2参照)を備える。以下では、連動ブレーキ装置95を、単に「CBS95」と記す。
図2は、自動二輪車10の要部を示す右側面図であり、図1の状態からシート17、燃料タンク61、サイドカバー65及びステップブラケット68を外した状態を示す。
吸気装置51は、シリンダヘッド47の後部に設けられた吸気管部47aに接続されたスロットルボディ101と、スロットルボディ101の後端部にコネクティングチューブ102を介して接続されたエアクリーナ103とを備える。
CBS95は、アーム延長部94a、イコライザー111、連動ブレーキケーブル112及び引張コイルばね113を備える。
吸気装置51は、シリンダヘッド47の後部に設けられた吸気管部47aに接続されたスロットルボディ101と、スロットルボディ101の後端部にコネクティングチューブ102を介して接続されたエアクリーナ103とを備える。
CBS95は、アーム延長部94a、イコライザー111、連動ブレーキケーブル112及び引張コイルばね113を備える。
ブレーキペダル94は、センターフレーム23に取付けられた支軸114に揺動可能に支持されている。ブレーキペダル94は、支軸114側から下方及び前方に延びるアーム部94bと、アーム部94bの先端部に設けられた踏込み部94cと、支軸114側からアーム部94bの延長部として上方に延長されたアーム延長部94aとからなる。ブレーキペダル94は、踏込み部94cが下方に踏み込まれた後に、上方の所定位置に戻るように図示せぬ戻りばねによって支軸114を中心にして反時計回りに付勢されている。
イコライザー111は、アーム延長部94aの先端部に設けられた揺動軸115に揺動可能に支持されている。イコライザー111は、揺動軸115に回動可能に嵌合する嵌合部111aと、嵌合部111aから下方に延びる下方延出部111bと、嵌合部111aから上方に延びる上方延出部111cとからなる。
下方延出部111bの先端部には、後輪ブレーキ92(図1参照)を構成するブレーキロッド117の一端部が揺動可能に連結され、上方延出部111cの先端部には、連動ブレーキケーブル112の一端部が連結されている。
下方延出部111bの先端部には、後輪ブレーキ92(図1参照)を構成するブレーキロッド117の一端部が揺動可能に連結され、上方延出部111cの先端部には、連動ブレーキケーブル112の一端部が連結されている。
連動ブレーキケーブル112は、アウターチューブ121と、アウターチューブ121の一端部に設けられたアウター端部固定具122と、アウターチューブ121内及びアウター端部固定具122内に移動可能に挿入されたインナーワイヤ123と、インナーワイヤ123の一端部に取付けられたインナー端部固定具124とを備える。アウター端部固定具122は、サブフレーム26、ステップブラケット68等の固定部のいずれかに固定される。インナー端部固定具124は、イコライザー111の上方延出部111cの先端部に連結される。
引張コイルばね113は、一端が上方延出部111cに掛けられ、他端がサブフレーム26、ステップブラケット68等の固定部のいずれかに掛けられる。
引張コイルばね113は、一端が上方延出部111cに掛けられ、他端がサブフレーム26、ステップブラケット68等の固定部のいずれかに掛けられる。
連動ブレーキケーブル112は、イコライザー111から車両後方に延びつつ車両前方に湾曲して、メインフレーム22に沿って車両前方に延びている。連動ブレーキケーブル112において、アウター端部固定具122からシートフレーム24の側面に取付けられたケーブル保持具126までは、車体フレーム11の一側方(右側方)に位置する湾曲部112aを構成する。即ち、湾曲部112aの両端は、アウター端部固定具122とケーブル保持具126とによって拘束されている。
連動ブレーキケーブル112において、ケーブル保持具126で保持された部分から前方の部分は、シートフレーム24及びメインフレーム22に沿ってシートフレーム24及びメインフレーム22の一側方(右側方)を車両前方に延びている。湾曲部112aは、シートフレーム24及びサブフレーム26の側方に位置するとともにリアフェンダ77(図1参照)の前側フェンダ78に設けられる板状部材によって複数箇所が支持されている。板状部材(前側フェンダ78)は、側方からサイドカバー65で覆われる。
連動ブレーキケーブル112において、ケーブル保持具126で保持された部分から前方の部分は、シートフレーム24及びメインフレーム22に沿ってシートフレーム24及びメインフレーム22の一側方(右側方)を車両前方に延びている。湾曲部112aは、シートフレーム24及びサブフレーム26の側方に位置するとともにリアフェンダ77(図1参照)の前側フェンダ78に設けられる板状部材によって複数箇所が支持されている。板状部材(前側フェンダ78)は、側方からサイドカバー65で覆われる。
図3は、連動ブレーキケーブル112及びその周囲を示す斜視図である。
リアフェンダ77(図1参照)の前側フェンダ78は、サブフレーム26の背面に取付けられるとともに後輪16に面する後壁78aと、後壁78aの一側(右側)の側縁からサブフレーム26の側面に沿って前方に延びる側壁78b(板状部材)とが一体に形成されている。前側フェンダ78は、後輪16から跳ね上げられた石や泥等から車体フレーム11などを保護する。
側壁78b(板状部材)は、エアクリーナ103の後方に位置する上部側壁78cと、上部側壁78cの下端から前方斜め下方に延びる下部延出部78dと、下部延出部78dの下方を下部延出部78dよりも前側まで前方斜め下方に延びる下端部延出部78eとを備える。
リアフェンダ77(図1参照)の前側フェンダ78は、サブフレーム26の背面に取付けられるとともに後輪16に面する後壁78aと、後壁78aの一側(右側)の側縁からサブフレーム26の側面に沿って前方に延びる側壁78b(板状部材)とが一体に形成されている。前側フェンダ78は、後輪16から跳ね上げられた石や泥等から車体フレーム11などを保護する。
側壁78b(板状部材)は、エアクリーナ103の後方に位置する上部側壁78cと、上部側壁78cの下端から前方斜め下方に延びる下部延出部78dと、下部延出部78dの下方を下部延出部78dよりも前側まで前方斜め下方に延びる下端部延出部78eとを備える。
上部側壁78cは、サブフレーム26の側面に沿ってサブフレーム26に近接配置されたベース壁78fと、ベース壁78fよりも一段側方に突出する第1段部78gと、第1段部78gよりも更に一段側方に突出する第2段部78hとを備える。
ベース壁78f、第1段部78g、第2段部78hは、この順に車両前方に向かうように並んでいる。
ベース壁78fには、連動ブレーキケーブル112の湾曲部112aに沿って側面視V字状に屈曲した側方に突出する後部起立壁78jが形成されている。後部起立壁78jは、湾曲部112aを後方から覆っている。後部起立壁78jの下端部は、下部延出部78dに接続されている。上記後部起立壁78jによって、後方からの飛び石等から湾曲部112aを保護することができる。
ベース壁78f、第1段部78g、第2段部78hは、この順に車両前方に向かうように並んでいる。
ベース壁78fには、連動ブレーキケーブル112の湾曲部112aに沿って側面視V字状に屈曲した側方に突出する後部起立壁78jが形成されている。後部起立壁78jは、湾曲部112aを後方から覆っている。後部起立壁78jの下端部は、下部延出部78dに接続されている。上記後部起立壁78jによって、後方からの飛び石等から湾曲部112aを保護することができる。
ここで、湾曲部112aの最も後方に位置する部分(後端)を湾曲部頂部112cとし、湾曲部112aにおいて、湾曲部頂部112cよりも下方の部分を後方延出部112d、湾曲部頂部112cよりも上方の部分を前方延出部112eとする。後方延出部112dは、イコライザー111側から後方に延び、前方延出部112eは、湾曲部頂部112cから車両前方に延びている。
ベース壁78f及び第1段部78gに亘って、湾曲部112aの前方延出部112eに沿って且つ前方延出部112eに近接しつつ側方に突出する上部起立壁78kが形成されている。上部起立壁78kは、車体の振動や揺れによる湾曲部112aの過度の振れ(変位)を抑制する。
第1段部78gの下部には、湾曲部112aの後方延出部112dに当接しつつ側方に突出する下部起立部78mが形成されている。下部起立部78mは、後方延出部112dに沿って且つ後方延出部112dの下面に当接する上起立片78nと、上起立片78nの下端から一体に下方に延びる下起立片78pとから側面視V字状に形成されている。
ベース壁78f及び第1段部78gに亘って、湾曲部112aの前方延出部112eに沿って且つ前方延出部112eに近接しつつ側方に突出する上部起立壁78kが形成されている。上部起立壁78kは、車体の振動や揺れによる湾曲部112aの過度の振れ(変位)を抑制する。
第1段部78gの下部には、湾曲部112aの後方延出部112dに当接しつつ側方に突出する下部起立部78mが形成されている。下部起立部78mは、後方延出部112dに沿って且つ後方延出部112dの下面に当接する上起立片78nと、上起立片78nの下端から一体に下方に延びる下起立片78pとから側面視V字状に形成されている。
第1段部78gからの第2段部78hの高さと、第1段部78gからの下部起立部78mの高さは略等しく、第2段部78hの高さ及び下部起立部78mの高さは、連動ブレーキケーブル112の外径よりも大きい。従って、例えば、第2段部78h及び下部起立部78mに側方からサイドカバー65が当たった状態であっても、連動ブレーキケーブル112が、第1段部78g、第2段部78h、下部起立部78m及びサイドカバー65によって囲まれる空間131内では、湾曲部112aの車幅方向への撓み(変位)を確保することができる。この空間131では、連動ブレーキケーブル112に直交する方向の断面形状が、車幅方向に長い長孔形状であり、上記したように、上記空間131内では長孔の長手方向に連動ブレーキケーブル112が撓み(変位)可能である。
第1段部78g及び第2段部78hに亘って、前方延出部112eを保持する上部保持部78qが形成されている。上部保持部78qは、第1段部78g及び第2段部78hから側方に突出するように立ち上げられた起立保持部78rと、起立保持部78rの側縁から上方に延びる上方延出保持部78sとから一体に形成されている。起立保持部78rは、前方延出部112eの下面に当接して保持している。上方延出保持部78sは、前方延出部112eの側面に当接又は近接して前方延出部112eを保持可能としている。
なお、上部保持部78qには、上方延出保持部78sを形成せず、起立保持部78rのみを形成しても良い。
なお、上部保持部78qには、上方延出保持部78sを形成せず、起立保持部78rのみを形成しても良い。
第2段部78hの下端部78tは、下部起立部78mに対向するように配置され、下部起立部78m(詳しくは、下部起立部78mの上起立片78n)と第2段部78h(詳しくは、第2段部78hの下端部78t)との間の空間131に後方延出部112dが配置されている。第2段部78hの下端部78tは、後方延出部112dに対して近接している。従って、後方延出部112dは、下部起立部78mから離れて第2段部78hの下端部78t側へ撓む(変位する)ことが可能である。
第2段部78hの上部であって上部保持部78qの下方には、サイドカバー65(図1参照)の裏面に形成された突部を挿入して係止するための穴133aを備えるゴム製のグロメット133が取付けられている。
第2段部78hの上部であって上部保持部78qの下方には、サイドカバー65(図1参照)の裏面に形成された突部を挿入して係止するための穴133aを備えるゴム製のグロメット133が取付けられている。
以上の図1〜図3に示したように、車体フレーム11が、ヘッドパイプ21から車体後方に延びるメインフレーム22と、メインフレーム22から車体下方に延びるセンターフレーム23と、メインフレーム22から後方に延びるシートフレーム24と、シートフレーム24及びセンターフレーム23のそれぞれを接続するサブフレーム26とを備える。
前輪13を制動する前輪ブレーキ91及び後輪16を制動する後輪ブレーキ92がドラムブレーキで構成され、前輪ブレーキ91は車体左側、後輪ブレーキ92を作動させる後輪ブレーキ操作子としてのブレーキペダル94は車体右側に配置される。
前輪13を制動する前輪ブレーキ91及び後輪16を制動する後輪ブレーキ92がドラムブレーキで構成され、前輪ブレーキ91は車体左側、後輪ブレーキ92を作動させる後輪ブレーキ操作子としてのブレーキペダル94は車体右側に配置される。
ブレーキペダル94にはイコライザー111を介して連動ブレーキケーブル112の一端が接続され、連動ブレーキケーブル112が、イコライザー111側から後方に凸状に湾曲する湾曲部112aを形成して前方に延び、前方に延びた連動ブレーキケーブル112の他端が前輪ブレーキ91に接続される。これにより、ブレーキペダル94の操作によって後輪ブレーキ92及び前輪ブレーキ91の両方に制動力が付与される。
湾曲部112aは、その後端としての湾曲部頂部112cから前方に延びる前方延出部112eと、イコライザー111側から後方に延びる後方延出部112dとを備える。湾曲部112aと車体フレーム11との間には前側フェンダ78の側壁78b(板状部材)が設けられ、前側フェンダ78の側壁78b(板状部材)には、後方延出部112dをガイドする第1リブとしての下部起立部78mと、前方延出部112eをガイドする第2リブとしての上部保持部78qとが設けられる。前側フェンダ78の側壁78b(板状部材)が側方からサイドカバー65で覆われる。
この構成によれば、後方延出部112d及び前方延出部112eをそれぞれ下部起立部78m、上部保持部78qでガイドすることで、湾曲部112aの撓みの自由度を確保しながら、湾曲部112aの過度の変位が抑えられるように湾曲部112aを保持することができる。
また、サイドカバー65によって、湾曲部112a及び下部起立部78m、上部保持部78qを保護するとともに、サイドカバー65を下部起立部78m、上部保持部78qの端部に当てて、湾曲部112aの車幅方向の振れを抑制することが可能になる。
この構成によれば、後方延出部112d及び前方延出部112eをそれぞれ下部起立部78m、上部保持部78qでガイドすることで、湾曲部112aの撓みの自由度を確保しながら、湾曲部112aの過度の変位が抑えられるように湾曲部112aを保持することができる。
また、サイドカバー65によって、湾曲部112a及び下部起立部78m、上部保持部78qを保護するとともに、サイドカバー65を下部起立部78m、上部保持部78qの端部に当てて、湾曲部112aの車幅方向の振れを抑制することが可能になる。
また、板状部材は、リアフェンダ77(詳しくは、前側フェンダ78)により一体に構成される。この構成によれば、既存の部品を利用して湾曲部112aをガイドすることができ、特別な部品を用意して湾曲部112aをガイドする必要がなく、コストを抑えることができる。
なお、板状部材は、リアフェンダ77(詳しくは、前側フェンダ78)に別体に構成されていても良い。若しくは、リアフェンダ77とは別の取付部材に取付けられる板状のガイド部材で連動ブレーキケーブル112を案内するものであれば、その取付部材は問わない。
なお、板状部材は、リアフェンダ77(詳しくは、前側フェンダ78)に別体に構成されていても良い。若しくは、リアフェンダ77とは別の取付部材に取付けられる板状のガイド部材で連動ブレーキケーブル112を案内するものであれば、その取付部材は問わない。
また、下部起立部78mは、前側フェンダ78に備える段部としての第2段部78hとの間で形成される断面長孔形状の空間131を形成し、長孔形状の空間131の高さ(車幅方向の高さ)は、連動ブレーキケーブル112の外径よりも大きく設定される。この構成によれば、連動ブレーキケーブル112が動ける空間131を形成することができ、湾曲部112aの撓みの自由度を確保することができる。
また、上部保持部78qは、少なくとも連動ブレーキケーブル112の下部のみを規制する。この構成によれば、少なくとも湾曲部112aの上下方向変位を抑制することができる。
また、上部保持部78qは、少なくとも連動ブレーキケーブル112の下部のみを規制する。この構成によれば、少なくとも湾曲部112aの上下方向変位を抑制することができる。
また、前側フェンダ78の下部は、下部起立部78mよりも前方に延びる突出部としての下部延出部78dを備え、下部延出部78dは、連動ブレーキケーブル112とイコライザー111との接続部まで延びる。この構成によれば、下部延出部78dで下部起立部78mから連動ブレーキケーブル112とイコライザー111との接続部までの連動ブレーキケーブル112を下方から覆い、保護することができる。
また、湾曲部112aは、サブフレーム26とシートフレーム24とセンターフレーム23とで形成される空間155(図9参照)の側方に配置され、サブフレーム26とシートフレーム24とに沿った形状となる。この構成によれば、サブフレーム26及びシートフレーム24を利用して、湾曲部112aをガイドするガイド位置の設定自由度を増すことができ、湾曲部112aの撓みの自由度を確保しやすくするとともに湾曲部112aを保持しやすくすることが可能になる。
また、前側フェンダ78は、サブフレーム26の背面に取付けられて後輪16に面する後壁78aと、後壁78aの右側の側縁からサブフレーム26の側面に沿って前方に延びる側壁78bとが一体に形成され、側壁78bに下部起立部78m及び上部保持部78qが形成されている。
この構成によれば、後壁78aによって、後輪16から跳ね上げられた石や泥等から車体フレーム11を保護することができ、また、側壁78bによって、湾曲部112aを保持することができる。従って、前側フェンダ78は、後壁78aによる泥除けと側壁78bによる保持部材とを兼ねるため、部品数を減らしてコストを削減することができる。
この構成によれば、後壁78aによって、後輪16から跳ね上げられた石や泥等から車体フレーム11を保護することができ、また、側壁78bによって、湾曲部112aを保持することができる。従って、前側フェンダ78は、後壁78aによる泥除けと側壁78bによる保持部材とを兼ねるため、部品数を減らしてコストを削減することができる。
図4は、連動ブレーキケーブル112及びその周囲を示す右側面図である。
連動ブレーキケーブル112は、湾曲部112a(図2参照)から前方では、メインフレーム22に沿って配置される。詳しくは、連動ブレーキケーブル112は、車両前方に延びるにつれてメインフレーム22の一側方(右側方)から、メインフレーム22の上方を通って他側方(左側方)へ配置が変更される。
メインフレーム22は、プレス成型された左右一対の左フレーム半体135(図5参照)、右フレーム半体136が接合されている。左フレーム半体135は、上縁及び下縁に形成された上フランジ135a及び下フランジ135bと、上フランジ135a及び下フランジ135bのそれぞれの間に左側方に膨出するように形成された左膨出部135c(図5参照)とを一体に備える。同様に、右フレーム半体136は、上縁及び下縁に形成された上フランジ136a及び下フランジ136bと、上フランジ136a及び下フランジ136bのそれぞれの間に右側方に膨出するように形成された右膨出部136cとを一体に備える。
連動ブレーキケーブル112は、湾曲部112a(図2参照)から前方では、メインフレーム22に沿って配置される。詳しくは、連動ブレーキケーブル112は、車両前方に延びるにつれてメインフレーム22の一側方(右側方)から、メインフレーム22の上方を通って他側方(左側方)へ配置が変更される。
メインフレーム22は、プレス成型された左右一対の左フレーム半体135(図5参照)、右フレーム半体136が接合されている。左フレーム半体135は、上縁及び下縁に形成された上フランジ135a及び下フランジ135bと、上フランジ135a及び下フランジ135bのそれぞれの間に左側方に膨出するように形成された左膨出部135c(図5参照)とを一体に備える。同様に、右フレーム半体136は、上縁及び下縁に形成された上フランジ136a及び下フランジ136bと、上フランジ136a及び下フランジ136bのそれぞれの間に右側方に膨出するように形成された右膨出部136cとを一体に備える。
上フランジ135aと上フランジ136a、下フランジ135bと下フランジ136bがそれぞれ接合されてメインフレーム22が出来ている。上フランジ135a及び上フランジ136aは、上フランジ合わせ部22aを構成し、上フランジ合わせ部22aは上方に突出している。下フランジ135b及び下フランジ136bは、下フランジ合わせ部22bを構成し、下フランジ合わせ部22bは下方に突出している。上フランジ合わせ部22a及び下フランジ合わせ部22bは、メインフレーム22の全長に亘って形成される。
メインフレーム22の一側部(右フレーム半体136)には、点火プラグに接続されるイグニッションコイル137が取付けられている。
メインフレーム22の一側部(右フレーム半体136)には、点火プラグに接続されるイグニッションコイル137が取付けられている。
図5は、連動ブレーキケーブル112及びその周囲を示す平面図、図6は、図5の要部拡大図である。
図5及び図6に示すように、連動ブレーキケーブル112が、湾曲部112a(図2参照)側から車両前方へ延びるにつれて車体フレーム11(図5においてはシートフレーム24及びメインフレーム22)の右側方から左側方に移動している。
メインフレーム22、詳しくは、左フレーム半体135には、電装品としてのバンクアングルセンサー141を支持する支持ステー143が取付けられている。
支持ステー143は、メインフレーム22に沿ってメインフレーム22の他側方(左側方)を前後方向に延びるメインハーネス145を案内するとともに、メインフレーム22の上方を通る連動ブレーキケーブル112を案内及び保持するとともに保護する機能を有する。即ち、支持ステー143は、バンクアングルセンサー141を支持する電装品支持部143aと、メインハーネス145を案内するハーネス案内部143bと、連動ブレーキケーブル112を案内・保持するとともに保護するケーブル支持部143cとを備える。
図5及び図6に示すように、連動ブレーキケーブル112が、湾曲部112a(図2参照)側から車両前方へ延びるにつれて車体フレーム11(図5においてはシートフレーム24及びメインフレーム22)の右側方から左側方に移動している。
メインフレーム22、詳しくは、左フレーム半体135には、電装品としてのバンクアングルセンサー141を支持する支持ステー143が取付けられている。
支持ステー143は、メインフレーム22に沿ってメインフレーム22の他側方(左側方)を前後方向に延びるメインハーネス145を案内するとともに、メインフレーム22の上方を通る連動ブレーキケーブル112を案内及び保持するとともに保護する機能を有する。即ち、支持ステー143は、バンクアングルセンサー141を支持する電装品支持部143aと、メインハーネス145を案内するハーネス案内部143bと、連動ブレーキケーブル112を案内・保持するとともに保護するケーブル支持部143cとを備える。
電装品支持部143a及びハーネス案内部143bは、メインフレーム22の上フランジ合わせ部22aよりも左側方に配置されている。ケーブル支持部143cは、上フランジ合わせ部22aの左側方から右側方まで延び、上フランジ合わせ部22aを跨いで配置されている。このように、ケーブル支持部143cは、メインフレーム22の上フランジ合わせ部22aを上方から覆い、連動ブレーキケーブル112は、ケーブル支持部143cの上方に配置される。
ハーネス案内部143bは、メインハーネス145の上方に配置されてメインハーネス145を前後方向に案内する。ケーブル支持部143cは、メインハーネス145の下方に配置され、把持部143fは、連動ブレーキケーブル112を前後方向に対して斜めに案内・保持する。ハーネス案内部143bと、ハーネス案内部143bの前方に配置されるケーブル支持部143cとは、前後に近接して配置される。従って、ハーネス案内部143bの前端部とケーブル支持部143cの後端部とでメインハーネス145を上下に挟む又は上下に近接させることができ、メインハーネス145の振れ(特に、上下方向の振れ)を抑制することができる。このことから、メインハーネス145と連動ブレーキケーブル112との干渉を防止することができる。また、把持部143fは、ハーネス案内部143bから離間されて連動ブレーキケーブル112及びメインハーネス145にストレス無く指向性を持たせている。
ハーネス案内部143bは、メインハーネス145の上方に配置されてメインハーネス145を前後方向に案内する。ケーブル支持部143cは、メインハーネス145の下方に配置され、把持部143fは、連動ブレーキケーブル112を前後方向に対して斜めに案内・保持する。ハーネス案内部143bと、ハーネス案内部143bの前方に配置されるケーブル支持部143cとは、前後に近接して配置される。従って、ハーネス案内部143bの前端部とケーブル支持部143cの後端部とでメインハーネス145を上下に挟む又は上下に近接させることができ、メインハーネス145の振れ(特に、上下方向の振れ)を抑制することができる。このことから、メインハーネス145と連動ブレーキケーブル112との干渉を防止することができる。また、把持部143fは、ハーネス案内部143bから離間されて連動ブレーキケーブル112及びメインハーネス145にストレス無く指向性を持たせている。
図7は、支持ステー143及びその周囲を示す斜視図である。
支持ステー143は、電装品支持部143a、ハーネス案内部143b、ケーブル支持部143c及びベース部143dから一体に形成されている。
ベース部143dは、メインフレーム22、詳しくは、左フレーム半体135の側部に複数のボルト147で取付けられている。電装品支持部143aは、ベース部143dから左側方に突出するように形成された部分であり、電装品支持部143aに一対のボルト148でバンクアングルセンサー141が取付けられている。バンクアングルセンサー141は、車体の前後及び左右の傾きを検出する。電装品支持部143aは、バンクアングルセンサー141を下方から覆う遮熱壁143eが一体に形成され、遮熱壁143eによって、エンジン36から放射される熱からバンクアングルセンサー141が保護される。
支持ステー143は、電装品支持部143a、ハーネス案内部143b、ケーブル支持部143c及びベース部143dから一体に形成されている。
ベース部143dは、メインフレーム22、詳しくは、左フレーム半体135の側部に複数のボルト147で取付けられている。電装品支持部143aは、ベース部143dから左側方に突出するように形成された部分であり、電装品支持部143aに一対のボルト148でバンクアングルセンサー141が取付けられている。バンクアングルセンサー141は、車体の前後及び左右の傾きを検出する。電装品支持部143aは、バンクアングルセンサー141を下方から覆う遮熱壁143eが一体に形成され、遮熱壁143eによって、エンジン36から放射される熱からバンクアングルセンサー141が保護される。
ハーネス案内部143bは、ベース部143dから上方に延びた後に車幅方向内側へ湾曲してメインハーネス145を覆う。メインハーネス145は、左フレーム半体135とハーネス案内部143bとの間に配置されて前後方向に案内される。
ケーブル支持部143cは、ハーネス案内部143bとは前後に分離されてベース部143dから上方斜め車幅方向内方に延びている。ケーブル支持部143cは、上部に連動ブレーキケーブル112を挟んで保持する挟持部143fを一体に備える。
挟持部143fは、連動ブレーキケーブル112を内側に巻き込むためにハーネス案内部143bの上縁に形成された巻き込み部143gと、巻き込み部143gに対向するようにケーブル支持部143cの上面に設けられた複数の突起143h,143hとからなる。連動ブレーキケーブル112は、巻き込み部143gと複数の突起143h,143hとの間に挟み込まれて保持される。
このように、メインフレーム22の上方で、連動ブレーキケーブル112が支持ステー143のケーブル支持部143cで支持されるので、連動ブレーキケーブル112がメインフレーム22の上フランジ合わせ部22aに干渉するのを防止することができる。
ケーブル支持部143cは、ハーネス案内部143bとは前後に分離されてベース部143dから上方斜め車幅方向内方に延びている。ケーブル支持部143cは、上部に連動ブレーキケーブル112を挟んで保持する挟持部143fを一体に備える。
挟持部143fは、連動ブレーキケーブル112を内側に巻き込むためにハーネス案内部143bの上縁に形成された巻き込み部143gと、巻き込み部143gに対向するようにケーブル支持部143cの上面に設けられた複数の突起143h,143hとからなる。連動ブレーキケーブル112は、巻き込み部143gと複数の突起143h,143hとの間に挟み込まれて保持される。
このように、メインフレーム22の上方で、連動ブレーキケーブル112が支持ステー143のケーブル支持部143cで支持されるので、連動ブレーキケーブル112がメインフレーム22の上フランジ合わせ部22aに干渉するのを防止することができる。
メインハーネス145は、その一端部に接続されたバッテリ151(図9参照)からバンクアングルセンサー141を含む各電装品に電力を供給する複数の導線が束にされたものである。例えば、メインハーネス145は、複数の導線からなる分岐ハーネス145a及び複数の導線145bを備える。分岐ハーネス145aは、その先端部にコネクタ145cが設けられ、コネクタ145cがバンクアングルセンサー141に接続されている。複数の導線145bは、ベース部143dと共にボルト147でメインフレーム22に共締めされている。複数の導線145bは、車体フレーム11に電気的に接続されるアース線である。
図8は、連動ブレーキケーブル112、メインハーネス145及びこれらの周囲を示す斜視図であり、支持ステー143(図7参照)は省いてある。
連動ブレーキケーブル112は、メインフレーム22の上フランジ合わせ部22aの上方に位置する部分より前方では、次第に上フランジ合わせ部22aの上縁よりも下方に位置するとともに、上フランジ合わせ部22aの左側方及び左膨出部135cの左側方に位置する。左膨出部135cの上縁から上フランジ合わせ部22aの上縁までの高さは、連動ブレーキケーブル112の外径よりも大きい。従って、連動ブレーキケーブル112を、左膨出部135cよりも上方で且つ上フランジ合わせ部22aの側方に配置した場合に、連動ブレーキケーブル112を上フランジ合わせ部22aよりも上方へ突出しないように配置することができる。これにより、メインフレーム22の上方に配置する燃料タンク61(図1参照)に連動ブレーキケーブル112が干渉しないようにすることができる。
連動ブレーキケーブル112は、メインフレーム22の上フランジ合わせ部22aの上方に位置する部分より前方では、次第に上フランジ合わせ部22aの上縁よりも下方に位置するとともに、上フランジ合わせ部22aの左側方及び左膨出部135cの左側方に位置する。左膨出部135cの上縁から上フランジ合わせ部22aの上縁までの高さは、連動ブレーキケーブル112の外径よりも大きい。従って、連動ブレーキケーブル112を、左膨出部135cよりも上方で且つ上フランジ合わせ部22aの側方に配置した場合に、連動ブレーキケーブル112を上フランジ合わせ部22aよりも上方へ突出しないように配置することができる。これにより、メインフレーム22の上方に配置する燃料タンク61(図1参照)に連動ブレーキケーブル112が干渉しないようにすることができる。
左膨出部135cの上部の角部135dには、連動ブレーキケーブル112が近接する部分に面取り部135eがプレス成形により形成されている。このような面取り部135eを形成することで、連動ブレーキケーブル112とメインフレーム22との干渉を避けつつ連動ブレーキケーブル112をメインフレーム22に近接配置させることができ、車体をコンパクトにすることができる。
メインハーネス145は、複数のハーネス止め具153によりメインフレーム22に固定されている。
メインハーネス145は、複数のハーネス止め具153によりメインフレーム22に固定されている。
図9は、自動二輪車10の中央部を示す左側面図である。
車体フレーム11のセンターフレーム23、シートフレーム24及びサブフレーム26で囲まれる空間155にバッテリ収納ケース156の一部が配置され、バッテリ収納ケース156の他の部分は空間155の左側方の空間に配置されている。バッテリ収納ケース156内にはバッテリ151が収納されている。バッテリ151の正極端子151aにはメインハーネス145が接続され、バッテリ151の負極端子151bには、車体フレーム11に接続されるアース用導線157が接続されている。
車体フレーム11のセンターフレーム23、シートフレーム24及びサブフレーム26で囲まれる空間155にバッテリ収納ケース156の一部が配置され、バッテリ収納ケース156の他の部分は空間155の左側方の空間に配置されている。バッテリ収納ケース156内にはバッテリ151が収納されている。バッテリ151の正極端子151aにはメインハーネス145が接続され、バッテリ151の負極端子151bには、車体フレーム11に接続されるアース用導線157が接続されている。
メインハーネス145は、バッテリ151から上方に延び、更に、前方斜め上方に屈曲して支持ステー143のハーネス案内部143b内を通って案内され、更にメインフレーム22の左側方を通ってダウンフレーム27の上端部の左側方に至る。
連動ブレーキケーブル112は、支持ステー143より前方では、メインハーネス145の上方に離間して配置されるとともに、上フランジ合わせ部22a及び左膨出部135cの左側方を上フランジ合わせ部22a及び左膨出部135cに沿って前側に延びる。
連動ブレーキケーブル112は、支持ステー143より前方では、メインハーネス145の上方に離間して配置されるとともに、上フランジ合わせ部22a及び左膨出部135cの左側方を上フランジ合わせ部22a及び左膨出部135cに沿って前側に延びる。
図10は、自動二輪車10の前部を示す左側面図である。
前輪13には、その中央部に前輪ブレーキ91が設けられている。前輪ブレーキ91は、ブレーキドラム(不図示)、ブレーキパネル91b、ブレーキシュー(不図示)、カム(不図示)、カム軸91c、ブレーキアーム91dを備える。
ブレーキドラムは、前輪13の中央部に備えるハブ13aに一体に形成されている。ブレーキパネル91bは、ブレーキドラム91aの開口部を塞ぐように車軸32に固定され、ブレーキパネル91bに、一対のブレーキシューのそれぞれの一端部が揺動可能に支持されている。
前輪13には、その中央部に前輪ブレーキ91が設けられている。前輪ブレーキ91は、ブレーキドラム(不図示)、ブレーキパネル91b、ブレーキシュー(不図示)、カム(不図示)、カム軸91c、ブレーキアーム91dを備える。
ブレーキドラムは、前輪13の中央部に備えるハブ13aに一体に形成されている。ブレーキパネル91bは、ブレーキドラム91aの開口部を塞ぐように車軸32に固定され、ブレーキパネル91bに、一対のブレーキシューのそれぞれの一端部が揺動可能に支持されている。
一対のブレーキシューのそれぞれの他端部の間には、カムが配置されている。カムには、ブレーキパネル91bに回動可能に支持されたカム軸91cの一端部が取付けられ、カム軸91cがブレーキパネル91bを貫通して外部に突出している。ブレーキアーム91dの一端部は、カム軸91cの外部に突出した他端部に取付けられ、ブレーキアーム91dの他端部には、前輪ブレーキ用ケーブル161の一端部が接続されている。前輪ブレーキ用ケーブル161の他端部は、バーハンドル31に設けられたブレーキレバー93(図1参照)に接続されている。
ブレーキレバー93を操作すると、前輪ブレーキ用ケーブル161のアウターチューブ内のインナーワイヤが引かれる。これによってブレーキアーム91dが揺動するのに伴い、カム軸91cと共にカムが回動し、一対のブレーキシューがブレーキドラムの内周面に押し当てられ、前輪13が制動される。
連動ブレーキケーブル112は、メインフレーム22の前端部から下方に屈曲し、ヘッドパイプ21に沿って下方に延び、前輪ブレーキ用ケーブル161と同様に前輪ブレーキ91まで延びる。そして、連動ブレーキケーブル112の先端部がブレーキアーム91dに連結される。
連動ブレーキケーブル112は、メインフレーム22の前端部から下方に屈曲し、ヘッドパイプ21に沿って下方に延び、前輪ブレーキ用ケーブル161と同様に前輪ブレーキ91まで延びる。そして、連動ブレーキケーブル112の先端部がブレーキアーム91dに連結される。
ブレーキアーム91dは車体他側(左側)に配置されているので、前輪ブレーキ91は、車体他側(左側)から操作することになる。このことから、前輪ブレーキ91は、車体他側(左側)に配置されているといえる。
メインハーネス145は、ダウンフレーム27の左側方からダウンフレーム27の下方を通って一部がヘッドライト163の後方に至り、ヘッドライト163の後部に接続される。また、メインハーネス145の他の一部は、他の灯火器や電装品に接続される。
連動ブレーキケーブル112とメインハーネス145とは、途中で交差したり接触したりすることがない。
メインハーネス145は、ダウンフレーム27の左側方からダウンフレーム27の下方を通って一部がヘッドライト163の後方に至り、ヘッドライト163の後部に接続される。また、メインハーネス145の他の一部は、他の灯火器や電装品に接続される。
連動ブレーキケーブル112とメインハーネス145とは、途中で交差したり接触したりすることがない。
図1に戻って、後輪16には、その中央部に後輪ブレーキ92が設けられている。後輪ブレーキ92は、ブレーキドラム(不図示)、ブレーキパネル92b、ブレーキシュー(不図示)、カム(不図示)、カム軸(不図示)、ブレーキアーム92dを備える。ブレーキアーム92dは車体一側(右側)に配置されているので、後輪ブレーキ92は、車体一側(右側)から操作することになる。このことから、後輪ブレーキ92は、車体一側(右側)に配置されているといえる。
ブレーキドラムは、後輪16の中央部に備えるハブ16aに一体に形成されている。ブレーキパネル92bは、ブレーキドラムの開口部を塞ぐように車軸35に固定され、ブレーキパネル92bに、一対のブレーキシューのそれぞれの一端部が揺動可能に支持されている。
ブレーキドラムは、後輪16の中央部に備えるハブ16aに一体に形成されている。ブレーキパネル92bは、ブレーキドラムの開口部を塞ぐように車軸35に固定され、ブレーキパネル92bに、一対のブレーキシューのそれぞれの一端部が揺動可能に支持されている。
一対のブレーキシューのそれぞれの他端部の間には、カムが配置されている。カムには、ブレーキパネル92bに回動可能に支持されたカム軸の一端部が取付けられ、カム軸がブレーキパネル92bを貫通して外部に突出している。ブレーキアーム92dの一端部は、カム軸の外部に突出した他端部に取付けられ、ブレーキアーム92dの他端部にはブレーキロッド117の一端部が連結されている。ブレーキロッド117の他端部は、CBS95(図2参照)のイコライザー111(図2参照)の下部に連結されている。
ブレーキペダル94を操作すると、図2において、アーム延長部94aの時計回りの揺動に伴ってイコライザー111が前方に移動し、ブレーキロッド117と、連動ブレーキケーブル112のインナーワイヤ123が前方に引かれる。この結果、図1に示した後輪ブレーキ92において、ブレーキアーム92dが揺動し、カムが回動して一対のブレーキシューがブレーキドラムの内周面に押し当てられ、後輪16が制動される。また、これと同時に、図10に示した前輪ブレーキ91において、連動ブレーキケーブル112のインナーワイヤ123に連結されたブレーキアーム91dが揺動するため、上記と同様に、前輪13が制動される。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態において、後輪ブレーキ操作子としては、図2に示したブレーキペダル94に限らず、車体右側に設けられるペダル、レバー、スライド可能な部材、回動可能な部材であればよい。
また、本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
例えば、上記実施形態において、後輪ブレーキ操作子としては、図2に示したブレーキペダル94に限らず、車体右側に設けられるペダル、レバー、スライド可能な部材、回動可能な部材であればよい。
また、本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
10 自動二輪車(鞍乗り型車両)
11 車体フレーム
13 前輪
16 後輪
21 ヘッドパイプ
22 メインフレーム
23 センターフレーム
24 シートフレーム
26 サブフレーム
65 サイドカバー
77 リアフェンダ
78 前側フェンダ(板状部材)
78a 後壁
78b 側壁
78d 下部延出部(突出部)
78h 第2段部(段部)
78m 下部起立部(第1リブ)
78q 上部保持部(第2リブ)
91 前輪ブレーキ
92 後輪ブレーキ
94 ブレーキペダル(後輪ブレーキ操作子)
111 イコライザー
112 連動ブレーキケーブル
112a 湾曲部
112c 湾曲部頂部(後端)
112d 後方延出部
112e 前方延出部
131,155 空間
11 車体フレーム
13 前輪
16 後輪
21 ヘッドパイプ
22 メインフレーム
23 センターフレーム
24 シートフレーム
26 サブフレーム
65 サイドカバー
77 リアフェンダ
78 前側フェンダ(板状部材)
78a 後壁
78b 側壁
78d 下部延出部(突出部)
78h 第2段部(段部)
78m 下部起立部(第1リブ)
78q 上部保持部(第2リブ)
91 前輪ブレーキ
92 後輪ブレーキ
94 ブレーキペダル(後輪ブレーキ操作子)
111 イコライザー
112 連動ブレーキケーブル
112a 湾曲部
112c 湾曲部頂部(後端)
112d 後方延出部
112e 前方延出部
131,155 空間
Claims (8)
- 車体フレーム(11)が、ヘッドパイプ(21)から車体後方に延びるメインフレーム(22)と、前記メインフレーム(22)から車体下方に延びるセンターフレーム(23)と、前記メインフレーム(22)から後方に延びるシートフレーム(24)と、前記シートフレーム(24)及び前記センターフレーム(23)のそれぞれを接続するサブフレーム(26)とを備え、前輪(13)を制動する前輪ブレーキ(91)及び後輪(16)を制動する後輪ブレーキ(92)がドラムブレーキで構成され、前記前輪ブレーキ(91)は車体左側、前記後輪ブレーキ(92)を作動させる後輪ブレーキ操作子(94)は車体右側に配置され、前記後輪ブレーキ操作子(94)にイコライザー(111)を介して連動ブレーキケーブル(112)の一端が接続され、前記連動ブレーキケーブル(112)が、前記イコライザー(111)側から後方に凸状に湾曲する湾曲部(112a)を形成して前方に延び、前方に延びた前記連動ブレーキケーブル(112)の他端が前記前輪ブレーキ(91)に接続されることで、前記後輪ブレーキ操作子(94)の操作により前記後輪ブレーキ(92)及び前記前輪ブレーキ(91)の両方に制動力が付与される鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造において、
前記湾曲部(112a)は、その後端(112c)から前方に延びる前方延出部(112e)と、前記イコライザー(111)側から後方に延びる後方延出部(112d)とを備え、
前記湾曲部(112a)と前記車体フレーム(11)との間に板状部材(78)が設けられ、前記板状部材(78)には、前記後方延出部(112d)をガイドする第1リブ(78m)と、前記前方延出部(112e)をガイドする第2リブ(78q)とが設けられることを特徴とする鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造。 - 前記板状部材(78)は、リアフェンダ(77)により構成されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造。
- 前記板状部材(78)が側方からサイドカバー(65)で覆われることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造。
- 前記第1リブ(78m)は、前記板状部材(78)に備える段部(78h)との間で形成される断面長孔形状の空間(131)を形成し、前記長孔形状の空間(131)の高さは、前記連動ブレーキケーブル(112)の外径よりも大きく設定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造。
- 前記第2リブ(78q)は、少なくとも前記連動ブレーキケーブル(112)の下部のみを規制することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造。
- 前記板状部材(78)の下部は、前記第1リブ(78m)よりも前方に延びる突出部(78d)を備え、前記突出部(78d)は、前記連動ブレーキケーブル(112)と前記イコライザー(111)との接続部まで延びることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造。
- 前記湾曲部(112a)は、前記サブフレーム(26)と前記シートフレーム(24)と前記センターフレーム(23)とで形成される空間(155)の側方に配置され、前記サブフレーム(26)と前記シートフレーム(24)とに沿った形状となることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造。
- 前記板状部材(78)は、前記サブフレーム(26)の背面に取付けられて前記後輪(16)に面する後壁(78a)と、前記後壁(78a)の右側の側縁から前記サブフレーム(26)の側面に沿って前方に延びる側壁(78b)とが一体に形成され、前記側壁(78b)に前記第1リブ(78m)及び前記第2リブ(78q)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の連動ブレーキ構造。
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