JP6259088B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車体にステップ及びブレーキペダルを備える鞍乗り型車両に関する。
乗員が跨って乗車する鞍乗り型車両には、乗員が足でブレーキペダルを踏んでブレーキを操作する車両が実用に供されている。ブレーキペダルの近傍には、足を置くステップが配置される。一般的に、ブレーキペダル及びステップは、別々にステップブラケットに締結され、このステップブラケットを車体に締結することで、ブレーキペダル及びステップが車体に支持されていた。しかし、ブレーキペダル、ステップ及びステップブラケットの締結が別々であるため、複数の締結部が必要となる。この対策として、締結部の数を削減する技術が知られている。
特許文献1に示される自動二輪車では、ステップブラケットにステップが設けられ、このステップの反対側にてステップブラケットにブレーキペダル取付部が設けられている。このブレーキペダル取付部に、ブレーキペダルが揺動自在に支持されている。さらに、車体の支持部に、締結部材でブレーキペダル取付部が締結されることで、車体にブレーキペダル及びステップが支持される。結果、締結部を共有化し、締結部の数を削減することができる。
一方、ブレーキペダルのうち、足で押されるペダル本体は、ステップからの距離が、所定の値に設定される。特許文献1の技術では、ブレーキペダルの揺動軸と、ステップの長手軸とが同軸上にある。このため、ステップからペダル本体までの距離を所定の値に設定すると、ブレーキペダルの揺動軸からペダル本体までの距離も上記所定の値となるため、ブレーキペダルの全長を長くすることができず、ブレーキペダルの揺動ストロークを十分に確保することが難しい。しかし、ブレーキ操作の点から、ブレーキペダルの揺動ストロークを十分に確保することが好ましい。このため、ブレーキペダル及びステップの締結部の数を削減するとともに、ブレーキペダルの揺動ストロークを十分に確保できる技術が望まれている。
特許第4112833号公報
本発明は、ブレーキペダル及びステップの締結部の数を削減するとともに、ブレーキペダルの揺動ストロークを十分に確保できる鞍乗り型車両を提供することを課題とする。
本発明によれば、車体にステップを支えるステップブラケットを備えるとともにブレーキペダルを備えている鞍乗り型車両において、前記車体に、前記ステップブラケットを支持する支持部が設けられ、前記ステップブラケットに、前記ブレーキペダルを揺動自在に軸支するブレーキペダル取付部が車幅方向内側に延びるようにして設けられ、前記ブレーキペダル取付部は、前記ステップより車体後方に設けられ、前記ブレーキペダル取付部が、締結部材で前記支持部に締結されていることを特徴とする鞍乗り型車両が提供される。
好ましくは、ブレーキペダル取付部の中心軸は、締結部材の中心軸と同軸である。
好ましくは、ブレーキペダルの長手軸に直交するようにマスタシリンダが配置され、このマスタシリンダの一端にブレーキペダルの後端が連結されている。
好ましくは、ステップブラケットの後部に、マスタシリンダを支持するマスタシリンダブラケットを付設し、この付設位置においてマスタシリンダブラケットの外面はステップブラケットの外面と同一平面上に配置されている。
好ましくは、マスタシリンダブラケットに、マスタシリンダを保護するマスタシリンダカバーが設けられ、マスタシリンダブラケットにマスタシリンダを締結するシリンダ締結部より前方に、マスタシリンダブラケットにマスタシリンダカバーを締結するカバー締結部が設けられ、マスタシリンダカバーは、カバー締結部から車体後方へ延出している。
好ましくは、車体を構成するメインフレームの下方にエンジンが配置され、このエンジンのクランクケースに車幅方向側方へ膨出する膨出部が形成され、膨出部の後方にブレーキペダル取付部が配置され、ブレーキペダルの一部が、車両側面視で膨出部に重複し、ブレーキペダル取付部の後方にマスタシリンダが配置されている。
好ましくは、車体の前後方向中央部且つ下部に、スイングアームを上下揺動自在に軸支するスイングアーム取付部が設けられ、このスイングアーム取付部の車幅方向端部に、支持部の他にステップブラケットを支持する他方支持部が設けられ、他方の締結部材によってステップブラケットを他方支持部に締結する。
好ましくは、エンジンには、このエンジンを始動させるキックアームを取り付けるキックアーム取付部が設けられ、ステップブラケットは、車両側面視でU字状に形成され、キックアーム取付部は、車両側面視でステップブラケットのU字状の凹部に臨んでいる。
本発明では、ステップを支えるステップブラケットに、ブレーキペダルを揺動自在に軸支するブレーキペダル取付部が車幅方向内側に延びるようにして設けられる。ステップブラケット取付用の締結部材をブレーキペダル取付部を貫通させるようにし、ブレーキペダル取付部を車体に締結したので、締結部材によって、ステップ及びブレーキペダルを支持することができる。このため、ブレーキペダル及びステップの締結部の数を削減することができる。
加えて、ステップブラケットによって、ブレーキペダル取付部は、ステップの位置に依存させずに設けることができるので、ブレーキペダル取付部を、ステップより車体後方に設けて、ブレーキペダルの揺動軸からペダル本体までの距離を長くすることができる。結果、ブレーキペダルの揺動ストロークを十分に確保することができる。
さらに、本発明では、ブレーキペダル取付部の中心軸は、締結部材の中心軸と同軸であるので、ブレーキペダル取付部の大きさは締結部材が貫通する大きさで十分であり、ブレーキペダル取付部を小さく形成することができる。
さらに、本発明では、ブレーキペダルの長手軸に直交するようにマスタシリンダが配置され、マスタシリンダの長手軸が車体前後方向に延びないので、ステップ周辺の前後方向の配置スペースを小さくすることができる。
さらに、本発明では、ステップブラケットの後部に、マスタシリンダを支持するマスタシリンダブラケットを付設する。付設位置においてマスタシリンダブラケットの外面はステップブラケットの外面と同一平面上に配置されているので、車幅方向外側への突出する阻害物がなく、乗員の足を円滑に置くことができる。加えて、ブレーキペダルを支持するステップブラケットの外面に、マスタシリンダブラケットの外面を同一平面上に配置することで、マスタシリンダをブレーキペダルの後方に位置ずれを防止しつつ容易に配置できる。
さらに、本発明では、マスタシリンダブラケットに、マスタシリンダを保護するマスタシリンダカバーが設けられ、マスタシリンダを締結するシリンダ締結部より前方に、マスタシリンダカバーを締結するカバー締結部が設けられる。マスタシリンダカバーは、シリンダ締結部よりも前方から車体後方へ延出しているので、マスタシリンダカバーによって、シリンダ締結部及びマスタシリンダを保護することができる。加えて、カバー締結部とシリンダ締結部を前後にずらして配置したので、車幅方向外側への突出を抑制し、乗員の足がマスタシリンダカバーに干渉することを低減できる。
さらに、本発明では、エンジンのクランクケースに車幅方向側方へ膨出する膨出部が形成される。ブレーキペダルの一部が、車両側面視で膨出部に重複している配置で、膨出部の後方に、ブレーキペダル取付部及びマスタシリンダを配置するので、車幅方向においてブレーキペダル取付部及びマスタシリンダが、膨出部に干渉することを抑制できる。結果、車体幅を小さくすることができる。
さらに、本発明では、スイングアーム取付部の車幅方向端部に、支持部の他にステップブラケットを支持する他方支持部が設けられる。スイングアーム取付部を利用して、ステップブラケットを他方支持部に締結するので、車体にステップブラケット用の支持部を別途設ける必要がない。結果、車体の部品点数を削減し、車体の作成工数を低減することができる。
さらに、本発明では、エンジンには、このエンジンを始動させるキックアームを取り付けるキックアーム取付部が設けられる。ステップブラケットは、車両側面視でU字状に形成されるので、U字状の凹部部分の肉抜きができ、ステップブラケットを軽量化できる。加えて、キックアーム取付部は、車両側面視でステップブラケットのU字状の凹部に臨んでいるので、キックアームの車幅方向外側への突出を凹部で逃がすことができ、ステップブラケットとキックアームの配置スペースを小さくすることができる。
本発明に係る鞍乗り型車両の右側面図である。 図1の要部拡大図である。 本発明に係る鞍乗り型車両の要部斜視図である。 本発明に係る鞍乗り型車両の要部分解斜視図である。 本発明に係るブレーキペダルユニットの分解斜視図である。 本発明に係る鞍乗り型車両の要部平面図である。 図2の7−7線断面図である 図2の8−8線断面図である 図6の9矢視図である 本発明に係る鞍乗り型車両の作用図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中及び実施例において、「Up」、「Down」、「Front」、「Rear」、「Left」、「Right」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
先ず、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、車両10は、鞍乗り型車両である。車両10は、車体としての車体フレーム20の前部を形成するヘッドパイプ21と、ヘッドパイプ21の下端に取付けられ左右一対のフロントフォーク11R(Lは左、Rは右を示す添え字。以下同じ。)の上端を支持するボトムブリッジ12とを備える。上方がフロントフェンダ13に覆われる前輪14は、フロントフォーク11Rに支持されている。
車体フレーム20は、ヘッドパイプ21から後下がりに延びるメインフレーム22と、このメインフレーム22の後端部から後上がりに延びて直接又は間接的にシート15を支持するシートレール23Rとを備える。また、車体フレーム20は、メインフレーム22の後端部から下方に延びてエンジン50を支持するセンターフレーム24Rと、センターフレーム24Rの下端から後上がりに延びてシートレール23Rに接続されるサブフレーム25Rとを備える。
また、車両10は、ヘッドパイプ21に設けられヘッドパイプ21の前方を覆うフロントカバー31と、このフロントカバー31に設けられ車両前方に向かって点灯する灯火器32と、ヘッドパイプ21の上部に回転可能に支持されるハンドルバー17と、車体フレーム20の下部に設けられ車両10を支えるスタンド18とを備える。
車体フレーム20の前後方向中央部且つ下部に、後輪41を支持するスイングアーム42が上下揺動自在に設けられる。メインフレーム22の下方に配置されたエンジン50から排気管43が延びており、この排気管43に接続されたマフラー44が後輪41の側方に配置される。シートレール23Rの後方に、テールライトユニット45が配置され、このテールライトユニット45の下方に、後輪41の上方及び後方を覆うリアフェンダ46が配置される。
車両10は、車体フレーム20を覆う車体カバー30を備える。車体カバー30は、ヘッドパイプ21の少なくとも一部を覆うフロントカバー31と、メインフレーム22を覆うメインフレームカバー33とを有する。また、車体カバー30は、メインフレームカバー33に接続されエンジン50後方及び車幅方向側方を覆うサイドカバー34と、メインフレームカバー33に接続され車両後部を覆うリアカバー35とを有する。
また、車体フレーム20の下部に、乗員が足でブレーキを操作するためのブレーキペダルユニット60が備えられている。ブレーキペダルユニット60は、乗員の足を置くステップ61と、足で踏むことでブレーキを操作するブレーキペダル62を有する。
次にエンジン50及びブレーキペダルユニット60について説明する。
図2、図3に示されるように、エンジン50は、センターフレーム24Rにボルト26によって支持されるクランクケース51と、このクランクケース51の前上部に設けられるシリンダヘッド52とを有する。また、エンジン50は、クランクケース51の後側部に車幅方向側方に突出するように設けられるキックアーム取付部53と、このキックアーム取付部53に取り付けられエンジン50を始動させるキックアーム54とを有する。クランクケース51には、車幅方向側方へ膨出する膨出部55が形成されており、この膨出部55の後方にキックアーム取付部53が配置されている。
ブレーキペダルユニット60は、車体フレーム20に締結部材63及び他方の締結部材64により締結されるステップブラケット71と、このステップブラケット71の前端部に設けられるステップ61と、ステップブラケット71の締結部材63と側面視で重複する位置を軸とし揺動自在に設けられるブレーキペダル62とを有する。
ステップブラケット71は、車両側面視で前方が開放したU字状に形成されている。キックアーム取付部53は、車両側面視でステップブラケット71のU字状の凹部72に臨んでいる。ステップブラケット71は、車両側面視でU字状に形成されるので、U字状の凹部72部分の肉抜きができ、ステップブラケット71を軽量化できる。加えて、キックアーム取付部53は、車両側面視でステップブラケット71のU字状の凹部72に臨んでいるので、キックアーム54の車幅方向外側への突出を凹部72で逃がすことができ、ステップブラケット71とキックアーム54の配置スペースを小さくすることができる。
ブレーキペダル62は、締結部材63の位置から前方及び後方に延びるペダル用アーム65と、このペダル用アーム65の先端に車幅方向側方に延びるように設けられるペダル本体66と、ペダル用アーム65の後端に設けられたロッド押し上げ部67とを有する。
ステップブラケット71の後部に、マスタシリンダ81を支持するマスタシリンダブラケット91が溶接されている。マスタシリンダ81の長手軸が上下方向と略平行になるように、マスタシリンダ81が配置されている。また、ブレーキペダル62の長手軸に直交するようにマスタシリンダ81が配置され、マスタシリンダ81の一端から下方に進退可能に延びるロッド82に、ロッド押し上げ部67が連結部材83よって連結されている。このように配置することで、マスタシリンダ81の長手軸が車体前後方向に延びないので、ステップ61周辺の前後方向の配置スペースを小さくすることができる。
次にブレーキペダルユニット60の取付について説明する。
図4、図5に示されるように、車体フレーム20は、左右のシートレール23L、23Rの下端に掛け渡されたクロスパイプ27と、左右のセンターフレーム24L、24Rの中腹を掛け渡されスイングアーム42(図2参照。)を揺動可能に支持するスイングアーム取付部28とを有する。
クロスパイプ27の端部には、ステップブラケット71の中間部を支持する支持部27aが設けられている。スイングアーム取付部28の端部には、ステップブラケット71の上部を支持する他方支持部28aが設けられている。
ステップブラケット71には、ブレーキペダル62を揺動自在に軸支するブレーキペダル取付部73が車幅方向内側に延びるように設けられている。ブレーキペダル取付部73は、円筒形状であり、根本に本体部分の外径よりも大きい外径の座部74が形成されている。座部74でペダル用アーム65の車幅方向側面を受けることで、ブレーキペダル62を円滑に揺動させることができる。さらに、ステップブラケット71の上部は車幅方向内側に曲がる内側曲がり部76が形成され、内側曲がり部76の上端から上方へ延びる上端部77に取付穴75が形成されている。
マスタシリンダブラケット91は、ステップブラケット71の後部に溶接されることで、ステップブラケット71と一体的に扱うことができる。マスタシリンダブラケット91は、車幅方向内側に延びてトーションばね101の一端が掛けられるピン92と、車幅方向内側に突出して後述するブレーキランプスイッチを支持するスイッチ支持部93と、マスタシリンダ81を締結するシリンダ締結部94と、マスタシリンダカバー102を締結するカバー締結部95とを有する。
ブレーキペダル62には、ペダル用アーム65から車幅方向内側に延びるとともに円筒状に形成された軸受部68と、この軸受部68よりも前方にトーションばね101の他端が掛けられるばね掛け部69と、ブレーキランプスイッチのフックが掛けられるフック掛け部69aとが設けられている。軸受部68はトーションばね101に通すころができ、軸受部68の内径は、ブレーキペダル取付部73の外径よりも若干大きい。
次に組み立てについて説明する。
ステップブラケット71のブレーキペダル取付部73を、ブレーキペダル62の軸受部68に挿通する。この軸受部68をトーションばね101に挿通し、トーションばね101の一端をピン92に掛け、他端をばね掛け部69に掛ける。マスタシリンダ81のロッド82の先端部を連結部材83でロッド押し上げ部67に連結する。マスタシリンダ81をシリンダ用の締結部材84、84でシリンダ締結部94、94に締結する。マスタシリンダカバー102をカバー用締結部材103、103でカバー締結部95、95に締結する。このようにして、ブレーキペダルユニット60が組み立てられる。
ブレーキペダルユニット60を、車体フレーム20の所定の位置に移動させ、締結部材63を、ブレーキペダル取付部73に貫通させ、支持部27aに締結する。他方の締結部材64を、ステップブラケット71の取付穴75に貫通させ、他方支持部28aに締結する。このようにして、ブレーキペダルユニット60が、車体フレーム20に組み付けられる。
サブ組み立てラインでブレーキペダルユニット60の仮組みを行い、この仮組されたブレーキペダルユニット60を車体フレーム20に組み付けることで、同時に多くの部品を扱うことなく工程を簡略化し、車両10の生産性を向上させることができる。加えて、ステップブラケット71の締結部とブレーキペダル62の締結部を共有化し、締結部材63で締結したので、ブレーキペダル62及びステップ61の締結部の数を削減することができる。
次に各部の位置関係について説明する。
図2、図5に示されるように、ブレーキペダル取付部73は、ステップ61より車体後方に設けられる。このため、ステップ61からペダル本体66までの距離は、所定の値に設定しても、ブレーキペダル62の揺動軸となるブレーキペダル取付部73からペダル本体66までの距離を、上記所定の値より大きな値に設定することができる。結果、ブレーキペダル62の揺動ストロークを十分に確保することができる。
また、ブレーキペダル取付部73は、エンジン50の膨出部55の後方に配置される。ブレーキペダル62の一部は、車両側面視で膨出部55に重複し、ブレーキペダル取付部73の攻防にマスタシリンダ81が配置されている。
次に平面視の状態について説明する。
図6に示されるように、マスタシリンダブラケット91の外面91aは、ステップブラケット71の外面71aと同一平面上に配置されている。このため、マスタシリンダブラケット91は、車幅方向外側への突出する阻害物とならないので、乗員の足を円滑に置くことができる。加えて、ブレーキペダル62を支持するステップブラケット71の外面71aに、マスタシリンダブラケット91の外面91aを同一平面上に配置することで、マスタシリンダ81をブレーキペダル62の後方に位置ずれを防止しつつ容易に配置できる。
また、マスタシリンダカバー102は、カバー締結部95から車幅方向外側に若干延びてから車体後方へ延出するとともに、シリンダ締結部94よりも車体後方へ延出している。このため、マスタシリンダカバー102によって、シリンダ締結部94及びマスタシリンダ81を保護することができる。加えて、カバー締結部95とシリンダ締結部94を前後にずらして配置したので、車幅方向外側への突出を抑制し、乗員の足がマスタシリンダカバー102に干渉することを低減できる。
次にステップブラケット71上部の締結について説明する。
図7に示されるように、スイングアーム取付部28にスイングアーム42が揺動自在に設けられている。スイングアーム取付部28の車幅方向端部に位置する他方支持部28aに、ステップブラケット71の上部が当接した状態で、他方の締結部材64が締結されている。
サイドカバー34は、他方の締結部材64から離間しており、他方の締結部材64に対向する位置に、他方の締結部材64の外径よりも大きい貫通穴36が形成されている。このため、貫通穴36を通して他方の締結部材64を直接ステップブラケット71に当接させて締結することができる。結果、車両側面視で、サイドカバー34に重なる位置であっても、サイドカバー34を挟まずに他方の締結部材64でステップブラケット71を他方支持部28aに締結することができ、締結を強固にできる。
次にステップブラケット71下部の締結について説明する。
図8に示されるように、ステップブラケット71のブレーキペダル取付部73は、ブレーキペダル62の軸受部68に挿通されている。締結部材63が、ブレーキペダル取付部73を貫通するようにして支持部27aに締結されている。ブレーキペダル取付部73の中心軸C1は、締結部材63の中心軸C2と同軸である。
ステップ61からペダル本体66までの距離はL1であり、ブレーキペダル取付部73の中心軸C1からペダル本体66までの距離はL2であり、L1<L2の関係が成立する。すなわち、ステップ61からペダル本体66までの距離L1を所定の値に設定するとともに、ブレーキペダル取付部73の中心軸C1からペダル本体66までの距離L2を、所定の値L1より大きな値に設定し、ブレーキペダル62の揺動ストロークを十分に確保することができる。加えて、ステップブラケット71締結部とブレーキペダル62の締結部を共有化し、締結部を削減することができる。さらに、ブレーキペダル取付部73の中心軸C1は、締結部材63の中心軸C2と同軸であるので、ブレーキペダル取付部73の大きさは締結部材63が貫通する大きさで十分であり、ブレーキペダル取付部73を小さく形成することができる。
また、トーションばね101の一端がピン92に掛けられ、他端がばね掛け部69に掛けられ、トーションばね101によって、ブレーキペダル65はペダル本体66が上方に向かうように付勢されている。
次に要部の正面視について説明する。
図9に示されるように、ペダル用アーム65は、ステップブラケット71より車幅方向内側に配置されている。また、マスタシリンダブラケット91のスイッチ支持部93にブレーキランプスイッチ104が支持され、ブレーキランプスイッチ104から進退自在に延びるフック105が、フック掛け部69aに掛けられている。ペダル本体66が乗員の足で踏まれると、ペダル用アーム65が下方に移動し、フック105が引かれてブレーキランプスイッチ104がオンになる。
また、ステップブラケット71、マスタシリンダブラケット91及びマスタシリンダカバー102は、ステップ61よりも車幅方向内側に位置しているので、乗員は足を円滑にステップ61に置くことができる。
以上に述べた鞍乗り型車両10の作用を次ぎに説明する。
図10に示されるように、乗員の足でペダル本体66を矢印(1)のように踏み込む。ブレーキペダル62の回転軸である締結部材63を中心にペダル用アーム65が回転し、ロッド押し上げ部67によって、マスタシリンダ81のロッド82が移動し、ブレーキが作動する。
尚、本発明のブレーキペダルユニットは、実施の形態では、図4に示した車体フレームの構造に適応したが、これに限定されず、車体フレームに支持部と他方支持部が設けられて入れれば、メインフレームが1本の車体フレームや、メインフレームが2本の車体フレームなど、他の構造を有する車体フレームに適応しても差し支えない。
本発明のステップ、ブレーキペダル及びステップブラケットは、鞍乗り型車両に好適である。
10…鞍乗り型車両(車両)、20…車体フレーム(車体)、22…メインフレーム、27a…支持部、28…スイングアーム取付部、28a…他方支持部、42…スイングアーム、50…エンジン、51…クランクケース、53…キックアーム取付部、54…キックアーム、55…膨出部、60…ブレーキペダルユニット、61…ステップ、62…ブレーキペダル、63…締結部材、64…他方の締結部材、71…ステップブラケット、71a…ステップブラケットの外面、72…凹部、73…ブレーキペダル取付部、81…マスタシリンダ、91…マスタシリンダブラケット、91a…マスタシリンダブラケットの外面、94…シリンダ締結部、95…カバー締結部、102…トーションばね、C1…ブレーキペダル取付部の中心軸、C2…締結部材の中心軸。

Claims (8)

  1. 車体にステップを支えるステップブラケットを備えるとともにブレーキペダルを備えている鞍乗り型車両において、
    前記車体に、前記ステップブラケットを支持する支持部が設けられ、
    前記ステップブラケットに、前記ブレーキペダルを揺動自在に軸支するブレーキペダル取付部が車幅方向内側に延びるようにして設けられ、
    前記ブレーキペダル取付部は、前記ステップより車体後方に設けられ、
    前記ブレーキペダルには軸受部が構成され、
    前記ブレーキペダル取付部が前記軸受部に挿通され、
    前記ブレーキペダル取付部が、締結部材で前記支持部に締結されていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記ブレーキペダル取付部の中心軸は、前記締結部材の中心軸と同軸であることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記ブレーキペダルの長手軸に直交するようにマスタシリンダが配置され、
    このマスタシリンダの一端に前記ブレーキペダルの後端が連結されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記ステップブラケットの後部に、前記マスタシリンダを支持するマスタシリンダブラケットを付設し、
    この付設位置において前記マスタシリンダブラケットの外面は前記ステップブラケットの外面と同一平面上に配置されていることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記マスタシリンダブラケットに、前記マスタシリンダを保護するマスタシリンダカバーが設けられ、
    前記マスタシリンダブラケットに前記マスタシリンダを締結するシリンダ締結部より前方に、前記マスタシリンダブラケットに前記マスタシリンダカバーを締結するカバー締結部が設けられ、
    前記マスタシリンダカバーは、前記カバー締結部から車体後方へ延出していることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記車体を構成するメインフレームの下方にエンジンが配置され、
    このエンジンのクランクケースに車幅方向側方へ膨出する膨出部が形成され、
    前記膨出部の後方に前記ブレーキペダル取付部が配置され、
    前記ブレーキペダルの一部が、車両側面視で前記膨出部に重複し、
    前記ブレーキペダル取付部の後方に前記マスタシリンダが配置されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記エンジンには、このエンジンを始動させるキックアームを取り付けるキックアーム取付部が設けられ、
    前記ステップブラケットは、車両側面視でU字状に形成され、
    前記キックアーム取付部は、車両側面視で前記ステップブラケットの前記U字状の凹部に臨んでいることを特徴とする請求項6記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記車体の前後方向中央部且つ下部に、スイングアームを上下揺動自在に軸支するスイングアーム取付部が設けられ、
    このスイングアーム取付部の車幅方向端部に、前記支持部の他に前記ステップブラケットを支持する他方支持部が設けられ、
    他方の締結部材によって前記ステップブラケットを前記他方支持部に締結することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の鞍乗り型車両。
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