JP5855980B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車に関する。
従来、自動二輪車においては、車両の左右方向に延びるハンドルの一方に、前輪に設けられた液圧式ブレーキを操作する独立ブレーキ操作子が配置され、このハンドルの左右方向の他方に前輪に設けられた液圧式ブレーキ及び後輪に設けられた機械式ブレーキを操作する連動ブレーキ操作子が配置されている。また、独立ブレーキ操作子及び連動ブレーキ操作子は、それぞれ、ハーネスを介して液圧式ブレーキに油圧を付加するマスターシリンダに接続される。そして、マスターシリンダと液圧式ブレーキとは、内部に油が充填されたブレーキホースにより接続されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−171506号公報
ところで、特許文献1で提案された自動二輪車では、マスターシリンダがヘッドパイプ廻りに配置されているため、ヘッドパイプの周辺におけるハーネス及びブレーキホースの配置(配線)が複雑になってしまう。また、ハンドルに配置されたブレーキ操作子と液圧式ブレーキとを接続するハーネス及びブレーキホースは、ハンドルの操作の影響を受けるため、ハーネス及びブレーキホースの配置(配線)について種々の事項を考慮する必要があった。
従って、本発明は、ヘッドパイプの周辺にマスターシリンダを配置した場合であっても、ブレーキホースを容易に配置できる自動二輪車を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ヘッドパイプ(11)と、前記ヘッドパイプ(11)の左右両側に配置される左右一対のフロントフォーク(14L,14R)と、前記フロントフォーク(14L,14R)の下端部に支持される前輪(50)と、前記前輪(50)の上方に配置されるフロントフェンダ(51)と、前記ヘッドパイプ(11)の上部に回動自在に支持されると共に、左右方向に延びるハンドル(15)と、前記前輪(50)に設けられる液圧式ブレーキ(713)と、を備える自動二輪車(1)において、前記ハンドル(15)の左右方向の一方に配置される第1のマスターシリンダ(712)と、前記左右一対のフロントフォーク(14L,14R)のうちの一方のフロントフォーク(14R)の上部に配置される第2のマスターシリンダ(722)と、前記第1のマスターシリンダ(712)と前記液圧式ブレーキ(713)とを連結する第1のブレーキホース(74)と、前記第2のマスターシリンダ(722)と前記液圧式ブレーキ(713)とを連結する第2のブレーキホース(75)と、を備え、前記液圧式ブレーキ(713)は、前記左右一対のフロントフォーク(14L,14R)のうちの他方のフロントフォーク(14L)の下端部に配置され、前記第1のブレーキホース(74)及び前記第2のブレーキホース(75)は、前記他方のフロントフォーク(14L)に沿って上下方向に延びて配置され、 前記左右一対のフロントフォーク(14L,14R)を連結するトップブリッジ(16)及びボトムブリッジ(17)を更に備え、前記第2のマスターシリンダ(722)は、前記トップブリッジ(16)から下方に延出したステー(725)に取り付けられることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記他方のフロントフォーク(14L)に沿って上下方向に延び、前記第1のブレーキホース(74)及び前記第2のブレーキホース(75)が通される配管(73)を更に備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明においては、請求項2に記載の構成に加えて、前記配管(73)は、前記第1のブレーキホース(74)が通される第1の配管(731)と、前記第2のブレーキホース(75)が通される第2の配管(732)と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の構成に加えて、前記ハンドル(15)の左右方向の一方に配置され前記第1のマスターシリンダ(712)に連結される独立ブレーキ操作子(711)と、前記ハンドル(15)の左右方向の他方に配置され前記第2のマスターシリンダ(722)に連結される連動ブレーキ操作子(721)と、を更に備え、前記配管(73)は、左右方向における前記連動ブレーキ操作子(721)が配置される側に配置され、前記第1のマスターシリンダ(712)及び前記第2のマスターシリンダ(722)は、左右方向における前記独立ブレーキ操作子(711)が配置される側に配置されることを特徴とする。
請求項に記載の発明においては、請求項2から4のいずれかに記載の構成に加えて、前記配管(73)は、前記トップブリッジ(16)及び前記ボトムブリッジ(17)からそれぞれ延出したクランパ(733)に取り付けられることを特徴とする。
請求項に記載の発明においては、請求項3からのいずれかに記載の構成に加えて、前記第1のブレーキホース(74)は、前記第1のマスターシリンダ(712)と前記液圧式ブレーキ(713)との間に配置される第1のジョイント部(743)と、前記第1のマスターシリンダ(712)と前記第1のジョイント部(743)とを連結する第1のマスターシリンダ側ブレーキホース(741)と、前記第1のジョイント部(743)と前記液圧式ブレーキ(713)とを連結する第1の液圧式ブレーキ側ブレーキホース(742)と、により構成されており、前記第2のブレーキホース(75)は、前記第2のマスターシリンダ(722)と前記液圧式ブレーキ(713)との間に配置される第2のジョイント部(753)と、前記第2のマスターシリンダ(722)と前記第2のジョイント部(753)とを連結する第2のマスターシリンダ側ブレーキホース(751)と、前記第2のジョイント部(753)と前記液圧式ブレーキ(713)とを連結する第2の液圧式ブレーキ側ブレーキホース(752)と、により構成されていると共に、前記第1のマスターシリンダ側ブレーキホース(741)及び前記第2のマスターシリンダ側ブレーキホース(751)は、前記他方のフロントフォーク(14L)に沿って上下方向に延びて配置されており、前記第1のジョイント部(743)及び前記第2のジョイント部(753)は、車両の前後方向に並ぶように固定されると共に、側面視及び正面視において前記フロントフェンダ(51)と重なる位置に配置されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第2のマスターシリンダ(連動マスターシリンダ722)を左右一対のフロントフォーク14L,14Rのうちの一方(右側)のフロントフォーク14Rの上部に配置すると共に液圧式ブレーキ(ディスクブレーキ713)を他方(左側)のフロントフォーク14Lの下端部に配置し、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75を他方(左側)のフロントフォーク14Lに沿うように配置した。これにより、ハンドル15に設けられた第1のマスターシリンダ(フロントマスターシリンダ712)から液圧式ブレーキ(ディスクブレーキ713)まで延びる第1のブレーキホース74、及び一方(右側)のフロントフォーク14Rに設けられた第2のマスターシリンダ(連動マスターシリンダ722)から液圧式ブレーキ(ディスクブレーキ713)まで延びる第2のブレーキホース75を、液圧式ブレーキ(ディスクブレーキ713)が設けられた他方(左側)のフロントフォーク14Lに沿わせて配置できる。よって、第1のマスターシリンダ(フロントマスターシリンダ712)及び第2のマスターシリンダ(連動マスターシリンダ722)をヘッドパイプ11の周辺に配置した場合であっても、ヘッドパイプ11の周辺におけるブレーキホースの配置(配線)を容易に行える。また、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75の上記配置により、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75の張力がハンドル操作に及ぼす影響を低減できる。
また、請求項1に記載の発明によれば、第2のマスターシリンダ(連動マスターシリンダ722を含む連動ブレーキ装置723)を、トップブリッジ16から延出したステー725に取り付けた。これにより、第2のマスターシリンダ(連動マスターシリンダ722を含む連動ブレーキ装置723)を、ステー725を介してトップブリッジ16に連結できるので、第2のマスターシリンダ(連動マスターシリンダ722を含む連動ブレーキ装置723)の取り付け位置を安定化できる。
請求項2に記載の発明によれば、自動二輪車1を、他方(左側)のフロントフォーク14Lに沿って上下方向に延びる配管73を含んで構成し、この配管73の内部に第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75を通した。これにより、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75に適度な自由度及び拘束を付与しつつも、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75をより安定的にフロントフォーク14L,14Rに沿わせて配置できるので、ブレーキホースの配置(配線)をより容易に行える。また、自動二輪車1の外観を向上させられる。
請求項3に記載の発明によれば、配管73を、第1のブレーキホース74が通される第1の配管731と、第2のブレーキホース75が通される第2の配管732と、を含んで構成した。これにより、第1の配管731に第1のブレーキホース74を通し、第2の配管732に第2のブレーキホース75を通した後に、第1の配管731及び第2の配管732をまとめてフロントフォーク14L,14Rに沿わせて配置できるので、ブレーキホースの配置(配線)を更に容易に行える。また、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75が互いに擦れることを防げるので、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75の長寿命化を図れる。
請求項4に記載の発明によれば、第1のマスターシリンダ712及び第2のマスターシリンダ722を独立ブレーキ操作子711が配置される側(右側)に配置し、配管73を連動ブレーキ操作子721が配置される側(左側)に配置した。これにより、独立ブレーキ操作子711から延びる第1のブレーキホース74、及び連動ブレーキ操作子721と第2のマスターシリンダ722とを接続するブレーキホースの配置を容易に行える。また、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75が通される配管73、及び液圧式ブレーキ(ディスクブレーキ713)を同一側(左側)に配置したので、配管73の下端部から液圧式ブレーキ(ディスクブレーキ713)までの第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75の長さを短く構成できる。
請求項に記載の発明によれば、配管73を、トップブリッジ16及びボトムブリッジ17から延出したクランパ733に取り付けた。これにより、配管73をトップブリッジ16及びボトムブリッジ17を介してフロントフォーク14Lに固定できる。よって、フロントフォーク14Lに対して配管73をより強固に取り付けられる。
請求項に記載の発明によれば、第1のジョイント部(第1の変角ジョイント部743)及び第2のジョイント部(第2の変角ジョイント部753)を、車両の前後方向に並ぶように配置すると共に、側面視及び正面視においてフロントフェンダ51と重なる位置に配置した。これにより、フロントフォーク14L,14Rとフロントフェンダ51との間のスペース(ポケット部513が形成されるスペース)を利用して第1のジョイント部及び第2のジョイント部を配置できる。よって、第1のジョイント部及び第2のジョイント部が車体から突出しないので、省スペース化や、ジョイント部及びその周辺の保護を図ることができる。また、第1のジョイント部(第1の変角ジョイント部743)及び第2のジョイント部(第1の変角ジョイント部743)を前後に配置することにより、走行風等の影響の増大を防げる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車を示す斜視図である。 本実施形態の自動二輪車からフロントカバーを除いた状態を示す斜視図である。 本実施形態の自動二輪車における前輪部分を示す側面図である。 本実施形態の自動二輪車における前輪ブレーキ及びブレーキホース部分を示す拡大斜視図である。 本実施形態の自動二輪車における連動ブレーキ装置を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、本実施形態に係る自動二輪車1の全体構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車1を示す斜視図である。図2は、本実施形態の自動二輪車1からフロントカバーを除いた状態を示す斜視図である。図3は、本実施形態の自動二輪車1における前輪部分を示す側面図である。
尚、以下の説明における前後、左右及び上下の方向の記載は、特に明記がない限り、自動二輪車1に乗車する乗員(運転者)から見た方向に従う。また、図中、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示す。
本実施形態の自動二輪車1は、図1及び図2に示すように、スクータ型の自動二輪車1である。本実施形態の自動二輪車1は、車体フレーム10と、ステアリングステム18と、トップブリッジ16及びボトムブリッジ17と、左右一対のフロントフォーク14L,14Rと、前輪50と、フロントフェンダ51と、ハンドル15と、スイングユニット60と、リアサスペンション61と、エアクリーナボックス62と、燃料タンク64と、後輪52と、リアフェンダ53と、ボディカバー20と、ステップフロア25と、シート30と、物品収納部40と、ブレーキ装置70と、を主体として構成される。
車体フレーム10は、複数種の鋼材により構成されており、自動二輪車1の前方から後方にかけて延びている。この車体フレーム10は、図2に示すように、ヘッドパイプ11と、メインフレーム12と、左右一対のロアフレーム13と、左右一対のリアフレーム19と、を含んで構成される。ヘッドパイプ11は、筒状部材であり、その中心軸方向が前方下方に向かう傾斜角度で傾斜している。メインフレーム12は、側面視において、ヘッドパイプ11の後方から斜め後下方に延びる。左右一対のロアフレーム13は、メインフレーム12の後端から左右に分岐すると共に後方に各々延びて設けられている。左右一対のリアフレーム19は、ロアフレーム13から斜め後ろ上方に立ち上がって車両の後部まで延びて設けられる。
ステアリングステム18は、ハンドル操作の回転軸となる円柱状部材であり、ヘッドパイプ11に挿入される。
トップブリッジ16及びボトムブリッジ17は、左右両端に左右一対のフロントフォーク14L,14Rが各々取り付けられる2個の取付部を各々有する板状部材である。このトップブリッジ16の中央部は、ステアリングステム18の上端に連結されている。また、ボトムブリッジ17の中央部は、ステアリングステム18の下端に連結されている。
左右一対のフロントフォーク14L,14Rは、上部に位置するアウターチューブ141L,141Rと、下部に位置するインナーチューブ142L,142Rと、を備え、アウターチューブ141L,141Rに対してインナーチューブ142L,142Rが摺動自在に嵌合されて構成される倒立式テレスコピックフォークである。これら左右一対のフロントフォーク14L,14Rは、トップブリッジ16が配置された位置から前方下方に向かう傾斜角度で傾斜しており、トップブリッジ16及びボトムブリッジ17に連結されている。
前輪50は、ヘッドパイプ11の前方下方に配置される。この前輪50は、側面視における中心を貫通するフロントアクスルシャフトを介して、左右一対のフロントフォーク14L,14Rの各下端部に回転自在に支持される。
フロントフェンダ51は、図2及び図3に示すように、前輪50の上方に配置される泥除け部511と、前輪50の左右側方に配置される左右一対のフォークガード部512L,512Rと、を備える。また、フロントフェンダ51の左側フォークガード部512Lの上部には、ポケット部513が形成される。
泥除け部511は、前輪50の上部に沿って湾曲した形状を有する。
フォークガード部512L,512Rは、泥除け部511の左右側方の中央付近から下方に延びており、左右一対のフロントフォーク14L,14Rの下端部にそれぞれ連結される。また、フォークガード部512L,512Rは、前方から飛んできた石等の飛散物からインナーチューブ142L,142Rを保護するため、前面視において少なくともインナーチューブ142L,142Rが隠れる程度の幅を有して形成されている。
ポケット部513は、泥除け部511の前後方向における中央部よりも後部よりの部分が、前輪50に当接しない程度に窪んで形成される。
ハンドル15は、図1及び図2に示すように、左右方向に延びるバーハンドル15である。このバーハンドル15は、トップブリッジ16の上面に設けられたハンドルポスト161を介して、トップブリッジ16に連結されている。また、このバーハンドル15は、ハンドルポスト161及びトップブリッジ16を介して、ヘッドパイプ11に対して回動自在に支持されている。
シート30は、ヘッドパイプ11の後方に位置する。このシート30は、前後方向に延在しており、自動二輪車1の乗員が着座するために使用される。
物品収納部40は、シート30の下方に位置する。この物品収納部40は、ヘルメットや小物等の乗員の荷物を収納するために使用される。
スイングユニット60は、エンジン、スイングアーム及び動力伝達装置により構成される。エンジンは、物品収納部40の下方に位置する。このエンジンは、車体フレーム10に揺動可能に連結されている。スイングアームは、前後に延びるケース型構造部材である。このスイングアームの前方側はエンジンに接続されている。動力伝達装置は、スイングアームの内部に配置されている。この動力伝達装置の前方側はエンジンの出力軸に接続されている。
リアサスペンション61は、コイルスプリング及びショックアブソーバにより構成される。このリアサスペンション61は、リアフレーム19(車体フレーム10)の後部から後方下方に延在しており、車体フレーム10の後部及びスイングアームの後端を連結している。
エアクリーナボックス62は、図1に示すように、スイングユニット60の上方、かつ、リアサスペンション61の前方に配置される。このエアクリーナボックス62は、エンジンに設けられた吸気ポートに接続されている。
燃料タンク64は、スイングユニット60の前方に位置しており、ロアフレーム13に囲まれる領域に配置されている。
後輪52は、車体フレーム10の後部下方であってスイングユニット60の後部周辺に配置される。この後輪52はリアアクスルシャフトを介して動力伝達装置に接続しており、エンジンからの動力が動力伝達装置を介して後輪52に供給される。
リアフェンダ53は、後輪52の上方に配置される。このリアフェンダ53は、スイングユニット60に連結される。
ボディカバー20は、ヘッドパイプ11の前方周辺を覆うフロントカバー26と、物品収納部40の両側方周辺を覆うサイドカバー21と、サイドカバー21の後方周辺を覆うリアカバー22と、ロアフレーム13周辺を覆うアンダーカバー23と、ヘッドパイプ11の後方において前面視で乗員の脚を覆うレッグシールド24と、を含んで構成される。
ステップフロア25は、上下に延びるレッグシールド24の底部から後方に延びて設けられており、レッグシールド24の底部から後方に延びるアンダーカバー23の上方に位置する。このステップフロア25は、シート30に着座した乗員が足を載せる足載せ部として使用される。
次に、本実施形態のブレーキ装置70について説明する。
図4は、本実施形態の自動二輪車1における前輪ブレーキ及びブレーキホース部分を示す部分拡大斜視図である。図5は、本実施形態の自動二輪車1における連動ブレーキ装置723を示す概念図である。
ブレーキ装置70は、図2に示すように、前輪ブレーキ装置71と、連動式後輪ブレーキ装置72と、配管73と、を備える。
前輪ブレーキ装置71は、独立ブレーキ操作子としてのフロントブレーキレバー711と、第1のマスターシリンダとしてのフロントマスターシリンダ712と、液圧式ブレーキとしてのディスクブレーキ713と、第1のブレーキホース74と、を備える。
フロントブレーキレバー711は、バーハンドル15の右側前方に配置される。このフロントブレーキレバー711は、内側端を回動中心として前後方向に回動自在に、バーハンドル15に取り付けられており、乗員によるレバー操作を可能にしている。
フロントマスターシリンダ712は、フロントブレーキレバー711のレバー操作に応じて油圧を発生させる機構である。このフロントマスターシリンダ712は、バーハンドル15の右側前方に配置されており、フロントブレーキレバー711のレバー操作の有無に応じてフロントマスターシリンダ712の内部に設けられたピストン(図示せず)を進退させる。
ディスクブレーキ713は、図3に示すように、ブレーキディスク714と、ブレーキキャリパ715とにより構成されており、前輪50の左側方に設けられる。ブレーキディスク714は、左側面視において、前輪50の中央付近で複数のボルトにより締結されている。ブレーキキャリパ715は、左側フロントフォーク14Lの下端に2個のボルトで締結されている。このブレーキキャリパ715は、ブレーキディスク714の回転方向に沿って配置された第1のホース取付口716及び第2のホース取付口717を有している。
第1のブレーキホース74は、図2及び図3に示すように、フロントマスターシリンダ712とブレーキキャリパ715の第1のホース取付口716とを連結する。この第1のブレーキホース74は、第1のマスターシリンダ側ブレーキホースとしての第1の上流側ブレーキホース741と、第1の液圧式ブレーキ側ブレーキホースとしての第1の下流側ブレーキホース742と、第1のジョイント部としての第1の変角ジョイント部743と、を備える。
第1の上流側ブレーキホース741の一端は、フロントマスターシリンダ712に取り付けられる。第1の上流側ブレーキホース741の他端は、フロントフェンダ51の左側フォークガード部512Lの上部近傍に位置している。また、第1の上流側ブレーキホース741は、フロントマスターシリンダ712から左側フロントフォーク14Lの上部に向かって延びると共に、左側フロントフォーク14Lに沿って上下方向に延びて配置されている。
第1の下流側ブレーキホース742の一端は、図2〜図4に示すように、フロントフェンダ51の左側フォークガード部512Lの上部近傍に配置される。第1の下流側ブレーキホース742の他端は、第1のホース取付口716に取り付けられている。
第1の変角ジョイント部743は、図2〜図4に示すように、ブロック状に形成された直角ジョイントである。第1の変角ジョイント部743は、第1の上流側ブレーキホース741の他端と第1の下流側ブレーキホース742の一端とを接続している。
第1の変角ジョイント部743は、左側フォークガード部512Lの上部近傍に形成されたポケット部513に配置される。また、第1の変角ジョイント部743は、ジョイントステー744を介してフロントフェンダ51に固定される。これにより、第1の変角ジョイント部743は、側面視及び正面視においてフロントフェンダ51と重なる位置に配置される。
連動式後輪ブレーキ装置72は、図2に示すように、連動ブレーキ操作子としてのリアブレーキレバー721と、第2のマスターシリンダとしての連動マスターシリンダ722を含んで構成される連動ブレーキ装置723と、機械式ブレーキとしてのドラムブレーキ724(図5参照)と、第2のブレーキホース75と、により構成される。
リアブレーキレバー721は、バーハンドル15の左側前方に配置される。このリアブレーキレバー721は、内側端を回動中心として前後方向に回動自在に、バーハンドル15に取り付けられており、乗員によるレバー操作を可能にしている。
連動ブレーキ装置723は、図2に示すように、リアブレーキレバー721のレバー操作に応じてブレーキケーブルに引張力を発生させると共に、そのレバー操作に連動して油圧を発生させる。この連動ブレーキ装置723は、トップブリッジ16から下方に延出したステー725を介してトップブリッジ16に固定され、右側フロントフォーク14Rの上部前方に配置される。
連動ブレーキ装置723は、図5に示すように、回動レバー80と、回動レバー80の左端から上方に突出する当接部81と、当接部81の頂部の上方に位置するストッパ82と、当接部81及びストッパ82を内包し回動レバー80の左端を下方に付勢するコイルばね83と、上下方向に対して回動レバー80の右端を回動自在に支持する支軸84と、回動レバー80の当接部81と支軸84と間から上方に延びるブラケット85と、回動レバー80の右端とブラケット85との間から左端側に右方斜め上に延びるノッカ86と、回動レバー80の上方に位置するイコライザ87と、回動レバー80のブラケット85とイコライザ87の一端とを連結する連結ピン88と、リアブレーキレバー721とイコライザ87の中央とを接続する上流側ブレーキケーブル89と、イコライザ87の他端とドラムブレーキ724とを接続する下流側ブレーキケーブル90と、回動レバー80のノッカ86の上下(進退)動作に応じて内蔵されたピストン726が上下に移動することにより油圧制御を行う連動マスターシリンダ722と、により構成される。
即ち、バーハンドル15の左側に配置されたリアブレーキレバー721は、上流側ブレーキケーブル89、イコライザ87、連結ピン88及び回動レバー80のノッカ86を介して、バーハンドル15の右側に配置された連動マスターシリンダ722に連結されている。
ドラムブレーキ724は、図5に示すように、後輪52の左側方に設けられる。ドラムブレーキ724は、下流側ブレーキケーブル90の引張力の有無に応じてブレーキ力の発生の有無を行うように構成されている。
第2のブレーキホース75は、図2〜図5に示すように、連動マスターシリンダ722とブレーキキャリパ715の第2のホース取付口717とを連結する。この第2のブレーキホース75は、第2のマスターシリンダ側ブレーキホースとしての第2の上流側ブレーキホース751と、第2の液圧式ブレーキ側ブレーキホースとしての第2の下流側ブレーキホース752と、第2のジョイント部としての第2の変角ジョイント部753と、を備える。
第2の上流側ブレーキホース751の一端は、連動マスターシリンダ722に取り付けられる。第2の上流側ブレーキホース751の他端は、フロントフェンダ51の左側フォークガード部512Lの上部近傍に位置している。また、第2の上流側ブレーキホース751は、連動マスターシリンダ722から左側フロントフォーク14Lの上部に向かって延びると共に、左側フロントフォーク14Lに沿って上下方向に延びて配置されている。
第2の下流側ブレーキホース752の一端は、図2〜図4に示すように、フロントフェンダ51の左側フォークガード部512Lの上部近傍に配置される。第2の下流側ブレーキホース752の他端は、第2のホース取付口717に取り付けられている。
第2の変角ジョイント部753は、図2〜図4に示すように、ブロック状に形成された直角ジョイントである。第2の変角ジョイント部753は、第2の上流側ブレーキホース751の他端と第2の下流側ブレーキホース752の一端とを接続している。この第2の変角ジョイント部753は、ポケット部513に配置され、また、第1の変角ジョイント部743に対して自動二輪車1の前後方向に並ぶように固定される。そして、第2の変角ジョイント部753は、第1の変角ジョイント部743及びジョイントステー744を介してフロントフェンダ51に締結される。また、第2の変角ジョイント部753は、フロントフェンダ51のポケット部513に配置されることにより、側面視及び正面視においてフロントフェンダ51と重なる位置に配置される。
配管73は、図2に示すように、トップブリッジ16及びボトムブリッジ17からそれぞれ延出するクランパ733に取り付けられる。配管73は、リアブレーキレバー721が配置される左側フロントフォーク14Lに沿って上下方向に延びる。この配管73には、第1の上流側ブレーキホース741及び第2の上流側ブレーキホース751が通される。本実施形態では、配管73は、第1の上流側ブレーキホース741が通される第1の配管731と、第2の上流側ブレーキホース751が通される第2の配管732と、を備える。
次に、図5を参照しながら、連動ブレーキ装置723の動作を説明する。
図5に示すように、リアブレーキレバー721を少量(第1の握り量)の範囲で握ると、上流側ブレーキケーブル89の一端がリアブレーキレバー721に引っ張られることにより、上流側ブレーキケーブル89の他端に接続されたイコライザ87が連結ピン88を中心に回動する。これにより、イコライザ87の右端に連結された下流側ブレーキケーブル90の一端が上方に引っ張られ、下流側ブレーキケーブル90の他端に接続されたドラムブレーキ724が作動し、後輪52が制動される。
次に、リアブレーキレバー721を中量(=第2の握り量>第1の握り量)の範囲で握ると、上流側ブレーキケーブル89の一端がリアブレーキレバー721に引っ張られることにより、上流側ブレーキケーブル89の他端に接続されたイコライザ87がほぼ平行に上昇する。これに伴い、回動レバー80がその右端に配置された支軸84を中心にしてコイルばね83を上方に押し縮めながら上方に回動するので(第1の握り量及び第2の握り量において当接部81は未だストッパ82に当接していない。)、回動レバー80のノッカ86が連動マスターシリンダ722のピストン726の下端を押し上げ、ピストン726を上昇させる。その結果、連動マスターシリンダ722から発生した油圧が第2のブレーキホース75及び第2の取付口を介してブレーキキャリパ715に供給されるので、前輪50が後輪52の制動に連動して制動される。また、イコライザ87が上方に引き上げられたことに伴い、後輪52の制動力が増加する。
リアブレーキレバー721を多量(=第3の握り量>第2の握り量>第1の握り量)の範囲で握ると、回動レバー80が支軸84を中心にコイルばね83を上方に更に押し縮めながら上方に回動するので、回動レバー80の左端に設けられた当接部81がその上方に配置されたストッパ82に当たる。その結果、回動レバー80のノッカ86が連動マスターシリンダ722のピストン726をそれ以上上昇させることができなくなるので、連動マスターシリンダ722により生じる前輪50の制動力が一定に保たれる。また、イコライザ87はその左端に設けられた連結ピン88を中心にして更に上方に回動するので、イコライザ87の右端に連結された下流側ブレーキケーブル90の一端が上方に更に引っ張られ、後輪52の制動力が更に増加する。
尚、前輪ブレーキ装置71の油圧経路は、連動ブレーキ装置723の油圧経路と独立しているため、フロントブレーキレバー711を握ると、フロントマスターシリンダ712から生じた油圧が第1のブレーキホース74及び第1のホース取付口716を介してブレーキキャリパ715に供給され、前輪50が制動される。フロントブレーキレバー711を握り、かつ、リアブレーキレバー721を中量(第2の握り量)以上で握った場合、フロントマスターシリンダ712及び連動マスターシリンダ722の両方からブレーキキャリパ715に油圧が供給されるため、フロントマスターシリンダ712から生じた油圧のみによる前輪50の制動力と比較して、前輪50の制動力が更に高まる。
以上説明した本実施形態の自動二輪車1によれば、以下のような効果を奏する。
連動マスターシリンダ722を左右一対のフロントフォーク14L,14Rのうちの右側フロントフォーク14Rの上部に配置すると共にディスクブレーキ713を左側フロントフォーク14Lの下端部に配置し、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75を左側フロントフォーク14Lに沿うように配置した。これにより、ハンドル15に設けられたフロントマスターシリンダ712からディスクブレーキ713まで延びる第1のブレーキホース74、及び右側フロントフォーク14Rに設けられた連動マスターシリンダ722からディスクブレーキ713まで延びる第2のブレーキホース75を、ディスクブレーキ713が設けられた左側フロントフォーク14Lに沿わせて配置できる。よって、フロントマスターシリンダ712及び連動マスターシリンダ722をヘッドパイプ11の周辺に配置した場合であっても、ヘッドパイプ11の周辺におけるブレーキホースの配置(配線)を容易に行える。また、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75の上記配置により、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75の張力がハンドル操作に及ぼす影響を低減できる。
また、自動二輪車1を、左側フロントフォーク14Lに沿って上下方向に延びる配管73を含んで構成し、この配管73の内部に第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75を通した。これにより、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75に適度な自由度及び拘束を付与しつつも、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75をより安定的にフロントフォーク14L,14Rに沿わせて配置できるので、ブレーキホースの配置(配線)をより容易に行える。また、自動二輪車1の外観を向上させられる。
また、配管73を、第1のブレーキホース74が通される第1の配管731と、第2のブレーキホース75が通される第2の配管732と、を含んで構成した。これにより、第1の配管731に第1のブレーキホース74を通し、第2の配管732に第2のブレーキホース75を通した後に、第1の配管731及び第2の配管732をまとめてフロントフォーク14L,14Rに沿わせて配置できるので、ブレーキホースの配置(配線)を更に容易に行える。また、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75が互いに擦れることを防げるので、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75の長寿命化を図れる。
また、フロントマスターシリンダ712及び連動マスターシリンダ722を独立ブレーキ操作子711が配置される側(右側)に配置し、配管73を連動ブレーキ操作子721が配置される側(左側)に配置した。これにより、独立ブレーキ操作子711から延びる第1のブレーキホース74、及び連動ブレーキ操作子721と第2のマスターシリンダ722とを接続するブレーキホースの配置を容易に行える。また、第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75が通される配管73、及びディスクブレーキ713を同一側(左側)に配置したので、配管73の下端部からディスクブレーキ713までの第1のブレーキホース74及び第2のブレーキホース75の長さを短く構成できる。
また、連動マスターシリンダ722を含む連動ブレーキ装置723を、トップブリッジ16から延出したステー725に取り付けた。これにより、連動マスターシリンダ722を含む連動ブレーキ装置723を、ステー725を介してトップブリッジ16に連結できるので、連動マスターシリンダ722を含む連動ブレーキ装置723の取り付け位置を安定化できる。
また、配管73を、トップブリッジ16及びボトムブリッジ17から延出したクランパ733に取り付けた。これにより、配管73をトップブリッジ16及びボトムブリッジ17を介してフロントフォーク14Lに固定できる。よって、フロントフォーク14Lに対して配管73をより強固に取り付けられる。
また、第1の変角ジョイント部743及び第2の変角ジョイント部753を、車両の前後方向に並ぶように配置すると共に、側面視及び正面視においてフロントフェンダ51と重なる位置に配置した。これにより、フロントフォーク14L,14Rとフロントフェンダ51との間のスペース(ポケット部513が形成されるスペース)を利用して第1の変角ジョイント部及び第2の変角ジョイント部を配置できる。よって、第1の変角ジョイント部及び第2の変角ジョイント部が車体から突出しないので、省スペース化や、ジョイント部及びその周辺の保護を図ることができる。また、第1の変角ジョイント部及び第2の変角ジョイント部を前後に配置することにより、走行風等の影響の増大を防げる。
以上、本発明の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることなく、種々の形態で実施することができる。
例えば、本実施形態では、ハンドルとしてバーハンドル15を用いたがこれに限らない。即ち、ハンドルとして、セパレートハンドル等のバーハンドル以外のハンドルを用いてもよい。
1 自動二輪車
11 ヘッドパイプ
14L 左側フロントフォーク
14R 右側フロントフォーク
15 バーハンドル(ハンドル)
16 トップブリッジ
17 ボトムブリッジ
50 前輪
51 フロントフェンダ
70 ブレーキ装置
71 前輪ブレーキ装置
72 連動式後輪ブレーキ装置
73 配管
74 第1のブレーキホース
75 第2のブレーキホース
711 フロントブレーキレバー(独立ブレーキ操作子)
712 フロントマスターシリンダ(第1のマスターシリンダ)
713 ディスクブレーキ(液圧式ブレーキ)
721 リアブレーキレバー(連動ブレーキ操作子)
722 連動マスターシリンダ(第2のマスターシリンダ)
725 ステー
731 第1の配管
732 第2の配管
733 クランパ
741 第1の上流側ブレーキホース(第1のマスターシリンダ側ブレーキホース)
742 第1の下流側ブレーキホース(第1の液圧式ブレーキ側ブレーキホース)
743 第1の変角ジョイント部(第1のジョイント部)
751 第2の上流側ブレーキホース(第2のマスターシリンダ側ブレーキホース)
752 第2の下流側ブレーキホース(第2の液圧式ブレーキ側ブレーキホース)
753 第2の変角ジョイント部(第2のジョイント部)

Claims (6)

  1. ヘッドパイプ(11)と、
    前記ヘッドパイプ(11)の左右両側に配置される左右一対のフロントフォーク(14L,14R)と、
    前記フロントフォーク(14L,14R)の下端部に支持される前輪(50)と、
    前記前輪(50)の上方に配置されるフロントフェンダ(51)と、
    前記ヘッドパイプ(11)の上部に回動自在に支持されると共に、左右方向に延びるハンドル(15)と、
    前記前輪(50)に設けられる液圧式ブレーキ(713)と、を備える自動二輪車(1)において、
    前記ハンドル(15)の左右方向の一方に配置される第1のマスターシリンダ(712)と、
    前記左右一対のフロントフォーク(14L,14R)のうちの一方のフロントフォーク(14R)の上部に配置される第2のマスターシリンダ(722)と、
    前記第1のマスターシリンダ(712)と前記液圧式ブレーキ(713)とを連結する第1のブレーキホース(74)と、
    前記第2のマスターシリンダ(722)と前記液圧式ブレーキ(713)とを連結する第2のブレーキホース(75)と、を備え、
    前記液圧式ブレーキ(713)は、前記左右一対のフロントフォーク(14L,14R)のうちの他方のフロントフォーク(14L)の下端部に配置され、
    前記第1のブレーキホース(74)及び前記第2のブレーキホース(75)は、前記他方のフロントフォーク(14L)に沿って上下方向に延びて配置され、
    前記左右一対のフロントフォーク(14L,14R)を連結するトップブリッジ(16)及びボトムブリッジ(17)を更に備え、
    前記第2のマスターシリンダ(722)は、前記トップブリッジ(16)から下方に延出したステー(725)に取り付けられる、自動二輪車(1)。
  2. 前記他方のフロントフォーク(14L)に沿って上下方向に延び、前記第1のブレーキホース(74)及び前記第2のブレーキホース(75)が通される配管(73)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車(1)。
  3. 前記配管(73)は、前記第1のブレーキホース(74)が通される第1の配管(731)と、前記第2のブレーキホース(75)が通される第2の配管(732)と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車(1)。
  4. 前記ハンドル(15)の左右方向の一方に配置され前記第1のマスターシリンダ(712)に連結される独立ブレーキ操作子(711)と、
    前記ハンドル(15)の左右方向の他方に配置され前記第2のマスターシリンダ(722)に連結される連動ブレーキ操作子(721)と、を更に備え、
    前記配管(73)は、左右方向における前記連動ブレーキ操作子(721)が配置される側に配置され、
    前記第1のマスターシリンダ(712)及び前記第2のマスターシリンダ(722)は、左右方向における前記独立ブレーキ操作子(711)が配置される側に配置されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の自動二輪車(1)。
  5. 前記配管(73)は、前記トップブリッジ(16)及び前記ボトムブリッジ(17)からそれぞれ延出したクランパ(733)に取り付けられることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の自動二輪車(1)。
  6. 前記第1のブレーキホース(74)は、前記第1のマスターシリンダ(712)と前記液圧式ブレーキ(713)との間に配置される第1のジョイント部(743)と、前記第1のマスターシリンダ(712)と前記第1のジョイント部(743)とを連結する第1のマスターシリンダ側ブレーキホース(741)と、前記第1のジョイント部(743)と前記液圧式ブレーキ(713)とを連結する第1の液圧式ブレーキ側ブレーキホース(742)と、により構成されており、
    前記第2のブレーキホース(75)は、前記第2のマスターシリンダ(722)と前記液圧式ブレーキ(713)との間に配置される第2のジョイント部(753)と、前記第2のマスターシリンダ(722)と前記第2のジョイント部(753)とを連結する第2のマスターシリンダ側ブレーキホースと、前記第2のジョイント部(753)と前記液圧式ブレーキ(713)とを連結する第2の液圧式ブレーキ側ブレーキホースと、により構成されていると共に、
    前記第1のマスターシリンダ側ブレーキホース及び前記第2のマスターシリンダ側ブレーキホースは、前記他方のフロントフォーク(14L又は14R)に沿って上下方向に延びて配置されており、
    前記第1のジョイント部(743)及び前記第2のジョイント部(753)は、車両の前後方向に並ぶように固定されると共に、側面視及び正面視において前記フロントフェンダ(51)と重なる位置に配置されることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の自動二輪車(1)。
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