JP3754484B2 - 車両用前後連動ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブレーキ操作に応じて前輪ブレーキを作動せしめる前輪ブレーキ操作子と、ブレーキ操作に応じて後輪ブレーキおよび前輪ブレーキを連動作動せしめることが可能な後輪ブレーキ操作子とを備える車両用前後連動ブレーキ装置に関し、特に自動二輪車に好適な前後連動ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる装置は、たとえば特公昭47−3298号公報および実開昭50−53842号公報等により既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のものでは、後輪ブレーキ操作子のブレーキ操作に応じて作動する後輪ブレーキの反力を、前輪ブレーキに作用せしめることにより後輪および前輪ブレーキが連動するように構成されているが構成が複雑である。そこで図21で示すように、前輪ブレーキ操作子6′のブレーキ操作に応じてブレーキ液圧を出力する前輪用マスタシリンダMF の出力液圧を前輪用ディスクブレーキBF ′に作用せしめ、後輪ブレーキ操作子7′のブレーキ操作に応じてブレーキ液圧を出力する後輪用マスタシリンダMR の出力液圧を比例制御弁Vを介して後輪用ディスクブレーキBR ′に作用せしめるとともに、後輪ブレーキ操作子7′および前輪ブレー操作子6′間を、後輪ブレーキ操作子7′側から前輪ブレーキ操作子6′側へのブレーキ操作力伝達のみを可能として連動ケーブル10′で連結した簡単な構成で前後連動ブレーキを実現するようにしたものが提案されている。しかるにこのものでは、後輪ブレーキ操作子7′のブレーキ操作に応じて前輪ブレーキ操作子6′が直ちに作動し、連動ブレーキ時には後輪ブレーキ操作子7′の操作に応じて前輪および後輪で直ちに(即ち同時に)ブレーキ力が発揮されるものである。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、後輪ブレーキ操作子のみによるブレーキ操作時において、その操作入力初期には後輪ブレーキでのみブレーキ力が発生するが、その後、ブレーキ操作が所定値を超えるのに応じて前輪ブレーキでもブレーキ力を発生し得るようにして、前輪ブレーキ力および後輪ブレーキ力の配分を理想配分に近づけることを可能とした上で、簡単な構成により前後連動ブレーキを可能とした車両用前後連動ブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ブレーキ操作に応じて前輪ブレーキを作動せしめる前輪ブレーキ操作子と、ブレーキ操作に応じて後輪ブレーキ作動せしめ後輪ブレーキ操作子と後輪ブレーキ操作子の操作に応じたブレーキ力前輪ブレーキに及ぼし得る連動ブレーキ力伝達系とを備えていて、後輪ブレーキ操作子のみによるブレーキ操作時において、その操作入力初期には後輪ブレーキでのみブレーキ力が発生するが、その後、後輪ブレーキ操作子によるブレーキ操作力が所定値を超えるのに応じて前輪ブレーキでもブレーキ力を発生し得るようにした車両用前後連動ブレーキ装置であって、後輪ブレーキ操作子と前輪ブレーキとの間に設けられ、後輪ブレーキ操作子側から連動ブレーキ力伝達系に作用する力とは逆方向の付勢力を該連動ブレーキ力伝達系に及ぼす特性設定ばねと、略中央部に後輪ブレーキ操作子が連結されると共に端部に連動ブレーキ力伝達系の一端部と、後輪ブレーキに連なる後輪ブレーキ力伝達部材の一端部とが連結されるイコライザとを更に備え、特性設定ばねは、それが連動ブレーキ力伝達系に及ぼす前記付勢力が前記所定値に対応して設定されており、イコライザは、後輪ブレーキ操作子によるブレーキ操作力が特性設定ばねの前記付勢力に対応する値未満である前記ブレーキ操作入力初期には、該イコライザが連動ブレーキ力伝達系との連結部を支点として回動することで、該ブレーキ操作力を連動ブレーキ力伝達系には作用させずに後輪ブレーキ力伝達部材に作用させ、また前記ブレーキ操作力が前記付勢力に対応する値以上でなったときには、該ブレーキ操作力を連動ブレーキ力伝達系及び後輪ブレーキ力伝達部材に共に作用させることを特徴とする。
【0006】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記後輪ブレーキ操作子は、車体前部のバーハンドルに取付けられるホルダに回動自在に支承され、前記イコライザは、前記ホルダに一体に設けられるハウジング内に収納されることを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明の構成に加えて、車体前部のバーハンドルに取付けられて前記前輪ブレーキ操作子を支軸を介して回動可能に支承するホルダに、補助操作子の中間部が該支軸を介して回動可能に支承され、この補助操作子の一端部には、前輪ブレーキ操作子が非ブレーキ操作位置で係合する係合部が設けられ、その補助操作子の他端部には、前記連動ブレーキ力伝達系の一部であって前記イコライザに一端部を連結した連動ケーブルの他端部が連結部材を介して連結され、前記ホルダに設けら れて前記連結部材に間隔をあけて対向する支持部と、該連結部材との間に、前記係合部の前輪ブレーキ操作子との係合を解除する方向に前記補助操作子を付勢するように前記特性設定ばねが縮設されることを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記前輪ブレーキが液圧式のブレーキであり、前記連動ブレーキ力伝達系が、前記前輪ブレーキに及ぼす液圧を出力可能連動用マスタシリンダを備え、前記イコライザは、その略中央部に後輪ブレーキ操作子が連結されると共に両端部に前記連動用マスタシリンダのピストンロッドと、後輪ブレーキに連なる後輪ブレーキ力伝達部材の一端部とが連結され、そのイコライザは、後輪ブレーキ操作子によるブレーキ操作力が特性設定ばねの前記付勢力に対応する値未満である前記ブレーキ操作入力初期には、該イコライザが前記ピストンロッドとの連結部を支点として回動することで、該ブレーキ操作力を連動用マスタシリンダには作用させずに後輪ブレーキ力伝達部材に作用させ、また前記ブレーキ操作力が前記付勢力に対応する値以上でなったときには、該ブレーキ操作力を連動用マスタシリンダ及び後輪ブレーキ力伝達部材に共に作用させることを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の発明は、上記請求項1又は4記載の発明の構成に加えて、後輪ブレーキ操作子がブレーキペダルであり、後輪ブレーキ力伝達部材の他端部には機械式の後輪ブレーキが連結されることを特徴とする。
【0010】
請求項6記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記後輪ブレーキ操作子と前記イコライザとが連結部材を介して連結され、そのイコライザが該イコライザと連結部材との連結部を支点として後輪ブレーキ力伝達部材を緩める側に回動することを阻止する方向で該イコライザに係合するストッパが設けられることを特徴とする。
【0011】
請求項7記載の発明は、上記請求項記載の発明の構成に加えて、液圧式の前輪ブレーキが、前輪ブレーキ操作子の操作に応じた前輪用マスタシリンダの出力液圧で作動する第1キャリパピストンと、連動用マスタシリンダの出力液圧で作動する第2キャリパピストンとを有するディスクブレーキであることを特徴とする。
【0012】
請求項8記載の発明は、上記請求項記載の発明の構成に加えて、前輪ブレーキ操作子の操作に応じて作動する前輪用マスタシリンダのマスタピストンが臨む液圧室と、前輪ブレーキとを結ぶ液圧系に、該マスタピストンの作動に伴って液圧室に生じる液圧が連動用マスタシリンダ側に及ぶことを阻止して、連動用マスタシリンダが接続されることを特徴とする。
【0013】
さらに請求項9記載の発明は、上記請求項5記載の発明の構成に加えて、連動ブレーキ力伝達系は、イコライザに一端部が連結される連動ケーブルと、該連動ケーブルの牽引作動ならびに前輪ブレーキ操作子の操作のいずれによっても液圧式の前輪ブレーキに及ぼす液圧を出力する前輪用マスタシリンダとを備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0015】
図1ないし図10は本発明をスクータ型自動二輪車に適用したときの第1実施例を示すものであり、図1は前後連動ブレーキ装置の全体構成図、図2は自動二輪車のバーハンドルにおける右端部の切欠き平面図、図3は図2の3−3線拡大断面図、図4は自動二輪車のバーハンドルにおける左端部の切欠き平面図、図5は図4の5−5線拡大断面図、図6は前輪ブレーキ操作子のみを操作したときの作動状態を示す図、図7は前輪および後輪のブレーキ力特性図、図8は後輪ブレーキ操作子のみを操作して後輪ブレーキを作動せしめるときの作動状態を示す図、図9は後輪ブレーキ操作子のみを操作して前輪および後輪ブレーキを連動作動せしめるときの作動状態を示す図、図10は前輪および後輪ブレーキ操作子をともに操作したときの作動状態を示す図である。
【0016】
先ず図1において、この前後連動ブレーキ装置は、ブレーキ操作に応じて液圧式の前輪ブレーキBF1を作動せしめる前輪ブレーキ操作子としての前輪ブレーキ操作レバー61 と、ブレーキ操作に応じて機械式の後輪ブレーキBR1および前記前輪ブレーキBF1を連動作動せしめることが可能な後輪ブレーキ操作子としての後輪ブレーキ操作レバー71 とを備える。
【0017】
後輪ブレーキ操作レバー71 はイコライザ121 の略中央部に連結されており、該イコライザ121 の両端部には、連動ブレーキ力伝達系41 の一端部と、後輪ブレーキBR1に連なる後輪ブレーキ力伝達部材としての後輪ブレーキケーブル11の一端部とが連結される。
【0018】
連動ブレーキ力伝達系41 は、イコライザ121 に一端部が連結される連動ケーブル10と、前輪ブレーキ操作レバー61 にその非ブレーキ操作位置側から係合可能として連動ケーブル10の他端部に連結される補助操作子81 とから成り、連動ケーブル10は、その他端部に連なる補助操作子81 が前輪ブレーキ操作レバー61 との係合を解除する側に向けて特性設定ばね91 によりばね付勢される。
【0019】
前輪ブレーキBF1は、ブレーキキャリパ13と一体のマスタシリンダ14を備えるディスクブレーキであり、マスタシリンダ14のブレーキアーム15に入力される操作入力に応じた液圧がマスタシリンダ14から出力されることによってブレーキ力を発揮する。また後輪ブレーキBR1は、後輪の車軸16に軸支されたブレーキドラム17と、ブレーキパネル18にピン19を介して枢支されるとともにブレーキドラム17の内周面に摩擦係合可能な一対のブレーキシュー20,20と、両ブレーキシュー20,20を相互に近接する方向に付勢する一対のばね21,21と、両ブレーキシュー20,20をブレーキドラム17の内周面に圧接させることを可能としてブレーキパネル18に枢支されるカム22と、カム22に基端が連結されてブレーキドラム17の外側方に延びるブレーキカムアーム23とを備えるドラムブレーキであり、ブレーキカムアーム23に入力される操作入力に応じてブレーキ力を発揮する。
【0020】
図2および図3において、スクータ型自動二輪車における車体の前部に設けられるバーハンドル25の右端には、ドライバが右手で握る握持部26が設けられる。また握持部26よりも内方側でバーハンドル25には、該バーハンドル25を上下から挟むアッパホルダ27およびロアホルダ28が一対のボルト29,29で取付けられる。ロアホルダ28に一体に設けられた略U字状のブラケット28aには、支軸30を介して前輪ブレーキ操作レバー61 の基端部が回動可能に支承されており、握持部26を握った右手で前輪ブレーキ操作レバー61 をブレーキ操作することが可能である。
【0021】
ロアホルダ28には、前輪ブレーキ操作レバー61 の基端部に対向する第1支持部28bが一体に設けられており、前輪ブレーキケーブル31におけるアウターケーブル31aの一端部が第1支持部28bに固定され、アウターケーブル31aから突出されたインナーケーブル31bの一端が前輪ブレーキ操作レバー61 の基端部に連結される。また前輪ブレーキケーブル31の他端は、図1で示す前輪ブレーキBF1のブレーキアーム15に連結される。したがって前輪ブレーキ操作レバー61 のブレーキ操作に応じて前輪ブレーキBF1が作動せしめられることになる。
【0022】
支軸30はブラケット28aから下方に突出されており、この支軸30のブラケット28aからの突出部には、補助操作子81 が回動可能に支承される。この補助操作子81 の一端部には、ロアホルダ28の第1支持部28b側すなわち前輪ブレーキ操作レバー61 の非ブレーキ操作位置側から該前輪ブレーキ操作レバー61 に係合する係合部8aが一体に設けられ、補助操作子81 の他端部には、支軸30と平行な軸線を有する連結ピン32を介して連結部材33が連結される。またロアホルダ28には、連結部材33に間隔をあけて対向する第2支持部28cが一体に設けられており、連動ケーブル10におけるアウターケーブル10aの端部が第2支持部28cに固定され、アウターケーブル10aから突出されたインナーケーブル10bの端部が連結部材33に連結される。しかも車体に固定される固定部材としてのロアホルダ28における第2支持部28cと、連動ブレーキ力伝達系41 の一構成要素である連結部材33との間に、インナーケーブル10bを囲繞するコイル状の特性設定ばね91 が縮設されており、該特性設定ばね91 は、係合部8aの前輪ブレーキ操作レバー61 との係合を解除する方向に補助操作子81 を付勢する方向、すなわち連動ケーブル10から前輪ブレーキ操作子61 に作用する力とは逆方向の付勢力を連動ケーブル10に及ぼすばね力を発揮する。
【0023】
図4および図5において、バーハンドル25の左端には、ドライバが左手で握る握持部34が設けられる。該握持部34よりも内方側でバーハンドル25には、該バーハンドル25を上下から挟むアッパホルダ35およびロアホルダ36が一対のボルト37,37で取付けられる。ロアホルダ36には上部を開放した函状部36aが一体に設けられ、アッパホルダ35には函状部36aの上端開口部を閉鎖する平板状の蓋部35aが一体に設けられる。而して函状部36aおよび蓋部35aは、前記ボルト37,37に加えてボルト38により相互に締着されてハウジング39を構成する。
【0024】
またロアホルダ36にはブラケット36bが一体に設けられており、このブラケット36bには、支軸40を介して後輪ブレーキ操作レバー71 の基端部が回動可能に支承される。而して握持部34を握った左手で後輪ブレーキ操作レバー71 をブレーキ操作することが可能である。
【0025】
後輪ブレーキ操作レバー71 の基端部には連結ロッド41の一端が連結されており、該連結ロッド41はハウジング39の側壁を移動自在に貫通してハウジング39内に挿入される。一方、ハウジング39内にはイコライザ121 が収納されるものであり、連結ロッド41の他端に連結される連結部材42が、イコライザ121 の略中央部に連結ピン43を介して連結される。
【0026】
連動ケーブル10の一端部において、アウターケーブル10aはハウジング39に固定され、アウターケーブル10aから突出してハウジング39内に挿入されたインナーケーブル10bがイコライザ121 の一端に連結される。また後輪ブレーキケーブル11は、後輪ブレーキBR のブレーキカムアーム23に連なるものであり、該後輪ブレーキケーブル11の一端部においてアウターケーブル11aがハウジング39に固定され、アウターケーブル11aから突出されたインナーケーブル11bがイコライザ122 の他端に連結される。
【0027】
ところで、後輪ブレーキ操作レバー71 によるブレーキ操作力は連結ロッド41および連結部材42を介してイコライザ121 に作用するのであるが、後輪ブレーキ操作レバー71 の操作力が特性設定ばね91 の付勢力に対応する値未満であるときには、イコライザ121 は連動ケーブル10との連結部を支点として回動するのみであり、その状態では、後輪ブレーキケーブル11に作用する牽引力が後輪ブレーキBR1に及び、後輪ブレーキBR1でブレーキ力が得られる。また後輪ブレーキ操作レバー71 の操作力が特性設定ばね91 の付勢力に対応する値以上であるときには、イコライザ121 は、特性設定ばね91 を圧縮して補助操作子81 を回動駆動する方向に移動することが可能であり、この状態でイコライザ121 は連動ケーブル10および後輪ブレーキケーブル11を共に牽引する方向(図4の左方向)に移動することになる。
【0028】
また連結部材42には、イコライザ121 に係合するストッパ42aが一体に設けられており、このストッパ42aは、イコライザ121 が連結部材42との連結部すなわち連結ピン43を支点として後輪ブレーキケーブル11を緩める側に回動することを阻止する方向でイコライザ121 に係合せしめられる。
【0029】
次にこの第1実施例の作用について説明すると、図6で示すように、後輪ブレーキ操作レバー71 を操作しない状態で前輪ブレーキ操作レバー61 のみをブレーキ操作すると、前輪ブレーキケーブル31が牽引されることにより、前輪ブレーキBF1が作動せしめられ、図7の線分A−Bで示すように前輪ブレーキ力のみを得ることができる。
【0030】
次いで前輪ブレーキ操作レバー61 を操作しない状態で後輪ブレーキ操作レバー71 をブレーキ操作すると、その後輪ブレーキ操作レバー71 の操作力が特性設定ばね91 の付勢力未満であるときには、図8で示すように、イコライザ121 が連動ケーブル10との連結部を支点として回動し、それによって後輪ブレーキケーブル11が牽引されて後輪ブレーキBR1がブレーキ作動し、図7の線分A−Cで示すように後輪ブレーキ力のみを得ることができる。
【0031】
また前輪ブレーキ操作レバー61 を操作しない状態で後輪ブレーキ操作レバー71 を特性設定ばね91 の付勢力以上の操作力でブレーキ操作すると、図9で示すように、イコライザ121 が連動ケーブル10および後輪ブレーキケーブル11を共に牽引する方向に作動し、補助操作子81 が前輪ブレーキ操作レバー61 に係合してブレーキ操作位置側に作動せしめることにより前輪ブレーキBF1でブレーキ力を得ることができるとともに、後輪ブレーキケーブル11の牽引力により後輪ブレーキBR1でブレーキ力を得ることができ、この際のブレーキ特性は、図7の線分C−Dで示すものとなる。
【0032】
したがって前輪ブレーキ操作レバー61 を操作しない状態で後輪ブレーキ操作レバー71 をブレーキ操作したときには、図7の線分A−C−Dで示すブレーキ特性が得られることになり、前輪ブレーキ力および後輪ブレーキ力の配分を理想配分に近づけることが可能となる。しかも図7の点C、すなわち前輪ブレーキ操作レバー61 をブレーキ操作しない状態で後輪ブレーキ操作レバー71 のみを比較的軽い操作力で操作して後輪ブレーキBR1のみでブレーキ力を得るときの後輪ブレーキBR1のブレーキ力Lは、特性設定ばね91 のばね荷重で定まるものであり、自動二輪車の車種が変化したときには、特性設定ばね91 の選定によってブレーキ特性を容易に調整可能となる。
【0033】
さらに前輪ブレーキ操作レバー61 および後輪ブレーキ操作レバー71 をともにブレーキ操作すると、図10で示すようにイコライザ121 が作動することになり、前輪ブレーキBF1および後輪ブレーキBR1でともにブレーキ力を得ることが可能となる。この際、イコライザ121 の作動状態は、後輪ブレーキ操作レバー71 からの操作入力により定まるものであり、前輪ブレーキ力および後輪ブレーキ力の配分は、左右のブレーキ操作入力の割合に応じて図7の斜線で示す範囲で変化することになる。
【0034】
ここで連動ケーブル10が何らかの理由により切断された状態を想定すると、後輪ブレーキ操作レバー71 に連なる連結部材42のストッパ42aがイコライザ121 に係合され、イコライザ121 が連結ピン43を支点として後輪ブレーキケーブル11を緩める側に回動することが阻止されているので、後輪ブレーキ操作レバー71 のブレーキ操作により後輪ブレーキケーブル11に牽引力を確実に作用させることができ、後輪ブレーキBR1のブレーキ力確保を確実として信頼性を向上することができる。
【0035】
このようにして後輪ブレーキ操作レバー71 のブレーキ操作による前輪および後輪ブレーキBF1,BR1の連動作動が可能となるが、前輪ブレーキBF1を小さな操作力で比較的大きなブレーキ力を得ることができるディスクブレーキとすることにより、連動ブレーキ状態でのブレーキ特性線図の傾きθ(図7参照)を容易に設定可能である。また後輪ブレーキBR1を機械式のドラムブレーキとすることにより、低コスト化を可能として価格設定が低いスクータ型自動二輪車等に採用することが可能となる。而して前輪ブレーキBF1および後輪ブレーキBR1を共にドラムブレーキとしたときには、ライニングの磨耗に伴なうケーブルの調整が煩雑となる。
【0036】
図11は本発明の第2実施例を示すものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号を付す。
【0037】
前輪ブレーキBF2は、マスタシリンダを有しないディスクブレーキであり、前輪ブレーキ操作レバー62 で直接作動せしめられる前輪用マスタシリンダ45から出力される液圧がモジュレータ46で制御されて前輪ブレーキBF2に作用せしめられ、モジュレータ46は、後輪回転速度センサ等のセンサ48の検出信号に基づいて電子制御ユニット47により制御される。
【0038】
また連動ブレーキ力伝達系42 は、イコライザ121 に一端部が連結される連動ケーブル10と、連動ケーブル10の他端部に一端部が連結される補助操作子82 とから成り、補助操作子82 は、前輪ブレーキ操作レバー62 と共通な揺動支軸49によって支承される。この補助操作子82 の他端が前輪ブレーキ操作レバー62 にその非ブレーキ操作位置側から係合可能であり、連動ケーブル10は、特性設定ばね91 によって補助操作子82 の前輪ブレーキ操作レバー62 との係合を解除する方向に付勢されており、特性設定ばね91 のばね力以上のブレーキ操作力が後輪ブレーキ操作レバー71 から入力されたときには、補助操作子82 により前輪ブレーキ操作レバー62 がブレーキ操作位置側に駆動されて連動ブレーキ状態が得られる。
【0039】
この第2実施例によっても上記第1実施例と同様の効果を奏することができる。
【0040】
図12ないし図15は本発明の第3実施例を示すものであり、図12はバーハンドルにおける左端部の横断平面図、図13は図12の13−13線断面図、図14は図12の14−14線断面図、図15は図12の15−15線断面図である。
【0041】
バーハンドル25には、その左端に設けられた握持部34よりも内方側で該バーハンドル25を上下から挟むアッパホルダ35′およびロアホルダ36′が一対のボルト37,37で取付けられる。ロアホルダ36′には自動二輪車の前方側を開放した函状部36a′が一体に設けられ、該函状部36a′と共働してハウジング39′を構成する蓋部材50が、一対のねじ部材51,51によって函状部36a′の開口端に締着される。而して蓋部材50には、函状部36a′の閉塞端に当接する一対のボス部50a、50bが一体に設けられており、それらのボス部50a,50bにそれぞれ挿通されたねじ部材51,51が函状部36a′にねじ込まれる。
【0042】
ロアホルダ36′にはブラケット36b′が一体に設けられており、このブラケット36b′には、支軸40を介して後輪ブレーキ操作レバー72 の基端部が回動可能に支承される。後輪ブレーキ操作レバー72 の基端部には連結ロッド41の一端が連結されており、該連結ロッド41はハウジング39′の側壁を移動自在に貫通してハウジング39′内に挿入される。このハウジング39′内にはイコライザ121 が収納されるものであり、連結ロッド41の他端に連結される連結部材42′が、イコライザ121 の略中央部に連結ピン43を介して連結される。また連動ケーブル10の一端部において、アウターケーブル10aはハウジング39′に固定され、インナーケーブル10bがイコライザ121 の一端に連結される。さらに後輪ブレーキケーブル11の一端部においてアウターケーブル11aがハウジング39′に固定され、インナーケーブル11bがイコライザ121 の他端に連結される。
【0043】
ところで、ハウジング39′を構成する蓋部材50の外面側には、該蓋部材50を函状部36a′に締着するための一対のねじ部材51,52によりインヒビタハウジング52が締着されており、該インヒビタハウジング52には、インヒビタ53が装着されるとともに、インヒビタ53に当接し得るスライダ54が摺動可能に嵌合される。スライダ54のインヒビタハウジング52からの突出端には係合孔55が設けられ、該係合孔55には後輪ブレーキ操作レバー72 に突設された係合ピン56が係合される。しかも係合孔55は、後輪ブレーキ操作レバー72 の所定量以上のブレーキ操作に応じてスライダ54をインヒビタ53から離反せしめる方向に作動させ得る形状に形成され、インヒビタハウジング52およびスライダ54間には該スライダ54をインヒビタ53側に付勢する戻しばね57が縮設される。
【0044】
さらに蓋部材50と一体的なボス部50a,50bは、イコライザ121 の両端部にそれぞれ対向する位置に配置されており、それらのボス部50a,50bは、前輪ブレーキ操作レバー72 からの操作入力が最大であるときにイコライザ121 に当接するストッパとしての機能を果すように形成される。
【0045】
この第3実施例によれば、上記各実施例と同様の効果を果たした上で、後輪ブレーキ操作レバー72 を所定量だけ操作したことをインヒビタ53で検出して自動二輪車のセルモータを作動せしめるようにすることができる。また連動ケーブル10が何らかの理由により切断されても、イコライザ121 が両ボス部50a,50aに当接するまでブレーキ操作力を増大することにより、後輪ブレーキケーブル11の牽引力が緩められることを回避して後輪側でのブレーキ力確保を確実とすることができる。
【0046】
図16および図17は本発明の第4実施例を示すものであり、図16は前後連動ブレーキ装置の全体構成図、図17は後輪ブレーキ操作子および連動用マスタシリンダの拡大縦断側面図である。
【0047】
この前後連動ブレーキ装置は、ブレーキ操作に応じて液圧式の前輪ブレーキBF3を作動せしめる前輪ブレーキ操作子としての前輪ブレーキ操作レバー62 と、ブレーキ操作に応じて機械式の後輪ブレーキBR2および前記前輪ブレーキBF3を連動作動せしめることが可能な後輪ブレーキ操作子としてのブレーキペダル72 とを備える。
【0048】
ブレーキペダル72 は、連結ロッド61を介してイコライザ122 の略中央部に連結されており、該イコライザ122 の両端部には、連動ブレーキ力伝達系43 と、後輪ブレーキBR2に連なる後輪ブレーキ力伝達部材としてのブレーキロッド62とが連結される。
【0049】
前輪ブレーキBF3は、前輪ブレーキ操作レバー62 の操作に応じて液圧を出力する前輪用マスタシリンダ45の出力液圧で作動する一対の第1キャリパピストン631 ,632 と、連動ブレーキ力伝達系43 からの液圧で作動する第2キャリパピストン64とを有するディスクブレーキであり、前輪用マスタシリンダ45の出力液圧および連動ブレーキ力伝達系43 からの液圧のいずれでもブレーキ力を発揮することができる。また後輪ブレーキBR2は、後輪の車軸16に軸支されたブレーキドラム17と、ブレーキパネル18にピン19を介して枢支されるとともにブレーキドラム17の内周面に摩擦係合可能な一対のブレーキシュー20,20と、両ブレーキシュー20,20をブレーキドラム17の内周面に圧接させることを可能としてブレーキパネル18に枢支されるカム22と、カム22に基端が連結されてブレーキドラム17の外側方に延びるブレーキカムアーム23と、ブレーキドラム17に固定されてブレーキカムアーム23に対向する固定アーム65と、両ブレーキシュー20,20を近接させる方向にブレーキカムアーム23を付勢するばね力を発揮して両アーム23,65間に設けられる戻しばね66とを備え、イコライザ122 に一端が連結されたブレーキロッド62の他端がブレーキカムアーム23に連結される。 連動ブレーキ力伝達系43 は、イコライザ122 によって駆動されて液圧を出力する連動用マスタシリンダ68と、該連動用マスタシリンダ68の出力液圧を前輪ブレーキBF3の第2キャリパピストン64に及ぼすようにして連動用マスタシリンダ68および前輪ブレーキBF3間を結ぶ管路69とを備える。
【0050】
連動用マスタシリンダ68は、車体に固定されたシリンダ体70と、管路69に通じる液圧室71に前端を臨ませてシリンダ体70に摺動自在に嵌合されるマスタピストン72とを備えるものであり、マスタピストン72に連なって後方に延びるピストンロッド73の後端がイコライザ122 の一端部に連結され、液圧室71にはマスタピストン72を後方側に付勢する戻しばね74が収納される。またシリンダ体70の後端部内面には、マスタピストン72の後退限位置を規制する止め輪75が嵌着される。
【0051】
ところで、マスタピストン72の外周およびシリンダ体70の内周間には、マスタピストン72の外周に装着された一対のカップシール77,78によって環状の補給室76が形成されており、補給室76および液圧室71間のカップシール77は、補給室76から液圧室76へのブレーキ液の流通を許容する。
【0052】
またシリンダ体70には、該シリンダ体70から上方に延びる管体79を介してリザーバタンク80が接続されており、管体79を介してリザーバタンク80に通じる解放ポート81がマスタピストン72が後退限に在るときに液圧室71に通じるようにしてシリンダ体70に穿設されるとともに、管体79を介してリザーバタンク80に通じる補給ポート82が補給室76に常時通じるようにしてシリンダ体70に穿設される。
【0053】
しかも車体に固定された固定部材としての止め輪75と、連動ブレーキ力伝達系43 の一構成要素としてのピストンロッド73に設けられた鍔部73aとの間に特性設定ばね92 が縮設される。
【0054】
この第4実施例によれば、前輪ブレーキ操作レバー62 を操作しない状態でブレーキペダル72 をブレーキ操作すると、そのブレーキペダル72 の操作力が特性設定ばね92 の付勢力未満であるときには、イコライザ122 がピストンロッド73との連結部を支点として回動し、それによってブレーキロッド62が牽引されて後輪ブレーキBR2がブレーキ作動する。またブレーキペダル72 を特性設定ばね92 の付勢力以上の操作力でブレーキ操作すると、イコライザ122 がピストンロッド73を押圧するとともにブレーキロッド62を牽引する方向に作動し、前輪ブレーキBF2でブレーキ力を得ることができるとともに、後輪ブレーキBR2でブレーキ力を得ることができる。すなわち後輪ブレーキ操作子がブレーキペダル72 であり、後輪ブレーキBR2が機械式のものである自動二輪車に、イコライザ122 および連動用マスタシリンダ68等の少数の部品を追加するだけで前後連動ブレーキシステムを構成することができる。
【0055】
図18および図19は本発明の第5実施例を示すものであり、図18は前後連動ブレーキ装置の全体構成図、図19は前輪用マスタシリンダの拡大縦断側面図である。
【0056】
この前後連動ブレーキ装置は、ブレーキ操作に応じて液圧式の前輪ブレーキBF2を作動せしめる前輪ブレーキ操作レバー62 と、ブレーキ操作に応じて機械式の後輪ブレーキBR2および前記前輪ブレーキBF2を連動作動せしめることが可能なブレーキペダル72 とを備え、ブレーキペダル72 に連結ロッド61を介して連結されるイコライザ122 の両端部に、後輪ブレーキBR2に連なるブレーキロッド62と、連動ブレーキ力伝達系44 とが連結される。
【0057】
前輪ブレーキBF2は、前輪ブレーキ操作レバー62 の操作に応じて液圧を出力する前輪用マスタシリンダ45′の出力液圧が作用するのに応じて作動するものであり、前輪用マスタシリンダ45′のマスタピストン85が臨む液圧室86に通じる管路87が前輪ブレーキBF2に接続される。
【0058】
連動ブレーキ力伝達系44 は、止め輪75および鍔部73a間に特性設定ばね92 が縮設されるとともにイコライザ122 によって駆動される連動用マスタシリンダ68と、該連動用マスタシリンダ68の液圧室71に通じる管路83とを備え、前輪用マスタシリンダ45′の液圧室86および前輪ブレーキBF2間を結ぶ液圧系に、該前輪用マスタシリンダ45′のマスタピストン85が作動するのに伴って液圧室86に生じる液圧が連動用マスタシリンダ68側に及ぶことを阻止して、管路83が接続される。すなわち、前輪用マスタシリンダ45′において、そのシリンダ体88の内周とマスタピストン85の外周との間には、マスタピストン85の外周に装着された一対のカップシール89,90によって環状の補給室91が形成されており、またシリンダ体88には、解放ポート92がマスタピストン72の後退限位置で液圧室86に通じるようにして穿設されるとともに、補給ポート93が補給室91に常時通じるようにして穿設されている。而して連動ブレーキ力伝達系44 の管路83は、解放ポート92および補給ポート93に通じるようにして前輪用マスタシリンダ45′に接続される。
【0059】
この第5実施例によれば、前輪ブレーキ操作レバー62 の非操作状態すなわち前輪用マスタシリンダ45′のマスタピストン85が後退限位置にあるときに、ブレーキペダル72 を特性設定ばね92 で定まる操作力以上の操作力て操作することにより、後輪ブレーキBR2および前輪ブレーキBF2を連動作動せしめることが可能であり、上記第4実施例と同様の効果を奏することができるとともに、連動用マスタシリンダ86に付設されたリザーバタンク80を、前輪用マスタシリンダ45′と共用することが可能であり、部品点数の低減が可能となる。
【0060】
図20は本発明の第6実施例を示すものであり、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号の説明を付す。
【0061】
この前後連動ブレーキ装置は、ブレーキ操作に応じて液圧式の前輪ブレーキBF2を作動せしめる前輪ブレーキ操作レバー63 と、ブレーキ操作に応じて機械式の後輪ブレーキBR2および前記前輪ブレーキBF2を連動作動せしめることが可能なブレーキペダル72 とを備え、ブレーキペダル72 に連結ロッド61を介して連結されるイコライザ122 の両端部に、後輪ブレーキBR2に連なるブレーキロッド62と、連動ブレーキ力伝達系45 とが連結される。
【0062】
連動ブレーキ力伝達系45 は、イコライザ122 の一端部に連結される連動ケーブル10と、前輪ブレーキBF2に接続された前輪用マスタシリンダ45に押圧力を及ぼすことを可能として固定位置の支軸95に基端が揺動可能に支承される押圧レバー96とを備え、連動ケーブル10が押圧レバー96の先端に連結される。しかも前輪用マスタシリンダ45と一体である固定アーム97と、連動ブレーキ力伝達系45 の一構成要素である押圧レバー96の先端との間に特性設定ばね93 が縮設される。
【0063】
また前輪ブレーキ操作レバー63 は、押圧レバー96と共通の支軸95で回動操作可能に支承されるものであり、押圧レバー96には、前輪ブレーキ操作レバー63 をそのブレーキ操作時に係合させて前輪用マスタシリンダ45に押圧力を及ぼすための係止突部96aが設けられる。
【0064】
この第6実施例によれば、前輪ブレーキ操作レバー63 の非操作状態で、ブレーキペダル72 を特性設定ばね93 で定まる操作力以上の操作力て操作することにより、前輪ブレーキ操作レバー63 を置き去りにしたままで押圧レバー96を回動せしめて前輪ブレーキBF2に作用する液圧を前輪用マスタシリンダ45から出力させることができる。すなわち後輪ブレーキBR2および前輪ブレーキBF2を連動作動せしめることができ、上記第4および第5実施例と同様の効果を奏することができ、しかも連動用マスタシリンダ68が不要であるので、第4および第5実施例のものに比べて部品点数をより低減することができる。
【0065】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0066】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、後輪ブレーキ操作子を操作しない状態で前輪ブレーキ操作子をブレーキ操作することにより前輪ブレーキが作動して前輪側でブレーキ力を得ることができる。また、前輪ブレーキ操作子を操作しない状態で後輪ブレーキ操作子をブレーキ操作すると、後輪ブレーキ操作子の操作力が特性設定ばねの付勢力に対応する値未満であるブレーキ操作入力初期には後輪ブレーキのみが作動し、その後、後輪ブレーキ操作子の操作力が特性設定ばねの付勢力に対応する値以上となったときには後輪ブレーキおよび前輪ブレーキを共に連動作動せしめることができるから、ブレーキ操作入力初期には後輪側のみで比較的小さなブレーキ力を発揮させ得るようにして、前輪ブレーキ力および後輪ブレーキ力の配分を理想配分に近づけることを可能としつつ、簡単な構成により前後連動ブレーキを実現することができる。
【0067】
また特に請求項の発明によれば、後輪ブレーキ操作子がブレーキペダルであり、後輪ブレーキが機械式のものである車両において、極力少ない点数の部品追加により前後連動ブレーキシステムを容易に構成することができる。
【0068】
また特に請求項6の発明によれば、後輪ブレーキ操作子とイコライザとが連結部材を介して連結され、そのイコライザがそれと連結部材との連結部を支点として後輪ブレーキ力伝達部材を緩める側に回動することを阻止する方向で該イコライザに係合するストッパが設けられるので、何らかの理由により連動ブレーキ力伝動系の切断が生じても、後輪ブレーキ操作子のブレーキ操作により後輪ブレーキ力伝達部材に牽引力を確実に作用させることができ、後輪ブレーキのブレーキ力確保を確実として信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の前後連動ブレーキ装置の全体構成図である。
【図2】 自動二輪車のバーハンドルにおける右端部の切欠き平面図である。
【図3】 図2の3−3線拡大断面図である。
【図4】 自動二輪車のバーハンドルにおける左端部の切欠き平面図である。
【図5】 図4の5−5線拡大断面図である。
【図6】 前輪ブレーキ操作子のみを操作したときの作動状態を示す図である。
【図7】 前輪および後輪のブレーキ力特性図である。
【図8】 後輪ブレーキ操作子のみを操作して後輪ブレーキを作動せしめるときの作動状態を示す図である。
【図9】 後輪ブレーキ操作子のみを操作して前輪および後輪ブレーキを連動作動せしめるときの作動状態を示す図である。
【図10】 前輪および後輪ブレーキ操作子をともに操作したときの作動状態を示す図である。
【図11】 第2実施例の前後連動ブレーキ装置の全体構成図である。
【図12】 第3実施例のバーハンドルにおける左端部の横断平面図である。
【図13】 図12の13−13線断面図である。
【図14】 図12の14−14線断面図である。
【図15】 図12の15−15線断面図である。
【図16】 第4実施例の前後連動ブレーキ装置の全体構成図である。
【図17】 後輪ブレーキ操作子および連動用マスタシリンダの拡大縦断側面図である。
【図18】 第5実施例の前後連動ブレーキ装置の全体構成図である。
【図19】 前輪用マスタシリンダの拡大縦断側面図である。
【図20】 第6実施例の前後連動ブレーキ装置の全体構成図である。
【図21】 先行技術の前後連動ブレーキ装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 ,42 ,43 ,44 ,45 ・・・連動ブレーキ力伝達系
1 ,62 ,63 ・・・前輪ブレーキ操作子としての前輪ブレーキ操作レバー
1 ・・・後輪ブレーキ操作子としての後輪ブレーキ操作レバー
2 ・・・後輪ブレーキ操作子としてのブレーキペダル
1 ,92 ,93 ・・・特性設定ばね
10・・・連動ケーブル
11・・・後輪ブレーキ力伝達部材としての後輪ブレーキケーブル
121 ,122 ・・・イコライザ
28・・・固定部材としてのロアホルダ
33・・・連動ブレーキ力伝達系の構成要素である連結部材
42・・・連結部材
42a・・・ストッパ
45,45′・・・前輪用マスタシリンダ
62・・・後輪ブレーキ力伝達部材としてのブレーキロッド
631 ,632 ・・・第1キャリパピストン
64・・・第2キャリパピストン
68・・・連動用マスタシリンダ
73・・・連動ブレーキ力伝達系の構成要素であるピストンロッド
75・・・固定部材としての止め輪
85・・・マスタピストン
86・・・液圧室
96・・・連動ブレーキ力伝達系の構成要素である押圧レバー
97・・・固定部材としての固定アーム
F1,BF2,BF3・・・前輪ブレーキ
R1,BR2・・・後輪ブレーキ

Claims (9)

  1. ブレーキ操作に応じて前輪ブレーキ(BF1,BF2 ,B F3 )を作動せしめる前輪ブレーキ操作子(61 3 )と、ブレーキ操作に応じて後輪ブレーキ(BR1,BR2作動せしめ後輪ブレーキ操作子(71 ,7 2 )と後輪ブレーキ操作子(71 ,7 2 )の操作に応じたブレーキ力前輪ブレーキ(BF1,BF2 ,B F3 )に及ぼし得る連動ブレーキ力伝達系(41 5 とを備えていて、
    後輪ブレーキ操作子(7 1 ,7 2 )のみによるブレーキ操作時において、その操作入力初期には後輪ブレーキ(B R1 ,B R2 )でのみブレーキ力が発生するが、その後、後輪ブレーキ操作子(7 1 ,7 2 )によるブレーキ操作力が所定値を超えるのに応じて前輪ブレーキ(B F1 ,B F2 ,B F3 )でもブレーキ力を発生し得るようにした車両用前後連動ブレーキ装置であって、
    後輪ブレーキ操作子(7 1 ,7 2 )と前輪ブレーキ(B F1 ,B F2 )との間に設けられ、後輪ブレーキ操作子(71 ,72 )側から連動ブレーキ力伝達系(41 5 )に作用する力とは逆方向の付勢力を該連動ブレーキ力伝達系(41 5 )に及ぼす特性設定ばね(91 3 と、
    中央部に後輪ブレーキ操作子(71 ,7 2 )が連結されると共に端部に連動ブレーキ力伝達系(41 5 )の一端部と、後輪ブレーキ(BR1,BR2)に連なる後輪ブレーキ力伝達部材(11,62)の一端部とが連結されるイコライザ(12 1 ,12 2 )とを更に備え、
    特性設定ばね(9 1 〜9 3 )は、それが連動ブレーキ力伝達系(4 1 〜4 5 )に及ぼす前記付勢力が前記所定値に対応して設定されており、
    イコライザ(12 1 ,12 2 )は、後輪ブレーキ操作子(7 1 )によるブレーキ操作力が特性設定ばね(9 1 〜9 3 )の前記付勢力に対応する値未満である前記ブレーキ操作入力初期には、該イコライザ(12 1 ,12 2 )が連動ブレーキ力伝達系(4 1 〜4 5 )との連結部を支点として回動することで、該ブレーキ操作力を連動ブレーキ力伝達系(4 1 〜4 5 )には作用させずに後輪ブレーキ力伝達部材(11,62)に作用させ、また前記ブレーキ操作力が前記付勢力に対応する値以上でなったときには、該ブレーキ操作力を連動ブレーキ力伝達系(4 1 〜4 5 )及び後輪ブレーキ力伝達部材(11,62)に共に作用させることを特徴とする、車両用前後連動ブレーキ装置。
  2. 前記後輪ブレーキ操作子(7 1 )は、車体前部のバーハンドル(25)に取付けられるホルダ(35,36)に回動自在に支承され、前記イコライザ(12 1 ,12 2 )は、前記ホルダ(35,36)に一体に設けられるハウジング(39)内に収納されることを特徴とする、請求項1記載の車両用前後連動ブレーキ装置。
  3. 車体前部のバーハンドル(25)に取付けられて前記前輪ブレーキ操作子(6 1 )を支軸(30)を介して回動可能に支承するホルダ(27,28)に、補助操作子(8 1 )の中間部が該支軸(30)を介して回動可能に支承され、この補助操作子(8 1 )の一端部には、前輪ブレーキ操作子(6 1 )が非ブレーキ操作位置で係合する係合部(8a)が設けられ、その補助操作子(8 1 )の他端部には、前記連動ブレーキ力伝達系(4 1 )の一部であって前記イコライザ(12 1 )に一端部を連結した連動ケーブル(10)の他端部が連結部材(33)を介して連結され、前記ホルダ(27,28)に設けられて前記連結部材(33)に間隔をあけて対向する支持部(28c)と、該連結部材(33)との間に、前記係合部(8a)の前輪ブレーキ操作子(6 1 )との係合を解除する方向に前記補助操作子(8 1 )を付勢するように前記特性設定ばね(9 1 )が縮設されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の車両用前後連動ブレーキ装置。
  4. 前記前輪ブレーキ(B F3 )が液圧式のブレーキであり、
    前記連動ブレーキ力伝達系(43 ,44 )が、前記前輪ブレーキ(BF3)に及ぼす液圧を出力可能連動用マスタシリンダ(68)を備え、
    前記イコライザ(12 2 )は、その略中央部に後輪ブレーキ操作子(7 2 )が連結され ると共に両端部に前記連動用マスタシリンダ(68)のピストンロッド(73)と、後輪ブレーキ(B R2 )に連なる後輪ブレーキ力伝達部材(62)の一端部とが連結され、
    そのイコライザ(12 2 )は、後輪ブレーキ操作子(7 2 )によるブレーキ操作力が特性設定ばね(9 2 )の前記付勢力に対応する値未満である前記ブレーキ操作入力初期には、該イコライザ(12 2 )が前記ピストンロッド(73)との連結部を支点として回動することで、該ブレーキ操作力を連動用マスタシリンダ(68)には作用させずに後輪ブレーキ力伝達部材(62)に作用させ、また前記ブレーキ操作力が前記付勢力に対応する値以上でなったときには、該ブレーキ操作力を連動用マスタシリンダ(68)及び後輪ブレーキ力伝達部材(62)に共に作用させることを特徴とする、請求項1に記載の車両用前後連動ブレーキ装置。
  5. 後輪ブレーキ操作子(71 ,72 )がブレーキペダルであり、後輪ブレーキ力伝達部材(62)の他端部には機械式の後輪ブレーキ(BR2)が連結されることを特徴とする、請求項1又は4記載の車両用前後連動ブレーキ装置。
  6. 前記後輪ブレーキ操作子(7 1 )と前記イコライザ(12 1 )とが連結部材(42)を介して連結され、そのイコライザ(12 1 )が該イコライザ(12 1 )と連結部材(42)との連結部(43)を支点として後輪ブレーキ力伝達部材(11)を緩める側に回動することを阻止する方向で該イコライザ(12 1 )に係合するストッパ(42a)が設けられることを特徴とする、請求項1記載の車両用前後連動ブレーキ装置。
  7. 液圧式の前輪ブレーキ(BF3)が、前輪ブレーキ操作子(62 )の操作に応じた前輪用マスタシリンダ(45)の出力液圧で作動する第1キャリパピストン(631 ,632 )と、連動用マスタシリンダ(68)の出力液圧で作動する第2キャリパピストン(64)とを有するディスクブレーキであることを特徴とする、請求項に記載の車両用前後連動ブレーキ装置。
  8. 前輪ブレーキ操作子(62 )の操作に応じて作動する前輪用マスタシリンダ(45′)のマスタピストン(85)が臨む液圧室(86)と、前輪ブレーキ(BF2)とを結ぶ液圧系に、該マスタピストン(85)の作動に伴って液圧室(86)に生じる液圧が連動用マスタシリンダ(68)側に及ぶことを阻止して、連動用マスタシリンダ(68)が接続されることを特徴とする、請求項に記載の車両用前後連動ブレーキ装置。
  9. 連動ブレーキ力伝達系(45 )は、イコライザ(122 )に一端部が連結される連動ケーブル(10)と、該連動ケーブル(10)の牽引作動ならびに前輪ブレーキ操作子(63 )の操作のいずれによっても液圧式の前輪ブレーキ(BF2)に及ぼす液圧を出力する前輪用マスタシリンダ(45)とを備えることを特徴とする、請求項5記載の車両用前後連動ブレーキ装置。
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