JP3486860B2 - バーハンドル車両用ブレーキ装置 - Google Patents

バーハンドル車両用ブレーキ装置

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JP3486860B2
JP3486860B2 JP27176597A JP27176597A JP3486860B2 JP 3486860 B2 JP3486860 B2 JP 3486860B2 JP 27176597 A JP27176597 A JP 27176597A JP 27176597 A JP27176597 A JP 27176597A JP 3486860 B2 JP3486860 B2 JP 3486860B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車や自動
三輪車、三・四輪バギー車等の各種バーハンドル車両に
適用が可能なブレーキ装置に係り、詳しくは、このブレ
ーキ装置が2つのブレーキ操作子を備え、一方のブレー
キ操作子の操作では、前輪ブレーキと後輪ブレーキのい
ずれか一方が単独で作動し、他方のブレーキ操作子の操
作では、前輪ブレーキと後輪ブレーキの双方が連動して
作動する構造を持ったバーハンドル車両用ブレーキ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】バーハンドル車両の前輪ブレーキと後輪
ブレーキとを連動して作動するブレーキ装置として、例
えば特開平5−16862号公報に示されるものがあ
る。この技術は、前輪ブレーキと後輪ブレーキに、それ
ぞれ従動側連繋手段の牽引にて作動する機械式ブレーキ
を採用し、ハンドルバーの両端側に一対のブレーキレバ
ーをそれぞれ支軸にて枢支して、一方のブレーキ操作子
の支軸の近傍に出力分配手段を配設し、該出力分配手段
に前記一対の従動側連繋手段を連結すると共に、前記一
方のブレーキ操作子の支軸を挟んだ出力分配手段と反対
側に、他方のブレーキ操作子につながれた牽引側連繋手
段を連結しており、一方または他方のブレーキ操作子の
いずれによっても、前輪ブレーキと後輪ブレーキの双方
を連動して作動できるようにしている。
【0003】上述の出力分配手段は、一方のブレーキ操
作子の支軸近傍に、浮動支点にて回動可能に枢支された
板状のイコライザレバーで、浮動支点を挟んだ出力分配
手段の両側に、前述の前輪ブレーキ用連繋手段と後輪ブ
レーキ用連繋手段とを連結しており、浮動支点から双方
のブレーキ用連繋手段の連結点までの長さを違えること
によって、前輪ブレーキと後輪ブレーキへの出力荷重を
異ならせることができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き連動式のブレーキ装置では、ブレーキ操作子からの
入力荷重を、出力分配手段によって単に前輪ブレーキと
後輪ブレーキへ出力荷重として配分するだけで、両ブレ
ーキへの出力荷重を入力荷重以上に増大したり減少する
ことはできないために、前輪ブレーキと後輪ブレーキ
に、車体条件や性能,使用目的に応じた制動力を設定す
ることはできなかった。
【0005】そこで本発明は、前輪ブレーキと後輪ブレ
ーキを連動する際に、前輪ブレーキと後輪ブレーキへの
出力荷重を、ブレーキ操作子の入力荷重よりも増大若し
くは減少することが可能で、その結果、前輪ブレーキと
後輪ブレーキのそれぞれに、車体条件や性能,使用目的
に見合った好適な制動力を設定することのできるバーハ
ンドル車両用ブレーキ装置を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的に従って、請
求項1の発明では、バーハンドル車両の前輪ブレーキと
後輪ブレーキのいずれか一方を、第1ブレーキ操作子の
操作で単独系ブレーキ用連繋手段を牽引して、液圧マス
タシリンダに発生した液圧で作動する液圧式ブレーキと
なし、他方を第2ブレーキ操作子の操作で連動系ブレー
キ用連繋手段を牽引して作動する機械式ブレーキとなす
と共に、前記液圧マスタシリンダに、前記第1ブレーキ
操作子の入力荷重を液圧マスタシリンダの液圧力に変換
する作動力変換手段と、前記第2ブレーキ操作子の入力
荷重を、前記液圧マスタシリンダの液圧力と前記機械式
ブレーキの作動力とに分配する出力分配手段とを組合わ
せして、これら液圧マスタシリンダと作動力変換手段と
出力分配手段とでマスタシリンダユニットを構成し、前
記作動力変換手段に、前記第1ブレーキ操作子と単独系
ブレーキ用連繋手段にて接続され、該第1ブレーキ操作
子の操作にて支軸を支点に回動する第1回動レバーと、
該第1回動レバーの押動にて、支軸を支点に前記液圧マ
スタシリンダのシリンダ孔開口部方向へ回動し、該液圧
マスタシリンダのピストンをピストン押動部にてシリン
ダ孔内に押動するノッカーとを設け、前記連動系ブレー
キ用連繋手段を、前記第2ブレーキ操作子につながれる
牽引側連繋手段と、前記機械式ブレーキにつながれる従
動側連繋手段とに分断して、これら牽引側連繋手段と従
動側連繋手段との間に前記出力分配手段を介装し、該出
力分配手段に、中間部を固定支点にて枢支され、前記液
圧マスタシリンダのピストンを前記ノッカーを介して押
動する第2回動レバーと、該第2回動レバーの一端に、
中間部と一端のいずれか一方を浮動支点にて枢支して、
揺動可能に支持されるイコライザレバーとを設け、該イ
コライザレバーに、前記連動系ブレーキ用連繋手段の牽
引側連繋手段と従動側連繋手段とを接続し、前記第2回
動レバーの他端を、前記ノッカーの非作動側面に配設す
る。
【0007】請求項2の発明では、バーハンドル車両の
前輪ブレーキと後輪ブレーキのいずれか一方を、第1ブ
レーキ操作子の操作で単独系ブレーキ用連繋手段を牽引
して、液圧マスタシリンダに発生した液圧で作動する液
圧式ブレーキとなし、他方を第2ブレーキ操作子の操作
で連動系ブレーキ用連繋手段を牽引して作動する機械式
ブレーキとなすと共に、前記液圧マスタシリンダに、前
記第1ブレーキ操作子の入力荷重を液圧マスタシリンダ
の液圧力に変換する作動力変換手段と、前記第2ブレー
キ操作子の入力荷重を、前記液圧マスタシリンダの液圧
力と前記機械式ブレーキの作動力とに分配する出力分配
手段とを組合わせして、これら液圧マスタシリンダと作
動力変換手段と出力分配手段とでマスタシリンダユニッ
トを構成し、前記作動力変換手段を、前記第1ブレーキ
操作子と単独系ブレーキ用連繋手段にて接続され、該第
1ブレーキ操作子の操作にて支軸を支点に回動する第1
回動レバーとなし、該第1回動レバーに、前記液圧マス
タシリンダのピストンをシリンダ孔内に押動するピスト
ン押動部を設け、前記連動系ブレーキ用連繋手段を、前
記第2ブレーキ操作子につながれる牽引側連繋手段と、
前記機械式ブレーキにつながれる従動側連繋手段とに分
断して、これら牽引側連繋手段と従動側連繋手段との間
に前記出力分配手段を介装し、該出力分配手段に、中間
部を固定支点にて枢支され、前記液圧マスタシリンダの
ピストンを押動する第2回動レバーと、該第2回動レバ
ーの一端に、中間部と一端のいずれか一方を浮動支点に
て枢支して、揺動可能に支持されるイコライザレバーと
を設け、該イコライザレバーに、前記連動系ブレーキ用
連繋手段の牽引側連繋手段と従動側連繋手段とを接続
し、前記第2回動レバーの他端を、前記第1回動レバー
のピストン押動部と共に、前記液圧マスタシリンダのピ
ストンに並列に臨ませて配設する。
【0008】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2の発明の第2回動レバーがピストン押込み方向へ回
動した際に、該第2回動レバーの回動を規制するストッ
パを設ける。
【0009】請求項4の発明では、バーハンドル車両の
前輪ブレーキと後輪ブレーキのいずれか一方を、第1ブ
レーキ操作子の操作で単独系ブレーキ用連繋手段を牽引
して、液圧マスタシリンダに発生した液圧で作動する液
圧式ブレーキとなし、他方を第2ブレーキ操作子の操作
で連動系ブレーキ用連繋手段を牽引して作動する機械式
ブレーキとなすと共に、前記液圧マスタシリンダに、前
記第1ブレーキ操作子の入力荷重を液圧マスタシリンダ
の液圧力に変換する作動力変換手段と、前記第2ブレー
キ操作子の入力荷重を、前記液圧マスタシリンダの液圧
力と前記機械式ブレーキの作動力とに分配する出力分配
手段とを組合わせして、これら液圧マスタシリンダと作
動力変換手段と出力分配手段とでマスタシリンダユニッ
トを構成し、前記作動力変換手段に、前記第1ブレーキ
操作子と単独系ブレーキ用連繋手段にて接続され、該第
1ブレーキ操作子の操作にて支軸を支点に回動する第1
回動レバーと、該第1回動レバーの押動にて、支軸を支
点に前記液圧マスタシリンダのシリンダ孔開口部方向へ
回動し、該液圧マスタシリンダのピストンをピストン押
動部にてシリンダ孔内に押動するノッカーとを設け、前
記連動系ブレーキ用連繋手段を、前記第2ブレーキ操作
子につながれる牽引側連繋手段と、前記機械式ブレーキ
につながれる従動側連繋手段とに分断して、これら牽引
側連繋手段と従動側連繋手段との間に前記出力分配手段
を介装し、該出力分配手段に、中間部を固定支点にて枢
支される第2回動レバーと、該第2回動レバーの一端
に、中間部と一端のいずれか一方を浮動支点にて枢支し
て揺動可能に支持され、前記液圧マスタシリンダのピス
トンを前記ノッカーを介して押動するイコライザレバー
とを設け、該イコライザレバーに、前記連動系ブレーキ
用連繋手段の牽引側連繋手段を接続すると共に、イコラ
イザレバーの他端を、前記ノッカーの非作動側面に配設
し、前記第2回動レバーの他端に、前記連動系ブレーキ
用連繋手段の従動側連繋手段を接続する。
【0010】請求項5の発明では、バーハンドル車両の
前輪ブレーキと後輪ブレーキのいずれか一方を、第1ブ
レーキ操作子の操作で単独系ブレーキ用連繋手段を牽引
して、液圧マスタシリンダに発生した液圧で作動する液
圧式ブレーキとなし、他方を第2ブレーキ操作子の操作
で連動系ブレーキ用連繋手段を牽引して作動する機械式
ブレーキとなすと共に、前記液圧マスタシリンダに、前
記第1ブレーキ操作子の入力荷重を液圧マスタシリンダ
の液圧力に変換する作動力変換手段と、前記第2ブレー
キ操作子の入力荷重を、前記液圧マスタシリンダの液圧
力と前記機械式ブレーキの作動力とに分配する出力分配
手段とを組合わせして、これら液圧マスタシリンダと作
動力変換手段と出力分配手段とでマスタシリンダユニッ
トを構成し、前記作動力変換手段を、前記第1ブレーキ
操作子と単独系ブレーキ用連繋手段にて接続され、該第
1ブレーキ操作子の操作にて支軸を支点に回動する第1
回動レバーとなし、該第1回動レバーに、前記液圧マス
タシリンダのピストンをシリンダ孔内に押動するピスト
ン押動部を設け、前記連動系ブレーキ用連繋手段を、前
記第2ブレーキ操作子につながれる牽引側連繋手段と、
前記機械式ブレーキにつながれる従動側連繋手段とに分
断して、これら牽引側連繋手段と従動側連繋手段との間
に前記出力分配手段を介装し、該出力分配手段に、中間
部を固定支点にて枢支される第2回動レバーと、該第2
回動レバーの一端に、中間部と一端のいずれか一方を浮
動支点にて枢支して揺動可能に支持され、前記液圧マス
タシリンダのピストンを押動するイコライザレバーとを
設け、該イコライザレバーに、前記連動系ブレーキ用連
繋手段の牽引側連繋手段を接続し、前記第2回動レバー
の他端に、連動系ブレーキ用連繋手段の従動側連繋手段
とを接続して、前記イコライザレバーの他端を、前記第
1回動レバーのピストン押動部と共に、前記液圧マスタ
シリンダのピストンに並列に臨ませて配設する。
【0011】請求項6の発明では、請求項4または請求
項5の発明のイコライザレバーがピストン押込み方向へ
回動した際に、該イコライザレバーの回動を規制するス
トッパを設ける。
【0012】請求項7の発明では、請求項1〜請求項6
のいずれか1つの発明の第1ブレーキ操作子と第2ブレ
ーキ操作子とを、ハンドルバーに取着されるブレーキレ
バーとし、マスタシリンダユニットをハンドルバーと前
輪の間に配設する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をスクータ型の自動
二輪車に適用した形態例を図面に基づいて説明する。図
中、図1〜図8は、本発明の第1形態例を示し、図1は
非作動状態のブレーキ装置の概略図、図2は図1のブレ
ーキ装置を搭載したスクータ型自動二輪車の正面図、図
3はブレーキ装置に用いたマスタシリンダユニットの非
作動状態を示す一部断面正面図、図4は図3のIV−IV断
面図、図5は図3のV−V断面図、図6は単独系ブレー
キ系統のみを操作した場合のマスタシリンダユニットの
一部断面正面図、図7は連動系ブレーキ系統のみを作動
した場合のマスタシリンダユニットの一部断面正面図、
図8は単独系ブレーキ系統と連動系ブレーキ系統の双方
を作動した場合のマスタシリンダユニットの一部断面正
面図である。
【0014】また図9〜図24は、本発明の第2〜第4
形態例を示し、これら第2〜第4形態例では、全体構成
の説明に、第1形態例の図1及び図2を適宜参酌し、更
に各形態例に共通する構成については、同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0015】図1〜図8の第1形態例に示す自動二輪車
1のブレーキ装置2は、ハンドルバー3に取着される第
1ブレーキ操作子4及び第2ブレーキ操作子5と、車体
前部を覆うレッグシールド6内に配設されるマスタシリ
ンダユニット7とを備えており、ハンドルバー3に操舵
されるフロントフォーク8の下端で前輪9の一側部に配
設される前輪ブレーキを液圧式ブレーキ10となし、ス
イングアーム11の後端で後輪のホイール(いずれも図
示しない)内または後輪の一側部に配設される後輪ブレ
ーキを機械式ブレーキ12となしている。
【0016】第1ブレーキ操作子4は、ハンドルバー3
の右端に取付けられたアクセルグリップ13の前方に配
設される右ブレーキレバー、第2ブレーキ操作子5は、
ハンドルバー3の左端に取付けられた固定グリップ14
の前方に配設される左ブレーキレバーで、ブレーキ装置
2は、第1ブレーキ操作子4の握り操作にて、液圧式ブ
レーキ10を単独で作動する単独系ブレーキ系統15
と、第2ブレーキ操作子5の握り操作にて、液圧式ブレ
ーキ10及び機械式ブレーキ12を連動して作動する連
動系ブレーキ系統16との組合わせでなっている。
【0017】単独系ブレーキ系統15は、第1ブレーキ
操作子4と液圧式ブレーキ10,マスタシリンダユニッ
ト7,単独系ブレーキ用連繋手段17及び液圧配管18
とで構成され、また連動系ブレーキ系統16は、第2ブ
レーキ操作子5と液圧式ブレーキ10及び機械式ブレー
キ12,連動系ブレーキ用連繋手段19と、単独系ブレ
ーキ系統15と兼用のマスタシリンダユニット7及び液
圧配管18とで構成されている。
【0018】液圧式ブレーキ10には、ディスクロータ
30とキャリパボディ31とを組合わせした液圧式ディ
スクブレーキが、また機械式ブレーキ12には、バック
プレート32内に対向する一対のブレーキシュー33,
33を、アンカーピン34を支点に拡開するリーディン
グ&トレーリング型の機械式ドラムブレーキがそれぞれ
適用されており、また単独系ブレーキ用連繋手段17と
連動系ブレーキ用連繋手段19には、それぞれワイヤケ
ーブルが用いられている。
【0019】マスタシリンダユニット7は、液圧式ブレ
ーキ10に液圧を供給する液圧マスタシリンダ40と、
第1ブレーキ操作子4の入力荷重を液圧マスタシリンダ
40の液圧力に変換する作動力変換手段60と、第2ブ
レーキ操作子5の入力荷重を、液圧マスタシリンダ40
の液圧力と機械式ブレーキ12の作動力とに分配する出
力分配手段70とを一体化して構成されている。
【0020】第1ブレーキ操作子4は、作動力変換手段
60と単独系ブレーキ用連繋手段17にて接続され、液
圧式ブレーキ10と液圧マスタシリンダ40とが液圧配
管18にて接続されている。連動系ブレーキ用連繋手段
19は、第2ブレーキ操作子5につながれる牽引側連繋
手段20と、機械式ブレーキ12につながれる従動側連
繋手段21とに分断されており、これら牽引側連繋手段
20と従動側連繋手段21との間に出力分配手段70が
介装されている。
【0021】液圧マスタシリンダ40は、縦円筒状のシ
リンダボディ41に出力ポート42とシリンダ孔43と
が連設されており、下側の出力ポート42には液圧配管
18が接続され、上側のシリンダ孔43に連通するボス
部41aに、別途のリザーバ44につながれた液通管4
5が接続されている。
【0022】シリンダ孔43にはピストン46が液密且
つ移動可能に内挿され、ピストン46と出力ポート42
の底部との間に液圧室47が画成されている。液圧室4
7には第1戻しばね48が縮設されており、ピストン4
6は、第1戻しばね48の弾発力にてシリンダ孔43を
上部の開口部方向へ付勢され、その後退限を、シリンダ
孔43の開口部に係着した止め輪49との当接にて規制
されている。
【0023】シリンダボディ41の一側部には一対のレ
バーホルダ41b,41bが、該ボディ41の他側部に
は取付けブラケット41cがそれぞれ突設されており、
レバーホルダ41b,41bには前述の作動力変換手段
60が取付けられ、取付けブラケット41cには、シリ
ンダ孔43の開口部と作動力変換手段60の上方を一体
に覆って延びるガイドブラケット50が固着されてい
る。ガイドブラケット50には、3つの車体取付け孔5
0aと、シリンダ孔43の開口端へ突出する二股状の第
1ストッパ50bと、ガイドブラケット50の取付け部
近傍で第1ストッパ50bと同一面上に位置する突条の
第2ストッパ50cとが設けられており、マスタシリン
ダユニット7は、車体取付け孔50aを用いてレッグシ
ールド6内に固定され、第2ストッパ50cの上部位置
に、前述の出力分配手段70が取付けられている。
【0024】作動力変換手段60は、レバーホルダ41
b,41bに支軸61を用いて枢支される第1回動レバ
ー62とノッカー63とからなっており、第1回動レバ
ー62には、一端17aを第1ブレーキ操作子4につな
がれた単独系ブレーキ用連繋手段17の他端17bが接
続され、該他端17bの近傍がガイドブラケット50先
端のワイヤガイド50dに支持されており、第1回動レ
バー62とノッカー63との間には第2戻しばね64が
縮設されている。
【0025】第2戻しばね64には、液圧室47の第1
戻しばね48よりも弱いセット荷重が設定されており、
第1回動レバー62とノッカー63とを互いに離反方向
へ弾発して、第1回動レバー62とノッカー63を、ス
トッパ62a,63bがシリンダボディ41に当接する
非作動位置に付勢すると同時に、単独系ブレーキ用連繋
手段17を緩みなく張設し、またノッカー63のピスト
ン押動部63aを、二股状の第1ストッパ50bの間よ
りピストン46の外端に当接させている。
【0026】前記出力分配手段70は、連動系ブレーキ
用連繋手段19の牽引側連繋手段20を第2ブレーキ操
作子5の握り操作にて牽引し、該牽引側連繋手段20の
牽引力を、液圧式ブレーキ用の液圧配管18と機械式ブ
レーキ用の従動側連繋手段21とに分岐して、第2ブレ
ーキ操作子5からの入力荷重を、液圧式ブレーキ用の液
圧力と機械式ブレーキ用の牽引力とに出力荷重として配
分するもので、本形態例の出力分配手段70は、液圧式
ブレーキ用の第2回動レバー71と、機械式ブレーキ用
のイコライザレバー72との組合わせでなっている。
【0027】第2回動レバー71とイコライザレバー7
2は、それぞれ帯板状に形成されており、第2回動レバ
ー71は、中間部をガイドブラケット50のレバーホル
ダ50eに固定支点73を用いて枢支され、該第2回動
レバー71とイコライザレバー72の一端71a,72
aを浮動支点74で枢支して、イコライザレバー72が
第2回動レバー71に揺動可能に支持されている。イコ
ライザレバー72の中間部72cには、一端20aを第
2ブレーキ操作子5につながれた牽引側連繋手段20の
他端20bが、ガイドブラケット50のワイヤガイド5
0fを通して接続され、同じくイコライザレバー72の
他端72bに、一端21aを機械式ブレーキ12の作動
レバー35につながれた従動側連繋手段21の他端21
bが、ガイドブラケット50を通して接続されている。
【0028】浮動支点74とガイドブラケット50の係
止片50gとの間には第3戻しばね75が張設されてお
り、第2回動レバー71とイコライザレバー72の一端
71a,72aを車体下方向へ牽引して、第2ストッパ
50cに当接させている。第2回動レバー71は、一端
71aと第2ストッパ50cとの当接によって非作動時
の後退限を規制され、他端71bをノッカー63のピス
トン押動部63aの非作動側面に当接させており(図1
〜図3)、他端71bとガイドブラケット50の第1ス
トッパ50bとの間には、間隙Cが設定されている。
【0029】イコライザレバー72は、一端72aを上
述の如く第2ストッパ50cに当接させ、他端72bを
ガイドブラケット50に当接させて、非作動状態に付勢
されており(図1〜図3)、イコライザレバー72につ
ながれた牽引側連繋手段20と従動側連繋手段21は、
イコライザレバー72の非作動状態において、第1ブレ
ーキ操作子4または機械式ブレーキ12の作動レバー3
5との間に、それぞれ緩みなく張設されている。
【0030】牽引側連繋手段20の他端20bが接続さ
れるイコライザレバー72の中間部72cは、イコライ
ザレバー72の中間点よりも他端72b寄りにあり、ま
たイコライザレバー72の他端72bと中間部72c
は、固定支点73を挟んで左右両側に位置している。第
2回動レバー71とイコライザレバー72の連結点であ
る浮動支点74は、両レバー71,72のいずれか一方
に作動力が作用した際に、固定支点73を中心に回動し
て、一方の作動力を他方へ伝達するようになっている。
【0031】第2回動レバー71の非作動時に、他端7
1bと第1ストッパ50bとの間に設定される間隙C
は、連動系ブレーキ系統16を作動した際に、第2回動
レバー71がノッカー63を液圧マスタシリンダ40方
向へ押動しても、ノッカー63からの反力が第2回動レ
バー71に作用しなかった場合に、第1ストッパ50b
が第2回動レバー71の他端71bを支承して第2回動
レバー71の回動を規制することにより、第2回動レバ
ー71に反力を付与して、出力分配手段70の両レバー
71,72を作動させるためのもので、第2回動レバー
71が間隙Cを埋めて、第1ストッパ50bと当接する
ことによって、ピストン46を押動するノッカー63の
回動量が規制されるため、間隙Cには、第2回動レバー
71の回動によって、前輪9を通常に制動するのに充分
な作動液を液圧式ブレーキ10へ供給できる長さが設定
される。
【0032】本形態例は、以上のように構成されてお
り、ブレーキ装置2の各構成部材は、第1,第2ブレー
キ操作子4,5を握り操作しない非作動時に、図1〜図
5に示す状態に位置している。
【0033】先ず、第1ブレーキ操作子4を用いた単独
系ブレーキ系統15の作動を、図6に基づいて説明する
と、第1ブレーキ操作子4の握り操作によって単独系ブ
レーキ用連繋手段17が牽引され、作動力変換手段60
の第1回動レバー62が支軸61を支点に作動方向(図
6の時計方向)へ回動し、第1回動レバー62がノッカ
ー63に当接して、ノッカー63が、出力分配手段70
の第2回動レバー71を非作動位置(図1〜図5の位
置)に残したまま、支軸61を支点に作動方向(図6の
時計方向)へ第1回動レバー62と一体に共回りして、
ピストン押動部63aが液圧マスタシリンダ40のピス
トン46をシリンダ孔43の底部方向へ押動し、液圧室
47内の作動液を昇圧して行く。液圧室47で昇圧され
た作動液は、シリンダ孔底壁の出力ポート42から液圧
配管18を通して液圧式ブレーキ10のキャリパボディ
31へ送られ、該キャリパボディ31を液圧作動して、
前輪9の制動が行なわれる。
【0034】次に、第2ブレーキ操作子5を用いた連動
系ブレーキ系統16の作動を、図7に基づいて説明する
と、第2ブレーキ操作子5の握り操作によって、連動系
ブレーキ用連繋手段19の牽引側連繋手段20が牽引さ
れ、出力分配手段70のイコライザレバー72が、一端
72aの浮動支点74を中心に作動方向(図7の時計方
向)へ回動して、他端72bに連結された従動側連繋手
段21を牽引する。
【0035】この時、一端72a側にも浮動支点74が
図7の上方へ移動する方向に牽引力が発生するが、浮動
支点74には、第3戻しばね75によって、第2回動レ
バー71とイコライザレバー72の一端71a,72a
を図7の下方向に牽引する張力が発生しているため、イ
コライザレバー72の一端72aに発生する牽引力が第
3戻しばね75の張力を越えない限り、第2回動レバー
71は非作動位置から回動しない。
【0036】そして、イコライザレバー72の一端72
aに発生する牽引力が第3戻しばね75の張力を上回る
と、イコライザレバー72の一端72aが、固定支点7
3を中心に第2回動レバー71を作動方向(図7の反時
計方向)へ回動させ、ノッカー63を介して液圧マスタ
シリンダ40に液圧を発生させると共に、イコライザレ
バー72自身も、第2回動レバー71の回動で図7の上
方向へ移動する一端72aの浮動支点74を中心に作動
方向(図7の時計方向)へ回動して、他端72bに連結
された従動側連繋手段21を更に牽引する。
【0037】イコライザレバー72に牽引された従動側
連繋手段21は、機械式ブレーキ12の作動レバー35
を回動し、該作動レバー35と一体のカム軸36がブレ
ーキシュー33,33を拡開して、後輪の制動が行なわ
れる。一方、第2回動レバー71は、上述の如く固定支
点73を中心に作動方向(図7の反時計方向)へ回動し
て、他端71bがノッカー63のピストン押動部63a
を押動し、該ピストン押動部63aが液圧マスタシリン
ダ40のピストン46を押動し、液圧室47内の作動液
を、前述の単独系ブレーキ系統15の作動と同様に、液
圧式ブレーキ10のキャリパボディ31へ供給して、前
輪9の制動が行なわれる。
【0038】第2回動レバー71の他端71bとガイド
ブラケット50の第1ストッパ50bとの間隔Cは、第
2回動レバー71がノッカー63のピストン押動部63
aを押動して行くに従って徐々に埋められて行き、第2
回動レバー71の他端71bが第1ストッパ50bに当
接した時点で、ノッカー63の回動が規制される(図
7)。
【0039】上述の連動系ブレーキ系統16の作動で
は、第2ブレーキ操作子5からの入力荷重が、出力分配
手段70によって液圧式ブレーキ10と機械式ブレーキ
12への出力荷重として配分され、液圧式ブレーキ10
と機械式ブレーキ12が連動して作動する。
【0040】また、単独系ブレーキ系統15と連動系ブ
レーキ系統16の双方を作動した場合に、これらブレー
キ系統15,16のいずれによっても作動する液圧式ブ
レーキ10は、第2回動レバー71の他端71bが第1
ストッパ50bに当接するまでは、第1ブレーキ操作子
4と第2ブレーキ操作子5との握り操作力の合計によっ
て作動する。
【0041】図8は、第1ブレーキ操作子4の握り操作
力が大きい場合を示しており、連動系ブレーキ系統16
では、出力分配手段70の第2回動レバー71の他端7
1bが第1ストッパ50bに当接していて、ノッカー6
3に対する押動が限界であるのに対し、単独系ブレーキ
系統15では、第1ブレーキ操作子4を強く握り操作し
たことにより、作動力変換手段60の第1回動レバー6
2とノッカー63とが大きく回動して、ピストン押動部
63aがピストン46を押動すると同時に、第2回動レ
バー71の他端71bから離間したものとなっている。
【0042】次に、単独系ブレーキ系統15の作動後
に、連動系ブレーキ系統16を作動する場合を、図6〜
図8を用いて説明する。単独系ブレーキ系統15の先作
動では、液圧式ブレーキ10による前輪9の制動が前述
の如く行なわれており、作動力変換手段60の第1回動
レバー62がノッカー63を支軸61回りに回動させて
いて、ノッカー63のピストン押動部63aがイコライ
ザレバー72の他端72bから既に離間している(図
6)。単独系ブレーキ系統15に続く連動系ブレーキ系
統16の後作動では、第2ブレーキ操作子5の握り操作
によって、出力分配手段70のイコライザレバー72
が、他端72bの従動側連繋手段21を牽引して、機械
式ブレーキ12による後輪の制動が行なわれる。
【0043】ノッカー63のピストン押動部63aは第
1ストッパ50bよりも上部位置にあり、且つ第2ブレ
ーキ操作子5からの入力荷重が第1ブレーキ操作子4か
らの入力荷重よりも大きい場合には、第2回動レバー7
1の他端71bがピストン押動部63aを第1ストッパ
50bに当接するまで押動し、液圧式ブレーキ10が連
動系ブレーキ系統16によって作動する。
【0044】また、連動系ブレーキ系統16の先作動で
は、液圧式ブレーキ10による前輪9の制動と機械式ブ
レーキ12による後輪の制動が前述の如く行なわれてお
り、単独系ブレーキ系統15を後作動して、第1ブレー
キ操作子4からの入力荷重が第2ブレーキ操作子5から
の入力荷重よりも大きい場合には、ノッカー63のピス
トン押動部63aがイコライザレバー72の他端72b
から離れて、液圧マスタシリンダ40のピストン46を
単独で押動し、液圧式ブレーキ10が単独系ブレーキ系
統15によって作動する。
【0045】レバー機構を用いた本形態例の出力分配手
段70では、連動系ブレーキ系統15の作動時に、第2
ブレーキ操作子5からの入力荷重を、液圧式ブレーキ1
0と機械式ブレーキ12への出力荷重として配分しなが
ら、液圧式ブレーキ10と機械式ブレーキ12への合計
の出力荷重を、第2ブレーキ操作子5からの入力荷重よ
りも増大若しくは減少することが可能で、 Wi=第2ブレーキ操作子5からの入力荷重 Wf=液圧式ブレーキ10への出力荷重 Wr=機械式ブレーキ12への出力荷重 Ws=浮動支点74にかかる荷重 P =第2回動レバー71の他端71bとノッカー63
のピストン押動部63aとの当接点 Wp=第3戻しばね75の張力 L1=浮動支点74と牽引側連繋手段20の他端20b
との長さ L2=牽引側連繋手段20の他端20bと従動側連繋手
段21の他端21bとの長さ L3=固定支点73と浮動支点74との長さ L4=固定支点73と当接点Pとの長さ とした場合に、 Wi=Wr+Ws ……(1)式 Ws×L1=Wr×L2……(2)式 Ws×L3=Wf×L4……(3)式 の関係式が成り立つ。
【0046】但し、条件1として、第2回動レバー71
の他端71bが、非作動位置から第1ストッパ50bに
当接するまでは、上記(1)(2)式より、入力荷重W
iがWr:Ws=L1:L2の比で配分される。
【0047】ところが、浮動支点74には、第3戻しば
ね75の張力Wpが浮動支点74を非作動位置に当接さ
せる方向に働いているため、Ws≦Wpの時には第2回
動レバー71は回動せず、液圧式ブレーキ10へは出力
荷重Wfが配分されない。
【0048】一方、機械式ブレーキ12への出力荷重W
rには、入力荷重Wiが、 Wi×L1=Wr×(L1+L2)……(4)式 の関係により、Wi:Wr=(L1+L2):L1の比
で配分される。
【0049】そして、浮動支点74にかかる荷重Ws
が、第3戻しばね75の張力Wpに打ち勝つと(Ws>
Wp)、機械式ブレーキ12への出力荷重Wrは、上記
(1)(2)式より、Wr:Ws=L1:L2の比で配
分されると共に、液圧式ブレーキ10への出力荷重Wf
は、上記(3)式より、Wsの荷重とL3:L4の比に
よって決定される。
【0050】また、条件2として、第2回動レバー71
の他端71bが、第1ストッパ50bに当接した後は、
第2回動レバー71の回動が規制されるので、液圧式ブ
レーキ10には出力荷重Wfが再び配分されなくなり、
機械式ブレーキ12への出力荷重Wrには、入力荷重W
iが、上記(4)式の関係から、Wi:Wr=(L1+
L2):L1の比で配分される。
【0051】尚、上記(4)式は、上記(1)(2)式
より容易に導き出すことができ、機械式ブレーキ12へ
の出力荷重Wrは、第2回動レバー71の他端71bが
第1ストッパ50bに当接する、しないに拘らず、常に
入力荷重Wiに比例する関係を持つ。
【0052】例えば、第2ブレーキ操作子5の入力荷重
Wi=1とし、また長さL1=L2=L4=1、長さL
3=2とした場合に、 液圧式ブレーキ10への出力荷重Wf=1.0 機械式ブレーキ12への出力荷重Wr=0.5 となり、合計の出力荷重Wf+Wrが入力荷重Wiの
1.5倍に増大する。
【0053】このように本形態例は、連動系ブレーキ系
統16を操作した際に、第2ブレーキ操作子5の入力荷
重を、出力分配手段70によって液圧式ブレーキ10と
機械式ブレーキ12への出力荷重として配分するほか、
液圧式ブレーキ10と機械式ブレーキ12への合計の出
力荷重を、レバー機構の出力分配手段70によって第2
ブレーキ操作子5の入力荷重よりも増大したり減少する
ことが可能で、液圧式ブレーキ10と機械式ブレーキ1
2のそれぞれに、自動二輪車に設定される車体条件や性
能,使用目的に合ったより好ましい制動力を設定するこ
とが可能となる。
【0054】また、出力分配手段70の第2回動レバー
71とイコライザレバー72のレバー比を変更するだけ
で、他のバーハンドル車両にも適用が可能で、前後のブ
レーキを他の性能のものに交換する必要がないので、よ
り好適な制動力を安価に設定することができ、実用上の
汎用性が極めて高い。
【0055】更に本形態例は、液圧マスタシリンダ40
と作動力変換手段60及び出力分配手段70とを一体化
したマスタシリンダユニット7を、第1,第2ブレーキ
操作子4,5が取着されるハンドルバー3と前輪9との
間のレッグシールド6に収容したから、単独系ブレーキ
用連繋手段17と、連動系ブレーキ用連繋手段19の牽
引側連繋手段20及び従動側連繋手段21の配索と、液
圧配管18の配管とを最短長さで取回しできて、組付け
作業性とメンテナンス性及び経済性に優れるばかりか、
マスタシリンダユニット7が車体外部に露出しないの
で、外観を美麗に処理できると共に、マスタシリンダユ
ニット7を外力や天候並びに塵埃から保護できて、耐久
性を良好に保つことができる。
【0056】次に、本発明の第2形態例を、図9〜図1
4に基づいて説明する。図中、図9は非作動状態のマス
タシリンダユニットの一部断面正面図、図10は図9の
X−X断面図、図11は同じく図9のXI−XI断面
図、図12は単独系ブレーキ系統のみを操作した場合の
マスタシリンダユニットの一部断面正面図、図13は連
動系ブレーキ系統のみを作動した場合のマスタシリンダ
ユニットの一部断面正面図、図14は単独系ブレーキ系
統と連動系ブレーキ系統の双方を作動した場合のマスタ
シリンダユニットの一部断面正面図である。
【0057】本形態例は、マスタシリンダユニット80
の作動力変換手段を、第1形態例の第1回動レバーとノ
ッカーとを一体化した第1回動レバー81となし、該第
1回動レバー81に、液圧マスタシリンダ40のピスト
ン46を押動するピストン押動部81aと、後退限を規
制するためのストッパ81bとを設け、出力分配手段7
0の第2回動レバー71の他端71bに液圧マスタシリ
ンダ40方向へ突出する板状で長円形のピストン押動部
71cを設けて、第1,第2回動レバー81,71のピ
ストン押動部81a,71cを、二股状の第1ストッパ
50bの間より液圧マスタシリンダ40のピストン46
の外端に並列に当接させて、ピストン46を、第1,第
2回動レバー81,71のいずれか一方また双方で直接
押動できるようにした点で、第1形態例と異なってい
る。
【0058】非作動時の第2回動レバー71の他端71
bと第1ストッパ50bとの間には、第1形態例と同様
の間隙Cが設定されており、また第2回動レバー71の
他端71bには第1回動レバー81のピストン押動部8
1aを収容するスリット82を設けて、第1,第2回動
レバー81,71が相互に干渉することなく回動できる
ようにしている。
【0059】本形態例は、以上のように構成されてお
り、マスタシリンダユニット80の各構成部材は、図
1,図2に示す第1,第2ブレーキ操作子4,5を握り
操作しない非作動時に、図9〜図11に示す状態に位置
している。
【0060】上述の非作動状態から、単独系ブレーキ系
統15のみを作動すると(図12)、第1ブレーキ操作
子4の握り操作によって単独系ブレーキ用連繋手段17
が牽引され、作動力変換手段としての第1回動レバー8
1が、出力分配手段70の第2回動レバー71を非作動
位置(図9〜図11の位置)に残したまま、支軸61を
支点に作動方向(図12の時計方向)へ回動し、ピスト
ン押動部81aが液圧マスタシリンダ40のピストン4
6をシリンダ孔43の底部方向へ押動し、液圧室47に
昇圧した作動液を、液圧式ブレーキ10のキャリパボデ
ィ31へ供給して、前輪9の制動が行なわれる。
【0061】また、連動系ブレーキ系統16のみの作動
では(図13)、第2ブレーキ操作子5の握り操作によ
って、連動系ブレーキ用連繋手段19の牽引側連繋手段
20が牽引され、出力分配手段70の第2回動レバー7
1とイコライザレバー72とが、それぞれ第1形態例の
場合と同様に作動し、イコライザレバー72が機械式ブ
レーキ12を作動して後輪の制動を行ない、また第2回
動レバー71は、第1回動レバー81を非作動位置(図
9〜図11の位置)に残したまま、ピストン押動部71
cが液圧マスタシリンダ40のピストン46を直接押動
して液圧式ブレーキ10を作動し、前輪9を制動する。
【0062】第2回動レバー71の回動量は、最大でも
第1ストッパ50bとの間の間隔Cを埋めて第1ストッ
パ50bと当接するまでで、間隔Cには、第2回動レバ
ー71の回動によって、通常の前輪9の制動に充分な作
動液を液圧式ブレーキ10へ供給できる長さが設定され
る。
【0063】また、単独系ブレーキ系統15と連動系ブ
レーキ系統16の双方を作動した場合には(図14)、
これらブレーキ系統15,16のいずれによっても作動
する液圧式ブレーキ10は、第1,第2回動レバー8
1,71のピストン押動部81a,71cが液圧マスタ
シリンダ40のピストン46を押動して、第1ブレーキ
操作子4と第2ブレーキ操作子5の握り操作力のいずれ
か大きい方によって作動する。図14では、第2回動レ
バー71の他端71bが第1ストッパ50bに当接した
のちも、第1回動レバー81のピストン押動部81aが
液圧マスタシリンダ40のピストン46を単独で押動し
て、液圧式ブレーキ10の制動力を高めている様子を示
している。
【0064】次に、本発明の第3形態例を、図15〜図
20に基づいて説明する。図中、図15は非作動状態の
マスタシリンダユニットの一部断面正面図、図16は図
15のXVI −XVI 断面図、図17は同じく図15のXVII
−XVII断面図、図18は単独系ブレーキ系統のみを操作
した場合のマスタシリンダユニットの一部断面正面図、
図19は連動系ブレーキ系統のみを作動した場合のマス
タシリンダユニットの一部断面正面図、図20は単独系
ブレーキ系統と連動系ブレーキ系統の双方を作動した場
合のマスタシリンダユニットの一部断面正面図である。
【0065】本形態例は、マスタシリンダユニット90
の作動力変換手段60を、第1形態例と同様に第1回動
レバー62とノッカー63とで構成するのに対し、出力
分配手段70の第2回動レバー71とイコライザレバー
72とを、第1,第2形態例とは逆の関係に設定してい
る。
【0066】即ち、本形態例は、第1,第2形態例で液
圧式ブレーキ10に用いた第2回動レバー71を機械式
ブレーキ12に適用し、同じく第1,第2形態例で機械
式ブレーキ12に用いたイコライザレバー72を液圧式
ブレーキ10に適用しており、第2回動レバー71は、
中間部の一端寄りをガイドブラケット50のレバーホル
ダ50eに固定支点73にて枢支され、他端71bに、
ガイドブラケット50のワイヤガイド50hを挿通させ
た従動側連繋手段21の他端21bが接続されている。
【0067】イコライザレバー72は、他端寄りの中間
部72cを第2回動レバー71の一端71aと浮動支点
74で枢支して揺動可能に支持されており、イコライザ
レバー72の一端72aには、ガイドブラケット50の
ワイヤガイド50fを挿通した牽引側連繋手段20の他
端20bが接続され、またイコライザレバー72の他端
72bを、ノッカー63のピストン押動部63aの非作
動側面に当接させて(図15)、他端72bとガイドブ
ラケット50の第1ストッパ50bとの間に間隙Cを設
定している。
【0068】ガイドブラケット50には、第2回動レバ
ー71の上方位置に第2ストッパ50cが設けられてお
り、第2回動レバー71は、機械式ブレーキ12の引張
力にて非作動方向(図15,図18〜図20の上方向)
へ付勢され、その後退限を第2ストッパ50cとの当接
にて規制されている(図15,図17〜図20)。
【0069】第2回動レバー71の一端側下部には、第
3ストッパ71dが第2ストッパ50cに対向して設け
られ、またイコライザレバー72の一端72aとガイド
ブラケット50の係止片50fとの間には第3戻しばね
75が張設されており、イコライザレバー72は、第3
戻しばね75の引張力にて非作動方向(図15,図18
〜図20の下方向)へ付勢され、その後退限を、第3ス
トッパ71dとの当接にて規制されると共に、他端72
bを、前述の如くノッカー63のピストン押動部63a
の非作動側面に当接させている(図15,17)。
【0070】このように構成される本形態例のマスタシ
リンダユニット90は、第1,第2ブレーキ操作子4,
5を握り操作しない非作動時に、図15〜図17に示す
状態に位置している。
【0071】そして、第1ブレーキ操作子4を用いた単
独系ブレーキ系統15の作動では(図18)、作動力変
換手段60のノッカー63のピストン押動部63aが、
出力分配手段70のイコライザレバー72を非作動位置
に残したまま、液圧マスタシリンダ40のピストン46
を押動して、液圧室47で昇圧した作動液を液圧式ブレ
ーキ10のキャリパボディ31へ供給して、前輪9の制
動が行なわれる。
【0072】また、第2ブレーキ操作子5を用いた連動
系ブレーキ系統16の作動では(図19)、第2ブレー
キ操作子5の握り操作によって、連動系ブレーキ用連繋
手段19の牽引側連繋手段20が牽引されると、牽引側
連繋手段20の他端20bがつながれた出力分配手段7
0のイコライザレバー72が、固定支点73を中心に第
2回動レバー71を作動方向(図18の時計方向)へ回
動させながら、自身は、第2回動レバー71の回動で図
18の上方向へ移動する浮動支点74を中心に作動方向
(図18の反時計方向)へ回動する。
【0073】イコライザレバー72の他端72bは、ノ
ッカー63のピストン押動部63aを押動し、液圧マス
タシリンダ40の液圧室47に昇圧した作動液を、液圧
式ブレーキ10のキャリパボディ31へ供給して、前輪
9の制動が行なわれる。一方、第2回動レバー71は、
上述の回動によって従動側連繋手段21を牽引し、機械
式ブレーキ12を作動して、後輪の制動が行なわれる。
【0074】単独系ブレーキ系統15と連動系ブレーキ
系統16の双方の作動では(図20)、これらブレーキ
系統15,16のいずれによっても作動する液圧式ブレ
ーキ10は、液圧マスタシリンダ40のピストン46
を、作動力変換手段60のノッカー63と出力分配手段
70のイコライザレバー72が押動して、イコライザレ
バー72の他端72bが第1ストッパ50bに当接する
までは、第1ブレーキ操作子4と第2ブレーキ操作子5
との握り操作力の合計によって作動する。
【0075】図20では、イコライザレバー72の他端
72bが第1ストッパ50bに当接したのちも、ノッカ
ー63のピストン押動部63aが液圧マスタシリンダ4
0のピストン46を単独で押動して、液圧式ブレーキ1
0の制動力を高めている様子を示している。
【0076】また、本形態例の出力分配手段70は、図
19,20に示す連動系ブレーキ系統16の作動時に、
イコライザレバー72の他端72bが第1ストッパ50
bに当接したのちも、第2ブレーキ操作子5の握り操作
による牽引側連繋手段20の更なる牽引が可能で、第2
ブレーキ操作子5の握り増しによって牽引側連繋手段2
0が大きく牽引されると、イコライザレバー72の他端
72bが第1ストッパ50b上を固定支点73方向へ滑
って、浮動支点74を図19,20の上方へ移動させな
がら、浮動支点74を中心に作動方向(図19,20の
反時計方向)へ回動し、更に第2回動レバー71が、浮
動支点74の上方移動で固定支点73を中心に作動方向
(図19,20の時計方向)へ回動して、従動側連繋手
段21を牽引し、機械式ブレーキ12により大きな制動
力を付与して後輪を制動する。
【0077】次に、本発明の第4形態例を、図21〜図
24に基づいて説明する。図中、図21は非作動状態の
マスタシリンダユニットの一部断面正面図、図22は単
独系ブレーキ系統のみを操作した場合のマスタシリンダ
ユニットの一部断面正面図、図23は連動系ブレーキ系
統のみを作動した場合のマスタシリンダユニットの一部
断面正面図、図24は単独系ブレーキ系統と連動系ブレ
ーキ系統の双方を作動した場合のマスタシリンダユニッ
トの一部断面正面図である。
【0078】本形態例のマスタシリンダユニット100
は、第1〜第3形態例に共通の液圧マスタシリンダ40
に、作動力変換手段として、第1回動レバーとノッカー
とを一体化した第2形態例の第1回動レバー81を適用
し、液圧式ブレーキ10にイコライザレバー72を用
い、機械式ブレーキ12に第2回動レバー71を用いた
第3形態例の出力分配手段70を組合わせし、更にイコ
ライザレバー72の他端72bに、第2形態例の第2回
動レバー71と同様のピストン押動部72dが設けられ
ており、第1回動レバー81とイコライザレバー72の
ピストン押動部81a,72dを、第1ストッパ50b
の間より液圧マスタシリンダ40のピストン46の外端
に並列に当接させて、液圧マスタシリンダ40のピスト
ン46を、第1回動レバー81とイコライザレバー72
のいずれか一方または双方で直接押動できるようにした
点が特徴となっている。
【0079】上述のように構成される本形態例のマスタ
シリンダユニット100は、図21に示す非作動状態か
ら、単独系ブレーキ系統15のみを作動すると(図2
2)、作動力変換手段としての第1回動レバー81が、
出力分配手段70のイコライザレバー72を非作動位置
(図21,22の位置)に残したまま、支軸61を支点
に作動方向(図12の時計方向)へ回動し、ピストン押
動部81aが液圧マスタシリンダ40のピストン46を
シリンダ孔43の底部方向へ押動し、液圧室47に昇圧
した作動液を、液圧式ブレーキ10のキャリパボディ3
1へ供給して、前輪9の制動が行なわれる。
【0080】また、連動系ブレーキ系統16のみの作動
では(図23)、出力分配手段70の第2回動レバー7
1とイコライザレバー72とが、それぞれ第3形態例の
場合と同様に作動し、第2回動レバー71が機械式ブレ
ーキ12を作動して後輪の制動を行ない、またイコライ
ザレバー72が、第1回動レバー81を非作動位置(図
21,23の位置)に残したまま、ピストン押動部72
dが液圧マスタシリンダ40のピストン46を直接押動
して液圧式ブレーキ10を作動し、前輪9を制動する。
【0081】単独系ブレーキ系統15と連動系ブレーキ
系統16の双方の作動では(図24)、液圧マスタシリ
ンダ40のピストン46を、作動力変換手段60の第1
回動レバー81と出力分配手段70のイコライザレバー
72の双方が押動して、イコライザレバー72のピスト
ン押動部72dが第1ストッパ50bに当接するまで
は、第1ブレーキ操作子4と第2ブレーキ操作子5との
握り操作力の大きい方によって液圧式ブレーキ10が作
動する。
【0082】図24では、イコライザレバー72の他端
72bが第1ストッパ50bに当接したのちも、第1回
動レバー81のピストン押動部81aが液圧マスタシリ
ンダ40のピストン46を単独で押動して、液圧式ブレ
ーキ10の制動力を高めている様子を示している。
【0083】また、本形態例の出力分配手段70は、図
23,24に示す連動系ブレーキ系統16の作動時に、
イコライザレバー72の他端72bが第1ストッパ50
bに当接したのちも、第2ブレーキ操作子5を握り増し
することによって、第3形態例の場合と同様に、機械式
ブレーキ12により大きな制動力を付与して後輪を制動
することがてきる。
【0084】図9〜図24に例示した上述の第2形態例
〜第4形態例においても、第1形態例と同様の効果を奏
することができる。出力分配手段にノッカーと一体の第
1回動レバーを用いた第2,第4形態例では、部品点数
が削減されるので、組付け性と経済性に優れたものとな
る。
【0085】尚、上述の各形態例では、出力分配手段の
第2回動レバーまたはイコライザレバーの他端をストッ
パに当接させるようにしたが、本発明は、このストッパ
は省略することもできる。この場合には、第2回動レバ
ーまたはイコライザレバーを、液圧マスタシリンダのピ
ストンに追随して回動できるようにすることにより、第
2回動レバーまたはイコライザレバーが、移動限界のピ
ストンから直接または回動限界のノッカーを通して反力
を受けることができる。
【0086】第2回動レバーがノッカーを介して液圧マ
スタシリンダのピストンを押動する第1,第3形態例で
は、第2回動レバーの他端を、ノッカーのピストン押動
部の非作動側面である反ピストン側面に当接させたが、
第2回動レバーはノッカーを作動方向(ピストン押し込
み方向)へ押動すればよく、例えば第2回動レバーの他
端を、ノッカーのストッパの非作動側面に当接または離
間して配設してもよい。
【0087】更に、液圧式ブレーキと機械式ブレーキ
は、バーハンドル車両の前輪ブレーキと後輪ブレーキに
上述の形態例とは逆に用いてもよい。第1,第2ブレー
キ操作子は、ブレーキペダルであってもよく、また牽引
側連繋手段と従動側連繋手段として、複数のロッドをつ
ないだりワイヤケーブルとロッドとの組合わせも可能で
ある。
【0088】ノッカーや第1回動レバーのピストン押動
部分は、液圧マスタシリンダのピストンから離間してい
ても差支えない。また、第2回動レバーやイコライザレ
バーのピストン押動部分も、ノッカーや第1回動レバー
のピストン押動部分または液圧マスタシリンダのピスト
ンから離間していても差支えない。
【0089】また、マスタシリンダユニットをハンドル
バーと前輪との間に配設すると、配管・配索を最短長さ
で取回しできる等の効果があり、更に形態例の如きスク
ータ型車両では、レッグシールド等のボディカバーに収
容することによって、外力や天候並びに塵埃から保護で
きてより好ましいが、本発明は、マスタシリンダユニッ
トを、ハンドルバーと前輪との間以外に配設することも
妨げない。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2,
4,5に記載の発明によれば、液圧式ブレーキと機械式
ブレーキとを連動して作動した際に、連動用のブレーキ
操作子の入力荷重を、出力分配手段によって液圧式ブレ
ーキと機械式ブレーキへの出力荷重として配分しなが
ら、出力分配手段に用いたレバー機構のレバー比を調整
することによって、液圧式ブレーキと機械式ブレーキへ
の合計の出力荷重を、連動用ブレーキ操作子の入力荷重
よりも増大若しくは減少することができるので、液圧式
ブレーキと機械式ブレーキのそれぞれに、バーハンドル
車両の車体条件や性能,使用目的に合ったより好ましい
制動力を設定することができる。更に、既存のバーハン
ドル車両にも、出力分配手段に用いたレバー機構のレバ
ー比を変更するだけで、目的とするバーハンドル車両の
液圧式ブレーキと機械式ブレーキにより好適な制動力を
安価に得ることができるので、実用上の汎用性が極めて
高い。
【0091】また、請求項3,6の発明によれば、液圧
マスタシリンダのピストンを直接または作動力変換手段
のノッカーを介して押動する出力分配手段の第2回動レ
バーまたはイコライザレバーの回動をストッパで規制す
ることによって、ストッパに当接した第2回動レバーま
たはイコライザレバーに反力が付与されるので、機械式
ブレーキに用いる他方の第2回動レバーまたはイコライ
ザレバーを確実に作動させることができる。
【0092】更に、請求項7の発明によれば、単独系ブ
レーキ用連繋手段と、連動系ブレーキ用連繋手段の牽引
側連繋手段並びに従動側連繋手段の配索と、液圧式ブレ
ーキに用いる液圧配管の配管とを最短長さで取回しでき
るので、組付け作業性とメンテナンス性及び経済性に優
れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1形態例を示すバーハンドル車両
用ブレーキ装置の非作動状態の概略図
【図2】 本発明の第1形態例を示す図1のブレーキ装
置を搭載したスクータ型バーハンドル車両の正面図
【図3】 本発明の第1形態例を示す図1,図2のブレ
ーキ装置に用いたマスタシリンダユニットの非作動状態
の一部断面正面図
【図4】 図3のIV−IV断面図
【図5】 図3のV−V断面図
【図6】 本発明の第1形態例を示す単独系ブレーキ系
統のみを操作した場合のマスタシリンダユニットの一部
断面正面図
【図7】 本発明の第1形態例を示す連動系ブレーキ系
統のみを作動した場合のマスタシリンダユニットの一部
断面正面図
【図8】 本発明の第1形態例を示す単独系ブレーキ系
統と連動系ブレーキ系統の双方を作動した場合のマスタ
シリンダユニットの一部断面正面図
【図9】 本発明の第2形態例を示すマスタシリンダユ
ニットの非作動状態の一部断面正面図
【図10】 本発明の第2形態例を示す図9のX−X断
面図
【図11】 本発明の第2形態例を示す図9のXI−X
I断面図
【図12】 本発明の第2形態例を示す単独系ブレーキ
系統のみを操作した場合のマスタシリンダユニットの一
部断面正面図
【図13】 本発明の第2形態例を示す連動系ブレーキ
系統のみを作動した場合のマスタシリンダユニットの一
部断面正面図
【図14】 本発明の第2形態例を示す単独系ブレーキ
系統と連動系ブレーキ系統の双方を作動した場合のマス
タシリンダユニットの一部断面正面図
【図15】 本発明の第3形態例を示すマスタシリンダ
ユニットの非作動状態の一部断面正面図
【図16】 本発明の第3形態例を示す図15のXVI −
XVI 断面図
【図17】 本発明の第3形態例を示す図15のXVII−
XVII断面図
【図18】 本発明の第3形態例を示す単独系ブレーキ
系統のみを操作した場合のマスタシリンダユニットの一
部断面正面図
【図19】 本発明の第3形態例を示す連動系ブレーキ
系統のみを作動した場合のマスタシリンダユニットの一
部断面正面図
【図20】 本発明の第3形態例を示す単独系ブレーキ
系統と連動系ブレーキ系統の双方を作動した場合のマス
タシリンダユニットの一部断面正面図
【図21】 本発明の第4形態例を示すマスタシリンダ
ユニットの非作動状態の一部断面正面図
【図22】 本発明の第4形態例を示す単独系ブレーキ
系統のみを操作した場合のマスタシリンダユニットの一
部断面正面図
【図23】 本発明の第4形態例を示す連動系ブレーキ
系統のみを作動した場合のマスタシリンダユニットの一
部断面正面図
【図24】 本発明の第4形態例を示す単独系ブレーキ
系統と連動系ブレーキ系統の双方を作動した場合のマス
タシリンダユニットの一部断面正面図
【符号の説明】
1…スクータ型の自動二輪車 2…ブレーキ装置 3…ハンドルバー 4…ブレーキレバーを用いた第1ブレーキ操作子 5…ブレーキレバーを用いた第2ブレーキ操作子 7…液圧マスタシリンダ40と作動力変換手段60と出
力分配手段70とからなるマスタシリンダユニット 9…前輪 10…液圧式ブレーキ(前輪ブレーキ) 12…機械式ブレーキ(後輪ブレーキ) 15…第1ブレーキ操作子4に操作される単独系ブレー
キ系統 16…第2ブレーキ操作子5に操作される連動系ブレー
キ系統 17…単独系ブレーキ用連繋手段 17a,20a,21a…一端 17b,20b,21b…他端 18…液圧配管 19…連動系ブレーキ用連繋手段 20…牽引側連繋手段 21…従動側連繋手段 40…液圧マスタシリンダ 41…シリンダボディ 42…出力ポート 43…シリンダ孔 46…ピストン 47…液圧室 48…第1戻しばね 50…ガイドブラケット 50b…第1ストッパ(本発明のストッパ) 50c…第2ストッパ 60…作動力変換手段 61…支軸 62…第1回動レバー 63…ノッカー 63a…ピストン押動部 64…第2戻しばね 70…出力分配手段 71…第2回動レバー 72…イコライザレバー 71a,72a…一端 71b,72b…他端 71c,72d…ピストン押動部 71d…第3ストッパ 72c…中間部 73…固定支点 74…浮動支点 75…第3戻しばね C …間隙 Wi…第2ブレーキ操作子5からの入力荷重 Wf…液圧式ブレーキ10への出力荷重 Wr…機械式ブレーキ12への出力荷重 Ws…浮動支点74にかかる荷重 P …第2回動レバー71の他端71bとノッカー63
のピストン押動部63aとの当接点 Wp…第3戻しばね75の張力 L1…浮動支点74と牽引側連繋手段20の他端20b
との長さ L2…牽引側連繋手段20の他端20bと従動側連繋手
段21の他端21bとの長さ L3…固定支点73と浮動支点74との長さ L4…固定支点73と当接点Pとの長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62L 3/00 - 3/08 B60T 10/00 - 11/34

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーハンドル車両の前輪ブレーキと後輪
    ブレーキのいずれか一方を、第1ブレーキ操作子の操作
    で単独系ブレーキ用連繋手段を牽引して、液圧マスタシ
    リンダに発生した液圧で作動する液圧式ブレーキとな
    し、他方を第2ブレーキ操作子の操作で連動系ブレーキ
    用連繋手段を牽引して作動する機械式ブレーキとなすと
    共に、前記液圧マスタシリンダに、前記第1ブレーキ操
    作子の入力荷重を液圧マスタシリンダの液圧力に変換す
    る作動力変換手段と、前記第2ブレーキ操作子の入力荷
    重を、前記液圧マスタシリンダの液圧力と前記機械式ブ
    レーキの作動力とに分配する出力分配手段とを組合わせ
    して、これら液圧マスタシリンダと作動力変換手段と出
    力分配手段とでマスタシリンダユニットを構成し、前記
    作動力変換手段に、前記第1ブレーキ操作子と単独系ブ
    レーキ用連繋手段にて接続され、該第1ブレーキ操作子
    の操作にて支軸を支点に回動する第1回動レバーと、該
    第1回動レバーの押動にて、支軸を支点に前記液圧マス
    タシリンダのシリンダ孔開口部方向へ回動し、該液圧マ
    スタシリンダのピストンをピストン押動部にてシリンダ
    孔内に押動するノッカーとを設け、前記連動系ブレーキ
    用連繋手段を、前記第2ブレーキ操作子につながれる牽
    引側連繋手段と、前記機械式ブレーキにつながれる従動
    側連繋手段とに分断して、これら牽引側連繋手段と従動
    側連繋手段との間に前記出力分配手段を介装し、該出力
    分配手段に、中間部を固定支点にて枢支され、前記液圧
    マスタシリンダのピストンを前記ノッカーを介して押動
    する第2回動レバーと、該第2回動レバーの一端に、中
    間部と一端のいずれか一方を浮動支点にて枢支して、揺
    動可能に支持されるイコライザレバーとを設け、該イコ
    ライザレバーに、前記連動系ブレーキ用連繋手段の牽引
    側連繋手段と従動側連繋手段とを接続し、前記第2回動
    レバーの他端を、前記ノッカーの非作動側面に配設した
    ことを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 バーハンドル車両の前輪ブレーキと後輪
    ブレーキのいずれか一方を、第1ブレーキ操作子の操作
    で単独系ブレーキ用連繋手段を牽引して、液圧マスタシ
    リンダに発生した液圧で作動する液圧式ブレーキとな
    し、他方を第2ブレーキ操作子の操作で連動系ブレーキ
    用連繋手段を牽引して作動する機械式ブレーキとなすと
    共に、前記液圧マスタシリンダに、前記第1ブレーキ操
    作子の入力荷重を液圧マスタシリンダの液圧力に変換す
    る作動力変換手段と、前記第2ブレーキ操作子の入力荷
    重を、前記液圧マスタシリンダの液圧力と前記機械式ブ
    レーキの作動力とに分配する出力分配手段とを組合わせ
    して、これら液圧マスタシリンダと作動力変換手段と出
    力分配手段とでマスタシリンダユニットを構成し、前記
    作動力変換手段を、前記第1ブレーキ操作子と単独系ブ
    レーキ用連繋手段にて接続され、該第1ブレーキ操作子
    の操作にて支軸を支点に回動する第1回動レバーとな
    し、該第1回動レバーに、前記液圧マスタシリンダのピ
    ストンをシリンダ孔内に押動するピストン押動部を設
    け、前記連動系ブレーキ用連繋手段を、前記第2ブレー
    キ操作子につながれる牽引側連繋手段と、前記機械式ブ
    レーキにつながれる従動側連繋手段とに分断して、これ
    ら牽引側連繋手段と従動側連繋手段との間に前記出力分
    配手段を介装し、該出力分配手段に、中間部を固定支点
    にて枢支され、前記液圧マスタシリンダのピストンを押
    動する第2回動レバーと、該第2回動レバーの一端に、
    中間部と一端のいずれか一方を浮動支点にて枢支して、
    揺動可能に支持されるイコライザレバーとを設け、該イ
    コライザレバーに、前記連動系ブレーキ用連繋手段の牽
    引側連繋手段と従動側連繋手段とを接続し、前記第2回
    動レバーの他端を、前記第1回動レバーのピストン押動
    部と共に、前記液圧マスタシリンダのピストンに並列に
    臨ませて配設したことを特徴とするバーハンドル車両用
    ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 前記第2回動レバーがピストン押込み方
    向へ回動した際に、該第2回動レバーの回動を規制する
    ストッパを設けたことを特徴とする請求項1または2に
    記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 バーハンドル車両の前輪ブレーキと後輪
    ブレーキのいずれか一方を、第1ブレーキ操作子の操作
    で単独系ブレーキ用連繋手段を牽引して、液圧マスタシ
    リンダに発生した液圧で作動する液圧式ブレーキとな
    し、他方を第2ブレーキ操作子の操作で連動系ブレーキ
    用連繋手段を牽引して作動する機械式ブレーキとなすと
    共に、前記液圧マスタシリンダに、前記第1ブレーキ操
    作子の入力荷重を液圧マスタシリンダの液圧力に変換す
    る作動力変換手段と、前記第2ブレーキ操作子の入力荷
    重を、前記液圧マスタシリンダの液圧力と前記機械式ブ
    レーキの作動力とに分配する出力分配手段とを組合わせ
    して、これら液圧マスタシリンダと作動力変換手段と出
    力分配手段とでマスタシリンダユニットを構成し、前記
    作動力変換手段に、前記第1ブレーキ操作子と単独系ブ
    レーキ用連繋手段にて接続され、該第1ブレーキ操作子
    の操作にて支軸を支点に回動する第1回動レバーと、該
    第1回動レバーの押動にて、支軸を支点に前記液圧マス
    タシリンダのシリンダ孔開口部方向へ回動し、該液圧マ
    スタシリンダのピストンをピストン押動部にてシリンダ
    孔内に押動するノッカーとを設け、前記連動系ブレーキ
    用連繋手段を、前記第2ブレーキ操作子につながれる牽
    引側連繋手段と、前記機械式ブレーキにつながれる従動
    側連繋手段とに分断して、これら牽引側連繋手段と従動
    側連繋手段との間に前記出力分配手段を介装し、該出力
    分配手段に、中間部を固定支点にて枢支される第2回動
    レバーと、該第2回動レバーの一端に、中間部と一端の
    いずれか一方を浮動支点にて枢支して揺動可能に支持さ
    れ、前記液圧マスタシリンダのピストンを前記ノッカー
    を介して押動するイコライザレバーとを設け、該イコラ
    イザレバーに、前記連動系ブレーキ用連繋手段の牽引側
    連繋手段を接続すると共に、イコライザレバーの他端
    を、前記ノッカーの非作動側面に配設し、前記第2回動
    レバーの他端に、前記連動系ブレーキ用連繋手段の従動
    側連繋手段を接続したことを特徴とするバーハンドル車
    両用ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 バーハンドル車両の前輪ブレーキと後輪
    ブレーキのいずれか一方を、第1ブレーキ操作子の操作
    で単独系ブレーキ用連繋手段を牽引して、液圧マスタシ
    リンダに発生した液圧で作動する液圧式ブレーキとな
    し、他方を第2ブレーキ操作子の操作で連動系ブレーキ
    用連繋手段を牽引して作動する機械式ブレーキとなすと
    共に、前記液圧マスタシリンダに、前記第1ブレーキ操
    作子の入力荷重を液圧マスタシリンダの液圧力に変換す
    る作動力変換手段と、前記第2ブレーキ操作子の入力荷
    重を、前記液圧マスタシリンダの液圧力と前記機械式ブ
    レーキの作動力とに分配する出力分配手段とを組合わせ
    して、これら液圧マスタシリンダと作動力変換手段と出
    力分配手段とでマスタシリンダユニットを構成し、前記
    作動力変換手段を、前記第1ブレーキ操作子と単独系ブ
    レーキ用連繋手段にて接続され、該第1ブレーキ操作子
    の操作にて支軸を支点に回動する第1回動レバーとな
    し、該第1回動レバーに、前記液圧マスタシリンダのピ
    ストンをシリンダ孔内に押動するピストン押動部を設
    け、前記連動系ブレーキ用連繋手段を、前記第2ブレー
    キ操作子につながれる牽引側連繋手段と、前記機械式ブ
    レーキにつながれる従動側連繋手段とに分断して、これ
    ら牽引側連繋手段と従動側連繋手段との間に前記出力分
    配手段を介装し、該出力分配手段に、中間部を固定支点
    にて枢支される第2回動レバーと、該第2回動レバーの
    一端に、中間部と一端のいずれか一方を浮動支点にて枢
    支して揺動可能に支持され、前記液圧マスタシリンダの
    ピストンを押動するイコライザレバーとを設け、該イコ
    ライザレバーに、前記連動系ブレーキ用連繋手段の牽引
    側連繋手段を接続し、前記第2回動レバーの他端に、連
    動系ブレーキ用連繋手段の従動側連繋手段とを接続し
    て、前記イコライザレバーの他端を、前記第1回動レバ
    ーのピストン押動部と共に、前記液圧マスタシリンダの
    ピストンに並列に臨ませて配設したことを特徴とするバ
    ーハンドル車両用ブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 前記イコライザレバーがピストン押込み
    方向へ回動した際に、該イコライザレバーの回動を規制
    するストッパを設けたことを特徴とする請求項4または
    5に記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
  7. 【請求項7】 前記第1ブレーキ操作子と第2ブレーキ
    操作子とを、ハンドルバーに取着されるブレーキレバー
    とし、前記マスタシリンダユニットをハンドルバーと前
    輪の間に配設したことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1つに記載のバーハンドル車両用ブレーキ装置。
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