JPH0947336A - ランバーサポート装置 - Google Patents

ランバーサポート装置

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JPH0947336A
JPH0947336A JP20245895A JP20245895A JPH0947336A JP H0947336 A JPH0947336 A JP H0947336A JP 20245895 A JP20245895 A JP 20245895A JP 20245895 A JP20245895 A JP 20245895A JP H0947336 A JPH0947336 A JP H0947336A
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seat back
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lumbar
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Fumio Wakamatsu
松 二三男 若
Yasuhisa Inaba
葉 泰 久 稲
Hidetoshi Nakane
根 秀 利 中
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着座者の腰椎部分の支持具合を決定する反力
が着座者に異物感を与えないようにする。 【解決手段】 着座者の背部を支持するバネ構造体2
と、バネ構造体2をシートバック上下方向の第1所定部
位24でシートバック厚方向に回動自在に支持するフレ
ーム1と、バネ構造体2を第1所定部位24を中心に回
動させてバネ構造体2の背部支持面23aのシートバッ
ク厚方向の傾斜角を調整する調整機構3とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座者の背部の腰
椎部分を支持すると共にその支持具合を調整可能とした
ランバーサポート装置に関するものである。
【0002】
【従来に技術】従来、この種のランバーサポート装置と
しては、特開昭62−68411号公報に示されるもの
が知られている。これは、着座者の背部を支持するバネ
構造体と、バネ構造体を支持するフレームと、バネ構造
体のうちの腰椎支持部位をシートバック厚方向に押圧調
整する調整機構とを有するものである。この従来装置に
おいては、調整機構を作動させてバネ構造体のうちの腰
椎支持部位をシートバック厚方向に押圧することで、着
座者がシートバックに凭れた際に発生する反力による着
座者の腰椎部分の支持具合を調整していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
装置であると、着座者の腰椎部分にその支持具合を決定
する反力が集中することとなる。このため、着座者は、
この反力を異物感と感じ、結果、着座者に着座違和感を
与える恐れがあった。
【0004】故に、本発明は、着座者の腰椎部分の支持
具合を決定する反力が着座者に異物感を与えないように
することを、その技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、着座者の
背部を支持するバネ構造体と、該バネ構造体をシートバ
ック上下方向の第1所定部位でシートバック厚方向に回
動自在に支持するフレームと、前記バネ構造体を前記第
1所定部位を中心に回動させて前記バネ構造体の背部支
持面のシートバック厚方向の傾斜角を調整する調整機構
とを有した、ことである。
【0006】この技術的手段によれば、調整機構を作動
させると、バネ構造体が回動してその背部支持面のシー
トバック厚方向の傾斜角が調整される。これにより、背
部支持面の腰椎支持部位がシートバック厚方向に移動さ
せられることとなり、結果、着座者がシートバックに凭
れた際に発生する反力による着座者の腰椎部分の支持具
合が調整される。この際、バネ構造体の背部支持面の傾
斜角が調整されるので、着座者の腰椎部分の支持具合を
決定する反力は、着座者の背部全体に分散されることと
なる。よって、着座者の腰椎部分の支持具合を決定する
反力が着座者に異物感を与えるようなことはなくなる。
【0007】より好ましくは、前記バネ構造体を、前記
背部支持面の腰椎支持部位と胸椎支持部位との間で前記
フレームに回動自在に支持する、と良い。
【0008】より好ましくは、前記調整機構を、前記フ
レームに前記シートバック厚方向に移動自在に支持され
且つ前記バネ構造体のシート上下方向の第2所定部位に
連結された弾性体を有するものとする、と良い。
【0009】より好ましくは、前記弾性体を、前記バネ
構造体と一体に成形する、と良い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示されるように、ランバー
サポート装置は、フレーム1,バネ構造体2及び調整機
構3から構成されている。
【0011】フレーム1は、シートバック6の剛体とな
るものであって、両側部に位置する側部分11,12及
び上部に位置する上部分13を備えた逆U字状を呈する
ものである。
【0012】バネ構造体2は、シートバック6の弾性体
となるものであって、フレーム1の両側部分11,12
間に配設されており、バネ材よりなる複数の線体を組合
わせて構成された矩形形状を呈するものである。このバ
ネ構造体2には、フレーム1への支持部分となる対の腕
部分21及び調整機構3への連結部分となる対の脚部分
22が着座者の背部支持面23aを構成する本体23よ
りシートバック厚方向(図1示紙面方向及び図2示左右
方向)に屈曲されて形成されている。この腕部分21
は、背部支持面23aの腰部支持部位231aと胸部支
持部位232aとの間となる第1所定部位24に位置し
ており、この脚部分22は、背部支持面23aのシート
バック上下方向(図1及び図2示上下方向)の下部とな
る第2所定部位25に位置している。
【0013】調整機構3は、操作ユニット31とクラン
クロッド32から構成されている。
【0014】操作ユニット31は、フレーム1の側部分
11のシートバック上下方向の下部にブラケット31a
を介して回転自在に支持されスプリングカップラ等の周
知のブレーキ部材,入力部材となる操作ハンドル及び出
力部材となるピニオンギヤを含む回転シャフト31b
と、フレーム1の側部分11にブラケット31aを介し
て回動自在に支持され且つ回転シャフト31bに噛合連
結されたセクタギヤ31cとからなるものである。クラ
ンクロッド32は、剛体棒状のものであって、フレーム
1の両側部分11,12間に配設されており、その一端
32aは、操作ユニット31のセクタギヤ31cに連結
され、他端32bは、セクタギヤ31cのシートバック
左右方向(図1示左右方向及び図2示紙面方向)に延在
する回動中心軸線上でフレーム1の側部分12のシート
バック上下方向の下部に回転自在に支持されている。
又、このクランクロッド31には、その回転中心軸線つ
まりセクタギヤ31cの回動中心軸線よりオフセットし
た配置なる取付部分32cを一端32a及び他端32b
から夫々、腕部分32dを介して連続に形成されてい
る。
【0015】フレーム1の両側部分11,12のシート
バック上下方向の上部には、対のプレート4が夫々、ピ
ン5によりシートバック左右方向に延在する同一回動中
心軸線上で回動自在に支持されている。
【0016】上記した構成において、バネ構造体2の本
体23は、バネ構造体2の腕部分21が夫々、プレート
4に係止されることでフレーム2に回動自在に支持さ
れ、脚部分23が夫々、クランクロッド32の取付部分
32cに係止されることで調整機構3に連結されてい
る。
【0017】尚、上記した構成のランバーサポート装置
は、クッションパッド(図示せず)により覆われ、更
に、表皮(図示せず)により覆われることで、着座者が
着座した際に凭れかかるシートバック6を構成してい
る。
【0018】次に作動について説明する。
【0019】調整機構3の操作ユニット31の回転シャ
フト31bを回転操作してセクタギヤ31cを一方向に
回動させると、クランクロッド32が回動して取付部分
32cがシートバック厚方向前方に移動する。この取付
部分32cの移動によりバネ構造体2が図2示一点鎖線
の位置から図2示実線の位置にピン5を通る回動中心軸
線を中心に回動し(第1所定部位24を中心に回動
し)、その背部支持面23aのシートバック厚方向の傾
斜角が調整される。これにより、バネ構造体2の背部支
持面23aの腰椎支持部位231aがシートバック厚方
向前方に移動させられることとなり、又、調整機構3の
操作ユニット31の回転シャフト31bを回転操作して
セクタギヤ31cを前述とは逆に他方向に回動させる
と、クランクロッド32が回動して取付部分32cがシ
ートバック厚方向後方に移動する。この取付部分32c
の移動によりバネ構造体2が図2示実線線の位置から図
2示一点鎖線の位置にピン5を通る回動中心軸線を中心
に回動し(第1所定部位24を中心に回動し)、その背
部支持面23aのシートバック厚方向の傾斜角が調整さ
れる。これにより、バネ構造体2の背部支持面23aの
腰椎支持部位231aがシートバック厚方向後方に移動
させられることとなる。結果、着座者がシートバック6
に凭れた際に発生する反力による着座者の腰椎部分の支
持具合が調整される。尚、着座者の腰椎部分の支持具合
を決定する反力は、バネ構造体2の脚部分22のシート
バック厚方向の弾性で得られる。又、前述したバネ構造
体2の回動中心線は、腰椎支持部位231aと胸椎支持
部位232aとの間つまり第1所定部位24となるの
で、シートバック厚方向の調整幅に対し、大きな変化量
を得ている。
【0020】図3に示されるように、バネ構造体2は、
本体23から延在する腕部分21を備えず、腕部分21
の代わりに本体23に取り付けられたブラケット7をも
ちいしてもよい。この場合、ブラケット7が直にピン5
によりフレーム1に回動自在に支持され、プレート4の
役目もすることとなる。
【0021】又、図3に示されるように、バネ構造体2
は、本体23から延在する脚部分22を備えず、バネ構
造体2の本体23のシートバック上下方向の下部を直に
連結するつまり第2所定部位25をバネ構造体2の腰椎
支持部位231aとしてもよい。この場合、バネ構造体
2が連結されるものは、バネ材よりなるクランク形状の
トーションバー8となり、このトーションバー8のシー
トバック厚方向の弾性で着座者の腰椎部分の支持具合を
決定する反力を得ることとなる。
【0022】図4に示されるように、バネ構造体2の本
体23のシートバック上下方向の上部をフレーム1の上
部分13と平行に配設されたバー9又は上部分13に回
動自在に支持し、バネ構造体2の回動中心つまり第2所
定部位24をバネ構造体2の胸椎支持部位232aとし
てもよい。
【0023】又、図4に示されるように、クランクロッ
ド32をバネ構造2の脚部分22により構成してもよ
い。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、上記した技術的課題を
達成でき、これにより、着座者に着座感を従来に比べて
良好なものとすることができる。又、これに加えて、バ
ネ構造体の背部支持面のシートバック厚方向の傾斜角が
調整されることから、常に理想的な着座姿勢を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るランバーサポート装置の斜視図で
ある。
【図2】本発明に係るランバーサポート装置の作動を示
す図である。
【図3】本発明に係るランバーサポート装置の第1の変
形例を示す斜視図である。
【図4】本発明に係るランバーサポート装置の第2の変
形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 バネ構造体 3 調整機構 8 トーションバー(弾性体) 22 脚部分(弾性体) 24 第1所定部位 25 第2所定部位 23a 背部支持面 231a 腰椎支持部位 232a 胸椎支持部位

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座者の背部を支持するバネ構造体と、
    該バネ構造体をシートバック上下方向の第1所定部位で
    シートバック厚方向に回動自在に支持するフレームと、
    前記バネ構造体を前記第1所定部位を中心に回動させて
    前記バネ構造体の背部支持面のシートバック厚方向の傾
    斜角を調整する調整機構とを有するランバーサポート装
    置。
  2. 【請求項2】 前記バネ構造体は、前記背部支持面の腰
    椎支持部位と胸椎支持部位との間で前記フレームに回動
    自在に支持される、請求項1記載のランバーサポート装
    置。
  3. 【請求項3】 前記調整機構は、前記フレームに前記シ
    ートバック厚方向に移動自在に支持され且つ前記バネ構
    造体のシートバック上下方向の第2所定部位に連結され
    た弾性体を有する、請求項1記載のランバーサポート装
    置。
  4. 【請求項4】 前記弾性体は、前記バネ構造体と一体に
    成形される、請求項3記載のランバーサポート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1059196A3 (en) * 1999-06-11 2003-08-20 Mazda Motor Corporation Frame structure for a seatback of a seat
FR2884776A1 (fr) * 2005-04-22 2006-10-27 Faurecia Sieges Automobile Dossier de siege de vehicule automobile comportant une nappe de soutien en fils metalliques
DE102014219173A1 (de) * 2013-09-30 2015-04-02 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Verkehrsmittelsitz

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US9663009B2 (en) 2013-09-30 2017-05-30 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Conveyance seat
DE102014219173B4 (de) 2013-09-30 2022-08-11 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Verkehrsmittelsitz

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