JPH0517972Y2 - - Google Patents

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JPH0517972Y2
JPH0517972Y2 JP1987199296U JP19929687U JPH0517972Y2 JP H0517972 Y2 JPH0517972 Y2 JP H0517972Y2 JP 1987199296 U JP1987199296 U JP 1987199296U JP 19929687 U JP19929687 U JP 19929687U JP H0517972 Y2 JPH0517972 Y2 JP H0517972Y2
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JP
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side support
frame
back support
seat
support
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用シートのサポート構造に関す
るものである。
(従来の技術) 従来、自動車用シートには、人体の腰部を左右
方向から支持するサイドサポート装置を設けたも
のがある。
このサイドサポート装置は、第8図に示すよう
に、シートバツク31の下部両側を前方に膨出し
て形成したサイドサポート部32,32と、中間
の背サポート部33とで人体の腰部に沿つた曲面
を形成し、腰部を包み込むように保持して運転時
の車体の揺れから人体を安定させるものである。
そして、座る人の体格に応じてその腰部の保持
性を最適にするために、サイドサポート部32,
32内に設けたサイドサポートフレーム34,3
4をシートバツクフレーム35にヒンジ部36,
36を中心に左右方向に回動可能に設けて、操作
ノブ37によりサイドサポート部32,32の背
サポート部33に対する角度を変化させてサイド
サポート部32,32間の間隔を調節するように
なつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記従来のサイドサポート装置
では、標準体格を想定してサイドサポート部3
2,32と背サポート部33が形成する内接曲面
A1が腰部の保持に理想的な形状になるように、
サイドサポート部32,32の外表面、特に背サ
ポート部33に対する傾斜面の角度が定められて
いるため、第8図中2点鎖線で示すように、サイ
ドサポートフレーム34,34を回動させて角度
を変えると、当初の理想内接曲面A1とは大きく
異なつた内接曲面A2が得られる。従つて、たと
え腰部の大きさに合致するように調節したとして
も、かえつてサイドサポート部32,32に締め
付けられるような圧迫感を感じるという問題があ
つた。
また、前記サイドサポート装置では、サイドサ
ポート部32,32の移動量が大きく、操作ノブ
37とサイドサポート部32の隙間が広がつて見
苦しくなつたり、表皮材が伸縮するため表皮の処
理が困難であるという問題があつた。
本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもの
で、腰部保持部の曲面形状の変化がなく、保持性
に優れた自動車用シートのサポート構造を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記問題点を解決するため、本考案は、シート
バツクフレームの両側にサイドサポートフレーム
を前方に突出するように固定して設け、これらの
サイドサポートフレームの間に、S字形スプリン
グで連結された一対の背サポートフレームを配置
して、該背サポートフレームを、シートバツクフ
レームより内方に突設したブラケツトに、少なく
ともその下端部が前後方向に進退できるように支
持するとともに、当該背サポートフレームを前後
方向に進退させる操作手段を設ける一方、前記サ
イドサポートフレームと、背サポートフレーム及
びS字形スプリングとに、それぞれ別個にクツシ
ヨンパツド及び表皮を装着して、サイドサポート
部と背サポート部とを分割したものである。
(作用) 前記構成によれば、背サポートフレームを前進
させても後退させても、サイドサポート部の背サ
ポート部に対する傾斜角度は変化しないため、サ
イドサポート部と背サポート部が形成する曲面は
理想曲面を維持したまま相似的に変化する。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を添付図面に従つて説
明する。
第4図は、本考案に係るサポート構造を適用し
た自動車のフロントシート1を示し、2はシート
ボトム、3はシートボトム2の後端に前後に傾倒
可能に立設したシートバツクである。シートバツ
ク3は、両側のサイドサポート部4と中央の背サ
ポート部5とに分割されている。
第1図は、前記フロントシート1のシートバツ
クフレーム6を示し、サイドサポートフレーム7
と背サポートフレーム8とが設けられている。
サイドサポートフレーム7は、矩形板状のもの
で、シートバツクフレーム6の両側に前方に突出
させて固定されている。そして、このサイドサポ
ートフレーム7にクツシヨンパツド及び表皮が装
着されて、前記サイドサポート部4が形成される
ようになつている。
シートバツクフレーム6の両側には、それぞれ
2個づつ内方に突設したブラケツト9,9にガイ
ドロツド10,10が前方に突設されている。そ
して、このガイドロツド10,10に、背サポー
トフレーム8の両端が2個のコイルばね11,1
2とともに挿通され、背サポートフレーム8はこ
れらのコイルばね11,12で挟持されて弾性支
持されている。
この両側の背サポートフレーム8,8の間に
は、S字形のスプリング13が配設されている。
そして、この背サポートフレーム8,8とS字形
スプリング13にクツシヨンパツド及び表皮が装
着されて、前記背サポート部5がサイドサポート
部4,4とは別個に形成されるようになつてい
る。
シートバツクフレーム6の下部には、軸受部材
14,14が取り付けられ、この軸受部材14,
14間に操作軸15が軸支されている。操作軸1
5の一端には操作ノブ16が取り付けられ、外方
から操作軸15を回動操作できるようになつてい
る。また、この操作軸15には、前記背サポート
フレーム8,8に背面から圧接する多角カム1
7,17が固着されている。この多角カム17は
軸心からの距離が3段階に変化する多角形状に形
成されている。そして、前記操作ノブ16を回動
操作することにより、3段階に背サポートフレー
ム8,8を前後に進退させることができるように
なつている。
以上の構成からなるサポート装置において、操
作ノブ16を回動操作して操作軸15を回動させ
ると、多角カム17,17に圧接する背サポート
フレーム8,8が前後方向に移動するため、背サ
ポート部5は、第3図、第4図中2点鎖線で示す
ように、前後方向に進退する。
このとき、第3図に示すように、サイドサポー
ト部4,4の背サポート部5に対する傾斜角度は
変化しないため、サイドサポート部4,4と背サ
ポート部5が形成する内接曲面は、1点鎖線B1
から破線B2に相似的に変化する。従つて、当初
標準体格を基準にサイドサポート部4,4と背サ
ポート部5とを一体的に設計された保持部の曲面
が維持されるため、サイドサポート部4,4の圧
迫感はなく、また、人体の腰部の保持性が損なわ
れることはない。
第5図〜第6図は、本考案の第2実施例を示
し、背サポートフレーム8,8の下部を前後に揺
動可能に設けたものである。
すなわち、背サポートフレーム8,8の上端
を、シートバツクフレーム6の両側に内方に突設
したブラケツト21,21にピン22,22で回
動可能に支持するとともに、背サポートフレーム
8,8の下端を互いにフレーム23で連結して、
該フレーム23の背後をトーシヨンバー24で揺
動させるようになつている。このトーシヨンバー
24は、ばね剛材からなり、略U字形に折曲した
もので、中間部はシートバツクフレーム6にクラ
ンプ25,25で回動可能に取り付けられ、一端
はシートバツクフレーム6に突設した軸受部材2
6に軸支された操作軸27の一端に固着した多角
カム17に圧接され、他端は前記フレーム23に
背後から圧接されている。
そして、操作軸27に固着した操作レバー18
を回動操作して多角カム17を回動させると、ト
ーシヨンバー24の一端が揺動する結果、他端に
圧接する背サポートフレーム8の下端が前後に移
動して、第7図に示すように、背サポート部5の
下端が前後方向に進退するようになつている。
この第2実施例においては、特に保持効果の高
い背サポート部5の下部のみが前後方向に進退
し、本来調節する必要のない背サポート部5の上
部が動かないため、ムダのない調節が行なえる。
また、背サポート部5の下部が進退することによ
る保持部の曲面の変化は、前記第1実施例と同様
であるため、説明を省略する。
なお、前記実施例では、多角カム17により背
サポートフレーム8を前後に進退させるようにし
たが、これに限るものではなく、ウオームとウオ
ームホイール、あるいはラツクとピニオンを用い
いてもよい。これらの場合、操作が段階的に行な
えるように、ラチエツト機構を用いることが好ま
しい。このラチエツト機構としては、例えば実開
昭62−9951号公報に示すものが好適である。
さらに、前記実施例では、背サポート部5の下
半分のみを前後に進退可能としたが、背サポート
部5の全体、すなわちシートバツク3のサイドサ
ポート部4,4を除く上端から下端までの全体を
前後に進退可能に、あるいは当該背サポート部5
の上端を回動可能に支持して下端を前後に進退可
能に形成してもよい。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、体格に応じて背サポート部を進退させること
により腰部保持部の大きさを調節することができ
るが、背サポート部のみが進退してサイドサポー
ト部は固定されているため、サイドサポート部と
背サポート部が形成する曲面形状の極端な変化が
なく、保持性に優れているという効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の第1実施例に係るも
ので、第1図はシートバツクフレームの正面図、
第2図は第1図の−線断面図、第3図は第1
図の−線断面図、第4図はフロントシートの
斜視図、第5図〜第7図は本考案の第2実施例に
係るもので、第5図はシートバツクフレームの部
分正面図、第6図は第5図の−線断面図、第
7図は第5図の−線断面図、第8図は従来の
サポート構造を備えたフロントシートのシートバ
ツクの断面図である。 3……シートバツク、4……サイドサポート
部、5……背サポート部、6……シートバツクフ
レーム、8……背サポートフレーム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートバツクフレームの両側にサイドサポート
    フレームを前方に突出するように固定して設け、 これらのサイドサポートフレームの間に、S字
    形スプリングで連結された一対の背サポートフレ
    ームを配置して、 該背サポートフレームを、シートバツクフレー
    ムより内方に突設したブラケツトに、少なくとも
    その下端部が前後方向に進退できるように支持す
    るとともに、 当該背サポートフレームを前後方向に進退させ
    る操作手段を設ける一方、 前記サイドサポートフレームと、背サポートフ
    レーム及びS字形スプリングとに、それぞれ別個
    にクツシヨンパツド及び表皮を装着して、サイド
    サポート部と背サポート部とを分割したことを特
    徴とする自動車用シートのサポート構造。
JP1987199296U 1987-12-29 1987-12-29 Expired - Lifetime JPH0517972Y2 (ja)

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JP1987199296U JPH0517972Y2 (ja) 1987-12-29 1987-12-29

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JP1987199296U JPH0517972Y2 (ja) 1987-12-29 1987-12-29

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JPH01104251U JPH01104251U (ja) 1989-07-13
JPH0517972Y2 true JPH0517972Y2 (ja) 1993-05-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0633879Y2 (ja) * 1989-09-19 1994-09-07 日本発条株式会社 ランバーサポート装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61222413A (ja) * 1985-03-28 1986-10-02 日産車体株式会社 シ−ト装置

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JPS61222413A (ja) * 1985-03-28 1986-10-02 日産車体株式会社 シ−ト装置

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