JPS6116172Y2 - - Google Patents

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JPS6116172Y2
JPS6116172Y2 JP1980041899U JP4189980U JPS6116172Y2 JP S6116172 Y2 JPS6116172 Y2 JP S6116172Y2 JP 1980041899 U JP1980041899 U JP 1980041899U JP 4189980 U JP4189980 U JP 4189980U JP S6116172 Y2 JPS6116172 Y2 JP S6116172Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
seat
guide
main seat
coil spring
occupant
Prior art date
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JP1980041899U
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JPS56143125U (ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用座席のシートクツシヨンに関
する。
シートクツシヨンは乗員の尻部及び大腿部を支
承していて、シートバツクとともに乗員の乗車姿
勢を確保する上で重要な機能を備えている。しか
しながら、一般に、シートクツシヨンは、平均的
な体格の乗員を想定し、これを基準として最適な
安楽乗車姿勢が得られるようにその大きさ、形状
等が設定されている。このため、体格が基準と異
なる乗員がシートクツシヨンに着座した場合に
は、最適な安楽乗車姿勢が得られない。なお、か
かる問題に着目して、シートクツシヨン前端部を
可動的に構成したものが従来例えば実開昭55−
24926号公報にて提案されているが、それによつ
ても最適な安楽乗車姿勢が得られないのが実状で
ある。
本考案は、かかる実状に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、体格の相異に拘わらず
乗員が最適な安楽乗車姿勢にて着座し得るシート
クツシヨンを提供することにある。
以下に、本考案を図面に基づいて説明する。第
1図は自動車用座席Sを示していて、この座席S
は、本考案によるシートクツシヨンS1及びこのシ
ートクツシヨンS1に対して傾動可能なシートバツ
クS2からなる。シートクツシヨンS1は、クツシヨ
ンフレーム10を備えており、このクツシヨンフ
レーム10は床面Fに取付けたスライドレール
SL上に固定されている。このクツシヨンフレー
ム10の中央部から後部には乗員Mの尻部を支承
する主座部11が一体的に設けられ、また前部に
はガイド12が固着されている。ガイド12は、
第2図にて示したように、両側に上方に延びる腕
部12a,12aを有しており、各腕部12aの
上端は外方に屈曲し、第3図にて示したように、
車両の前方に向けて上方に湾曲する所定の曲
率・・・(この曲率は体格の異なる多数の乗員を
想定して実験的に求めたものである)をもつた形
状に形成されている。このガイド12の両腕部1
2a,12aにはそれぞれ上下一対のスライドピ
ース13,13を介してスライダ14が滑動可能
に組付けられている。スライドピース13,13
は、スライダ14のコ字状に形成した腕部14a
内に収容されていて、ガイド12の両腕部12
a,12aに固着されている。スライダ14は横
長なパネル15と一体であり、パネル15の上部
には乗員Mの大腿部を支承する前縁座部16が一
体的に設けられている。前縁座部16は、上記構
成により第1図に示した図示元位置から前方上部
に向けて移動可能かつ元位置へ復帰可能であり、
また位置調整機構20により主座部11に対して
位置調整可能であつて、その後端は主座部11の
前端に出没可能に接続されている。
位置調整機構20は、ラツク21とピニオン2
2を主体としている。ラツク21は、その前端に
てパネル15の後端にピン23を介して連結され
ており、その中央上面には横長なブラケツト24
に固着した樹脂ガイド25が滑動可能に係合し、
またその後端部はブラケツト24に設けた孔24
aを通して後方へ延出している。ピニオン22
は、左右一対のブラケツト26,26に回転可能
に組付けたシヤフト27上に固定されてラツク2
1と噛合しており、シヤフト27の一側に設けた
ハンドル28の回転操作によりシヤフト27と一
体的に回転してラツク21を前方又は後方へ移動
させる。また、本実施例においては、スライドピ
ース13,13とガイド12の腕部12aとの摩
擦係合力及び樹脂ガイド25とラツク21の摩擦
係合力を適切に設定することは勿論のこと、シヤ
フト27とハンドル28間に設けたストツパ機構
30により、スライダ14,パネル15及び前縁
座部16がクツシヨンフレーム10,主座部11
及びガイド12に対して自由に相対移動しないよ
うに構成されている。ストツパ機構30は、第4
図にて示したように、ブラケツト26に固着され
るケーシング31と、ケーシング31内に収容さ
れるコイルスプリング32と、ケーシング31内
に収容されるヘツド33aを有して端部33bに
ハンドル28が組付けられる回転子33と、シヤ
フト27の端部に一体的に設けた係合舌片34か
らなる。コイルスプリング32は、自由状態にお
いてケーシング31の筒部31aよりわずかに大
きく形成されていて、ケーシング31の筒部31
a内には縮められて収容され筒部31aの内面と
摩擦係合するものであり、その両端32a,32
bは周方向に所要間隔離れ中心に向けて折曲げら
れている。回転子33のヘツド33aはフランジ
33cを有しかつ一部が切欠かれており、回転子
33がA方向に回転されたとき、切欠部の一側3
3dがコイルスプリング32の一端32aに係合
し、またB方向に回転されたとき他側33eがコ
イルスプリング32の他端32bに係合して、共
にコイルスプリング32が縮められコイルスプリ
ング32とケーシング31の筒部31aとの摩擦
係合力が小さくなる。係合舌片34は、回転子3
3におけるヘツド33の切欠部とコイルスプリン
グ32とによつて形成される空間に嵌挿されるも
のであり、シヤフト27がA方向に回転しようと
したとき、その一側34aにてコイルスプリング
32の他端32bに係合し、またシヤフト27が
B方向に回転しようとしたとき、その他側34b
にてコイルスプリング32の一端32aに係合し
て、共にコイルスプリング32が拡げられコイル
スプリング32とケーシング31との摩擦係合力
が大きくなる。したがつて、このストツパ機構3
0においては、ハンドル28を回転操作して回転
子33を回転させれば、上記のごとく摩擦係合力
が小さくなつてヘツド33a,コイルスプリング
32の一端32a又は他端32b、及び係合舌片
34を介してシヤフト27に回転が伝わり、前縁
座部16が主座部11に対して移動するものの、
前縁座部16に車両前後方向の力が加わつてシヤ
フト27を回転させようとしても、上記のごとく
摩擦係合力が大きくなつてシヤフト27の回転を
阻止する。
このように構成した本実施例においては、ハン
ドル28を回転操作して前縁座部16の主座部1
1に対する位置を調整すれば、シートクツシヨン
S1の実質的な大きさ及び形状が変化し、体格の相
異に拘わらず乗員Mは最適な安楽乗車姿勢にて着
座することができる。
また本実施例においては、前縁座部16を所定
の曲率に形成したガイド12の腕部12a,12
aに沿つて移動させて、乗員Mの最適な安楽乗車
姿勢を得るようにしたので、シート設計の基準と
なるヒツプポイントがほとんど変化せず、調整時
乗員のアイポイントの変化が伴わない等の効果
や、前縁座部16が乗員Mの胴体部に対する大腿
部の角度をほとんど変えることなく大腿部に密着
して異和感や疲労を緩和する等の効果も得られ
る。
なお、以上の説明は本考案の一実施例に基づく
ものであり、本考案は上記実施例に限らず、自動
車用座席の種々のシートクツシヨンに適宜変更し
て実施し得るものである。
要するに、本考案は、自動車用座席のシートク
ツシヨンを、床面に取付けたスライドレール上に
固定される主座部と、この主座部の前方に配置さ
れ前記主座部と一体的で前方に向けて上方へ湾曲
する所定の曲率をもつた形状の腕部を有するガイ
ドと、このガイドの前記腕部に滑動可能に組付け
た前縁座部と、この前縁座部の前記主座部に対す
る位置を調整する位置調整機構を備える構成とし
たので、シートクツシヨンの実質的な大きさ及び
形状を最適に変化させることができ、特に乗員の
胴体部に対する大腿部の角度をほとんど変えるこ
となく前縁座部を大腿部に密着させて異和感や疲
労を緩和することができ、体格の相異に拘わらず
乗員を最適な安楽乗車姿勢にて着座させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す自動車用座席
の側面図、第2図は第1図に示したシートクツシ
ヨンの骨組構造を示す拡大斜視図、第3図は第2
図の要部縦断側面図、第4図はストツパ機構の分
解斜視図である。 11……主座部、12……ガイド、12a……
ガイドの腕部、16……前縁座部、20……位置
調整機構、F……床面、SL……スライドレー
ル、S……自動車用座席、S1……シートクツシヨ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床面に取付けたスライドレール上に固定される
    主座部と、この主座部の前方に配置され前記主座
    部と一体的で前方に向けて上方へ湾曲する所定の
    曲率をもつた形状の腕部を有するガイドと、この
    ガイドの前記腕部に滑動可能に組付けた前縁座部
    と、この前縁座部の前記主座部に対する位置を調
    整する位置調整機構を備えてなる自動車用座席の
    シートクツシヨン。
JP1980041899U 1980-03-28 1980-03-28 Expired JPS6116172Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980041899U JPS6116172Y2 (ja) 1980-03-28 1980-03-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980041899U JPS6116172Y2 (ja) 1980-03-28 1980-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56143125U JPS56143125U (ja) 1981-10-28
JPS6116172Y2 true JPS6116172Y2 (ja) 1986-05-19

Family

ID=29637286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980041899U Expired JPS6116172Y2 (ja) 1980-03-28 1980-03-28

Country Status (1)

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JP (1) JPS6116172Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60111724U (ja) * 1983-12-29 1985-07-29 株式会社タチエス 車両用座席のシ−トフレ−ム
JPH0226360Y2 (ja) * 1984-09-28 1990-07-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56143125U (ja) 1981-10-28

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